JP4794351B2 - 反射防止構造体及びそれを備えた光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は反射防止構造体及びそれを備えた光学装置に関する。
近年、光の反射を抑制する反射防止処理が表面に施された種々の光学素子が提案されている。反射防止処理としては、例えば、屈折率の比較的低い膜(低屈折率膜)や、低屈折率膜と屈折率の比較的高い膜(高屈折率膜)とを交互に積層してなる多層膜等からなる反射防止膜を表面に形成する処理が挙げられる(例えば、特許文献1等)。
しかしながら、このような低屈折率膜や多層膜からなる反射防止膜は、形成に際して蒸着法やスパッタリング法等の煩雑な工程を要する。このため、生産性が低く、生産コストが高いという問題がある。また、低屈折率膜や多層膜からなる反射防止膜は、波長依存性及び入射角依存性が比較的大きいという問題もある。
このような問題に鑑み、入射角依存性及び波長依存性の比較的小さな反射防止処理として、例えば、光学素子表面に入射光の波長以下ピッチで微小凹凸部を規則的に形成する処理が提案されている(例えば、非特許文献1、2等)。この処理を行うことによって、素子界面における急激な屈折率変化が抑制され、素子界面において緩やかに屈折率が変化することとなる。このため、光学素子表面における反射が低減され、光学素子内への高い光入射率を実現することができる。
また、特許文献2には、微小凹凸部を粗面に形成する技術が開示されている。
特開2001−127852号公報 特表2001−517319号公報 ダニエル H.ラグイン(Daniel H. Raguin) G. マイケル モリス(G. Michael Morris)著、「アナリシス オブ アンチリフレクション ストラクチャード サーフェイス ウィズ コンティニュアス ワン ディメンジョナル サーフェイス プロフィールズ (Analysis of antireflection−structured surfaces with continuous one−dimensional surface profiles)」 アプライド・オプティクス(Applied Optics)、第32巻 第14号(Vol.32,No.14)、P.2582−2598、1993年
しかしながら、粗面に微小凹凸部を形成した場合においても反射光等の不要光の発生を十分に抑制できない場合がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、反射光等の不要光の発生が十分に抑制された反射防止構造体を提供することにある。
本発明者等は、誠意研究の結果、粗面に微小凹凸部を形成した場合、回折光が生じる虞があることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明に係る反射防止構造体は、所定の波長以上の光の反射を抑制する反射防止構造体であって、所定の波長よりも大きな表面粗さで、且つ非周期的な粗さ形状の粗面を有し、その粗面には、所定の波長以下の周期で規則的に配列された複数の微小凹凸部が形成されていることを特徴とする。ここで、「所定の波長」とは反射を抑制しようとする波長、反射を抑制すべき波長をいう。
本発明に係る光学装置は本発明に係る反射防止構造体を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、反射光等の不要光の発生が十分に抑制された反射防止構造体を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、本発明を実施した拡散板を例に挙げて本発明に係る反射防止構造体の形態について説明する。しかし、本発明に係る反射防止構造体は、下記形態に限定されるものではなく、例えば、表示装置をはじめ、撮像装置、照明装置、プロジェクタ等の種々の光学機器の構成部材等であってもよい。具体的には、半導体レーザ素子、LED素子、電球、冷陰極管等の発光素子、電荷結合素子(CCD)やCMOS等のイメージセンサ、パワーメータ、エネルギーメータ、反射率測定機器等の光検出器、マイクロレンズアレイ、フォトディテク他等に対して適用することもできる。
図1は本実施形態に係る拡散板1の斜視図である。
図2は拡散板1の部分断面図である。
本実施形態に係る拡散板1は平面視略矩形状の面材であり、光を拡散透過させるもの(詳細には、以下に詳細に説明する微小凹凸部11によって反射が抑制される光を少なくとも拡散透過させるもの)である。本実施形態に係る拡散板1は、例えばディスプレイ等の前面に配置され、ディスプレイ表面における光の反射(外光の映り込み等)を抑制するものである。尚、拡散板1の材質は特に限定されるものではないが、樹脂製又はガラス製であってもよい。また、微粒子等が分散混入されていてもよい。
本実施形態において、拡散板1の表面10には、図2に示すように、入射光20の波長以下の周期(好ましくは、入射光20のうち最も短い波長の光の波長以下の周期)で規則的に配列された複数の微小凹凸部11が形成されている(以下、この微小凹凸部11が複数形成された反射防止構造のことを「SWS」とすることがある。)。このため、拡散板1の表面10と空気層との間の急激な屈折率変化が抑制され、微小凹凸部11が形成された表面10の表層部において屈折率がなだらかに変化することとなる。従って、図3に示すように、微小凹凸部11を形成することによって拡散板1の表面10における反射が効果的に抑制される。
微小凹凸部11は、表面10と空気層との間の界面における屈折率変化をなだらかにする機能を有するものである限りにおいて特にその形状は限定されるものではなく、例えば、略円錐状(頂部が面取り又はR面取りされていてもよい)の凹部又は凸部、角錐台状の凹部又は凸部、線条(断面形状が、三角形状(頂部がR面取りされていてもよい、台形状、矩形状等)の凹部又は凸部であってもよい。
また、高い反射抑制効果を実現する観点から、微小凹凸部11の周期((粗面に形成されている)表面10の基準面の法線方向からの平面視における隣接する微小凹凸部11の頂部相互間の距離。ここで、基準面:微小凹凸部11及び粗さ形状を高周波成分としてカットオフして得られる面である。)が入射光20の波長以下であることが好ましい。一方、微小凹凸部11の高さ(厳密には、(粗面に形成されている)表面10の基準面の法線方向における基準面から頂部までの距離で定義される。)が入射光20の波長の0.4倍以上であることが好ましく、入射光20の波長の1倍以上、さらには3倍以上であることがより好ましい。厳密には、入射光20が波長幅をもったものであるような場合には、微小凹凸部11の周期は、入射光20の最短波長以下であることが好ましく、微小凹凸部11の高さは入射光20の最長波長の0.4倍以上(好ましくは1倍以上、さらには3倍以上)であることが好ましい。
尚、微小凹凸部11は入射光20のすべてに対して反射抑制効果を発揮するようなものである必要は必ずしもない。例えば、入射光20の波長が、紫外光、近紫外光、可視光、近赤外光、赤外光を含む広い波長範囲にわたるものの、400nm以上700nm以下の波長の光の反射のみを抑制すればよい場合は、微小凹凸部11の周期は400nm以下であることが好ましい。一方、微小凹凸部11の高さは700nmの0.4倍以上、すなわち280nm以上であることが好ましい。
微小凹凸部11は、その高さが表面10の各部(例えば、1mm四方の大きさの各部)で相互に異なるように形成されていてもよいが、形成容易性の観点から、高さが相互に略同一となるように形成されていることが好ましい。また、例えば、微小凹凸部11が錐体状の凹部や錐体状の凸部であるような場合には、複数の微小凹凸部11は、その錐体の底部中心と頂部とを結んでなる中心軸が相互に略平行となるように形成されていることが好ましい。この場合、射出成形による拡散板1の作製が容易となる。一方、同様の理由により、微小凹凸部11が断面三角形状の線条凹部又は線条凸部であるような場合には、複数の微小凹凸部11は、横断面における底部中心と頂部とを結んでなる中心軸が、各部(例えば、1mm四方の大きさの各部)において相互に略平行となるように形成されていることが好ましい。
以上のように、表面10には複数の微小凹凸部11が形成されているため、表面10における光の反射が抑制される。しかしながら、表面10が滑面であるような場合には、十分に表面10における正反射を抑制することができない。
図4は、入射角45度で入射する光の反射光強度を表すグラフである。
図4に示すように滑面上に微小凹凸部11を形成した場合は、射出角が約45度である反射光、すなわち正反射が観測される。このように、微小凹凸部11が形成されている表面10が滑面である場合は、入射光20の正反射を十分に抑制することができない。それに対して、図4に示すように、入射光20の波長よりも大きな表面粗さの粗面に微小凹凸部11を形成した場合は、正反射が実質的に観測されない。ここで、本実施形態では、図2に示すように、微小凹凸部11は、入射光20の波長よりも大きな表面粗さの粗面である表面10に形成されている。詳細には、表面10は、ISO4287:1997(JIS B0601:2001に対応する)で規定される最大高さ粗さRzで入射光20の波長よりも大きな表面粗さに形成されている。従って、本実施形態における拡散板1では、表面10における正反射もまた十分に抑制される。但し、この正反射の発生を抑制する効果は、表面10の表面粗さがあまりに大きすぎると低下する傾向にある。表面10の表面粗さRzの好適な範囲は100μm以下である。より好ましくは50μmであり、さらに好ましくは30μmである。
また、図3に示すように、滑面に微小凹凸部11(SWS)を形成した場合には、比較的大きな入射角の光に対しては十分な反射抑制効果を付与することができない。すなわち、反射率が入射角に依存することとなる。それに対して、本実施形態のように、粗面たる表面10に微小凹凸部11(SWS)を形成することによって、図3に示すように、比較的大きな入射角の光に対しても十分な反射抑制効果を付与することができる。すなわち、本実施形態によれば、反射率の角度依存性を低減し、比較的入射角の大きな光の反射をも効果的に抑制することができる。
このように、表面10を所定の粗面とすることによって、正反射を含めて、かつ入射角の比較的大きな入射光20の反射をも効果的に抑制することが可能となるが、表面10の粗さ形状が所定の周期構造である場合には、回折光が生じる虞がある。このところ、本実施形態では、表面10は、その粗さ形状が非周期的となるように形成されている。このため、本実施形態に係る拡散板1では、反射を効果的に抑制するのみならず、回折光の発生をも効果的に抑制することができ、反射光や回折光等の不要光の発生を効果的に抑制することができる。尚、粗さ形状とは、表面10の微小凹凸部11を含めた形状から高周波成分として微小凹凸部11をカットオフした形状をいう(以下、表面10の微小凹凸部11を含めた形状は、単に「表面10の形状」と称呼する。)。
回折光の発生をより効果的に抑制する観点から、図5に示すように、表面10の基準面の法線方向における高さ分布をフーリエ変換することにより得られるスペクトルのうち表面10の粗さ形状に由来するピーク16のピーク幅(例えば、ピークの高さの半分の高さにおけるピークの幅)W2が微小凹凸部11に由来するピーク15の同ピーク幅W1よりも広いことが好ましい。
さらに、ムラのある回折光の発生を低減する観点から、表面10は、その粗さ形状の中心周期(最も度数比率の高い周期)で規格化された周期の分布幅が中心周期の0.4倍以上となるように形成されていることが好ましい。表面10の粗さ形状の中心周期で規格化された周期の分布幅が中心周期の0.4倍より小さい場合は、表面10において生じる2次回折光が存在する回折角の領域と3次回折光が存在する回折角の領域とが隔離することとなり、生じる回折光にムラが生じる虞がある。一方、表面10の粗さ形状の中心周期で規格化された周期の分布幅が中心周期の0.4倍以上である場合は、表面10において生じる2次回折光が存在する回折角の領域と3次回折光が存在する回折角の領域とが一部重畳するため、回折光の発生ムラが低減される。
特に、表面10の粗さ形状の中心周期で規格化された周期の分布幅が中心周期の2/3倍以上であることが好ましい。この構成によれば、表面10において生じる2次回折光が存在する回折角の領域と3次回折光が存在する回折角の領域とが一部重畳すると共に、1次回折光が存在する回折角の領域と2次回折光が存在する回折角の領域とが一部重畳するため、1次回折光と2次回折光との両方が存在しない領域が存在しないことに起因する回折光のムラを低減することができる。
尚、製造上の観点からは、図6に示すように,表面10の粗さ形状の接平面13の法線ベクトルN2と表面10の基準面12の法線ベクトルN1とのなす角の大きさ(θ)が90度より大きい領域が存在しないことが好ましい。言い換えれば、表面10は、その粗さ形状がθ≦90度である面により実質的に構成されていることが好ましい。図6のように、θが90度よりも大きな領域が存在する場合は、凹部17に面した表面10の部分に微小凹凸部11を形成するのが困難になるからである。
以上、ここでは、光透過性の拡散板1を例に挙げて説明したが、本発明に係る反射防止構造体は光透過性のものに限定されるものではなく、例えば、光吸収性のもの、所謂黒体であってもよい。
また、ここでは、拡散板1の表面10に直接SWSが形成されている例について説明したが、平滑な面にSWSを形成したシールを貼着又は粘着させることにより表面10を形成してもよい。言い換えれば、拡散板1は一体でなくてもよく、複数の構成部材により構成されているものであってもよい。
また、ここでは、SWSが表面10の全面にわたって形成されている例について説明したが、SWSを表面10の全面にわたって必ずしも設ける必要はなく、必要に応じた箇所のみにSWSを形成してもよい。その場合に、SWSを設けた箇所のみならず、表面10のその他の箇所もSWSを設けた箇所と同等の表面粗さの粗面としても構わず、また、それ以下の表面粗さの滑面としてもよい。さらに、SWSを設けていない箇所には反射率が比較的低い膜と比較的高い膜との多層膜からなるような他の反射防止構造を形成してもよい。また、SWSが形成されている領域内においても、必要に応じてSWSの高さや周期(ピッチ)を調節してもよい。
本発明に係る反射防止構造体は、反射光等の不要光の発生が十分に抑制されたものであるため、撮像装置、照明装置、光走査装置、光ピックアップ装置、ディスプレイ等の種々の光学機器に有用である。
拡散板1の斜視図である。 拡散板1の部分断面図である。 入射角と反射率の相関を表すグラフである。 入射角45度で入射する光の反射光強度を表すグラフである。 表面10の形状の基準面の法線方向における高さ分布をフーリエ変換することにより得られるスペクトルである。 θが90度より大きい場合を説明するための断面図である。
符号の説明
1 拡散板
10 表面
11 微小凹凸部
20 入射光

Claims (14)

  1. 所定の波長以上の光の反射を抑制する反射防止構造体であって、
    上記所定の波長よりも大きな表面粗さで、且つ非周期的な粗さ形状の粗面を有し、該粗面には、上記所定の波長以下の周期で規則的に配列された複数の微小凹凸部が形成され
    上記粗面は、その粗さ形状の中心周期で規格化された周期の分布幅が該中心周期の0.4倍以上の広がりを有するように形成されていることを特徴とする反射防止構造体。
  2. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記粗面は、その粗さ形状の中心周期で規格化された周期の分布幅が該中心周期の2/3倍以上の広がりを有するように形成されていることを特徴とする反射防止構造体。
  3. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記粗面の基準面の法線方向における高さ分布をフーリエ変換することにより得られるスペクトルのうち上記粗面の粗さ形状に由来するピークは、その幅が該スペクトルの上記微小凹凸部に由来するピークの幅よりも広いことを特徴とする反射防止構造体。
  4. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記反射が抑制される光を透過するものであることを特徴とする反射防止構造体。
  5. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記各微小凹凸部は、略錐体状の凹部又は凸部、若しくは線条凹部又は線条凸部であることを特徴とする反射防止構造体。
  6. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記粗面は、その表面粗さがISO4287:1997で規定される最大高さ粗さRzで上記所定の波長よりも大きいことを特徴とする反射防止構造体。
  7. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記粗面は、その表面粗さがISO4287:1997で規定される最大高さ粗さRzで100μmより小さいことを特徴とする反射防止構造体。
  8. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記粗面は、その表面粗さがISO4287:1997で規定される最大高さ粗さRzで50μmより小さいことを特徴とする反射防止構造体。
  9. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記粗面は、その表面粗さがISO4287:1997で規定される最大高さ粗さRzで30μmより小さいことを特徴とする反射防止構造体。
  10. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記複数の微小凹凸部の上記粗面の基準面の法線方向における高さが相互に略同一であることを特徴とする反射防止構造体。
  11. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記粗面は、その粗さ形状の接平面の法線ベクトルと該粗面の基準面の法線ベクトルとのなす角度が90度以下である面により実質的に構成されていることを特徴とする反射防止構造体。
  12. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記複数の微小凹凸部のそれぞれは、錐体状凹部又は錐体状凸部であり、該複数の微小凹凸部は、その底部の中心と頂部とを結んでなる中心軸が相互に略平行となるように構成されていることを特徴とする反射防止構造体。
  13. 請求項1に記載された反射防止構造体において、
    上記複数の微小凹凸部のそれぞれは、その高さが上記反射が抑制される光の波長の0.4倍以上であることを特徴とする反射防止構造体。
  14. 請求項1に記載された反射防止構造体を備えた光学装置。
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