JP4793140B2 - ステープル - Google Patents

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Description

本発明は建築、土木の関連分野において釘打機によって主に木材に打ち込まれるステープルに関する。
例えば、ステープルを打ち出して隣り合うフロア材の雄ざねと雌ざねの嵌合部分を貫通して下地材(根太木)に打ち込まれるように使用される場合、座屈が生じないにように打ち込むことのほかに、打ち込み後にフロア材が下地材から浮き上がらないように引き抜き耐力が十分に確保されることが重要である。
ところが、従来のステープルは打ち込み時の脚部の貫入抵抗が小さくなるように、各脚部の先端には角度が付けられている。しかし、先端角が等辺等角の場合には、図7(b)に示すようにステープルSを木材4に打ち込んだときに脚部2は内側に窄まる傾向がある。それは、打ち込み時に釘打機のドライバの打撃を受けたときの衝撃により、同図(a)に示すように、両脚部2が外側に撓むからである。特に、両脚部を連結するクラウン部の幅が狭く、脚部が長いものはその傾向が顕著である。木材4に進入したステープルの両脚部2が窄まると、両脚部が平行に進入した場合も同じであるが、引き抜き耐力が減少する。引き抜き耐力はむしろ両脚部が互いに遠ざかる方向に進入した方が大きい。
また、上述のように打ち込み時に脚部が窄まると、脚部の先端同士がぶつかり合って座屈が発生する可能性も高くなる。
そこで、このような窄まり現象を防止するため、脚先の角度を非対称にして進入角度を制御しようとしたり、さらには脚部の中間に段部を形成したりする技術が提案されている。
実用新案登録第3005271号公報
しかしながら、従来のステープル脚先の角度を非対称にするというだけである。非対称にしただけでは進入方向の有効に制御をすることはできない。
本発明は上記問題点を解消し、より確実に打ち込み時のステープル脚部の進入方向を有効に制御することにより、座屈の発生を防止するとともに引き抜き耐力を確保することができるステープルを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明のステープルは、クラウン部の両端から平行な脚部を屈曲形成してなり、釘打機から打ち出されるステープルにおいて、上記ステープルのクラウン部の幅が5mmで、上記脚部の先端両側を斜めにカットしてV字形の斜面を形成し、両斜面のうち、外側の斜面の高さを内側の斜面の高さよりも低くするとともに、上記外側の斜面の高さをh1、内側の斜面の高さをh2としたとき、
0.003≦h2−h1≦1.9
としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ステープルの脚部の先端両側を斜めにカットして形成されたV字形の斜面のうち、外側の斜面の高さを内側の斜面の高さよりも低くしたので、釘打機による打撃を受けたときに脚部が撓んでも、脚部は外側に互いに遠ざかる方向に進入していくように力を受けるので、座屈が生じにくい。
また、脚部は被打ち込み材に対して互いに遠ざかる方向に進入するので、十分な引き抜き耐力を確保することができる。
さらに、最も多く使用される45mm幅の木材の中心に打ち込んだときにステープルの脚部の先端が木材の側面からはみ出すことがなく、良好な打ち込み状態を得ることができる。
図1は本発明に係る金属製ステープルSの連結ステープルの斜視図であり、図2は上記ステープルの斜視図で、このステープルSはクラウン部1と、クラウン部1の両端から略直角に屈曲形成された平行な脚部2とから構成されている。
上記脚部2の先端2aは、図3に示されるように、両側が斜めにカットされてV字形の斜面p、qが形成されている。上記両斜面p、qのうち、外側の(他方の脚部2から遠ざかる側の)斜面pの高さh1は内側の(他方の脚部2に近い側の)斜面qの高さh2よりも低くなるように形成されている。このように、外側の斜面pの高さh1が内側の斜面qの高さh2よりも低く形成されているのは、上記ステープルを釘打機によって根太木に打ち込んだときに、両脚部2が互いに開くようにして進入するようにするためで、斜面p、qの高さで進入方向を制御できるとする根拠は次の理由による。
すなわち、脚部2の先端は脚部2の両側からの垂線が木材(根太木)4の表面と交わる点B、Dを結ぶ線分をa:bに内分した点Aから斜めにカットされてV字形の斜面p、qを形成している。等分布荷重をwとすると、水平方向に働く力F1、F2は次のようになる。
F1=aw・tanθ1 ・・・(1)
△ABCと△A´B´C´は相似の関係にあるから、
tanθ1=h1/a
これを上式(1)に代入すれば
F1=w・h1
同様に、
F2=aw・tanθ2 ・・・(2)
△ADEと△A´D´E´も相似の関係にあるから、
tanθ2=h2/b
これを上式(2)に代入すれば
F2=w・h2
すなわち、F1=F2となるのはh1=h2のときである。
したがって、ステープルを図3の矢印方向に動かすためには、
F1<F2
にすることが必要である。
これは、
h1<h2である。
よって、ステープルを図3の矢印方向に動かすためには、
F1<F2
すなわち、h1<h2
にすればよい。
以上のように、h1とh2の大小の関係でステープルの脚部2の進入方向を制御できることになる。
したがって、V字形の斜面のうち、外側の斜面pの高さを内側の斜面qの高さよりも低くすればよいことになる。これにより、釘打機による打撃を受けたときにステープルの脚部2が撓んでも、脚部2は外側に互いに遠ざかる開き方向に進入していくように力を受けるので、座屈が生じにくい。
また、脚部2は木材に対して互いに遠ざかる方向に進入していくので、十分な引き抜き耐力を確保することができる。
実際に、h1、h2、θ1、θ2、a、bの値を変えて上記ステープルを釘打機から打ち出して実験したところ、図4に表示されたような結果が得られた。
また、同図の結果に基づいて(h2−h1)とステープルの両脚部2の開き量(図6のM1−M)とをプロットしていくと、図5に示された結果が得られた。
ところで、ステープルSに求められる性能として、開き量の許容量は
0〜40(mm)
である。ステープルSのクラウン部1の幅Mは通常は5mm(脚部の長さは50mm)であり、開き量が40mmを越えると、45mm幅の根太木4の中心に打ち込んだときにステープルの脚部2の先端が図6のように根太木4の側面からはみ出してしまうからである。
そこで、図5によれば、
y=0のとき、 x=0.003
y=40のとき、x=1.9xは(h2−h1)であるから、先端形状が
0.003≦h2−h11.9の式を満たすとき、最も多く使用される45mm幅の木材4の中心に打ち込んだときにステープルの脚部2の先端が木材4の側面からはみ出すことがなく、良好な打ち込み状態を得ることができる。
本発明に係るステープルの連結状態の斜視図 上記ステープルの斜視図 上記ステープルの先端の拡大図 上記ステープルの実打実験を示す表図 h2−h1と開き量との関係を示す表図 ステープルの脚部の開き量を示す説明図 (a)(b)は従来のステープルの進入態様説明図
1 クラウン部
2 脚部
p、q 斜面
h1、h2 斜面の高さ

Claims (1)

  1. クラウン部の両端から平行な脚部を屈曲形成してなり、ファスナー打込み機から打ち出されるステープルにおいて、
    上記ステープルのクラウン部の幅が5mmで、上記脚部の先端両側を斜めにカットしてV字形の斜面を形成し、両斜面のうち、外側の斜面の高さを内側の斜面の高さよりも低くするとともに、
    上記外側の斜面の高さをh1、内側の斜面の高さをh2としたとき、
    0.003≦h2−h1≦1.9
    としたことを特徴とする特徴とするステープル。
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