JP4792975B2 - エンジンの過給装置 - Google Patents

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本発明は、電動過給機を有するエンジンの過給装置に関し、エンジンの吸気システムの技術分野に属する。
従来より、エンジントルクの増大を図る手段として吸気を過給するスーパーチャージャやターボチャージャが周知であるが、いずれも過給能力がエンジン回転数の影響を大きく受ける結果、低回転領域で過給圧が不足するという欠点がある。これに対し、電気的に駆動される電動過給機は、エンジン回転数の影響を受けることなく回転数を制御できるので、低回転領域でも十分な過給圧を発生し得る利点がある。
そして、このような電動過給機を備えたエンジンの過給装置として、特許文献1に開示されたものは、電動過給機が配設された過給通路と、該過給通路における過給機の上、下流側をバイパスすると共にバイパス制御弁が配設されたバイパス通路とを有している。この過給装置では、エンジンの運転状態が所定の過給領域にあるときは、過給機を作動させると共にバイパス制御弁が閉作動されるので、過給機の作動により新気が過給通路の上流側から吸入されて下流側に圧送され、この結果、充填効率が高められる。また、運転状態が過給領域にないときは、過給機が非作動とされると共にバイパス制御弁が開作動され、新気がバイパス通路を通って直接燃焼室に供給される。
さらに、この特許文献1に開示された過給装置は、エンジンの運転状態が過給領域に移行する前に予めバイパス制御弁を開いた状態で電動過給機を作動させる予回転制御を行うようになっている。予回転制御では、過給機により過給通路の下流側に吐出された空気の一部又は全部がバイパス通路を逆流し、再度過給通路における過給機の上流側に吸入されて下流側に圧送される。このとき、過給通路におけるバイパス通路の分岐部において、バイパス通路を逆流した空気と新気とが合流する。この結果、予回転制御においては空気が過給通路及びバイパス通路を循環することになる。そして、この予回転制御により、予め過給機の回転数が高められるので、過給領域に移行した際の過給圧の応答性が向上する。
特開2003−227342号公報
ところで、前記特許文献1に開示された過給装置の構成においては、予回転制御中に、過給通路及びバイパス通路を通って循環する空気の昇温が問題になる。つまり、電動過給機の作動により過給通路における該過給機の下流側の圧力が高くなり、この高圧の空気がバイパス通路を逆流するため、過給通路におけるバイパス通路の分岐部で外気から吸入された大気圧若しくはやや負圧の新気と合流するときに圧力降下が生じることになる。そして、この圧力降下において圧力エネルギが熱エネルギに変換されるため、循環する空気が昇温されるのである。このように吸気の温度が上昇すると、運転状態が予回転領域から過給領域に移行した際の充填効率の低下を招くことになる。
そこで、本発明は、電動過給機を備えたエンジンの過給装置において、予回転領域のときに吸気の昇温を抑制することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明は、電動過給機が配設された過給通路と、該過給通路における過給機の上、下流側をバイパスすると共にバイパス制御弁が配設されたバイパス通路とを有し、エンジンの運転状態が所定の過給領域にあるときは、過給機を作動させると共にバイパス制御弁を閉作動させ、かつ前記過給領域よりも低負荷側の予回転領域にあるときは、過給機を作動させると共にバイパス制御弁を開作動させるように構成されたエンジンの過給装置であって、前記過給通路におけるバイパス通路の分岐部と電動過給機との間に配設された吸気圧制御弁と、前記予回転領域のときに、前記吸気圧制御弁の下流側かつ前記電動過給機の上流側の領域が負圧となり、前記電動過給機の下流側が大気圧となるように、前記吸気圧制御弁を絞り制御する吸気圧制御手段とが備えられ、該吸気圧制御手段は、エンジン回転数が低いほど前記吸気圧制御弁の絞り量を大きくするように前記絞り制御を行うことを特徴とする。
前記請求項1に記載の発明によれば、過給領域よりも低負荷側の予回転領域のときに、過給機から吐出された空気の一部または全部がバイパス通路を逆流し、新気と合流して再び過給通路の上流側に吸入されるのであるが、過給通路におけるバイパス通路の分岐部と電動過給機との間に吸気圧制御弁が配設され、予回転領域においては吸気圧制御手段により、前記吸気圧制御弁の下流側かつ前記電動過給機の上流側の領域が負圧となり、前記電動過給機の下流側が大気圧となるように、前記吸気圧制御弁の開度が制御され、過給機は負圧の空気を吸入し、大気圧の空気を下流側に吐出する。この結果、この空気がバイパス通路を逆流して新気と合流する際の圧力降下代が略ゼロになる。
このように過給通路及びバイパス通路を循環する空気が新気と合流する際の圧力降下代が略ゼロになるので、圧力エネルギが熱エネルギに変換されることが抑制され、循環する空気の昇温が抑制される。その結果、吸気の昇温が抑制され、予回転領域から過給領域に移行した際の充填効率の低下が抑制される。
ところで、運転状態に応じてエンジンに要求される空気量が異なるため、吸気圧制御弁の開度が一定とされて空気流量が増減すると、過給通路における電動過給機の下流側の圧力が略大気圧状態にならないことがある。例えば運転状態が低回転数のときは、高回転数のときに比べてエンジンに吸入される空気量が小さいため、過給通路における電動過給機の下流側の圧力が高くなり、新気と合流する際の圧力降下により循環する空気が昇温することがある。
これに対し、前記請求項1に記載の発明によれば、吸気圧制御手段によりエンジン回転数が低いほど前記吸気圧制御弁の絞り量が大きくなるように制御されるので、エンジン回転数が低く、吸入空気量が小さいときも過給通路における過給機の下流側の圧力が大気圧に維持されることになって、過給通路及びバイパス通路を循環する空気の昇温が一層効果的に抑制されることになる。


以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るエンジンの吸気システム1を示している。この吸気システム1において、外気から新気を吸入する吸気通路2は、上流側にエアクリーナ3が配設されていると共に、上流スロットル弁4及び電動過給機5が配設された過給通路21と、該過給通路21における電動過給機5の上、下流側をバイパスすると共にバイパス制御弁6が配設されたバイパス通路22と、該過給通路21とバイパス通路22の下流側を合流して形成されると共にスロットル弁7が配設された合流通路23とを有する構成とされている。また、該合流通路23の下流側にサージタンク24が設けられ、該サージタンク24から各気筒#1〜#4に通じる複数の独立吸気通路25…25が分岐されている。
前記上流スロットル弁4は、過給通路21におけるバイパス通路22との分岐部21aと電動過給機5との間に配設され、開閉することにより過給通路21を流れる空気を制限可能となっている。また、前記電動過給機5は、モータ5aの駆動により回転するコンプレッサ5bを有し、該コンプレッサ5bの回転により過給通路21の上流側から空気を吸入して下流側に圧送するようになっている。さらに、前記バイパス制御弁6は、開閉することによりバイパス通路22を流れる空気を制限可能となっている。
一方、この吸気システム1を制御する吸気システムコントローラ100が備えられている。この吸気システムコントローラ100は、エンジン全体の制御を行うエンジン制御装置101から各種信号を入力すると共に、前記電動過給機5のモータ5aの回転数を制御する電動過給機コントローラ102などに信号を出力するようになっている。
前記エンジン制御装置101は、エンジン負荷を検出するものとしてアクセルペダル30aの踏込み量を検出するアクセル開度センサ30からの信号や、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ31からの信号等を入力する。そして、吸気システムコントローラ100は、これらの信号に基づいて、上流スロットル弁4を作動させる上流スロットルアクチュエータ32、バイパス制御弁6を作動させるバイパス制御弁アクチュエータ33、スロットル弁7を作動させるスロットルアクチュエータ34、及び電動過給機コントローラ102等に各種の制御信号を出力する。
また、前記電動過給機コントローラ102に電力供給を行うバッテリ110と、エンジン駆動により発電して該バッテリ110を充電するオルタネータ111とが備えられている。
ところで、前記電動過給機5は、図2に示すような特性を有している。この特性によれば、領域Xにおいて一定の回転数を実現する際に、空気流量と過給通路21における過給機5の上、下流側の圧力比とに応じて消費電力の領域a〜pが変化するようになっている。また、領域Xの低空気流量高圧力比側にはサージング領域Yが存在し、この領域Yでは、電動過給機5の下流側の圧力が高く、吸気の流量が少ないので、吸気が電動過給機5を逆流するサージングが起こる可能性がある。
また、前記電動過給機5は定格出力が2kWであるが、消費電力が1kW以上になるとノッキングが発生し易くなるので、得られるエンジントルクが抑制されると共に、オルタネータ111の発電による損失トルクが大きくなるので、1kW以上で実質的にトルクはほとんど増加しないことがわかっている。このため、過給時には過給機5を領域hの1kWの消費電力で効率的に運転させるようになっている。
一方、エンジン制御装置101には、図3に示すようなエンジン回転数とアクセル開度とに応じた制御マップが記憶されている。この制御マップは、高回転側に自然吸気領域が設定され、低回転低負荷側に予回転領域が設定され、低回転高負荷側に過給領域が設定され、該過給領域における低回転高負荷側にサージング制御領域が設定されている。
なお、前記上流スロットル弁4は請求項1に記載のエンジンの過給装置における吸気圧制御弁に相当し、前記吸気システムコントローラ100は同じく吸気圧制御手段に相当する。
次に、前記吸気システム1の制御を図4のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS1で、各種信号の読み込みを行う。ここで読み込まれる信号は、アクセル開度センサ30によるアクセル開度の信号、エンジン回転数センサ31によるエンジン回転数の信号等である。
次に、ステップS2で、これらの信号に基づいて吸入空気量を演算する。そして、ステップS3で、前記ステップS1で読み込んだエンジン回転数が所定値N1以下であるか否かを判定する。
ここでエンジン回転数がN1より大きいとき(NO)は、図3の制御マップに示したように、自然吸気領域であるから、ステップS4に進み、バイパス制御弁アクチュエータ33に信号を出力してバイパス制御弁6を全開とすると共に、ステップS5で電動過給機コントローラ102に信号を出力して電動過給機5を停止させ、ステップS6で上流スロットルアクチュエータ32に信号を出力して上流スロットル弁4を全開とする。
この自然吸気領域では、図1の矢印Aで示すように、吸気通路2に吸入された空気は、専らバイパス通路22を通って合流通路23に導入されることになる。なお、前記ステップS5では電動過給機5のモータ5aの回転位相を認識しておくためにごく低回転で回転させるようにしてもよい。
一方、前記ステップS3でエンジン回転数がN1以下のとき(YES)は、ステップS7でアクセル開度がα1より大きいか否かについて判定を行う。
ここでエンジン負荷がα1以下のとき(NO)は、図3の制御マップに示したように、予回転領域であるから、ステップS8に進み、バイパス制御弁アクチュエータ33に信号を出力してバイパス制御弁6を全開に制御すると共に、ステップS9で電動過給機コントローラ102に信号を出力して電動過給機5を予回転制御用の回転数に制御し、ステップS10で上流スロットルアクチュエータ32に信号を出力して上流スロットル弁4を過給通路21における過給機5の下流側の圧力が略大気圧になるように制御する。
前記予回転制御では、電動過給機5の回転数が5000rpm以上の一定回転数に維持され、これによってエンジンの運転状態が予回転領域から過給領域に移行したときの過給圧の応答性が確保されるようになっている。このとき、バイパス制御弁6が全開とされているので、過給機5から吐出された空気は、図1の矢印Bに示すように、バイパス通路22を逆流し、過給通路21におけるバイパス通路22の分岐部21aで新気と合流して再度過給機5に吸入される。この結果、予回転制御においては過給通路21とバイパス通路22とを空気が循環する。
さらに、過給通路21における過給機5の下流側の圧力が大気圧になるように、上流スロットル弁4が絞り制御されるようになっているが、図5に示すようにエンジン回転数に応じて絞り量が制御されるようになっている。即ち、エンジン回転数が大きいほど、エンジンに吸入される時間当りの空気量が増大し、過給通路21における過給機5の下流側が負圧傾向となるので、上流スロットル弁4の絞り量が小さくされ、過給機5の下流側の大気圧が維持されるようになっている。
そして、予回転制御においては、過給通路21における上流スロットル弁4の下流側かつ過給機5の上流側(図1に領域zで示す)に負圧が生じると共に、過給機5から吐出された空気が大気圧となるので、この空気がバイパス通路22を逆流して分岐部21aにおいて大気圧の新気と合流するときに、圧力降下が生じることがない。
一方、前記ステップS7でアクセル開度がα1より大きいとき(YES)は、過給領域であるから、ステップS11に進み、サージング制御領域か否かについて判定する。ここで、サージング制御領域でないとき(NO)は、ステップS12に進み、バイパス制御弁6を閉じると共に、ステップS13で過給機5を消費電力が1kWになるように前記ステップS2で演算した吸入空気量に応じて回転数を制御し、ステップS6で上流スロットル弁4を全開とする。
このような過給領域における制御は、バイパス制御弁6が閉じられると共に電動過給機5が1kW運転制御され、さらに上流スロットル弁4が全開とされているので、外気から吸気通路2に吸入された空気は、過給通路21を通り、全開とされた上流スロットル弁4を通過し、過給機5に吸入され、該過給機5の下流側に吐出されて合流通路23に導入される。このときバイパス制御弁6が閉じられているので、合流通路23の圧力が高まり、充填効率を向上させることができる。この結果、図6に示すように、自然吸気のみ、或いは予回転制御時に得られるエンジントルク以上のトルクが得られることになる。
また、ステップS11でサージング制御領域であると判定されたときは、ステップS14に進み、バイパス制御弁6を半開に制御すると共に、ステップS15で過給機5を消費電力が1kWになるように前記ステップS2で演算した吸入空気量に応じて回転数を制御し、ステップS6で上流スロットル弁4を全開とする。ここでは、前述の過給時の制御に比べて、バイパス制御弁6が半開とされているので、過給機5から吐出された一部の空気がバイパス通路22を逆流し、過給通路21における過給機5の下流側の圧力の高まりが抑制され、前述のサージングの発生が防止される。また、このサージング制御においても、図6に示したように、自然吸気のみ、或いは予回転制御時に得られるエンジントルク以上のトルクが得られる。
以上のように、運転状態が予回転領域のときに、過給機5から吐出された空気の一部または全部がバイパス通路22を逆流し、再び過給通路21の上流側に吸入されるのであるが、過給通路21における電動過給機5の上流側に上流スロットル弁4が配設され、該上流スロットル弁4の開度が閉側に制御されるので、過給通路21における該上流スロットル弁4の下流側かつ過給機5の上流側に負圧が生じる。そして、過給機5はこのような負圧の空気を吸入して下流側に吐出するので、過給通路21における過給機5の下流側の空気の圧力の高まりが抑制される。この結果、この空気がバイパス通路22を逆流して新気と合流する際の圧力降下代が小さくなる。
そして、このように循環する空気が新気と合流する際の圧力降下代が小さいので、圧力エネルギが熱エネルギに変換されることが抑制され、図7に示すように、上流スロットル弁4が全開とされる場合に比べて循環する吸気の温度の上昇が緩やかになる。この結果、循環する空気の昇温が抑制されて、予回転領域から過給領域に移行した際の充填効率の低下が抑制される。
なお、電動過給機5から吐出された空気が大気圧になるように上流スロットル弁4の開度を制御することによって最も効率的に空気の温度上昇が抑制されるのであるが、これに限らず、上流スロットル弁4を絞り制御し、圧力降下代を低減させるようにすれば、循環する空気の温度上昇が抑制される効果が得られる。
また、図5に示したように、エンジン回転数等の運転状態に応じて上流スロットル弁4の開度が制御され、過給通路21における電動過給機5の下流側の圧力が大気圧になるように制御されるので、運転状態に拘らず循環する空気の温度上昇が抑制されることになる。なお、ここではエンジン回転数に応じた上流スロットル弁4の制御のみを示したが、例えばアクセル開度が大きいほど上流スロットル弁4の開度を大きくし、過給機5の下流側を大気圧に維持するようにしてもよい。
また、図1に破線で示すように、吸気通路2における過給通路21とバイパス通路22との分岐点の上流側に、排気ターボチャージャのコンプレッサ40が配置されることがある。この構成において、運転状態が予回転領域にあるときは、前記コンプレッサ40の回転により過給通路21に圧送される空気の圧力が大気圧よりも高くなる。このため、このような構成においては、過給通路21における過給機5の下流側の圧力が前記コンプレッサ40に圧送された空気の圧力に略等しくなるように、上流スロットル弁4の絞り量が比較的小さくなるように制御される。この結果、過給機5の下流側の空気がバイパス通路22の上流側に逆流して新気と合流する際に、圧力降下を生じることがなく、循環する空気の昇温が抑制される。
本発明は、電動過給機を備えたエンジンの過給装置に関し、自動車産業に広く利用可能である。
本発明の実施の形態に係る吸気システムの全体図である。 電動過給機の特性図である。 制御マップの説明図である。 吸気システムの制御に係るフローチャートである。 エンジン回転数に応じた上流スロットル弁の開度のマップである。 過給によるエンジントルクの説明図である。 上流スロットル弁の開度に応じた吸気温度の説明図である。
符号の説明
1 吸気システム
4 上流スロットル弁
5 電動過給機
6 バイパス制御弁
21 過給通路
21a 分岐部
22 バイパス通路
100 吸気システムコントローラ

Claims (1)

  1. 電動過給機が配設された過給通路と、該過給通路における過給機の上、下流側をバイパスすると共にバイパス制御弁が配設されたバイパス通路とを有し、エンジンの運転状態が所定の過給領域にあるときは、過給機を作動させると共にバイパス制御弁を閉作動させ、かつ前記過給領域よりも低負荷側の予回転領域にあるときは、過給機を作動させると共にバイパス制御弁を開作動させるように構成されたエンジンの過給装置であって、
    前記過給通路におけるバイパス通路の分岐部と電動過給機との間に配設された吸気圧制御弁と、
    前記予回転領域のときに、前記吸気圧制御弁の下流側かつ前記電動過給機の上流側の領域が負圧となり、前記電動過給機の下流側が大気圧となるように、前記吸気圧制御弁を絞り制御する吸気圧制御手段とが備えられ
    該吸気圧制御手段は、エンジン回転数が低いほど前記吸気圧制御弁の絞り量を大きくするように前記絞り制御を行うことを特徴とするエンジンの過給装置。
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