JP4792873B2 - 精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法 - Google Patents
精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4792873B2 JP4792873B2 JP2005239062A JP2005239062A JP4792873B2 JP 4792873 B2 JP4792873 B2 JP 4792873B2 JP 2005239062 A JP2005239062 A JP 2005239062A JP 2005239062 A JP2005239062 A JP 2005239062A JP 4792873 B2 JP4792873 B2 JP 4792873B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ptfe
- aqueous dispersion
- mass
- column
- apfo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F6/00—Post-polymerisation treatments
- C08F6/14—Treatment of polymer emulsions
- C08F6/16—Purification
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Description
重合後のPTFE水性乳化重合液は、非イオン系界面活性剤を添加して粗PTFE水性分散液として使用されたり、濃縮されてPTFE高濃度水性分散液にして使用されたり、または非イオン系界面活性剤、フィラー若しくはその他公知の成分を必要に応じて配合したPTFE水性分散液として使用されたりするが、PTFE水性分散液中のAPFOを除去することは工業的に行なわれていなかった。
このAPFOは自然界で分解されにくいため、製品中の含有量をできるだけ少なくすることが望ましい。
また、特許文献1の実施例では、強塩基性AERを使用しているために、粗PTFE水性分散液の通液を続けると、カラム内でPTFE微粒子が凝集し、APFOの除去効率が低下しやすい問題があった。
また、AERに吸収されたAPFOは、アルカリ溶液等の溶離液を用いて溶離させ再利用することが望ましいが、特許文献1の実施例では、強塩基性AERを使用しているために吸収力が強すぎ、APFOの溶離が困難であった。
一般式(1): R1−COOX (式中、R1は炭素数5〜9で、水素原子の90〜100%がフッ素原子で置換されたアルキル基(ただし、アルキル基中には1〜2個のエーテル性の酸素原子を含有してもよい。)であり、Xはアンモニウムイオンである。)
一般式(2): R2−O−A−H (式中、R2は炭素数8〜18のアルキル基であり、Aはオキシエチレン基数5〜20およびオキシプロピレン基数0〜2より構成されるポリオキシアルキレン鎖である。)
一般式(3): R3−C6H4−O−B−H (式中、R3は炭素数4〜12のアルキル基であり、Bはオキシエチレン基数5〜20より構成されるポリオキシエチレン鎖である。)
また、本発明は、上記精製PTFE水性分散液の製造方法において、複数本のカラムを直列接続した連結カラム中に粗PTFE水性分散液を通液し、最終カラム出口の精製PTFE水性分散液のpHが7以下になった場合に、入口側カラムを取外し、新しいカラムを最終カラムとして取付けた連結カラム中に、粗PTFE水性分散液を通液する請求項1または2に記載の精製PTFE水性分散液の製造方法を提供するものである。
また、本発明は、上記精製PTFE水性分散液の製造方法において、カラムよりも1〜10m高い位置に設けたタンクに入れた粗PTFE水性分散液を液面のヘッド差による静水圧により加圧する方法、または、粗PTFE水性分散液を密閉された容器中に充填し空気を送り込んで加圧する方法により、圧力差0.01〜1MPaに加圧して、粗PTFE水性分散液を、カラムに供給する精製PTFE水性分散液の製造方法を提供するものである。
PTFEの平均分子量は任意に選ぶことができるが、50万〜3000万の範囲が好ましく、100万〜2500万の範囲が特に好ましい。この範囲よりも小さいとPTFEの機械的物性が低下し、この範囲よりも大きいと工業的に製造することが困難である。
なお、平均分子量は、結晶化熱を用い、諏訪ら(Journal of Applied Polymer Science, 17, 3253(1973))の方法から求められる。
重合開始剤としては、過硫酸アンモニウムや過硫酸カリウム等の過硫酸塩、ジコハク酸パーオキシド、ジグルタル酸パーオキシド、tert−ブチルヒドロパーオキシド等の水溶性有機過酸化物、塩素酸塩や臭素酸塩や過マンガン酸塩と還元剤との組み合わせによる酸化還元系重合開始剤等が使用できる。
粗PTFE水性分散液のPTFE濃度は、10〜50質量%であり、PTFE濃度が15〜40質量%のものが好ましく、20〜30質量%が特に好ましい。PTFE濃度がこの範囲より小さいと、粘度が低すぎるためにPTFE微粒子がカラム内や貯蔵タンク内で沈降しやすく、この範囲より大きいと粘度が高すぎるためにカラム通液時の抵抗が大きく好ましくない。
一般式(1) R1−COOX (式中、R1は炭素数5〜9で、水素原子の90〜100%がフッ素原子で置換されたアルキル基(ただし、アルキル基中には1〜2個のエーテル性の酸素原子を含有してもよい。)であり、Xはアンモニウムイオンである。)
一般式(1)のPFCAの具体例としては、C7F15COONH4、HC7F14COONH4、C6F13COONH4、HC6F12COONH4、C8F17COONH4、C4F9OC2F4COONH4、C2F5OC2F4OC2F4COONH4、等が挙げられるが、C7F15COONH4(パーフルオロオクタン酸アンモニウム)が最も重合プロセスが安定し好ましい。一般式(1)のAPFOは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組合せて用いてもよい。
APFOは、PTFEの重合時に、PTFEの質量に対して0.05〜1.0質量%を使用する。より好ましくはPTFEの質量に対して0.1〜0.5質量%であり、特に好ましくは0.15〜0.3質量%である。APFOの重合時の使用量が、この範囲よりも少ないとPTFE微粒子が凝集して製品の歩留まりが低下し、この範囲よりも多いとPTFEが微粒子として得られにくくなる。
一般式(2) R2−O−A−H (式中、R2は炭素数8〜18のアルキル基であり、Aはオキシエチレン基数5〜20およびオキシプロピレン基数0〜2より構成されるポリオキシアルキレン鎖である。)
一般式(3) R3−C6H4−O−B−H (式中、R3は炭素数4〜12のアルキル基であり、Bはオキシエチレン基数5〜20より構成されるポリオキシエチレン鎖である。)
一般式(2)において、親水基であるAはオキシエチレン基数5〜20およびオキシプロピレン基数0〜2より構成されるポリオキシアルキレン鎖である。オキシエチレン基数7〜12およびオキシプロピレン基数0〜2のポリオキシアルキレン鎖が粘度および安定性の点から好ましい。特に親水基A中にオキシプロピレン基数を0.5〜1.5有する場合には泡消え性が良好であり好ましい。
一般式(3)において、親水基であるBはオキシエチレン基数5〜20から構成されるポリオキシエチレン鎖である。オキシエチレン基数は粘度および安定性の点から6〜16が好ましく、特に好ましくは7〜12である。
一般式(3)の非イオン系界面活性剤の具体例としては、たとえば、C8H17-C6H4-(OC2H4)10-OH、C9H19-C6H4-(OC2H4)10-OH、などの分子構造をもつ非イオン系界面活性剤が挙げられ、市販品ではダウ社製トライトン(登録商標)Xシリーズ、日光ケミカル社製ニッコール(登録商標)OPシリーズまたはNPシリーズなどが挙げられる。
なお、非イオン系界面活性剤は分子構造の異なる複数物質の混合物であり、非イオン系界面活性剤中のアルキル基の炭素数、ポリオキシアルキレン鎖におけるオキシエチレン基やオキシプロピレン基の数を平均値で扱うものとする。各数値は整数に限らない。
本発明において、一般式(2)および/または一般式(3)の非イオン系界面活性剤の粗PTFE水性分散液中の含有量は、PTFEの質量に対して2〜20質量%であり、2.5〜18質量%が好ましく、2.5〜16質量%がより好ましい。この範囲よりも少ないと、PTFE微粒子がカラム中で弱塩基性AER粒子表面に付着しやすく、APFOの除去性能の低下やカラムの閉塞を生ずる。また、この範囲よりも多いと、経済的でないほか、濃縮工程で発生する上澄み中の界面活性剤を分解処理する負荷が増大し好ましくない。
また、粗PTFE水性分散液中のpHは2〜6が好ましく、3〜5がさらに好ましく、3〜4が特に好ましい。この範囲よりも小さい場合には粗PTFE水性分散液の安定性を低下させるほか、弱塩基性AERの吸収力の低下を生じやすい。また、この範囲よりも大きい場合には、本発明においてはカラム出口における精製PTFE水性分散物のpHを弱塩基性AERのイオン交換能力の指標としているため、イオン交換能力低下の判断がつきにくくなる。
弱塩基性AERのイオン交換基は1級〜3級のアミノ基がよく、好ましくは2〜3級のアミノ基であり、特に好ましくは3級のアミノ基である。
これに対して強塩基性AERは、4級アンモニウム塩を交換基として有するイオン交換樹脂であり、アニオン成分の吸収性が強すぎるため、PTFEの分子末端の−COOH基と反応し、AER表面へのPTFEの付着堆積を生じやすく、比較的短時間でAPFOの除去がなされなくなるため好ましくない。また、強塩基性アニオン交換樹脂は、APFOの吸収性が強すぎるため、アルカリ水溶液やアルカリ水溶液と水溶性有機溶剤等の溶離液による溶離率が低く、好ましくない。また、強塩基性AERは塩素を対イオンとして有するために使用前にアルカリ水溶液を通液し塩素を除去する必要があるが、弱塩基性AERは、OHフォームになっていればアルカリ処理は必要がなく簡便である。
また、弱塩基性AERは多孔質であるほうがよく、架橋度の高いポーラス型またはマクロポーラス型のものが好ましい。
また、本発明において、粗PTFE水性分散液の弱塩基性AERへの接触時間は0.2〜4.0時間であり、0.25〜2.0時間が好ましく、0.3〜1.2時間が特に好ましい。この範囲よりも小さい場合、APFOの除去効率が低下する。また、この範囲よりも大きい場合、APFOが除去されすぎ、分散状態が不安定となってカラム内でPTFEが凝集しやすくなる。
このように、弱塩基性AERカラムの通液条件には最適範囲があり、この範囲で運転することによって安定に通液を行なうことができる。
精製PTFE水性分散液のpHが上昇する理由は、APFOのカチオン成分であるアンモニア等が遊離するためと考えられる。
精製PTFE水性分散液中のAPFO濃度は、LC−MS(質量分析装置付き高速液体クロマトグラフィー)等で精度良く測定することができるが、この方法は前処理と測定に時間を要し、簡便ではないため、本発明によるpHの測定による方法のほうが実用的である。
複数本のカラムを直列接続する場合、粗PTFE水性分散液を通液し、最終カラム出口の精製PTFE水性分散液のpHが7以下になった場合に、入口側カラムを取外すと共に、新しいカラムを最終カラムとして取付け、通液を行なうことにより、弱塩基性AERのAPFO吸収率をさらに高めることができる。入口側カラムを取外す場合、入口側から少なくとも最初のカラムを取外すことが好ましく、入口側から2本以上のカラムを取外してもよい。
個々のカラムの長さは、任意であるが、好ましくは0.2〜5.0mであり、より好ましくは0.3〜2.0mであり、特に好ましくは0.3〜1.0mである。
カラムの太さは、断面積で10〜2000cm2がよく、50〜1000cm2が好ましく、100〜500cm2が特に好ましい。この範囲よりも小さいと流量が少なくなり生産能力が低下し、この範囲よりも大きいと不経済である。
下から上方向に通液する場合には、イオン交換樹脂の寿命が長くなり、APFOの吸収性が高まる。逆に、上から下方向に通液する場合には、液の流れに偏りを生じ、PTFE凝集物を生成し、APFOの吸収性が低下するものと考えられる。
AERは、APFOを吸収して体積膨張を生ずるため、通液前の充填量として、カラム容積の40〜80%がよく、好ましくは50〜70%であり、より好ましくは55〜65%である。
一般的な加圧による送液手段である、回転式ポンプや、ベローズポンプや、電磁ポンプや、プランジャーポンプ等のポンプは、せん断力が作用するため、PTFEの凝集物を生成し、運転中にカラムを閉塞させるために好ましくない。
濃縮プロセスとしては、たとえば、ふっ素樹脂ハンドブックp32(非特許文献1、日刊工業新聞社、里川孝臣編)に記載されるように、遠心沈降法、電気泳動法、相分離法などの公知の方法が利用できる。
このPTFE水性分散液は、従来用いられてきた各種の用途、例えば、プリント基板等の電子材料用途等のほか、膜構造建築物の屋根材とする用途、調理用品の表面コーティング用途、紡糸してPTFE繊維とする用途、発塵防止用途、電池の活性物質バインダー用途、プラスチックに添加する用途等、多くの用途に使用できる。
なお、実施例は例1〜3、例7〜8であり、比較例は例4〜6、例9である。
各項目の評価方法は以下に示す。
(B)PTFEの平均粒径:PTFE水性乳化重合液を乾燥後、走査型電子顕微鏡を用いて10000倍で写真撮影し、平均値を求めた。
(E)pH:ガラス電極法によった。
(G)接触時間:AERの充填長さを線速で除して求めた。
(H)理論容量に対するAPFO吸収量(%):粗PTFE水性分散液中のAPFO濃度と、得られた精製PTFE水性分散液中のAPFO濃度との差に通液量を乗じて得られたAPFO吸収質量(g)を、APFOの式量431で除してAPFOの吸収モル数を算出し、APFO吸収モル数をAERの充填容積および理論容量で除して、理論容量に対するAPFO吸収量(%)を算出した。
APFOとしてパーフルオロオクタン酸アンモニウムを使用し、生成するPTFEの質量に対して0.214質量%を重合前に添加し、ジコハク酸パーオキシドを重合開始剤として用い、乳化重合法により、平均粒径が0.25μmであり、平均分子量が約300万であり、PTFE濃度が約26質量%であるPTFE水性乳化重合液を得た。このPTFE水性乳化重合液に、PTFEに対して3.2質量%の非イオン系界面活性剤(a)(日本乳化剤社製、商品名「ニューコール1308FA」、分子式はC13H27-(OC2H4)8-OCH(CH3)CH2-OH、分子量は610)およびイオン交換水を添加し、PTFE濃度が25質量%である粗PTFE水性分散液を調整した。この粗PTFE水性分散液のpHは3.4であった。
弱塩基性AER(A)〔スチレン−ジビニルベンゼン架橋樹脂、交換基3級アミン、OHフォーム、ランクセス社製、商品名「Lewatit(登録商標)MP−62WS」、平均粒径0.5mm、イオン交換容量1.7eq/L〕を、2本のカラム〔オルガノ社製、商品名「イオン交換樹脂カラムG−20B」、内径200mm、断面積314cm2、筒高さ920mm、内容積25Lのボンベ状、外側はFRP製で内側はABS製の複合構造〕に、それぞれ15Lづつ充填し、充填カラムを2本用意した。2本の充填カラムの合計の充填長さは955mm、通液前の充填率は60%であった。この充填カラム2本を隣接して垂直に立て、太さ0.5インチのブレードホースで入口側1本目のカラムの上部出口と2本目のカラムの下部入口を接続し、毎時60Lの流量で、下から上方向にイオン交換水を2時間通水洗浄し、その後に水抜きを行なった。
次に、カラムよりも液面が5〜6メートル上部にあるタンクから(カラムにかかる圧力は0.06〜0.07MPa)バルブ開度を調節し、ヘッド差圧力により、毎時60L、線速は0.53mm/秒で、粗PTFE水性分散液を、通液方向はカラムの下から上方向になるよう通液した。粗PTFE水性分散液を200時間通液し、通液開始時にカラム出口のPTFE水性分散液のpHが8.8であったが、カラム出口の精製PTFE水性分散液のpHが6.7となったために通液を停止した。
この数値に基づいて計算された、AERにより吸収されたAPFO量は7.2kgであり、理論容量に対する吸収効率は32.8%であった。
また、AER中のAPFO濃度を定量したところ、1本目のカラムの理論容量に対するAPFO吸収率は50.2%であり、2本目のカラムの理論容量に対するAPFO吸収率は11.2%であり、溶離率は93.5%であった。
毎時30Lの流量で粗PTFE水性分散液を通液した以外は、例1と同様にして、粗PTFE水性分散液を通液した。通液開始時に9.2であったカラム出口の精製PTFE水性分散液のpHが、6.9となったために通液を停止し、12kLの精製PTFE水性分散液を得た。表1に各種測定値を示す。
[例3]
例1で使用したと同じ充填量のカラムを3本直列で接続し、非イオン系界面活性剤(a)の代わりに非イオン界面活性剤(b)(ダウ社製、商品名「トライトン(登録商標)X−100」、分子式はC8H17-C6H4-(OC2H4)10-OH、分子量は646)を15質量%になるように加えた粗PTFE水性分散液を使用し、毎時135Lの流量で粗PTFE水性分散液を通液した以外は、例1と同様にして、粗PTFE水性分散液を通液した。22.3kLの精製PTFE水性分散液を得た。表1に各種測定値を示す。
例1と同じ充填量のカラムを1本使用し、毎時3Lの流量で粗PTFE水性分散液を通液したが、カラム出口の精製PTFE水性分散液のpHが6.2に低下したため、0.18kLの通液で終了した。
カラムを開けてみると、弱塩基性AER中に白いPTFEの凝集物が多数見られた。
通液速度が小さすぎたために、AER表面でPTFEが凝集し、また、通液方向が上から下方向であったために液の流れに偏りを生じ、APFOの吸収性が阻害されたと考えられる。表1に各種測定値を示す。
[例5]
例1で使用したと同じ充填量のカラムを2本直列に接続して使用し、毎時300Lの流量で粗PTFE水性分散液を通液したが、カラム出口の精製PTFE水性分散液のpHが低下したため、1.5kLの通液で終了した。通液速度が大きすぎたために、また、通液方向が上から下方向であったために、APFOの吸収が不充分となったと考えられる。表1に各種測定値を示す。
強塩基性AER(B)(ランクセス社製、商品名「Lewatit(登録商標)MP600WS」、交換基4級アンモニウム塩、イオン交換容量1.15eq/L)を2本のカラムに充填した後、充填カラム2本を直列に接続し、その連結カラム中に1規定の水酸化カリウム水溶液120Lを1時間かけて通液し、イオン交換水を6時間通水し、水抜きを行なった。この連結カラム中に、通液方向を上から下方向にして、例1と同様に、粗PTFE水性分散液の通液を行なった。粗PTFE水性分散液の4500Lを通液したところで出口側の精製PTFE水性分散液のpHが6.0となり、APFO濃度が上昇したために停止した。
終了後の精製PTFE水性分散液のAPFO濃度は、PTFE質量に対して0.0216質量%と高く、好ましくなかった。
カラムを開けてみると、強塩基性AERを使用したために、強塩基性AER中に白いPTFEの凝集物が多数見られた。また、強塩基性AERを使用したために、精製PTFE水性分散液のAPFO溶離率は14.5%と低かった。表1に各種測定値を示す。
[例7]
例1と同様の通液を行ない、通液終了後、入口側1本目のカラムを取外し、2本目のカラムを入口側に配置し、新しい未通液のカラムを出口側に配置し、ブレードホースで接続後、下から上方向に粗PTFE水性分散液の通液を行ない、出口側の精製PTFE水性分散液のpHが6.7以下になるまでに約11kLの精製PTFE水性分散液を得た。得られた精製PTFE水性分散液中のAPFO濃度は、PTFE質量に対して0.0060質量%であった。
例3で得た精製PTFE水性分散液に、ラウリル酸アンモニウム10質量%水溶液(水1680gに対してラウリル酸200g、28%アンモニア水120gを加えて水溶液にしたもの)をPTFE質量に対して1質量%を加え(これはラウリル酸アンモニウムとしてPTFE質量に対して0.1質量%に相当する)、熱濃縮法により80℃で30時間かけてPTFE微粒子を沈降させ、上澄みを除去することにより、PTFE濃度が約67.4質量%であり、界面活性剤濃度がPTFEの質量に対して2.3質量%であり、APFO濃度がPTFEの質量に対して0.0055質量%であるPTFE高濃度水性分散液を得た。
このPTFE高濃度水性分散液に対し、PTFEに対して2.7質量%の例1で使用したと同じ非イオン系界面活性剤(a)、PTFE質量に対して0.2質量%のポリエチレンオキシド(分子量50万、和光純薬製)、およびPTFEに対して0.05質量%の割合の28質量%アンモニア水を溶解させ、水を添加して、PTFE濃度が約60.5質量%であるPTFE水性分散液を得た。
[例9]
兵神装備株式会社製モーノポンプ(登録商標)NL−15型を使用し、例1と同じカラムに粗PTFE水性分散液を毎時1Lで送液したが、せん断力を発生するためPTFEの凝集物が発生し、6時間後にカラムの閉塞を生じ、好ましくなかった。
Claims (4)
- 平均粒径が0.1〜0.5μmのポリテトラフルオロエチレン微粒子を10〜50質量%、一般式(1)で示される含フッ素カルボン酸塩をポリテトラフルオロエチレンの質量に対して0.05〜1.0質量%、一般式(2)および/または一般式(3)で示される非イオン系界面活性剤をポリテトラフルオロエチレンの質量に対して2〜20質量%含有する粗ポリテトラフルオロエチレン水性分散液を、弱塩基性陰イオン交換樹脂が充填されたカラム中に、下から上方向へ、線速0.1〜2mm/秒で、弱塩基性陰イオン交換樹脂との接触時間が0.2〜4時間となるよう通液し、含フッ素カルボン酸塩の含有量を低減することを特徴とする、精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法。
一般式(1): R1−COOX (式中、R1は炭素数5〜9で、水素原子の90〜100%がフッ素原子で置換されたアルキル基(ただし、アルキル基中には1〜2個のエーテル性の酸素原子を含有してもよい。)であり、Xはアンモニウムイオンである。)
一般式(2): R2−O−A−H (式中、R2は炭素数8〜18のアルキル基であり、Aはオキシエチレン基数5〜20およびオキシプロピレン基数0〜2より構成されるポリオキシアルキレン鎖である。)
一般式(3): R3−C6H4−O−B−H (式中、R3は炭素数4〜12のアルキル基であり、Bはオキシエチレン基数5〜20より構成されるポリオキシエチレン鎖である。) - 精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液中の含フッ素カルボン酸塩の含有量がポリテトラフルオロエチレンの質量に対して0.001〜0.02質量%である請求項1に記載の精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法。
- 複数本のカラムを直列接続した連結カラム中に粗ポリテトラフルオロエチレン水性分散液を通液し、最終カラム出口の精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液のpHが7以下になった場合に、入口側カラムを取外し、新しいカラムを最終カラムとして取付けた連結カラム中に、粗ポリテトラフルオロエチレン水性分散液を通液する請求項1または2に記載の精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法。
- カラムよりも1〜10m高い位置に設けたタンクに入れた粗PTFE水性分散液を液面のヘッド差による静水圧により加圧する方法、または、粗PTFE水性分散液を密閉された容器中に充填し空気を送り込んで加圧する方法により、圧力差0.01〜1MPaに加圧して、粗ポリテトラフルオロエチレン水性分散液を、カラムに供給する請求項1〜3のいずれかに記載の精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005239062A JP4792873B2 (ja) | 2005-08-19 | 2005-08-19 | 精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法 |
EP05806823A EP1916263B1 (en) | 2005-08-19 | 2005-11-17 | Process for producing purified polytetrafluoroethylene aqueous-dispersion |
CN2005800513266A CN101238156B (zh) | 2005-08-19 | 2005-11-17 | 精制聚四氟乙烯水性分散液的制造方法 |
AT05806823T ATE446975T1 (de) | 2005-08-19 | 2005-11-17 | Verfahren zur herstellung einer wässrigen dispersion von gereinigtem polytetrafluorethylen |
PCT/JP2005/021161 WO2007020716A1 (ja) | 2005-08-19 | 2005-11-17 | 精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法 |
DE602005017435T DE602005017435D1 (de) | 2005-08-19 | 2005-11-17 | Verfahren zur herstellung einer wässrigen dispersion von gereinigtem polytetrafluorethylen |
RU2008106236/04A RU2387672C2 (ru) | 2005-08-19 | 2005-11-17 | Способ получения водной дисперсии очищенного политетрафторэтилена |
US11/282,624 US7238735B2 (en) | 2005-08-19 | 2005-11-21 | Process for producing aqueous dispersion of purified polytetrafluoroethylene |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005239062A JP4792873B2 (ja) | 2005-08-19 | 2005-08-19 | 精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007051255A JP2007051255A (ja) | 2007-03-01 |
JP4792873B2 true JP4792873B2 (ja) | 2011-10-12 |
Family
ID=37757387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005239062A Active JP4792873B2 (ja) | 2005-08-19 | 2005-08-19 | 精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7238735B2 (ja) |
EP (1) | EP1916263B1 (ja) |
JP (1) | JP4792873B2 (ja) |
CN (1) | CN101238156B (ja) |
AT (1) | ATE446975T1 (ja) |
DE (1) | DE602005017435D1 (ja) |
RU (1) | RU2387672C2 (ja) |
WO (1) | WO2007020716A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008004660A1 (fr) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | Daikin Industries, Ltd. | Procédé de fabrication d'une dispersion aqueuse de polymère contenant du fluor et dispersion aqueuse de polymère contenant du fluor |
JP5050442B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2012-10-17 | 旭硝子株式会社 | ポリテトラフルオロエチレン水性分散液 |
CN101541840B (zh) | 2006-11-24 | 2011-04-20 | 旭硝子株式会社 | 含氟乳化剂的含量降低了的含氟聚合物水性分散液的制造方法 |
WO2011055824A1 (ja) * | 2009-11-09 | 2011-05-12 | 旭硝子株式会社 | ポリテトラフルオロエチレン水性乳化液及びその製造方法、該水性乳化液を用いて得られるポリテトラフルオロエチレン水性分散液、ポリテトラフルオロエチレンファインパウダー並びに延伸多孔体 |
JP5392188B2 (ja) * | 2010-06-01 | 2014-01-22 | 旭硝子株式会社 | 含フッ素ポリマー水性分散液の製造方法 |
EP3385326B1 (en) * | 2015-12-01 | 2020-05-06 | AGC Inc. | Aqueous polytetrafluoroethylene dispersion |
CN110997735B (zh) * | 2017-08-10 | 2024-03-01 | 大金工业株式会社 | 精制聚四氟乙烯水性分散液的制造方法、改性聚四氟乙烯粉末的制造方法、聚四氟乙烯成型体的制造方法以及组合物 |
CN115433419B (zh) * | 2022-09-30 | 2023-12-15 | 浙江华正新材料股份有限公司 | 树脂胶液、半固化片、电路基板以及印制电路板 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2908001C2 (de) * | 1979-03-01 | 1981-02-19 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung konzentrierter Dispersionen von Fluorpolymeren |
JP2689121B2 (ja) * | 1988-02-10 | 1997-12-10 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | 粘性液体水分散液の製造方法および装置 |
JP3078565B2 (ja) * | 1990-06-28 | 2000-08-21 | 株式会社ファインクレイ | 懸濁液のイオン交換処理装置 |
DE19857111A1 (de) * | 1998-12-11 | 2000-06-15 | Dyneon Gmbh | Wäßrige Dispersionen von Fluorpolymeren |
DE19932771A1 (de) | 1999-07-14 | 2001-01-18 | Dyneon Gmbh | Verfahren zur Eluierung fluorierter Emulgatoren |
JP4600617B2 (ja) * | 2000-08-07 | 2010-12-15 | オルガノ株式会社 | 陰イオン交換樹脂の性能評価方法及び装置並びに復水脱塩装置 |
ATE338073T1 (de) * | 2002-05-22 | 2006-09-15 | 3M Innovative Properties Co | Prozess zur reduzierung des gehaltes an fluorierten emulgatoren in wässrigen fluorpolymer-dispersionen |
ATE302243T1 (de) * | 2003-02-28 | 2005-09-15 | 3M Innovative Properties Co | Fluoropolymerdispersion enthaltend kein oder wenig fluorhaltiges netzmittel mit niedrigem molekulargewicht |
EP1533325B1 (en) * | 2003-11-17 | 2011-10-19 | 3M Innovative Properties Company | Aqueous dispersions of polytetrafluoroethylene having a low amount of fluorinated surfactant |
ITMI20040031A1 (it) * | 2004-01-14 | 2004-04-14 | Solvay Solexis Spa | Processo per la preparazione di dispersori di fluoropolimeri |
JP4391267B2 (ja) | 2004-02-27 | 2009-12-24 | ダイキョーニシカワ株式会社 | リフトゲートの構造 |
US7659329B2 (en) * | 2004-12-22 | 2010-02-09 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Removing fluorosurfactant from aqueous fluoropolymer dispersions using monodisperse ion exchange resin |
US7671111B2 (en) * | 2005-02-10 | 2010-03-02 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Monitoring column breakthrough in a process for removing fluorosurfactant from aqueous fluoropolymer dispersions |
US20060183842A1 (en) * | 2005-02-10 | 2006-08-17 | Johnson David W | Fluoropolymer dispersions with reduced fluorosurfactant content and high shear stability |
JP2007002072A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Daikin Ind Ltd | ノニオン性界面活性剤水性組成物製造方法 |
-
2005
- 2005-08-19 JP JP2005239062A patent/JP4792873B2/ja active Active
- 2005-11-17 AT AT05806823T patent/ATE446975T1/de not_active IP Right Cessation
- 2005-11-17 WO PCT/JP2005/021161 patent/WO2007020716A1/ja active Application Filing
- 2005-11-17 CN CN2005800513266A patent/CN101238156B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2005-11-17 EP EP05806823A patent/EP1916263B1/en not_active Not-in-force
- 2005-11-17 RU RU2008106236/04A patent/RU2387672C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2005-11-17 DE DE602005017435T patent/DE602005017435D1/de active Active
- 2005-11-21 US US11/282,624 patent/US7238735B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101238156A (zh) | 2008-08-06 |
US20070043164A1 (en) | 2007-02-22 |
EP1916263A1 (en) | 2008-04-30 |
DE602005017435D1 (de) | 2009-12-10 |
RU2387672C2 (ru) | 2010-04-27 |
CN101238156B (zh) | 2010-08-25 |
JP2007051255A (ja) | 2007-03-01 |
ATE446975T1 (de) | 2009-11-15 |
US7238735B2 (en) | 2007-07-03 |
RU2008106236A (ru) | 2009-08-27 |
EP1916263B1 (en) | 2009-10-28 |
EP1916263A4 (en) | 2008-12-17 |
WO2007020716A1 (ja) | 2007-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4792873B2 (ja) | 精製ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法 | |
EP2621967B1 (en) | Process for producing polytetrafluoroethylene fine powder | |
EP1939252B1 (en) | Aqueous polytetrafluoroethylene dispersion and product made from same | |
JP5470044B2 (ja) | 高分子量フルオロポリエーテル酸または塩およびフルオロポリエーテル酸または塩界面活性剤を含む重合剤を用いるフッ素化モノマーの水性重合 | |
EP1681308B1 (en) | Method of producing an aqueous tetrafluoroethylene polymer dispersion | |
JP5446269B2 (ja) | 含フッ素乳化剤の含有量の減少した含フッ素ポリマー水性分散液の製造方法 | |
JP5163125B2 (ja) | 塩基性陰イオン交換樹脂の再生方法 | |
EP2094784B1 (en) | Aqueous fluoropolymer dispersion stabilized with amine oxide surfactant and process for making coagulated fluoropolymer resin | |
EP2623543B1 (en) | Method for manufacturing fine polytetrafluoroethylene powder | |
EP2902424B1 (en) | Tetrafluoroethene polymer dispersions stabilized with aliphatic non-ionic surfactants | |
EP3533811A1 (en) | Nucleation in aqueous polymerization of fluoromonomer | |
JP5392188B2 (ja) | 含フッ素ポリマー水性分散液の製造方法 | |
US20070282055A1 (en) | Process for reducing fluorosurfactant content of fluoropolymer dispersions using anionic surfactant-treated anion exchange resin | |
JP5598478B2 (ja) | 凝析加工用ポリテトラフルオロエチレン水性分散液の製造方法及び凝析加工用ポリテトラフルオロエチレン水性分散液 | |
EP2955197B1 (en) | Process for producing polytetrafluoroethylene molding powder and process for producing polytetrafluoroethylene agglomerated product | |
EP2427506B1 (en) | Thermal reduction of fluoroether carboxylic acids or salts from fluoropolymer dispersions | |
US7666928B2 (en) | Staged addition of non-fluorinated anionic surfactant to reduced fluorosurfactant fluoropolymer dispersion | |
WO2012043870A1 (en) | Method for recovering fluorosurfactant |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110628 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110711 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4792873 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |