JP4791753B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
近年、燃料電池自動車などの電源として、単セルが複数積層してなる燃料電池スタック(燃料電池)の開発が盛んである。燃料電池は発電すると、主としてカソード(空気極)側で水が生成する。生成した水の一部は単セルを構成する固体高分子電解質膜(以下、電解質膜)内を拡散し、アノード(燃料極)側に透過する。また、前記電解質膜の湿潤状態を維持するために、加湿した空気(酸化剤ガス)をカソード側に供給する方法などが一般に採用されている。
このように、発電により生成した水や加湿により、燃料電池内を流通するガスの含水量は高くなっている。したがって、ガスの温度が低下すると、ガスに含まれていた水が凝縮する。ゆえに、燃料電池が冬季や寒冷地で使用された場合などであって、燃料電池を停止した後に氷点下に曝されると、燃料電池内が凍結してしまう場合がある。
そこで、燃料電池内の凍結を防止するために、燃料電池の上流側において、燃料ガス供給流路と酸化剤ガス供給流路とを連結する連結流路を設けると共に、この連結流路に開閉弁を設け、燃料電池の停止時などに開閉弁を開き、コンプレッサから燃料電池のアノードおよびカソードの両方に掃気ガス(非加湿の空気)を供給することで、燃料電池内を掃気する技術が提案されている(特許文献1参照)。すなわち、燃料電池の掃気とは、掃気ガスにより、発電により生成した水などを燃料電池外に押し出すことであり、空気パージとも称されている。
特開2003−331893号公報(段落番号0012〜0033、図1)
しかしながら、燃料電池の通常発電時において、前記開閉弁が閉まっていない等により、例えば、水素ガスが燃料電池のカソードに供給されてしまうと、燃料電池の出力が低下するため、前記開閉弁が良好に作動しているか否かを検出する要望がある。
そこで、本発明は、燃料電池の上流側において、燃料ガス供給流路と酸化剤ガス供給流路とを連結する連結流路に設けられた開閉弁の作動状態を検出できる燃料電池システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、発明は、アノードに燃料ガスが、カソードに酸化剤ガスが、それぞれ供給されることで発電する燃料電池と、燃料ガスが貯蔵された燃料ガスタンクと、前記燃料ガスタンクから前記アノードに向かう燃料ガスが流通する燃料ガス供給流路と、酸化剤ガスを吐出するコンプレッサと、前記コンプレッサから前記カソードに向かう酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス供給流路と、前記燃料ガス供給流路と前記酸化剤ガス供給流路とを連結する連結流路と、前記連結流路に設けられた開閉弁と、前記開閉弁から記カソード側かつ前記燃料電池より上流側に位置し、燃料ガスの濃度を検出する燃料ガス濃度検出手段と、前記開閉弁を制御する制御手段と、前記開閉弁が故障しているか否か判定する故障判定手段と、を備え、前記燃料電池の掃気時、前記制御手段は、前記開閉弁に開指令を送って当該開閉弁を開き、前記コンプレッサからの酸化剤ガスを掃気ガスとして前記アノードに導入し、前記燃料電池の通常発電時、前記制御手段が前記開閉弁に閉指令を送っている場合において、前記燃料ガス濃度検出手段の検出する実測燃料ガス濃度が所定燃料ガス濃度よりも高いとき、前記故障判定手段は、前記開閉弁は故障していると判定することを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、例えば、後記する実施形態に記載にするように、ガス検出手段が水素センサであって、この水素センサが開閉弁からカソード側に位置し、カソードと対極であるアノードに供給される水素ガスを検出するセンサである場合において(図1参照)、開閉弁に弁を閉じるように閉指令が送られているにも関わらず、水素センサによって、水素ガスが検出された場合、開閉弁が良好に作動していない、つまり、良好に閉まっておらず、開閉弁は故障していると作動状態を検出することができる。
また、このような燃料電池システムによれば、開閉弁を通り抜けたガスが燃料電池によって希釈等されない前に、ガス検出手段によって検出することができる。これにより、開閉弁の作動状態を良好に検出することができる。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記燃料ガスタンクと前記連結流路の接続点との間の前記燃料ガス供給流路に設けられた遮断弁を備え、前記開閉弁は閉状態を維持するためのシール部材を備え、前記所定燃料ガス濃度は、前記シール部材が劣化しているか否かの判断基準となる第1所定燃料ガス濃度と、前記第1所定燃料ガス濃度よりも高く前記開閉弁が故障しているか否かの判断基準となる第2所定燃料ガス濃度と、を含み、前記燃料電池の通常発電時、前記制御手段が前記開閉弁に閉指令を送っている場合において、前記第2所定燃料ガス濃度>前記実測燃料ガス濃度>前記第1所定燃料ガス濃度、であるとき、前記故障判定手段は、前記シール部材が劣化していると判定し、前記制御手段は、前記遮断弁を継続して開いて前記燃料ガスタンクから前記アノードに燃料ガスを継続して供給すると共に、前記コンプレッサを継続して作動させ前記コンプレッサから前記カソードに酸化剤ガスを継続して供給し、前記実測燃料ガス濃度>前記第2所定燃料ガス濃度、であるとき、前記故障判定手段は、前記開閉弁が故障していると判定し、前記制御手段は、前記遮断弁を閉じ、前記コンプレッサを停止させることが好ましい。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記燃料ガスタンクと前記連結流路の接続点との間の前記燃料ガス供給流路に設けられた遮断弁を備え、前記燃料電池の通常発電時、前記故障判定手段が前記開閉弁は故障していると判定した場合、前記制御手段は、前記遮断弁を閉じ、前記コンプレッサを停止させることが好ましい。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、アノードに燃料ガスが、カソードに酸化剤ガスが、それぞれ供給されることで発電する燃料電池と、燃料ガスが貯蔵された燃料ガスタンクと、前記燃料ガスタンクから前記アノードに向かう燃料ガスが流通する燃料ガス供給流路と、酸化剤ガスを吐出するコンプレッサと、前記コンプレッサから前記カソードに向かう酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス供給流路と、前記燃料ガス供給流路と前記酸化剤ガス供給流路とを連結する連結流路と、前記連結流路に設けられた開閉弁と、前記開閉弁から前記アノード側かつ前記燃料電池より上流側に位置し、酸化剤ガスの濃度を検出する酸化剤ガス濃度検出手段と、前記開閉弁を制御する制御手段と、前記開閉弁が故障しているか否か判定する故障判定手段と、を備え、前記燃料電池の掃気時、前記制御手段は、前記開閉弁に開指令を送って当該開閉弁を開き、前記コンプレッサからの酸化剤ガスを掃気ガスとして前記アノードに導入し、前記燃料電池の通常発電時、前記制御手段が前記開閉弁に閉指令を送っている場合において、前記酸化剤ガス濃度検出手段の検出する実測酸化剤ガス濃度が所定酸化剤ガス濃度よりも高いとき、前記故障判定手段は、前記開閉弁は故障していると判定することを特徴とする燃料電池システムである。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記燃料ガスタンクと前記連結流路の接続点との間の前記燃料ガス供給流路に設けられた遮断弁を備え、前記燃料電池の通常発電時、前記故障判定手段が前記開閉弁は故障していると判定した場合、前記制御手段は、前記遮断弁を閉じ、前記コンプレッサを停止させることが好ましい。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記燃料電池の掃気時、前記制御手段が前記開閉弁に開指令を送っている場合において、前記酸化剤ガス濃度検出手段の検出する実測酸化剤ガス濃度が所定酸化剤ガス濃度以下であるとき、前記故障判定手段は前記開閉弁が故障していると判定し、前記制御手段は前記コンプレッサを停止させることが好ましい。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記開閉弁の故障を報知する警告ランプを備え、前記故障判定手段が前記開閉弁は故障していると判定した場合、前記制御手段は、前記警告ランプを作動させることが好ましい。
本発明によれば、燃料電池の上流側において、燃料ガス供給流路と酸化剤ガス供給流路とを連結する連結流路に設けられた開閉弁の作動状態を検出できる燃料電池システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図1および図2を適宜参照して説明する。図1は、本実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。図2は、本実施形態に係る燃料電池システムに設定されたフローチャートである。
≪燃料電池システムの構成≫
図1に示すように、本実施形態に係る燃料電池システム1Aは、燃料電池自動車に搭載されたシステムであって、燃料電池10と、燃料電池10のアノード12に水素ガス(燃料ガス、反応ガス)を供給・排出するアノード系20と、燃料電池10のカソード13に加湿空気(酸化剤ガス、反応ガス)を供給・排出するカソード系30と、燃料電池10の上流側でアノード系20とカソード系30とを連結し、燃料電池10の掃気時に掃気ガス(非加湿の空気)をカソード系30からアノード系20のアノード側に導入する掃気ガス導入系40(連結系)と、これらを制御するECU50(Electronic Control Unit、制御装置)と、を主に備えている。なお、燃料電池10の掃気時とは、燃料電池10の発電停止時や発電開始時である。すなわち、燃料電池自動車の場合、燃料電池10の掃気時とは、イグニッションスイッチ(IGSW)のON時やOFF時である。
<燃料電池>
燃料電池10(燃料電池スタック)は、主として、一価の陽イオン交換型の電解質膜11の両面をアノード12(燃料極)およびカソード13(空気極)で挟持してなる膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly、膜電極複合体)と、MEAを挟持するセパレータとからなる単セルが、複数積層されることで構成されている。セパレータには、電解質膜11の全面に水素ガス、加湿空気をそれぞれ供給するための溝や、各単セルに供給するための貫通孔などが複雑に形成されている。そして、アノード12に水素ガスが、カソード13に加湿空気が供給されると、前記膜電極接合体において電位差が発生し、燃料電池10の出力端子に接続した走行モータなどの外部負荷からの電力要求に応じて、燃料電池10が発電するようになっている。
<アノード系>
アノード系20は、燃料電池10のアノード12に水素ガスを供給・排出する系である。以下、アノード系20の水素ガス供給側、水素ガス排出側の順で説明する。
<アノード系−水素供給側>
アノード系20の水素供給側は、下流側(燃料電池10側)に向かって、水素ガスが貯蔵された水素タンク21と、遮断弁22と、エゼクタ23とを主に備えている。水素タンク21は、配管21aを介して遮断弁22に接続しており、遮断弁22は配管22aを介してエゼクタ23に接続している。そして、エゼクタ23は、配管23aを介して燃料電池10のアノード12に通じる燃料供給口12aに接続している。配管22aには、図示しない減圧弁が設けられている。遮断弁22は、後記するECU50の制御部51と電気的に接続しており、制御部51は遮断弁22を所望に開/閉するようになっている。
したがって、遮断弁22を開くと、水素タンク21から、水素ガスが所定に減圧された後、燃料電池10のアノード12に供給されるようになっている。
なお、本実施形態において、アノード12に供給される水素ガスが流通する水素ガス供給流路(燃料ガス供給流路)は、配管21aと、遮断弁22と、配管22aと、エゼクタ23と、配管23aとによって構成されている(燃料ガス供給流路手段)。
<アノード系−水素排出側>
アノード系20の水素排出側は、気液分離器24と、水素パージ弁25(掃気弁)と、未反応の水素ガスを希釈する希釈器26とを主に備えている。
気液分離器24(キャッチタンク)は、燃料電池10のアノード12から排出されたガス(以下、アノードオフガス)を気液分離し、アノードオフガス中の水を除去するための機器である。気液分離器24は、燃料電池10のアノード12に通じる燃料排出口12bの下流側に、配管24aを介して接続している。
また、気液分離器24は、冷媒が流通する冷媒配管(図示しない)などを備えており、配管24aを介して、内部に導入されたアノードオフガスを所定に冷却し、未反応の水素ガスと水とに気液分離するようになっている。ただし、気液分離器24の気液分離方式はこれに限定されず、例えば遠心力により分離する方式であってもよい。
気液分離器24の下流側は、配管24bを介してエゼクタ23と、配管24cを介して希釈器26とに、それぞれ接続している。配管24bは、分離された未反応の水素ガスをエゼクタ23に戻し、水素ガスが循環するように、気液分離器24の適所(上壁など)に設けられている。配管24cは、分離された水(液体)が排出されるように、気液分離器24の適所(底壁など)に設けられている。配管24cには、開閉弁28が設けられており、開閉弁28を適宜に開閉することで、気液分離器24に溜まった水がドレン水として希釈器26に送られるようになっている。
水素パージ弁25は開閉弁であり、その上流側は、配管25aを介して、配管24bの途中位置に接続している。水素パージ弁25の下流側は、配管25bを介して、希釈器26に接続している。水素パージ弁25は、循環する水素ガス中の不純物(水や窒素ガス)の量が高くなった時(水素パージ時)や、カソード系30からアノード系20に掃気ガスを導入し燃料電池10内を掃気する掃気時に、開かれる。
希釈器26(希釈ボックス)は、内部に希釈空間を有する機器であり、水素パージ弁25が開かれる水素パージ時などに、配管25bから供給される未反応の水素ガスを含むアノードオフガスを希釈するようになっている。希釈器26の上流側は、配管25bの他、配管24cと、配管31bとに接続している。
希釈器26の下流側には、希釈された水素ガスや、気液分離器24により分離され希釈器26に導入された水を含むドレン水を、外部に排出する配管26aが、適所に設けられている。
<カソード系>
カソード系30は、燃料電池10のカソード13に加湿空気(掃気時は非加湿空気)を供給・排出する系であり、コンプレッサ31(ポンプ)と、水素センサ32(ガス検出手段)と、を主に備えている。
<カソード系−空気供給側>
カソード系30の空気供給側について説明すると、コンプレッサ31は、外気を取り込み、圧縮し、カソード13に送る機器である。コンプレッサ31は、配管31aを介して、燃料電池10のカソード13に通じる空気供給口13aに接続している。また、配管31aには、加湿器(図示しない)が設けられており、燃料電池10の通常発電時は、空気を加湿可能となっている。
なお、本実施形態において、カソード13に供給される加湿空気(酸化剤ガス)が流通する加湿空気供給流路(酸化剤ガス供給流路)は、配管31aによって構成されている(酸化剤ガス供給流路手段)。
水素センサ32は、アノード12(対極)に供給される水素ガスを検出する種類のセンサである。水素センサ32は、開閉弁42から見て、カソード13側の配管31a上に設けられており、配管31a内の実際の水素ガス濃度(以下、実測水素ガス濃度)を検出するようになっている。また、水素センサ32は、配管31aと後記する掃気ガス導入系40の配管41との連結点Jより下流側であって、燃料電池10より上流側に位置している。
これにより、水素センサ32が、開閉弁42を通り抜け、燃料電池10に流れ込む前の水素ガスを検出するようになっている。すなわち、開閉弁42を通過した直後の水素ガスが速やかに検出される。
<カソード系−空気排出側>
カソード系30の空気排出側について説明すると、燃料電池10のカソード13に連通する空気排出口13bは、配管31bを介して、希釈器26に接続している。これにより、空気排出口13bから排出されたカソードオフガス(通常発電時は加湿空気+生成した水、掃気時は掃気ガス+押し出された水)が、配管31bを介して希釈器26に供給されるようになっている。
また、配管31bには、背圧弁(図示しない)が設けられており、その背圧を調整することで、燃料電池10におけるアノード12側の水素ガスの圧力と、カソード13側の空気の圧力とをバランスさせるようになっている。これにより、電解質膜11の寿命は延ばされる。
<掃気ガス導入系>
掃気ガス導入系40(連結系)は、配管23aと配管31aとを接続する配管41(燃料ガス供給流路と酸化剤ガス供給流路とを連結する連結流路)と、配管41に設けられた開閉弁42とを備えている(掃気ガス導入手段)。そして、開閉弁42は、制御部51と電気的に接続しており、制御部51は開閉弁42を開/閉するようになっている。なお、燃料電池10の通常発電時、開閉弁42は閉じられ、配管41内のガスの流通が遮断される。一方、燃料電池10の掃気時、開閉弁42は開かれ、カソード系30からアノード系20に掃気ガス(非加湿の空気)が導入される。
<ECU>
ECU50は、制御部51(制御手段、故障判定部)と、制御データ記憶部52(故障判定データ記憶部)とを備えており、これらはCPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路、各種記憶媒体などから構成されている。
[制御部]
制御部51は、遮断弁22と、コンプレッサ31と、開閉弁42と電気的に接続しており、これらを所望に制御するようになっている。制御部51は、水素センサ32と電気的に接続しており、水素センサ32による実測水素ガス濃度を監視している。また、制御部51は、後記する警告ランプ61と電気的に接続しており、警告ランプ61を適宜にON/OFFするようなっている。さらに、制御部51は、燃料電池自動車のIGSWと接続しており、IGSWのON/OFFに連動するようになっている。
[制御部−故障判定機能]
制御部51は、開閉弁42が故障しているか否かを判定する故障判定機能を有している(図2、S101)。具体的に説明すると、燃料電池10の通常発電時において、開閉弁42に閉指令を発している場合において、水素センサ32による実測水素ガス濃度と、制御データ記憶部52の所定水素ガス濃度とを比較して、「実測水素ガス濃度>所定水素ガス濃度」のとき、開閉弁42を通り抜けて、アノード系20からカソード系30に水素ガスが流れており、開閉弁42が故障していると判定するようになっている(図2、S101・Yes)。
[制御データ記憶部]
制御データ記憶部52には、予備実験などにより求められた所定水素ガス濃度が記憶されている。所定水素ガス濃度とは、開閉弁42に閉指令が送られている場合において、開閉弁42が故障しているか否かと判定するため、基準となる水素ガス濃度である。制御データ記憶部52は、制御部51と電気的に接続しており、制御部51は、所定水素ガス濃度を適宜参照可能となっている。
<その他>
その他、燃料電池システム1Aは、インストルメントパネルに設けられた警告ランプ61を備えている。警告ランプ61は、制御部51と電気的に接続しており、制御部51は警告ランプ61を適宜にON/OFFするようになっている。
≪燃料電池システムの動作≫
次に、図1に加えて図2を参照して、制御部51に設定されたフローチャートと共に、燃料電池システム1Aの燃料電池10の通常発電時における動作について説明する。なお、制御部51は、図2に示すフローチャートの各ステップの処理を繰り返して行っている。
ここで、燃料電池10の通常発電時、燃料電池自動車のIGSWはONされ、燃料電池システム1Aは起動している。また、この通常発電時において、遮断弁22は開かれ、水素タンク21からアノード12に水素ガスが送られると共に、コンプレッサ31は作動し、この作動するコンプレッサ31からカソード13に加湿空気が送られている。一方、制御部51は、開閉弁42に閉指令を送っている。さらに、ここでは、通常発電時において、アノード12に供給される水素ガスの圧力が、カソード13に供給される加湿空気の圧力より高い場合について説明する。
ステップS101において、制御部51は、開閉弁42が故障しているか否かを判定する。
具体的には、制御部51は、水素センサ32が検出した実測水素濃度と、制御データ記憶部52に記憶された所定水素濃度とを比較して、「実測水素ガス濃度>所定水素ガス濃度」の場合、開閉弁42が故障していると判定し(S101・Yes)、ステップS102に進む。
一方、「実測水素ガス濃度≦所定水素ガス濃度」の場合(S101・No)、処理はリターンに進んだ後、スタートに戻る。
<開閉弁の故障による処理>
ステップS102において、制御部51は、警告ランプ61をONする。これにより、燃料電池自動車の運転者が、開閉弁42が故障していることを視認することができる。
これと共に、制御部51は、遮断弁22を閉じ、コンプレッサ31をOFFし、燃料電池システム1Aを停止させる。これにより、開閉弁42を通り抜けた水素ガスがカソード13に供給された状態での燃料電池10の発電が停止する。すなわち、電解質膜11の両側に水素ガスが存在する状況下での燃料電池10の発電は停止され、電解質膜11などの劣化は防止される。
その後、処理はリターンに進み、スタートに戻る。この後、例えば、開閉弁42がメンテナンスされ正常となった場合、ステップS101の判定はNoとなり、燃料電池10は良好に発電し続ける。
このように本実施形態に係る燃料電池システム1Aによれば、燃料電池10の通常発電時において、開閉弁42の故障を検出できると共に、故障が検出された場合、燃料電池10を発電停止させることにより、電解質膜11などのデバイスを保護することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば次のように変更することができる。
前記した実施形態では、燃料電池10の通常発電時に、アノード12に供給される水素ガスの圧力が、カソード13に供給される加湿空気の圧力より高い燃料電池システム1Aの場合について説明したが、カソード13に供給される加湿空気の圧力が、アノード12に供給される水素ガスの圧力より高い燃料電池システム1Bの場合、水素センサ32に代えて、図3に示すように、開閉弁42から見てアノード12側の配管23aに酸素センサ27(ガス検出手段)を設け、カソード系30から開閉弁42を通り抜けて、アノード系20に流れ込んだ空気中の実際の酸素ガス濃度(以下、実測酸素ガス濃度)を検出する構成とする。なお、酸素ガスは、言うまでもなくアノード12の対極であるカソード13に供給されるべきガスであり、酸素センサ27は、酸素ガスを検出する種類のセンサである。
この場合において、制御データ記憶部52には、前記した所定水素ガス濃度に代えて、所定酸素ガス濃度を記憶させる。そして、制御部51には、図4に示すように、通常発電時において、実測酸素ガス濃度と所定酸素ガス濃度とを比較し、「実測酸素ガス濃度>所定酸素ガス濃度」の場合(図4、S201・Yes)、開閉弁42が故障していると判定するように設定する。
また、このように開閉弁42からアノード12側の配管23aに酸素センサ27を設けた場合、燃料電池10の掃気時に、制御部51は開閉弁42に開指令を送っているにも関わらず、酸素センサ27により酸素ガスが検出されないとき、制御部51は開閉弁42が故障していると判定できる。これにより、燃料電池10のアノード12の未掃気を防止することができる。
この他、酸素センサ27と水素センサ32を両方設けると共に、アノード系20の配管23aとカソード系30の配管31aとに圧力センサをそれぞれ設け、「アノード系20の圧力>カソード系30の圧力」の場合に水素センサ32に基づく判定を優先させ、「アノード系20の圧力<カソード系30の圧力」の場合に酸素センサ27に基づく判定を優先させる構成としてもよい。
前記した実施形態では、水素センサ32が燃料電池10の上流側の配管31aに配置された構成としたが、水素センサ32は、連結点Jと開閉弁42との間の配管41に配置されてもよいし、連結点Jとコンプレッサ31との間の配管31aに配置されてもよい。すなわち、このような位置に水素センサ32が位置しても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。なお、これらのことは、前記した酸素センサ27についても同様である。
前記した実施形態では、制御データ記憶部52に、所定水素ガス濃度のみが記憶されたとしたが、例えば、開閉弁42に内蔵されたOリング(シール部材)などが劣化したレベル(燃料電池10の発電継続可能なレベル)に対応する第1所定水素ガス濃度や、開閉弁42が完全に閉じていないレベルに対応する第2所定水素ガス濃度など、複数の所定水素ガス濃度を記憶させてもよい。そして、制御部51は、「第2所定水素ガス濃度>実測水素ガス濃度>第1所定水素ガス濃度」の場合、燃料電池システム1Aを直ちに停止させず、燃料電池自動車をメンテナンス可能な場所まで走行できるように構成し、一方、「実測水素ガス濃度>第2所定水素ガス濃度」の場合、遮断弁22を閉じ、コンプレッサ31を停止させ、燃料電池システム1Aを停止させる構成としてもよい。
本実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。 本実施形態に係る燃料電池システムに設定されたフローチャートである。 変形例に係る燃料電池システムの構成図である。 変形例に係る燃料電池システムに設定されたフローチャートである。
符号の説明
1A、1B 燃料電池システム
10 燃料電池
11 電解質膜
12 アノード
13 カソード
20 アノード系
22 遮断弁
27 酸素センサ(ガス検出手段)
30 カソード系
31 コンプレッサ
32 水素センサ(ガス検出手段)
40 掃気ガス導入系
42 開閉弁
50 ECU
51 制御部
52 制御データ記憶部
61 警告ランプ

Claims (7)

  1. アノードに燃料ガスが、カソードに酸化剤ガスが、それぞれ供給されることで発電する燃料電池と、
    燃料ガスが貯蔵された燃料ガスタンクと、
    前記燃料ガスタンクから前記アノードに向かう燃料ガスが流通する燃料ガス供給流路と、
    酸化剤ガスを吐出するコンプレッサと、
    前記コンプレッサから前記カソードに向かう酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス供給流路と、
    前記燃料ガス供給流路と前記酸化剤ガス供給流路とを連結する連結流路と、
    前記連結流路に設けられた開閉弁と、
    前記開閉弁から記カソード側かつ前記燃料電池より上流側に位置し、燃料ガスの濃度を検出する燃料ガス濃度検出手段と、
    前記開閉弁を制御する制御手段と、
    前記開閉弁が故障しているか否か判定する故障判定手段と、
    備え、
    前記燃料電池の掃気時、前記制御手段は、前記開閉弁に開指令を送って当該開閉弁を開き、前記コンプレッサからの酸化剤ガスを掃気ガスとして前記アノードに導入し、
    前記燃料電池の通常発電時、前記制御手段が前記開閉弁に閉指令を送っている場合において、前記燃料ガス濃度検出手段の検出する実測燃料ガス濃度が所定燃料ガス濃度よりも高いとき、前記故障判定手段は、前記開閉弁は故障していると判定する
    とを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料ガスタンクと前記連結流路の接続点との間の前記燃料ガス供給流路に設けられた遮断弁を備え、
    前記開閉弁は閉状態を維持するためのシール部材を備え、
    前記所定燃料ガス濃度は、前記シール部材が劣化しているか否かの判断基準となる第1所定燃料ガス濃度と、前記第1所定燃料ガス濃度よりも高く前記開閉弁が故障しているか否かの判断基準となる第2所定燃料ガス濃度と、を含み、
    前記燃料電池の通常発電時、前記制御手段が前記開閉弁に閉指令を送っている場合において、
    前記第2所定燃料ガス濃度>前記実測燃料ガス濃度>前記第1所定燃料ガス濃度、であるとき、前記故障判定手段は、前記シール部材が劣化していると判定し、前記制御手段は、前記遮断弁を継続して開いて前記燃料ガスタンクから前記アノードに燃料ガスを継続して供給すると共に、前記コンプレッサを継続して作動させ前記コンプレッサから前記カソードに酸化剤ガスを継続して供給し、
    前記実測燃料ガス濃度>前記第2所定燃料ガス濃度、であるとき、前記故障判定手段は、前記開閉弁が故障していると判定し、前記制御手段は、前記遮断弁を閉じ、前記コンプレッサを停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記燃料ガスタンクと前記連結流路の接続点との間の前記燃料ガス供給流路に設けられた遮断弁を備え、
    前記燃料電池の通常発電時、前記故障判定手段が前記開閉弁は故障していると判定した場合、前記制御手段は、前記遮断弁を閉じ、前記コンプレッサを停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. アノードに燃料ガスが、カソードに酸化剤ガスが、それぞれ供給されることで発電する燃料電池と、
    燃料ガスが貯蔵された燃料ガスタンクと、
    前記燃料ガスタンクから前記アノードに向かう燃料ガスが流通する燃料ガス供給流路と、
    酸化剤ガスを吐出するコンプレッサと、
    前記コンプレッサから前記カソードに向かう酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス供給流路と、
    前記燃料ガス供給流路と前記酸化剤ガス供給流路とを連結する連結流路と、
    前記連結流路に設けられた開閉弁と、
    前記開閉弁から記アノード側かつ前記燃料電池より上流側に位置し、酸化剤ガスの濃度を検出する酸化剤ガス濃度検出手段と、
    前記開閉弁を制御する制御手段と、
    前記開閉弁が故障しているか否か判定する故障判定手段と、
    備え、
    前記燃料電池の掃気時、前記制御手段は、前記開閉弁に開指令を送って当該開閉弁を開き、前記コンプレッサからの酸化剤ガスを掃気ガスとして前記アノードに導入し、
    前記燃料電池の通常発電時、前記制御手段が前記開閉弁に閉指令を送っている場合において、前記酸化剤ガス濃度検出手段の検出する実測酸化剤ガス濃度が所定酸化剤ガス濃度よりも高いとき、前記故障判定手段は、前記開閉弁は故障していると判定する
    とを特徴とする燃料電池システム。
  5. 前記燃料ガスタンクと前記連結流路の接続点との間の前記燃料ガス供給流路に設けられた遮断弁を備え、
    前記燃料電池の通常発電時、前記故障判定手段が前記開閉弁は故障していると判定した場合、前記制御手段は、前記遮断弁を閉じ、前記コンプレッサを停止させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池の掃気時、前記制御手段が前記開閉弁に開指令を送っている場合において、前記酸化剤ガス濃度検出手段の検出する実測酸化剤ガス濃度が所定酸化剤ガス濃度以下であるとき、前記故障判定手段は前記開閉弁が故障していると判定し、前記制御手段は前記コンプレッサを停止させる
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記開閉弁の故障を報知する警告ランプを備え、
    前記故障判定手段が前記開閉弁は故障していると判定した場合、前記制御手段は、前記警告ランプを作動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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