JP4791660B2 - データフロー自動生成装置とデータフロー自動生成方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リエンジニアリング技術を元にデータの流れと入出力に着目して、再構築が可能なデータフロー図を生成する方法に関し、特に、これにより既存のシステムの全体概要を把握する支援を行うとともに、システムの再構築を行う際の工数の削減を図ることが可能なデータフロー自動生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ソフトウェアの生産、保守、再構築といったソフトウェアのライフサイクルにおいて、再構築作業は度重なる変更により当初のシステム構成が変化する。その調査分析作業は基本的に手作業であり、多大な工数と費用および経験のある要員が必要であった。
このことから、既存のソフトウェア資産を解析して、システムを効率よく再構築するに当って、既存のソフトウェア資産を解析し、各種仕様書を自動生成するリエンジニアリング技術が開発され活用されている。
【0003】
なお、一般のシステム解析方法としては、例えば、特開2001−92651号公報に記載のシステム解析装置がある。これは、既存のジョブ制御文(以下、JCLと記す)とプログラムを解析して、JCL上に定義された全てのデータセット、リスト出力(帳票)をジョブフロー図としてプリンタ上に出力するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術によるジョブフロー図生成技法では、ジョブ単位、プログラム単位の機能を把握するものであり、既存のソフトウェア資産が膨大な場合には、それに比例して膨大なジョブフロー図が生成され、システム全体を把握するためには困難である、という問題があった。
また、プリンタ上に出力されることから、システムの再構築に当って、新システムの設計を行う上で、新システムのジョブフロー図を作成するにはこれを再利用することができず、手作業によりジョブフロー図を作成しなければならない、という問題があった。
【0005】
本発明の第1の目的は、これら従来の問題を解決し、ユーザプログラムに定義されているデータセットとリスト出力(帳票)に着目することにより、ジョブネット単位にマスタデータの流れ、および帳票出力しているジョブを容易に把握することができ、システム全体における概要を把握し、更にシステム再構築における改造箇所を容易に把握することが可能なデータフロー自動生成方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、上記のマスタデータがユーティリティを介して他のジョブに引き渡されている場合や、ユーティリティを利用して帳票を出力している場合があることから、ユーティリティによるデータの流れや帳票出力箇所もデータフロー図に反映させることが可能なデータフロー自動生成方法を提供することにある。
本発明の第3の目的は、基本設計時に必要とされるデータフロー図に関連付けてジョブフロー図を生成することにより、局所的に詳細を把握したい場合にジョブフロー図を参考にすることができ、更にデータフロー図、ジョブフロー図のいずれもPowerpoint等の描画ソフトウェアに描画することにより、新システムの設計書として再利用することが可能なデータフロー自動生成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明のデータフロー自動生成方法は、既存のソフトウェア資産であるジョブ制御文(JCL)とソースプログラムの解析情報から、JCL上のプログラムに定義され、データセット区分が恒久データセットのデータセットについて、複数のジョブ間で定義されているデータセット、およびプログラムで定義されたリスト出力(帳票)に対して描画する情報を蓄積し、更に、上記プログラムの解析情報からプログラム名およびDD名(JCL上で入出力装置等を定義し、プログラムの論理ファイル名と対応付ける名称)をJCL解析情報と比較して、描画対象データセットの入出力情報を抽出し、抽出された上記入出力情報を上記描画情報に付加することで、指定されたジョブネット単位に、該描画情報を元にジョブ間のデータフロー図を生成することを特徴とする。
【0007】
上記第2の目的を達成するために、本発明のデータフロー自動生成方法は、描画させたいユーティリティについて、ユーティリティ名称、DD名、入出力情報を定義したユーティリティ情報ファイルを作成し、ユーティリティ関連データセットを選択的にデータフロー図上に出力させることを特徴とする。
【0008】
上記第3の目的を達成するために、本発明のデータフロー自動生成方法は、JCL解析情報に定義された全てのデータセット、リスト出力(帳票)に関してプログラム情報およびユーティリティ情報から入出力情報を付加した描画情報をデータフロー図とは別に作成し、それぞれの描画情報からデータフロー図およびジョブフロー図を生成してPowerpointを含む描画用コンピュータ制御ソフトウェアに表示させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
図2は、本発明のデータフロー自動生成プログラムを起動させるハードウェア環境の図である。
図2において、201はプログラムに基づく逐次処理能力を有するCPUであり、図1の処理を制御する。202はキーボードとディスプレイ画面を有する対話式端末であり、利用者はジョブネット情報を入力し、また生成されたデータフロー図、ジョブフロー図が表示され、修正する際に用いられる。203は本発明のデータフロー自動生成プログラムを起動する主記憶装置である。204はデータフロー図を描画するジョブの実行順を指定するジョブネット情報を記憶したファイルであり、205はユーティリティ関連の入出力情報を定義したユーティリティ情報を記憶したファイルであり、206は既存のソフトウェア資産であるJCLの解析情報を記憶したファイルであり、207はソースプログラムの解析情報を記憶したファイルである。
また、208は、本発明によるデータフロー図生成のための描画情報を記憶したファイルであり、209はジョブフロー図生成のための描画情報を記憶したファイルである。
【0010】
図3は、JCL解析情報を示す図である。
図3において、301はJCLメンバ名、302はジョブステップ名、303はプログラム名、304はDD名、305は区分、306はデータセット名、307がデータセット区分である。
区分305は入出力ファイルの種別を定義しており、‘DS’の場合はデータセットを示し、‘SO’の場合はリスト出力(帳票)を示す。これによって、データフロー図を描画する際の描画オブジェクトはデータセットオブジェクト、またはリスト出力(帳票)オブジェクトを描画する。
【0011】
図4は、プログラム解析情報を示す図である。
図4において、401はプログラム名、402はDD名、403はデータセットの入出力区分である。
【0012】
図5は、ジョブネット情報を示す図である。
図5において、501はジョブネット名、502は実行されるJCLメンバ名、503はJCLメンバの実行順である。
利用者は、データフロー図描画対象のジョブネットを生成し、図2に示すジョブネット情報ファイル204に格納する。データフロー図は、このジョブネット情報のジョブネット名単位に作成される。
【0013】
図6は、ユーティリティ情報を示す図である。
次に、プログラム情報では得られないユーティリティに関するDD名と入出力区分を定義したユーティリティ情報を作成し、ユーティリティ情報ファイル205に格納する。
図6において、601はユーティリティ名、602はDD名、603は入出力区分である。
【0014】
図1は、本発明の一実施例を示すデータフロー自動生成方法の処理手順のフローチャートであり、図7はデータフロー図描画情報を示す図である。
図1に示すように、本発明においては、先ず、既存のソフトウェア資産であるJCL(図3参照)、およびソースプログラム(図4参照)を解析し(ステップ101)、解析情報をそれぞれJCL解析情報ファイル206とプログラム解析情報ファイル207に格納する。
次に、データフロー図描画対象のジョブネット(図5参照)を作成し(ステップ102)、ジョブネット情報ファイル204に格納する。次に、プログラム情報では得られないユーティリティに関するDD名と入出力区分を定義してユーティリティ情報(図6参照)を作成し、ユーティリティ情報ファイル205に格納する(ステップ103)。
【0015】
次に、ジョブネット情報(図5参照)のJCLメンバ名502を、JCL解析情報(図3参照)のJCLメンバ名301と比較し、同じJCLメンバ名のJCL解析情報についてデータフロー図描画情報(図7参照)に抽出し(ステップ104)、データフロー図描画情報ファイル208に格納する。
次に、ジョブネット情報(図5参照)のジョブネット名501をJCL解析情報に付加する(図7の701)。
JCL解析情報(図3)では、JCLメンバJCL001,JCL002,JCL003,JCL004,JCL005の解析情報301が抽出されているが、ジョブネット情報(図5)では、ジョブネットJNT001(501)にはJCL001,JCL002,JCL003(502)が指定されていることから、JCL001,JCL002,JCL003のみの情報を抽出して、図7のデータフロー図描画情報を生成する。
【0016】
JCLからだけではJCL上に定義されたデータセットの入出力は判断できないため、プログラムを解析した情報から入出力情報をデータフロー図描画情報(図7参照)に付加する(ステップ105)。
プログラム解析情報(図4参照)とデータフロー図描画情報(図7参照)のプログラム名(401と703)を比較し、合致したプログラムについては、DD名(402と704)を比較する。プログラム名とDD名とが合致した場合に、プログラム解析情報から入出力区分(403)をデータフロー図描画情報に付加する(図7の708)。
プログラム解析情報(図4参照)には、ユーティリティ情報は抽出されていないため、JCL上に定義されたユーティリティの入出力情報については、更にユーティリティ情報(図6参照)を参照して、ユーティリティの入出力区分(603)をデータフロー図描画情報(図7の708)に付加する(ステップ106)。
【0017】
次に、抽出されたデータフロー図描画情報(図7参照)を元に、ジョブ間でのデータセット名(706)を比較し、合致したデータセット名(709,710,711)について描画対象としての描画フラグ‘1’(712)をセットする(ステップ107)。ただし、同一ジョブ内で同一データセットを定義している場合で、他のジョブでは定義されていない場合(714)、描画対象外であると判断して描画フラグはセットしない。更に、データセット区分が‘一時’の場合(715)も、同様に描画対象外と判断して描画フラグはセットしない。また、データフロー図描画情報において、区分(705)が‘SO’の場合(713)には、描画対象として描画フラグをセットする。この描画フラグがセットされたデータセットおよびリスト出力(帳票)を、ジョブ間のデータの流れを示すデータフロー図描画情報とし(ステップ108)、この描画情報によりデータフロー図を描画する(ステップ109)。このデータフロー図描画により、データの流れを把握することが可能になる。
【0018】
次に、ジョブフロー図に関しては、ジョブネット情報を参照しないため、JCL解析情報に定義された全てのJCLの情報について同様にプログラム解析情報(図4参照)、およびユーティリティ情報(図6参照)から入出力区分を付加し(図1のステップ105,106)、ジョブフロー図描画情報を作成して(ステップ110)、図2のジョブフロー図描画情報208に格納する。
この方法により、ジョブネット単位のデータフロー図、およびそれに関連したジョブフロー図が生成され、システム全体概要とジョブ単位の詳細なデータの流れの双方を把握することが可能になる。
【0019】
図8は、データフロー図の出力例を示す図である。
図8において、801はデータフロー図描画情報(図7参照)のジョブネット名(701)、802はJCLメンバ名(702)を描画している。ジョブ単位には処理ボックス(803)を描画し、処理ボックスの中(804)にデータフロー図描画情報から取得したプログラム名(703)を描画している。データフロー図は、このジョブ単位の処理ボックス間でのデータの流れを描画している。
区分(705)が‘DS’の場合には、データセットとして描画し(805)、そのデータセットオブジェクトの中(806)にはデータセット名(706)を描画する。区分(705)が‘SO’の場合には、リスト出力(帳票)として描画する(808)。データフロー図では、同一のデータセットがジョブ間で描画された場合、データの流れが把握し難いため、連結コネクタ(807)によりジョブ間の同一データセットを連結して描画する。
【0020】
図9は、ジョブフロー図の出力例を示す図である。
図9において、901はジョブネット情報(図5参照)のジョブネット名(501)、902はJCL解析情報(図3参照)のジョブステップ名(302)を描画している。ジョブステップ単位の処理ボックス(903)とプログラム名(904)である。データフロー図と同様に、区分(305)が‘DS’の場合、データセットとして描画し(905)、データセット名(906)を更に表示している。データセット区分(307)が ‘一時’の場合には、点線のデータセット(907)として描画するため、一時データセットであることが容易に判断できる。また、区分(305)が‘SO’ の場合には、リスト出力(帳票)として描画する(908)。データフロー図、およびジョブフロー図は、それぞれPoewrpointを含む描画用コンピュータ制御ソフトウェアにより、端末装置(202)に表示され、その結果、再利用のために修正することが可能になる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、大規模システムにおけるサブシステム単位のデータの流れを容易に把握することが可能になり、システム分析作業工数の削減を図ることができる。また、システムの再構築において、生成されたデータフロー図を再利用することにより、新システムデータフロー図作成作業の工数の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すデータフロー自動生成方法の処理手順のフローチャートである。
【図2】本発明のデータフロー自動生成プログラムを起動させるハードウェア環境の図である。
【図3】リエンジニアリング技術に基づいた既存ソフトウェア資産であるJCLの解析情報の図である。
【図4】リエンジニアリング技術に基づいた既存ソフトウェア資産であるプログラムの解析情報の図である。
【図5】本発明のデータフロー図を描画する対象となるジョブネットおよびJCLを指定したジョブネット情報の図である。
【図6】ユーティリティに関する入出力を定義したユーティリティ情報の図である。
【図7】本発明のデータフロー図を描画するための情報に集約したデータフロー図描画情報の図である。
【図8】本発明の実施例から描画したデータフロー図出力例の図である。
【図9】本発明の実施例から描画したジョブフロー図出力例の図である。
【符号の説明】
201…CPU、202…端末装置、203…主記憶装置、
204…ジョブネット情報ファイル、205…ユーティリティ情報ファイル、
206…JCL解析情報ファイル、207…プログラム解析情報ファイル、
208…データフロー図描画情報ファイル、
209…ジョブフロー図描画情報ファイル、301…JCLメンバ名、
302…ジョブステップ名、303…プログラム名、304…DD名、
305…ファイル区分、306…データセット名、307…データセット区分
401…プログラム名、402…DD名、
403…データセットの入出力区分、501…ジョブネット名、
502…実行されるJCLメンバ名、503…JCLメンバの実行順、
601…ユーティリティ名、602…DD名、603…入出力区分、
701…ジョブネット名、702…JCLメンバ名、703…プログラム名、
704…DD名、705…ファイル区分、
706…ジョブ間でのデータセット名、707…データセット区分、
708…データセット入出力区分、
709,710,711…合致したデータセット名、712…描画フラグ、
713…区分が‘SO’の場合、
714…同一データセットを定義し、他のジョブでは定義されていない場合、
715…ワークファイルを示す。
Claims (6)
- それぞれが複数のプログラムからなる複数のジョブ間のデータフロー図を作成し表示するデータフロー自動生成装置であって、
CPUと、表示手段(端末装置)と、データフロー自動生成プログラム及び汎用の描画用コンピュータ制御ソフトウェアを記憶した主記憶手段と、
予め前記複数のジョブの各ジョブ制御文を解析して生成された、ジョブ名、当該ジョブを構成するプログラム名、DD名、当該DDの入出力対象がデータセットであるかリストであるかを表す入出力ファイル区分およびデータセット名を少なくとも含むJCL解析情報を記憶するJCL解析情報記憶手段と、
予め前記システムのソースプログラムを解析して生成された、プログラム名、DD名およびデータセットの入出力区分を含むプログラム解析情報を記憶するプログラム解析情報記憶手段と、を備え、
前記CPUは、
前記データフロー自動生成プログラムを実行することにより、
前記プログラム解析情報におけるプログラム名およびDD名と、予め特定された複数のジョブのそれぞれの前記JCL解析情報におけるプログラム名およびDD名とを比較して、プログラム名およびDD名が一致する複数のジョブを抽出し、
抽出した各ジョブに対応するように、前記JCL解析情報に、描画対象として描画フラグをセットするとともに、前記プログラム解析情報において一致するプログラム名およびDD名に対応するデータセットの入出力区分を付加することにより、データフロー図描画情報を生成し、
前記描画用コンピュータ制御ソフトウェアに対し、前記データフロー図描画情報を用いて、抽出した各ジョブのジョブ名、当該ジョブを構成するプログラム名、各ジョブ間で入出力されるデータセット名を含む、各ジョブ間のデータフロー図を生成して上記表示手段に表示させる、
ことを特徴とするデータフロー自動生成装置。 - 請求項1に記載のデータフロー自動生成装置であって、
予め作成された、前記プログラム解析情報では得られないユーティリティに関するDD名と入出力区分を定義したユーティリティ情報を記憶するユーティリティ情報記憶手段を備え、
前記CPUは、前記データフロー自動生成プログラムを実行することにより、
前記ユーティリティ情報記憶手段が記憶した前記ユーティリティ情報において、前記一致したプログラム名およびDD名に対応して登録されている入出力区分を抽出し、前記JCL解析情報における当該プログラム名およびDD名に対応して付加して前記データフロー図描画情報を生成する
ことを特徴とするデータフロー自動生成装置。 - CPUと、
表示手段(端末装置)と、
データフロー自動生成プログラム及び汎用の描画用コンピュータ制御ソフトウェアを記憶した主記憶手段と、
予め前記複数のジョブの各ジョブ制御文を解析して生成された、ジョブ名、当該ジョブを構成するプログラム名、DD名、当該DDの入出力対象がデータセットであるかリストであるかを表す入出力ファイル区分およびデータセット名を少なくとも含むJCL解析情報を記憶するJCL解析情報記憶手段と、
予め前記システムのソースプログラムを解析して生成された、プログラム名、DD名およびデータセットの入出力区分を含むプログラム解析情報を記憶するプログラム解析情報記憶手段と、を備え、
それぞれが複数のプログラムからなる複数のジョブ間のデータフロー図を生成するデータフロー自動生成装置のデータフロー自動生成方法であって、
前記CPUは、
前記データフロー自動生成プログラムを実行することにより、
前記プログラム解析情報におけるプログラム名およびDD名と、予め特定された複数のジョブのそれぞれの前記JCL解析情報におけるプログラム名およびDD名とを比較して、プログラム名およびDD名が一致する複数のジョブを抽出し、
抽出した各ジョブに対応するように、前記JCL解析情報に、描画対象として描画フラグをセットするとともに、前記プログラム解析情報において一致するプログラム名およびDD名に対応するデータセットの入出力区分を付加することにより、データフロー図描画情報を生成し、
前記描画用コンピュータ制御ソフトウェアに対し、前記データフロー図描画情報を用いて、抽出した各ジョブのジョブ名、当該ジョブを構成するプログラム名、各ジョブ間で入出力されるデータセット名を含む、各ジョブ間のデータフロー図を生成して上記表示手段に表示させる、
ことを特徴とするデータフロー自動生成方法。 - 請求項3に記載のデータフロー自動生成方法であって、
前記データフロー自動生成装置は、
予め作成された、前記プログラム解析情報では得られないユーティリティに関するDD名と入出力区分を定義したユーティリティ情報を記憶するユーティリティ情報記憶手段を備え、
前記CPUは、前記データフロー自動生成プログラムを実行することにより、
前記ユーティリティ情報記憶手段が記憶した前記ユーティリティ情報において、前記一致したプログラム名およびDD名に対応して登録されている入出力区分を抽出し、前記JCL解析情報における当該プログラム名およびDD名に対応して付加して前記データフロー図描画情報を生成する
ことを特徴とするデータフロー自動生成方法。 - CPUと、
表示手段(端末装置)と、
データフロー自動生成プログラム及び汎用の描画用コンピュータ制御ソフトウェアを記憶した主記憶手段と、
予め前記複数のジョブの各ジョブ制御文を解析して生成された、ジョブ名、当該ジョブを構成するプログラム名、DD名、当該DDの入出力対象がデータセットであるかリストであるかを表す入出力ファイル区分およびデータセット名を少なくとも含むJCL解析情報を記憶するJCL解析情報記憶手段と、
予め前記システムのソースプログラムを解析して生成された、プログラム名、DD名およびデータセットの入出力区分を含むプログラム解析情報を記憶するプログラム解析情報記憶手段と、を備え、
それぞれが複数のプログラムからなる複数のジョブ間のデータフロー図を生成するデータフロー自動生成装置の、前記CPUに、
前記プログラム解析情報におけるプログラム名およびDD名と、予め特定された複数のジョブのそれぞれの前記JCL解析情報におけるプログラム名およびDD名とを比較して、プログラム名およびDD名が一致する複数のジョブを抽出し、
抽出した各ジョブに対応するように、前記JCL解析情報に、描画対象として描画フラグをセットするとともに、前記プログラム解析情報において一致するプログラム名およびDD名に対応するデータセットの入出力区分を付加することにより、データフロー図描画情報を生成し、
前記描画用コンピュータ制御ソフトウェアに対し、前記データフロー図描画情報を用いて、抽出した各ジョブのジョブ名、当該ジョブを構成するプログラム名、各ジョブ間で入出力されるデータセット名を含む、各ジョブ間のデータフロー図を生成して上記表示手段に表示させる、
ためのデータフロー自動生成プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - CPUと、
表示手段(端末装置)と、
データフロー自動生成プログラム及び汎用の描画用コンピュータ制御ソフトウェアを記憶した主記憶手段と、
予め前記複数のジョブの各ジョブ制御文を解析して生成された、ジョブ名、当該ジョブを構成するプログラム名、DD名、当該DDの入出力対象がデータセットであるかリストであるかを表す入出力ファイル区分およびデータセット名を少なくとも含むJCL解析情報を記憶するJCL解析情報記憶手段と、
予め前記システムのソースプログラムを解析して生成された、プログラム名、DD名およびデータセットの入出力区分を含むプログラム解析情報を記憶するプログラム解析情報記憶手段と、
予め作成された、前記プログラム解析情報では得られないユーティリティに関するDD名と入出力区分を定義したユーティリティ情報を記憶するユーティリティ情報記憶手段と、を備え、
それぞれが複数のプログラムからなる複数のジョブ間のデータフロー図を生成するデータフロー自動生成装置の、前記CPUに、
前記プログラム解析情報におけるプログラム名およびDD名と、予め特定された複数のジョブのそれぞれの前記JCL解析情報におけるプログラム名およびDD名とを比較して、プログラム名およびDD名が一致する複数のジョブを抽出し、
抽出した各ジョブに対応するように、前記JCL解析情報に、描画対象として描画フラグをセットするとともに、前記プログラム解析情報において一致するプログラム名およびDD名に対応するデータセットの入出力区分を付加することにより、データフロー図描画情報を生成し、
前記ユーティリティ情報記憶手段が記憶した前記ユーティリティ情報において、前記一致したプログラム名およびDD名に対応して登録されている入出力区分を抽出し、前記JCL解析情報における当該プログラム名およびDD名に対応して付加して前記データフロー図描画情報を生成し、
前記描画用コンピュータ制御ソフトウェアに対し、前記データフロー図描画情報を用いて、抽出した各ジョブのジョブ名、当該ジョブを構成するプログラム名、各ジョブ間で入出力されるデータセット名を含む、各ジョブ間のデータフロー図を生成して上記表示手段に表示させる、
ためのデータフロー自動生成プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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