JP4790411B2 - 非点収差補正方法および電子ビーム描画装置 - Google Patents

非点収差補正方法および電子ビーム描画装置 Download PDF

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Description

この発明は、電子ビームの非点収差補正手段を有する非点収差補正方法および電子ビーム描画装置に関する。
近年、半導体デバイスの集積度が高密度化するに伴い、半導体ウエハおよび半導体マスク等に一層の微細加工を施す必要が生じてきている。この微細加工を行う上で、波長が短い電子線ビームを用いて半導体ウエハあるいは半導体マスクに微細パターンを描画する電子ビーム描画装置は、超微細デバイスあるいは量子細線等のナノメートル領域の描画が可能であり必要不可欠なものとなっている。
この電子ビーム描画装置の中で、電子ビームの形状がスポット状のスポットビーム方式では、スポット形状が良好な円形であることが必要とされる。そして、電子ビーム描画装置は、円形のスポット形状を、電子ビームに非点収差補正を行うことで実現している。
ここで、電子ビームの非点収差補正は、例えば、電子ビームと直交する方向に90度向きを変えて対向配置される2組の対向コイルにより行われる。オペレータは、これら2組の対向コイルに電流を流した状態で、画像表示装置に表示されるスポット画像を観察し、非点収差の補正を行う(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、電子ビームの非点収差補正を行う際に、電子ビームの位置がずれる偏向を生じる。この偏向は、非点収差補正を行う2組の対向コイルの機械的中心、言い換えれば磁界強度が零となる位置と、電子ビームの位置が一致しない場合に生じる。すなわち、非点収差補正により、コイルに流される電流が変化されると共に電子ビーム位置の磁界強度が変化し、電子ビームは磁界による変位の大きさが変化する。
これを防止するために、非点収差補正では、補正を行う前に磁界強度が零となる位置と、電子ビームの位置とを一致させるセンタリング調整が、オペレータにより行われる。一方、非点収差補正を行う際には、一対の対向コイルに流される電流比率はセンタリング調整を行った場合と同一にされるので、電流の大きさを変化させても磁界強度が零となる位置は変化せず、従ってセンタリング調整の後に電子ビームが偏向することはない。
特開2001―229866号公報、(第1頁、図1)
しかしながら、上記背景技術によれば、センタリング調整は、オペレータにとって手間のかかる作業であると同時に、調整値に個人差が生じるものである。すなわち、オペレータは、電子ビームの走査によって画像表示される基準試料上のマークを観察しつつ、上述した2組の対向コイルの各電流比率および電流を変化させ、マーク位置が変化しなくなる2組の電流比率を求める作業を行う。
この作業では、マーク位置の変化の大きさをオペレータの視覚に頼って判断するため、個人差が大きくなる。また、2組の対向コイルの各電流比率を逐次変化させる作業では、2組の対向コイルにより形成される重畳された磁界が、電子ビーム位置でそれぞれ独立に変化する。従って、マーク位置の変化を複雑なものとし、オペレータの判断を誤らせる要因ともなる。
これらのことから、センタリング調整を容易に、しかも再現性を持って行うことができる非点収差補正方法および電子ビーム描画装置いかに実現するかが重要となる。
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、センタリング調整を容易に、しかも再現性を持って行うことができる非点収差補正方法および電子ビーム描画装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかる非点収差補正方法は、位置検出マークを有する基準試料に電子ビームを照射し、前記電子ビームを挟んで前記照射の方向と直交する直交面内で対向するように配置され、かつ、互いに逆向きの電流が流される対向コイルを、前記直交面内の異なる方向に複数組配置し、前記対向コイルに流される電流の電流比率を、前記対向コイルにより形成される磁場の大きさが零になる位置と、前記電子ビームの位置とが一致するようにセンタリング調整し、前記電流比率を保ちつつ前記電流を変化させて前記電子ビームの非点収差を補正する非点収差補正方法であって、前記センタリング調整は、前記センタリング調整を行わない対向コイルに流される電流を零として前記センタリング調整を行う対向コイルに流される電流比率を逐次変化させ、前記逐次変化ごとに前記電子ビームを走査して前記位置検出マークのマーク位置情報および前記電流を変化させた場合のマーク位置変化情報を検出し、前記マーク位置変化情報が最小となる電流比率を前記一致した電流比率とするセンタリング調整を、前記複数組の対向コイルに対して行う。
この請求項1に記載の発明では、センタリング調整は、センタリング調整を行わない対向コイルに流される電流を零としてセンタリング調整を行う対向コイルに流される電流比率を逐次変化させ、この逐次変化ごとに電子ビームを走査して位置検出マークのマーク位置情報および電流を変化させた場合のマーク位置変化情報を検出し、マーク位置変化情報が最小となる電流比率を一致した電流比率とするセンタリング調整を、複数組の対向コイルに対して行う。
また、請求項2に記載の発明にかかる非点収差補正方法は、請求項1に記載の発明において、前記基準試料が、シリコン基板からなり、前記シリコン基板上に前記電子ビームを反射し直交する2つの金属帯からなる十字型の位置検出マークを備えることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明では、前記基準試料は、十字型の位置検出マークを有する。
また、請求項3に記載の発明にかかる非点収差補正方法は、請求項2に記載の発明において、前記検出が、前記マーク位置情報の検出を、自己相関関数を用いて行うことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明にかかる非点収差補正方法は、請求項1に記載の発明において、前記基準試料が、金属板からなり、前記金属板の中央部に、辺縁部がナイフエッジをなす電子ビームを透過する開口部からなる位置検出マークを備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明にかかる非点収差補正方法は、請求項4に記載の発明において、前記検出が、前記マーク位置情報の検出を、誤差関数を用いて行うことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明にかかる電子ビーム描画装置は、位置検出マークを有する基準試料に電子ビームを照射する照射手段と、前記電子ビームを挟んで前記照射の方向と直交する直交面内で対向するように配置され、かつ、互いに逆向きの電流が流される対向コイルであって、前記直交面内の異なる方向を向く複数組の対向コイルと、前記対向コイルに流される電流の電流比率を一定に保ちつつ前記電流を変化させて前記電子ビームの非点収差を補正する非点収差補正手段と、前記対向コイルの対向方向に前記電子ビームを走査する走査手段と、前記電流比率を、前記対向コイルにより形成される磁場の大きさが零になる位置と前記電子ビームの位置とが一致するようにセンタリング調整する制御部と、を備える電子ビーム描画装置であって、前記非点収差補正手段は、前記対向コイルに流される電流をオンオフするスイッチを有し、前記制御部は、前記センタリング調整を行わない対向コイルのスイッチをオフとし、前記センタリング調整を行う対向コイルのスイッチをオンとし、前記対向コイルに流される電流比率を逐次変化させ、前記逐次変化ごとに前記走査を行い前記位置検出マークのマーク位置情報および前記電流を変化された場合のマーク位置変化情報を検出し、前記マーク位置変化情報が最小となる電流比率を前記一致の電流比率とするセンタリング調整を、前記複数組の対向コイルに対して行うことを特徴とする。
この請求項6に記載の発明では、非点収差補正手段は、対向コイルに流される電流をオンオフするスイッチを有し、制御部は、センタリング調整を行わない対向コイルのスイッチをオフとし、センタリング調整を行う対向コイルのスイッチをオンとし、対向コイルに流される電流比率を逐次変化させ、この逐次変化ごとに走査を行い位置検出マークのマーク位置情報および電流を変化させた場合のマーク位置変化情報を検出し、マーク位置変化情報が最小となる電流比率を一致の電流比率とするセンタリング調整を、複数組の対向コイルに対して行う。
本発明によれば、センタリング調整を、センタリング調整を行わない対向コイルに流される電流を零として、対向コイルごとにマーク位置変化情報が最小となる電流比率として求めることとしているので、人による誤差をなくし、高い再現性を持って容易に行うことができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる電子ビーム描画装置を実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1にかかる電子ビーム描画装置100の全体構成について説明する。図1は、本発明に基づく電子ビーム描画装置100の一例を示す図である。電子ビーム描画装置100は、内部が真空に排気された筐体13を有する。筐体13の内部には、照射手段である電子銃12、ブランキング電極11、ズームレンズ10、対物絞り8、対物絞り駆動部9、電子ビーム4、対向コイル7、走査手段である偏向器6、対物レンズ5、XY駆動ステージ1、基準試料2および反射電子検出手段3を含む。また、電子ビーム描画装置100の制御系として、制御部21、電子銃制御部14、ビームブランキング制御部15、電子光学系制御部16、ビーム走査制御部17、非点収差補正手段18、信号検出部20、XY駆動ステージ制御部19および基準試料2を含む。なお、図1中に示したxyz軸座標は、後述する図中のxyz軸座標と共通のものであり、図中に示される装置の相互的な位置関係を示す。
筐体13の上部には、照射手段である電子銃12が配置されており、電子ビーム4を発生する。この電子銃12は、電子銃制御部14によってその加速電圧やビーム電流量の調整がなされる。電子銃12の下部には、電子ビーム4のブランキング電極11が位置されている。ブランキング電極11は、ビームブランキング制御部15によって製御され、後述する電子ビーム4の走査に同期して、電子ビーム4をブランキングする。
ブランキング電極11の下部には、ズームレンズ(コンデンサレンズ)10が設けられ、ズームレンズ10により電子ビーム4は集束される。このズームレンズ10は、最終段のレンズである対物レンズ5と共に、電子光学系制御部16によって制御され、電子ビーム4を細く集束する作用を有すると共に、ズームレンズ10の下部に設けられた対物レンズ絞り8によって、基準試料2に照射される電子ビーム4の電流量の制御を行う。
なお、対物レンズ絞り8の電子ビーム4の光軸に垂直なXY平面の位置は、絞り駆動部9によって移動させられる。絞り駆動部9は、例えば、X、Y方向に対物レンズ絞り8を移動させるためのモーターが備えられており、モーターの回転により、絞りの位置を精密に移動させることができる。
対物レンズ5の近傍には2段の静電型の偏向器6が設けられている。また、走査手段である偏向器6に印加される偏向電圧は、ビーム走査制御部17によって制御される。これら偏向器6の中間位置に対向コイル7が設けられている。これら対向コイル7は、非点収差補正手段18により、電子ビーム4の非点収差補正を行う。なお、対向コイル7および非点収差補正手段18については、後に詳述する。
XY駆動ステージ1は、基準試料2を裁置し、XY駆動ステージ制御部19により、基準試料2を電子ビーム4の中心近傍に配設する。ここで、基準試料2は、電子ビーム4の非点収差補正を行う際の位置検出マークを有する。
図2は、基準試料2をz軸方向から見た図である。基準試料2は、シリコン基板からなり、z軸方向の面に蒸着された金(Au)等の金属からなる位置検出マークであるクロスマーク22を有する。このクロスマーク22は、x軸およびy軸方向に伸びる帯状のパターンが中心位置で交差する十字型の形状を有する。
図1に戻り、反射電子検出手段3は、電子ビーム4が基準試料2の表面に照射された際に、表面から反射される電子ビーム4を検出する。そして、検出された電子ビーム4は、電流信号に変換され信号検出部20に送信される。
上述した、電子銃制御部14、ビームブランキング制御部15、電子光学系制御部16、ビーム走査制御部17、非点収差補正手段18、信号検出部20、XY駆動ステージ制御部19は、制御部21により制御される。また、信号検出部20が取得した反射電子検出手段3からの電流信号の情報は、制御部21に送信される。
図3は、非点収差補正手段18およびz軸方向から見た対向コイル7の図である。対向コイル7は、2組の対向コイル、コイル31および32、並びに、コイル33および34からなる。コイル31〜34は、各々導体ループをなす同様のコイルからなり、導体ループ面がxy面と直交する。そして、コイル31および32は、x軸方向にコイル面が対向し、コイル33および34は、y軸方向にコイル面が対向する。
非点収差補正手段18は、電源51〜54、スイッチ41〜44、電流制御手段36およびスイッチ制御手段37を含む。電源51〜54は、コイル31〜34に電流を供給する。ここで、対向するコイル31および32は、常に互いの電流が逆向きに流れx軸方向に対向する磁場Bxを形成する。また、同様に、対向するコイル33および34は、常に互いの電流が逆向きに流れy軸方向に対向する磁場Byを形成する。なお、電源51〜54に流される電流値は、電流制御手段36により制御される。
また、電源51〜54およびコイル31〜34を接続する電源ライン上には、スイッチ41〜44が存在する。スイッチ41〜44は、コイル31〜34に流れる電流をオンオフする。なお、スイッチ41〜44のオンオフは、スイッチ制御手段37により制御される。
電流制御手段36は、電源51〜54を制御し、コイル31〜34に流れる電流を制御する。ここで、コイル31および32に流される電流は、逆向きに流されると共に電流比が一定に保たれる。すなわち、コイル31に流れる電流をI1、コイル32に流れる電流をI2とすると、I2=a×I1の関係が保たれる。ここで、aは、電流比率で、制御部21からの設定により変更可能となっている。また、コイル33に流れる電流をI3、コイル34に流れる電流をI4とすると、I4=b×I3の関係が保たれる。ここで、bは、電流比率で、制御部21からの設定により変更可能となっている。なお、図3には、コイル31〜34を形成する導体ループの断面に、この断面と直交する方向に流れる電流の向きが明示されている。
スイッチ制御手段37は、スイッチ41〜44のオンオフを制御する。ここで、スイッチ41および42は、常に同一のタイミングでオンオフされ、またスイッチ43および44も、同様にオンオフされる。なお、これらオンオフは、制御部21により制御される。
ここで、コイル31〜34により形成される磁場BxおよびByと、この磁場により偏向される電子ビーム4の関係について簡単に説明する。非点収差補正手段18は、電子ビームの非点収差を補正すると共に、この補正の際に、電子ビーム4に偏向を生じさせることがある。
図4は、対向コイル7と電子ビーム4のxy面内の相対位置および偏向の関係を示す図である。なお、電子ビーム4は、ビームの中心軸位置46のみが、電子ビーム4の移動方向である紙面の表から裏側に抜ける記号で示されている。図4(A)では、電子ビーム4の中心軸位置46が、xy面内に対向配置されるコイル31〜34の配列中心位置45と異なる場合を示す。また、対向するコイルの電流比率aおよびbは、いずれも1としている。
ここで、対向するコイル31および32に流れる電流は、等しく逆向きであり、対向するコイル33および34も同様である。これにより、配列中心位置45に形成される磁場BxおよびByは、いずれも零となる。
一方、電子ビーム4が存在する配列中心位置45から離れた中心軸位置46には、有限の大きさの磁場が存在する。これにより、電子ビーム4は、図4(A)に矢印で示す配列中心位置45方向の力を受け偏向する。また、この偏向の大きさは、電流の大きさを変化させることにより、変化する。
図4(B)は、配列中心位置45と異なる電子ビーム4の中心軸位置46において、コイル31〜34により形成される磁場BxおよびByが零の場合を示す。ここでは、対向するコイルの電流比率aおよびbは、いずれも1よりも大きな値とされ、電子ビーム4は、磁場による力を受けることなく偏向が生じない。また、この場合、コイルの電流比率が一定に保たれれば、電流の大きさを変化させても、偏向が生じることはない。言い換えれば、電流の大きさを変化させる際に、偏向の大きさが最小になる電流比率が、電子ビーム4の中心軸位置46および磁場BxおよびByが共に零となる位置が一致する場合となる。
図4(B)の例では、コイル31および32の電流比率の変化により、磁場Bxが零となる位置がx軸方向に移動され、またコイル33および34の電流比率の変化により、磁場Byが零となる位置がy軸方向に移動される。そして、磁場BxおよびByが共に零となる位置は、電流比率aおよびbを変化させることにより、xy面内を移動させることができる。
なお、電子ビーム4の非点収差補正を行う場合には、電流比率aおよびbを一定にした状態で、コイル31〜34の電流値が変化される。この場合には、xy面内の磁場BxおよびByの大きさが変化し、収差の補正量は変化するものの、磁場BxおよびByが共に零になる位置は変化しない。
つぎに、非点収差補正に関する非点収差補正手段18および制御部21の動作を、図5および6を用いて説明する。図5は、非点収差補正の動作を示すフローチャートである。まず、制御部21は、電子ビーム4のセンタリング調整処理を行う(ステップS501)。このセンタリング調整処理では、上述した電子ビーム4の中心軸位置46および磁場BxおよびByが共に零となるxy面内の位置が一致するように電流比率aおよびbが自動で決定される。
ここで、この電流比率aおよびbは、対向するコイル31および32、並びに、対向するコイル33および34を交互にオンオフさせ、x軸方向の磁場Bxが零となる位置およびy軸方向の磁場Byが零となる位置を、一方の対向するコイルがオフ状態にあり電流が流れない状態で独立に決定される。
また、上述したように、電子ビーム4の中心軸位置46および磁場BxおよびByが共に零となるxy面内の位置が一致する際には、コイル31〜34に流される電流が変化しても電子ビーム4は偏向すなわち位置ずれを起こさない。従って、偏向を起こさない電流比率aおよびbは、コイル31〜34に流される電流を一定量だけ変化させても、電子ビーム4をx軸あるいはy軸方向に走査して得られる基準試料2上の位置検出マーク22の位置情報が、位置ずれを起こさないあるいは位置ずれが最も小さい場合として検出される。
図6は、センタリング調整処理の動作を示すフローチャートである。まず、オペレータは、制御部21に電流比ステップ幅ΔS、測定回数2N、電流変化幅ΔI等のセンタリング調整を行う際の初期値を設定する(ステップS601)。ここで、電流比ステップ幅ΔSは、対向コイルの電流比率aあるいはbを逐次変化させる際の変化幅である。また、測定回数2Nは、電流比率をΔSだけ変化させる回数で、コイル31および32、並びに、コイル33および34の2組の対向コイルに対して各々測定回数のパラメータnが−N〜+Nまでの範囲で行われるので2N回となる。また、電流変化幅ΔIは、特定の電流比率を有する対向コイルに対して、電流変化に対する偏向の大きさの変化を検出する際に用いられる電流の変化幅の半分の値である。なお、これらの値は、経験的および実験的にセンタリング調整が効率よくしかも高い確度を持って行われるように決定される。
その後、制御部21は、対向するコイル31および32のスイッチ41および42をオンとし、対向するコイル33および34のスイッチ43および44をオフとする(ステップS602)。これにより、x軸方向に存在する対向コイルの電流比率を決定する際に、もう一方のy軸方向の対向コイルに流れる電流値を零とし形成される磁場、ひいては電子ビーム4の偏向の大きさがy軸方向の対向コイルに影響されないようにする。
その後、制御部21は、測定回数のパラメータnに、−Nを代入する(ステップS603)。そして、制御部21は、電流比率aを、a=1+n×ΔSの式により決定し(ステップS604)、コイル31および32の電流値を、I1=Ia+ΔI,I2=a×I1により決定し、コイル31および32に印加する(ステップS605)。ここで、Iaは、電流を変化させる際に一定とされる基準電流である。
その後、制御部21は、電子ビーム4をx軸およびy軸方向に走査する(ステップS606)。この走査は、例えば、図2中に矢印で示したx軸方向およびy軸方向の走査位置で行われる。そして、制御部21は、この走査により取得される位置検出マークであるクロスマーク22の位置情報に基づいてマーク位置座標(x1、y1)を求める(ステップS607)。
ここで、クロスマーク22の位置情報に基づいてマーク位置座標(x1、y1)を求める方法を、図8を用いて簡単に述べる。図8(A)は、この走査により取得されるクロスマーク22の位置情報を示す図である。横軸は、例えば走査方向であるx軸で、縦軸は信号検出部20で取得される走査位置ごとの電流値である。ここで、Au等からなるクロスマーク22が存在する中央部分では、反射電子が大きく、電流値が高い状態となる。制御部21は、この電流値をx軸方向に微分し、この微分関数の自己相関関数からマーク位置座標(x1、y1)を求める。
図8(B)は、走査位置ごとの電流値を微分した微分関数g(x)を図示したものである。この微分関数g(x)は、図8(A)に示すクロスマーク位置の電流値が大きく変化する2つの部分にピークを有する。制御部21は、マーク位置座標x1を、この2つのピークの間隔をτとし、微分関数g(x)を用いた次式で示される自己相関関数G(x)、
Figure 0004790411
により算出する。
図8(C)は、微分関数g(x)から算出された自己相関関数G(x)を図示したものである。ここで、この自己相関関数で逆の相関が最も高いピーク位置をマーク位置座標x1とする。また、同様にy軸方向についても、走査を行いクロスマーク22の位置情報y1を求め、これら位置情報をマーク位置座標(x1、y1)とする。
図6に戻り、制御部21は、コイル31および32の電流値を、I1=Ia−ΔI,I2=a×I1に変化させ、コイル31および32に印加する(ステップS608)。そして、制御部21は、ステップS606と同様に電子ビーム4をx軸およびy軸方向に走査し(ステップS609)、この走査によりステップS607と同様に取得される位置検出マークであるクロスマーク22の位置情報に基づいてマーク位置座標(x2、y2)を求める(ステップS610)。
その後、制御部21は、これら異なる電流値を用いた際の、マーク位置座標の変化、すなわちマーク位置変化情報である距離Δ12(n)を算出する(ステップS612)。この距離は、
Δ12(n)=ROOT{(x1−x2)2+(y1−y2)2
により算出され、マーク位置座標の変化の指標とされる。
その後、図7に移行し、制御部21は、2N回の測定を終了し測定回数のパラメータnがNを越えたかどうかを判定する(ステップS613)。そして、制御部21は、パラメータnの値がNを越えていない場合には(ステップS613否定)、パラメータnの値を+1だけ加算して(ステップS611)、ステップS604に移行し、電流比率の変化に始まるマーク位置の測定を行う。また、制御部21は、パラメータnの値がNを越える場合には(ステップS613肯定)、距離Δ12(n)が最小となるパラメータnの値を求め、このnに対する電流比率aを求める(ステップS614)。
その後、制御部21は、対向するコイル31および32のスイッチ41および42をオフとし、対向するコイル33および34のスイッチ43および44をオンとする(ステップS615)。これにより、y軸方向に存在する対向コイルの電流比率を決定する際に、もう一方のx軸方向の対向コイルに流れる電流値を零とし形成される磁場、ひいては電子ビーム4の偏向の大きさがx軸方向の対向コイルに影響されないようにする。
その後、制御部21は、測定回数のパラメータnに、−N(自然数)を代入する(ステップS616)。そして、制御部21は、電流比率bを、b=1+n×ΔSの式により決定し(ステップS617)、コイル33および34の電流値を、I3=Ib+ΔI,I4=b×I3により決定し、コイル33および34に印加する(ステップS618)。ここで、Ibは、電流を変化させる際に一定とされる基準電流である。
その後、制御部21は、電子ビーム4をx軸およびy軸方向に走査する(ステップS619)。この走査は、例えば、図2中に矢印で示したx軸方向およびy軸方向の走査位置で行われる。そして、制御部21は、ステップ607で行ったのと同様の方法により、この走査により取得される位置検出マークであるクロスマーク22の位置情報に基づいたマーク位置座標(x3、y3)を求める(ステップS620)。
制御部21は、コイル33および34の電流値を、I3=Ib−ΔI,I4=b×I3に変化させ、コイル33および34に印加する(ステップS621)。そして、制御部21は、ステップS606と同様に電子ビーム4をx軸およびy軸方向に走査し(ステップS622)、この走査によりステップS607と同様に取得される位置検出マークであるクロスマーク22の位置情報に基づいたマーク位置座標(x4、y4)を求める(ステップS623)。
その後、制御部21は、これら異なる電流値を用いた際の、マーク位置座標の変化、すなわちマーク位置変化情報である距離Δ34(n)を算出する(ステップS624)。この距離は、
Δ34(n)=ROOT{(x3−x4)2+(y3−y4)2
により算出され、マーク位置座標の変化の指標とされる。
その後、制御部21は、2N回の測定を終了し、測定回数のパラメータnがNを越えたかどうかを判定する(ステップS625)。そして、制御部21は、パラメータnの値がNを越えていない場合には(ステップS625否定)、パラメータnの値を+1だけ加算して(ステップS628)、ステップS617に移行し、電流比率の変化に始まるマーク位置の測定を行う。また、制御部21は、パラメータnの値がNを越える場合には(ステップS625肯定)、距離Δ34(n)が最小となるパラメータnの値を求め、このnに対する電流比率bを求める(ステップS626)。そして、制御部21は、ステップS614およびステップS626で求めた電流比率aおよびbを、非点収差を行う場合の電流比率として、電流制御手段36に設定し、センタリング調整処理を終了する。
その後、図5に戻り、制御部21は、非点収差補正を行う(ステップS502)。この非点収差補正では、電流制御手段36に設定された電流比率aおよびbを用いて、基準試料2の代わりに非点収差補正用の試料を用いてSEM画像を観察し、非点収差の補正を行い、
本処理を終了する。
上述してきたように、本実施の形態1では、センタリング調整を行わない対向コイルをオフさせた状態で、電流比率aあるいはbを逐次変化させ、この変化ごとに、対向コイルに流れる電流を一定量変化させた場合のクロスマーク位置の変化量である距離Δを求め、この距離Δが最小となる電流比率aおよびbを用いて非点収差補正を行うこととしているので、非点収差補正の際に対向コイルに流れる電流を変化させても電子ビーム4が偏向することの無いようにし、加えてこの電流比率aおよびbを、人による誤差を含まない再現性あるものとすることができる。
また、本実施の形態1では、対向コイル7は、コイル31および32、並びに、コイル33および34の2組の対向コイルからなるとしたが、4組もしくはそれ以上の対向コイルからなるものを用いることもできる。
(実施の形態2)
ところで、上記実施の形態2では、対向コイル7に流れる電流を変化させ、この変化の際に生じる電子ビーム4の位置変化を、検出されるマーク位置座標の変化から求めることとしたが、マーク位置座標の変化を測定する代わりに吸収電子検出器および金属板を用いてナイフエッジ位置の変化から求めることもできる。そこで、本実施の形態2では、基準試料2および反射電子検出手段3の代わりに金属板のナイフエッジおよび吸収電子検出器を用いて電子ビーム4の位置変化を求める場合を示すことにする。
図9および10は、本実施の形態2にかかる金属板91および吸収電子検出器であるファラデーカップ92の構成を示す図である。ここで、金属板91およびファラデーカップ92は、図1に示す基準試料2および反射電子検出手段3に代わるものであり、その他のハードウェア構成は、図1に示したものと全く同様であるので、詳しい説明を省略する。
金属板91は、図10の平面図に示すように、四角い開口部97を有した金属製の板であり、開口部97の端部は、高い精度で直線性が保たれたナイフエッジ95となっており、x軸方向を向く端部Xtとy軸方向を向く端部Ytとは正確に直角をなす関係とされている。ファラデーカップ92は、開口部97を透過した電子ビーム4を検出するカップ状の電子検出器で、信号検出部20と接続される。
つぎに、金属板91およびファラデーカップ92を用いた場合のセンタリング調整処理の動作について述べる。なお、センタリング調整処理の後に行われる非点収差補正は、図5に示すフローチャートのステップS502で行ったものと全く同様であるので、説明を省略する。また、本実施の形態2にかかるセンタリング調整処理の動作は、図6に示すフローチャートのステップS607、S610、S620およびS623に示すマーク位置検出を省いて全く同様であるので省略し、マーク位置検出に対応するナイフエッジ検出についてのみ説明する。
まず、制御部21は、電子ビーム4をx軸およびy軸方向に走査する。この走査は、例えば、図10中に矢印で示したx軸方向およびy軸方向の走査位置で行われる。そして、制御部21は、この走査により取得される位置検出マークである金属板91の端部の位置情報に基づいてマーク位置座標(x1、y1)を求める。
ここで、金属板91の端部の位置情報に基づいてマーク位置座標(x1、y1)を求める方法を、図11を用いて簡単に述べる。図11は、この走査により取得される金属板91の端部Ytの位置情報を示す図である。横軸は、例えば走査方向であるx軸で、縦軸は信号検出部20で取得される走査位置ごとの電流値である。ここで、図11の中央部には、電流値が大きく変化する端部Ytが存在する。制御部21は、この端部Ytに誤差関数erfのフィッティングを行い、このフィッティング関数fのパラメータ値からマーク位置座標(x1、y1)を求める。
フィッティング関数f(x)は、
Figure 0004790411
の関数形を有する。ここで、a0〜a3は、フィッティングにより決定されるパラメータで、このパラメータ中のa1の値を金属板位置x1とする。また、同様にy軸方向についても、走査を行い金属板91の端部Ytの位置情報y1を求め、これら位置情報をマーク位置座標(x1、y1)とする。また、同様にマーク位置座標(x2、y2)、(x3、y3)および(x4、y4)も決定される。
上述してきたように、本実施の形態2では、金属板91の端部XtおよびYtの検出信号に対して誤差関数のフィッティングを行い、このフィッティングにより求まる誤差関数のパラメータからマーク位置座標を決定することとしているので、高い位置精度でもって金属板91の端部、ひいては電子ビーム4の偏向を検出することができる。
また、本実施の形態2では、図11に示す検出信号に対してフィッティングを行ったが、この検出信号の1次微分あるいはより高階の微分関数に対してフィッティングを行い金属板位置を決定することもできる。
また、本実施の形態1および2では、位置検出マークのクロスマーク位置あるいはナイフエッジ位置を検出し、その位置変化を求めることとしたが、位置検出マークのSEM画像を取得し、このSEM画像の位置変化が最小となる電流比率aおよびbを、図6および7に示したセンタリング調整処理と同様の方法により求めることもできる。なお、この際位置変化の検出および電流比率の決定は、目測による手動あるいは実施の形態1あるいは2で述べた相関関数あるいは誤差関数を用いて自動で行うこともできる。
電子ビーム描画装置の断面を含む全体構成を示すブロック図である。 電子ビーム描画装置の基準試料を示す平面図である。 電子ビーム描画装置の非点収差補正手段を示す図である。 非点収差補正手段の動作を示す説明図である。 実施の形態1の非点収差補正手段の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1のセンタリング調整処理の動作を示すフローチャートである(その1)。 実施の形態1のセンタリング調整処理の動作を示すフローチャートである(その2)。 実施の形態1のクロスマーク位置の検出を示す説明図である。 実施の形態2の基準試料である金属板および吸収電子検出器であるファラデーカップを示す断面図である。 実施の形態2の金属板を照射方向から見た平面図である。 実施の形態2の走査で取得される検出信号を示す図である。
符号の説明
1 XY駆動ステージ
2 基準試料
3 反射電子検出手段
4 電子ビーム
5 対物レンズ
6 偏向器
7 対向コイル
9 絞り駆動部
10 ズームレンズ
11 ブランキング電極
12 電子銃
13 筐体
14 電子銃制御部
15 ビームブランキング制御部
16 電子光学系制御部
17 ビーム走査制御部
18 非点収差補正手段
19 XY駆動ステージ制御部
20 信号検出部
21 制御部
22 クロスマーク
22 位置検出マーク
31、32、33、34 コイル
36 電流制御手段
37 スイッチ制御手段
41、42、43,44 スイッチ
45 配列中心位置
46 中心軸位置
51〜54 電源
91 金属板
92 ファラデーカップ
95 ナイフエッジ
97 開口部
100 電子ビーム描画装置

Claims (6)

  1. 位置検出マークを有する基準試料に電子ビームを照射し、前記電子ビームを挟んで前記照射の方向と直交する直交面内で対向するように配置され、かつ、互いに逆向きの電流が流される対向コイルを、前記直交面内の異なる方向に複数組配置し、前記対向コイルに流される電流の電流比率を、前記対向コイルにより形成される磁場の大きさが零になる位置と、
    前記電子ビームの位置とが一致するようにセンタリング調整し、前記電流比率を保ちつつ前記電流を変化させて前記電子ビームの非点収差を補正する非点収差補正方法であって、
    前記センタリング調整は、前記センタリング調整を行わない対向コイルに流される電流を零として前記センタリング調整を行う対向コイルに流される電流比率を逐次変化させ、前記逐次変化ごとに前記電子ビームを走査して前記位置検出マークのマーク位置情報および前記電流を変化させた場合のマーク位置変化情報を検出し、前記マーク位置変化情報が最小となる電流比率を前記一致した電流比率とするセンタリング調整を、前記複数組の対向コイルに対して行う非点収差補正方法。
  2. 前記基準試料は、シリコン基板からなり、前記シリコン基板上に前記電子ビームを反射し直交する2つの金属帯からなる十字型の位置検出マークを備えることを特徴とする請求項1に記載の非点収差補正方法。
  3. 前記検出は、前記マーク位置情報の検出を自己相関関数を用いて行うことを特徴とする請求項2に記載の非点収差補正方法。
  4. 前記基準試料は、金属板からなり、前記金属板の中央部に、辺縁部がナイフエッジをなし電子ビームを透過する開口部からなる位置検出マークを備えることを特徴とする請求項1に記載の非点収差補正方法。
  5. 前記検出は、前記マーク位置情報の検出を、誤差関数を用いて行うことを特徴とする請求項4に記載の非点収差補正方法。
  6. 位置検出マークを有する基準試料に電子ビームを照射する照射手段と、
    前記電子ビームを挟んで前記照射の方向と直交する直交面内で対向するように配置され、かつ、互いに逆向きの電流が流される対向コイルであって、前記直交面内の異なる方向を向く複数組の対向コイルと、
    前記対向コイルに流される電流の電流比率を一定に保ちつつ前記電流を変化させて前記電子ビームの非点収差を補正する非点収差補正手段と、
    前記対向コイルの対向方向に前記電子ビームを走査する走査手段と、
    前記電流比率を、前記対向コイルにより形成される磁場の大きさが零になる位置と前記電子ビームの位置とが一致するようにセンタリング調整する制御部と、
    を備える電子ビーム描画装置であって、
    前記非点収差補正手段は、前記対向コイルに流される電流をオンオフするスイッチを有し、
    前記制御部は、前記センタリング調整を行わない対向コイルのスイッチをオフとし、前記センタリング調整を行う対向コイルのスイッチをオンとし、前記対向コイルに流される電流比率を逐次変化させ、前記逐次変化ごとに前記走査を行い前記位置検出マークのマーク位置情報および前記電流を変化された場合のマーク位置変化情報を検出し、前記マーク位置変化情報が最小となる電流比率を前記一致の電流比率とするセンタリング調整を、前記複数組の対向コイルに対して行うことを特徴とする電子ビーム描画装置。
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