JP4789600B2 - エアバッグドアの製造方法 - Google Patents

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この発明は、エアバッグドアの製造方法に関し、更に詳細には、回転切削工具で破断予定部をなす凹部を形成するに際して、該凹部間の破断予定部に沿った断面形状を所要の形とすることで、エアバッグドアに施される耐熱および冷熱試験或いは熱履歴等に対して基材上に発生する外観不良をなくし得るエアバッグドアを製造する方法に関するものである。
最近の自動車等の車両には、衝突事故等による衝撃から乗員を保護するために各種エアバッグ装置が標準装備されている。例えば助手席用のエアバッグ装置は、乗員室内前方に組付けた車両内装部材としてのインストルメントパネルにおける助手席前方の内部に格納した状態で装備されている。このため図2に例示するように、インストルメントパネル10を構成する合成樹脂製の基材12には、乗員室側へ開放変位するエアバッグドア14,14が、助手席用のエアバッグ装置22に対応した部位に設けられている。またエアバッグ装置22は、エアバッグドア支持部材21を介して基材12に組み付けられている。ここでエアバッグドア14が一体的に形成される基材12は、PPやASG(ガラス繊維強化アクリロニトリル−スチレン共重合体)に代表される熱可塑性樹脂等の合成樹脂材料をインジェクション成形等により所定形状に形成した比較的硬質な部材である。
前記エアバッグドア14,14は、エアバッグ装置22の作動前では基材12の一部分を構成しており、エアバッグ装置22の作動により膨張を開始したエアバッグ24の押圧力を受けた際に、エアバッグドア14,14の外周輪郭に沿って形成された凹部(溝)18からなる破断予定部16が破断することで、エアバッグドア14,14は基材12からの分離および開放変位が許容される。そしてエアバッグドア14,14が開放することで基材12に画成される開口部を介して、エアバッグ24における乗員室側への膨張展開が許容されるようになっている。
ところで凹部18は、例えばインジェクション成形による基材12の成形時に同時成形或いは成形後の基材12に対するレーザー加工または各種回転切削工具による切削等によって形成される。ここでインジェクション成形においては、高い寸法精度をもって凹部18を形成可能である一方、基材12となる樹脂原料の流動性や、硬化速度のばらつき等により外観悪化等の問題があり、またレーザー加工では、設備コストおよびランニングコストが非常に高いという問題があるため、下記の特許文献1に記載されるエンドミル等の各種回転切削工具による切削が好適に採用されていた。
特開2000−272451号公報
ここで、回転切削工具としてエンドミルを使用して凹部18を形成する場合の工程を、図8を参考にして以下説明する。すなわち(a)破断予定部16に沿って凹部18の形成開始点Sに回転切削工具(エンドミル)34を当接させて切削を開始する(図8(a))。(b)形成すべき凹部18の深さまで回転切削工具34を到達させた後、回転切削工具34を凹部18を形成するラインに沿って、かつ基材12の表面12aに平行に移動させつつ切削を実施する(図8(b))。(c)そして回転切削工具34が凹部18の形成終了点Eに至ったら、凹部18から回転切削工具34を離脱する(図8(c))。凹部18の長さ等は、エアバッグドア14の破断予定形状等により適宜に設定され、前述した(a)〜(c)の手順を繰り返すことで破断予定部16が形成される。
このときの基材12の破断予定部16に沿った断面形状は、図9に示す如く、2つの凹部18,18を切削形成することで、その凹部18,18間に形成され、破断予定部16上に存在する凹部間領域20と、それ以外の一般領域19とに区分される。ここで破断予定部16に沿った断面で凹部18を表す凹は、凹部18の底部18aによって表される底部線Laと、凹部18における破断予定部16に沿った両側の側部18b,18bによって表される側線Lb,Lbとによって区画され、底部線Laと側線Lbとが交差する隅部cにおける角度は略直角となる、すなわち回転切削工具34は基材12の表面12aに対して略直角に切削を開始し、直角に終了することが一般的であった。
ここで隅部cの角度は、一般領域19および凹部間領域20の間の高さの変化度合い、すなわち基材12において凹部18の形成される部位と、それ以外の部位との基材12の厚さの変化度合いに関係し、その角度が略直角であると一度に厚さが変わってしまう。このように基材12の厚さ変化が急激であると、エアバッグドア支持部材21等を基材12に組み付ける工程で実施される振動溶着等に由来する外力や、組み付け後実施される、例えば耐熱老化試験および冷熱繰返試験等の熱的な試験によって、当該部位に容易に歪みが生じてしまう。このような歪みによって、組み付け後のインストルメントパネル10の表面に凹部18がなす破断予定部16が現れて、その質感が大きく低下する問題が生じていた。この他、一般領域19および凹部間領域20の境界部分には、前述した歪みに係る応力が集中的に加わるため、場合によっては当該部位に対応したインストルメントパネル10の表面が白く変色(白化)する不都合も発生していた。
すなわち本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、切削形成された凹部の構造に由来する質感低下を防止し得るエアバッグドアの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
車両用エアバッグドアを構成する基材に、所要長さの凹部を回転切削工具であるエンドミルで複数切削することで、凹部間領域を挟んで連続的に並ぶ複数の凹部によって破断予定部を形成するエアバッグドアの製造方法であって
前記凹部の幅と同じ径の切れ刃を外周面に有する前記エンドミルを、前記凹部の形成開始点において、前記基材への切込をなす深さ方向に沿った移動と該凹部の破断予定部に沿う方向の移動とを複合的に行うよう制御して、凹部の形成開始点を斜めに形成し、
前記エンドミルを、前記凹部の形成終了点において、該凹部から離脱をなす深さ方向に沿った移動と該凹部の破断予定部に沿う方向の移動とを複合的に行うよう制御して、凹部の形成終了点を斜めに形成し、
前記エンドミルの前記破断予定部に沿う移動によって、前記凹部において該破断予定部に沿う方向と交差する方向に対向する側壁面を平行な関係で形成すると共に、前記複数の凹部間に形成される凹部間領域における前記破断予定部に沿った断面形状、該凹部の底部に向かって幅広となるよう形成したことを要旨とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、基材において凹部の形成される部位と、形成されない部位との基材の厚さの変化によって発生する、例えばインストルメントパネルの質感低下等の各種弊害を低減し得る。しかも、凹部の対向する側壁面が平行な関係で形成されるため、凹部の形成に伴って排出される切削カス、所謂バリの除去を容易に実施し得る。
請求項2に記載の発明は請求項1記載の発明において、前記底部は、略平坦な形状とされていることを要旨とする。従って、請求項2に係る発明によれば、切削されて凹部が形成された部位における基材の残厚の測定を容易かつ正確になし得る。
請求項3に記載の発明は請求項1または2記載の発明において、前記底部に向かって幅広となっている形状は、前記破断予定部に沿った断面において該凹部の側部が表す側線と、該底部が表す底部線とがなす角度が95〜120°の範囲にされていることを要旨とする。従って、請求項3に係る発明によれば、好適な基材の開裂と形状保持との双方を達成して、かつインストルメントパネルの質感低下等の各種弊害を低減し得る。
請求項4に記載の発明は請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記エンドミルを、前記凹部間領域で前記基材から離脱しないように前記破断予定部に沿って移動し、次の凹部の形成地点に到達したら前記切込をなす深さ方向に移動するよう制御し、凹部間領域を凹部より浅く切削することを要旨とする
以上に説明した如く、本発明に係る製造方法によって得られたエアバッグドアによれば、破断予定部をなすべく切削形成された凹部の存在に伴うインストルメントパネルの質感低下を招来することがない。
次に、本発明に係る製造方法によるエアバッグドアにおける破断予定部(以下、単に破断予定部と云う)につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、図2に示したエアバッグ装置を設けたインストルメントパネルの構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
好適な実施例に係るエアバッグドア14が設けられる基材12は、複数の凹部18,18(破断予定部16)に沿った基材12の断面(以下、単に断面と云う)の形状が、図1に示すようになっている。すなわち2つの凹部18,18を切削形成することで、その凹部18,18間に切削されず残る部分が、断面において占める凹部間領域20の形状が、下方、すなわち凹部18の底部18aに向かって直線的に幅広となっている。このように底部18aに向かって直線的に幅広となることで、凹部18の切削形成前の基材12の厚さを備える凹部間領域20と、凹部18の深さ分だけ厚さが薄くなったそれ以外の一般領域19との間における基材12の厚さの変動が緩やかとなり、その結果、当該部位に発生する歪みや白化が防止される。そして破断予定部16をなす凹部18は、その多くが基材12におけるエアバッグ装置22に臨む表面12aに設けられるが、基材12における客室側に臨む側に設けることもできる。
そしてその幅広となっている形状は、凹部18の側部18bが表す側線Lbと、底部18aが表す底部線Laとの交差点をなす隅部cの角度が95〜120°の範囲とされる。この角度が95°未満となると、凹部間領域20と一般領域19との間における基材12の厚さの変化が大きく、従来技術と同様の問題が発生し(90〜95°)、また90°未満は構造的に加工が不可能である。一方120°を超えると、凹部間領域20と一般領域19とに由来する前述の問題は回避できるが、表面12aにおける破断予定部16の凹部18の割合が変動し、破断予定部16の好適な開裂(破断)および開裂前の基材12の形状保持の両立が困難となる。なお隣り合う2つの凹部18,18間の距離、すなわち凹部間領域20の破断予定部16に沿った長さLは、1.0〜2.0mm程度とされる。また本実施例で凹部間領域20は表面12aの一部をなしているが、本発明はこれに限定されず、例えば図3に示す如く、表面12aを凹部18より浅く切削し、破断予定部16が連続した溝を形成する構成としてもよい。この場合、後述([0021])する加工方法においては、複数の凹部18が連続的に形成(1つの凹部18の形成毎に回転切削工具34が基材12から離脱しない程度に表面12a側に移動し、次の凹部18の形成地点に到達したら底部18aまで切り込む)されることになり、回転切削工具34は、破断予定部16の全体を切削し終わるまで基材12から離脱しない。
(加工方法の一例)
実施例に係る破断予定部16の加工方法の理解に資するため、これに先立ち該加工を行なう形成装置30について以下説明する。この形成装置30は、図3に示すように、基材12を保持する固定手段32と、切削加工を行なう回転切削工具34と、この回転切削工具34を移動制御する制御手段38とから基本的に構成される。この形成装置30は、基材12に対する回転切削工具34の位置を、制御手段38に予めプログラムした設定情報等に基づいてNC等により制御を施し、所定の軌跡で移動させて破断予定部16上の所要位置に凹部18を形成する。ここで固定手段32は、加工される基材12の形状に合致した固定部を備え、これを動かないように保持する。回転切削工具34はその外周面および端面に切れ刃があり、切削する表面12aに対してその上方に配設され、制御手段38の制御下に凹部18を切削形成する。
本実施例では回転切削工具34としてはエンドミルが使用されており、この回転切削工具34の径は、切削加工で設けられる凹部18の幅と同一とされ、一般的には0.5〜1.5mm程度の寸法となっている。またその回転速度が10,000〜80,000回転/分、移動速度が25〜120mm/秒程度に設定される。なお制御手段38に対して、回転切削工具34による切削する深さを加工中の全期間に亘って、レーザー光または電波等の電磁波、超音波或いは磁気その他を利用した非接触方式や、従動子の上下変位量を測定する接触方式で距離測定して適宜補正値としてフィードバックする計測手段36を付加してもよい。
本発明で使用される回転切削工具34として、先端で平面加工が可能な、所謂エンドミルが使用される。この場合、以下の効果が期待できる。すなわち凹部18の底面18aは略平坦な状態となり、これによって基材において凹部18が形成されている部位の厚さ、すなわち切削された基材の残厚の測定を容易かつ正確に実施し得る。また凹部18において回転切削工具34の切削進行方向に沿って、一対の側壁面が略平行に対向して形成されるため、凹部18の形成に伴って排出される切削カス、所謂バリの除去を容易に実施し得る。なお回転切削工具34としては、その回転時の先端断面形状が、凹部18の底部を平滑に切削し得る形状(図4参照)であってもよい。
そして本実施例においては回転切削工具34は、図5に示す如く、個々の凹部18毎に所要の形成開始点Sから切込を開始し(図5(a)参照)、後述する動きで回転切削工具34を凹部18の深さ(底部18a)まで到達させ(図5(b)参照)、ここから形成終了点E近傍、すなわち凹部18の終端近傍まで切削を進行せさて凹部18を形成し(図5(c)参照)、形成終了点E近傍からは後述する動きで基材12から回転切削工具34を離脱させる(図5(d)および(e)参照)。この際の回転切削工具34の動きを、断面で詳細に見てみると、図6に示す如く、形成開始点S近傍においては、切込をなす深さ方向に沿った移動(以下、切込移動と云う)DDDMと長手方向に沿った移動(以下、長手移動と云う)LDMとがその比率が常に一定とされ、図1に示すように隅部cが95〜120°の角度をなしかつ直線的に切削するように制御されている(図6(a)参照)。これは図5(b)に相当する段階である。
また形成終了点E近傍において回転切削工具34は、離脱をなす深さ方向に沿った移動(以下、離脱移動と云う)DDUMと長手移動LDMとが、その比率を常に一定として、隅部cが95〜120°の角度をなしかつ直線的に切削するように制御されている(図6(b)参照)。これは図5(d)に相当する段階である。なおここで形成開始点S近傍とは、凹部18の切削を開始した回転切削工具34がその底部18aに至るまで、換言すれば破断予定部16に沿った回転切削工具34の位置が隅部cに至るまでを指し、同じく形成終了点E近傍とは、回転切削工具34が底部18aから基材12の表面12aに至るまで、すなわち形成終了点Eの手前側にある隅部cから形成終了点Eに至るまでを指す。
このように形成開始点S近傍で回転切削工具34は、切込移動DDDMと、長手移動LDMとが複合的に実施される。すなわち形成開始点S近傍で回転切削工具34は、切込移動DDDMのベクトルと、長手移動LDMとの合成ベクトルに従った切削を実施する。また形成終了点E近傍では、離脱移動DDUMと、長手方向に係る移動LDMとが複合的に実施されるものである。このように回転切削工具34に関する動きが複合的に実施されることで、図1に示すように断面において占める凹部間領域20の形状が、凹部18の底部18aに向かって幅広とされる。
このような断面形状をなす凹部18を切削形成することにより、エアバッグ装置22の作動による基材12の好適な開裂と、基材12の形状保持との双方を達成して、かつ凹部18の形成による基材12の厚さ変化による弊害を好適に防止し得る。
(別の実施例)
前述の実施例では、断面において凹部18の側部18bが形成する側線Lbが直線的である場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば図7に示す如く、側線Lbと底部線Laとがなす隅部cが、面取りされた形状(図7(a)参照)または丸み形状(図7(b)参照)としたり、または側線Lbと底部線Laとがなす角度が95〜120°の範囲であって、かつ側線Lbと底部線Laとがなす隅部cが、面取りされた形状(図7(c)参照)または丸み形状(図7(d)参照)としてもよい。この場合も、凹部間領域20と一般領域19との間における基材12の厚さの変動を緩やかとし得る。そしてそして隅部cがC面取り形状またはR取り形状とされる場合、その寸法は何れも0.5〜1.0mm程度が好適である。
このように隅部cに、所要のC面取り形状加工またはR取り形状加工を施すことで、更にエアバッグ装置22の作動による基材12の開裂と、基材12の形状保持との高水準に両立し、かつ凹部18の形成による基材12の厚さ変化による弊害を好適に防止する構造とし得る。
本発明の好適な実施例に係る製造方法で得られるエアバッグドアにおける破断予定部をなす凹部の、破断予定部に沿った断面形状を示す断面図である。 実施例に係るエアバッグドアの製造方法で製造され、インストルメントパネルを構成する基材に一体成形されたエアバッグドアを例示した断面図である。 エアバッグドアにおける破断予定部をなす2つの凹部間に形成される凹部間領域が、該凹部より浅く切削されている場合における破断予定部に沿った形状を示す断面図である。 実施例に係るエアバッグドアを製造する製造装置の一例を示す概略図である。 実施例に係る製造方法において、エアバッグドアにおける破断予定部を切削形成する状態を各段階毎に示す説明図である。 図5に示す破断予定部をなす凹部を切削形成する回転切削工具を基材に切込および離脱する前後の様子を示す断面図である。 別の実施例に係るエアバッグドアにおける破断予定部をなす凹部の、破断予定部に沿った断面形状を示す断面図である。 従来技術に係るエアバッグドアにおける破断予定部を切削形成する状態を各段階毎に示す説明図である。 従来技術に係る破断予定部をなす凹部の、破断予定部に沿った断面形状を示す断面図である。
符号の説明
12 基材、16 破断予定部、18 凹部、18a 底部、18b 側部
20 凹部間領域、34 回転切削工具、c 隅部、La 底部線、Lb 側線
S 形成開始点、E 形成終了点

Claims (4)

  1. 車両用エアバッグドアを構成する基材(12)に、所要長さの凹部(18)を回転切削工具であるエンドミル(34)で複数切削することで、凹部間領域(20)を挟んで連続的に並ぶ複数の凹部(18)によって破断予定部(16)を形成するエアバッグドアの製造方法であって
    前記凹部(18)の幅と同じ径の切れ刃を外周面に有する前記エンドミル(34)を、前記凹部(18)の形成開始点(S)において、前記基材(12)への切込をなす深さ方向に沿った移動と該凹部(18)の破断予定部(16)に沿う方向の移動とを複合的に行うよう制御して、凹部(18)の形成開始点(S)を斜めに形成し、
    前記エンドミル(34)を、前記凹部(18)の形成終了点(E)において、該凹部(18)から離脱をなす深さ方向に沿った移動と該凹部(18)の破断予定部(16)に沿う方向の移動とを複合的に行うよう制御して、凹部(18)の形成終了点(E)を斜めに形成し、
    前記エンドミル(34)の前記破断予定部(16)に沿う移動によって、前記凹部(18)において該破断予定部(16)に沿う方向と交差する方向に対向する側壁面を平行な関係で形成すると共に、前記複数の凹部(18,18)間に形成される凹部間領域(20)における前記破断予定部(16)に沿った断面形状、該凹部(18)の底部(18a)に向かって幅広となるよう形成した
    ことを特徴とするエアバッグドアの製造方法
  2. 前記底部(18a)は、略平坦な形状とされている請求項1記載のエアバッグドアの製造方法
  3. 前記底部(18a)に向かって幅広となっている形状は、前記破断予定部(16)に沿った断面において該凹部(18)の側部(18b)が表す側線(Lb)と、該底部(18a)が表す底部線(La)とがなす角度が95〜120°の範囲にされている請求項1または2記載のエアバッグドアの製造方法
  4. 前記エンドミル(34)を、前記凹部間領域(20)で前記基材(12)から離脱しないように前記破断予定部(16)に沿って移動し、次の凹部(18)の形成地点に到達したら前記切込をなす深さ方向に移動するよう制御し、凹部間領域(20)を凹部(18)より浅く切削する請求項1〜3の何れか一項に記載のエアバッグドアの製造方法
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