JP4789226B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はX線CT装置に係り、特にX線照射ユニットとX線検出ユニットを一体的に被検体の周囲に高速回転させて被検体撮影に時間を短縮するに好適なスキャナーを有するX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来X線により被検体を撮影して、被検体の断層像を得るX線CT装置は、被検体を撮影するスキャナーと、スキャナーにより得られたデータを画像処理して被検体の断層像を得る画像演算手段と、装置を操作する操作卓等の複数のユニットより構成されている。
【0003】
またスキャナーは、被検体にX線を照射するX線照射ユニットと、被検体を透過したX線を検出するX線検出ユニットと、前記X線照射ユニット及びX線検出ユニットを、被検体を挟んで対向する位置に保持すると共に、中央部に被検体が通過する円形の空孔を有する回転部材と、回転部材を回転自在に支承する支持フレーム及び被検体を中心に回転部材を回転させるアクチュエータより構成されている。
そしてX線照射ユニットより扇状のX線ビームを被検体へ照射し、被検体を透過したX線をX線検出ユニットで検出してデータの収集を行うと共に、収集したデータを画像演算手段で画像処理することにより、被検体の断層像が得られるようになっている。
【0004】
前記従来のX線CT装置では、回転部材を回転駆動するアクチュエータに通常電動機が使用されていて、電動機の回転を減速機で減速した後ベルトなどの動力伝達手段により回転部材へ伝達することにより、回転部材を回転させるようになっている。
また回転部材には、X線照射ユニット及びX線検出ユニットの他に、X線照射ユニットへ高電圧を印加する高電圧発生ユニットと、X線照射ユニットを冷却する冷却ユニット、X線検出ユニットが検出した微弱な電気的出力を増幅する増幅器ユニットなどのユニットが取付けられており、これらユニットは回転部材の中心に対し、外周側よりねじなどの固着手段により回転部材に固着されている。
【0005】
一方近年では、短時間で広範囲なスキャンが可能なヘリカルスキャンやスパイラルスキャンと称する螺旋CT装置が急速に普及している。
この螺旋CT装置は、被検体の体軸方向に連続したデータが得られるようにして、三次元画像の生成を可能にしたもので、被検体の撮影中に積極的に撮影位置を移動させることにより、広範囲に亘る多層の撮影にかかる時間を大幅に短縮して、三次元のCT撮影を可能にしており、特に心臓などの動く臓器を撮影する要求が高まり、スキャン時間の短縮化が強く求められている。
またスキャン時間を短縮するためには、回転部材を高速回転させる必要があるが、螺旋CT装置の普及により診断技術が格段に進歩し、これに伴い撮影回数が増加することから、X線照射ユニットに大容量のものが必要となる。
【0006】
大容量のX線照射ユニットは、サイズ及び質量が増加するため、これを冷却する冷却ユニットや、高電圧を供給する高電圧発生ユニットのサイズや質量も当然ながら増加する。
このためサイズや質量の増加したX線照射ユニットなどのユニットが取付けられた回転部材を高速回転させると、回転角速度の2乗に比例した遠心力が各ユニットに作用するため、従来のねじなどの固着手段により各ユニットを回転部材に取付けた構造では、十分な機械的強度が確保できないなどの問題がある。
係る問題を解消するため、例えば特開平9−56710号公報や、特開2000−116644号公報に、回転部材をドラム状に形成して、ドラムの内周面に各ユニットを取付けたX線CT装置が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記公報に記載されたX線CT装置のように、回転部材をドラム状に形成して、ドラム内に各ユニットを取付けたものでは、X線照射ユニットや高電圧発生ユニットより発生した熱がドラム内にこもってしまうおそれがある。
特にスキャン時間を短縮するためにX線照射ユニットや高電圧発生ユニットを大容量化した場合、X線照射ユニットや高電圧発生ユニットより発生される熱の量も膨大となるため、ドラム内に熱がこもるとドラム内が高温となって、ドラム内に取付けられた各ユニットの性能が劣化し、精度のよい断層像が得られなくなったり、各ユニットの寿命が早期に低下するなどのおそれがある。
【0008】
係る不具合を防止するため前記特開平9−56710号公報には、ドラム内に羽根部材を設けて、ドラムの回転とともに送風することにより、ドラム内の熱を放熱するようにしたX線CT装置が記載されているが、ドラム内に羽根部材を設けた場合、ドラムの回転とともに風切り音などの騒音が発生する。
【0009】
本発明はかかる従来の問題点を改善するためになされたもので、放熱効果が良好で、かつ回転部材を高速回転させても十分な機械的強度が得られと共に、回転部材の質量及び慣性モーメントを低減させたスキャナーを有するX線CT装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明のX線CT装置は、被検体にX線を照射するX線照射ユニットと、被検体を透過したX線を検出するX線検出ユニットと、被検体を挟んで対向する位置にX線照射ユニット及びX線検出ユニットが取付けられた盤状の回転部材と、回転部材を回転自在に支承する支持手段と、被検体を中心に回転部材を回転駆動する回転駆動手段とより構成されたスキャナーを有するX線CT装置であって、回転部材の少なくとも1個所に、取付け部材よりなるユニット取付け手段を設けると共に、ユニット取付け手段の取付け部材に、回転部材の中心側より各ユニットの少なくとも1個を取付けたものである。
【0011】
前記構成により、回転部材の周囲に放熱を妨げる部材がないため、回転部材内に熱がこもることがなく、これによって回転部材に取付けられたユニットの性能が劣化したり、早期に寿命が低下することがなく、長期間に亘って精度の高い断層像が得られるようになると共に、回転部材が高速回転しても騒音を発生することがない。
また回転部材を高速回転させた際各ユニットに発生する遠心力を、ユニット取付け手段の取付け部材を介して回転部材が担持するため、各ユニットのサイズや質量が増加しても、各ユニットの機械的強度を増すことなく遠心力に耐える強度が確保できるようになると共に、各ユニットを取付け部材に取付けている固着手段に直接遠心力が作用することがないため、大きな遠心力にも耐えられるようになる。
【0012】
さらに回転部材に取付け部材を立設することにより、回転部材の断面係数が増加するため、回転部材の板厚を厚くせずに回転部材の剛性や、機械的強度を向上させることができ、これによって回転部材の板厚を厚くして回転部材の剛性や、機械的強度を向上させる場合に比べて回転部材の質量の増加を少なくできるため、回転部材が高速回転する際の慣性モーメントを低減することができると共に、回転部材を駆動する回転駆動手段に大容量のものを使用する必要がないため、装置全体が小型かつ安価になる上、消費電力の削減も図れるようになる。
【0013】
前記目的を達成するため本発明のX線CT装置は、ユニット取付け手段の取付け部材を、回転部材のユニット取付け面とほぼ直角となるよう回転部材と一体に立設したものである。
【0014】
前記構成により、鋳造などの手段により精度の高い回転部材が容易に得られると共に、質量の大きなユニットでも確実に支持することができる。
【0015】
前記目的を達成するため本発明のX線CT装置は、ユニット取付け手段の取付け部材を長辺部と短辺部に分割し、回転部材のユニット取付け面とほぼ直角となるよう取付け部材の短辺部を折り曲げ形成すると共に、取付け部材の短辺部の外周側端部に、取付け部材の長辺部を固着したものである。
【0016】
前記構成により、回転部材の剛性や機械的強度を低下させることなく回転部材の軽量化が図れると共に、取付け部材の長辺部を交換するだけでユニットの仕様変更などにも容易に対応することができるため、ユニットの仕様変更などに合わせて回転部材全体を交換する場合に比べて大変経済的である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1はヘリカルスキャンやスパイラルスキャンが可能なX線CT装置の全体的な斜視図、図2はスキャナーの内部を示す構成図、図3はスキャナー内部の正面図、図4は同側面図、図5は回転部材の斜視図である。
図1に示すX線CT装置は、スキャナー1と被検体(図示せず)を載置する被検体ベッド17及びX線CT装置の各部を操作する操作卓18より構成されている。
【0018】
スキャナー1は回転部材2を回転自在に支持する支持フレーム1aを有しており、全体が前後方向に扁平な箱形のカバー1bにより覆われている。
鋳造などの手段により一体成形された回転部材2は、図3に示すように中央部に円形の空孔2aを有する盤状に形成されていて、空孔2aの周囲に設けられた筒状部2cが図示しない軸受け手段を介して支持フレーム1aに回転自在に支承されていると共に、外周部側にX線照射ユニット3の取付け座2bが設けられている。
取付け座2bには、ほぼU字形に形成された取付け部材4によりX線照射ユニット3が、X線照射部3aを空孔2aの中心に向けて取付けられている。
【0019】
X線照射ユニット3と空孔2aを挟んで対向する位置には、X線照射ユニット3より照射されたX線を検出するX線検出ユニット5が回転部材2に取付けられていると共に、回転部材2には、ユニット取付け手段6が円周方向に間隔を存して設置されている。
X線照射ユニット3の両側に位置するユニット取付け手段6は、回転部材2を板厚方向へ凹入させ、または回転部材2の一部をほぼ長方形状に切り抜くことにより形成された収納部6aと、収納部6aの3辺に沿って立設された取付け部材6bより構成されている。
【0020】
取付け部材6bは図5に示すように、ほぼコ字形に形成されていて、長辺部6cが回転部材2の外周側となるよう、回転部材2の取付け面に対してほぼ直角、かつ回転部材2と一体に立設されている。
そしてこれらユニット取付け手段6の一方に、X線照射ユニット3へ高電圧を印加する高電圧発生ユニット7が、また他方にX線照射ユニット3を冷却する冷却ユニット8が取付けられている。
これらユニット7,8は、取付け部材6bの長辺部6cに内側(空孔2a側)より密着するよう取付けられていて、長辺部6cの外側(回転部材2の外周側)より螺挿されたねじなどの固着手段9により固着されている。
【0021】
一方空孔2aを挟んで対向する位置に設けられたユニット取付け手段6及び空孔2aを挟んでX線照射ユニット3と対向する位置に設けられた一対のユニット取付け手段6も前記と同様に、回転部材2を板厚方向へ凹入させ、または回転部材2の一部をほぼ長方形状に切り抜くことにより形成された収納部6aと、収納部6aの3辺に沿って立設された取付け部材6bよりなり、ほぼコ字形に形成された取付け部材6bの長辺部6cが回転部材2の外周縁に位置するよう回転部材2と一体に立設されている。
そして空孔2aを挟んで対向する位置に設られたユニット取付け手段6の一方には、高圧タンクユニット10が、また他方には制御ユニット11が取付けられている。
これらユニット10,11も、取付け部材6bの長辺部6cに内側より密着するよう取付けられていて、取付け部材6bの外側より螺挿したねじなどの固着手段9により固着されている。
【0022】
また空孔2aを挟んでX線射ユニット3と対向する位置に設けられたユニット取付け手段6には、増幅器ユニット12がそれぞれ取付けられている。
これらユニット12も、取付け部材6bの長辺部6cに内側より密着するよう取付けられていて、取付け部材6bの外側より螺挿されたねじなどの固着手段9により固着されている。
【0023】
一方回転部材2を回転自在に支承する支持フレーム1aの下部には、回転駆動手段14が設置されている。
回転駆動手段14は、電動機14aと、電動機14aの回転を減速する減速機14bより構成されていて、減速機14bの出力軸に、電動機14aの回転を回転部材2へ伝達する動力伝達手段15の駆動プーリ15aが取付けられる。
動力伝達手段15は、駆動プーリ15aと、回転部材2に取付けられた従動プーリ15b及びこれらプーリ15a,15bの間に捲装された無端ベルト15cより構成されていて、電動機14aにより無端ベルト15cを介して回転部材2を高速で回転できるように構成されている。
【0024】
次に前記構成されたX線CT装置の作用を説明する。
被検体をヘリカルスキャンやスパイラルスキャンして被検体より断層像を得るに当って、回転部材2の空孔2a内を水平に通過できるように設置された被検体ベッド17に被検体を寝かせたら、回転駆動手段14により動力伝達手段15を介して回転部材2を高速で回転させながら、被検体を移動させ、同時にX線照射ユニット3より被検体へ扇状にX線を照射する。
被検体へ照射されたX線は、被検体を透過した後、X線照射ユニット3と被検体を挟んで対抗する位置に設置されたX線検出ユニット5により検出されて、データが収集される。
収集されたデータは、図示しない画像演算手段へと送られて画像処理され、得られた断層像がモニタに表示されたり、フィルムなどの記録媒体に記録される。
【0025】
一方螺旋CT装置では、スキャン時間を短縮するため、回転部材2を高速回転させている。
また回転部材2に取付けられたX線照射ユニット3や高圧発生ユニット5、冷却ユニット8等はサイズや質量が増加しており、回転部材2を高速回転させた場合、回転部材2に取付けられた各ユニットには回転角速度の2乗に比例した遠心力が作用する。
【0026】
しかし本実施の形態になる回転部材2には、回転部材2に形成された収納部6aと、収納部6aの周囲に立設された取付け部材6bよりなるユニット取付け手段6が設けられていて、回転部材2の外周部に位置する取付け部材6bの内側に各ユニットが取付けられているため、回転部材2が高速回転する際に各ユニットに作用する遠心力は取付け部材6bを介して回転部材2に担持されるため、各ユニットのサイズや質量が増加した場合でも、各ユニットのシャーシなどの機械的強度を増すことなく遠心力に耐える強度が確保できるようになる。
【0027】
また各ユニットに作用する遠心力は、取付け部材6bにより担持されて、各ユニットを取付け部材6bに固着している固着手段9に直接作用することがないので、過大な遠心力により固着手段9が緩んだり破断して、ユニットが脱落するなどの心配もない。
しかも回転部材2に設けられた取付け部材6bは、回転部材2の取付け面に対しほぼ直角となるように立設されているため、取付け部材6bにより回転部材2の断面係数が増加し、これによって回転部材2の板厚を厚くせずに機械的強度や剛性を向上させることができると共に、回転部材2の板厚を厚くする場合に比べて質量の増加量を少なくできるため、慣性モーメントの低減も図れるようになる。
【0028】
一方図6及び7は回転部材2の変形例を示すもので、次にこれを説明する。
なお前記実施の形態と同一部分は同一符号を付して、その説明は省略する。
前記実施の形態では、回転部材2とユニット取付け手段6を一体構成としたが、この変形例では組立て構造としている。
すなわち回転部材2のユニット取付け手段6に長方形状の収納部6aが切り抜き形成されている。
また各ユニットを取付ける取付け部材6bは長辺部6cと短辺部6dが分割されていて、短辺部6dは収納部6aの縁部を、回転部材2の取付け面に対しほぼ直角に折り曲げることにより形成されており、各短辺部6dの先端には取付け部6eが折り曲げ形成されている。
取付け部材6bの長辺部6cの両端には取付け縁6fが折り曲げ形成されていて、これら取付け縁6fをボルトなどの固着具(図示せず)により短辺部6d側の取付け縁6eに固着することにより、組立て構造のユニット取付け手段6が構成されている。
【0029】
前記構成された回転部材2も、取付け部材6bの長辺部6c内面に各ユニットを取付けて使用するもので、前記実施の形態と同様に、回転部材2を高速回転させたときに各ユニットに作用する遠心力は、取付け部材6bを介して回転部材2に担持されるため、前記実施の形態と同様な作用効果が得られるようになる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、各ユニットを取付ける回転部材の少なくとも1個所に、取付け部材よりなるユニット取付け手段を設け、かつユニット取付け手段の取付け部材に、回転部材の中心側より各ユニットの少なくとも1個を取付けたもので、回転部材の周囲に放熱を妨げる部材がないため、回転部材内に熱がこもることがなく、これによって回転部材に取付けられたユニットの性能が劣化したり、早期に寿命が低下することがないため、長期間に亘って精度の高い断層像が得られるようになると共に、回転部材が高速回転しても騒音を発生することがない。
【0031】
また回転部材を高速回転させた際各ユニットに発生する遠心力を、ユニット取付け手段の取付け部材を介して回転部材が支持するため、各ユニットのサイズや質量が増加しても、各ユニットの機械的強度を増すことなく遠心力に耐える強度が確保できるようになると共に、各ユニットを取付け部材に取付けている固着手段に直接遠心力が作用することがないため、大きな遠心力にも耐えられるようになる。
【0032】
さらに回転部材に取付け部材を一体に立設することにより、回転部材の断面係数が増加するため、回転部材の板厚を厚くせずに回転部材の剛性や、機械的強度を向上させることができ、これによって回転部材の板厚を厚くして回転部材の剛性や、機械的強度を向上させる場合に比べて回転部材の質量の増加を少なくできるため、回転部材が高速回転する際の慣性モーメントを低減することができると共に、回転部材を駆動する回転駆動手段に大容量のものを使用する必要がないため、装置全体が小型かつ安価になる上、消費電力の削減も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になるX線CT装置の全体的な斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態になるX線CT装置を構成するスキャナー内部の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態になるX線CT装置を構成するスキャナー内部の正面図である。
【図4】本発明の実施の形態になるX線CT装置を構成するスキャナー内部の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態になるX線CT装置を構成するスキャナーに設けられた回転部材の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態になるX線CT装置を構成するスキャナーに設けられた回転部材の変形例を示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態になるX線CT装置を構成するスキャナーに設けられた回転部材の変形例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 スキャナー
1a 支持フレーム
2 回転部材
3 X線照射ユニット
5 X線検出ユニット
6 ユニット取付け手段
6a 収納部
6b 取付け部材
6c 長辺部
6d 短辺部
7 高電圧発生ユニット
8 冷却ユニット
10 高圧タンクユニット
11 制御ユニット
14 回転駆動手段
17 被検体ベッド
18 操作卓

Claims (3)

  1. 被検体にX線を照射するX線照射ユニットと、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出ユニットと、前記被検体を挟んで対向する位置に前記X線照射ユニット及び前記X線検出ユニットが取付けられた盤状の回転盤と、前記回転盤を回転自在に支承する支持手段と、前記被検体を中心に前記回転盤を回転駆動する回転駆動手段とより構成されたスキャナーを有するX線CT装置であって、
    前記回転盤の少なくとも1個所に前記回転盤の板厚方向に凹入させて形成される収納部と、前記収納部の辺に沿って前記回転盤に対しほぼ直角に立設された取付け部材と、を有するユニット取付け手段を設けると共に、
    前記ユニット取付け手段の取付け部材に、前記回転盤の中心側より前記各ユニットの少なくとも1個を取付けたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 請求項1に記載のX線CT装置において、
    前記収納部は長方形状であり、
    前記取り付け部材は、前記収納部の外周側の長辺に設けられる長辺部と2つの短辺に設けられる短辺部とを有することを特徴とするX線CT装置。
  3. 請求項2に記載のX線CT装置において、
    前記長辺部は、その両端が折り曲げられた取り付け縁を有しており、
    前記短辺部は、その縁部が折り曲げられて前記取り付け縁に固着されることを特徴とするX線CT装置。
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