JP4788239B2 - カーナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地図画像表示機能を有するカーナビゲーション装置に関する。
従来、表示装置に地図画像を表示し、その地図画像上に車両の現在地を表示したり、案内ポイントを入力してその案内ポイントまでの経路を地図画像上に表示して案内する経路案内機能を有するカーナビゲーション装置において、ジョグダイヤルで地図画像の縮尺率を変更できるようにしたものがあった。
このようなカーナビゲーション装置では、ジョグダイヤルの操作速度によって表示画面のスクロールの速さを変える等の特異な操作をすることで、カーナビゲーション装置の操作性をよくし、操作者のストレスを解消する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−249568号公報
ところが、ジョグダイヤルを用いて操作性をよくしたカーナビゲーション装置において、ステアリング等の運転者が操作しやすい場所にジョグダイヤルを装着した場合には、操作性がよいだけに却って、運転者が意識しない間に操作をしてしまう可能性がある。
そして、運転者が意識しない間にジョグダイヤルを操作した場合、運転者がカーナビゲーション装置の表示装置に表示されている地図画像を見たいときに運転者の意図しない縮尺率の地図画像が表示されているために運転者の混乱を招き、却って使い勝手のよくないカーナビゲーション装置となってしまうという問題点がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、運転状況に応じて適切な縮尺率の地図画像を表示する使い勝手のよいカーナビゲーション装置を提供することを目的とする。
かかる問題を解決するためになされた請求項1に記載のカーナビゲーション装置は、地図画像の表示を行うための表示部(10:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄において用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)と、車両の現在地を特定する現在地特定手段(70)と、運転者により操作可能な位置に設けられ、運転者の操作に応じて操作量を入力するための入力手段(30)と、地図情報を記憶しておく地図情報記憶手段(60)から取得した地図情報を用い、現在地特定手段(70)によって特定された現在地周辺の地図画像を表示部(10)に表示させる表示制御手段(40)と、を備え、表示制御手段(40)は、入力手段(30)を介して入力した操作量に基づき、表示部(10)に表示させる地図画像の縮尺率を変化させる際に、車両の走行状況に関する所定の条件に応じて、入力手段(30)を介して入力された操作量に対する地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限することを特徴とする。
このような構成のカーナビゲーション装置では、通常、車両の現在地周辺の地図画像を表示部(10)に表示し、入力手段(30)を介して入力された操作量に基づいて表示される地図画像の縮尺率を変化させる。
ところが、入力手段(30)が運転者の操作可能な位置、特に、ステアリングホイール等のように運転者の操作しやすい位置に設けられていると、操作がしやすいために運転者が無意識のうちに不用意な操作をしてしまう場合がある。その際、運転者が地図画像を見たときに運転者の意図しない縮尺率の地図画像が表示されているので、運転者が混乱することがある。つまり、使い勝手がよくないカーナビゲーション装置となる場合がある。
そこで、入力手段(30)を介して入力された操作量に基づいて表示される地図画像の縮尺率を変化させる場合に、所定の条件になったときに、運転者の操作量に応じて表示される地図画像の縮尺率の変化度合いを制限するようにしているのである。
そのように所定の条件下で地図画像の縮尺率の変化度合いを制限すると、車両の走行状況に関する所定の条件になったときに、運転者の操作量に応じて地図画像の縮尺率の変化をさせる際の変化度合い、つまり、操作量の感度が制限されるので、運転者が不用意な入力操作をしても運転者の意図しない縮尺率の地図画像が表示されにくい。したがって、運転者にとって使い勝手のよいカーナビゲーション装置になるとともに、運転時の安全性向上に寄与することもできる。
ここで、本発明において操作可能な者が単なる操作者ではなく運転者としているのは、運転者が不用意な操作を行った場合であっても、その操作によって運転者の意図しない縮尺率の地図画像表示がなされる状況を回避し、究極的に運転時の安全性の向上に寄与することを目的としているからである。
なお、「運転者により操作可能な位置に設けられ」とは、運転者が運転中に操作可能な位置に装着されていることを意味しており、例えば、ステアリング、フロントパネル、シフトレバー等に設けられていることを意味する。
また、「操作量を入力するための入力手段(30)」とは、単なるオン/オフを切換えるためのスイッチではなく、連続的な操作により操作量を入力するためのスイッチのことをいう。例えば、ジョグダイヤルや、連続的に押し続けることによって押した時間が入力されるような押ボタンスイッチ、ジョイスティック等である。
さらに、「操作量」とは、押ボタンが押され続けた時間、所定時間内に押されたボタンの回数あるいは回転角度等をいう。また、「地図画像の縮尺率」とは、地図画像表示を縮小して表示するだけでなく拡大して表示する場合も含める。
また、「車両の走行状況に関する所定の条件」とは、例えば、後述するように車両の現在地から案内ポイントまでの距離、車両速度、車両が走行している道路種別等に対して各々あらかじめ段階的に定められている条件のことである。例えば、車両の現在地から案内ポイントまでの距離が5km以上、5km未満〜1km以上、1km未満〜500m以上、500m未満というように段階的に決められた条件のことである。
なお、「地図画像の縮尺率の変化度合い」とは、入力手段(30)の操作量に対して地図画像の縮尺率を変化させる割合のことをいい、換言すれば、操作量の感度のことをいう。例えば、ジョグダイヤルの1目盛り当たりにどの程度の割合で地図画像を縮尺表示させるかや押ボタンを押し続けたときの1秒当たりに地図画像をどの程度の割合で縮小/拡大表示させるかという割合のことをいう。
ところで、地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限するときの条件としては、カーナビゲーション装置の機能や車両の運転状況に応じて種々考えられる。例えば、車両の現在地から案内ポイントまでの距離の遠近や車両速度を条件とする場合が考えられる。
そのうち、まず、案内ポイントまでの距離の遠近を条件とする場合は、例えば、案内ポイントが設定されるカーナビゲーション装置において、請求項62に記載のように、現在地特定手段(70)によって特定された車両の現在地と地図情報記憶手段(60)から取得した地図情報とから、車両から所定の案内ポイントまでの距離を算出し、その算出した距離に応じて表示部(10)に表示させる地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限するようにするとよい。
この、「案内ポイントまでの距離に応じて縮尺率の変化度合いを制限する」とは、例えば、1段階の縮尺率をするのに、案内ポイントからの距離が5km以上のときは、運転者のジョグダイヤルの1目盛り操作でできるが、距離が5km未満〜1km以上のときは、2目盛り操作が必要で、1km未満〜500m以下では3目盛り操作が必要で、500m未満では4目盛りの操作が必要になるようにするということである。つまり、案内ポイントからの距離に応じて操作手段(30)の操作量に応じた縮尺率の変化度合いの感度を変化させるということである。
このようにすると、案内ポイントが近くなったときに運転者が変更できる地図画像表示の縮尺率の変化度合いを段階的に案内ポイントからの距離に応じて、例えば、同じ縮尺率の地図画像表示にするときに、案内ポイントから遠ければ少ない操作量でその縮尺率となるのに対し、案内ポイントに近くなれば大きな操作量でなければその縮尺率にならないように制限すれば、案内ポイントに近い地点において運転者の不用意な操作により運転者の意図しない縮尺率の地図画像が表示されにくい。したがって、運転者は案内ポイント近くで適切な案内情報を得ることができるので、運転者にとって使い勝手のよいカーナビゲーション装置になるとともに運転時の安全性向上に寄与することもできる。
なお、案内ポイントには、案内の方法に応じて種々のものが考えられる。例えば、交差点案内(曲がる方向を案内)を行う場合の交差点、目的地案内を行う場合の目的地、あるいは、運転者に注意喚起を行う場合の踏切、その他料金所、カーブ、合流地点等が挙げられる。
また、「案内ポイントまでの距離を算出する」とは、以下の2つの場合がある。
(1)車両の現在地から案内ポイントまでの単純な直線距離を算出する場合。
(2)車両の現在地から案内ポイントまでの経路に沿った走行距離を算出する場合。
この2つの距離の算出のうち、まず(1)の距離算出は、現在地特定手段(30)によって設定された車両の現在地から、地図情報記憶手段(60)から取得した地図情報に記憶されている案内ポイントまでの直線距離を算出するものである。
この(1)の距離算出は、主に地図画像上に車両の現在地を表示するとき、換言すれば経路案内をしないときに、交差点案内や踏切等運転中に注意を喚起した方がよい場合に使用される。この場合の案内ポイントは、交差点、線路等あらかじめ地図情報として設定されているものである。
次に、(2)の距離算出は、経路案内をする場合には、車両が案内経路に沿って現在地から案内ポイントに到達するまでの距離を算出し、経路案内をしない場合には、車両の現在の進行方向にある案内ポイントまでの距離を進行方向の経路に沿って算出するものである。(この場合、直線距離で最も近い距離に案内ポイントがあったとしても、それが進行方向にない場合にはその案内ポイントまでの距離は算出されない。)
この(2)に示す距離算出の場合、(1)で示した案内ポイントに加え、駅、官公庁、学校、店舗等の経路案内の際の目印として地図情報に記憶されたものや運転者等が設定した目的地あるいは目的地までの経由ポイントが案内ポイントとなる。
次に、車両速度を条件とする場合を考える。車両速度が速いときには、運転者の意図としない縮尺率の地図画像表示がされると、運転者が必要な情報を得るために運転者は通常よりも長い時間表示画面を見る必要がある。そこで、請求項に記載のように、表示制御手段(40)は、現在地特定手段(70)で特定された車両の現在地の変化度合いから車両の速度を算出し、その算出した速度に応じて表示部(10)に表示させる地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限するようにするとよい。
このようにすると、運転者が意図しない操作を行っても、車両速度に応じた適切な縮尺率の地図画像が表示されるので、運転者は短時間で必要な情報を得ることができる。したがって、運転者にとって使い勝手のよいカーナビゲーション装置になるとともに運転時の安全性向上に寄与することもできる。
また、必ずしも現在地特定手段(70)で特定された車両の現在地の変化度合いから速度を算出する必要はなく、例えば、請求項のように、外部から入力される車両の速度に応じて表示部(10)に表示させる地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限するようにしてもよい。
ところで、通常、走行している道路種別によって、例えば、高速度路は最高速度100km/h、国道は60km/h等のように車両の最高速度が制限されている。そこで、車両速度を条件とする場合の2つ目として、請求項に記載のように、表示制御手段(40)は、現在地特定手段(70)によって特定された車両の現在地と地図情報記憶手段(60)から取得した地図情報とから、車両が走行している道路の種別を特定し、その特定した道路の種別に応じて表示部(10)に表示させる地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限するようにしてもよい。
この、「道路種別に応じて縮尺率の変化度合いを制限する」とは、例えば、高速道路のときは、入力手段(30)によって入力される操作量が多くても縮尺率の変化度合いが小さくなるようにし、県道のときは縮尺率の変化度合いが大きくなるようにするということである。つまり、道路種別に応じて操作手段(30)の操作量に応じた縮尺率の変化度合いの感度を変化させるということである。
このようにすると、運転者が意図しない操作を行っても、道路種別、換言すれば、道路の制限速度に応じた適切な縮尺率の地図画像が表示されるので、運転者にとって使い勝手のよいカーナビゲーション装置になるとともに運転時の安全性向上に寄与することもできる。
なお、「道路種別」とは、例えば、カーナビゲーション装置に記憶されている道路情報から、車両が現在走行している道路種別、例えば、高速道路、自動車専用道、国道、県道、市街地等の種別をいう。
ところで、表示制御手段(40)において、車両から所定の案内ポイントまでの距離に応じて地図画像の縮尺率の変化度合いを制限することは、特に請求項に記載のように、入力手段(30)を介して操作量が入力されないときには、算出した車両から所定の案内ポイントまでの距離に応じて、表示部(10)に表示させる地図画像の縮尺率を変化させるようになっている場合には都合がよい。
つまり、入力手段(30)を介して操作量が入力されないときには、車両から所定の案内ポイントまでの距離に応じて、表示部(10)に表示させる地図画像の縮尺率を変化させるようになっている場合には、案内ポイントからの距離に応じた経路案内等に適切な縮尺率の地図画像が表示されるようになっている。ところが、運転者が不用意に入力手段(30)を操作した場合には、適切な縮尺率の地図画像が表示されなくなる。そこで、上記の距離による縮尺率の変化度合いを制限を行うようになっていると、せっかくの適切な縮尺率の地図画像表示が運転者の不用意な操作によって運転者の意図しない縮尺率の地図画像表示となりにくいので運転者は適切な案内情報を得ることができる。したがって、使い勝手のよいカーナビゲーション装置になるとともに、運転時の安全性向上に寄与することもできる。
さらに、所定の案内ポイントまでの距離に応じて地図画像の縮尺率を変化させているときに請求項のように、入力手段(30)を介して操作量が入力された場合であっても、所定の案内ポイントに車両が到達するまでは、表示部(10)に表示させる地図画像の縮尺率を変化させないようにするとよい。
このようにすると、所定の案内ポイントまでの距離に応じて地図画像の縮尺を行っているときに、運転者が入力手段(30)を介して操作量が入力されると、案内ポイントまでの距離に応じて表示させる地図画像の縮尺率が変化しない。つまり、表示された地図画像の縮尺率を変化させようとして運転者が入力手段(30)を操作した後には、案内ポイントに到達するまで、距離に応じた縮尺率の地図表示がされないので、運転者が意図しない縮尺率の地図画像が表示されることがない。したがって、使い勝手のよいカーナビゲーション装置となるとともに、運転時の安全性向上に寄与することもできる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、本発明の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
[第1実施形態]
1.カーナビゲーション装置の全体構成
図1は、本発明が適用されたカーナビゲーション装置1の構成を示す構成図である。
カーナビゲーション装置1は、図1に示すように、表示装置10、ステアリング20、ジョグダイヤル30、情報処理装置40、メモリ装置50、地図データベース60(以下、地図DB60と称する)、GPS受信機70、スピーカ80等を有する。
2.各構成の説明
表示装置10は、地図画像を表示するための装置であり、TFT(Thin Film Transistor の略)液晶ディスプレイ等により構成されている。
ステアリング20は、いわゆるハンドルであり、運転者の操作により車両の方向を制御するための舵取り装置であり、回転運動を伝える回転軸、運転者が回転させるステアリングホイール及び操舵輪を回転軸に固定するためのスポーク等から構成される。
ジョグダイヤル30は、表示装置10で表示される表示に従って各種の設定を入力したり表示装置10に表示される地図画像の縮尺を設定するための入力を行うための入力装置である。
ジョグダイヤル30は、回転部分(ダイヤル)が運転者によって回されることによってその回転角度や回転速度が操作量として入力される。
ここで、本実施形態において操作可能な者が単なる操作者ではなく運転者としているのは、運転者がジョグダイヤル30を不用意に操作した場合であっても、その操作によって運転者の意図しない縮尺率の地図画像表示がなされる状況を回避し、究極的に運転時の安全性の向上に寄与することを目的としているからである。
また、ジョグダイヤル30は、運転者が操作しやすいようにステアリング20のスポークのステアリングホイールに近い部分に配置されている。ジョグダイヤル30が配置される位置は、運転者が操作しやすい場所であればよく、例えば、ステアリングホイールの操作にじゃまにまらないように、ステアリングホイールに埋め込むようにして配置してもよいし、ステアリングホイールに運転者の好みに合わせて取付けられるようにしてもよい
情報処理装置40は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成されており、外部装着されているメモリ装置50に記憶された各種情報や地図DB60から地図情報を読み出し、ROM等に記憶されているプログラムに従って以下の(1)〜(9)の地図表示処理を含む処理を実行する。
(1)案内ポイントや案内方式(音声案内を行うか否か等)等の設定を行う。
(2)GPS受信機70からの車両の現在地情報を受け、設定に従って、地図画像表示や音声により種々の案内(目的地までの経路案内、交差点案内、踏切注意案内等)を行う。
(3)経路案内中に案内ポイントが近づいたら地図画像を拡大したり、音声案内を行う。
(4)GPS受信機70から得られる車両の現在地情報と地図情報とから案内ポイントまでの距離を算出する。
(5)I/Oを介して接続されている車両制御装置から車両速度を取得する。
(6)GPS受信機70から得られる車両の現在地情報と地図情報とから現在車両が走行している道路種別を特定する。
(7)ジョグダイヤル30の操作量を検出する。
(8)検出した操作量に応じて表示する地図画像の縮尺や縮尺の変化度合いを変化させる。
(9)ジョグダイヤル30の操作量に対する地図画像の縮尺や縮尺の変化度合いを、得られた案内ポイントまでの距離、車両速度、車両が走行している道路種別等から段階的に制限する。
なお、情報処理装置40は、上記の地図表示処理以外にも、例えば、交通渋滞等の道路交通情報の表示や有料道路の料金表示、ドライブガイド、ドライブ全行程経路をシミュレーションするドライブシミュレーション、ETCと連動してETCゲートの通過案内やETC利用料金の表示、車両のメンテナンス時期のお知らせ、運転者等の免許更新時期のお知らせ等といった種々の処理を行っている。
なお、案内ポイントには、案内の方法に応じて種々のものが考えられる。例えば、交差点案内(曲がる方向を案内)を行う場合の交差点、目的地案内を行う場合の目的地、あるいは、運転者に注意喚起を行う場合の踏切、その他料金所、カーブ、合流地点等が挙げられる。
メモリ装置50は、情報処理装置40で処理される経路案内に必要な情報を記憶しておくためのメモリスティック等の外部記憶装置である。このメモリ装置50に記憶される情報には、運転者の氏名、暗証番号等のセキュリティに関する情報や運転者が普段利用する地図画像や経路案内に関する情報、例えば、運転者が必要とする案内ポイント等がある。したがって、このメモリ装置50を情報処理装置40に接続すると、複数の運転者が各々必要とする設定が自動的に行われる。
地図DB60は、DVD、CD、MDあるいはHDDといった回転ディスク状の大容量記憶媒体を用いた記憶装置に記憶されている情報であり、2次元・3次元の地図情報や経路案内に必要な交差点・駅・官公庁・学校・店舗等の地図画像上の主要ポイント等の情報である。
GPS受信機70は、天空を航行する3個又は4個のGPS衛星からの電波を利用して緯度、経度、高度(高度を得る場合は、4個のGPS衛星からの電波を利用する。)など地球上の車両の現在地を割り出し、現在地情報として情報処理装置40に出力する。
3.地図表示処理の説明
以上のように構成された、カーナビゲーション装置1における情報処理装置40にて実行される地図表示処理について図2、図3、図4に基づき説明する。
図2は、情報処理装置40で実行される地図表示処理のフローチャートである。
図3は、図2で示される地図表示処理中に使用される地図画像の縮尺や縮尺の変化度合いを制限するときの条件テーブルである。
図4は、表示装置10で表示される最大縮尺率の地図画像の例を示す図である。
情報処理装置40で実行される地図表示処理は、車両において車載機器の電源がオン、例えば、キーシリンダがACC−ONやIG−ONになり、カーナビゲーション装置1に対して電源の供給が開始されたときに処理が開始される。
そして、図2に示すように、まず、S100で、表示装置10に地図画像が表示されているか否かを判定する。そして、地図画像が表示中であれば(S100にてYesの場合)S105へ移行し、地図画像が表示中でなければ(S100でNoの場合)S100に戻って地図画像の表示中であるか否かを判定する。
S105では、メモリ装置50から案内ポイントの位置データを取得し、更に地図DB60から地図情報を取得してS110へ移行する。ここで、「メモリ装置50から取得する地図情報」とは、ユーザ(運転者等)が設定した案内ポイントの位置データ等であり、「地図DB60から取得する情報」とは、2D又は3Dでの地図画像表示を行うための地図データや経路案内に必要なデータ及びあらかじめ設定されている案内ポイントの位置データ等である。
S110では、S105においてメモリ装置50から取得した案内ポイントの位置データと地図DB60から取得した地図情報及びGPS受信機70から入力される車両の現在地情報から、車両の現在地から案内ポイントまでの経路に沿った距離を算出し、S115へ移行する。
ここで、「経路に沿った距離」とは、案内ポイントまでの単なる直線距離ではなく、案内ポイントに到達するまでに車両が走行する距離のことである。例えば、経路案内をしている場合に車両が案内経路に沿って現在地から案内ポイントに到達するまでに走行する距離や、経路案内をしていない場合に車両の進行方向にある案内ポイントに到達するまでの走行距離のことをいう。
この何れの場合も、例えば、あらかじめ地図DB60に案内ポイントとして踏切が設定されていて、車両の現在地からその踏切までの直線距離が最も近い位置にあったとしても、案内経路上にその踏切がなかったり、現在の車両の進行方向が、その踏切に向かっていない場合には、たとえ直線距離が最も近くてもその踏切までの距離は算出されない。なお、算出した距離をXとする。
S115では、ジョグダイヤル30が操作されたか否かを判定する。そして、ジョグダイヤル30が操作されていたら(S115でYesの場合)S120へ移行し、ジョグダイヤル30が操作されていなければ(S115でNoの場合)S155へ移行する。
S120では、S105にてメモリ装置50から取得した案内ポイントの位置データと地図DB60からGPS受信機から入力される車両の現在地情報とから車両が案内ポイントへ到達したか否かを判定する。そして、案内ポイントに到達していなければ(S120でNoの場合)S125へ移行し、案内ポイントに到達していれば(S120でYesの場合)S150へ移行し、次の案内ポイントを設定してS155へ移行する。
S125では、入力されたジョグダイヤル30の操作量を特定し、S130へ移行する。なお、ここで特定した操作量をNとする。
S130では、車両制御装置から車両速度情報を取得し、S135へ移行する。なお、取得した車両速度をVとする。
ここで、車両制御装置から車両速度情報を得る代わりに、GPS受信機70から得られる車両の現在地情報から現在地の変化率を算出しその変化率を車両速度:Vとしてもよい。
S135では、地図DB60の地図情報とGPS受信機70から取得する車両の現在地とから、車両が現在走行している道路種別、例えば、高速度路、国道、県道、市街地を特定し、S140へ移行する。なお、このとき特定した道路種別をRとする。
S140では、地図表示縮尺選択処理を行う。S140では、S110で得られた案内ポイントまでの距離:X、S130で得られた車両速度:V、S135で得られた道路種別:Rうち何れかによって地図画像の縮尺率又は縮尺率の変化度合いを段階的に制限している。
なお、案内ポイントまでの距離:X、車両速度:V、道路種別:Rのうちの何れによって地図画像の縮尺率や縮尺率の変化度合いを段階的に制限するか及び縮尺率又は縮尺率の変化度合いのうち何れを制限するかは、あらかじめ設定されメモリ装置50に記憶されている。
つまり、車両の現在地から案内ポイントまでの距離:Xによって地図画像の縮尺率の変更を制限する場合には、図3(a)に示すように、車両の現在地から案内ポイントまでの距離:Xを5km以上・5km未満〜1km以上・1km未満〜500m以上・500m未満の5つの範囲に分ける。そして、地図画像の縮尺変更可能範囲を案内ポイントまでの距離:Xが5km以上の場合は5段階の縮尺、距離:Xが5km未満〜1km以上の場合は4段階の縮尺、距離:Xが1km未満〜500m以上の場合は3段階の縮尺、距離:Xが500m未満の場合には2段階の縮尺が各々可能となるようにし、各距離範囲では各々に定められた段階以上には縮尺ができないようにしている。すなわち、案内ポイントが近づくに従って縮尺率の変更可能範囲が小さくなるように制限するのである。
このように案内ポイントが近づくに従って縮尺率の変更可能範囲が小さくなるように制限した場合の表示装置10で表示される最大縮尺率の地図画像の表示の一例を図4に示す。
図4(a)は、ジョグダイヤル30を操作しないときに表示装置10に表示される地図画像(現縮尺図)である。
この現縮尺図に対し、車両の現在地から案内ポイントまでの距離:Xが500m未満のときは、ジョグダイヤル30で2段階の縮尺率しか設定できないようになっているので、表示装置10には、図4(b)に示すように縮尺率の低い地図画像しか表示されない。
そして、案内ポイントまでの距離:Xが1km未満〜500m以上のときは、3段階の縮尺率の設定が可能であるので、このとき設定できる最大縮尺率の図は、図4(c)であり、図4(b)よりも縮尺率が大きくなっている。
また、案内ポイントまでの距離:Xが5km未満〜1km以上のときは、4段階の縮尺率の設定が可能であるので、このとき設定できる最大縮尺率の図は、図4(d)であり、図4(c)よりも縮尺率が大きくなっている。
さらに、案内ポイントまでに距離:Xが5km以上ある場合には、5段階の縮尺率の設定が可能であるので、このとき設定できる最大縮尺率の図は、図4(e)であり、図4(d)よりも縮尺率が更に大きくなっている。
以上のように、案内ポイントまでの距離が小さくなれば、表示される地図画像の最大縮尺率が小さくなるのである。
なお、地図画像の縮尺率や縮尺率の変化度合いを段階的に制限するか及び縮尺率又は縮尺率の変化度合いのうち何れを制限するかの設定を変更するには、別の条件設定プログラムの作動中にジョグダイヤル30等で設定変更を行うようにするか、若しくは、別に選択スイッチを設け、運転者がその選択スイッチでいつでも選択できるようにしてもよい。
また、距離を段階的に分割するときの分割範囲は上記の範囲には限られない。案内ポイントが近づくに従って1目盛り当たりの縮尺率の変化度合いの感度が低くなるように制限していればどのような距離範囲の分割方法でもよいし、感度低下の割合もどのように設定されていてもよい。例えば、運転者が好みに応じて設定できるようにしてもよい。
また、車両速度:Vによって地図画像の縮尺率の変化度合いを制限する場合には、図3(c)に示すように、車両速度:Vを高速(V≧80km/h以上)・中速(80km/h>V≧40km/h)・低速(40km/h>V≧15km/h以上)・徐行(15km/h≧0km/h)の4段階に分ける。そして、地図画像の縮尺変更可能範囲を速度:Vが高速の場合は1段階の縮尺をジョグダイヤル30の4目盛りの操作が必要であるようにしている。以下、速度:Vが中速の場合は、1段階の縮尺に3目盛りの操作、速度:Vが低速の場合は2目盛りの操作、速度:Vが徐行の場合には1目盛りの操作で1段階の縮尺ができるようにしている。すなわち、速度:Vが高くなるに従ってジョグダイヤル30の1目盛り当たりの縮尺率の変化度合いを少なくしている、換言すれば、速度:Vが高くなるに従ってジョグダイヤル30の1目盛り当たりの縮尺率の変化度合いの感度を低くしているのである。
なお、車両速度:Vを段階的に分割するときの分割範囲は上記の範囲には限られない。速度:Vが高くなるに従って1目盛り当たりの縮尺率の変化度合いの感度が低くなるように制限していればどのような距離範囲の分割方法でもよいし、感度低下の割合もどのように設定されていてもよい。
また、車両速度:Vによって地図画像の縮尺率の変化度合いを制限する場合に、現在の車両速度:Vによらず、車両の走行している道路種別:Rによって縮尺率の変化度合いを制限してもよい。つまり、通常、道路によって制限速度が決められているので、その制限速度によって縮尺率の変化度合いを制限するのである。
この場合、図3(d)に示すように、道路種別:Rを高速度路・国道・県道・市街地の4段階に分ける。そして、地図画像の縮尺変更可能範囲を高速道路の場合は1段階の縮尺をジョグダイヤル30の4目盛りの操作が必要であるようにしている。以下、国道の場合は、1段階の縮尺に3目盛りの操作、県道の場合は2目盛りの操作、市街地の場合には1目盛りの操作で1段階の縮尺ができるようにしている。すなわち、走行する道路の制限速度が高くなるに従ってジョグダイヤル30の1目盛り当たりの縮尺率の変化度合いを少なくしている、換言すれば、制限速度が高くなるに従ってジョグダイヤル30の1目盛り当たりの縮尺率の変化度合いの感度を低くしているのである。
なお、道路種別:Rは上記4つには限られない。道路の制限速度が高くなるに従って1目盛り当たりの縮尺率の変化度合いの感度が低くなるように制限していればどのような道路種別:Rの分け方でもよいし、感度低下の割合もどのように設定されていてもよい。
そして、S140で上記のように地図表示縮尺選択処理を実行した後、S145へ移行する。
一方、S115で、ジョグダイヤル30が操作されていないと判定され、S155へ移行した場合、S155では、S110で算出した車両の現在地から案内ポイントまでの距離に応じて地図画像の縮尺率を変化させ、S145へ移行する。
この処理は、案内ポイントまでの距離が近づいたときに適切な縮尺率の地図画像を自動的に表示する処理である。例えば、案内ポイントまでの距離:Xが5km以上の場合は、1/75000の縮尺率、距離:Xが5km未満〜1km以上の場合は1/21000の縮尺率、距離:Xが1km未満〜500m以上の場合は1/8000の縮尺率、距離:Xが500m未満の場合には1/3000の縮尺率となるようにするのである。
S145では、S140で選択された縮尺率又はS155で設定された縮尺率に応じて地図画像を表示装置10に表示し、その後S100に戻って地図表示処理を繰り返す。
なお、本地図表示処理は、車両において車載機器の電源がオフ、例えば、キーシリンダがOFFになり、カーナビゲーション装置1に対する電源の供給が停止されたときに処理が終了される。
4.実施形態に係るカーナビゲーション装置の特徴
以上のような構成と機能を有するカーナビゲーション装置1によれば、メモリ装置50に記憶された設定によって、縮尺率の変更に制限をかけたときには、車両の現在地が案内ポイントから遠いときは、ジョグダイヤル30の回転量(操作量)に応じて地図画像表示の縮尺率を多段階で変更することができ、案内ポイントが近づいたらジョグダイヤル30の回転量(操作量)に拘わらず縮尺率の変更が少ない段階でしか変更できなくなるようになっている。
また、メモリ装置50に記憶された設定によって、ジョグダイヤル30の操作による縮尺率の変化度合いに制限をかけたときには、
(1)車両の現在地から案内ポイントまでの距離:Xが遠い場合
(2)車両速度:Vが低速な場合
(3)車両が走行している道路の制限速度が低い(道路種別:Rが市街地である)場合
にはジョグダイヤル30を少し回すだけ(操作量が少なくても)地図画像の縮尺が変化し、逆に、
(4)車両の現在地から案内ポイントまでの距離:Xが短くなる。
(5)車両速度:Vが早くなる。
(6)車両が走行している道路の制限速度が高くなる(道路種別:Rが高速路線になる)。
に従ってジョグダイヤル30を多く回転させないと(操作量を多くしないと)表示される地図画像の縮尺率が変化しないようになっている。
つまり、運転者が適切な縮尺率の地図画像を見る必要があるところで、運転者のジョグダイヤル30の操作量に応じて表示される地図画像の縮尺率の変化度合いを制限するので、運転者が不用意な入力操作をしても運転者の意図しない縮尺率の地図画像が表示されにくい。したがって、使い勝手がよくなるとともに運転時の安全性向上にも寄与する。
また、所定の案内ポイントまでの距離に応じて地図画像の縮尺を行っているときに、運転者がジョグダイヤル30を介して操作量が入力すると、案内ポイントまでの距離に応じて表示させる地図画像の縮尺率が変化しない。つまり、表示された地図画像の縮尺率を変化させようとして運転者がジョグダイヤル30)を操作した後には、案内ポイントに到達するまで、距離に応じた縮尺率の地図表示がされないので、運転者が意図しない縮尺率の地図画像が表示されることがない。したがって、使い勝手のよいカーナビゲーション装置となるとともに、運転時の安全性向上に寄与することもできる。
[第2実施形態]
カーナビゲーション装置1の情報処理装置40にて実行される地図表示処理のS140で行なわれる地図表示縮尺選択処理において、第1実施形態では、案内ポイントが近づくに従って縮尺率の変更可能範囲が小さくなるように制限していた。そして、そのときに表示装置10で表示される地図画像は、図4に示すように、案内ポイントまでの距離が小さくなれば、表示される地図画像の最大縮尺率が小さくなるようになっていた。
これに対し、第2実施形態では、案内ポイントが近づくに従って縮尺率の変更可能範囲が小さくなるように制限することに変わりはないが、表示装置10で表示される地図画像の最大縮尺率を第1実施形態とは逆、つまり、案内ポイントまでの距離が小さくなれば、表示される地図画像の最大縮尺率が大きくなるようにする。
すなわち、図5(a)に示す、ジョグダイヤル30を操作しないときに表示装置10に表示される地図画像(現縮尺図)に対し、車両の現在地から案内ポイントまでの距離:Xが500m未満のときは、ジョグダイヤル30で2段階の縮尺率しか設定できないようになっているので、表示装置10には、図5(b)に示すように縮尺率の高い地図画像しか表示されない。
そして、案内ポイントまでの距離:Xが1km未満〜500m以上のときは、3段階の縮尺率の設定が可能であるので、このとき設定できる最大縮尺率の図は、図5(c)であり、図5(b)よりも縮尺率が小さくなっている。
また、案内ポイントまでの距離:Xが5km未満〜1km以上のときは、4段階の縮尺率の設定が可能であるので、このとき設定できる最大縮尺率の図は、図5(d)であり、図5(c)よりも縮尺率が小さくなっている。
さらに、案内ポイントまでに距離:Xが5km以上ある場合には、5段階の縮尺率の設定が可能であるので、このとき設定できる最大縮尺の図は、図5(e)であり、図5(d)よりも縮尺率が更に小さくなっている。
このように、第2実施形態では、案内ポイントまでの距離が大きくなれば、表示される地図画像の最大縮尺率が小さくなるようになっている。
このようにすれば、案内ポイントまでの距離が大きい場合には、案内ポイントまでに交差点の信号待ち等で停車する機会が多いため、運転者は、停車時に地図画像を拡大(縮尺率を小さく)して確認できるようになる。したがって、使い勝手がよくなるとともに運転時の安全性向上にも寄与する。
[その他]
なお、上記実施形態の地図表示処理(図2)のS110では、地図DB60の地図情報、メモリ装置50の案内ポイントの位置データ及びGPS受信機70から入力される車両の現在地情報から、車両の現在地から案内ポイントまでの経路に沿った距離を算出しているが、経路案内を行わない場合には、案内ポイントまでの直線距離を算出してもよい。
つまり、地図画像上に車両の現在地を表示していくだけの場合には、地図DB60にあらかじめ設定されている交差点や踏切、料金所、カーブ等運転中の運転者に注意を喚起した方がよい案内ポイントまでの直線距離を取得するようにし、その距離によって、その後の処理を行うようにしてもよい。
本実施形態のカーナビゲーション装置1の構成を示す構成図である。 情報処理装置40で実行される地図表示処理のフローチャートである。 図2で示される地図表示処理中に使用される地図画像の縮尺や縮尺の変化度合いを制限するときの条件テーブルである。 表示装置10で表示される地図画像の第1の例を示す図である。 表示装置10で表示される地図画像の第2の例を示す図である。
符号の説明
1…カーナビゲーション装置、10…表示装置、20…ステアリング、30…ジョグダイヤル、40…情報処理装置、50…メモリ装置、60…地図データベース(地図DB)、70…GPS受信機、80…スピーカ。

Claims (7)

  1. 地図画像の表示を行うための表示部と、
    車両の現在地を特定する現在地特定手段と、
    運転者により操作可能な位置に設けられ、運転者の操作に応じて操作量を入力するための入力手段と、
    地図情報を記憶しておく地図情報記憶手段から取得した地図情報を用い、前記現在地特定手段によって特定された現在地周辺の地図画像を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記入力手段を介して入力した前記操作量に基づき、前記表示部に表示させる地図画像の縮尺率を変化させる際に、車両の走行状況に関する所定の条件に応じて、前記入力手段を介して入力された前記操作量に対する地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限することを特徴とするカーナビゲーション装置。
  2. 請求項に記載のカーナビゲーション装置において、
    前記表示制御手段は、前記現在地特定手段によって特定された前記車両の現在地と前記地図情報記憶手段から取得した前記地図情報とから、前記車両から所定の案内ポイントまでの距離を算出し、その算出した距離に応じて前記表示部に表示させる地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限することを特徴とするカーナビゲーション装置。
  3. 請求項に記載のカーナビゲーション装置において、
    前記表示制御手段は、前記現在地特定手段で特定された前記車両の現在地の変化度合いから前記車両の速度を算出し、その算出した速度に応じて前記表示部に表示させる地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限することを特徴とするカーナビゲーション装置。
  4. 請求項に記載のカーナビゲーション装置において、
    前記表示制御手段は、外部から入力される車両の速度に応じて前記表示部に表示させる地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限することを特徴とするカーナビゲーション装置。
  5. 請求項に記載のカーナビゲーション装置において、
    前記表示制御手段は、前記現在地特定手段によって特定された前記車両の現在地と前記地図情報記憶手段から取得した前記地図情報とから、前記車両が走行している道路の種別を特定し、その特定した道路の種別に応じて前記表示部に表示させる地図画像の縮尺率の変化度合いを段階的に制限することを特徴とするカーナビゲーション装置。
  6. 請求項に記載のカーナビゲーション装置において、
    前記表示制御手段は、前記入力手段を介して前記操作量が入力されないときには、前記算出した車両から前記所定の案内ポイントまでの距離に応じて、前記表示部に表示させる地図画像の縮尺率を変化させることを特徴とするカーナビゲーション装置。
  7. 請求項に記載のカーナビゲーション装置において、
    前記表示制御手段は、前記入力手段を介して前記操作量が入力されたときには、前記所定の案内ポイントに前記車両が到達するまでは、前記表示部に表示させる地図画像の縮尺率を変化させないことを特徴とするカーナビゲーション装置。
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