JP4786472B2 - 除振台の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、除振台の制御装置に係り、除振台の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することのできる除振台の制御装置に関する。
電子顕微鏡や半導体露光装置等の高精度に駆動するステージを備えた装置では、外部からの振動がステージに伝わることを抑制するための除振装置が設けられている。
除振装置は、例えば、除振台と、床に対して除振台を支持し、床からの振動を除振する除振支持機構と、除振台の振動を検出するセンサと、除振台の傾きを制御するアクチュエータと、センサの検出信号に基づきアクチュエータを制御する制御装置(以下、「除振台の制御装置」とする)等から構成される。
センサは、除振台の鉛直(Z軸)方向の変動を検出する鉛直方向用センサと、除振台の水平2軸(X軸及びY軸)方向の変動を検出する水平方向用センサとから構成される。鉛直方向用センサ及び水平方向用センサとしては、変位センサや加速度センサ等が用いられる。
アクチュエータは、除振台を鉛直方向に駆動させる鉛直方向アクチュエータと、除振台を水平2軸方向に駆動させる水平方向アクチュエータとから構成される。
制御装置は、鉛直方向用センサの検出信号から演算されたZ軸方向の運動モード、θx方向(X軸の回転方向)の運動モード、及びθy方向(Y軸の回転方向)の運動モードに基づいて、鉛直制御用アクチュエータを駆動させると共に、水平方向用センサの検出信号から演算された水平2軸方向の運動モード及びθz方向(Z軸の回転方向)の運動モードに基づいて、水平制御用アクチュエータを駆動させる。
上記説明した従来の除振装置では、鉛直方向用アクチュエータの制御と、水平方向用アクチュエータの制御とを別々に行なっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−259851号公報
図1は、除振台がθy方向に変動した状態を示す図である。図1において、θy方向に変動する前の除振台の外形位置を点線で示す。また、図1において、計測面103は水平方向用センサ102(この場合、変位センサ)が測定する位置、G1は除振装置100の重心位置をそれぞれ示している。
しかしながら、従来の制御装置では、鉛直方向用アクチュエータの制御と、水平方向用アクチュエータの制御とを別々に行なっていたため、例えば、図1に示すように、除振台101がθy方向に変動した場合、床104側に設けられた水平方向用センサ102の測定値xにθy方向の変動による誤差成分Δxが含まれてしまう。このため、制御手段は、誤差成分Δxを含んだ測定値xに基づいて、水平方向アクチュエータの駆動量を求めてしまうので、除振台101の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することが困難であるという問題があった。なお、除振台101がθx方向に変動した場合にも同様な問題が発生する。
そこで、本出願人は、除振台101がθy方向に変動したときの誤差成分Δx、及び除振台101がθx方向に変動したときの誤差成分Δyを考慮して、制御装置により水平方向アクチュエータの駆動量を求め、この駆動量に基づいて、除振台101の水平2軸方向のアクチュエータを制御することで、除振台101の姿勢を水平状態にすることが可能な発明を出願した。
ここで、除振台101の鉛直方向の3つの加速度センサの検出量(検出信号)をMZA1,MZA2,MZA3、水平2軸方向の3つの加速度センサの検出量をMXA1,MXA1,MyA1、Z,θx,θy方向の運動モードの加速度をMZA,MyA,MθZA、除振台101の重心を(a,b,c)、加速度センサの座標を(ai,bi,ci)とした場合、下記(1),(2)式の関係が成り立ち、下記(1),(2)式の逆行列演算によりモード方向の加速度を求めることができる。なお、加速度センサの座標(ai,bi,ci)の添え字であるiは、i=1〜3が鉛直方向用の加速度センサ、i=1〜3が水平方向用の加速度センサを示している。
Figure 0004786472
Figure 0004786472
図2は、加速度センサの配設位置に起因する問題を説明するための図である。図2において、gは重力加速度を示している。また、図2では、水平方向用の加速度センサとしてX方向用の加速度センサを図示する。
しかしながら、図2に示すように、水平方向用の加速度センサ105(この場合はX方向用の加速度センサ)は、除振台101の下面101Aに設置されることが多い。このため、除振台101がθx方向及び/またはθy方向に変動した場合、加速度センサ105の検出方向もθx方向及び/またはθy方向に傾斜する。
そのため、除振台101と共に傾斜した実際の検出方向における加速度センサ105(X方向用の加速度センサ)の検出量は、理想的な計測量の計測方向成分と、加速度センサ105の設置位置における除振台101の鉛直方向の加速度及び重力加速度の和と除振台101のθy方向の変位との積の計測方向成分との和となる。つまり、X方向の加速度センサ105の検出量をMXA1、除振台101のθy方向の運動モード変位(「振動モード変位」とも言う)をMθyD、重力加速度をg(=−9.8m/s2)とすると下記(3)式が成り立つ。
Figure 0004786472
ところで、加速度センサ105の配設位置における除振台101の鉛直方向の加速度は非常に小さい。そのため、下記(4)式が成立する。
Figure 0004786472
また、除振台101のθy方向の運動モード変位MθyDが非常に小さいことを考えると上記(4)式は、下記(5)式により近似することができる。
Figure 0004786472
また、Y方向のある加速度センサの検出量MyA1、除振台101のθx方向の運動モード変位MθXDについても同様な理由により、下記(6)式で表すことができる。
Figure 0004786472
したがって、水平方向における加速度検出では、上記(5)式の右辺第4項及び上記(6)式の右辺第4項に示す運動モード変位であるMθyD及びMθxDの大きさに依存した誤差が含まれるため、除振台101の姿勢を水平状態にするための制御の精度が低下してしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、除振台の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することのできる除振台の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、除振台の鉛直方向の変動を検出する第1の変位センサの検出信号に基づき、前記除振台の鉛直方向の運動モード変位MZDと、前記除振台の水平2軸の回転方向の運動モード変位MθXD,MθyDとを求める第1の演算手段と、前記除振台の鉛直方向の変動を検出する第1の加速度センサの検出信号に基づき、前記除振台の鉛直方向の運動モード加速度MZAと、前記除振台の水平2軸の回転方向の運動モード加速度MθXA,MθyAとを求める第2の演算手段と、前記除振台の水平2軸方向の変動を検出する第2の加速度センサ検出信号に基づき、前記除振台の水平2軸方向の運動モード加速度MXA,MyAと、前記除振台の鉛直軸の回転方向の運動モード加速度MθZAとを求める第3の演算手段と、を備えた除振台の制御装置であって、前記運動モード変位MθXD,MθyDに基づいて、前記運動モード加速度MXA,MyA,MθZAを補正する第1の補正手段を設けたことを特徴とする除振台の制御装置が提供される。
本発明によれば、除振台が水平2軸の回転方向θx,θyに変動した際、第1の補正手段により第2の加速度センサの検出信号に含まれる誤差成分(重力加速度gに起因する誤差成分)を考慮し、運動モード変位MθXD,MθyD及び運動モード加速度MθXA,MθyAに基づいて、運動モード加速度MXA,MyA,MθZAの補正を行なうことにより、運動モード加速度MXA,MyA,MθZAに基づき求められるアクチュエータの駆動量から重力加速度gに起因する誤差成分を除去することが可能となる。これにより、除振台の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することができる。
本発明によれば、除振台の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態)
図3は、本発明の実施の形態に係る除振装置の概略構成図である。図3において、X方向及びY方向は水平2軸方向、Z方向は鉛直方向をそれぞれ示している。また、図3に示すG2は、除振台13の重心(以下、「重心G2」とする)を示している。
図3を参照するに、本実施の形態の除振装置10は、除振装置本体11と、除振装置本体11の制御全般を行なう制御装置12とを有する。除振装置10は、外部からの振動を除振するためのものであり、例えば、高精度に駆動するステージを備える電子顕微鏡や半導体露光装置等に適用される。
除振装置本体11は、除振台13と、除振ユニット15,16とを有する。除振台13は、直方体の形状をなしており、除振ユニット15,16を介して、床14に支持されている。除振台13上には、例えば、水平方向(X−Y方向)に移動可能なステージ(図示せず)が配設される。除振台13の剛性運動は、XYZ座標系を基準に考えるとX軸方向、Y軸方向、Z軸方向、X軸の回転方向θx、Y軸の回転方向θy、及びZ軸の回転方向θzの6つの運動モード(「振動モード」ともいう)に分解される。
図4は、除振装置本体の平面図である。図4において、図3に示す除振装置10と同一構成部分には同一符号を付す。
図4を参照するに、除振ユニット15は、平面視四角形の板状とされた除振台13の4つの角のうちの3つの角にそれぞれ設けられており、残りの1つの角には除振ユニット16が設けられている。除振ユニット15,16は、床14に対して除振台13を支持すると共に、床14からの振動を除振し、除振台13の鉛直方向及び水平方向の傾きを調整するためのものである。
図5は、除振ユニットの断面図である。
図5を参照するに、除振ユニット15は、ベース部材18と、浮上部材22と、除振支持機構26,27と、第1のアクチュエータ33と、第2のアクチュエータ34と、第1の変位センサ36と、第2の変位センサ37と、第1の加速度センサ38と、第2の加速度センサ39とを有する。
ベース部材18は、板体19と、板体19上に一体的に形成された突出部21とから構成される。ベース部材18は、床14上に配置される。浮上部材22は、枠体23と、枠体23上に一体的に形成された突出部24とから構成される。浮上部材22は、除振支持機構26,27を介して、ベース部材18に支持される。枠体23は、突出部21を囲むような形状とされており、枠体23と突出部21との間には隙間が形成されている。突出部24は、例えば、ネジ締結により除振台13に固定される。
除振支持機構26は、突出部21の側面21Bと、突出部21の側面21Bと対向する枠体23との間を接続するように設けられている。除振支持機構26は、水平方向から浮上部材22を支持すると共に、外部からの水平2軸方向の振動を除振する。
除振支持機構27は、突出部21の上面21Aと、突出部21の上面21Aと対向する枠体23との間を接続するように設けられている。除振支持機構27は、鉛直方向から浮上部材22を支持すると共に、外部からの鉛直方向の振動を除振するためのものである。除振支持機構26,27は、例えば、バネとダッシュポット等から構成することができる。
図6は、第1及び第2のアクチュエータの配設位置の一例を示す図である。
図6を参照するに、除振装置本体11は、第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4(図5に示す第1のアクチュエータ33に相当する)と、第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2(図5に示す第2のアクチュエータ34に相当する)とを有する。
第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4は、突出部21の上面21Aと、突出部21の上面21Aと対向する枠体23とを接続するように設けられている(図5参照)。第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4は、除振台13をZ軸方向に変位させるためのものである。第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4は、例えば、図6に示すような位置に配設することができる。
第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2は、突出部21の側面21Bと、突出部21の側面21Bと対向する枠体23とを接続するように設けられている(図5参照)。第2のアクチュエータ34X1,34X2は、除振台13をX軸方向に変位させるためのものである。第2のアクチュエータ34y1,34y2は、除振台13をY軸方向に変位させるためのものである。第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2は、例えば、図6に示すような位置に配設することができる。
第1及び第2のアクチュエータ33Z1〜33Z4,34X1,34X2,34y1,34y2には、例えば、空気バネやボイスコイルモータ等を用いることができる。第1及び第2のアクチュエータ33Z1〜33Z4,34X1,34X2,34y1,34y2として空気バネを用いることにより、ボイスコイルモータを用いた場合と比較して、第1及び第2のアクチュエータ33Z1〜33Z4,34X1,34X2,34y1,34y2を小型化することができる。
図7は、変位センサ及び加速度センサの配設位置の一例を示す図である。
第1の変位センサ36Z1,36Z2,36Z3(図5に示す第1の変位センサ36に相当するセンサ)は、板体19の上面19Aに設けられている。第1の変位センサ36Z1,36Z2,36Z3は、例えば、図7に示すような位置に配設することができる。第1の変位センサ36Z1,36Z2,36Z3は、除振台13のZ軸方向の変位を検出する。第1の変位センサ36Z1は検出信号DZ1、第1の変位センサ36Z2は検出信号DZ2、第1の変位センサ36Z3は検出信号DZ3をそれぞれ出力する。検出信号DZ1,DZ2,DZ3は、後述する演算手段41に送信される。
第2の変位センサ37X1,37X2,37y1(図5に示す第2の変位センサ37に相当するセンサ)は、突出部21の側面21Cに設けられている。第2の変位センサ37X1,37X2,37y1は、例えば、図7に示すような位置に配設することができる。第2の変位センサ37X1,37X2は、除振台13のX軸方向の変位を検出するためのものである。第2の変位センサ37y1は、Y軸方向の除振台13の変位を検出するためのものである。第2の変位センサ37X1は検出信号DX1、第2の変位センサ37X2は検出信号DX2、第2の変位センサ37y1は検出信号Dy1をそれぞれ出力する。検出信号DX1,DX2,Dy1は、後述する演算手段42に送信される。
第1の加速度センサ38Z1,38Z2,38Z3(図5に示す第1の加速度センサ38に相当するセンサ)は、枠体23の上面23Aに設けられている。第1の加速度センサ38Z1,38Z2,38Z3は、例えば、図7に示すような位置に配設することができる。第1の加速度センサ38Z1,38Z2,38Z3は、除振台13のZ軸方向の振動を検出するためのものである。第1の加速度センサ38Z1は検出信号AZ1、第1の加速度センサ38Z2は検出信号AZ2、第1の加速度センサ38Z3は検出信号AZ3をそれぞれ出力する。検出信号AZ1,AZ2,AZ3は、後述する演算手段43に送信される。
第2の加速度センサ39X1,39X2,39y1(図5に示す第2の加速度センサ39に相当するセンサ)は、枠体23の側面23Bに設けられている。第2の加速度センサ39X1,39X2,39y1は、例えば、図7に示すような位置に配設することができる。第2の加速度センサ39X1,39X2は、除振台13のX軸方向の振動を検出するためのものである。第2の加速度センサ39y1は、除振台13のY軸方向の振動を検出するためのものである。第2の加速度センサ39X1は検出信号AX1、第2の加速度センサ39X2は検出信号AX2、第2の加速度センサ39y1は検出信号Ay1をそれぞれ出力する。検出信号AX1,AX2,Ay1は、後述する演算手段44に送信される。
なお、除振台13が傾いた際、除振台13の重心位置G2から離れた位置では、除振台13の重心位置G2に近い位置よりも除振台13の変動が大きくなるため、上記説明した第1及び2第の変位センサ36Z1〜36Z3,37X1,37X2,37y1、及び第1及び第2の加速度センサ38Z1〜38Z3,39X1,39X2,39y1は、それぞれ除振台13の重心位置G2から離れた位置に設けるとよい。
このように、第1及び2第の変位センサ36Z1〜36Z3,37X1,37X2,37y1、及び第1及び第2の加速度センサ38Z1〜38Z3,39X1,39X2,39y1を除振台13の重心位置G2から離れた位置に設けることにより、除振台13の変動を検出しやすくすることができる。
図8は、除振ユニットの断面図である。図8において、先に説明した除振ユニット15(図5参照)と同一構成部分には同一符号を付す。
図8を参照するに、除振ユニット16は、ベース部材18と、浮上部材22と、除振支持機構26,27と、第1のアクチュエータ33Z3と、第2のアクチュエータ34y2とを有した構成とされている。
図9は、制御装置が行う処理を説明するための図である。図9において、a1〜a12は除振台13を所定の状態にするための入力値(以下、「入力値a1〜a12」とする)を示している。また、a7〜a12の具体的な数値は0である。
次に、図3及び図8を参照して、除振台13の姿勢を制御する制御装置12について説明する。制御装置12は、演算手段41〜44と、制御演算手段45〜48と、駆動量演算手段51,52と、アクチュエータ制御手段53とを有する。
第1の演算手段である演算手段41は、第1の変位センサ36Z1,36Z2,36Z3、演算手段42,44、及び制御演算手段45と接続されている。演算手段41は、第1の変位センサ36Z1,36Z2,36Z3からの検出信号DZ1,DZ2,DZ3に基づき、下記(7)式を用いた演算により、Z軸方向の運動モード変位MZDと、X軸の回転方向θxの運動モード変位MθXDと、Y軸の回転方向θyの運動モード変位MθyDとを求める。このようにして求められる運動モード変位MθXD,MθyDは、演算手段42,44に送信される。また、運動モード変位MθXD,MθXD,MθyDは、制御演算手段45に送信される。
Figure 0004786472
但し、上記(7)式において、第1の変位センサ36Z1の座標を(x,y,z)=(36Z1X,36Z1y,36Z1Z)、第1の変位センサ36Z2の座標を(x,y,z)=(36Z2X,36Z2y,36Z2Z)、第1の変位センサ36Z3の座標を(x,y,z)=(36Z3X,36Z3y,36Z3Z)、除振台13の重心位置G2を(x,y,z)=(G2X,G2y,G2Z)とする。
第4の演算手段である演算手段42は、第2の変位センサ37X1,37X2,37y1、演算手段41、及び制御演算手段46と接続されている。演算手段42は、第2の補正手段である補正手段42Aを有する。演算手段42は、第2の変位センサ37X1,37X2,37y1からの検出信号DX1,DX2,Dy1に基づいて演算により、X軸方向の運動モード変位MXDと、Y軸の運動モード変位MyDと、Z軸の回転方向の運動モード変位MθZDとを求めると共に、補正手段42Aにより演算手段41から送信される運動モード変位MθXD,MθyDに基づいて上記運動モード変位MXD,MyD,MθZDの補正を行なう。
補正手段42Aを備えた演算手段42は、下記(8)式により演算及び補正を行い、補正された運動モード変位MXD,MyD,MθZDを出力する。補正された運動モード変位MXD,MyD,MθZDは、制御演算手段46に送信される。
Figure 0004786472
但し、上記(8)式において、第2の変位センサ37X1の座標を(x,y,z)=(37X1X,37X1y,37X1Z)、第2の変位センサ37X2の座標を(x,y,z)=(37X2X,37X2y,37X2Z)、第2の変位センサ37y1の座標を(x,y,z)=(37y1X,37y1y,37y1Z)とする。
このように、演算手段42に補正手段42Aを設け、除振台13が水平2軸の回転方向θx,θyに変動した際、補正手段42Aにより第2の変位センサ37X1,37X2,37y1の検出信号DX1,DX2,Dy1に含まれる誤差成分(除振台13が水平2軸の回転方向θx,θyに変位することに起因する成分)を考慮し、運動モード変位MθXD,MθyDに基づいて運動モード変位MXD,MyD,MθZDを補正することにより、除振台13の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することが可能となる。
第2の演算手段である演算手段43は、第1の加速度センサ38Z1,38Z2,38Z3、演算手段44、及び制御演算手段47と接続されている。演算手段43は、第1の加速度センサ38Z1,38Z2,38Z3からの検出信号AZ1,AZ2,AZ3に基づき、下記(9)式を用いた演算により、Z軸方向の運動モード加速度MZAと、X軸の回転方向θxの運動モード加速度MθXAと、Y軸の回転方向θyの運動モード加速度MθyAとを求める。演算手段43により求められた運動モード加速度MθXA,MθyAは、演算手段44及び制御演算手段47に送信される。
Figure 0004786472
但し、上記(9)式において、第1の加速度センサ38Z1の座標を(x,y,z)=(38Z1X,38Z1y,38Z1Z)、第1の加速度センサ38Z2の座標を(x,y,z)=(38Z2X,38Z2y,38Z2Z)、第1の加速度センサ38Z3の座標を(x,y,z)=(38Z3X,38Z3y,38Z3Z)とする。
第3の演算手段である演算手段44は、第2の加速度センサ39X1,39X2,39y1、演算手段41,43、及び制御演算手段48と接続されている。演算手段44は、第1の補正手段である補正手段44Aを有する。演算手段44は、第2の加速度センサ39X1,39X2,39y1からの検出信号AX1,AX2,Ay1に基づいて演算により、X軸方向の運動モード加速度MXAと、Y軸の運動モード加速度MyAと、Z軸の回転方向θzの運動モード加速度MθZAとを求めると共に、補正手段44Aにより運動モード変位MθXD,MθyD及び運動モード加速度MθXA,MθyAに基づいて、運動モード加速度MXA,MyA,MθZAの補正を行なう。
補正手段44Aを有する演算手段44は、下記(10)式により演算及び補正を行って、補正された運動モード加速度MXA,MyA,MθZAを出力する。補正された運動モード加速度MXA,MyA,MθZAは、制御演算手段48に送信される。
Figure 0004786472
但し、上記(10)式において、第2の加速度センサ39X1の座標を(x,y,z)=(39X1X,39X1y,39X1Z)、第2の加速度センサ39X2の座標を(x,y,z)=(39X2X,39X2y,39X2Z)、第2の加速度センサ39y1の座標を(x,y,z)=(39y1X,39y1y,39y1Z)とする。また、上記(10)式において、gは重力加速度(=−9.8m/s2)を示している。
このように、演算手段44に補正手段44Aを設け、除振台13が水平2軸の回転方向θx,θyに変動した際、補正手段44Aにより第2の加速度センサ39X1,39X2,39y1の検出信号AX1,AX2,Ay1に含まれる誤差成分(重力加速度gに起因する誤差成分)を考慮し、運動モード変位MθXD,MθyD及び運動モード加速度MθXA,MθyAに基づいて、運動モード加速度MXA,MyA,MθZAの補正を行なうことにより、除振台13の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することが可能となる。
制御演算手段45は、演算手段41と接続されている。制御演算手段45は、制御演算部45A〜45Cを有する。制御演算部45A〜45Cは、PID制御をするためのものである。制御演算部45Aは、運動モード変位MZDに入力値a1が加えられた運動モード変位MZD1が入力された際、運動モード変位ループ制御量FZD2を出力する。制御演算部45Bは、運動モード変位MθXDに入力値a2が加えられた運動モード変位MθXD1が入力された際、運動モード変位ループ制御量FθXD2を出力する。制御演算部45Cは、運動モード変位MθyDに入力値a3が加えられた運動モード変位MθyD1が入力された際、運動モード変位ループ制御量FθyD2を出力する。制御演算部45A〜45Cには、例えば、PIDフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等を用いることができる。
制御演算手段46は、演算手段42と接続されている。制御演算手段46は、制御演算部46A〜46Cを有する。制御演算部46A〜46Cは、入力されたデータをPID制御するためのものである。制御演算部46Aは、運動モード変位MXDに入力値a4が加えられた運動モード変位MXD1が入力された際、運動モード変位ループ制御量FXD2を出力する。制御演算部46Bは、運動モード変位MθyDに入力値a5が加えられた運動モード変位MθyD1が入力された際、運動モード変位ループ制御量FθXD2を出力する。制御演算部46Cは、運動モード変位MθZDに入力値a6が加えられた運動モード変位MθZD1が入力された際、運動モード変位ループ制御量FθZD2を出力する。制御演算部46A〜46Cには、例えば、PIDフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等を用いることができる。
制御演算手段47は、演算手段43と接続されている。制御演算手段47は、制御演算部47A〜47Cを有する。制御演算部47A〜47Cは、PID制御をするためのものである。制御演算部47Aでは、運動モード加速度MZAに入力値a7が加えられた運動モード加速度MZA1が入力された際、PID制御された運動モード加速度ループ制御量FZA2を出力する。制御演算部47Bでは、運動モード加速度MθXAに入力値a8が加えられた運動モード加速度MθXA1が入力された際、PID制御された運動モード加速度ループ制御量FθXA2を出力する。制御演算部47Cでは、運動モード加速度MθyAに入力値a9が加えられた運動モード加速度MθyA1が入力された際、PID制御された運動モード加速度ループ制御量FθyA2を出力する。制御演算部47A〜47Cには、例えば、PIDフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等を用いることができる。
制御演算手段48は、演算手段44と接続されている。制御演算手段48は、制御演算部48A〜48Cを有する。制御演算部48A〜48Cは、入力されたデータをPID制御するためのものである。制御演算部48Aでは、運動モード加速度MXAに入力値a10が加えられた運動モード加速度MXA1が入力された際、運動モード加速度ループ制御量FXA2を出力する。制御演算部48Bでは、運動加速度モードMθyAに入力値a11が加えられた運動モード加速度MθyA1が入力された際、運動モード加速度ループ制御量FθXA2を出力する。制御演算部48Cでは、運動モード加速度MθZAに入力値a12が加えられた運動モード加速度MθZA1が入力された際、運動モード加速度ループ制御量FθZA2を出力する。制御演算部48A〜48Cには、例えば、PIDフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等を用いることができる。
駆動量演算手段51は、制御演算手段45〜47及びアクチュエータ制御手段53と接続されている。ここで、除振台13に働く振動モード座標系での第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4の駆動量FZ1〜FZ4と、運動モード変位ループ制御量FZD2に運動モード加速度ループ制御量FZA2が加えられた運動モード制御量Fz、運動モード変位ループ制御量FθXD2に運動モード加速度ループ制御量FθXA2が加えられた運動モード制御量Fθx、及び運動モード変位ループ制御量FθyD2に運動モード加速度ループ制御量FθyA2が加えられた運動モード制御量Fθyとの間には、下記(11)式に示す関係が成立する。
なお、下記(11)式において、第1のアクチュエータ33Z1の座標を(x,y,z)=(33Z1X,33Z1y,33Z1Z)、第1のアクチュエータ33Z2の座標を(x,y,z)=(33Z2X,33Z2y,33Z2Z)、第1のアクチュエータ33Z3の座標を(x,y,z)=(33Z3X,33Z3y,33Z3Z)、第1のアクチュエータ33Z4の座標を(x,y,z)=(33Z4X,33Z4y,33Z4Z)と表記する。
Figure 0004786472
しかしながら、上記(11)式では、右辺第1項の行列式が正方行列でないため、運動モード制御量Fz,Fθx,Fθyに基づいて、第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4の駆動量FZ1〜FZ4を算出する逆行列演算ができないという問題がある。
そこで、上記問題を解決するために、33Z1X=33Z2X、33Z3X=33Z4X、33Z1y=33Z4y、及び33Z2y=33Z3yとなるように、除振台13の四隅に第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4を配設(図6参照)すると共に、下記(12)式に示すように、上記(11)式の右辺の第1項の行列式の右側擬似逆行列を用いることにより、第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4の駆動量FZ1〜FZ4に変換することが可能となるので、制御装置12の制御性能を向上させることができる。
Figure 0004786472
駆動量演算手段51は、運動モード変位ループ制御量FZD2に運動モード加速度ループ制御量FZA2が加えられた運動モード制御量Fzと、運動モード変位ループ制御量FθXD2に運動モード加速度ループ制御量FθXA2が加えられた運動モード制御量Fθxと、運動モード変位ループ制御量FθyD2に運動モード加速度ループ制御量FθyA2が加えられた運動モード制御量Fθyとに基づいて、上記(12)式を用いた演算により、第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4の駆動量FZ1〜FZ4を求める。駆動量演算手段45により求められた第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4の駆動量FZ1〜FZ4は、アクチュエータ制御手段53に送信される。
駆動量演算手段52は、制御演算手段45〜48及びアクチュエータ制御手段53と接続されている。ここで、除振台13に働く振動モード座標系での第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2の駆動量FX1,FX2,Fy1,Fy2と、運動モード変位ループ制御量FXD2に運動モード加速度ループ制御量FXA2が加えられた運動モード制御量FX、運動モード変位ループ制御量FyD2に運動モード加速度ループ制御量FyA2が加えられた運動モード制御量Fy、及び運動モード変位ループ制御量FθZD2に運動モード加速度ループ制御量FθZA2が加えられた運動モード制御量Fθzとの間には、下記(13)式に示す関係が成立する。
なお、下記(13)式において、第2のアクチュエータ34X1の座標を(x,y,z)=(34X1X,34X1y,34X1Z)、第2のアクチュエータ34X2の座標を(x,y,z)=(34X2X,34X2y,34X2Z)、第2のアクチュエータ34y1の座標を(x,y,z)=(34y1X,34y1y,34y1Z)、第2のアクチュエータ34y2の座標を(x,y,z)=(34y2X,34y2y,34y2Z)と表記する。
Figure 0004786472
しかしながら、上記(13)式では、右辺第1項の行列式が正方行列でないため、運動モード制御量FX,Fy,Fθzに基づいて、第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2の駆動量FX1,FX2,Fy1,Fy2を算出する逆行列演算ができないという問題がある。
そこで、上記問題を解決するために、33Z1X=33Z2X、33Z3X=33Z4X、33Z1y=33Z4y、及び33Z2y=33Z3yとなるように、除振台13の四隅に第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4を配設(図6参照)すると共に、下記(14)式に示すように、上記(13)式の右辺の第1項の行列式の右側擬似逆行列を用いることにより、第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2の駆動量FX1,FX2,Fy1,Fy2に変換することが可能となるので、制御装置12の制御性能を向上させることができる。
Figure 0004786472
駆動量演算手段52は、上記(14)式により運動モード変位ループ制御量FXD2に運動モード加速度ループ制御量FXA2が加えられた運動モード制御量FXと、運動モード変位ループ制御量FyD2に運動モード加速度ループ制御量FyA2が加えられた運動モード制御量Fyと、運動モード変位ループ制御量FθZD2に運動モード加速度ループ制御量FθZA2が加えられた運動モード制御量Fθzとに基づいて演算により、第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2の駆動量FX1,FX2,Fy1,Fy2を求める。駆動量演算手段52により求められた第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2の駆動量FX1,FX2,Fy1,Fy2は、アクチュエータ制御手段53に送信される。
アクチュエータ制御手段53は、駆動量演算手段51,52と接続されると共に、第1及び第2のアクチュエータ33Z1〜33Z4,34X1,34X2,34y1,34y2と接続されている(図3参照)。アクチュエータ制御手段53は、駆動量演算手段51により求められた駆動量FZ1〜FZ4に基づいて第1のアクチュエータ33Z1〜33Z4を駆動させると共に、駆動量演算手段52により求められた駆動量FX1,FX2,Fy1,Fy2に基づいて第2のアクチュエータ34X1,34X2,34y1,34y2を駆動させる。
上記説明したような処理が制御装置12により行われて、除振台13の姿勢が水平状態となるように制御される。
本実施の形態の除振台の制御装置によれば、演算手段44に補正手段44Aを設け、除振台13が水平2軸の回転方向θx,θyに変動した際、補正手段44Aにより第2の加速度センサ39X1,39X2,39y1の検出信号AX1,AX2,Ay1に含まれる誤差成分(重力加速度gに起因する誤差成分)を考慮し、運動モード変位MθXD,MθyD及び運動モード加速度MθXA,MθyAに基づいて、運動モード加速度MXA,MyA,MθZAの補正を行なうことにより、除振台13の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することができる。
また、演算手段42に補正手段42Aを設け、除振台13が水平2軸の回転方向θx,θyに変動した際、補正手段42Aにより第2の変位センサ37X1,37X2,37y1の検出信号DX1,DX2,Dy1に含まれる誤差成分(除振台13が水平2軸の回転方向θx,θyに変位することに起因する成分)を考慮し、運動モード変位MθXD,MθyDに基づいて運動モード変位MXD,MyD,MθZDを補正することにより、除振台13の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することができる。
なお、本実施の形態では、運動モード変位MθXD,MθyD及び運動モード加速度MθXA,MθyAに基づいて、運動モード加速度MXA,MyA,MθZAの補正を行う場合を例に挙げて説明したが、運動モード変位MθXD,MθyDのみに基づいて、運動モード加速度MXA,MyA,MθZAの補正を行ってもよい。この場合も、第2の加速度センサ39X1,39X2,39y1の検出信号AX1,AX2,Ay1に含まれる誤差成分(重力加速度gに起因する誤差成分)を除去した運動モード加速度MXA,MyA,MθZAを求めることが可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求に範囲に記載された本発明の範囲において、様々の変形・変更が可能である。
本発明は、除振台の姿勢が水平状態となるように精度良く制御することのできる除振台の制御装置に適用できる。
除振台がθy方向に変動した状態を示す図である。 加速度センサの配設位置に起因する問題を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る除振装置の概略構成図である。 除振装置本体の平面図である。 除振ユニットの断面図である。 第1及び第2のアクチュエータの配設位置の一例を示す図である。 変位センサ及び加速度センサの配設位置の一例を示す図である。 除振ユニットの断面図である。 制御装置が行う処理を説明するための図である。
符号の説明
10 除振装置
11 除振装置本体
12 制御装置
13 除振台
14 床
15,16 除振ユニット
18 ベース部材
19 板体
21,24 突出部
19A,21A,23A 上面
21B,21C,23B 側面
22 浮上部材
23 枠体
26,27 除振支持機構
33,33Z1〜33Z4 第1のアクチュエータ
34,34X1,34X2,34y1,34y2 第2のアクチュエータ
36,36Z1,36Z2,36Z3 第1の変位センサ
37,37X1,37X2,37y1 第2の変位センサ
38,38Z1,38Z2,38Z3 第1の加速度センサ
39,39X1,39X2,39y1 第2の加速度センサ
41〜44 演算手段
42A,44A 補正手段
45〜48 制御演算手段
45A〜45C,46A〜46C,47A〜47C,48A〜48C 制御演算部
51,52 駆動量演算手段
53 アクチュエータ制御手段
a1〜a12 入力値
Z1,DZ2,DZ3,DX1,DX2,Dy1,AZ1,AZ2,AZ3,AX1,AX2,Ay1 検出信号
Z1〜FZ4,FX1,FX2,Fy1,Fy2 駆動量
G2 重心

Claims (5)

  1. 除振台の鉛直方向の変動を検出する第1の変位センサの検出信号に基づき、前記除振台の鉛直方向の運動モード変位MZDと、前記除振台の水平2軸の回転方向の運動モード変位MθXD,MθyDとを求める第1の演算手段と、
    前記除振台の鉛直方向の変動を検出する第1の加速度センサの検出信号に基づき、前記除振台の鉛直方向の運動モード加速度MZAと、前記除振台の水平2軸の回転方向の運動モード加速度MθXA,MθyAとを求める第2の演算手段と、
    前記除振台の水平2軸方向の変動を検出する第2の加速度センサ検出信号に基づき、前記除振台の水平2軸方向の運動モード加速度MXA,MyAと、前記除振台の鉛直軸の回転方向の運動モード加速度MθZAとを求める第3の演算手段と、を備えた除振台の制御装置であって、
    前記運動モード変位MθXD,MθyDに基づいて、前記運動モード加速度MXA,MyA,MθZAを補正する第1の補正手段を設けたことを特徴とする除振台の制御装置。
  2. 前記第1の補正手段は、さらに前記運動モード加速度MθXA,MθyAに基づき、前記運動モードMXA,MyA,MθZAを補正することを特徴とする請求項1記載の除振台の制御装置。
  3. 前記除振台の水平2軸方向の変動を検出する第2の変位センサの検出信号に基づき、前記除振台の水平2軸方向の運動モード変位MXD,MyDと、前記除振台の鉛直軸の回転方向の運動モード変位MθZDとを求める第4の演算手段を有し、
    前記運動モード変位MθXD,MθyDに基づいて、前記運動モード変位MXD,MyD,MθZDを補正する第2の補正手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の除振台の制御装置。
  4. 前記除振台を水平2軸方向に変位させるアクチュエータの駆動量を求める駆動量演算手段を有し、
    前記駆動量演算手段は、前記第2の補正手段により補正された前記運動モード変位MXD,MyD,MθZDに基づいて、前記アクチュエータの駆動量を求めることを特徴とする請求項3記載の除振台の制御装置。
  5. 前記駆動量演算手段は、さらに前記第1の補正手段により補正された前記運動モード加速度MXA,MyA,MθZAに基づいて、前記アクチュエータの駆動量を求めることを特徴とする請求項4記載の除振台の制御装置。
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