JP4786445B2 - シリーズレギュレータ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、消費電流を抑えたシリーズレギュレータ回路に関する。
従来から、入力電圧が変化しても一定電圧を出力する回路として、シリーズレギュレータ回路が知られている。このシリーズレギュレータ回路においては、少ない消費電流で、応答性を向上させる検討も行なわれている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1に記載のシリーズレギュレータ回路は、差動増幅回路及びソース接地増幅回路から構成される2段増幅回路と、抵抗とコンデンサからなる位相補償回路とからなるエラーアンプ回路を備える。そして、この出力を更に増幅するソース接地増幅回路を備える。このため、シリーズレギュレータ回路は、結果的に3段電圧増幅回路となって、比較的低消費電流でもGB積を大きくでき、応答性もよくできる。また、抵抗とコンデンサの位相補償回路によって、シリーズレギュレータ回路の位相遅れを補償して、3段電圧増幅回路のデメリットである180度以上の位相遅れを回避している。
また、特許文献2に記載のシリーズレギュレータ回路は、差動増幅器の出力が、ソース接地増幅回路を構成するトランジスタのゲート端子に入力され、出力トランジスタと負荷からなるソース接地回路で更に増幅される。このシリーズレギュレータ回路も結果的に3段電圧増幅回路になるため、比較的低消費電流でもGB積を大きくでき、応答性もよくできる。特許文献2に記載のシリーズレギュレータ回路においても、回路中に、抵抗とコンデンサとを用いることにより、180度以上の位相遅れを回避している。
しかしながら、特許文献1、2に記載のシリーズレギュレータ回路は、3段電圧増幅回路であるため、各電圧増幅回路において電流が消費される。そこで、2段の電圧増幅回路にすれば、消費電流を更に少なくする検討も行なわれている(例えば、特許文献3参照。)。
特許文献3には、参照電位発生回路に関する技術が記載されており、この回路において、2段の電圧増幅回路を用いた構成のシリーズレギュレータが使用されている。このシリーズレギュレータの構成を図5を用いて説明する。このシリーズレギュレータ回路50は、入力電圧VINラインに接続される定電流源IPと、これにコレクタ端子が接続されているバイポーラ型のトランジスタB1とを備えている。トランジスタB1のエミッタ端子は、抵抗R1の抵抗素子51を介して接地電圧GNDラインに接続されている。
シリーズレギュレータ回路50は、nチャンネルのMOSトランジスタ61を備えており、このMOSトランジスタ61のドレイン端子は入力電圧VINラインに接続されている。また、MOSトランジスタ61のソース端子は、抵抗R2,R3の抵抗素子52,53を介して接地電圧GNDラインに接続されている。このMOSトランジスタ61のソース端子の電圧VOUTが、シリーズレギュレータ回路50の出力電圧になる。更に、MOSトランジスタ61のゲート端子は、定電流源IPとトランジスタB1のコレクタ端子との接続ノードに接続されている。そして、抵抗素子52,53の接続ノードがトランジスタB1のベース端子に接続されている。
このシリーズレギュレータ回路50における出力端子の電圧VOUTは、負荷電流に応じて変動する場合がある。負荷電流が増加して出力電圧が低下した場合、トランジスタB1のベース端子のベース電圧VBGが下がり、これに応じてコレクタ電流が少なくなる。
この場合、コレクタ端子側の電圧、すなわちMOSトランジスタ61のゲート端子の電圧vg1が高くなる。これにより、MOSトランジスタ61のドレイン・ソース間の抵抗値が下がり、電圧VOUTが上昇する。従って、シリーズレギュレータ回路50は、トランジスタB1のベース電圧VBGに基づくフィードバックによって、出力端子の電圧VOUTを一定にする。
次に、このシリーズレギュレータ回路50の安定性について説明する。ここでは、図5に示すように、シリーズレギュレータ回路50のベース電圧VBGラインを切断して考える。具体的には、ベース電圧VBGラインに入力信号電圧vbgiが供給され、このベース電圧VBGラインの出力信号電圧vbgoから安定性を考える。
更に、この回路の特性を検討するために、図6に示す等価回路を用いる。図6の等価回路において、トランジスタB1及び抵抗素子51の合成コンダクタンスをgm1と示す。このシリーズレギュレータ回路50の合成抵抗をRg1とする。この合成抵抗Rg1は、具体的には、トランジスタB1のコレクタとエミッタ間の抵抗、定電流源IPの抵抗、抵抗素子51の抵抗R1及び配線抵抗が含まれる。また、このシリーズレギュレータ回路50の容量Cg1は、シリーズレギュレータ回路50の合成容量である。この容量Cg1は、配線容量と、定電流源IPの容量、トランジスタB1及びMOSトランジスタ61のゲートの寄生容量が含まれる。なお、負荷Loの容量をCLで示す。
この場合、トランジスタB1に入力信号電圧vbgiが入力されると、電流(vbgi・gm1)を出力する。このため、電圧vg1ラインにおける電流方程式は、vg1・s・Cg1+vg1/Rg1−vbgi・gm1=0となる(ただし、sはラプラス演算子。)。この式から、電圧vg1について解くと、次の(1)式になる。
Figure 0004786445
一方、MOSトランジスタ61に電圧vg1が入力されると、電流((vg1−VOUT)・gm2)を出力する。このため、出力端子における電流方程式は、VOUT・s・CL+VOUT/(R2+R3)−(vg1−VOUT)・gm2=0となる。この式から、電圧VOUTについて解くと、次の(2)式になる。
Figure 0004786445
そして、上記(2)式の電圧vg1に、(1)式を代入すると、次の(3)式になる。
Figure 0004786445
ここで、出力信号電圧vbgoは、抵抗R2,R3による分圧から次の(4)式で表せる。
vbgo=VOUT・R3/(R2+R3)・・・(4)
この(4)式の電圧VOUTに、上記(3)式を代入すると、次の(5)式になる。
Figure 0004786445
従って、ゲイン=出力信号電圧/入力信号電圧=vbgo/vbgiより、図7に示す(6)式になる。この(6)式に基づいて、ボーデ線図(Bode Diagram)を図7に示す。図7のボーデ線図では、上側にはゲイン−周波数の近似曲線を、下側には位相−周波数の近似曲線を示す。また、(6)式から明らかなように、ボーデ線図の折れ線周波数である周波数fc1,fc2は、(7)式及び(8)式で表される。
特開2004−62374号公報(図1) 特開2002−343874号公報(図1) 特開平9−265330号公報(図1)
ここで、負荷Loの容量CLが容量Cg1よりも十分に大きい場合には、周波数fc1は、周波数fc2よりも低い周波数になる。この(6)式から、シリーズレギュレータ回路50の周波数応答は2次遅れ要素であることがわかる。このため、図7において、周波数fc1,fc2のそれぞれで、−45度、−135度の位相遅れになる。また、(7)式から、周波数fc1は、負荷Loの容量CLに応じて変動することがわかる。更に、(8)式から、周波数fc2は、負荷Loの容量CLには無関係であり、常に一定値であることがわかる。そして、これら周波数fc1,fc2において、ゲイン−周波数の近似曲線の傾きが変化する。
図7では、負荷Loの容量CLが大きいときの近似曲線を実線で、負荷Loの容量CLが小さいときの近似曲線を点線で示している。容量CLが大きいときには、周波数fc1が低いため、位相余裕pmは、例えば45度以上あり、十分である。しかし、容量CLが小さいときには、周波数fc1が高くなったことに起因するゲインの増大によって、位相余裕pmは、小さくなり、不十分である。
従って、図5に示すシリーズレギュレータ回路50では、消費電流の低減は可能であるが、負荷Loの容量CLが変化する場合には、位相余裕pmが不十分となり、安定してフィードバック制御を行なえなくなる可能性があった。このため、シリーズレギュレータ回路50が安定して出力を行なうためには、電圧VOUTに接続する負荷Loが、容量CLの観点から制限される。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされ、その目的は、低消費電流で、負荷の容量に依らずに安定して電圧を供給できるシリーズレギュレータ回路を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、入力電圧ラインに接続された定電流源と基準電圧ラインとに接続した第1トランジスタと、前記入力電圧ラインと出力端子とに接続した第2トランジスタと、前記出力端子と前記基準電圧ラインとの間に、直列に接続した第1抵抗、第2抵抗、第3抵抗と、前記入力電圧ラインと、前記第1及び第2抵抗の接続ノードとの間に設けられた第3トランジスタとを備え、前記第1トランジスタの制御端子は、前記第2抵抗と前記第3抵抗との間に接続されており、前記第2及び前記第3トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第1トランジスタとの第1接続ノードに接続されている。このため、シリーズレギュレータ回路10は、PD制御系と2次遅れ要素とを合成した系(すなわち位相が0〜ー90度の範囲で変動する系)になる。従って、位相余裕が必ず90度以上となるので、負荷の容量に依存せずに、ほぼ一定の電圧を安定して出力することができる。
また、シリーズレギュレータ回路は、低消費電流である2段の増幅回路に、第3トランジスタと第1抵抗とを設けただけであり、構成する素子を少なくできるので、従来の3段の増幅回路に比べて、消費電流をより低く抑えることができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記第2及び前記第3トランジスタの制御端子と前記基準電圧ラインとに接続されるコンデンサを設けた。このコンデンサは、第2及び第3トランジスタのゲート端子の電圧を変化させないように機能する。このため、入力電圧や負荷電流等の変化に基づいて出力端子の電圧が変動する場合であっても、第2及び第3トランジスタのゲート端子の電圧が変動し難いので、結果として出力端子の電圧の変動を抑えることができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記基準電圧ラインと出力端子とに接続した第4トランジスタと、前記基準電圧ラインと、前記第1及び第2抵抗の接続ノードとの間に設けられた第5トランジスタとを更に備え、これら第4及び第5トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第1トランジスタとの第2接続ノードに接続されている。このため、第2(及び第3)トランジスタがオン状態のときには、第4(及び第5)トランジスタがオフ状態になり、第2(及び第3)トランジスタがオフ状態のときには、第4(及び第5)トランジスタがオン状態になる。従って、第2(及び第3)トランジスタと、第4(及び第5)トランジスタとが同時にはオン状態にはならないので、入力電圧ラインから基準電圧ラインにバイアス電流が生じない。よって、消費電流を増加せずに、出力端子から電流が流入する場合だけでなく、出力端子から電流が流出する場合にも用いることができる。すなわち、低消費電流で、双方向の出力電流に対応することができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記第4及び前記第5トランジスタの制御端子と前記入力電圧ラインとに接続されるコンデンサを設けた。このコンデンサは、第4及び第5トランジスタのゲート端子の電圧を変化させないように機能する。このため、入力電圧や負荷電流等の変化に基づいて出力端子の電圧が変動する場合であっても、第4及び第5トランジスタのゲート端子の電圧が変動し難いので、結果として出力端子の電圧
の変動を抑えることができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記第1接続ノードと前記第2接続ノードとの間に、前記第1接続ノードを前記第2接続ノードに対して所定電圧分高くする切換電圧印加手段を更に備えた。第4トランジスタは、第2トランジスタが接続されている出力端子に接続され、第5トランジスタは、第3トランジスタが接続されている第1及び第2抵抗の接続ノードに接続されている。切換電圧印加手段がない場合には、第2及び第3トランジスタと、第4及び第5トランジスタとは、これら第2(第3)トランジスタのスレッショルド電圧と、第4(第5)トランジスタのスレッショルド電圧とを合計した電圧差が生じたときに、オン状態が切り換わる。切換電圧印加手段によって第1接続ノードが第2接続ノードに対して所定電圧分が高くなっている場合には、予めこの所定電圧分だけ、第2(第3)トランジスタのゲート端子と、第4(第5)トランジスタのゲート端子との間に電圧差が生じていることになる。従って、第2及び第3トランジスタと、第4及び第5トランジスタとは、第2(第3)トランジスタのスレッショルド電圧と、第4(第5)トランジスタのスレッショルド電圧とを合計した電圧から、切換電圧印加手段の所定電圧分だけ引いた電圧差が生じたときに、オン状態が切り換わる。よって、第1及び第2トランジスタと、第3及び第4トランジスタとのオン状態が切り換わる電圧差を少なくできるので、出力端子を流れる電流の向きが反転したときの追従性を改善することができ、シリーズレギュレータ回路の応答性をよくすることができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記定電流源は、前記第1トランジスタの温度依存性を補償する温度依存性を備えた電流源である。これにより、使用時の温度により第1トランジスタの動作が変化しても、全体として動作状態を安定化させることができる。
本発明によれば、消費電力を抑えながら、負荷の容量に依らずに安定して電圧を供給することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態について図1〜図3を用いて説明する。また、図5に示す従来のシリーズレギュレータ回路50と同一の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図1に示すように、本実施形態のシリーズレギュレータ回路10の入力電圧VINラインには、定電流源IPが接続されている。この定電流源IPは、第1トランジスタとしてのバイポーラ型のトランジスタB1及び抵抗R1の抵抗素子51を介して、基準電圧ラインとしての接地電圧GNDラインに接続されている。なお、本実施形態においては、トランジスタB1は温度依存特性を有するため、このトランジスタ特性を補償するように、上述した定電流源IPには温度依存特性を有する定電流源を用いる。
定電流源IPとトランジスタB1のコレクタ端子との接続ノードには、トランジスタM1,M2のゲート端子(制御端子)が接続されている。これらトランジスタM1,M2は、nチャンネルのMOSトランジスタである。これらトランジスタM1,M2のドレイン端子は入力電圧VINラインに接続されている。また、トランジスタM1は第3トランジスタとして、トランジスタM2は第2トランジスタとして機能する。
トランジスタM2のソース端子がシリーズレギュレータ回路10の出力端子になる。このトランジスタM2のソース端子は、第1抵抗としての抵抗R4の抵抗素子14を介して
、トランジスタM1のソース端子に接続されている。なお、このトランジスタM1のソース端子と抵抗素子14,52との接続ノードの電圧をvs1で示す。
トランジスタM1のソース端子は、第2抵抗としての抵抗R2の抵抗素子52及び第3抵抗としての抵抗R3の抵抗素子53を介して、接地電圧GNDラインに接続されている。また、これら抵抗素子52,53の接続ノードが、トランジスタB1のベース端子(制御端子)に接続されている。
トランジスタM2のゲート端子には、容量Cのコンデンサ11を介して、接地電圧GNDラインに接続されている。
また、本実施形態では、トランジスタM2は、トランジスタM1のN倍の大きさを想定する。この場合、トランジスタM1,M2のコンダクタンスを、それぞれgm3,gm2とすると、gm3:gm2=1:Nになり、各トランジスタM1,M2を流れる電流も1:Nになる。
次に、このシリーズレギュレータ回路10の出力端子の電圧VOUTについて説明する。図1に示すシリーズレギュレータ回路10を図2の等価回路に変形する。シリーズレギュレータ回路10は、出力端子の電圧VOUTの変化に伴ってトランジスタM1,M2のドレイン・ソース間の抵抗が変化することにより、入力電圧VINに基づいて、出力端子の電圧VOUTを一定にしている。
ここで、トランジスタM1,M2を流れる電流I1,I2は、次の(9)式、(10)式で示される。
I1=gm3・(vg1−vs1) ・・・(9)
I2=gm2・(vg1−VOUT) ・・・(10)
ここで、出力端子からの電流はなく、これら電流I1,I2と抵抗R3によって、ベース電圧VBGが決定されるものとすると、このベース電圧VBGは、次の(11)式で示される。
VBG=R3・(I1+I2) ・・・(11)
上記(9)式においてgm2=N・gm3を代入した式と、(10)式及び(11)式を用いて、電圧vg1について解くと、次の(12)式になる。
Figure 0004786445
また、電圧VOUTは、次の(13)式で示せる。
電圧VOUT=R4・gm2(vg1−VOUT) ・・・(13)
この(13)式に上記(12)式を代入し、更に、vs1=VBG・(R2+R3)/R3を用いて、電圧VOUTは、次の(14)式で示せる。
Figure 0004786445
ここで、抵抗R4とコンダクタンスgm2との積が1より十分に小さく(R4・gm2<<1)、トランジスタ比Nが1より十分に大きい場合には、上記(14)式は、次式で表せる。
電圧VOUT=VBG・(R2+R3+R4)/R3
従って、ベース電圧VBGを一定にすることにより、シリーズレギュレータ回路10は、出力端子から一定の電圧VOUTを出力する。
次に、出力端子の電圧VOUTが変動して低下した場合について説明する。この場合、抵抗素子14,52,53による分圧に基づいてベース電圧VBGが低下し、コレクタ電流が少なくなって、定電流源IPとトランジスタB1との接続ノードの電圧vg1が上昇する。シリーズレギュレータ回路10は、定電流源IPとトランジスタB1との接続ノードには、トランジスタM2とともに、トランジスタM1も接続されているので、電圧vg1が上昇した場合には、トランジスタM1,M2の両方のドレイン・ソース間の抵抗値が下がることになる。従って、トランジスタM1と抵抗素子14とを介して、及びトランジスタM2を介して、出力端子の電圧VOUTが上昇することになる。
また、出力端子の電圧VOUTが一定になった後には、コンデンサ11が充電されている。この充電されたコンデンサ11は、トランジスタM1,M2のゲート端子の電圧を変化させないように機能する。このため、入力電圧VINや負荷電流等の変化に基づいて出力端子の電圧VOUTが変動するような場合であっても、トランジスタM1,M2のゲート端子の電圧が変動し難いので、結果として出力端子の電圧VOUTの変動を抑えることができる。
次に、本実施形態のシリーズレギュレータ回路10における負荷Loの容量CLが変化したときの安定性について説明する。
図2の等価回路によれば、本実施形態の電圧vg1は、従来の(1)式の容量Cg1を容量(Cg1+C)に置き換えた、次の(15)式で示される。
Figure 0004786445
ここで、出力信号電圧vbgoはvbgo=vs1・R3/(R2+R3)になるので、電圧vs1について位相余裕が十分であれば、当然に、出力信号電圧vbgoについての位相余裕が十分である。
このときのトランジスタM1のソース端子と抵抗素子14,52との接続ノードの電圧vs1は、次の(16)式で示される。
Figure 0004786445
この(16)式において「//」は並列接続の合成抵抗を示し、例えばRA//RB=RA・RB/(RA+RB)を意味する。
また、電圧VOUTは、次の(17)式で示される。
Figure 0004786445
そして、(17)式から算出した電圧VOUTと、(15)式の電圧vg1とを、(16)式に代入し、この式を用いてゲインGvs1=vs1/vbgiを算出する。これにより、ゲインは図3の(18)式で示される。なお、(18)式においてKpはラプラス変換子sを含まない定数であり、この(18)式からゲインGvs1がPD(Proportion
Differentiation)制御系と2次遅れ要素との合成式で表せることがわかる。
図3には、この(18)式に基づくボーデ線図を示す。この図3のボーデ線図では、上側にはゲイン−周波数の近似曲線を、下側には位相−周波数の近似曲線を示す。また、ボーデ線図の折れ線周波数である周波数fc1,fz,fc2は、(18)式から、(19)式、(20)式及び(21)式で表される。
このボーデ線図においては、ゲインGvs1、出力信号電圧vbgoのゲインGvbgo及び出力端子の電圧VOUTのゲインGvoutを、負荷Loの容量CLが小さいときには点線で、負荷Loの容量CLが大きいときには実線で示している。
(C+Cg1)<<CLの場合には、周波数fc1は、周波数fc2よりも低い周波数になる。また、抵抗素子14の抵抗R4とトランジスタM1のコンダクタンスgm3との積が1より小さいとき(R4・gm3<1のとき)には、周波数fc1は、周波数fzより低い周波数になる。ただし、周波数fc1,fzは、負荷Loの容量CLに応じて変動
する。
また、図3のゲイン−周波数曲線において、ゲインGvs1は、「〜周波数fc1」と「周波数fz〜周波数fc2」では一定値を取り、「周波数fc1〜周波数fz」及び「周波数fc2〜」では下降する。また、位相−周波数曲線では、ゲインGvs1の位相は、0度から降下して周波数fc1で−45度となる。その後、下降を続けた後、周波数fzで−45度となるように上昇する。そして、周波数fzで−45度になると、周波数fc2で−45度となるように再び下降する。最終的に、位相−90度で一定になる。このため、容量CLが異なる負荷Loを用いることになっても、シリーズレギュレータ回路10は、90度以上の十分な位相余裕の安定性を有するので、安定して出力を行なうことができる。
なお、R4・gm3=1のときには、fc1=fzとなって、シリーズレギュレータ回路10は1次遅れ要素の系となる。この場合でも、位相は0〜−90度の範囲で変動するので、位相余裕は90度以上になる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、シリーズレギュレータ回路10は、従来のMOSトランジスタ61に対応するトランジスタM2と、並列でトランジスタM1を配置し、これらトランジスタM2,M1のソース端子に抵抗素子14を設けた構成になっている。このため、シリーズレギュレータ回路10は、PD制御系と2次遅れ要素とを合成した(18)式で表せる系になる。そして、この系の位相は0〜ー90度の範囲でのみ変動するため、位相余裕が必ず90度以上になる。従って、負荷Loの容量CLに依存せずに、ほぼ一定の電圧VOUTを安定して出力することができる。
また、シリーズレギュレータ回路10では、図5に示す従来のシリーズレギュレータ回路50に、トランジスタM1と抵抗素子14とを設けただけであり、構成する素子を少なくすることができる。このため、従来の3段の増幅回路に比べて、消費電流を低く抑えることができる。
(2) 本実施形態では、R4・gm3≧1とすることにより、周波数fc1が周波数fzより低くなる。周波数fc1は、遅れ要素の折れ線周波数であり、下降途中で位相が−45度になる。また、周波数fzはPD制御の折れ線周波数であり、上昇途中で位相−45度になる。このため、電圧vs1、この電圧に対して抵抗R2,R3の分圧で決まる出力信号電圧vbgoの位相−周波数曲線は、0度から−90度へと下降した後、0度へと上昇し、再度、−90度へと下降する。そして、ほぼ−90度になった後には、位相がほとんど変化せずに−90度以上を保つ。このため、位相余裕は、90度以上あるので、負荷Loの容量CLに関わらず、安定してフィードバック動作を行なうことができる。
(3) 本実施形態では、出力端子の電圧VOUTが一定になったときには、コンデンサ11が充電されているため、このコンデンサ11は、トランジスタM1,M2のゲート端子の電圧を変化させないように機能する。従って、入力電圧VINや負荷電流等の変化に基づいて出力端子の電圧VOUTが変動するような場合であっても、トランジスタM1,M2のゲート端子の電圧が変動し難いので、結果として出力端子の電圧VOUTの変動を抑えることができる。
(4) 本実施形態では、定電流源IPには、トランジスタB1に対応させて温度依存特性の定電流源を用いる。これにより、トランジスタB1の温度依存のトランジスタ特性を補償して、電圧VOUTをほぼ一定にすることができる。更に、エミッタ端子に接続される抵抗素子51にも温度依存性があるため、定電流源IPと協働することにより、トラ
ンジスタB1の温度依存性を更に補償することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態について、図4を用いて説明する。上記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のシリーズレギュレータ回路20は、出力端子から電流が流出する場合及び出力端子から電流が流入する場合の両方に対応できるように構成されている。例えば、電圧VOUTが一定値から降下した場合には出力端子から電流が流出し、電圧VOUTが一定値から上昇した場合には出力端子から電流が流入する。そして、このシリーズレギュレータ回路20は、上記第1実施形態のシリーズレギュレータ回路10に、トランジスタM3,M4,M5を設けた構成になっている。
具体的には、トランジスタM2のソース端子と接地電圧GNDラインとの間に、第4トランジスタとしてのトランジスタM4が設けられている。また、トランジスタM1のソース端子と接地電圧GNDラインとの間に、第5トランジスタとしてのトランジスタM3が設けられている。また、これらトランジスタM3,M4はpチャンネルのMOSトランジスタである。トランジスタM3,M4のゲート端子(制御端子)は、トランジスタB1のコレクタ端子に接続されている。このように、入力電圧VINラインと接地電圧GNDラインとの間で、トランジスタM3,M4は、出力端子に対してトランジスタM1,M2と対称に配置されている。
更に、トランジスタB1のコレクタ端子と定電流源IPとの間には、トランジスタM5が設けられている。このトランジスタM5は、pチャンネルのMOSトランジスタである。具体的には、トランジスタM5のソース端子は、トランジスタM1,M2のゲート端子に接続されている。この接続ノードが第1接続ノードである。また、トランジスタM5のゲート端子及びドレイン端子は、トランジスタM3,M4のゲート端子に接続されている。この接続ノードが第2接続ノードである。このため、トランジスタM5は、第2接続ノードの電圧に対して、第1接続ノードの定電流源IPの電圧vg1を、トランジスタM5のゲート・ソース間電圧分高くする切換電圧印加手段として機能する。具体的には、トランジスタM5のドレイン端子である第1接続ノードにはトランジスタM1,M2のゲート端子が接続され、第2接続ノードにはトランジスタM3,M4のゲート端子が接続されている。このため、トランジスタM1(M2)とトランジスタM3(M4)との間には、トランジスタM5のスレッショルド電圧分の差が生じていることになる。従って、nチャンネルのMOSトランジスタ(M1,M2)のスレッショルド電圧とpチャンネルのMOS
トランジスタ(M3,M4)のスレッショルド電圧との和から、トランジスタM5のスレ
ッショルド電圧(ソース・ゲート間電圧)分を引いた電圧が変化したときに、トランジスタM1(M2)とトランジスタM3(M4)のオンオフが切り換わる。
シリーズレギュレータ回路20では、出力端子に電流が流入する場合にはトランジスタM1,M2が同時にオンとなり、出力端子から電流が流出する場合にはトランジスタM3〜M5が同時にオンとなる。また、トランジスタM1,M2がオンとなっているときには、トランジスタM3〜M5がオフになり、トランジスタM1,M2がオフとなっているときには、トランジスタM3〜M5がオンになる。
このため、このシリーズレギュレータ回路20では、入力電圧VINラインから出力端子に電流が流れる場合(電圧VOUTが降下した場合)には、トランジスタM1,M2がオンになって、上記第1実施形態と同様な動作を行なう。
一方、出力端子から接地電圧GNDラインに電流が流れる場合(電圧VOUTが上昇し
た場合)には、トランジスタM3,M4がオンになって動作する。具体的には、この場合、電圧VOUTが上昇するので、トランジスタM3,M4のソース端子の電圧が高くなり、トランジスタM3〜M5がオンとなる。そして、抵抗R2,R3の分圧より、トランジスタB1のベース電圧VBGが上昇し、トランジスタB1のコレクタ端子の電圧が低下する。このため、トランジスタM3〜M5のゲート端子の電圧が低下して、トランジスタM3,M4のドレイン・ソース間の抵抗値が小さくなり、これに応じて、トランジスタM3,M4を介して、電流が接地電圧GNDラインにより流れ易くなる。従って、出力端子の電圧VOUTの変動が打ち消されて、シリーズレギュレータ回路20は、出力端子の電圧VOUTをほぼ一定にする。
本実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(4)の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(5) 本実施形態では、出力端子に対して、トランジスタM1,M2に対称的にトランジスタM3,M4を設けた。このため、出力端子に電流が流入する場合だけでなく、出力端子から電流が流出する場合にも、シリーズレギュレータ回路20を用いることができる。低消費電流回路に用いるシリーズレギュレータは低電流化が図られており、定常的に流れる出力電流(DC)は小さい。このため、動作状態の変化に合わせて、スパイク状に瞬間的に流れる電流(AC)が、定常時の出力電流の数倍になることがある。すなわち、出力電流が大きい回路では定常的な出力電流の中に吸収されてしまう変化が、低消費電流回路では逆流(シンク電流)となって現れることがある。そこで、上記実施形態のように、シリーズレギュレータ回路20を双方向の電流に対応できる構成にすることにより、低消費電流回路に用いても、このようなスパイク状の電流による出力電圧の変動をより抑えることができる。
また、低消費電流回路では、この回路内で積極的に使われる電流(バイアス電流)に対して、不必要なリーク電流が相対的に大きくなるので、安定動作に対する余裕が少ない。従って、シリーズレギュレータ回路20を、双方向の電流に対応させる構成とすることで、余裕を確保することができ、低消費電流回路に用いても、不良と判断される割合を低減することができる。
(6) 本実施形態では、トランジスタM5のソース端子は、トランジスタM1,M2のゲート端子に接続されており、トランジスタM5のゲート端子及びドレイン端子は、トランジスタM3,M4のゲート端子に接続されている。これにより、トランジスタM5は、第2接続ノードの電圧に対して、第1接続ノードの定電流源IPの電圧vg1を、トランジスタM5のゲート・ソース間電圧分高くする切換電圧印加手段として機能する。このため、nチャンネルのMOSトランジスタ(M1,M2)のスレッショルド電圧とpチャ
ンネルのMOSトランジスタ(M3,M4)のスレッショルド電圧との和から、トランジ
スタM5のスレッショルド電圧(ソース・ゲート間電圧)分を引いた電圧が変化したときに、トランジスタM1(M2)とトランジスタM3(M4)のオンオフが切り換わる。このトランジスタM5のスレッショルド電圧は、トランジスタM1(M2)のスレッショルド分とトランジスタM3(M4)のスレッショルド分の合計よりも少ない。従って、トランジスタM1,M2の動作とトランジスタM3,M4の動作との切り換えに必要な電位差を少なくすることができるため、出力端子の電流の向きが反転するときの追従性をよくすることができ、応答性を向上させることができる。
また、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記第2実施形態において、定電流源IPとトランジスタB1のコレクタ端子との間にトランジスタM5を設けたが、このトランジスタM5を省略することも可能である。この場合、トランジスタM1,M2とトランジスタM3,M4とは、トランジスタM1(M2)のスレッショルド分とトランジスタM3(M4)のスレッショルド分の合計だけ電
圧が変化したときに、オンオフの切り換えが行なわれる。このため、追従性が低下するが、構成をより簡素にすることができる。
また、上記第2実施形態のトランジスタM5の代わりに、切換電圧印加手段を、トランジスタM1〜M4のスレッショルド電圧よりも小さいスレッショルド電圧を有する2つのトランジスタで構成してもよい。この場合にも、トランジスタM1〜M5のすべてがオンとなることはないので、消費電流を増やすことはない。
具体的には、例えば、定電流源IPとトランジスタM5のソース端子との間に、トランジスタM1〜M4のスレッショルド電圧よりも小さいスレッショルド電圧を有するnチャンネルのMOSトランジスタを設ける。このトランジスタのドレイン端子及びゲート端子を定電流源IP及びトランジスタM1,M2のゲート端子に接続する。この場合、第1接続ノードは、第2接続ノードに対して、切換電圧印加手段を構成する2つのトランジスタ(トランジスタM5とスレッショルド電圧が小さいnチャンネルMOSトランジスタ)のスレッショルド電圧の合計分(所定電圧分)高くなっている。このため、トランジスタM1(M2)とトランジスタM3(M4)とは、そのゲート端子の電圧が、トランジスタM1(M2)のスレッショルド分とトランジスタM3(M4)のスレッショルド分の合計から、切換電圧印加手段によって所定電圧高くなった分を引いた電圧だけ差があれば、オンすることになる。従って、出力端子の電流の向きが変化したときの追従性をより改善することができる。
○ 上記第2実施形態において、トランジスタM1,M2のゲート端子と接地電圧GNDラインとの間にコンデンサ11を設けた。これに加えて、トランジスタM3,M5のゲート端子と入力電圧VINラインとの間に、コンデンサ11と対になるコンデンサを設けてもよい。この場合には、出力端子から電流が流入してくる場合の電圧変動を効率よく抑制することができる。
○ 上記各実施形態においては、トランジスタM1,M2の間に、抵抗素子14を設けた。これに限らず、(19)式及び(20)式から、R4・gm3≦1にできれば、すなわち、周波数fc1が周波数fz以下にできれば、抵抗素子14を別途設けなくてもよい。具体的には、トランジスタM1のソース端子とトランジスタM2のソース端子との配線抵抗を抵抗R4とする。そして、この抵抗R4とトランジスタM1のコンダクタンスgm3との積が1以下であれば、抵抗素子14を省略してもよい。
○ 上記各実施形態においては、トランジスタM1,M2のゲート端子にコンデンサ11を設けた。これに限らず、入力電圧VINや負荷電流の変動が大きくない場合には、コンデンサ11を省略して、シリーズレギュレータ回路10,20の簡素化してもよい。
第1実施形態のシリーズレギュレータ回路の配線回路図。 第1実施形態のシリーズレギュレータ回路の等価回路図。 第1実施形態のシリーズレギュレータ回路のボーデ線図。 第2実施形態シリーズレギュレータ回路の配線回路図。 従来例のシリーズレギュレータ回路の配線回路図。 従来例のシリーズレギュレータ回路の安定性評価のための等価回路図。 従来例のシリーズレギュレータ回路のボーデ線図。
符号の説明
B1…第1トランジスタとしてのトランジスタ、GND…基準電圧としての接地電圧、IP…定電流源、M1…第3トランジスタとしてのトランジスタ、M2…第2トランジス
タとしてのトランジスタ、M3…第5トランジスタとしてのトランジスタ、M4…第4トランジスタとしてのトランジスタ、M5…切換電圧印加手段としてのトランジスタ、VIN…入力電圧、10,20…シリーズレギュレータ回路、11…コンデンサ、14…第1抵抗としての抵抗素子、52…第2抵抗としての抵抗素子、53…第3抵抗としての抵抗素子。

Claims (6)

  1. 入力電圧ラインに接続された定電流源と基準電圧ラインとに接続した第1トランジスタと、
    前記入力電圧ラインと出力端子とに接続した第2トランジスタと、
    前記出力端子と前記基準電圧ラインとの間に、直列に接続した第1抵抗、第2抵抗、第3抵抗と、
    前記入力電圧ラインと、前記第1及び第2抵抗の接続ノードとの間に設けられた第3トランジスタとを備え、
    前記第1トランジスタの制御端子は、前記第2抵抗と前記第3抵抗との間に接続されており、
    前記第2及び前記第3トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第1トランジスタとの第1接続ノードに接続されていることを特徴とするシリーズレギュレータ回路。
  2. 前記第2及び前記第3トランジスタの制御端子と前記基準電圧ラインとに接続されるコンデンサを設けたことを特徴とする請求項1に記載のシリーズレギュレータ回路。
  3. 前記基準電圧ラインと出力端子とに接続した第4トランジスタと、
    前記基準電圧ラインと、前記第1及び第2抵抗の接続ノードとの間に設けられた第5トランジスタとを更に備え、
    これら第4及び第5トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第1トランジスタとの第2接続ノードに接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシリーズレギュレータ回路。
  4. 前記第4及び前記第5トランジスタの制御端子と前記入力電圧ラインとに接続されるコンデンサを設けたことを特徴とする請求項3に記載のシリーズレギュレータ回路。
  5. 前記第1接続ノードと前記第2接続ノードとの間に、前記第1接続ノードを前記第2接続ノードに対して所定電圧分高くする切換電圧印加手段を更に備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載のシリーズレギュレータ回路。
  6. 前記定電流源は、前記第1トランジスタの温度依存性を補償する温度依存性を備えた電流源であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のシリーズレギュレータ回路。
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