JP4786274B2 - 硬貨入金機 - Google Patents

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本発明は、硬貨を計数して収納する硬貨入金機に関する。
一般的に、硬貨入金機は、大量の混合硬貨が投入されると、これを金種別に選別計数して一時貯留し、選別計数結果を承認する承認操作が入力された場合には、金種別に一時貯留された硬貨を金種別の収納部に収納し、キャンセル操作が入力された場合には、金種別に一時貯留された硬貨を返却するようになっている(例えば、特許文献1参照)。また、このような硬貨の入金に関する技術として、いずれかの金種の収納部が満杯になってしまっても、硬貨の収納ができるようにオーバーフロー硬貨用の金庫を設けたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−6015号公報 特開平10−97667号公報
上記のように、硬貨を金種別の収納部に収納するものであると、いずれかの金種の収納部が満杯になってしまった場合には、他の金種の収納部は空いていても、それ以上の硬貨を受け入れなくなり、効率的に硬貨を収納することができないという問題があった。また、オーバーフロー硬貨用の金庫を設けるものでも、オーバーフロー硬貨用の金庫までもが満杯になってしまうと、他の金種の収納部は空いていても、やはり、それ以上の硬貨を受け入れなくなり、効率的に硬貨を収納することができない。
したがって、本発明は、硬貨を効率的に収納することが可能な硬貨入金機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、投入された硬貨を分離して搬送する分離供給手段と、該分離供給手段で搬送中の硬貨を識別する識別手段と、該識別手段の識別結果に基づいてリジェクト硬貨を排除する排除手段と、前記識別手段の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された真の硬貨を振り分ける振分手段と、該振分手段で振り分けられた硬貨を一時貯留させる複数の一時貯留手段と、該複数の一時貯留手段の硬貨を受け入れて収納する複数の収納手段とを有する硬貨入金機において、前記分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を、前記複数の収納手段のそれぞれの収納可能な残容量に応じて、最も残容量が多いものから順に金種混合で収納させるように、最初に最も残容量が多い一の収納手段に対応する一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させ、当該一の一時貯留手段が満杯になると、次に残容量が多い残りの一の収納手段に対応する残りの一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させるようにして、前記複数の一時貯留手段を一つずつ満杯にしていき、その後、これら複数の一時貯留手段のそれぞれに対応する収納手段に金種混合で収納させる制御手段を有することを特徴としている。
請求項に係る発明は、請求項1に係る発明において、通常入金モードおよび大口入金モードのうちからモードを選択設定可能な選択手段を有しており、前記制御手段は、前記選択手段で通常入金モードが選択されているとき、前記分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させた後に、当該一の一時貯留手段に対応する一の収納手段に金種混合で収納させる一方、前記選択手段で大口入金モードが選択されているとき、前記分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を、前記複数の収納手段のそれぞれの収納可能な残容量に応じて、最も残容量が多いものから順に金種混合で収納させるように、最初に最も残容量が多い一の収納手段に対応する一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させ、当該一の一時貯留手段が満杯になると、次に残容量が多い残りの一の収納手段に対応する残りの一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させるようにして、前記複数の一時貯留手段を一つずつ満杯にしていき、その後、これら複数の一時貯留手段のそれぞれに対応する収納手段に金種混合で収納させることを特徴としている。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記選択手段で通常入金モードが選択されているとき、前記制御手段は、前記分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を、前記複数の収納手段の収納可能な残容量が最も多い収納手段に対応する一時貯留手段に金種混合で一時貯留させることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、制御手段が、分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を複数の一時貯留手段に分けてそれぞれ金種混合で一時貯留させた後に、これら複数の一時貯留手段のそれぞれに対応する収納手段に金種混合で収納させるため、それまでの収納手段の収納状況等に応じて、硬貨を複数の一時貯留手段に分けて一時貯留させて複数の収納手段に分けて収納させることができる。したがって、硬貨を複数の収納手段の残容量を平均的に減らすように収納すること等が可能となり、効率的に収納することが可能となる。また、硬貨を大量に受け入れる場合に、複数の一時貯留手段にこれらが満杯になるまで硬貨を一時貯留させることが可能となり、一時貯留手段から収納手段への受け渡しの回数を最小限にできて入金処理を速く行うことができる。しかも、上記したように硬貨を複数の収納手段の残容量を平均的に減らすように収納することが可能となることから、一つの収納手段の残容量が原因で、複数の一時貯留手段に最大限に硬貨を一時貯留させることができないという状況の発生を防止できる。
また、制御手段は、分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を、複数の収納手段のそれぞれの収納可能な残容量に応じて、最も残容量が多いものから順に金種混合で収納させるように複数の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させるため、より一層、硬貨を効率的に収納できることになる。
請求項に係る発明によれば、制御手段は、選択手段で通常入金モードが選択されているとき、分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させた後に、当該一の一時貯留手段に対応する一の収納手段に金種混合で収納させることになる。つまり、識別手段で識別が終了した真の硬貨を金種混合で一時貯留手段に一時貯留させ、その後、金種混合で収納手段に収納させるため、例えば、収納可能な残容量に応じて収納手段を選択する等、収納の自由度が高くなり、硬貨を効率的に収納できることになる。その上で、一の一時貯留手段に一時貯留させるため、キャンセル時の回収が容易となる。他方、選択手段で大口入金モードが選択されているとき、分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を複数の一時貯留手段に分けてそれぞれ金種混合で一時貯留させた後に、これら複数の一時貯留手段のそれぞれに対応する収納手段にそれぞれ金種混合で収納させるため、それまでの収納手段の収納状況に応じて複数の一時貯留手段に分けて一時貯留させて収納手段に収納させることができる。したがって、この場合も、硬貨を複数の収納手段の残容量を平均的に減らすように収納すること等が可能となり、硬貨を効率的に収納できる。また、硬貨を大量に受け入れる場合に、複数の一時貯留手段にこれらが満杯になるまで硬貨を一時貯留させることが可能となり、一時貯留手段から収納手段への受け渡しの回数を最小限にできて入金処理を速く行うことができる。しかも、上記したように硬貨を複数の収納手段の残容量を平均的に減らすように収納することが可能となることから、一つの収納手段の残容量が原因で、複数の一時貯留手段に最大限に硬貨を一時貯留させることができないという状況の発生を防止できる。
請求項に係る発明によれば、選択手段で通常入金モードが選択されているとき、制御手段は、分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を、複数の収納手段のうち収納可能な残容量が最も多い収納手段に対応する一時貯留手段に金種混合で一時貯留させるため、より一層、硬貨を効率的に収納できることになる。

本発明の一実施形態の硬貨入金機を図面を参照して以下に説明する。
図1は、本実施形態の硬貨入金機1を概略的に示すもので、硬貨入金機1は、装置本体2と、この装置本体2に対し着脱可能な台車部3とを有している。以下の説明における前後左右は、硬貨入金機1の前(操作者から見て手前側)、硬貨入金機1の後(操作者から見て奥側)および硬貨入金機1の左右(操作者から見て左右)である。
装置本体2には、一括投入された硬貨を分離して搬送する分離供給部(分離供給手段)5が上部に設けられている。この分離供給部5は、バラ硬貨が一括投入されるホッパ6と、このホッパ6の下側にその底部を形成するように設けられた水平旋回可能な回転円盤7と、硬貨が一枚のみ通過可能な開口を有し回転円盤7の回転時の遠心力で硬貨を一枚ずつ繰り出す硬貨分離部8と、硬貨分離部8で一枚ずつ繰り出された硬貨を水平に搬送する硬貨搬送部9とを有している。
また、装置本体2には、硬貨搬送部9で搬送中の硬貨の真偽及び金種を識別し計数する識別部(識別手段)11が硬貨搬送部9の上流側に設けられ、硬貨搬送部9におけるこの識別部11の下流側には、識別部11の識別結果に基づいて真以外の硬貨と識別されたリジェクト硬貨を排除するリジェクト部(排除手段)12が設けられて、さらに、硬貨搬送部9におけるリジェクト部12の下流側には、識別部11の識別結果に基づいて真の硬貨であって受け入れ可能と識別された硬貨を振り分ける複数箇所、具体的には三箇所の振分部(振分手段)13a,13b,13cが硬貨搬送部9の搬送方向に沿ってこの順に設けられている。
ここで、これら振分部13a,13b,13cは、すべて、取り扱う最大径の硬貨(日本国内では500円硬貨)を落下可能な選別孔14a,14b,14cを有しており、これらのうち上流側の二つの振分部13a,13bには、選別孔14a,14bを個別に開閉可能なシャッタ15a,15bが設けられている。さらに、各振分部13a,13b,13cのそれぞれの上流側には、硬貨の通過を検出する硬貨センサが16a,16b,16cが設けられている。同様に、リジェクト部12も、リジェクト孔14dと、リジェクト孔14dを開閉可能なシャッタ15dと、上流側の硬貨センサ16dとを有している。なお、硬貨センサ16a〜16dは、シャッタ15a,15b,15dのうちの対応するものの開閉タイミングを制御するために用いられ、また、硬貨の搬送ジャムの有無を検出するために用いられる。
また、装置本体2は、リジェクト部12で硬貨搬送部9から排除された硬貨を受け入れる着脱自在のリジェクトボックス20と、各振分部13a,13b,13cに一対一で対応して設けられ、各振分部13a,13b,13cで振り分けられた硬貨を一時貯留させる複数箇所、具体的には三箇所の一時貯留部(一時貯留手段)21a,21b,21cとを有している。一時貯留した硬貨を返却する際に一時貯留部21a,21b,21cは一体的に装置本体2から引き出される。
なお、最も上流側の一時貯留部21aは、最も上流側の振分部13aの下方に設けられており、この振分部13aのシャッタ15aが開かれることで選別孔14aから落下された硬貨のみを受け入れて一時貯留させる。中間の一時貯留部21bは、中間の振分部13bの下方に設けられており、この振分部13bのシャッタ15bが開かれることで選別孔14bから落下された硬貨のみを受け入れて一時貯留させる。最も下流側の一時貯留部21cは、最も下流側の振分部13cの下方に設けられており、この振分部13cの選別孔14cから落下された硬貨のみを受け入れて一時貯留させる。
台車部3は、下部に設けられたキャスタ22を転動させることで、装置本体2に対し前面2A側に引き出され、さらに装置本体2から取り外されて運搬される一方、前面2A側から装填されることで装置本体2に装着されるようになっている。
台車部3には、前後方向に並設して複数具体的には三つの収納ボックス24a,24b,24cが設けられている。これら収納ボックス24a,24b,24cは、上記した装置本体2の複数の一時貯留部21a,21b,21cのそれぞれに一対一で対応して鉛直下方に設けられ、一時貯留部21aに一時貯留されていた硬貨のみを一時貯留部21aの底部が開作動することで収納ボックス24aが受け入れて収納することになり、一時貯留部21bに一時貯留されていた硬貨のみを一時貯留部21bの底部が開作動することで収納ボックス24bが受け入れて収納することになって、一時貯留部21cに一時貯留されていた硬貨のみを一時貯留部21cの底部が開作動することで収納ボックス24cが受け入れて収納することになる。
さらに、装置本体2には、分離供給部5の駆動を制御するとともに、識別部11の識別結果および硬貨センサ16a〜16dの検出結果に基づいて振分部13a,13bおよびリジェクト部12のシャッタ15a,15b,15dを個別に制御する制御部26と、操作者への表示を行うとともに操作者による操作入力が行われる表示操作部27とが設けられている。ここで、表示操作部27では、小口の入金が行われる際に操作者により選択される通常入金モードと、大口の入金が行われる際に操作者により選択される大口入金モードとが選択設定可能となっている。
次に、本実施形態の制御部26の制御内容を説明する。
ここで、硬貨入金機1は、業務の開始時には、すべての収納ボックス24a,24b,24cが空の状態にされるとともに制御部26に記憶された各金種別の硬貨の入金データも0にリセットされることになり、その後に行われる入金処理における識別部11の計数結果から、制御部26は各金種別の入金量を記憶するようになっている。また、制御部26は、識別部11の計数結果と振分部13a,13b,13cの振分結果とから各収納ボックス24a,24b,24cのそれぞれの硬貨の収納量を記憶する。
「通常入金モード」
まず、表示操作部27への適宜の入力で通常入金モードが選択設定された状態にある場合を説明する。ここで、操作者は通常入金モードで処理可能な基準硬貨量を把握しており、この基準硬貨量以下を入金すると判断した場合に通常入金モードを選択することになり、それ以外の場合は後述する大口入金モードを選択することになる。この基準硬貨量は、例えば一時貯留部21a,21b,21cの一つで一時貯留可能な最大枚数に設定されている。
硬貨入金機1で一の入金処理が開始されるにあたり、通常入金モードが選択設定された状態にあると、制御部26は、この一の入金処理で分離供給部5のホッパ6に金種混合で投入された硬貨のうち、識別部11の識別結果に基づいて受け入れ不可と識別されたリジェクト硬貨を、すべて、リジェクト部12でリジェクトボックス20に返却する一方、受け入れ可能と識別された真の硬貨を、可能な限りすべて、金種混合のまま収納ボックス24a,24b,24cのうちの収納可能な残容量が最も多いものに金種混合で収納させるように振分部13a,13b,13cを制御する。
つまり、前回までの入金処理の結果、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24aが、硬貨を収納可能な残容量が最も多いと判断した場合、制御部26は、この一の入金処理で分離供給部5のホッパ6に投入された硬貨のうち識別部11の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された真の硬貨を、可能な限りすべて、金種混合のまま、振分部13aのシャッタ15aを開いて選別孔14aから収納ボックス24aに対応する一時貯留部21aに一時貯留させる。そして、この一の入金処理でホッパ6に投入された硬貨のうち識別部11の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された真の硬貨がすべて一時貯留部21aに一時貯留されると、金種別の計数結果および合計金額を表示操作部27へ表示させ、操作者により表示操作部27へ承認操作が入力されると、制御部26は、一時貯留部21aに一時貯留させていた硬貨を一時貯留部21aの底部を開くことで金種混合のまますべて収納ボックス24aに収納させる。他方、操作者により表示操作部27へキャンセル操作が入力されると、制御部26は、一時貯留部21a,21b,21cを装置本体2から引出可能とし、よって、操作者は引き出して一時貯留部21aから硬貨を受け取る。
一方、前回までの入金処理の結果、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24bが、硬貨を収納可能な残容量が最も多いと判断した場合、制御部26は、この一の入金処理でホッパ6に投入された硬貨のうち識別部11の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された真の硬貨を、可能な限りすべて、金種混合のまま、シャッタ15aを閉状態として振分部13aを通過させ、振分部13bのシャッタ15bを開いて選別孔14bから収納ボックス24bに対応する一時貯留部21bに一時貯留させる。そして、上記と同様に、操作者により表示操作部27へ承認操作が入力されると、制御部26は、一時貯留部21bに一時貯留させていた硬貨を一時貯留部21bの底部を開くことで金種混合のまますべて収納ボックス24bに収納させる。
一方、前回までの入金処理の結果、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24cが、硬貨を収納可能な残容量が最も多いと判断した場合、制御部26は、この一の入金処理でホッパ6に投入された硬貨のうち識別部11の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された真の硬貨を、可能な限りすべて、金種混合のまま、シャッタ15a,15bを閉状態として振分部13a,13bを通過させ、振分部13cの選別孔14cから収納ボックス24cに対応する一時貯留部21cに一時貯留させる。そして、上記と同様に、操作者により表示操作部27へ承認操作が入力されると、制御部26は、一時貯留部21cに一時貯留させていた硬貨を一時貯留部21cの底部を開くことで金種混合のまますべて収納ボックス24cに収納させる。
以上のようにして、通常入金モードの入金処理の場合は、常に、収納ボックス24a,24b,24cのうちの残容量が最も多い一つに硬貨を金種混合で収納させることになるため、このような入金処理が繰り返されることで、収納ボックス24a,24b,24cは、平均的に残容量が減ることになって、平均的に残容量を残すことができる。このため、後述する大口入金モードで、大量の硬貨を一時貯留部21a,21b,21cの全部を使って一時貯留させてから収納ボックス24a,24b,24cに収納させる処理を行う場合に、収納ボックス24a,24b,24cのうちの一つの残容量のみが足りないことに起因して、他の残容量に余裕があっても、一度に収納できる硬貨量が減ってしまうという状況を極力回避できることになる。つまり、収納ボックス24a,24b,24cのうちの一つの残容量が足りなければ、一時貯留部21a,21b,21cの全部を使うことはできなくなり、一度に一時貯留可能な硬貨量が減ってしまい、その結果、一度に収納できる硬貨量が減ってしまうことになるが、このような状況を極力回避できるのである。
ここで、一の入金処理で、一時貯留部21a,21b,21cのうちの選択された一つでの一時貯留が不可な量の真の硬貨が識別部11で検出された場合、制御部26は、それ以後の硬貨をすべてリジェクト部12のシャッタ15dを開いてリジェクト孔14dからリジェクトボックス20に案内し、リジェクトボックス20を介して操作者に返却する。そして、一時貯留部21a,21b,21cのうちの選択された一つで一時貯留された硬貨についてのみ、金種別の計数結果および合計金額を表示操作部27へ表示させ、操作者により表示操作部27へ承認操作が入力されると、収納ボックス24a,24b,24cの対応する一つに収納させることになり、その後、操作者は、リジェクトボックス20に返却された硬貨を再びホッパ6に投入して別の入金処理として処理する。
また、一の入金処理で、収納ボックス24a,24b,24cのうちの最も収納可能な残容量が多いものに対して硬貨を収納させるように一時貯留部21a,21b,21cの対応する一つに硬貨を一時貯留させている最中に、収納ボックス24a,24b,24cのうちの最も収納可能な残容量が多いものの残容量を超える量の硬貨が識別部11で検出された場合には、制御部26は、残容量に相当する収納可能な量の硬貨のみを一時貯留部21a,21b,21cの対応する一つに一時貯留させ、残容量を超える硬貨をすべてリジェクト部12からリジェクトボックス20に案内し、リジェクトボックス20を介して操作者に返却する。そして、一時貯留部21a,21b,21cのうちの選択された一つで一時貯留された硬貨についてのみ、金種別の計数結果および合計金額を表示操作部27へ表示させ、操作者により表示操作部27へ承認操作が入力されると、収納ボックス24a,24b,24cの対応する一つに収納させることになり、その後、操作者は、リジェクトボックス20に返却された硬貨を再びホッパ6に投入して別の入金処理として処理することで、収納ボックス24a,24b,24cのうちの残容量のある他のものに収納させることになる。なお、収納ボックス24a,24b,24cのいずれかが満杯になると、制御部26は満杯であることを表示操作部27に表示させて収納ボックス24a,24b,24cの回収を促すことになる。
「大口入金モード」
次に、表示操作部27への適宜の入力で大口入金モードが選択設定された状態にある場合を説明する。
硬貨入金機1で一の入金処理が開始されるにあたり、大口入金モードが選択設定された状態にあると、制御部26は、この一の入金処理で分離供給部5のホッパ6に金種混合で投入された硬貨のうち、識別部11の識別結果に基づいて受け入れ不可と識別されたリジェクト硬貨を、すべて、リジェクト部12でリジェクトボックス20に返却する一方、受け入れ可能と識別された真の硬貨を、金種混合のまま、一時貯留部21a,21b,21cのうちの複数のものに分け、それぞれ順に金種混合で可能な限り一時貯留させた後に、それぞれ対応する収納ボックス24a,24b,24cに金種混合で収納するように振分部13a,13b,13cを制御する。しかも、制御部26は、受け入れ可能と識別された真の硬貨を、複数の収納ボックス24a,24b,24cのそれぞれの収納可能な残容量に応じて、最も残容量が多いものから順に金種混合で収納させるように複数の一時貯留部21a,21b,21cのうちの複数のものに分けて金種混合で一時貯留させる。
例えば、前回までの入金処理の結果、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24aが、硬貨を収納可能な残容量が最も多いと判断し、収納ボックス24bが次に残容量が多いと判断した場合、制御部26は、この一の入金処理で分離供給部5のホッパ6に投入された硬貨のうち識別部11の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された真の硬貨を、まず最初に、金種混合のまま、振分部13aのシャッタ15aを開いて選別孔14aから収納ボックス24aに対応する一時貯留部21aに可能な限り一時貯留させる。そして、一時貯留部21aを満杯にすると判断される量の硬貨を一時貯留部21aに一時貯留させると、次に制御部26は、次に残容量が多い収納ボックス24bに対応する一時貯留部21bに可能な限りの硬貨を金種混合で一時貯留させる。さらに、一時貯留部21bを満杯にすると判断される量の硬貨を一時貯留部21bに一時貯留させると、次に制御部26は、最も残容量が少ない収納ボックス24cに対応する一時貯留部21cに可能な限りの硬貨を金種混合で一時貯留させる。そして、この一の入金処理でホッパ6に投入された硬貨のうち識別部11の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された真の硬貨がすべて一時貯留部21a,21b,21cのいずれかに一時貯留されると、金種別の計数結果および合計金額を表示操作部27へ表示させ、操作者により表示操作部27へ承認操作が入力されると、制御部26は、一時貯留部21a,21b,21cのいずれかに一時貯留させていた硬貨を一時貯留部21a,21b,21cのいずれかの底部を開くことで金種混合のまますべて収納ボックス24a,24b,24cに収納させる。他方、操作者により表示操作部27へキャンセル操作が入力されると、制御部26は、一時貯留部21a,21b,21cを装置本体2から引出可能とし、よって、操作者は引き出して一時貯留部21a,21b,21cのいずれかから硬貨を受け取る。
ここで、一の入金処理で分離供給部5のホッパ6に投入され、受け入れ可能と識別された真の硬貨がすべて一時貯留部21aのみに一時貯留可能な量であった場合には、一時貯留部21aからその満杯量以下の硬貨が残容量の最も多い収納ボックス24aに収納されることになる。また、一の入金処理で分離供給部5のホッパ6に投入され、受け入れ可能と識別された真の硬貨がすべて一時貯留部21a,21bのみに一時貯留可能な量であった場合には、一時貯留部21aからその満杯量の硬貨が残容量の最も多い収納ボックス24aに収納され、一時貯留部21bからその満杯量以下の量の硬貨が残容量の次に多い収納ボックス24bに収納されることになる。さらに、一の入金処理で分離供給部5のホッパ6に投入され、受け入れ可能と識別された真の硬貨が一時貯留部21a,21b,21cに一時貯留可能な量であった場合には、一時貯留部21aからその満杯量の硬貨が残容量の最も多い収納ボックス24aに収納され、一時貯留部21bからその満杯量の硬貨が残容量の次に多い収納ボックス24bに収納され、一時貯留部21cからその満杯量以下の量の硬貨が最も残容量の少ない収納ボックス24cに収納されることになる。
同様に、前回までの入金処理の結果から、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24aが残容量が最も多く、収納ボックス24cが次に残容量が多いと判断した場合、制御部26は、一時貯留部21a、一時貯留部21c、一時貯留部21bの順に可能な限りの硬貨を一時貯留させることになり、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24bが残容量が最も多く、収納ボックス24aが次に残容量が多いと判断した場合、制御部26は、一時貯留部21b、一時貯留部21a、一時貯留部21cの順に可能な限りの硬貨を一時貯留させることになり、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24bが残容量が最も多く、収納ボックス24cが次に残容量が多いと判断した場合、制御部26は、一時貯留部21b、一時貯留部21c、一時貯留部21aの順に可能な限りの硬貨を一時貯留させることになり、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24cが残容量が最も多く、収納ボックス24aが次に残容量が多いと判断した場合、制御部26は、一時貯留部21c、一時貯留部21a、一時貯留部21bの順に可能な限りの硬貨を一時貯留させることになり、一の入金処理の開始時点で、収納ボックス24cが残容量が最も多く、収納ボックス24bが次に残容量が多いと判断した場合、制御部26は、一時貯留部21c、一時貯留部21b、一時貯留部21aの順に可能な限りの硬貨を一時貯留させることになる。
以上のようにして、大口入金モードの入金処理の場合は、収納ボックス24a,24b,24cに、常に残容量が最も多いものから順に硬貨を収納させるように、一時貯留部21a,21b,21cに同じ順番で可能な限りの硬貨を一時貯留させることになるため、収納ボックス24a,24b,24cは、平均的に残容量が減ることになって、平均的に残容量を残すことができる。このため、次に、同じ大口入金モードで、大量の硬貨を一時貯留部21a,21b,21cの全部を使って収納ボックス24a,24b,24cに収納させる場合に、収納ボックス24a,24b,24cのうちの一つの残容量が足りないため収納できる硬貨量が減ってしまうという状況を極力回避できることになる。
つまり、収納ボックス24aが満杯に近い場合には、一時貯留部21aに一時貯留可能であるにもかかわらず、一時貯留部21aに一時貯留させることができず、残りの一時貯留部21b,21cのみに一時貯留させることになるため、残りの一時貯留部21b,21cに対応する収納ボックス24b,24cの残容量に余裕があっても、一の入金処理では一時貯留部21b,21cの一時貯留分しか硬貨を収納できないことになる。このような状況が生じないように全部の収納ボックス24a,24b,24cの残容量を常に平均的に残すように収納を振り分けるのである。
ここで、一の入金処理で、一時貯留部21a,21b,21cの全部での一時貯留が不可な量の真の硬貨が識別部11で検出された場合、制御部26は、それ以後の硬貨をすべてリジェクト部12のシャッタ15dを開いてリジェクト孔14dからリジェクトボックス20に案内し、リジェクトボックス20を介して操作者に返却する。そして、一時貯留部21a,21b,21cで一時貯留された硬貨についてのみ、金種別の計数結果および合計金額を表示操作部27へ表示させ、操作者により表示操作部27へ承認操作が入力されると、収納ボックス24a,24b,24cに収納させることになり、その後、操作者は、リジェクトボックス20に返却された硬貨を再びホッパ6に投入して別の入金処理として処理する。
また、一の入金処理で、収納ボックス24a,24b,24cのうちの最も収納可能な残容量が多いものから順に硬貨を収納させるように一時貯留部21a,21b,21cの対応するものに硬貨を一時貯留させている最中に、収納ボックス24a,24b,24cのうちの最も収納可能な残容量が多いものの残容量を超える量の硬貨が識別部11で検出された場合には、制御部26は、残容量に相当する収納可能な量の硬貨のみを一時貯留部21a,21b,21cの対応する最初の一つに一時貯留させ、残容量を超える硬貨を、収納ボックス24a,24b,24cのうちの次に収納可能な残容量が多いものに収納させるように一時貯留部21a,21b,21cの対応する次の一つに一時貯留させる。さらに、この最中に、収納ボックス24a,24b,24cのうちの前記次に収納可能な残容量が多いものの残容量を超える量の硬貨が識別部11で検出された場合には、制御部26は、収納ボックス24a,24b,24cのうちの前記次に収納可能な残容量が多いものの残容量に相当する収納可能な量の硬貨のみを一時貯留部21a,21b,21cの対応する前記次の一つに一時貯留させ、残容量を超える硬貨を、収納ボックス24a,24b,24cのうちの最も収納可能な残容量が少ないものに収納させるように一時貯留部21a,21b,21cの対応するさらに次の一つに硬貨を一時貯留させる。この最中に、収納ボックス24a,24b,24cのうちの前記最も収納可能な残容量が少ないものの残容量を超える量の硬貨が識別部11で検出された場合には、制御部26は、その後の硬貨をすべてリジェクト部12からリジェクトボックス20に案内し、リジェクトボックス20を介して操作者に返却する。なお、収納ボックス24a,24b,24cのいずれかが満杯になると、制御部26は満杯であることを表示操作部27に表示させて収納ボックス24a,24b,24cの回収を促すことになる。
以上に述べた本実施形態の硬貨入金機1によれば、制御部26は、表示操作部27で通常入金モードが選択されているとき、分離供給部5に投入された硬貨の中から真の硬貨を一時貯留部21a,21b,21cのうちの一つに金種混合で一時貯留させた後に、収納ボックス24a,24b,24cのうち、この一時貯留部に対応する収納ボックスに金種混合で収納させることになる。つまり、複数の収納ボックス24a,24b,24cのうち収納可能な残容量が最も多い一つに対応する、一時貯留部21a,21b,21cのうちの一つに真の硬貨を金種混合で一時貯留させることができる。したがって、真の硬貨を複数の収納ボックス24a,24b,24cの残容量を平均的に減らすように収納することが可能となって、硬貨を効率的に収納できることになる。その上で、硬貨を一時貯留部21a,21b,21cのうちの一つに一時貯留させるため、キャンセル時の回収が容易となる。
他方、表示操作部27で大口入金モードが選択されているとき、分離供給部5に投入された硬貨の中から真の硬貨を一時貯留部21a,21b,21cのうちの複数のものに分けてそれぞれ金種混合で一時貯留させた後に、収納ボックス24a,24b,24cの対応するものにそれぞれ金種混合で収納させるため、複数の収納ボックス24a,24b,24cのそれぞれの収納可能な残容量に応じて、最も残容量が多いものから順に金種混合で収納させるように複数の一時貯留部21a,21b,21cにそれぞれ満杯となるまで金種混合で一時貯留させて収納ボックス24a,24b,24cに収納させることができる。したがって、この場合も、硬貨を複数の収納ボックス24a,24b,24cの残容量を平均的に減らすように収納することが可能となって、硬貨を効率的に収納できる。また、硬貨を大量に受け入れる場合に、複数の一時貯留部21a,21b,21cにこれらが満杯になるまで硬貨を一時貯留させることが可能となり、一時貯留部21a,21b,21cから収納ボックス24a,24b,24cへの受け渡しの回数を最小限にできて入金処理を速く行うことができる。しかも、硬貨を複数の収納ボックス24a,24b,24cの残容量を平均的に減らすように収納することが可能となることから、収納ボックス24a,24b,24cのうちの一つの残容量が原因で、複数の一時貯留部21a,21b,21cに最大限に硬貨を一時貯留させることができないという状況の発生を防止できる。加えて、収納ボックス24a,24b,24cの収納容量が同じ場合には、回収の際に、収納ボックス24a,24b,24cに平均的に硬貨が収納されていることになるため、収納ボックス24a,24b,24cの個々の持ち運びが容易となる。
なお、以上の実施形態においては、通常入金モードと大口入金モードとを選択してモード毎に異なる処理を行うようにしたが、モードを切り替えずに常に上記大口入金モードと同じ処理を行うようにしても良い。つまり、一の入金処理で分離供給部5のホッパ6に金種混合で投入された硬貨のうち受け入れ可能と識別された真の硬貨を、金種混合のまま、複数の収納ボックス24a,24b,24cのそれぞれの収納可能な残容量に応じて、最も残容量が多いものから順に金種混合で収納させるように、複数の一時貯留部21a,21b,21cに順次、可能な限り一時貯留させた後、収納ボックス24a,24b,24cのうちの対応するものに収納させるのである。
また、モードを切り替えずに行う場合には、例えば、収納ボックス24a,24b,24cのそれぞれの全収納容量が同じ場合に、硬貨を一枚ずつ複数の一時貯留部21a,21b,21cに順次一時貯留させることを繰り返すようにしても良い。つまり、例えば、一時貯留部21a、一時貯留部21b、一時貯留部21c、一時貯留部21a、一時貯留部21b、一時貯留部21c、一時貯留部21a、…のように、入金処理の度に、すべての一時貯留部21a,21b,21cに平均的に硬貨を一時貯留させ、すべての収納ボックス24a,24b,24cに平均的に硬貨を収納させるのである。他方、収納ボックス24a,24b,24cのそれぞれの全収納容量が異なる場合に、収納容量に応じた割合で振り分けるようにしても良い。例えば、全収納容量の割合が、収納ボックス24a:収納ボックス24b:収納ボックス24c=2:1:1である場合、一時貯留部21a、一時貯留部21a、一時貯留部21b、一時貯留部21c、一時貯留部21a、一時貯留部21a、一時貯留部21b、一時貯留部21c、一時貯留部21a、…のように振り分けるのである。この場合、処理する硬貨が多いと、一時貯留部21aが最初に満杯になってしまうことになるが、一時貯留部21aが満杯になった後は、当然ながら一時貯留部21aには入れずに、残りの一時貯留部21bおよび一時貯留部21cに均等に振り分けて可能な限り一時貯留させることになる。
ここで、収納ボックス24a,24b,24cの硬貨の収納量および収納可能な残容量を算出するときに、単に硬貨の枚数だけで算出するのではなく、大きさの違いによる補正を行っても良い(例えば、500円硬貨一枚に対し1円硬貨二枚を相当させる等)。さらには、一時貯留部21a,21b,21cに振り分ける際にも、このような補正を行いつつ収納させるようにしても良い。加えて、一時貯留部21a,21b,21cの満杯検知および収納ボックス24a,24b,24cの満杯検知のうちの少なくともいずれか一方を識別部11の計数ではなく、硬貨の満杯状態を光学的に検出する満杯検知センサを設けて行っても良く、さらには、計数値および満杯検知センサの両方に基づいて検出するようにしても良い。
本発明の一実施形態の硬貨入金機の全体構成を概略的に示す側面図である。
符号の説明
1 硬貨入金機
5 分離供給部(分離供給手段)
11 識別部(識別手段)
12 リジェクト部(排除手段)
13a,13b,13c 振分部(振分手段)
21a,21b,21c 一時貯留部(一時貯留手段)
24a,24b,24c 収納ボックス(収納手段)
26 制御部(制御手段)
27 表示操作部(選択手段)

Claims (3)

  1. 投入された硬貨を分離して搬送する分離供給手段と、
    該分離供給手段で搬送中の硬貨を識別する識別手段と、
    該識別手段の識別結果に基づいてリジェクト硬貨を排除する排除手段と、
    前記識別手段の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された真の硬貨を振り分ける振分手段と、
    該振分手段で振り分けられた硬貨を一時貯留させる複数の一時貯留手段と、
    該複数の一時貯留手段の硬貨を受け入れて収納する複数の収納手段とを有する硬貨入金機において、
    前記分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を、前記複数の収納手段のそれぞれの収納可能な残容量に応じて、最も残容量が多いものから順に金種混合で収納させるように、最初に最も残容量が多い一の収納手段に対応する一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させ、当該一の一時貯留手段が満杯になると、次に残容量が多い残りの一の収納手段に対応する残りの一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させるようにして、前記複数の一時貯留手段を一つずつ満杯にしていき、その後、これら複数の一時貯留手段のそれぞれに対応する収納手段に金種混合で収納させる制御手段を有することを特徴とする硬貨入金機。
  2. 通常入金モードおよび大口入金モードのうちからモードを選択設定可能な選択手段を有しており、
    前記制御手段は、前記選択手段で通常入金モードが選択されているとき、前記分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させた後に、当該一の一時貯留手段に対応する一の収納手段に金種混合で収納させる一方、前記選択手段で大口入金モードが選択されているとき、前記分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を、前記複数の収納手段のそれぞれの収納可能な残容量に応じて、最も残容量が多いものから順に金種混合で収納させるように、最初に最も残容量が多い一の収納手段に対応する一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させ、当該一の一時貯留手段が満杯になると、次に残容量が多い残りの一の収納手段に対応する残りの一の一時貯留手段に金種混合で一時貯留させるようにして、前記複数の一時貯留手段を一つずつ満杯にしていき、その後、これら複数の一時貯留手段のそれぞれに対応する収納手段に金種混合で収納させることを特徴とする請求項1記載の硬貨入金機。
  3. 前記選択手段で通常入金モードが選択されているとき、前記制御手段は、前記分離供給手段に投入された硬貨の中から真の硬貨を、前記複数の収納手段のうち収納可能な残容量が最も多い収納手段に対応する一時貯留手段に金種混合で一時貯留させることを特徴とする請求項に記載の硬貨入金機。
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