JP4785590B2 - トウの開繊方法 - Google Patents
トウの開繊方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4785590B2 JP4785590B2 JP2006092113A JP2006092113A JP4785590B2 JP 4785590 B2 JP4785590 B2 JP 4785590B2 JP 2006092113 A JP2006092113 A JP 2006092113A JP 2006092113 A JP2006092113 A JP 2006092113A JP 4785590 B2 JP4785590 B2 JP 4785590B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tow
- opening
- shape
- roll
- bent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 24
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 20
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 claims description 16
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 claims description 16
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 26
- QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-M Acetate Chemical compound CC([O-])=O QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 235000019504 cigarettes Nutrition 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 206010021639 Incontinence Diseases 0.000 description 1
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 1
- 239000005871 repellent Substances 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
図1は、本発明のトウの開繊方法の一実施形態に用いられる開繊装置の概略を示したものである。
図1に示す開繊装置1は、積層され圧縮された状態の原反(以下、原反という)10から帯状のトウ11を連続的に引き出す引き出し機構、原反10から引き出したトウ11を、自重により略U字状に撓んだ部分12が生じるように送り出す送り出し機構、送り出したトウ13に対して、前記略U字状に撓んだ部分12の下端12aの位置より下流側において開繊処理を施す開繊機構、及び、前記略U字状に撓んだ部分12の下端12aの高さ位置を検知し、送り出し機構による送り出し速度を、略U字状に撓んだ部分12の下端12aの高さ位置が、所定の基準位置から離れないように制御する張力調整機構を備えている。
制御部45は、図2に示すように、各検知センサからの信号を入力し、これらの信号から、上方から下方に向かってどの検知センサの高さまで、トウの略U字状に撓んだ部分12の下端12aが到達しているかを検知する。そして、その結果に基づき、駆動ロール20を駆動するサーボモータ23に対する出力を変化させ、駆動ロール20の回転を加減速する。
本実施形態のトウの開繊方法においては、捲縮したアセテートの長繊維からなるトウ11を、積層され圧縮された状態の原反10から引き出し、次いで、張力を一定に調整した状態下に、該トウの開繊を行う。
そして、駆動ロール20による送り出し速度を、プレテンショニングロール35よりもやや遅い速度に設定し、これら両ロール20,35,ブルミングロール36及びデリバリーロール39を回転駆動させる。
尚、ブルミングロール36による送り出し速度(周速)は、プレテンショニングロール35よりもやや速い速度に設定し、デリバリーロール39の送り出し速度は、ブルミングロール36の送り出し速度(周速)よりもやや遅く、プレテンシニングロール35の送り出し速度よりもやや速い速度に設定することが好ましい。
具体的には、トウの略U字状に撓んだ部分12の下端12aの位置が、図2に符号Aで示すように、検知センサ42と検知センサ43との間に位置する場合には、駆動ロール20によるトウの送り出し速度をそのままの速度に維持する。他方、トウの略U字状に撓んだ部分12の下端12aの位置が、符号Bで示すように、検知センサ41と検知センサ42との間に位置する場合には、駆動ロール20によるトウの送り出し速度を加速し、符号Cで示すように、検知センサ43と検知センサ44との間に位置する場合には、駆動ロール20によるトウの送り出し速度を減速する。即ち、本実施態様においては、検知センサ42と43との間が基準位置であり、下端12aの位置が、該基準位置から離れないように制御する。
このように制御することで、ガイド34の上端とトウの略U字状に撓んだ部分12の下端12aの位置との間の鉛直方向の距離L1(図2参照)及び駆動ロール20のトウ導出部と前記下端12aの位置との間の鉛直方向の距離L2(図2参照)を、常時所定の範囲内に維持することができる。尚、図1及び図2に示す開繊装置においては、トウの略U字状に撓んだ部分12の下端12aの位置が、検知センサ41より上に上昇したり、検知センサ44より下に下降した場合には、異常と判断し、装置を停止するか、あるいは警告音を発するようにしてある。
トウの張力の均一化の観点から、前記距離L1(図2参照)は100〜300cm、前記距離L2(図2参照)は50〜250cmの範囲となるように駆動ロール20の回転を制御することが好ましく、L1は150〜200cm、L2は100〜150cmの範囲となるように制御することがより好ましい。
例えば、上述した実施形態においては、トウの略U字状に撓んだ部分12の下端12aの高さ位置を、鉛直方向に間隔を開けて配置した複数の検知センサ41〜44により検知したが、これに代えて、図3に示すように、トウの略U字状に撓んだ部分12の下端12aまでの距離を連続的に検知可能なセンサ46を用いて該下端12aの位置を検知しても良い。この場合、下端12aの微小な変動を検知して、駆動ロール20による送り出し速度を細かに制御可能であるため、幅や開繊状態がより均一な帯状体を製造することができる。例えば、基準位置Hを設定しておき、駆動ロール20による送り出し速度を、該基準位置Hと下端12aの位置との間の距離に比例して、加速(基準位置Hより上に下端12aが位置する場合)又は減速(基準位置Hより下に下端12aが位置する場合)するといった制御が可能である。図3には、上述した開繊装置1におけるのと同一部材には同一の符号を付してある。下端12aの位置が基準位置から離れないように制御するとは、基準位置から一切離れてはいけないことを意味せず、基準位置から、なるべく離れないように制御することを意味する。
また、トウの略U字状に撓んだ部分12の下端の位置を検知するためのセンサとしては、可視光、赤外線、レーザー光線等の光線、あるいは超音波等の音波を発するもの等を用いることができる。このようなセンサとしては、光線や音波がトウで遮断されたことによりトウの存在を検知するものの他、トウで反射した光線や音波を検知してトウの存在やトウとの距離を検知可能なもの等を用いることもできる。
10 原反
11 トウ
12 自重により略U字状に撓んだ部分
12a 略U字状に撓んだ部分の下端
13 送り出されたトウ
20 駆動ロール
31〜33 開繊機
41〜44,46 検知センサ
Claims (4)
- 積層され圧縮された状態の原反から引き出したトウを、自重により略U字状に撓んだ部分が生じるように、駆動ロールにより送り出し、送り出したトウを、前記略U字状に撓んだ部分の下端位置より下流側において開繊させるトウの開繊方法であって、
前記駆動ロールは、トウを挟んだ状態で回転する一対のロールであり、
前記駆動ロールにより、原反からトウを引き出すと共に該トウを前記略U字状に撓んだ部分が下流に生じるように送り出し、
前記略U字状に撓んだ部分の下端の高さ位置を検知し、前記駆動ロールによるトウの送り出し速度を、該高さ位置が所定の基準位置から離れないように制御しながら、トウの開繊を行うトウの開繊方法。 - 前記略U字状に撓んだ部分の下端の高さ位置の検知を、非接触式のセンサを用いて行う請求項1記載のトウの開繊方法。
- 開繊されたトウは、吸収性物品の吸収体の構成材料として用いられる請求項1又は2に記載のトウの開繊方法。
- 積層され圧縮された状態の原反から帯状のトウを連続的に引き出す引き出し機構、原反から引き出したトウを、自重により略U字状に撓んだ部分が生じるように送り出す送り出し機構、送り出したトウに対して、前記略U字状に撓んだ部分の下端の位置より下流側において開繊処理を施す開繊機構、及び、前記略U字状に撓んだ部分の下端の高さ位置を検知し、送り出し機構によるトウの送り出し速度を、略U字状に撓んだ部分の下端の高さ位置が所定の基準位置から離れないように制御する張力調整機構を備え、
前記引き出し機構及び前記送り出し機構は、駆動ロールを主体として構成され、該駆動ロールは、トウを挟んだ状態で回転する一対のロールを備えている、トウの開繊装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006092113A JP4785590B2 (ja) | 2005-05-27 | 2006-03-29 | トウの開繊方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005155190 | 2005-05-27 | ||
JP2005155190 | 2005-05-27 | ||
JP2006092113A JP4785590B2 (ja) | 2005-05-27 | 2006-03-29 | トウの開繊方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007002390A JP2007002390A (ja) | 2007-01-11 |
JP4785590B2 true JP4785590B2 (ja) | 2011-10-05 |
Family
ID=37688254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006092113A Expired - Fee Related JP4785590B2 (ja) | 2005-05-27 | 2006-03-29 | トウの開繊方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4785590B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6116589B2 (ja) | 2012-12-29 | 2017-04-19 | ユニ・チャーム株式会社 | 清掃部材を製造する方法、及び清掃部材を製造するシステム |
US20140187406A1 (en) | 2012-12-29 | 2014-07-03 | Unicharm Corporation | Method of producing cleaning member |
JP6047401B2 (ja) | 2012-12-29 | 2016-12-21 | ユニ・チャーム株式会社 | 開繊された繊維束の製造方法、清掃部材の製造方法、繊維束の開繊装置、及び清掃部材の製造システム |
US20140182767A1 (en) | 2012-12-29 | 2014-07-03 | Unicharm Corporation | Method of producing cleaning member |
JP6080550B2 (ja) | 2012-12-29 | 2017-02-15 | ユニ・チャーム株式会社 | 帯状シートにシールを施す融着装置 |
JP6073128B2 (ja) | 2012-12-29 | 2017-02-01 | ユニ・チャーム株式会社 | 切断装置及び切断装置を用いた清掃部材の製造方法 |
JP6057707B2 (ja) | 2012-12-29 | 2017-01-11 | ユニ・チャーム株式会社 | 開繊された繊維束の製造方法、清掃部材の製造方法、繊維束の開繊装置、及び清掃部材の製造システム |
JP6047400B2 (ja) | 2012-12-29 | 2016-12-21 | ユニ・チャーム株式会社 | 清掃部材を製造する方法及び装置 |
JP6103945B2 (ja) | 2013-01-10 | 2017-03-29 | ユニ・チャーム株式会社 | 積み重ね装置及びウェブ部材を製造する方法 |
JP6141023B2 (ja) | 2013-01-10 | 2017-06-07 | ユニ・チャーム株式会社 | トウを含むウエブ部材の製造方法 |
DE202015100671U1 (de) * | 2015-02-11 | 2016-05-16 | Daicel Corporation | Zigarettenfilterfertigungsvorrichtung sowie Steuereinheit und Prozessoreinheit für eine Zigarettenfilterfertigungsvorrichtung |
JP7312650B2 (ja) * | 2019-09-09 | 2023-07-21 | 株式会社リブドゥコーポレーション | トウ開繊繊維集合体の製造方法 |
JP7312649B2 (ja) * | 2019-09-09 | 2023-07-21 | 株式会社リブドゥコーポレーション | トウ開繊繊維集合体の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07163328A (ja) * | 1993-12-15 | 1995-06-27 | Nippon Filter Kogyo Kk | たばこフィルター製造方法及びその装置 |
JP2001146676A (ja) * | 1999-11-18 | 2001-05-29 | Sando Iron Works Co Ltd | 長尺布帛のループ移送装置 |
US6983520B2 (en) * | 2003-09-26 | 2006-01-10 | Celanese Acetate, Llc | Method and apparatus for making an absorbent composite |
-
2006
- 2006-03-29 JP JP2006092113A patent/JP4785590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007002390A (ja) | 2007-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4785590B2 (ja) | トウの開繊方法 | |
US9108355B2 (en) | Method for producing surface sheet using emboss roller | |
TWI529275B (zh) | 用於製造非織物的工業用織物及其製造方法 | |
TW553750B (en) | Method and apparatus for opening continuous filaments | |
KR100956204B1 (ko) | 강화 섬유성 흡수 부재의 제조 방법 및 장치 | |
PL180888B1 (pl) | Sposób i urządzenie do wytwarzania perforowanej folii | |
JP5828513B2 (ja) | 伸縮性シートの製造方法 | |
EP0737462B1 (en) | Sheet material for the production of sanitary napkins and the like and absorbent products made with the said material | |
US9346642B2 (en) | Adjustable bed mat roller | |
RU2733362C1 (ru) | Скрепленный горячим воздухом нетканый материал для впитывающего изделия | |
JP2018524053A (ja) | レーザ源を使用した吸収性物品の製造のためのプロセス及び装置 | |
KR101786415B1 (ko) | 중공사막 시트 형상물의 제조 방법 및 제조 장치 | |
JP5771765B1 (ja) | 凹凸シートの製造方法、及び、凹凸シートの製造装置 | |
EP2647496A1 (en) | Method for producing stretch sheet | |
JP4799343B2 (ja) | シートの製造方法及び加工装置 | |
JP5771766B1 (ja) | 複合シートの製造方法、及び、複合シートの製造装置 | |
US6998086B2 (en) | Multi-segmented embossing apparatus and method | |
CN104562525B (zh) | 无纺布的体积恢复装置以及体积恢复方法 | |
JP2003119662A (ja) | 繊維用断裁装置 | |
JP6146251B2 (ja) | シート製造装置、シート製造方法 | |
US20030131943A1 (en) | Apparatus and method for assembling absorbent garments | |
JP6416701B2 (ja) | 凹凸シートの製造方法、及び、凹凸シートの製造装置 | |
CN113165824B (zh) | 用于在用以生产层状复合制品的设备和过程中给送弹性线的方法和装置 | |
JP4596520B2 (ja) | パルプ粉砕装置 | |
WO2017183552A1 (ja) | 原反ロールの表皮の除去方法およびシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110301 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110712 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110712 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4785590 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |