JP2001146676A - 長尺布帛のループ移送装置 - Google Patents
長尺布帛のループ移送装置Info
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- JP2001146676A JP2001146676A JP32852899A JP32852899A JP2001146676A JP 2001146676 A JP2001146676 A JP 2001146676A JP 32852899 A JP32852899 A JP 32852899A JP 32852899 A JP32852899 A JP 32852899A JP 2001146676 A JP2001146676 A JP 2001146676A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長尺布帛（原反）をループ状に垂下して連続
的にノーテンションに移送する長尺布帛のループ規制装
置であって、特にその垂下ループ形状を一定に保ち、安
定したノーテンション移送を可能ならしめること。 【解決手段】 移送処理すべき長尺布帛を側面Ｕ字状に
垂下するために、互いに隔設された少なくとも２本の駆
動ロールを配設してなる長尺布帛のループ移送装置にお
いて、上記側面Ｕ字状に垂下形成されている布帛の垂下
端の上下位置を検出するためのレベルセンサを設けた。
的にノーテンションに移送する長尺布帛のループ規制装
置であって、特にその垂下ループ形状を一定に保ち、安
定したノーテンション移送を可能ならしめること。 【解決手段】 移送処理すべき長尺布帛を側面Ｕ字状に
垂下するために、互いに隔設された少なくとも２本の駆
動ロールを配設してなる長尺布帛のループ移送装置にお
いて、上記側面Ｕ字状に垂下形成されている布帛の垂下
端の上下位置を検出するためのレベルセンサを設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺布帛（原反）
をループ状に垂下して連続的にノーテンションに移送す
る長尺布帛のループ規制装置であって、特にその垂下ル
ープ形状を一定に保ち、安定したノーテンション移送を
可能とする長尺布帛のループ移送装置に関するものであ
る。
をループ状に垂下して連続的にノーテンションに移送す
る長尺布帛のループ規制装置であって、特にその垂下ル
ープ形状を一定に保ち、安定したノーテンション移送を
可能とする長尺布帛のループ移送装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】本発明者は、工業的に生産加工する長尺
布帛を、例えば前処理、あるいは染着処理等の処理を行
なうために、所定の処理液が付与された長尺の被処理布
帛を、所望の湿熱が維持されている湿熱処理室内を順次
通過せしめることで目的とする湿熱処理を連続的に行な
う処理方法あるいはその処理装置について長年の研究を
重ね、多種多様の出願を済ませている。
布帛を、例えば前処理、あるいは染着処理等の処理を行
なうために、所定の処理液が付与された長尺の被処理布
帛を、所望の湿熱が維持されている湿熱処理室内を順次
通過せしめることで目的とする湿熱処理を連続的に行な
う処理方法あるいはその処理装置について長年の研究を
重ね、多種多様の出願を済ませている。
【０００３】その中で、湿熱処理室の内部を通過させる
布帛に、テンションをかけることなくその湿熱処理室内
を連続的に移送させるための装置、あるいはプリント染
料付与布帛のように、そのプリント染料付着面に、ガイ
ドロールを接触せしめることができないプリント発色装
置などの装置にあっては、移送すべき長尺布帛をノーテ
ンション移送せしめる必要があり、このノーテンション
移送装置においても多数の開発を行なっている。
布帛に、テンションをかけることなくその湿熱処理室内
を連続的に移送させるための装置、あるいはプリント染
料付与布帛のように、そのプリント染料付着面に、ガイ
ドロールを接触せしめることができないプリント発色装
置などの装置にあっては、移送すべき長尺布帛をノーテ
ンション移送せしめる必要があり、このノーテンション
移送装置においても多数の開発を行なっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかるノー
テンション移送装置の中で、特にプリント染料付与布帛
を、その染料付与面にガイドローラ等のガイド手段が接
触することがないようにして連続移送することが可能で
あるループ移送装置において、該ループ移送装置で形成
される長尺布帛の垂下ループ形状が一定となるように安
定形成せしめて長尺布帛の整然としたノーテンション連
続移送を確保することができるループ移送装置の提供を
目的とする。
テンション移送装置の中で、特にプリント染料付与布帛
を、その染料付与面にガイドローラ等のガイド手段が接
触することがないようにして連続移送することが可能で
あるループ移送装置において、該ループ移送装置で形成
される長尺布帛の垂下ループ形状が一定となるように安
定形成せしめて長尺布帛の整然としたノーテンション連
続移送を確保することができるループ移送装置の提供を
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項１では、移送処理すべき長尺布帛を側
面Ｕ字状に垂下するために、互いに隔設された少なくと
も２本の駆動ロールを配設してなる長尺布帛のループ移
送装置において、上記側面Ｕ字状に垂下形成されている
布帛の垂下端の上下位置を検出するためのレベルセンサ
を設け、該レベルセンサにより、上記長尺布帛のＵ字状
垂下端の上下位置が一定となるように上記駆動ロールの
周速度を制御する長尺布帛のループ移送装置であること
を特徴としている。
に本発明の請求項１では、移送処理すべき長尺布帛を側
面Ｕ字状に垂下するために、互いに隔設された少なくと
も２本の駆動ロールを配設してなる長尺布帛のループ移
送装置において、上記側面Ｕ字状に垂下形成されている
布帛の垂下端の上下位置を検出するためのレベルセンサ
を設け、該レベルセンサにより、上記長尺布帛のＵ字状
垂下端の上下位置が一定となるように上記駆動ロールの
周速度を制御する長尺布帛のループ移送装置であること
を特徴としている。
【０００６】また本発明の請求項２では、移送処理すべ
き長尺布帛を側面Ｕ字状に垂下するために互いに隔設さ
れた少なくとも２本の駆動ロールを配設してなる長尺布
帛のループ移送装置において、上記側面Ｕ字状に垂下形
成される布帛の垂下端を受けながら該布帛をその移送方
向へ案内するコンベアと、上記垂下された布帛が上記コ
ンベア上で受けられる位置及び上記コンベア上から引き
上げられる位置を検出する位置センサを配設し、該位置
センサによりコンベア上で案内される長尺布帛の長さ量
が一定となるように、上記２本の駆動ロールの周速度を
制御する長尺布帛のループ移送装置であることを特徴と
している。
き長尺布帛を側面Ｕ字状に垂下するために互いに隔設さ
れた少なくとも２本の駆動ロールを配設してなる長尺布
帛のループ移送装置において、上記側面Ｕ字状に垂下形
成される布帛の垂下端を受けながら該布帛をその移送方
向へ案内するコンベアと、上記垂下された布帛が上記コ
ンベア上で受けられる位置及び上記コンベア上から引き
上げられる位置を検出する位置センサを配設し、該位置
センサによりコンベア上で案内される長尺布帛の長さ量
が一定となるように、上記２本の駆動ロールの周速度を
制御する長尺布帛のループ移送装置であることを特徴と
している。
【０００７】また本発明の請求項３では、請求項１又は
２において少なくとも２本の駆動ロール相互間で側面Ｕ
字状に垂下される布帛の垂下形態を整形するためのガイ
ドコンベア又はガイドロールを配設せしめた長尺布帛の
ループ移送装置であることを特徴としている。
２において少なくとも２本の駆動ロール相互間で側面Ｕ
字状に垂下される布帛の垂下形態を整形するためのガイ
ドコンベア又はガイドロールを配設せしめた長尺布帛の
ループ移送装置であることを特徴としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施の
形態に基いて詳細に説明する。
形態に基いて詳細に説明する。
【０００９】図１において、１は移送すべき長尺布帛で
あって、例えばこの長尺布帛の表面（図面において上側
となる面）にはプリントによる染料が付着されており、
この長尺布帛１をスチーミング室２内で所定のタイミン
グで移送しながらスチーミングを行なうことにより長尺
布帛１の表面に付着されている染料をその布帛へ染着せ
しめる染色処理を行なうのであるが、そのスチーミング
１内には、長尺布帛の必要とするスチーミング処理時間
を十分に確保するためにスチーミング室２内には、長尺
布帛１を垂下状態のループに形成移送するためのループ
移送装置が内装されている。
あって、例えばこの長尺布帛の表面（図面において上側
となる面）にはプリントによる染料が付着されており、
この長尺布帛１をスチーミング室２内で所定のタイミン
グで移送しながらスチーミングを行なうことにより長尺
布帛１の表面に付着されている染料をその布帛へ染着せ
しめる染色処理を行なうのであるが、そのスチーミング
１内には、長尺布帛の必要とするスチーミング処理時間
を十分に確保するためにスチーミング室２内には、長尺
布帛１を垂下状態のループに形成移送するためのループ
移送装置が内装されている。
【００１０】このループ移送装置は、少なくとも２本の
駆動ロール３Ａ，３Ｂを有し、これらの駆動ロール３
Ａ，３Ｂは互いに平行状態で隔設保持されており、さら
にこれらの駆動ロール３Ａ，３Ｂは各駆動ロール毎に設
けられている駆動モータ４により単独駆動される。また
これら駆動ロール３Ａ，３Ｂの表面には、移送する長尺
布帛１とのスリップを防ぐための滑り防止手段として駆
動ロールの表面に、例えばフエルト等による摩擦材の被
覆するかあるいは多数本のピンを植設せしめている。
駆動ロール３Ａ，３Ｂを有し、これらの駆動ロール３
Ａ，３Ｂは互いに平行状態で隔設保持されており、さら
にこれらの駆動ロール３Ａ，３Ｂは各駆動ロール毎に設
けられている駆動モータ４により単独駆動される。また
これら駆動ロール３Ａ，３Ｂの表面には、移送する長尺
布帛１とのスリップを防ぐための滑り防止手段として駆
動ロールの表面に、例えばフエルト等による摩擦材の被
覆するかあるいは多数本のピンを植設せしめている。
【００１１】隔設される少なくとも２本の平行駆動ロー
ル３Ａ，３Ｂを有することで、その双方駆動ロール３
Ａ，３Ｂ間で長尺布帛１を側面Ｕ字形状に垂ませるルー
プ形成が可能であるが、このループ形態の上下高さをノ
ーテンションで一定に保持させる必要がある。
ル３Ａ，３Ｂを有することで、その双方駆動ロール３
Ａ，３Ｂ間で長尺布帛１を側面Ｕ字形状に垂ませるルー
プ形成が可能であるが、このループ形態の上下高さをノ
ーテンションで一定に保持させる必要がある。
【００１２】つまりループを形成している垂下端の上下
位置が高くなればスチーミング室２における布帛の滞在
時間が短くなり、スチーミング処理時間の不足を起し、
またループの垂下端上下位置が下がればスチーミング室
２内の床面に当る等の不具合が生じることになる。
位置が高くなればスチーミング室２における布帛の滞在
時間が短くなり、スチーミング処理時間の不足を起し、
またループの垂下端上下位置が下がればスチーミング室
２内の床面に当る等の不具合が生じることになる。
【００１３】そこで本実施の形態では、隔設平行する２
本の駆動ロール３Ａ，３Ｂとの間で側面Ｕ字形状（ルー
プ状）に垂ませて形成するノーテンション垂下形態を確
保維持せしめるための手段として、そのＵ字状垂下部分
の内側面に向けてエア圧を吹き付けるＵ字形垂下形態を
安定させるためのエア噴射ノズル５が配設されている。
このエア噴射ノズル５の上下位置は、上記長尺布帛１の
垂下長に関連して調整することができる。
本の駆動ロール３Ａ，３Ｂとの間で側面Ｕ字形状（ルー
プ状）に垂ませて形成するノーテンション垂下形態を確
保維持せしめるための手段として、そのＵ字状垂下部分
の内側面に向けてエア圧を吹き付けるＵ字形垂下形態を
安定させるためのエア噴射ノズル５が配設されている。
このエア噴射ノズル５の上下位置は、上記長尺布帛１の
垂下長に関連して調整することができる。
【００１４】６は上記長尺布帛のＵ字状垂下端位置を検
出するためのレベルセンサであって、この実施形態によ
るレベルセンサ６の構成は、例えば発光素子６Ａと上下
方向に配列された複数個の受光素子６Ｂとからなる光電
式レベルセンサを示しているが、このレベルセンサ６
は、光電式レベルセンサに限るものではなく、例えば機
械的構造であるタッチ式のレベルセンサの使用も可能で
ある。なお７は長尺布帛１のガイドロールを示す。
出するためのレベルセンサであって、この実施形態によ
るレベルセンサ６の構成は、例えば発光素子６Ａと上下
方向に配列された複数個の受光素子６Ｂとからなる光電
式レベルセンサを示しているが、このレベルセンサ６
は、光電式レベルセンサに限るものではなく、例えば機
械的構造であるタッチ式のレベルセンサの使用も可能で
ある。なお７は長尺布帛１のガイドロールを示す。
【００１５】このように図１で示す実施の形態において
は、隔設平行する２本の駆動ロール３Ａと３Ｂとの間で
長尺布帛１を垂下状態となしてループを形成し、そこで
上記双方の駆動ロール３Ａ，３Ｂをモータ４，４で等速
で回転せしめることにより、双方の駆動ロール３Ａ，３
Ｂ間で形成されている垂下部分の垂下長さは一定となる
はずであるが、その長尺布帛の移送処理時における長尺
布帛の伸縮作用あるいは移送される長尺布帛１と駆動ロ
ール間の滑り、さらには駆動ロールの周速度の変動等に
より、上記垂下部分の垂下位置（垂下長）が変化（変
動）することがある。
は、隔設平行する２本の駆動ロール３Ａと３Ｂとの間で
長尺布帛１を垂下状態となしてループを形成し、そこで
上記双方の駆動ロール３Ａ，３Ｂをモータ４，４で等速
で回転せしめることにより、双方の駆動ロール３Ａ，３
Ｂ間で形成されている垂下部分の垂下長さは一定となる
はずであるが、その長尺布帛の移送処理時における長尺
布帛の伸縮作用あるいは移送される長尺布帛１と駆動ロ
ール間の滑り、さらには駆動ロールの周速度の変動等に
より、上記垂下部分の垂下位置（垂下長）が変化（変
動）することがある。
【００１６】そこで本実施の形態にあっては、上記垂下
部分の垂下端位置をレベルセンサ６により検出し、その
垂下端位置が上昇すればレベルセンサ６の出力で導入側
の駆動ロール３Ａの周速度を、導出側の駆動ロール３Ｂ
の周速度よりも早めることで所望の垂下長に維持させる
ことができ、また垂下端位置が下降すれば同様にしてレ
ベルセンサ６の出力で導入側の駆動ロール３Ａの周速度
を、導出側の駆動ロール３Ｂの周速度よりも遅めること
で所望の垂下長に維持させることができ、従って常に一
定の垂下長を維持しながら長尺布帛のノーテンション移
送が可能となる。
部分の垂下端位置をレベルセンサ６により検出し、その
垂下端位置が上昇すればレベルセンサ６の出力で導入側
の駆動ロール３Ａの周速度を、導出側の駆動ロール３Ｂ
の周速度よりも早めることで所望の垂下長に維持させる
ことができ、また垂下端位置が下降すれば同様にしてレ
ベルセンサ６の出力で導入側の駆動ロール３Ａの周速度
を、導出側の駆動ロール３Ｂの周速度よりも遅めること
で所望の垂下長に維持させることができ、従って常に一
定の垂下長を維持しながら長尺布帛のノーテンション移
送が可能となる。
【００１７】上記のようにして長尺布帛１の垂下部分の
垂下長さを一定に保たせることができるが、その垂下部
分は長尺布帛の生地の質等により揺動したり、またその
揺動により垂下部分が互いに重り合ってしまうことが懸
念される。そこで上記垂下部分の型くずれを防止してル
ープを調整するための手段として、エア噴射ノズル５を
配置し、このエア噴射ノズル５から噴射されるエア圧力
を用いてループの整形を行なっている。
垂下長さを一定に保たせることができるが、その垂下部
分は長尺布帛の生地の質等により揺動したり、またその
揺動により垂下部分が互いに重り合ってしまうことが懸
念される。そこで上記垂下部分の型くずれを防止してル
ープを調整するための手段として、エア噴射ノズル５を
配置し、このエア噴射ノズル５から噴射されるエア圧力
を用いてループの整形を行なっている。
【００１８】この垂下部分のループ整形手段として、例
えば図２で示すように垂下部分の外側面に沿う左右双方
のエンドレスのネットコンベア８，９を配置すると共
に、その垂下部分の内側に、その垂下部分の導入側布帛
をエンドレスのネットコンベア８に当接せしめるための
蒸気又はエアの圧力噴射ノズル９を配置したものであ
る。
えば図２で示すように垂下部分の外側面に沿う左右双方
のエンドレスのネットコンベア８，９を配置すると共
に、その垂下部分の内側に、その垂下部分の導入側布帛
をエンドレスのネットコンベア８に当接せしめるための
蒸気又はエアの圧力噴射ノズル９を配置したものであ
る。
【００１９】従ってこのループ整形手段におけるネット
コンベア８の速度と、長尺布帛の移送速度を一致させ、
さらに圧力噴射ノズル９からの噴射圧力で長尺布帛１を
ネットコンベア８に押し当てるようにすれば、垂下部分
におけるループの整形を確保しながらの布帛の連続移送
が可能である。また図３で示す実施の形態にあっては、
垂下部分の外側面がガイドロールに当接されるようにす
るために、上側より下側に向って、対設されるガイドロ
ール相互間が次第に狭ばめている複数対のガイドロール
１０によりループ整形手段を構成しているものである。
従ってこの実施の形態で示す複数対のガイドロール１０
により長尺布帛の垂下部分におけるループの整形を確保
しながらの布帛の連続移送が可能である。
コンベア８の速度と、長尺布帛の移送速度を一致させ、
さらに圧力噴射ノズル９からの噴射圧力で長尺布帛１を
ネットコンベア８に押し当てるようにすれば、垂下部分
におけるループの整形を確保しながらの布帛の連続移送
が可能である。また図３で示す実施の形態にあっては、
垂下部分の外側面がガイドロールに当接されるようにす
るために、上側より下側に向って、対設されるガイドロ
ール相互間が次第に狭ばめている複数対のガイドロール
１０によりループ整形手段を構成しているものである。
従ってこの実施の形態で示す複数対のガイドロール１０
により長尺布帛の垂下部分におけるループの整形を確保
しながらの布帛の連続移送が可能である。
【００２０】図４で示す実施の形態は、スチーミング室
２の内部で移送される長尺布帛１のスチーミング室内滞
在時間を長く維持せしめるための手段として左右双方の
駆動ロール３Ａ，３Ｂ相互間の下方位置に、長尺布帛垂
下部分下端を水平方向へガイドせしめるためのエンドレ
スのネットコンベア１１を設備せしめると共に、そのネ
ットコンベア１１における布帛の導入部分と導出部分の
それぞれに光電式位置検出センサ１２を配設せしめた構
成である。
２の内部で移送される長尺布帛１のスチーミング室内滞
在時間を長く維持せしめるための手段として左右双方の
駆動ロール３Ａ，３Ｂ相互間の下方位置に、長尺布帛垂
下部分下端を水平方向へガイドせしめるためのエンドレ
スのネットコンベア１１を設備せしめると共に、そのネ
ットコンベア１１における布帛の導入部分と導出部分の
それぞれに光電式位置検出センサ１２を配設せしめた構
成である。
【００２１】この実施の形態にあっては、駆動ロール３
Ａ，３Ｂによる長尺布帛１の移送速度とネットコンベア
１１による移送速度の違いにより、そのネットコンベア
１１上で移送される垂下部分の形態に変形（変位）が生
じると、この変形の度合が双方の位置検出センサ１２に
より検出され、該位置センサ１２からの出力で駆動ロー
ル３Ａ，３Ｂの速度が、上記垂下部分の形態が安定する
ように制御される。従って上記いずれの実施の形態にお
いても２本の駆動ロール３Ａ，３Ｂ間で形成される垂下
ループ形態を常に安定維持させることができ、これによ
って長尺布帛のノーテンション連続移送時における垂下
部分の形態安定が確保できる。
Ａ，３Ｂによる長尺布帛１の移送速度とネットコンベア
１１による移送速度の違いにより、そのネットコンベア
１１上で移送される垂下部分の形態に変形（変位）が生
じると、この変形の度合が双方の位置検出センサ１２に
より検出され、該位置センサ１２からの出力で駆動ロー
ル３Ａ，３Ｂの速度が、上記垂下部分の形態が安定する
ように制御される。従って上記いずれの実施の形態にお
いても２本の駆動ロール３Ａ，３Ｂ間で形成される垂下
ループ形態を常に安定維持させることができ、これによ
って長尺布帛のノーテンション連続移送時における垂下
部分の形態安定が確保できる。
【００２２】また少なくとも長尺布帛の垂下部分におい
ては、その長尺布帛の表面（片面）に、ガイドロール等
を接触させることなく連続移送させることができるの
で、例えばその長尺布帛の表面に染料等が付与されてい
るプリント布帛の染着処理時においては、その表面に付
与されている染料の転移汚損等を生ぜしめることなく、
有効な処理が可能となる。
ては、その長尺布帛の表面（片面）に、ガイドロール等
を接触させることなく連続移送させることができるの
で、例えばその長尺布帛の表面に染料等が付与されてい
るプリント布帛の染着処理時においては、その表面に付
与されている染料の転移汚損等を生ぜしめることなく、
有効な処理が可能となる。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項１に記載の
長尺布帛のループ移送装置によれば、隔設平行されてい
る駆動ロール間で側面Ｕ字状に垂下移送されているルー
プ形態を常に安定した形態で維持させることができ、長
尺布帛の連続的ノーテンション移送が確保できる。
長尺布帛のループ移送装置によれば、隔設平行されてい
る駆動ロール間で側面Ｕ字状に垂下移送されているルー
プ形態を常に安定した形態で維持させることができ、長
尺布帛の連続的ノーテンション移送が確保できる。
【００２４】また本発明の請求項２に記載の長尺布帛の
ループ移送装置によれば、双方の駆動ロール間で形成さ
れ垂下部分と、ネットコンベア１１による載置移送部分
によって処理時間（タイミング）の延長が可能となり、
これによって長尺布帛１の処理時間を長く確保すること
ができる。
ループ移送装置によれば、双方の駆動ロール間で形成さ
れ垂下部分と、ネットコンベア１１による載置移送部分
によって処理時間（タイミング）の延長が可能となり、
これによって長尺布帛１の処理時間を長く確保すること
ができる。
【００２５】また本発明の請求項３に記載の長尺布帛の
ループ移送装置によれば、駆動ロール間で垂下状態でル
ープ形成されるルーブ形態の安定性が一層高められる。
ループ移送装置によれば、駆動ロール間で垂下状態でル
ープ形成されるルーブ形態の安定性が一層高められる。
【図１】本発明よりなるループ移送装置の第１の実施の
形態を示した説明図。
形態を示した説明図。
【図２】本発明よりなるループ移送装置の第２の実施の
形態を示した説明図。
形態を示した説明図。
【図３】本発明よりなるループ移送装置の第３の実施の
形態を示した説明図。
形態を示した説明図。
【図４】本発明よりなるループ移送装置の第４の実施の
形態を示した説明図。
形態を示した説明図。
１…長尺布帛 ２…スチーミング室 ３Ａ，３Ｂ…駆動ロール ４…モータ ５…エア噴射ノズル ６…レベルセンサ ７…ガイドロール ８…ネットコンベア ９…圧力噴射ノズル １０…ガイドロール １１…ネットコンベア １２…位置検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山東 幸司 和歌山県和歌山市宇須４丁目４番５号 株 式会社山東鉄工所内 Ｆターム(参考） 3B154 AB19 AB27 AB29 BA01 BA07 BB33 BB47 BC03 BC08 BC16 BC17 BC22 BC42 CA03 CA32 CA33 CA39 DA30 3F105 AA11 AB13 BA18 CA13 DA08 DB11 DC11
Claims (3)
- 【請求項１】 移送処理すべき長尺布帛を側面Ｕ字状に
垂下するために、互いに隔設された少なくとも２本の駆
動ロールを配設してなる長尺布帛のループ移送装置にお
いて、上記側面Ｕ字状に垂下形成されている布帛の垂下
端の上下位置を検出するためのレベルセンサを設け、該
レベルセンサにより、上記長尺布帛のＵ字状垂下端の上
下位置が一定となるように上記駆動ロールの周速度を制
御することを特徴とする長尺布帛のループ移送装置。 - 【請求項２】 移送処理すべき長尺布帛を側面Ｕ字状に
垂下するために、互いに隔設された少なくとも２本の駆
動ロールを配設してなる長尺布帛のループ移送装置にお
いて、上記側面Ｕ字状に垂下形成される布帛の垂下端を
受けながら該布帛をその移送方向へ案内するコンベア
と、上記垂下された布帛が上記コンベア上で受けられる
位置及び上記コンベア上から引き上げられる位置を検出
する位置センサを配設し、該位置センサによりコンベア
上で案内される長尺布帛の長さ量が一定となるように、
上記２本の駆動ロールの周速度を制御することを特徴と
する長尺布帛のループ移送装置。 - 【請求項３】 少なくとも２本の駆動ロール相互間で側
面Ｕ字状に垂下される布帛の垂下形態を整形するための
ガイドコンベア又はガイドロールを配設せしめたことを
特徴とする請求項１又は２に記載の長尺布帛のループ移
送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32852899A JP2001146676A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 長尺布帛のループ移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32852899A JP2001146676A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 長尺布帛のループ移送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001146676A true JP2001146676A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18211306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32852899A Pending JP2001146676A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 長尺布帛のループ移送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001146676A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002390A (ja) * | 2005-05-27 | 2007-01-11 | Kao Corp | トウの開繊方法 |
| JP2012056212A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Seiko Epson Corp | ロール状媒体搬送装置 |
| JP2013099948A (ja) * | 2007-09-10 | 2013-05-23 | Ehc Canada Inc | 押出し複合手すり用のすべり層を前処理する方法及び装置 |
| RU2552370C1 (ru) * | 2013-11-18 | 2015-06-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Способ управления уровнем транспортируемого в свободном состоянии текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
| RU2552372C1 (ru) * | 2013-11-18 | 2015-06-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Способ управления количеством транспортируемого в свободном состоянии параллельными потоками текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
| RU2552371C1 (ru) * | 2013-11-18 | 2015-06-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Устройство для управления количеством транспортируемого в свободном состоянии параллельными потоками текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
| RU2552369C1 (ru) * | 2013-12-04 | 2015-06-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Устройство стабилизации уровня ткани в технологической машине |
| RU2559644C1 (ru) * | 2014-04-02 | 2015-08-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Самонастраивающееся устройство для управления количеством транспортируемого в свободном состоянии текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
| RU2564880C1 (ru) * | 2014-04-02 | 2015-10-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Способ управления количеством транспортируемого в свободном состоянии текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
| RU2573368C1 (ru) * | 2014-08-14 | 2016-01-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Способ адаптивного управления количеством транспортируемого в свободном состоянии текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
| RU2578532C2 (ru) * | 2014-05-13 | 2016-03-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Способ управления количеством транспортируемого в свободном состоянии текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
| RU2578395C2 (ru) * | 2014-05-13 | 2016-03-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Самонастраивающееся устройство для управления количеством транспортируемого в свободном состоянии текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32852899A patent/JP2001146676A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2013099948A (ja) * | 2007-09-10 | 2013-05-23 | Ehc Canada Inc | 押出し複合手すり用のすべり層を前処理する方法及び装置 |
| JP2012056212A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Seiko Epson Corp | ロール状媒体搬送装置 |
| RU2552370C1 (ru) * | 2013-11-18 | 2015-06-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) | Способ управления уровнем транспортируемого в свободном состоянии текстильного материала в технологической машине непрерывного действия |
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