JP4783158B2 - シール一体型薄板の製造方法 - Google Patents

シール一体型薄板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4783158B2
JP4783158B2 JP2006007442A JP2006007442A JP4783158B2 JP 4783158 B2 JP4783158 B2 JP 4783158B2 JP 2006007442 A JP2006007442 A JP 2006007442A JP 2006007442 A JP2006007442 A JP 2006007442A JP 4783158 B2 JP4783158 B2 JP 4783158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
thin plate
edge
cavity
sealing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006007442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007185914A (ja
Inventor
昭浩 野々垣
実基彦 木村
雅章 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006007442A priority Critical patent/JP4783158B2/ja
Publication of JP2007185914A publication Critical patent/JP2007185914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4783158B2 publication Critical patent/JP4783158B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、薄板の縁の上下面にシール材を成形するシール一体型薄板の製造方法に関する。
薄板の縁の上下面にシール材を成形したシリコン樹脂−金属複合体の製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−309746号公報(図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図19は従来の技術の基本構成を説明する図であり、固定型101と可動型102の間に金属製の薄板103の縁を挟み、ゲート104を通じて溶融シール材105を射出することで、薄板103の縁の表裏面にシール材105の成形層106を形成する。
薄板103にシール材105を射出する際に、薄板103に反り、うねり、ひずみなどがないようにすることは、薄板103の縁の表裏面にシール材105を均一な厚さに成形するうえで重要である。
実際に、射出成形後の薄板103の縁に成形された成形層106の厚さを調べてみると、成形層106の厚さが薄いところと厚いところがみられる。
成形層106の厚さのばらつきは、縁に曲がりやうねりをもつ薄板103にシール材105を射出したことによって発生するものである。従って、薄板103の曲がりやうねりにより、シール層の厚さが不均一となるため、薄板に、所定の絶縁性や耐腐食性をもたせることができない。そのため、薄板の縁に発生する反り、うねり、曲がり、ひずみなどを矯正又は除去することができる技術が望まれる。
本発明は、射出成形時において、薄板の縁に発生する反り、うねり、曲がり、ひずみなどを矯正する技術を提供することを課題とする。
請求項に係る発明は、薄板の縁に一体形成するシール材の上成形層に対応する上部キャビティを有する第1型と、シール材の下成形層に対応する下部キャビティを有する第2型と、この第2型から下部キャビティを除いた形態の第3型とを準備する型準備工程と、第1型と第3型とで薄板の縁を挟み、上部キャビティにシール材用樹脂材料を射出する一次射出工程と、第3型を第2型に交換する型交換工程と、第1型と第2型とで薄板の縁を挟み、下部キャビティにシール材用樹脂材料を一次射出工程の射出圧力より低圧に射出する二次射出工程を備えたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、薄板の縁に一体形成するシール材の上成形層に対応する上部キャビティを有する第1型と、シール材の下成形層に対応する下部キャビティを有する第2型と、この第2型から下部キャビティを除いた形態の第3型とを準備し、上部キャビティの上矩形断面に少なくとも1つの溝断面を形成し、この溝断面で上部キャビティ平面上に環状の溝部を形成し、薄板の角部に対応する上部キャビティ平面上の所定範囲に溝部を設け、下部キャビティに下矩形断面を設ける型準備工程と、第1型と第3型とで薄板の縁を挟み、上部キャビティにシール材用樹脂材料を射出する一次射出工程と、第3型を第2型に交換する型交換工程と、第1型と第2型とで薄板の縁を挟み、下部キャビティにシール材用樹脂材料を一次射出工程の射出圧力より低圧に射出する二次射出工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項に係る発明では、一次射出工程の射出圧力を、二次射出工程の射出圧力より高圧に設定したので、一次射出工程において、樹脂材料の流動性を高めることができる。また、二次射出工程に較べて、一次射出工程の圧力が高いので、上部キャビティの圧力は高くなり、溶融樹脂で薄板の縁を高圧で押し付ける力は大きくなる。
溶融樹脂で薄板の縁を高圧で押し付けるので、薄板の縁にある反り、うねり、曲がり、ひずみなどを矯正することができる。
この結果、均一な厚さの上成形層をもつシール材の成形層を得ることが可能となる。
また、二次射出工程での射出圧力を、一次射出工程の射出圧力より低圧に設定したので、上成形層の成形層の厚さを変化させることなく、均一な厚さの下成形層をもつ成形層が得られる。また、一次射出工程において、上部キャビティで溶融樹脂を介して薄板に加えられた矯正が損なわれることはない。この結果、全体として均一な厚さをもつ成形層を有する薄板を得ることができる。
請求項に係る発明では、一次射出工程において、上部キャビティの上矩形断面に少なくとも1つの溝断面を加え、この溝断面で上部キャビティ平面上に環状の溝部を形成し、さらに、薄板の角部に対応する上部キャビティ平面上の所定範囲に溝部を設けると共に、射出圧力を二次射出工程の射出圧力より高圧に設定したので、一次射出工程において、樹脂材料の流動性を高めることができる。また、二次射出工程に較べて、一次射出工程の圧力が高いので、上部キャビティの圧力は高くなり、薄板の縁を溶融樹脂で高圧で押し付けることができる。
このように、第1射出工程において、上部キャビティに溝断面を加えると共に射出圧力を高めることによって、薄板の縁に発生することがある反り、うねり、曲がり、ひずみなどを矯正することができ、均一な厚さの上成形層をもつシール材の成形層を得ることが可能となる。
また、二次射出工程において、一次射出圧力に較べてその射出圧力を低圧に設定したので、一次射出工程で上部キャビティに成形した薄板に行われた矯正が損われることはない。二次射出工程において、射出圧力を一次射出工程の射出圧力より低圧に設定することで、上成形層の成形層の厚さを変化させることなく、均一な厚さの下成形層をもつ成形層が得られる。
この結果、全体として均一な厚さの成形層を有する薄板を得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図7において、射出成形方法によって薄板の縁にシール材を一体形成するシール一体型薄板の製造方法について説明する。
図1は本発明に係る型準備工程の説明図であり、上成形層を成形する型となる第1型11と、下成形層を成形する型となる第2型12及び第3型13とからなるシール成形型10を準備すると共に、第1型11と第3型13の間に薄板15の縁を配置する。
第1型11は、薄板15の上面15aの縁に対向する位置に設ける上矩形断面17と、この上矩形断面17に加えた2つの溝断面18、18とからなる上部キャビティ19と、この上部キャビティ19に臨ませる第1ゲート21と、上部キャビティ19を回避する位置に設ける第2ゲート22と、溶融樹脂の射出経路を切替えるため第1ゲート21と第2ゲート22の上流に設ける切替弁23と、を備える。
ここで、矩形断面とは、キャビティの断面形状であって、その形状が矩形であるものをいう。
第2型12は、薄板15の下面15bの縁に対向する位置に設ける下部キャビティ25と、この下部キャビティ25と第1型11に備える第2ゲート22の間を溶融樹脂が連通するように設ける連通路27と、を備える。
第3型13は、薄板15の下面15bに当り、薄板15の下面15bを支持する受面28を備える。
すなわち、型準備工程において、薄板15の縁に一体形成するシール材の上成形層に対応する上部キャビティ19を有する第1型11と、シール材の下成形層に対応する下部キャビティ25を有する第2型12と、この第2型12から下部キャビティ25を除いた形態の第3型13とを準備する。
図2は本発明に係る一次型閉じ工程の説明図であり、第3型13の受面28上に薄板15の下面15bを当てて配置し、溶融樹脂を射出する第1ゲート21及び第2ゲート22を備える第1型11を、薄板15の縁部上面15aに被せて、薄板15の縁を挟む。
ここで、本発明に係る射出成形方法の条件を以下のように設定する。
1.セパレータ:
寸法:400mm×200mm×厚さ1.5mm
材料:SUS304
2.シール材料:樹脂材料(詳しくは、液状ゴム、更に詳しくは、シリコーンゴム)
3.射出成形方法
(3−1)射出圧力:
一次射出工程 20〜200MPa(80MPa 好適)
二次射出工程 10〜100MPa (50MPa 好適)
(3−2)射出速度:
一次射出工程 10〜150mm/秒(50mm/秒 好適)
二次射出工程 5〜100mm/秒(30mm/秒 好適)
(3−3)射出時間:
一次射出工程 1秒
二次射出工程 1秒
(3−4)金型温度:373〜473K(100〜200℃)
図3は本発明に係る一次射出工程の説明図であり、切替弁23を溶融樹脂が第1ゲート21に流れるような向きに切替え、上部キャビティ19に所定の射出圧力をもった溶融樹脂33を射出し、この溶融樹脂33で上部キャビティ19を満たす。
すなわち、一次射出工程において、第1型11と第3型13とで薄板15の縁を挟み、上部キャビティ19にシール材用樹脂材料を射出する。
図4は本発明に係る型交換工程の説明図であり、受面28を備える第3型13を取外し、図矢印30に示すように、下部キャビティ25を備える第2型12に交換する。
すなわち、型交換工程において、第3型13を第2型12に交換する。
図5は本発明に係る二次型閉じ工程の説明図であり、第1型11と第2型12を閉じ、第1型11の第2ゲート22と第2型12の連通路27の位置を合わせると共に、薄板15の縁を挟む。
図6は本発明に係る二次射出工程の説明図であり、切替弁23を溶融樹脂が第2ゲート22に流れる向きに切替え、下部キャビティ25に所定の射出圧力をもった溶融樹脂33を射出し、この溶融樹脂33で下部キャビティ25を満たす。
すなわち、二次射出工程において、第1型11と第2型12とで薄板15の縁を挟み、下部キャビティ25にシール材用樹脂材料を射出する。
下部キャビティ25を下矩形断面35とし、上部キャビティ19の上矩形断面17に2つの溝断面18を加えることで、第2型12よりも第1型11における樹脂材料の流動性を高めるようにした。
また、一次射出工程での射出圧力を高圧に設定し、後述する二次射出工程の射出圧力より高圧に設定した。
なお、溝断面の数は1つでも差し支えない。
図7は本発明に係る型開き工程の説明図であり、薄板15の上面15aに上平坦部36と2つの凸部37、37とからなる上成形層41を成形し、薄板15の下面15bに下平坦部43をもつ下成形層42を成形し、第1型11と第2型12を開けたことを示す。
第1型11と対向する位置にある第2型12を第3型13に交換することで、薄板にシール材の成形層を成形する1サイクルが完了する。
以上をまとめると、最初に、第1型11と第3型13とを合わせ、薄板15の縁部の上半部に溶融樹脂を射出してシール材の上成形層41を形成し、次に、第3型13と下成形層42を成形する型となる第2型12を交換し、第1型11に第2型12を合わせ、最後に、薄板15の縁部の下半部に溶融樹脂を射出してシール材の下成形層42を形成する。
以下、シール材の上成形層41、下成形層42について、薄板15の上面15aに形成した上平坦部36の上面を上平坦面46、薄板15の下面15bに形成した下平坦部43の下面を下平坦面47とする。
図8は本発明に係る環状凸部を備える燃料電池用セパレータの平面図である。
射出成形によって、薄板15の上面15aに上成形層41が成形される。詳細には、薄板15の上面15aの縁部に、上部キャビティ(図7の符号19)の上矩形断面(図7の符号17)に対応する上平坦部36が形成され、溝断面(図7の符号18)に対応する凸部37・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)が形成される。
具体的には、凸部37・・・が形成されるように、溝断面(図7の符号18)で上部キャビティ平面上に図示せぬ環状の溝部を形成するものである。
凸部37・・・は、環状に形成した第1環状凸部38と、この第1環状凸部38の外周に形成する第2環状凸部39と、薄板15の角部49・・・において、第1環状凸部38と第2環状凸部39とを連結する角凸部51・・・と、薄板15の辺部52において、第1環状凸部38と第2環状凸部39とを連結する辺凸部53、53と、からなる。
55・・・は、薄板15をシール成形型(図1の符号10)にセットしたときにおけるゲートの位置を示す。
また、57・・・は、燃料電池における冷却媒体の導入口となる穴部である。
図9は本発明に係る環状凸部を備える燃料電池用セパレータを積層する説明図であり、一種類の樹脂成形断面形状をもつセパレータ61・・・を積み重ねて、良好な絶縁性及び耐食性を兼ね備えたセパレータ61・・・の積層体を形成することができる。
本発明に係るシール一体型薄板の製造方法による作用を説明する。
図6に戻って、一次射出工程において、上部キャビティ19の上矩形断面17に2つの溝断面18、18を加えると共に、一次射出工程の射出圧力を、二次射出工程の射出圧力より高圧に設定したので、一次射出工程において、樹脂材料の流動性を高めることができる。また、二次射出工程に較べて、一次射出工程の圧力が高いので、上部キャビティ19の圧力は高くなり、薄板15の縁を溶融樹脂によって高圧で押し付けることができる。
一次射出工程において、溝断面18を加えると共に射出圧力を高め、上部キャビティ19の所定の位置に、溝断面18を配置することによって、薄板15の縁に発生することがある反り、うねり、曲がり、ひずみなどを矯正することができ、均一な厚さの上成形層をもつシール材の上成形層41を得ることが可能となる。
二次射出工程において、一次射出圧力に較べてその射出圧力を低圧に設定したので、一次射出工程で上部キャビティ19に成形した薄板15に行われた矯正が損われることはない。
仮に、二次射出工程の射出圧力を高圧にすると、薄板15が第1型11側に押し付けられるため、第2型12側の下成形層42が厚くなり、セパレータ61の寸法誤差が大きくなる。
この点、本発明では、二次射出工程において、射出圧力を低圧に設定することで、均一な厚さの成形層をもつ上成形層41の厚さを変化させることなく、均一な厚さの成形層をもつ下成形層42が得られる。
この結果、全体として均一な厚さの上成形層41、下成形層42を有する薄板15を得ることができる。
図10は図8の別実施例図であり、平面視において、薄板上に形成した成形層である上平坦部36と、この上平坦部36に形成した凸部37・・・を示す。
図8と異なる点は、内側に形成した第1環状凸部38の形状を変化させたこと、第2環状凸部39の一部を削除したこと、角凸部(図8の符号51)を削除したこと、及び辺凸部(図8の符号53)を削除したことにある。
図11は図8の更なる別実施例図であり、図8と異なる点は、4隅にある角部49・・・に凸部37・・・を形成したこと、及び辺凸部(図8の53参照)を削除したことにある。
薄板の角部49・・・や縁など反りが発生し易い部位に凸部37・・・を形成し、溶融樹脂の流動性を高めて、射出成形と同時に、薄板15にわずかに残る反りや曲がりなどを矯正することができる。
なお、凸部37の形状は、実施例に限定されることなく、薄板の反りなどを矯正するように、任意の形状に設定可能である。例えば、環状凸部は1本でも良く、多角形や円形でも良く、複雑な形状でも良く、環状でなくても良く、途中で分岐した形状や、途中で途切れた形状でも差し支えない。
あるいは、ゲートの出口に凸部が臨むように形成しても良く、あるいは、凸部の形状は少しずつ拡がっても良い。凸部の太さについても任意に設定可能である。
実際の凸部37の形状は、最終的には、シール部の機能を満足させると共に、経験、シミュレーションの結果、及びトライアルにより決定することができる。
図12は本発明に係る薄板角部に配置する凸部形状の説明図であり、角部49において、薄板の反りなどを矯正するために、第1環状凸部38と第2環状凸部39の間を連結する様々な形状が選択可能なことを示す。
(a)において、第1環状凸部38と第2環状凸部39の間を直線の凸部で連結することを示す。直線の凸部は角凸部51である。
(b)において、第1環状凸部38と第2環状凸部39の間に分岐させた2本の直線の凸部71、72で連結することを示す。
(c)において、第1環状凸部38と第2環状凸部39の間に閉じた円状の凸部73を介在させることを示す。
なお、角部49における凸部の形状は、実施例に限定されることはなく、この他の形状であっても差し支えない。
図13は別実施例に係るシール一体型薄板の縁の断面図である。
(a)は、薄板15に形成する凸部の断面形状をかまぼこ状の形状75、75に形成することを示す。
(b)は、薄板15に形成する凸部の断面形状を矩形状76、76に形成することを示す。
(c)は、薄板15に形成する凸部の断面形状を三角状77、77に形成することを示す。
上記に示す他、凸部の断面形状は、台形状、楕円状などでも良く、任意の断面形状が選択可能である。
以下、図14〜18において、ゲートを第1型11Bと第3型13Bに設けて、薄板の縁にシール材を一体形成するシール一体型薄板の製造方法について説明する。
図14は図1の別実施例図であり、上成形層を成形する型となる第1型11Bと、下成形層を成形する型となる第2型12B及び第3型13Bとからなるシール成形型10Bを準備する。
第1型11Bは、薄板15の上面15aの縁に対向する位置に設ける上矩形断面17Bと、この上矩形断面17Bに加えた2つの溝断面18B、18Bとからなる上部キャビティ19Bと、この上部キャビティ19Bに臨ませる第1ゲート21Bと、を備える。
第2型12Bは、薄板15の下面15bの縁に対向する位置に設ける下部キャビティ25Bと、この下型キャビティ25Bに臨ませる第2ゲート22Bと、を備える。
第3型13Bは、薄板15の下面15bを当て、薄板15の下面15bを支持する受面28Bを備える。
図15は図3の別実施例図であり、上部キャビティ19Bに所定の射出圧力をもった溶融樹脂33を射出し、この溶融樹脂33で上部キャビティ19Bを満たす。
上部キャビティ19Bの上矩形断面17Bに少なくとも2つの溝断面18B、18Bを加えることで、後述する下矩形断面35Bのみを備える第2型12Bよりも、第1型11Bにおける樹脂材料の流動性を高めるようにした。
図16は図4の別実施例図であり、受面28Bを備える第3型13Bを取外し、図矢印30Bに示すように、下部キャビティ25Bを備える第2型12Bに交換する。
図4と異なる点は、下部キャビティ25Bに臨ませて第2型12Bに第2ゲート22Bを設けたことであり、その他の点に変わるところはない。
図17は図6の別実施例図であり、二次射出工程において、第1型11Bと第2型12Bとで薄板15の縁を挟み、下部キャビティ25Bにシール材用樹脂材料を射出する。
具体的には、第2ゲート22Bから下部キャビティ25Bに所定の条件で溶融樹脂を射出する。
図18は図7の別実施例図であり、薄板15の上面15aに上平坦部36Bを形成し、この上平坦部36Bに加えて、2つの凸部37B、37Bをもつ上成形層41Bを成形し、薄板15の下面15bに下平坦部43Bをもつ下成形層42Bを成形し、第1型11Bと第2型12Bを開けることを示す。
第1型11Bと対向する位置にある第2型12Bを第3型13Bに交換することで、上成形層41B、42Bを成形する1サイクルが完了する。
なお、本実施例において、断面凸部37Bの個数は2つであるが、これに限定されることはなく、任意の個数に設定可能である。
本発明は、燃料電池用セパレータの製造に好適である。
本発明に係る型準備工程の説明図である。 本発明に係る一次型閉じ工程の説明図である。 本発明に係る一次射出工程の説明図である。 本発明に係る型交換工程の説明図である。 本発明に係る二次型閉じ工程の説明図である。 本発明に係る二次射出工程の説明図である。 本発明に係る型開き工程の説明図である。 本発明に係る環状凸部を備える燃料電池用セパレータの平面図である。 本発明に係る環状凸部を備える燃料電池用セパレータを積層する説明図である。 図8の別実施例図である。 図8の更なる別実施例図である。 本発明に係る薄板角部に配置する凸部形状の説明図である。 別実施例に係るシール一体型薄板の縁の断面図である。 図1の別実施例図である。 図3の別実施例図である。 図4の別実施例図である。 図6の別実施例図である。 図7の別実施例図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
11、11B…第1型、12、12B…第2型、13、13B…第3型、15…薄板、17、17B…上矩形断面、18、18B…溝断面、19、19B…上部キャビティ、25、25B…下部キャビティ。

Claims (2)

  1. 薄板の縁に一体形成するシール材の上成形層に対応する上部キャビティを有する第1型と、前記シール材の下成形層に対応する下部キャビティを有する第2型と、この第2型から前記下部キャビティを除いた形態の第3型とを準備する型準備工程と、
    前記第1型と前記第3型とで前記薄板の縁を挟み、前記上部キャビティにシール材用樹脂材料を射出する一次射出工程と、
    前記第3型を前記第2型に交換する型交換工程と、
    前記第1型と前記第2型とで前記薄板の縁を挟み、前記下部キャビティにシール材用樹脂材料を前記一次射出工程の射出圧力より低圧に射出する二次射出工程を備えたことを特徴とするシール一体型薄板の製造方法。
  2. 薄板の縁に一体形成するシール材の上成形層に対応する上部キャビティを有する第1型と、前記シール材の下成形層に対応する下部キャビティを有する第2型と、この第2型から前記下部キャビティを除いた形態の第3型とを準備し、前記上部キャビティの上矩形断面に少なくとも1つの溝断面を形成し、この溝断面で前記上部キャビティ平面上に環状の溝部を形成し、前記薄板の角部に対応する前記上部キャビティ平面上の所定範囲に溝部を設け、前記下部キャビティに下矩形断面を設ける型準備工程と、
    前記第1型と前記第3型とで前記薄板の縁を挟み、前記上部キャビティにシール材用樹脂材料を射出する一次射出工程と、
    前記第3型を前記第2型に交換する型交換工程と、
    前記第1型と前記第2型とで前記薄板の縁を挟み、前記下部キャビティにシール材用樹脂材料を前記一次射出工程の射出圧力より低圧に射出する二次射出工程と、
    を備えたことを特徴とするシール一体型薄板の製造方法。
JP2006007442A 2006-01-16 2006-01-16 シール一体型薄板の製造方法 Expired - Fee Related JP4783158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007442A JP4783158B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 シール一体型薄板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007442A JP4783158B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 シール一体型薄板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007185914A JP2007185914A (ja) 2007-07-26
JP4783158B2 true JP4783158B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=38341406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006007442A Expired - Fee Related JP4783158B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 シール一体型薄板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4783158B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10219884B2 (en) 2006-07-10 2019-03-05 First Quality Hygienic, Inc. Resilient device
EP2043570B1 (en) 2006-07-10 2018-10-31 First Quality Hygienic, Inc. Resilient device
US20110105830A1 (en) 2009-10-30 2011-05-05 Mari Hou Applicator for Self-Expanding Intravaginal Urinary Incontinence Devices
JP5466546B2 (ja) * 2010-03-17 2014-04-09 富士フイルム株式会社 インサート成形品の製造方法、インサート成形品、および金型
RU2602868C2 (ru) * 2011-06-03 2016-11-20 Фёрст Кволити Хайджиник, Инк., Амортизированное гибкое интравагинальное устройство для предотвращения недержания мочи и способ изготовления подобных устройств

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4367893B2 (ja) * 2003-01-22 2009-11-18 本田技研工業株式会社 射出成形方法およびその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007185914A (ja) 2007-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4783158B2 (ja) シール一体型薄板の製造方法
CN101730392B (zh) 柔性电路基板的制造方法和柔性电路基板
JP6375523B2 (ja) 燃料電池モジュール及び燃料電池スタック
JP2002237317A (ja) シール一体型セパレータの製造方法
JP6383200B2 (ja) プレート一体ガスケットの製造方法
JP2015174248A (ja) 複合構造体及びその製造方法
JP2001185174A (ja) 燃料電池用ガスケットおよびその成形方法
JP4882221B2 (ja) セパレータの接着方法
CN106663821B (zh) 板材一体衬垫的制造方法
JP2016081821A (ja) 燃料電池セルの製造方法
JP5115683B2 (ja) 燃料電池およびその製造方法
JPH11309746A (ja) シリコーン樹脂−金属複合体の製造方法
JP2000033630A (ja) シリコーン樹脂−金属複合体の製造方法
JP5435330B2 (ja) 強化繊維複合材ビームの製造方法
JPH11309747A (ja) シリコーン樹脂−金属複合体の製造方法
CN102548259A (zh) 一种用于生产不对称压合印制电路板的方法
JP2007290313A (ja) 成形平板歪矯正装置及びその歪矯正方法
JP4973202B2 (ja) 多層回路基板の製造方法
JP5473711B2 (ja) 樹脂成形用積層金型およびその製造法
JP7542490B2 (ja) 金属樹脂複合体を製造するための装置および方法
WO2023281953A1 (ja) 燃料電池用複合シート及び燃料電池用複合シートの製造方法
JP2020126757A (ja) 燃料電池用セパレータの製造方法
JP2023156888A (ja) 金属樹脂複合体を製造するための装置および方法
JP5911787B2 (ja) 燃料電池用組立体及びその製造方法
JP2006032075A (ja) 燃料電池用構成部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4783158

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees