JP4780412B2 - 投影光学系、投影光学系の製造方法、露光装置及び露光方法 - Google Patents

投影光学系、投影光学系の製造方法、露光装置及び露光方法 Download PDF

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Description

本発明は、投影光学系、投影光学系の製造方法、露光装置及び露光方法に関し、より詳しくは紫外線リソグラフィー技術において、250nm以下の特定波長域で用いられる光学部材を有する投影光学系、投影光学系の製造方法、露光装置及び露光方法に関するものである。
LSI等の半導体素子、液晶表示素子、または薄膜磁気ヘッド等を製造するための光リソグラフィー用露光装置では、光源からの光を照明光学系を介して、マスク、レチクルなどの投影原版上のパターンを照射し、そのパターンを投影光学系を介して、予めフォトレジストを塗布したウェハー、ガラスプレートなどの感光性基板上に投影することで露光を行なっている。このような投影光学系の形式としては、露光波長の光を透過・屈折するレンズで構成された屈折型の投影光学系、露光波長の光を反射するミラーで構成された反射型の投影光学系、レンズとミラーとを組み合わせた反射屈折型の投影光学系がある。
近年、半導体素子などの集積度はますます高まり、基板上に転写されるパターンは微細化の一途をたどっている。そのため、光リソグラフィー用露光装置は、その光源をi線(365nm)からKrFエキシマレーザー(248nm)、ArFエキシマレーザー(193nm)、更に、Fレーザー(157nm)へと変化させることで短波長化が進められている。これに伴って、光リソグラフィー用露光装置の光学系に対しては、より高い光学性能が要求されてきている。特に、微細なマスクパターンをウェハーの感光面上に転写するための投影光学系は、高解像力で無収差に近い極めて高い光学性能が要求されている。このような要求を満たすために、光リソグラフィー用露光装置の光学系として用いられるレンズ、プリズム、ミラー、フォトマスク等の光学部材(以下、光リソグラフィー用光学部材)の屈折率均質性に対しては非常に高いレベルが要求されてきている。
従来、光リソグラフィー用光学材料の屈折率均質性の評価は、光学材料に光が通過する際に生じる波面収差を測定し、その波面収差の最大値と最小値の差(以下、PV値という)や、自乗平均平方根(以下、RMS値という)などを評価指標として行なわれてきた。具体的には、PV値やRMS値が小さいほど優秀な光学材料であると考えられてきた。即ち、高品質とされる光学材料はこれらの値を小さくすることを目的に製造されてきた。
たとえば特開平8−5505号公報には、次のような屈折率均質性の評価方法が記載されている。この方法の具体的手順を以下に説明する。
(手順1)円柱あるいは角柱状に研磨加工された光リソグラフィー用光学材料を干渉計にセットし、研磨加工面に対して直角に参照波面を発射し波面収差を測定する。測定された波面収差には、光学材料の屈折率分布に起因した情報が現れる。このうち、曲率成分に起因する誤差収差をパワー成分もしくはフォーカス成分と呼び、傾き成分に起因する誤差収差をチルト成分と呼ぶ。
(手順2)測定された波面収差からパワー成分とチルト成分を除去する。
(手順3)更に、アス成分に起因する波面収差を除去する。
(手順4)残った波面収差を、回転対称成分と非回転対称成分(ランダム成分)に分離する。
(手順5)非回転対称成分(ランダム成分)のPV値及びRMS値を求め、これらの値により評価を行なう。
(手順6)回転対称成分を最小自乗法により非球面公式にフィッティングし、2次及び4次成分を除去し、残った6次以上の偶数次の波面収差成分(以下、2次4次残差という)のPV値及びRMS値を求め、これらの値により評価を行なう。
以上の手順からわかる通り、非回転対称成分(ランダム成分)及び2次4次残差が小さい光学材料が屈折率均質性の良好な光学材料とされ、このような光学材料を製造するよう努力が払われてきた。
光学系を構成するには、上記のように評価を経た光学材料から製造した光学部材を複数個組み合わせる。このようにして構成された光学系の結像性能の評価に関しては、特開2000−121491号公報に、ツェルニケ円筒関数系を用いてフィッティングする方法が提案されている。この方法では、光学系に光を通過させて波面収差を測定し、そのデータをツェルニケ円筒関数系にフィッティング(展開)し、それを回転対称成分、奇数回転成分、及び偶数回転成分の各成分に分類することで評価を行なう。回転対称成分、奇数回転成分、及び偶数回転成分の各成分は、各々球面収差、コマ収差、及び非点収差と強い相関があるので、光学系の評価をより直接的に結像性能に結びつけて行なえるというものである。
また国際公開第03/004987号パンフレットには、光学系を構成する個々の光学部材について、その屈折率の不均質性を波面収差のツェルニケ展開を利用して評価する方法が記載されている。
しかしながら、このような従来の光学部材の評価方法を採用した場合であっても、露光装置の投影光学系においては光学部材のフレア光が大きな問題となっている。そこで、本発明においては、光リソグラフィー用光学部材について、近距離フレアに対する影響を反映した新たな評価指標を提案し、近距離フレア量が低減された投影光学系、その製造方法、露光装置及びこれを用いた露光方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、前述のフレア光は投影光学系を構成する光学部材の波面収差から生じる点に着目し、波面収差(透過波面のゆらぎ)の空間周波数成分によって露光面への影響の仕方が異なり、パーシャル径内周期数に換算して10ないし数100周期の空間周波数成分が近距離フレア(または局所フレア(local flare))を生じるということを見出した。
ここで、パーシャル径内周期数fPDとは、空間周波数f(mm−1)の周期関数がパーシャル径PD(mm)によって切り取られる周期数、即ちf×PDを意味する。また、パーシャル径PDとは、所定の開口数を持って第1面R上の一点から射出した光束ELが光学部材PLを照射する際の、被照射領域の直径または短径をいう(図1)。
そこで、本発明者らは、光学系を構成する光学部材のうちフッ化カルシウムからなる光学部材について、屈折率不均質性を主要因として生じる透過波面のゆらぎの空間周波数成分に着目し、その光学部材の所定のパーシャル径内周期数に対応する成分のRMS値を所定値以下とした以下に記載の投影光学系、投影光学系の製造方法、露光装置及び露光方法を提供する。
<1> フッ化カルシウム単結晶からなる光学部材を少なくとも1枚有する投影光学系であって、前記光学部材のそれぞれが、下記条件(i)〜(iii):
(i)波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ50周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.35nm/cm以下であること。
(ii)波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ100周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.45nm/cm以下であること。
(iii)波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ150周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.50nm/cm以下であること。
のうちの少なくとも1つを満たすものである投影光学系。
<2> <1>に記載の投影光学系であって、前記光学部材のそれぞれが、波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ50周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.35nm/cm以下である投影光学系。
<3> <1>に記載の投影光学系であって、前記光学部材のそれぞれが、波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ100周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.45nm/cm以下である投影光学系。
<4> <1>に記載の投影光学系であって、前記光学部材のそれぞれが、波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ150周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.50nm/cm以下である投影光学系。
<5> <1>ないし<4>のいずれかに記載の投影光学系であって、前記光学部材のそれぞれが、波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、前記範囲にある空間周波数成分のAverageRadialPSD値が0.01nm/周期以下である投影光学系。
<6> フッ化カルシウム単結晶の透過波面を測定して、波面収差の2次元分布を求める工程と、該2次元分布をフーリエ変換して透過波面のゆらぎの2次元パワースペクトルを算出する工程と、該2次元パワースペクトルの各空間周波数についてAverageRadialPSD値を算出する工程と、該AverageRadialPSD値を所定の空間周波数範囲で積分してRMS値を算出する工程と、該RMS値が所定の上限値以下であるフッ化カルシウム単結晶を選択する工程と、前記選択されたフッ化カルシウム単結晶を加工して光学部材を製造する工程と、前記フッ化カルシウム単結晶からなる前記光学部材を有する投影光学系を製造する工程とを含み、且つ、
前記AverageRadialPSD値が前記所定の空間周波数範囲において0.01nm /周期 以下であるフッ化カルシウム単結晶を選択する工程を更に有する、投影光学系の製造方法。
<7> <6>に記載の投影光学系の製造方法であって、前記空間周波数範囲が、パーシャル径内周期数fPDで10周期以上かつ50周期以下であり、かつ前記RMS値の上限値が0.35nm/cmである、投影光学系の製造方法。
<8> <6>に記載の投影光学系の製造方法であって、前記空間周波数範囲が、パーシャル径内周期数fPDで10周期以上かつ100周期以下であり、かつ前記RMS値の上限値が0.45nm/cmである、投影光学系の製造方法。
<9> <6>に記載の投影光学系の製造方法であって、前記空間周波数範囲が、パーシャル径内周期数fPDで10周期以上かつ150周期以下であり、かつ前記RMS値の上限値が0.50nm/cmである、投影光学系の製造方法。
<12> <1>ないし<5>のいずれかに記載の投影光学系を有することを特徴とする露光装置。
<13> <12>に記載の露光装置を用いる露光方法。
このような本発明の投影光学系によって、フッ化カルシウム単結晶からなる光学部材における透過波面ゆらぎの近距離フレアに影響する特定の空間周波数成分が、所定値以下であるように構成されているので、露光面における近距離フレアが低減され、高い解像度を得ることができる投影光学系を提供することが可能となる。
図1はパーシャル径の概念を説明する図である。 図2Aはフィゾー型干渉計の構成例を示す図である。 図2Bはフィゾー型干渉計の構成例を示す図である。 図3は波面収差データの測定領域を示す図である。 図4は本発明の投影光学系の好適な一実施形態を表す図である。 図5は本発明の露光装置の好適な一実施形態を表す図である。 図6は本発明の露光方法の好適な一例を表すフローチャートである。 図7は本発明の露光方法の好適な一例を表すフローチャートである。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。
[投影光学系及びその製造方法(第1の実施形態)]
先ず、近距離フレアを低減した本発明の投影光学系及びその製造方法について説明する。
始めに、本発明においてフッ化カルシウム単結晶の透過波面ゆらぎを評価する方法及び本発明の投影光学系について説明する。透過波面のゆらぎは波長633nmのHe−Neレーザーを光源とする平面光学部材測定用のフィゾー型干渉計で測定する。この干渉計は、被測定物を2枚の平行平板部材の間に挟んで固定することが可能な構造となっている。なお、このような干渉計の光源としてはKrFエキシマレーザーやArFエキシマレーザーを用いる方がより直接的ではあるが、干渉計の製造・維持コストやフットプリント、安定性等の理由によりHe−Neレーザーを光源とすることが多い。
透過波面の測定はオイルオンプレート法により行うことができる。図2A及び図2Bは、このような測定に好適に用いられる干渉計の状態を示す概略図である。このような測定に好適に用いられる干渉計は、本体部分41、参照面物体42、2枚の平行平板部材43、および反射面45から成り立っている。
このような透過波面の測定においては、先ず、この干渉計に試料であるフッ化カルシウム単結晶44をセットする前に、前記2枚の平行平板部材43の間の隙間に被測定物と同じ屈折率を有する透明なオイル46を充填し、この状態でレーザービームによる参照波面を照射し、透過した光を撮像することで2.5次元の波面データを得る。この状態を図2Aに示す。
次に、フッ化カルシウム単結晶44を前記2枚の平行平板部材43の間にセットした状態で、前記透明なオイル46を平行平板部材43とフッ化カルシウム単結晶44の隙間に充填し、この状態で透過した光を撮像して2.5次元の波面データを得る。このような状態を図2Bに示す。
次に、試料であるフッ化カルシウム単結晶44をセットした状態で測定された波面データから、フッ化カルシウム単結晶をセットしない状態で測定された波面データを除算する。これにより、フッ化カルシウム単結晶44の表面形状による波面収差に起因する測定誤差を除くと同時に、干渉計自身に起因する波面収差による誤差も除いて、フッ化カルシウム単結晶44内部の屈折率不均質性に起因する透過波面収差の2次元分布のみを測定することができる。波面収差データは、図3に示すようにメッシュ状に分割された領域についての2次元配列として取得される。
次に、上記の測定で得られた波面収差の2次元分布データを2次元離散フーリエ変換して透過波面のゆらぎの2次元パワースペクトルを得る。2次元離散フーリエ変換はFFT(高速フーリエ変換)アルゴリズムにより行うが、波面収差の測定が円形の領域(図3において白地の部分)について行われた場合は、円形領域を内接円とする矩形領域全体をFFT対象に設定し、波面収差データが存在しない部分つまり矩形領域の内側で円形領域の外側になる部分(図3において黒地の部分)については波面収差をゼロとしてFFTを行うことが適当である。
2次元パワースペクトルは次式により求められる。
Figure 0004780412
Figure 0004780412
このようにして求めた2次元パワースペクトルから、2次元パワースペクトル密度(Power Spectral Density, PSD)を次式により算出する。
Figure 0004780412
次に、上記の2次元PSDデータから、空間周波数fの成分についてのAverageRadialPSD値を算出する。実際には上記の2次元PSDデータは離散値となっており、周波数平面におけるデータ間隔Δfx(=Δfy)は、ピクセル間隔をh(mm/pixel)としたときに(N×h)−1(mm−1)である。したがってAverageRadialPSD値も離散値として求めることになる。
Figure 0004780412
以上の手順により、Δf=(N×h)−1(mm−1)間隔でのAverageRadialPSD(f)が求められる。
上記AverageRadialPSD値から所定の空間周波数成分(f1≦f<f2)のRMS値を算出するには次式を用いる。
Figure 0004780412
なお測定領域が矩形でなく、波面収差データが存在しない部分をゼロとしてFFTを行った場合には、計算結果のRMS値を以下のように補正する必要がある。
Figure 0004780412
ここで実際の投影光学系について考察すると、物体側の1点から所定の開口数を持って発した光線は、各光学部材を異なる光束径すなわちパーシャル径で透過する。したがって各光学部材における波面収差の影響は、波面のゆらぎの空間周波数そのものではなく、パーシャル径と空間周波数との相対的な比率によって決定されることになる。このため近距離フレアに対する屈折率均質性の影響を評価するには、パーシャル径で規格化した空間周波数、つまりパーシャル径内周期数を用いることが適当である。
パーシャル径をPD(mm)、空間周波数をf(mm−1)とすれば、パーシャル径内周期数fPDはfPD=PD×fで定義される。したがってパーシャル径内周期数がfPD1〜fPD2の範囲にある周波数成分のRMS値は、上記の各式においてf=fPD1/PD、f=fPD2/PDとして計算すればよい。
本発明者らの研究によれば、パーシャル径内周期数が少なくとも10〜150周期の波面のゆらぎが近距離フレアに対して大きな影響を与えることが判っている。投影光学系の近距離フレアを低減するためには、各光学部材を構成する光学材料のうち、特にフッ化カルシウム単結晶について、パーシャル径内周期数が10〜150周期に相当する周波数成分の波面のゆらぎを低減することが有効である。
干渉計により測定した波面収差データに基づいて光学部材を評価する場合、波面ゆらぎの空間周波数成分の測定上限は、干渉計の空間分解能に依存する。波面収差は図4に示したようにメッシュ状に分割した各要素点について測定するが、このとき単位長さあたりの測定点の数が2次元パワースペクトルの上限周波数を決定する。また光学部材を組み合わせて光学系を構成した場合の最終的なフレア量に対する影響は、各光学部材における波面ゆらぎのパーシャル径内周波数成分に依存する。したがって各光学部材の波面収差を測定するに際しては、パーシャル径に相当する領域内の測定点密度を十分に大きくすることが望ましい。パーシャル径が大きい光学部材では単位面積あたりの測定点密度は低くても良いが、パーシャル径が小さい光学部材では高い密度で波面収差を測定する必要がある。
干渉計の空間分解能が低い場合は空間周波数の測定上限も低くなり、パーシャル径との組み合わせによっては所定の範囲の空間周波数成分を測定することが困難となる。そこで本発明者らは、近距離フレアを低減した投影光学系を実現するために、透過波面のゆらぎのRMS値の上限を制限するに際し、空間周波数の測定上限も考慮することとした。
このような空間周波数の測定上限を考慮したフッ化カルシウム単結晶からなる光学部材を少なくとも1枚有する投影光学系は、前記光学部材のそれぞれが、下記条件(i)〜(iii):
(i)波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ50周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.35nm/cm以下であること。
(ii)波長633nの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ100周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.45nm/cm以下であること。
(iii)波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ150周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.50nm/cm以下であること。
のうちの少なくとも1つの条件を満たすものである。このような投影光学系によって、近距離フレアが低減された投影光学系を実現することができる。
また、このような投影光学系としては、前記光学部材のそれぞれが、パーシャル径内周期数が10周期以上かつ50周期以下の空間周波数成分のRMSが0.35nm/cm以下である投影光学系、若しくは前記光学部材のそれぞれが、パーシャル径内周期数が10周期以上かつ100周期以下の空間周波数成分のRMSが0.45cm/nm以下である投影光学系、若しくは前記光学部材のそれぞれが、パーシャル径内周期数が10周期以上かつ150周期以下の空間周波数成分のRMSが0.50nm/cm以下である投影光学系が好ましい。
また、このような投影光学系としては、近距離フレアがより低減された投影光学系を実現するという観点から、前記光学部材のそれぞれが、パーシャル径内周期数が10周期以上かつ100周期以下の空間周波数成分のRMSが0.35nm/cm以下であることがより好ましい。さらに、このような投影光学系としては、前記光学部材のそれぞれが、パーシャル径内周期数が10周期以上かつ150周期以下の空間周波数成分のRMSが0.45nm/cm以下のものであることがより好ましく、0.35nm/cm以下であることが特に好ましい。
また、このような投影光学系においては、光学部材のそれぞれが、上記条件(i)〜(iii)のうちの少なくとも2つの条件を満たすものであることがより好ましく、上記条件(i)〜(iii)のうちの全ての条件を満たすものであることが特に好ましい。
また、このような投影光学系においては、上記のパーシャル径内周期数範囲において、AverageRadialPSD値が0.01nm/周期を超えないことが更に好ましい。上述したRMS値は所定の周波数帯域における平均値を意味し、仮に平均値が上限以下であったとしても、帯域内のある空間周波数成分が極めて大きな値を持つ場合には、近距離フレアへの影響が無視できなくなるためである。
図4に、本発明の投影光学系として好適な投影光学系のレンズ構成の一実施形態の概略図を示す。図4に示す投影光学系は、レンズ1及びレンズ2はフッ化カルシウム単結晶からなり、その他のレンズは合成石英ガラスからなるものである。図4においては、Rはマスクを示し、Wはウェハーを示す。
図4に示す投影光学系においては、レンズ1のパーシャル径は125mmに設計されており、レンズ2のパーシャル径は50mmに設計されている。そして、レンズ1及びレンズ2としては、それぞれパーシャル径内周期数が10周期以上かつ50周期以下の空間周波数成分のRMSが0.35nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下であるレンズを用いている。なお、図4に示す投影光学系におけるレンズ1及びレンズ2の表面には、それぞれ反射防止膜を形成させている。このような反射防止膜は、公知の蒸着法やスパッタリング法にしたがって形成することができる。
また、このようなレンズ1及びレンズ2は、公知の方法(例えばブリッジマン法)を採用して製造されたフッ化カルシウム単結晶の中から、RMS値が0.35nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下であるフッ化カルシウム単結晶を選択した後、これを加工して得られたものである。
このように、図4に示す投影光学系においては、フッ化カルシウム単結晶からなる光学部材のそれぞれが、透過波面ゆらぎの近距離フレアに影響する上記特定の空間周波数成分が上記所定値以下となるように構成されているので、露光面における近距離フレアが低減されて高い解像度を得ることが可能となっている。なお、図4に示す投影光学系におけるレンズ1及びレンズ2以外の前記合成石英ガラスとしては特に制限されず、適宜公知の方法を用いて得られた石英ガラスが用いられている。
なお、以上説明したように、本発明の投影光学系においては、投影光学系に配置されたフッ化カルシウム単結晶からなる光学部材のそれぞれが、下記条件(i)〜(iii):
(i)波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ50周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.35nm/cm以下であること、
(ii)波長633nの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ100周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.45nm/cm以下であること、
(iii)波長633nmの光に対する透過波面のゆらぎのうち、パーシャル径内周期数fPDが10周期以上かつ150周期以下の範囲にある空間周波数成分のRMS値が、0.50nm/cm以下であること、
のうちの少なくとも一つの条件を満たすものであればよく、それ以外の光学部材の構成は特に制限されない。
例えば、上記実施形態においては、レンズ1及びレンズ2としてそれぞれパーシャル径内周期数が10周期以上かつ50周期以下の空間周波数成分のRMSが0.35nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下であるレンズを用いているが、パーシャル径内周期数が10周期以上かつ100周期以下の空間周波数成分のRMSが0.45cm/nm以下のレンズや、パーシャル径内周期数が10周期以上かつ150周期以下の空間周波数成分のRMSが0.50nm/cm以下であるレンズをレンズ1及びレンズ2として用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、フッ化カルシウム単結晶からなる光学部材を2枚用いているが、本発明の投影光学系に用いられるフッ化カルシウム単結晶からなる光学部材は上記条件(i)〜(iii)のうちの少なくとも1つを満たすフッ化カルシウム単結晶からなる光学部材であればその数は特に制限されない。
また、上記実施形態においては、そのレンズ構成を図4に示す構成としているが、本発明の投影光学系におけるレンズ構成も特に制限されず、目的に合わせて適宜レンズ構成を変更させて用いることもできる。
次に、本発明の投影光学系の製造方法について説明する。本発明の投影光学系の製造方法は、フッ化カルシウム単結晶の透過波面を測定して、波面収差の2次元分布を求める工程(A)と、該2次元分布をフーリエ変換して透過波面のゆらぎの2次元パワースペクトルを算出する工程(B)と、該2次元パワースペクトルの各空間周波数についてAverageRadialPSD値を算出する工程(C)と、該AverageRadialPSD値を所定の空間周波数範囲で積分してRMS値を算出する工程(D)と、該RMS値が所定の上限値以下であるフッ化カルシウム単結晶を選択する工程(E)と、前記選択されたフッ化カルシウム単結晶を加工して光学部材を製造する工程(F)と、前記フッ化カルシウム単結晶からなる前記光学部材を少なくとも1枚有する投影光学系を製造する工程(G)とを含む方法である。
本発明の投影光学系の製造方法に用いられる前記フッ化カルシウム単結晶としては特に制限されず、適宜公知の方法(例えばブリッジマン法)を採用することで製造されたフッ化カルシウム単結晶を用いることもできる。
このような工程(A)〜(D)としては、前述のフッ化カルシウム単結晶の透過波面ゆらぎを評価する方法を好適に採用することができる。そして、工程(E)において、このようにして評価されたRMS値が所定の上限値以下であるフッ化カルシウム単結晶を選択する。
このようなRMS値の条件としては、パーシャル径内周期数が10周期以上かつ50周期以下の空間周波数成分のRMSが0.35nm/cm以下、若しくはパーシャル径内周期数が10周期以上かつ100周期以下の空間周波数成分のRMSが0.45cm/nm以下、若しくはパーシャル径内周期数が10周期以上かつ150周期以下の空間周波数成分のRMSが0.50nm/cm以下であることが好ましい。上記のいずれかの条件を満たせば、近距離フレアがより低減された投影光学系を製造することが可能となる傾向にある。
次に、工程(F)においては、前述のようにして選択されたフッ化カルシウム単結晶を加工して光学部材(レンズ等)を製造する。このようなフッ化カルシウムの加工方法は特に制限されず、公知の方法を適宜採用することができる。そして、このようにして光学部材を加工することにより、投影光学系において配置する位置等に応じた形状(例えば、凹レンズ、凸レンズ等)の光学部材を製造することができる。
また、工程(G)においては、このようにして製造された光学部材を用いて投影光学系を製造する。このような投影光学系を得る方法としては特に制限されないが、例えば、組立装置を用い、設計にしたがって1つまたは複数のレンズを各分割鏡筒に組み込み、1つまたは複数のレンズをそれぞれ収納した複数の分割鏡筒を組み立てることにより投影光学系を得る方法を挙げることができる。なお、各分割鏡筒へのレンズの組込み及び複数の分割鏡筒の組立てに用いられる組立装置に関する詳細については、例えば特開2002−258131号公報等を参照することができる。
[露光装置(第2の実施形態)]
次に、近距離フレアを低減した本発明の投影光学系を備えた露光装置について説明する。
図5は本発明の露光装置として好適な露光装置の一実施形態を示す概略図である。図5に示す露光装置は、表面33aに置かれた感光剤37を塗布した基板38(これら全体を単に「基板W」と呼ぶ。)を置くことのできるウェハーステージ33、露光光として用意された波長の真空紫外光を照射し、基板W上に用意されたマスクのパターン(レチクルR)を転写するための照明光学系31、照明光学系31に露光光を供給するための真空紫外光源100、及び、基板W上にマスクRのパターンのイメージを投影するためのマスクRが配された最初の表面P1(物体面)と基板Wの表面と一致させた二番目の表面(像面)との間に置かれた投影光学系35、を含む。
照明光学系31は、マスクRとウェハーWとの間の相対位置を調節するための、アライメント光学系110を含んでおり、マスクRは、ウェハーステージ33の表面に対して平行に動くことのできるレチクルステージ32に配置される。レチクル交換系200は、レチクルステージ32にセットされたレチクル(マスクR)を交換し運搬する。レチクル交換系200は、ウェハーステージ33の表面33aに対してレチクルステージ32を平行に動かすためのステージドライバーを含んでいる。投影光学系35は、スキャンタイプの露光装置に応用されるアライメント光学系を持っている。
そして、図5に示す露光装置は、前記<1>〜<5>のうちのいずれかに記載の投影光学系を備えたものである。具体的には、図5に示す露光装置は、投影光学系35に含まれる光学部材30のうちフッ化カルシウム単結晶からなる光学部材について、透過波面のゆらぎのうちパーシャル径から導かれる所定の空間周波数成分のRMS値を所定の上限値以下とし、かつAverageRadialPSD値を所定の上限値以下とした露光装置である。
なお、図5中、300はウェハーステージ3を制御するステージ制御系、400は装置全体を制御する主制御部である。この露光装置は本発明に係る投影光学系を備えているので、ウェハー面における近距離フレアが低減されており、高い解像度を実現することができる。
なお、本発明は、レチクルとウェハーとを同期移動してレチクルのパターンを露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型投影露光装置(米国特許5,473,410号)、いわゆるスキャニング・ステッパーのみならず、レチクルとウェハーとを静止した状態でレチクルのパターンを露光し、ウェハーを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の露光装置(ステッパー)にも適用することができる。
また、本発明はツインステージ型の露光装置にも適用できる。ツインステージ型の露光装置の構造及び露光動作は、例えば特開平10−163099号及び特開平10−214783号(対応米国特許6,341,007号、6,400,441号、6,549,269号及び6,590,634号)、特表2000−505958号(対応米国特許5,969,441号)あるいは米国特許6,208,407号に開示されている。
さらに、本発明は、投影光学系と被露光物との間に局所的に液体を満たす液浸露光装置や、露光対象の基板を保持したステージを液槽の中で移動させる液浸露光装置や、ステージ上に所定深さの液体槽を形成しその中に基板を保持する液浸露光装置にも適用可能である。露光対象の基板を保持したステージを液槽の中で移動させる液浸露光装置の構造及び露光動作については、例えば特開平6−124873号に、ステージ上に所定深さの液体槽を形成してその中に基板を保持する液浸露光装置については、例えば特開平10−303114号や米国特許5,825,043号にそれぞれ開示されている。
以上説明したように、本発明の露光装置は、前記<1>〜<5>のうちのいずれかに記載の投影光学系を備えていればよく、それ以外の構成は特に制限されない。本発明の露光装置に適用可能な構成が記載されている上記の米国特許5,473,410号、米国特許6,341,007号、米国特許6,400,441号、米国特許6,549,269号、米国特許6,590,634号、米国特許5,969,441号、米国特許6,208,407号及び米国特許5,825,043号、並びに、特開平10−163099号、特開平10−214783号、特開平6−124873号、特開平10−303114号及び特表2000−505958号は、参考文献としてこの明細書中に組み込まれる。
[露光方法(第3の実施形態)]
次に、前記本発明の露光装置を用いる露光方法について説明する。
以下、図6のフローチャートを参照して説明する。先ず、図6のステップ301において、1ロットのウェハー上に金属膜が蒸着される。次のステップ302において、その1ロットのウェハー上の金属膜上にフォトレジストが塗布される。その後、ステップ303において、図5に示す露光装置を用いて、マスク上のパターンの像がその投影光学系を介して、その1ロットのウェハー上の各ショット領域に順次露光転写される。その後、ステップ304において、その1ロットのウェハー上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップ305において、その1ロットのウェハー上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マスク上のパターンに対応する回路パターンが、各ウェハー上の各ショット領域に形成される。その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述の半導体デバイス製造方法によれば、極めて微細な回路パターンを有する半導体デバイスをスループット良く得ることができる。
また、図5に示す露光装置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図7のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図7において、パターン形成工程401では、上述の実施形態の露光装置を用いてマスクのパターンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)に転写露光する、所謂光リソグラフィー工程が実行される。この光リソグラフィー工程によって、感光性基板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルター形成工程402へ移行する。
次に、カラーフィルター形成工程402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルターの組を複数水平走査線方向に配列したカラーフィルターを形成する。そして、カラーフィルター形成工程402の後に、セル組み立て工程403が実行される。セル組み立て工程403では、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有する基板、およびカラーフィルター形成工程402にて得られたカラーフィルター等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。
セル組み立て工程403では、例えば、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルター形成工程402にて得られたカラーフィルターとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。その後、モジュール組み立て工程404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、極めて微細な回路パターンを有する液晶表示素子をスループット良く得ることができる。
以上に説明した本実施形態の露光方法によれば、本発明に係る近距離フレアが低減された露光装置を用いるので、微細な回路パターンを高い解像度で形成することが可能である。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1ではフッ化カルシウム単結晶からなる光学部材(レンズ)を2枚有する、前述の図4に示す構成の投影光学系を製造した。以下、投影光学系の製造方法を説明する。
始めにフッ化カルシウム単結晶をブリッジマン法により製造した。その製造工程は以下の通りである。粒径0.1μmないし5mmの高純度フッ化カルシウム粉末を原料とし、フッ素化剤としてフッ化鉛(PbF)を添加してから加熱炉内で加熱融解して、酸素不純物が除去されかつ嵩密度の向上した前処理品を製造した。
この前処理品をブリッジマン法による単結晶製造装置のルツボに充填し、製造装置内を10−2〜10−4Paまで真空排気した。製造装置内が前記真空度に達したら製造装置の上部側ヒーターによりルツボを加熱し、フッ化カルシウムの融点以上(1370〜1450℃)まで上げてルツボ内の前処理品を融解した。次に、予め上部側ヒーターよりも低温に設定された下部側ヒーターの領域に向けて、0.1〜5mm/時程度の速度でルツボを引き下げることにより、ルツボの下部から徐々に結晶を成長させ、融液の最上部まで結晶化して単結晶(インゴット)を製造した。
製造した単結晶(インゴット)は割れないように室温近傍まで徐冷し、その後、製造装置内を大気開放して取り出した。ルツボから取り出したインゴットには大きな残留応力が存在するため、インゴット形状のままで熱処理を行い、残留応力を低減させた。以上の工程により複数のインゴットを製造した。
次に、このようにして得られたインゴットのそれぞれから円筒状のフッ化カルシウム単結晶を切り出し、上下面を平行に鏡面研磨したものを試料として、以下の方法により波面収差を測定した。
このような波面収差の測定にはフィゾー型干渉計を用いた。測定に用いた干渉計の構造は図2A及図2Bに示したとおりである。始めに2枚の平行平板部材43の隙間にフッ化カルシウム単結晶と同一の屈折率を有する透明なオイル46を充填し、この状態でHe−Neレーザー光により参照波を照射して、CCDカメラにより透過光の波面データを得た。次に試料44をセットし、同様にオイル46を充填して透過光を撮像して波面データを得た。これらの波面データを除算することにより、試料44の波面収差の2次元分布を得た。
このようにして得られた波面収差の2次元分布データから、前述した計算手法により2次元PSD及びAberageRadialPSD値を算出した。図4に示す構成の投影光学系においてレンズ1のパーシャル径は125mmに設計されている。したがってパーシャル径内周期数10周期に相当する空間周波数は、0.08mm−1となる。同様にパーシャル径内周期数50周期に相当する空間周波数は0.40mm−1である。そこで前記各試料につき、2次元PSDデータを基に空間周波数0.08mm−1から0.40mm−1の成分についてAverageRadialPSD値を積分して、RMS値を算出し、さらに測定領域の形状に応じて前述の補正を行うことにより、前記空間周波数成分を有する透過波面のゆらぎのRMS値を算出した。
このRMS値が0.35nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下である試料を選別し、試料の波面収差測定方向を光軸方向として所定の形状に切断・研磨した後、表面に反射防止膜を形成してレンズ1(a)を製造した。
一方、図4に示す構成の投影光学系においてレンズ2のパーシャル径は50mmに設計されている。したがってパーシャル径内周期数10周期に相当する空間周波数は、0.20mm−1となる。同様にパーシャル径内周期数50周期に相当する空間周波数は1.00mm−1である。そこで前記各試料につき、2次元PSDデータを基に空間周波数0.20mm−1から1.00mm−1の成分についてAverageRadialPSD値を積分してRMS値を算出し、さらに測定領域の形状に応じて前述の補正を行うことにより、前記空間周波数成分を有する透過波面ゆらぎのRMS値を試料毎に算出した。
このRMS値が0.35nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下である試料を選別し、試料の波面収差測定方向を光軸方向として所定の形状に切断・研磨した後、表面に反射防止膜を形成してレンズ2(a)を製造した。
以上の方法により製造したレンズ1(a)およびレンズ2(a)と、通常の方法により製造した合成石英ガラス製レンズとを組み合わせて図4に示す投影光学系を製造した。
本実施例で製造した投影光学系の近距離フレア量は約1%であり、十分な性能を備えるものであった。
(実施例2)
実施例1で製造したレンズ1(a)およびレンズ2(a)の代わりに、以下のようにして製造したレンズ1(b)およびレンズ2(b)を用いた以外は実施例1と同様にして図4に示す構成の投影光学系を製造した。
先ず、実施例1と同様にして得られた円筒状のフッ化カルシウム単結晶から複数の試料を製造して波面収差を測定した。そして、得られた波面収差の2次元分布データから、前述の計算手法により2次元PSD及びAberageRadialPSD値を算出した。図4に示す構成の投影光学系においてレンズ1のパーシャル径は125mmに設計されている。したがってパーシャル径内周期数10周期に相当する空間周波数は、0.08mm−1となる。同様にパーシャル径内周期数100周期に相当する空間周波数は0.80mm−1である。そこで前記各試料につき、2次元PSDデータを基に空間周波数0.08mm−1から0.80mm−1の成分についてAverageRadialPSD値を積分して、RMS値を算出し、さらに測定領域の形状に応じて前述の補正を行うことにより、前記空間周波数成分を有する透過波面のゆらぎのRMS値を算出した。
次に、このRMS値が0.45nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下である試料を選別し、試料の波面収差測定方向を光軸方向として所定の形状に切断・研磨した後、表面に反射防止膜を形成してレンズ1(b)を製造した。
一方、図4に示す構成の投影光学系においてレンズ2のパーシャル径は50mmに設計されている。したがってパーシャル径内周期数10周期に相当する空間周波数は、0.20mm−1となる。同様にパーシャル径内周期数100周期に相当する空間周波数は2.00mm−1である。そこで前記各試料につき、2次元PSDデータを基に空間周波数0.20mm−1から2.00mm−1の成分についてAverageRadialPSD値を積分してRMS値を算出し、さらに測定領域の形状に応じて前述の補正を行うことにより、前記空間周波数成分を有する透過波面ゆらぎのRMS値を試料毎に算出した。
このRMS値が0.45nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下である試料を選別し、試料の波面収差測定方向を光軸方向として所定の形状に切断・研磨した後、表面に反射防止膜を形成してレンズ2(b)を製造した
このようにして製造したレンズ1(b)およびレンズ2(b)を備えた本実施例で製造した投影光学系の近距離フレア量は約1%であり、十分な性能を備えるものであった。
(実施例3)
実施例1で製造したレンズ1(a)およびレンズ2(a)の代わりに、以下のようにして製造したレンズ1(c)およびレンズ2(c)を用いた以外は実施例1と同様にして図4に示す構成の投影光学系を製造した。
先ず、実施例1と同様にして得られた円筒状のフッ化カルシウム単結晶から複数の試料を製造して波面収差を測定した。そして、得られた波面収差の2次元分布データから、前述の計算手法により2次元PSD及びAberageRadialPSD値を算出した。図4に示す構成の投影光学系においてレンズ1のパーシャル径は125mmに設計されている。したがってパーシャル径内周期数10周期に相当する空間周波数は、0.08mm−1となる。同様にパーシャル径内周期数150周期に相当する空間周波数は1.20mm−1である。そこで前記各試料につき、2次元PSDデータを基に空間周波数0.08mm−1から1.20mm−1の成分についてAverageRadialPSD値を積分して、RMS値を算出し、さらに測定領域の形状に応じて前述の補正を行うことにより、前記空間周波数成分を有する透過波面のゆらぎのRMS値を算出した。
次に、このRMS値が0.50nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下である試料を選別し、試料の波面収差測定方向を光軸方向として所定の形状に切断・研磨した後、表面に反射防止膜を形成してレンズ1(c)を製造した。
一方、図4に示す構成の投影光学系においてレンズ2のパーシャル径は50mmに設計されている。したがってパーシャル径内周期数10周期に相当する空間周波数は、0.20mm−1となる。同様にパーシャル径内周期数150周期に相当する空間周波数は3.00mm−1である。そこで前記各試料につき、2次元PSDデータを基に空間周波数0.20mm−1から3.00mm−1の成分についてAverageRadialPSD値を積分してRMS値を算出し、さらに測定領域の形状に応じて前述の補正を行うことにより、前記空間周波数成分を有する透過波面ゆらぎのRMS値を試料毎に算出した。
このRMS値が0.50nm/cm以下であり、かつ前記空間周波数帯域内においてAberageRadialPSD値が0.01nm/周期以下である試料を選別し、試料の波面収差測定方向を光軸方向として所定の形状に切断・研磨した後、表面に反射防止膜を形成してレンズ2(c)を製造した。
このようにして製造したレンズ1(c)およびレンズ2(c)を備えた本実施例で製造した投影光学系の近距離フレア量は約1%であり、十分な性能を備えるものであった。
(比較例1)
比較例1では実施例1と同一の構成を有する投影光学系を製造したが、フッ化カルシウム単結晶について波面収差測定による選別は行わず、任意に選択した単結晶を用いて実施例1で製造したレンズ1(a)及びレンズ2(a)と同一形状のレンズ1(d)及びレンズ2(d)を製造した。このようにして製造したレンズ1(d)及びレンズ2(d)を用いて図4に示す投影光学系を組み立てた結果、投影光学系全体の近距離フレア量は約5%であり、実施例1〜3で製造した投影レンズと比較して大きなフレア量を示した。
以上説明したように、本発明によれば、露光面における近距離フレアが低減された高い解像度を得ることが可能な投影光学系、その製造方法、それを備える露光装置、並びにその露光装置を用いた露光方法を提供することが可能となる。
従って、本発明の投影光学系は、LSI等の半導体素子、液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するための露光装置に用いる投影光学系として特に有用である。

Claims (4)

  1. フッ化カルシウム単結晶の透過波面を測定して、波面収差の2次元分布を求める工程と、該2次元分布をフーリエ変換して透過波面のゆらぎの2次元パワースペクトルを算出する工程と、該2次元パワースペクトルの各空間周波数についてAverageRadialPSD値を算出する工程と、該AverageRadialPSD値を所定の空間周波数範囲で積分してRMS値を算出する工程と、該RMS値が所定の上限値以下であるフッ化カルシウム単結晶を選択する工程と、前記選択されたフッ化カルシウム単結晶を加工して光学部材を製造する工程と、前記フッ化カルシウム単結晶からなる前記光学部材を少なくとも1枚有する投影光学系を製造する工程とを含み、且つ、
    前記AverageRadialPSD値が前記所定の空間周波数範囲において0.01nm /周期 以下であるフッ化カルシウム単結晶を選択する工程を更に有する、投影光学系の製造方法。
  2. 前記空間周波数範囲が、パーシャル径内周期数fPDで10周期以上かつ50周期以下であり、かつ前記RMS値の上限値が0.35nm/cmである、請求項に記載の投影光学系の製造方法。
  3. 前記空間周波数範囲が、パーシャル径内周期数fPDで10周期以上かつ100周期以下であり、かつ前記RMS値の上限値が0.45nm/cmである、請求項に記載の投影光学系の製造方法。
  4. 前記空間周波数範囲が、パーシャル径内周期数fPDで10周期以上かつ150周期以下であり、かつ前記RMS値の上限値が0.50nm/cmである、請求項に記載の投影光学系の製造方法。
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