JP4779305B2 - 逓倍回路、発振回路、および無線通信装置 - Google Patents

逓倍回路、発振回路、および無線通信装置 Download PDF

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本発明は、入力信号の周波数を逓倍する逓倍回路、この逓倍回路を用いた発振回路、並びに無線通信装置に関するものである。
入力信号の2倍の周波数の信号を生成する2逓倍回路が、たとえば特許文献1に記載されている。
図10は、特許文献1に記載された2逓倍回路の基本構成を示す回路図である。
この2逓倍回路1は、図10に示すように、絶縁ゲート型電界効果トランジスタであるMOSトランジスタQ1,Q2、負荷抵抗素子R1、キャパシタC1、差動入力端子TIN,TINX、および出力端子TOUTを有している。
MOSトランジスタQ1のゲートが信号INの入力端子TINに接続され、MOSトランジスタQ2のゲートが信号INXの入力端子TINXに接続されている。
MOSトランジスタQ1およびQ2のソースが接地され、ドレイン同士が接続され、ドレイン同士の接続点が抵抗素子R1の一端に接続され、抵抗素子の他端が電源電位VCCに接続されている。そして、MOSトランジスタQ1およびQ2のドレイン同士の接続点と抵抗素子R1の一端との接続点がキャパシタC1の第1電極に接続され、キャパシタC1の第2電極が出力端子TOUTに接続されている。
このような構成を有する2逓倍回路1において、差動の入力信号IN,INXが入力されると、これらの入力信号IN,INXの電圧がMOSトランジスタQ1,Q2のしきい値電圧より大きいときに負荷に電流が流れることで半整流を行い、入力信号の周波数に対して2倍の周波数の出力を得る。
特開2003−283251号公報
一般に、2逓倍回路は、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)か増幅器の出力側に接続して用いられる。
ところが、2逓倍回路の出力レベルは、負荷に流れる電流に依存する。この電流は前段に接続されたVCOや増幅器の振幅や2逓倍回路を構成するデバイスの特性によって変化する。
このため、従来の2逓倍回路では出力レベルを一定に保つことが困難という不利益があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、出力レベルを一定に保つことが可能な逓倍回路、この逓倍回路を用いた発振回路、並びに無線通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点は、制御信号に応じて差動発振出力信号の振幅を制御可能な信号出力回路による差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成する逓倍回路であって、上記信号出力回路による差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成して出力するコア回路と、上記信号出力回路による差動発振出力信号を受けて上記コア回路の出力信号と等価なレベルの信号を生成するモニタ回路と、上記モニタ回路の信号出力レベルに基づいて、上記コア回路の出力信号のレベルが一定となるように上記制御信号を生成して上記信号出力回路に出力する制御信号生成手段と、を有し、上記コア回路は、制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第1から第6のトランジスタと、第1電源に接続された第1の負荷素子と、第2電源に接続された第1の電流源と、を含み、上記第1および第2のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第5のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第3および第4のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力負荷に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記6のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第5および第6のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の電流源に接続され、上記第1、第4および第5のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、上記第2、第3および第6のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、上記モニタ回路は、制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第7から第12のトランジスタと、第1電源に接続された第2の負荷素子と、第2電源に接続された第2の電流源と、を含み、上記第7および第8のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第11のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第9および第10のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力端子に接続され、当該出力端子が上記制御信号生成手段に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第12のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第11および第12のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の電流源に接続され、上記第7、第10および第11のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、上記第8、第9および第12のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、上記制御信号生成手段は、定電流源と、低インピーダンス入力端子が上記モニタ回路の出力端子に接続され、高インピーダンス出力端子が上記定電流源に接続されたカンレトミラー回路と、を含み、上記定電流源と上記カンレトミラー回路の高インピーダンス出力端子との接続点により上記制御信号を出力する。
好適には、上記コア回路と上記モニタ回路は、出力端子が負荷に接続され、上記信号出力回路による信号が制御端子に供給され、当該出力端子から逓倍した信号を出力するトランジスタを含み、上記制御信号生成手段は、上記モニタ回路に流れる電流を検知して検知結果に応じて上記制御信号を生成する。
本発明の第の観点の発振回路は、制御信号に応じて差動発振出力信号の振幅を制御可能な電圧制御発振器を含む位相同期ループと、上記電圧制御発振器の差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成する逓倍回路と、を有し、上記逓倍回路は、上記電圧制御発振器の差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成して出力するコア回路と、上記電圧制御発振器の差動発振出力信号を受けて上記コア回路の出力信号と等価なレベルの信号を生成するモニタ回路と、上記モニタ回路の信号出力レベルに基づいて、上記コア回路の出力信号のレベルが一定となるように上記制御信号を生成して上記電圧制御発振器に出力する制御信号生成手段と、を含み、上記コア回路は、制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第1から第6のトランジスタと、第1電源に接続された第1の負荷素子と、第2電源に接続された第1の電流源と、を含み、上記第1および第2のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第5のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第3および第4のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力負荷に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記6のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第5および第6のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の電流源に接続され、上記第1、第4および第5のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、上記第2、第3および第6のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、上記モニタ回路は、制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第7から第12のトランジスタと、第1電源に接続された第2の負荷素子と、第2電源に接続された第2の電流源と、を含み、上記第7および第8のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第11のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第9および第10のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力端子に接続され、当該出力端子が上記制御信号生成手段に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第12のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第11および第12のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の電流源に接続され、上記第7、第10および第11のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、上記第8、第9および第12のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、上記制御信号生成手段は、定電流源と、低インピーダンス入力端子が上記モニタ回路の出力端子に接続され、高インピーダンス出力端子が上記定電流源に接続されたカンレトミラー回路と、を含み、上記定電流源と上記カンレトミラー回路の高インピーダンス出力端子との接続点により形成される出力ノードから上記制御信号を出力し、上記電圧制御発振器は、制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第13から第15のトランジスタと、第1および第2のインダクタと、第1および第2の可変容量キャパシタと、を含み、上記第1のインダクタの一端が第1電源に接続され、他端が上記第13のトランジスタの第1の端子に接続され、その接続点に上記第14のトランジスタの制御端子および上記第1の可変容量キャパシタの一端が接続され、上記第2のインダクタの一端が第1電源に接続され、他端が上記第14のトランジスタの第1の端子に接続され、その接続点に上記第13のトランジスタの制御端子および上記第2の可変容量キャパシタの一端が接続され、上記第1の可変容量キャパシタの他端と上記第2の可変容量キャパシタの他端に発振制御電圧が供給され、上記第15のトランジスタの第1の端子が上記第13および第14のトランジスタの第2の端子に接続され、第2の端子が第2電源に接続され、制御端子が上記制御信号生成手段の上記制御信号を出力する上記出力ノードに接続されている。
好適には、上記コア回路と上記モニタ回路は、出力端子が負荷に接続され、上記電圧制御発振器による発振出力信号が制御端子に供給され、当該出力端子から逓倍した信号を出力するトランジスタを含み、上記制御信号生成手段は、上記モニタ回路に流れる電流を検知して検知結果に応じて上記制御信号を生成する。
また、好適には、上記制御信号生成手段は、定電流源と、低インピーダンス入力端子が上記モニタ回路の出力端子に接続され、高インピーダンス出力端子が上記定電流源に接続されたカンレトミラー回路と、を含み、上記定電流源と上記カンレトミラー回路の高インピーダンス出力端子との接続点により上記制御信号を出力する。
好適には、上記モニタ回路のトランジスタの素子サイズは、上記コア回路のトランジスタの素子サイズより小さく設定されている。
本発明の第の観点は、局部発振部による局部発振信号に基づいて受信信号および送信信号の少なくとも一方に対する所定の処理を行うフロントエンド部を有する無線通信装置であって、上記局部発振部は、制御信号に応じて差動発振出力信号の振幅を制御可能な電圧制御発振器を含む位相同期ループと、上記電圧制御発振器の差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成する逓倍回路と、を有し、上記逓倍回路は、上記電圧制御発振器の差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成して出力するコア回路と、上記電圧制御発振器の差動発振出力信号を受けて上記コア回路の出力信号と等価なレベルの信号を生成するモニタ回路と、上記モニタ回路の信号出力レベルに基づいて、上記コア回路の出力信号のレベルが一定となるように上記制御信号を生成して上記電圧制御発振器に出力する制御信号生成手段と、を含み、上記コア回路は、制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第1から第6のトランジスタと、第1電源に接続された第1の負荷素子と、第2電源に接続された第1の電流源と、を含み、上記第1および第2のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第5のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第3および第4のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力負荷に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第6のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第5および第6のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の電流源に接続され、上記第1、第4および第5のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、上記第2、第3および第6のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、上記モニタ回路は、制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第7から第12のトランジスタと、第1電源に接続された第2の負荷素子と、第2電源に接続された第2の電流源と、を含み、上記第7および第8のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第11のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第9および第10のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力端子に接続され、当該出力端子が上記制御信号生成手段に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第12のトランジスタの第1の端子に接続され、上記第11および第12のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の電流源に接続され、上記第7、第10および第11のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、上記第8、第9および第12のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、上記制御信号生成手段は、定電流源と、低インピーダンス入力端子が上記モニタ回路の出力端子に接続され、高インピーダンス出力端子が上記定電流源に接続されたカンレトミラー回路と、を含み、上記定電流源と上記カンレトミラー回路の高インピーダンス出力端子との接続点により形成される出力ノードから上記制御信号を出力し、上記電圧制御発振器は、制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第13から第15のトランジスタと、第1および第2のインダクタと、第1および第2の可変容量キャパシタと、を含み、上記第1のインダクタの一端が第1電源に接続され、他端が上記第13のトランジスタの第1の端子に接続され、その接続点に上記第14のトランジスタの制御端子および上記第1の可変容量キャパシタの一端が接続され、上記第2のインダクタの一端が第1電源に接続され、他端が上記第14のトランジスタの第1の端子に接続され、その接続点に上記第13のトランジスタの制御端子および上記第2の可変容量キャパシタの一端が接続され、上記第1の可変容量キャパシタの他端と上記第2の可変容量キャパシタの他端に発振制御電圧が供給され、上記第15のトランジスタの第1の端子が上記第13および第14のトランジスタの第2の端子に接続され、第2の端子が第2電源に接続され、制御端子が上記制御信号生成手段の上記制御信号を出力する上記出力ノードに接続されている。
好適には、所定周波数の受信信号を所定の利得をもって増幅する低雑音増幅器と、上記低雑音増幅器から出力された所定周波数の受信信号を上記局部発振部による局部発振信号により中間周波数の信号に変換する周波数変換回路と、を有する。
好適には、送信信号を上記局部発振部のよる局部発振信号により所定の方式で変調する変調回路と、変調回路により変調された送信信号を無線により送信させるパワー増幅器と、を有する。
本発明によれば、たとえば信号出力回路から所定周波数の信号が逓倍回路に対して出力される。
信号出力回路の出力信号は、逓倍回路のコア回路およびモニタ回路に並列に入力される。コア回路において、入力信号の周波数をたとえば2逓倍した信号が生成され、出力される。
一方、モニタ回路においては、コア回路とたとえば同一の回路構成を有していることから、コア回路の出力信号と等価なレベルの電流信号が生成され、制御信号生成部に出力される。
制御信号生成部では、たとえばカレントミラー回路によってモニタ回路の出力電流がIDとして取り出され、この電流が制御信号の出力ノードに流れる。
そして、モニタ回路に流れる電流と等価電流IDと定電流源による基準電流IREFとの差分が検出され、ノードから検出結果に応じて制御信号が信号出力回路に出力される。
この場合、モニタ回路に流れる電流IDが小さければ信号出力回路の振幅を大きく、モニタ回路に流れる電流IDが大きければ信号出力回路の出力振幅を小さくするように制御信号が生成される。
このように、逓倍回路の出力レベルが所望の値になるように、信号出力回路の振幅が制御信号で制御される。
これにより、逓倍回路の出力レベルは一定となる。
本発明によれば、逓倍回路を構成するデバイスの特性が変化したとしても、出力レベルを安定に一定レベルに保持することができる。
また、モニタ回路のトランジスタの素子サイズは、上記コア回路のトランジスタの素子サイズより小さく設定されていることから、面積や消費電力のオーバーヘッドを小さくすることができる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明に係る逓倍回路の一実施形態を示す基本構成図である。
本逓倍回路10は、制御信号S12を応じて出力信号の振幅を制御可能で差動出力を行う信号出力回路としてのVCO(電圧制御発振器)11、およびVCO11の差動発振出力信号の周波数を2逓倍した信号生成して出力端子TOUTから出力し、かつ逓倍した信号の出力レベルを検知して、この検知結果に基づいて、出力レベルが所望の値となるように制御信号S12を生成してVCO11に出力する2逓倍回路12を有している。
本逓倍回路10は、基本的に、2逓倍回路12において被逓倍信号の出力レベルを検知して、2逓倍回路12の出力レベルが所望の値になるように、前段のVCO11(もしく増幅器)の振幅を制御信号S12で制御することにより、一定の出力レベルを得るように構成されている。
以下、本逓倍回路10の具体的な構成例および各部の機能について説明する。
図2は、図1の逓倍回路10の具体的な構成例を示す回路図である。
図2のVCO11は、負荷としての外付けあるいは集積化されたインダクタL11,L12、可変容量キャパシタVC11,VC12、npnトランジスタQ11,Q12、電流源としてMOトランジスタQ13、キャパシタC11,C12、抵抗素子R11〜R14を有している。
インダクタL11,L12の一端側が電源電位VCCに接続され、インダクタL11の他端がnpnトランジスタQ11のコレクタ、npnトランジスタQ12のベース、並びに可変容量キャパシタVC11の一端側に接続されている。インダクタL12の他端がnpnトランジスタQ12のコレクタ、npnトランジスタQ11のベース、並びに可変容量キャパシタVC12の一端側に接続されている。
可変容量キャパシタVC11とVC12の他端側が接続され、その接続点に発振制御電圧Vcが供給される。
npnトランジスタQ11とQ12のエミッタ同士が接続され、その接続点がMOSトランジスタQ13のドレインに接続され、MOSトランジスタQ13のソースが接地されている。そして、MOSトランジスタQ13のゲートが2逓倍回路12による制御信号S12の供給ラインに接続されている。
また、インダクタL11の他端とnpnトランジスタQ11のコレクタの接続点がキャパシタC11の一端(第1電極)に接続され、キャパシタC11の他端(第2電極)が電源電位VCCと接地電位GNDとの間に直列に接続された抵抗素子R11とR12の一端同士の接続点に接続され、これらの接続点がVCO11の差動発振信号の一方の出力ノードND11を構成している。
インダクタL12の他端とnpnトランジスタQ12のコレクタの接続点がキャパシタC12の一端(第1電極)に接続され、キャパシタC12の他端(第2電極)が電源電位VCCと接地電位GNDとの間に直列に接続された抵抗素子R13とR14の一端同士の接続点に接続され、これらの接続点がVCO11の差動発振信号の他方の出力ノードND12を構成している。
このような構成を有するVCO11は、図示しない位相同期ループ(PLL)に含むように配置されることが一般的であり、PLLの図示しないチャージポンプ等から出力される発振制御電圧Vcにより発振周波数が制御され、発振制御電圧Vcで周波数が制御された差動発振出力信号をノードND11,ND12から2逓倍回路12に対して出力する。
このVCO11の差動発振出力信号は、その振幅が電流源としてのMOSトランジスタQ13のゲートに印加される2逓倍回路12による制御信号S12で電流量が制御されて調整される。
すなわち、2逓倍回路12の出力レベルが所望の値になるように、VCO11の振幅が制御信号S12で制御される。
なお、本実施形態において、VCO11に集積化インダクタL11,L12を用いてLC発振回路を構成することが望ましいが、これは以下の理由による。
数100MHz以上の高周波周波数信号を扱う集積回路(IC)を設計する上で、近年はシリコン基板上に集積化されたインダクタを使うことが必須になっている。
かつてはインダクタはIC上に集積化することは不可能とされていたが、近年ある制約下では実用化可能となってきた。
一般的なプロセスでは、インダクタンスの最大値が10nH程度、Qが10程度は実現が可能となっている。プロセスや形状の工夫、メタル配線の多層化、銅配線の一般化によりその性能は徐々に向上している。
配線の多層化は、その導電性ゆえに損失の原因となるシリコン基板から離れた位置(遠いところ)にインダクタの形成を可能にするし、複数層配線に並列接続による直列抵抗損の低減や、複数配線層の直列接続によるインダクタンスの増加等の自由度をもたらす。
また、銅配線による低抵抗化はそのままQの改善をもたらす。
そしてこの集積化インダクタは、図2に示すVCO11に適用することができる。無線通信回路には局部発振信号と呼ばれる基準周波数が使われる。
局部発振信号は、水晶発振器を基準として周波数変換に必要な任意の周波数を生成する。局部発振信号は、VCOにPLLによって水晶発振周波数とある比の関係を保つよう位相ロックループを形成することによって生成される。
そのため、VCOは非常に重要な要素技術であり、特にその位相ノイズが重要である。 一般に、LC発振回路によるVCOは他の方法、たとえばRC発振回路やリング発振回路に比べ位相ノイズが低い。その理由は、LC共振回路に周波数選択機能(共振回路のQに対応する)があるためである。
そのため、無線通信システムの厳しい位相ノイズの仕様を満たすにはVCOとして、図2に示すようなLC発振回路を用いることが事実上必須である。
また、集積化インダクタは2逓倍回路12の負荷としても適用することできる。
2逓倍回路12は、図2に示すように、VCO11の差動発振出力信号の周波数を2逓倍した信号を生成して出力するコア回路121と、VCO11の差動発振出力信号を受けてコア回路121の出力信号と等価なレベルの信号を生成するモニタ回路122と、モニタ回路122の信号出力レベルに基づいて、コア回路121の出力レベルが所望の値となるように制御信号S12を生成してVCO11の電流源としてのMOSトランジスタQ13のゲートに出力する制御信号生成部123と、コア回路121の出力負荷としての集積化されたインダクタL13と、出力段に設けられて直流(DC)カットオフ用キャパシタC13とを有している。
コア回路121の出力端子がインダクタL13の一端に接続され、その接続点がキャパシタC13の一端(第1電極)に接続され、キャパシタC11の他端(第2電極)が出力端子TOUTに接続されている。
図3は、本実施形態に係る2逓倍回路におけるコア回路121の第1の構成例を示す回路図である。
図3のコア回路121Aは、npnトランジスタQ21〜Q26、電流源I121、抵抗素子R21、差動入力端子TCIN,TCINX、およびコア出力端子TCOにより構成されている。
図3のコア回路121Aにおいて、npnトランジスタQ21,Q22のコレクタ同士が接続され、その接続点が抵抗素子R21を介して電源電位VCCに接続されている。npnトランジスタQ23,Q24のコレクタが共通にコア出力端子TCOに接続され、npnトランジスタQ21とQ22のエミッタ同士が接続され、その接続点がnpnトランジスタQ25のコレクタに接続されている。また、npnトランジスタQ23とQ24のエミッタ同士が接続され、その接続点がnpnトランジスタQ26のコレクタに接続されている。また、npnトランジスタQ25とQ26のエミッタ同士が接続され、その接続点が接地電位GNDに接続された電流源I121に接続されている。
npnトランジスタQ21、Q24、およびQ25のベースが入力端子TCINに接続され、npnトランジスタQ22、Q23、およびQ26のベースが入力端子TCINXに接続されている。
そして、出力端子TCOがインダクタL13の一端に接続されている。
このように、図3のコア回路121Aは、いわゆるダブルバランスミキサを構成するトランジスタQ21〜Q24のゲートにVCO11の差動発振出力信号を入力する。また、トランジスタQ25,Q26はスイッチとして機能する。
VCO11の差動発振出力信号は、周波数が同じで位相が互いに180度異なることから、トランジスタQ21〜Q24からなるダブルバランスミキサで混合することにより、入力信号の周波数の2倍の周波数の信号を生成することができる。
図4は、本実施形態に係る2逓倍回路におけるモニタ回路122の第1の構成例を示す回路図である。
図4のモニタ回路122Aは、npnトランジスタQ31〜Q36、電流源I122、抵抗素子R31、差動入力端子TMIN,TMINX、およびモニタ出力端子TMOにより構成されている。
図4のモニタ回路122Aにおいて、npnトランジスタQ31,Q32のコレクタ同士が接続され、その接続点が抵抗素子R31を介して電源電位VCCに接続されている。npnトランジスタQ33,Q34のコレクタが共通にモニタ出力端子TMOに接続され、npnトランジスタQ31とQ32のエミッタ同士が接続され、その接続点がnpnトランジスタQ35のコレクタに接続されている。また、npnトランジスタQ33とQ34のエミッタ同士が接続され、その接続点がnpnトランジスタQ36のコレクタに接続されている。また、npnトランジスタQ35とQ36のエミッタ同士が接続され、その接続点が接地電位GNDに接続された電流源I122に接続されている。
npnトランジスタQ31、Q34、およびQ35のベースが入力端子TMINに接続され、npnトランジスタQ32、Q33、およびQ36のベースが入力端子TMINXに接続されている。
そして、出力端子TMOが制御信号生成部123の入力端子に接続されている。
このように、モニタ回路122Aは、図3のコア回路121Aと同一の等価回路として構成されており、コア回路121Aと同様の2逓倍動作を行う。
ただし、本実施形態においては、図3および図4に示すように、コア回路121Aを構成する各トランジスタQ21〜Q26の素子サイズm=10とすると、モニタ回路122Aを構成する各トランジスタQ31〜Q36の素子サイズm=1としている。
これにより、面積や消費電力のオーバーヘッドは小さい。
図5は、本実施形態に係る2逓倍回路におけるコア回路121の第2の構成例を示す回路図である。
図5のコア回路121Bは、MOSトランジスタQ41,Q42、差動入力端子TCIN,TCINX、およびコア出力端子TCOにより構成されている。
図5のコア回路121Bにおいて、MOSトランジスタQ41のゲートが入力端子TCINに接続され、MOSトランジスタQ42のゲートが入力端子TCINXに接続されている。
MOSトランジスタQ41およびQ42のソースが接地され、ドレイン同士が接続され、ドレイン同士の接続点がコア出力端子TCOに接続され、コア出力端子TCOがインダクタL13の一端に接続されている。
このような構成を有するコア回路121Bにおいて、VCO11による差動発振出力信号が入力されると、これらの入力信号IN,INXの電圧がMOSトランジスタQ41,Q42のしきい値電圧より大きいときに負荷に電流が流れることで半整流を行い、入力信号の周波数に対して2倍の周波数の出力を得る。
図6は、本実施形態に係る2逓倍回路におけるモニタ回路122の第2の構成例を示す回路図である。
図6のモニタ回路122Bは、MOSトランジスタQ51,Q52、差動入力端子TCIN,TCINX、およびコア出力端子TCOにより構成されている。
図6のモニタ回路122Bにおいて、MOSトランジスタQ51のゲートが入力端子TCINに接続され、MOSトランジスタQ52のゲートが入力端子TCINXに接続されている。
MOSトランジスタQ51およびQ52のソースが接地され、ドレイン同士が接続され、ドレイン同士の接続点がモニタ出力端子TMOに接続され、モニタ出力端子TMOが制御信号生成部123の入力端子に接続されている。
このように、モニタ回路122Bは、図5のコア回路121Bと同一の等価回路として構成されており、コア回路121Bと同様の2逓倍動作を行う。
ただし、本実施形態においては、図5および図6に示すように、コア回路121Bを構成する各トランジスタQ41,Q42の素子サイズm=10とすると、モニタ回路122Bを構成する各トランジスタQ51,Q52の素子サイズm=1としている。
これにより、面積や消費電力のオーバーヘッドは小さい。
制御信号生成部123は、図2に示すように、基準電流IREFを供給する定電流源1231と、低インピーダンス入力端子がモニタ回路122の出力端子に接続され、高インピーダンス出力端子が定電流源1231に接続されたカンレトミラー回路12321とを有しており、定電流源1231とカンレトミラー回路1232の高インピーダンス出力端子との接続点により制御信号S12を出力する。
カレントミラー回路1232は、具体的には、図2に示すように、MOSトランジスタQ61,Q62により構成されている。
MOSトランジスタQ61とQ62のソースが電源電位VCCに接続され、モニタ回路12の出力端子TMOにMOSトランジスタQ61のドレイン、並びにMOSトランジスタQ61とQ62のゲートが接続されている。そして、MOSトランジスタQ62のドレインが定電流源1231に接続され、これらの接続点により制御信号S12の出力ノードND13が構成されている。
次に、図2の回路の動作を説明する。
VCO11において、たとえば図示しないPLLのチャージポンプ等から出力される発振制御電圧Vcにより発振周波数が制御され、発振制御電圧Vcで周波数が制御された差動発振出力信号がノードND11,ND12から2逓倍回路12に対して出力される。
VCO11の差動発振出力信号は、2逓倍回路12のコア回路121およびモニタ回路122に並列に入力される。
コア回路121において、VCO11の差動発振出力信号の周波数を2逓倍した信号が生成され、キャパシタC13を介して出力端子TOUTから出力される。
一方、モニタ回路122においては、コア回路121と同一の回路構成を有していることから、コア回路121の出力信号と等価なレベルの電流信号が生成され、制御信号生成部123に出力される。
制御信号生成部123では、カレントミラー回路1232によってモニタ回路122の出力電流がMOSトランジスタQ62にIDとして取り出され、この電流IDはノードND13に流れる。
そして、モニタ回路122に流れる電流と等価な電流IDと定電流源1231による基準電流IREFとの差分が検出され、ノードND13から検出結果に応じて制御信号S12がVCO11の電流源としてのMOSトランジスタQ13のゲートに出力される。
この場合、モニタ回路122に流れる電流IDが小さければVCO11の出力振幅を大きく(電流源Q13による供給電流を多くする)、モニタ回路122に流れる電流IDが大きければVCO11の出力振幅を小さくする(電流源Q13による供給電流を少なくする)ように制御信号S12が生成される。
このように、VCO11の差動発振出力信号は、その振幅が電流源としてのMOSトランジスタQ13のゲートに印加される2逓倍回路12による制御信号S12で電流量が制御されて調整される。
すなわち、2逓倍回路12の出力レベルが所望の値になるように、VCO11の振幅が制御信号S12で制御される。
これにより、2逓倍回路12の出力レベルは一定となる。
また、本実施形態においては、コア回路121A,121Bとモニタ回路122A,122Bの素子サイズの10:1にしていることから、図7に示すように、コア回路121A,121Bとモニタ回路122A,122Bの負荷に流れる電流の比率も10:1となるため、モニタ回路122Aの負荷に流れる電流を測定することで、コア回路121Aの電流を見積もることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、2逓倍回路12がVCO11の差動発振出力信号の周波数を2逓倍した信号を生成して出力するコア回路121と、VCO11の差動発振出力信号を受けてコア回路121の出力信号と等価なレベルの信号を生成するモニタ回路122と、モニタ回路122の信号出力レベルに基づいて、コア回路121の出力レベルが所望の値となるように制御信号S12を生成してVCO11の電流源としてのMOSトランジスタQ13のゲートに出力する制御信号生成部123と、コア回路121の出力負荷としての集積化されたインダクタL13とを有することから、2逓倍回路12を構成するデバイスの特性が変化したとしても、図8に示すように、従来の逓倍回路に比べて出力レベルを安定に一定レベルに保持することができる。
また、コア回路121A,121Bとモニタ回路122A,122Bの素子サイズの10:1にしていることから、面積や消費電力のオーバーヘッドを小さくすることができる利点がある。
図9は、本発明に係る無線通信装置のRFフロントエンド部の一実施形態を示す構成図である。このRFフロントエンド部に、図1〜図8に関連付けて説明した逓倍回路10が局部発振信号を生成する局部発振部に適用されている。
この無線通信装置のRFフロントエンド部100は、図9に示すように、アンテナ101、SAWフィルタを含む整合回路102、アンテナスイッチ103、LNA(低雑音増幅器)104、局部発振部105、周波数変換回路としてのミキサ106、SAWフィルタ107、RSSI回路108、ASK変調回路109、およびパワーアンプ(PA)110を有する。
局部発振部105は、VCOを除く位相比較器、分周器、チャージポンプ等を含むPLL部1051、図2に示すVCO11が適用されるVCO1052、同じく図2に示す2逓倍回路12が適用される2逓倍回路1053、VCO1052の出力周波数成分を取り除くためのバンドパスフィルタ(BPF)1054、およびBPF1054の出力を増幅してミキサ106および変調回路109に供給するドライブアンプ1055を有している。
PLL部1051には、たとえば図示しない水晶発振器による周波数16MHz程度の基準信号TCXOが供給され、VCO1052からは周波数が略2.9GHzの差動発振出力信号が出力される。
したがって、2逓倍回路1053から周波数が略5.8MHzの局部発振信号が出力される。
たとえば、フロントエンド部100においては、たとえば周波数5.9GHz帯の無線信号RFがアンテナ101で受信され、整合回路102、アンテナスイッチ103、さらにLNA104を介してミキサ106に入力される。
そして、ミキサ106において、局部発振部105による局部発振信号とミキシングされ、たとえば40MHzの中間周波が抽出され、SAWフィルタ107、RSSI回路108で所定の処理が施されて、図示しないベースバンド処理部に出力される。
また、図示しないベースバンド処理部による送信信号TXは、変調回路109において局部発振部105のよる局部発振信号により所定の方式で変調され、パワーアンプ110、アンテナスイッチ103を通して無線により送信される。
図9の無線通信装置のRFフロントエンド部100においては、上述したように図1〜図8に関連付けて説明した逓倍回路10が局部発振信号を生成する局部発振部105に適用されていることから、レベルが安定した局部発振信号を得ることができる。
その結果、安定したミキシング動作、変調動作を行うこと可能となる。
本発明に係る逓倍回路の一実施形態を示す基本構成図である。 図1の逓倍回路の具体的な構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る2逓倍回路におけるコア回路の第1の構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る2逓倍回路におけるモニタ回路の第1の構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る2逓倍回路におけるコア回路の第2の構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る2逓倍回路におけるモニタ回路の第2の構成例を示す回路図である。 本実施形態に係る素子サイズが異なるコア回路とモニタ回路に流れる電流について説明するための図である。 本実施形態に係る逓倍回路の効果を説明するための図である。 本発明に係る無線通信装置のRFフロントエンド部の一実施形態を示す構成図である。 特許文献1に記載された2逓倍回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
10…逓倍回路、11…VCO、12…2逓倍回路、121…コア回路、122…モニタ回路、123…制御信号生成部、1231…定電流源、1232…カレントミラー回路、100…RFフロントエンド部、101…アンテナ、103…アンテナスイッチ、104…低雑音増幅器(LNA)、105…局部発振部、106…ミキサ、109…変調回路、110…パワーアンプ。

Claims (8)

  1. 制御信号に応じて差動発振出力信号の振幅を制御可能な信号出力回路による差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成する逓倍回路であって、
    上記信号出力回路による差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成して出力するコア回路と、
    上記信号出力回路による差動発振出力信号を受けて上記コア回路の出力信号と等価なレベルの信号を生成するモニタ回路と、
    上記モニタ回路の信号出力レベルに基づいて、上記コア回路の出力信号のレベルが一定となるように上記制御信号を生成して上記信号出力回路に出力する制御信号生成手段と、を有し、
    上記コア回路は、
    制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第1から第6のトランジスタと、
    第1電源に接続された第1の負荷素子と、
    第2電源に接続された第1の電流源と、を含み、
    上記第1および第2のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第5のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第3および第4のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力負荷に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記6のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第5および第6のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の電流源に接続され、
    上記第1、第4および第5のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記第2、第3および第6のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記モニタ回路は、
    制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第7から第12のトランジスタと、
    第1電源に接続された第2の負荷素子と、
    第2電源に接続された第2の電流源と、を含み、
    上記第7および第8のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第11のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第9および第10のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力端子に接続され、当該出力端子が上記制御信号生成手段に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第12のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第11および第12のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の電流源に接続され、
    上記第7、第10および第11のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記第8、第9および第12のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記制御信号生成手段は、
    定電流源と、
    低インピーダンス入力端子が上記モニタ回路の出力端子に接続され、高インピーダンス出力端子が上記定電流源に接続されたカンレトミラー回路と、を含み、
    上記定電流源と上記カンレトミラー回路の高インピーダンス出力端子との接続点により上記制御信号を出力する
    逓倍回路。
  2. 上記モニタ回路の第7から第12のトランジスタの素子サイズは、上記コア回路の第1から第6のトランジスタの素子サイズより小さく設定されている
    請求項1記載の逓倍回路。
  3. 制御信号に応じて差動発振出力信号の振幅を制御可能な電圧制御発振器を含む位相同期ループと、
    上記電圧制御発振器の差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成する逓倍回路と、を有し、
    上記逓倍回路は、
    上記電圧制御発振器の差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成して出力するコア回路と、
    上記電圧制御発振器の差動発振出力信号を受けて上記コア回路の出力信号と等価なレベルの信号を生成するモニタ回路と、
    上記モニタ回路の信号出力レベルに基づいて、上記コア回路の出力信号のレベルが一定となるように上記制御信号を生成して上記電圧制御発振器に出力する制御信号生成手段と、を含み、
    上記コア回路は、
    制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第1から第6のトランジスタと、
    第1電源に接続された第1の負荷素子と、
    第2電源に接続された第1の電流源と、を含み、
    上記第1および第2のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第5のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第3および第4のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力負荷に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記6のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第5および第6のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の電流源に接続され、
    上記第1、第4および第5のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記第2、第3および第6のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記モニタ回路は、
    制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第7から第12のトランジスタと、
    第1電源に接続された第2の負荷素子と、
    第2電源に接続された第2の電流源と、を含み、
    上記第7および第8のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第11のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第9および第10のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力端子に接続され、当該出力端子が上記制御信号生成手段に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第12のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第11および第12のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の電流源に接続され、
    上記第7、第10および第11のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記第8、第9および第12のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記制御信号生成手段は、
    定電流源と、
    低インピーダンス入力端子が上記モニタ回路の出力端子に接続され、高インピーダンス出力端子が上記定電流源に接続されたカンレトミラー回路と、を含み、
    上記定電流源と上記カンレトミラー回路の高インピーダンス出力端子との接続点により形成される出力ノードから上記制御信号を出力し、
    上記電圧制御発振器は、
    制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第13から第15のトランジスタと、
    第1および第2のインダクタと、
    第1および第2の可変容量キャパシタと、を含み、
    上記第1のインダクタの一端が第1電源に接続され、他端が上記第13のトランジスタの第1の端子に接続され、その接続点に上記第14のトランジスタの制御端子および上記第1の可変容量キャパシタの一端が接続され、
    上記第2のインダクタの一端が第1電源に接続され、他端が上記第14のトランジスタの第1の端子に接続され、その接続点に上記第13のトランジスタの制御端子および上記第2の可変容量キャパシタの一端が接続され、
    上記第1の可変容量キャパシタの他端と上記第2の可変容量キャパシタの他端に発振制御電圧が供給され、
    上記第15のトランジスタの第1の端子が上記第13および第14のトランジスタの第2の端子に接続され、第2の端子が第2電源に接続され、制御端子が上記制御信号生成手段の上記制御信号を出力する上記出力ノードに接続されている
    発振回路。
  4. 上記モニタ回路の第7から第12のトランジスタの素子サイズは、上記コア回路の第1から第6のトランジスタの素子サイズより小さく設定されている
    請求項3記載の発振回路。
  5. 局部発振部による局部発振信号に基づいて受信信号および送信信号の少なくとも一方に対する所定の処理を行うフロントエンド部を有する無線通信装置であって、
    上記局部発振部は、
    制御信号に応じて差動発振出力信号の振幅を制御可能な電圧制御発振器を含む位相同期ループと、
    上記電圧制御発振器の差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成する逓倍回路と、を有し、
    上記逓倍回路は、
    上記電圧制御発振器の差動発振出力信号の周波数を逓倍した信号を生成して出力するコア回路と、
    上記電圧制御発振器の差動発振出力信号を受けて上記コア回路の出力信号と等価なレベルの信号を生成するモニタ回路と、
    上記モニタ回路の信号出力レベルに基づいて、上記コア回路の出力信号のレベルが一定となるように上記制御信号を生成して上記電圧制御発振器に出力する制御信号生成手段と、を含み、
    上記コア回路は、
    制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第1から第6のトランジスタと、
    第1電源に接続された第1の負荷素子と、
    第2電源に接続された第1の電流源と、を含み、
    上記第1および第2のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第5のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第3および第4のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力負荷に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第6のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第5および第6のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第1の電流源に接続され、
    上記第1、第4および第5のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記第2、第3および第6のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記モニタ回路は、
    制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第7から第12のトランジスタと、
    第1電源に接続された第2の負荷素子と、
    第2電源に接続された第2の電流源と、を含み、
    上記第7および第8のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の負荷素子に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第11のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第9および第10のトランジスタの第1の端子同士が接続され、その接続点が出力端子に接続され、当該出力端子が上記制御信号生成手段に接続され、並びに、第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第12のトランジスタの第1の端子に接続され、
    上記第11および第12のトランジスタの第2の端子同士が接続され、その接続点が上記第2の電流源に接続され、
    上記第7、第10および第11のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの一方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記第8、第9および第12のトランジスタの制御端子が上記差動発振出力信号のうちの他方の出力信号の供給ラインに接続され、
    上記制御信号生成手段は、
    定電流源と、
    低インピーダンス入力端子が上記モニタ回路の出力端子に接続され、高インピーダンス出力端子が上記定電流源に接続されたカンレトミラー回路と、を含み、
    上記定電流源と上記カンレトミラー回路の高インピーダンス出力端子との接続点により形成される出力ノードから上記制御信号を出力し、
    上記電圧制御発振器は、
    制御端子並びに入出力用の第1の端子および第2の端子を有する第13から第15のトランジスタと、
    第1および第2のインダクタと、
    第1および第2の可変容量キャパシタと、を含み、
    上記第1のインダクタの一端が第1電源に接続され、他端が上記第13のトランジスタの第1の端子に接続され、その接続点に上記第14のトランジスタの制御端子および上記第1の可変容量キャパシタの一端が接続され、
    上記第2のインダクタの一端が第1電源に接続され、他端が上記第14のトランジスタの第1の端子に接続され、その接続点に上記第13のトランジスタの制御端子および上記第2の可変容量キャパシタの一端が接続され、
    上記第1の可変容量キャパシタの他端と上記第2の可変容量キャパシタの他端に発振制御電圧が供給され、
    上記第15のトランジスタの第1の端子が上記第13および第14のトランジスタの第2の端子に接続され、第2の端子が第2電源に接続され、制御端子が上記制御信号生成手段の上記制御信号を出力する上記出力ノードに接続されている
    無線通信装置。
  6. 上記モニタ回路の第7から第12のトランジスタの素子サイズは、上記コア回路の第1から第6のトランジスタの素子サイズより小さく設定されている
    請求項5記載の無線通信装置。
  7. 上記フロントエンド部は、
    所定周波数の受信信号を所定の利得をもって増幅する低雑音増幅器と、
    上記低雑音増幅器から出力された所定周波数の受信信号を上記局部発振部による局部発振信号により中間周波数の信号に変換する周波数変換回路と、を有する
    請求項5または6記載の無線通信装置。
  8. 上記フロントエンド部は、
    送信信号を上記局部発振部による局部発振信号により所定の方式で変調する変調回路と、
    変調回路により変調された送信信号を無線により送信させるパワー増幅器と、を有する
    請求項5から7のいずれか一に記載の無線通信装置。
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