JP4777855B2 - 往復動装置 - Google Patents
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Description
前記固定部材に固定され、前記可動部材が挿通されるとともに該可動部材を軸方向において摺動可能に支持するとともに、前記可動部材の回転を一定の角度範囲で許容し、該一定の角度範囲以上の前記可動部材の回転を前記可動部材との当接によって規制する規制部を備えた支持孔部を有する回り止め軸受を備え、前記固定部材及び前記可動部材の少なくとも一方に、前記一定の角度範囲内で回転した状態の前記可動部材を前記規制部との当接によって回転が規制された状態となるように前記可動部材を前記規制部に向かうように付勢する永久磁石が設けられていることを要旨とする。ここで、「可動軸部」とは、充実体の軸(ロッド)に限らず、中空のパイプも含む。
この発明によれば、可動部材及びすべり軸受の加工精度はそのままでコストをかけずに可動部材の回転位置停止精度を向上させることができる。
この構成によれば、可動部材と回り止め軸受との間の摩擦が小さいため、往復動装置の寿命を延ばすことができる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1(a)に示すように、往復動装置1は、円筒状(筒状)の固定部材としての本体ケース2を備え、本体ケース2の軸心に沿って挿通孔2aが設けられている。そして、本体ケース2は、挿通孔2aに可動部材3が挿通されることで、可動部材3の中間部位を収容している。
往復動装置1は、可動部材3に外力が作用しない通常の状態では、図1(a)に示すようにテール部材10がすべり軸受4の端面に当接して、可動部材3は図1(a)の右側に最大に突出する位置に保持されている。
(1)本体ケース2に固定され、可動部材3が挿通されるとともに該可動部材3を軸方向において摺動可能に支持するとともに、可動部材3の回転を規制する規制部21を備えた支持孔部20を有するすべり軸受5を備えている。本体ケース2に固定された固定マグネット30と、可動軸11に固定された可動マグネット31とで構成された磁気バネ機構6を備え、可動部材3は、磁気バネ機構6の固定マグネット30及び可動マグネット31の磁力により規制部21に向かうように付勢されている。したがって、回転方向における外力が加えられても、可動部材3の回転が抑制され、特に、加えられる外力が可動軸11が軸受5の規制部21と接する方向に向けられている場合には可動軸11は回転しないため、可動部材3を回転方向における所定位置に精度よく停止させておくことができる。そして、可動部材3は、可動部材3と規制部21との間にガタが存在しない状態で軸方向に移動することができる。詳述すると、すべり軸受5に規制部21が設けられていない場合、可動部材3は回転方向の外力と磁気バネ機構6からの磁力とが釣り合う角度に至るまで回転してしまうが、本実施形態では、回転方向の外力と磁気バネ機構6からの磁力とが釣り合う角度に至る前に可動部材3の回転を規制することができる。したがって、可動部材3の停止位置精度を向上させることができ、可動部材3が回転方向にずれた場合には元の位置に戻るまでの時間を短縮することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図3及び図4にしたがって説明する。この実施形態では、固定マグネット30と可動マグネット31との位置関係及び、本体ケース2に対する可動部材3の配置構成が前記第1実施形態と異なっている。その他の構成は前記第1の実施形態とほぼ同じであり、第1の実施形態と同様の構成部分は同一符号を付して説明を省略又は簡略する。
可動部材3は、外部から力が加えられ、例えば、図4(a)の時計回り方向に力を受けることがある。この時、可動マグネット40は、可動部材3が基準位置から、図4(b)の左上角部11fを中心として時計回り方向にずれることがある。しかし、この時、可動マグネット40のずれた距離が固定マグネット41に対する可動マグネット40の偏芯距離T1より小さければ、外力が無くなったときに、磁気バネ機構6の磁力によって、可動マグネット40は、図4(b)に示すように元の位置に復帰する。そして、可動マグネット40が元の位置に復帰することに伴って、可動部材3も基準位置に戻る。
(7)可動軸11の外周に取り付けられた可動マグネット40は、その軸心P1が固定マグネット41の軸心P2に対して距離T1だけ偏芯しており、可動部材3に回転方向の外力が作用しない状態では、可動軸11の第1面11bは、規制部21に対して面接触した状態で押し付けられている。したがって、可動軸11と規制部21との間にガタが存在しない状態で可動部材3を往復動させることができる。また、回転方向の荷重が作用した時における可動部材3の回転を抑制でき、可動部材3を予め設定された基準位置に精度良く停止させることができる。また、可動部材3が回転方向にずれた場合には元の位置に戻るまでの時間を短縮することができる。
○ 第1実施形態において、可動部材3が基準位置に位置決めされている時における、対向する支持孔部20の内面に対する可動軸11の第1面11b及び第2面11cの傾斜角度α°の大きさについては特に限定されず、傾斜角度α°は、通常、0.5〜5°程度の範囲内に収まっている。
Claims (7)
- 固定部材に設けられた挿通孔内に往復動可能に挿通された可動軸部を有する可動部材を備えた往復動装置であって、
前記固定部材に固定され、前記可動部材が挿通されるとともに該可動部材を軸方向において摺動可能に支持するとともに、前記可動部材の回転を一定の角度範囲で許容し、該一定の角度範囲以上の前記可動部材の回転を前記可動部材との当接によって規制する規制部を備えた支持孔部を有する回り止め軸受を備え、前記固定部材及び前記可動部材の少なくとも一方に、前記一定の角度範囲内で回転した状態の前記可動部材を前記規制部との当接によって回転が規制された状態となるように前記可動部材を前記規制部に向かうように付勢する永久磁石が設けられていることを特徴とする往復動装置。 - 前記回り止め軸受は、すべり軸受である請求項1に記載の往復動装置。
- 前記固定部材の内周に固定された第1永久磁石と、前記可動軸部に固定された第2永久磁石とで構成された磁気バネ機構を備え、
前記可動部材は、前記磁気バネ機構の永久磁石の磁力により前記規制部に向かうように付勢されている請求項1又は請求項2に記載の往復動装置。 - 前記第1永久磁石及び前記第2永久磁石は、それぞれ筒状に構成され、前記第1永久磁石及び前記第2永久磁石には、それぞれ円周方向に沿って異なる磁極が交互に着磁され、前記可動部材は、前記規制部に当接することによって回転が規制された前記可動部材を前記第1永久磁石及び前記第2永久磁石の磁力が前記規制部に向けた方向に回動付勢する状態で前記固定部材に支持されている請求項3に記載の往復動装置。
- 前記第1永久磁石及び前記第2永久磁石は、それぞれ筒状に構成され、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石とは、中心軸がそれぞれ異なるように配設され、前記可動部材は、前記第1永久磁石及び前記第2永久磁石の磁力によって前記規制部に接触する状態で保持されている請求項3に記載の往復動装置。
- 前記回り止め軸受は、静圧軸受である請求項4に記載の往復動装置。
- 前記可動軸部は、互いに平行な2つの平面を有する2面幅付の円形ロッド、4角ロッド、6角ロッド、又は断面円形でない異形パイプのいずれかであって、前記支持孔部は、前記可動軸部の断面の外形形状に対応した形状である請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の往復動装置。
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