JP4776479B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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本発明は、半導体ウエハや液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に基板と称する)対して所定の処理を施す基板処理装置に係り、特に、処理液から基板を引き上げつつ基板に乾燥処理を行う技術に関する。
従来、この種の装置として、処理液を貯留する処理槽と、基板を支持し、処理槽の内部と処理槽の上方とにわたって昇降可能に構成されたリフタと、処理槽の液面近傍に備えられ、ドライエアを供給するためのノズルとを備えたものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
このように構成された装置では、リフタを下降させて基板を処理液に浸漬させ、所定時間の処理の後にリフタを処理液から上昇させる。このとき、ノズルからドライエアを供給することにより、処理液の液面から順次に露出する基板を乾燥させる。
特開平11−354488号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、半導体デバイスの微細化に伴い、アスペクト比が大きなパターンが基板表面に形成されているものがある。そのようなパターンを有する基板を従来装置で処理した場合、処理液から引き上げつつ基板にドライエアを供給すると、処理液の表面張力によりパターン倒れが生じるという問題がある。特に、高記憶容量のメモリデバイスでは、シリンダ構造のキャパシタを備えている関係上、上記の問題が顕著に発生する。当然のことながら、パターン倒れが生じると、歩留まりが低下することになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、表面張力を低減させることにより、パターン倒壊に伴う歩留まり低下を防止することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板を処理液に浸漬させた後、基板を処理液から引き上げて基板を乾燥させる基板処理装置において、処理液を貯留する処理槽と、基板を支持し、前記処理槽内と前記処理槽の上方とにわたって昇降可能な支持手段と、前記処理槽の液面近傍に備えられ、除湿して所定湿度に調整されたドライエアを前記支持手段に支持された基板の側方から供給するための供給部と、処理液の表面張力を低減させる薬液をドライエアに混合させる混合手段と、前記支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、前記混合手段により薬液が混合されたドライエアを前記供給部から供給させる制御手段と、ドライエアを前記供給部に供給する供給配管と、を備え、前記混合手段は、薬液を貯留する薬液貯留タンクと、薬液を加熱する加熱手段と、前記薬液貯留タンク内の薬液蒸気を前記供給配管に導く導管と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、混合手段により薬液が混合されたドライエアを供給部から供給させて基板を乾燥させる。除湿して所定湿度に調整されたドライエアには、処理液の表面張力を低減させる薬液が混合されているので、処理槽に貯留している処理液の液面や基板に付着している処理液の表面張力が低減され、基板に形成されているパターンの倒壊を防止できる。したがって、パターンの倒壊に起因する歩留まり低下を防止することができる。また、加熱手段で薬液貯留タンク内の薬液を加熱し、発生した薬液蒸気を導管で供給配管に導くだけで、ドライエアに薬液の蒸気を混合させることができるので、簡易な構成で薬液の蒸気をドライエアに混合させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、基板を処理液に浸漬させた後、基板を処理液から引き上げて基板を乾燥させる基板処理装置において、処理液を貯留する処理槽と、基板を支持し、前記処理槽内と前記処理槽の上方とにわたって昇降可能な支持手段と、前記処理槽の液面近傍に備えられ、除湿して所定湿度に調整されたドライエアを前記支持手段に支持された基板の側方から供給するための供給部と、処理液の表面張力を低減させる薬液をドライエアに混合させる混合手段と、前記支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、前記混合手段により薬液が混合されたドライエアを前記供給部から供給させる制御手段と、ドライエアを前記供給部に供給する供給配管と、を備え、前記混合手段は、薬液を貯留する薬液貯留タンクと、不活性ガスと前記薬液貯留タンクからの薬液とを供給されて薬液を噴霧化して前記供給配管に供給する二流体ノズルと、を備えていることを特徴とするものである。請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、混合手段により薬液が混合されたドライエアを供給部から供給させて基板を乾燥させる。除湿して所定湿度に調整されたドライエアには、処理液の表面張力を低減させる薬液が混合されているので、処理槽に貯留している処理液の液面や基板に付着している処理液の表面張力が低減され、基板に形成されているパターンの倒壊を防止できる。したがって、パターンの倒壊に起因する歩留まり低下を防止することができる。また、二流体ノズルによって薬液を噴霧化するので、ヒータなどの加熱手段を備えることなく、薬液をきめ細かくしてドライエアに混合させることができるので、ダマになった薬液が基板に付着することを防止できる。
また、請求項3に記載の発明は、基板を処理液に浸漬させた後、基板を処理液から引き上げて基板を乾燥させる基板処理装置において、処理液を貯留する処理槽と、基板を支持し、前記処理槽内と前記処理槽の上方とにわたって昇降可能な支持手段と、前記処理槽の液面近傍に備えられ、除湿して所定湿度に調整されたドライエアを前記支持手段に支持された基板の側方から供給するための供給部と、処理液の表面張力を低減させる薬液をドライエアに混合させる混合手段と、前記支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、前記混合手段により薬液が混合されたドライエアを前記供給部から供給させる制御手段と、ドライエアを前記供給部に供給する供給配管と、を備え、前記混合手段は、薬液を貯留する薬液貯留タンクと、前記薬液貯留タンクの薬液を気化する気化器と、前記気化器で気化された薬液の気体を前記供給配管に導く導管と、を備えていることを特徴とするものである。請求項3に記載の発明によれば、制御手段は、支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、混合手段により薬液が混合されたドライエアを供給部から供給させて基板を乾燥させる。除湿して所定湿度に調整されたドライエアには、処理液の表面張力を低減させる薬液が混合されているので、処理槽に貯留している処理液の液面や基板に付着している処理液の表面張力が低減され、基板に形成されているパターンの倒壊を防止できる。したがって、パターンの倒壊に起因する歩留まり低下を防止することができる。また、気化器によって薬液を気化するので、薬液の利用効率を高くすることができる。
(削除)
また、本発明において、薬液はイソプロピルアルコール(IPA)であることが好ましい(請求項)。処理液が純水である場合には、イソプロピルアルコールによって基板への悪影響なく純水の表面張力を低減させることができる。
本発明に係る基板処理装置によれば、制御手段は、支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、薬液が混合された乾燥用気体を供給手段から供給させて基板を乾燥させる。乾燥用気体には、処理液の表面張力を低減させる薬液が混合されているので、処理槽に貯留している処理液の液面や基板に付着している処理液の表面張力が低減され、基板の引き上げ時や引き上げ後に、基板に形成されているパターンの倒壊を防止できる。したがって、パターンの倒壊に起因する歩留まり低下を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施例に係る基板処理装置は、処理液を貯留する処理槽1を備えている。この処理槽1は、処理液を貯留し、起立姿勢とされた複数枚の基板Wを収容可能に構成されている。処理槽1の底部には、複数枚の基板Wが整列されている方向(紙面方向)に沿って長軸を有し、処理液を処理槽1内に供給するための二本の噴出管7が配設されている。各噴出管7には、供給管9の一端側が接続され、供給管9の他端側は、図示しない処理液供給源に連通接続されている。供給管9は、フッ化水素酸や、硫酸・過酸化水素水の混合液などの薬液や、純水などを処理液として供給する。
処理槽1は、その周囲がチャンバ11で囲われている。チャンバ11は、上部に開閉自在の上部カバー13を備えている。起立姿勢で複数枚の基板Wを支持するリフタ15は、チャンバ11の上方にあたる「待機位置」と、処理槽1の内部にあたる「処理位置」と、処理槽1の上方であってチャンバ11の内部にあたる「乾燥位置」とにわたって移動可能に構成されている。
なお、上述したリフタ15が本発明における支持手段に相当する。
処理槽1の底部には、排出口17が形成されている。この排出口17には、QDR弁19が取り付けられている。このQDR弁19から処理槽1内の処理液を排出すると、処理液がチャンバ11内の底部に一旦排出される。チャンバ11の底部には排液弁21が取り付けられており、排液弁21が開放されると、チャンバ11内に排出された処理液が外部に排出される。
チャンバ11のうち、処理槽1の上縁側方には、リフタ15に支持された複数枚の基板Wの側方から乾燥用気体を供給するための供給部23が配設されている。また、処理槽1を挟んで供給部23と対向する位置には、乾燥用気体を排出するための排出部25が配設されている。供給部23は、処理槽1に貯留している処理液の液面近傍に開口するように、乾燥用気体を噴出する噴射口27を備え、排出部25は、乾燥用気体をチャンバ11外へ排出するための排出口29を処理槽1側に備えている。
上述した供給部23には、一端側がドライエア供給装置31に連通接続された供給配管33の他端側が連通接続されている。ドライエア供給装置31は、除湿して所定湿度に調整したエアを乾燥用気体として供給配管33へ供給する。その供給量は、供給配管33に設けられた流量制御弁35によって調整される。
供給配管33の一部位には、分岐管37が取り付けられている。この分岐管37には、導管39の一端側が連通接続されている。導管39の他端側は、処理液の表面張力を低減させる作用を有する薬液として、例えば、イソプロピルアルコール(IPA)を貯留している薬液貯留タンク41に連通接続されている。但し、導管39は、その他端側先端部が、薬液貯留タンク41の液面より上方に位置するように配設されている。また、薬液貯留タンク41は、貯留しているイソプロピルアルコール(IPA)を加熱するためのヒータ43を下部に備えている。導管39は、薬液貯留タンク41内においてヒータ43の加熱により発生されたイソプロピルアルコールの蒸気を運ぶためのキャリアガスとして、窒素ガスが注入されるようになっている。イソプロピルアルコールの蒸気及びキャリアガスの流量は、導管39に配設された流量制御弁45で調整される。
なお、上述した分岐管37は、供給配管33で供給されるドライエアに対して、イソプロピルアルコールの蒸気を混合するので、蒸気が凝縮して付着する経路が少なくなるように、供給部23に近い位置に配設されることが好ましい。また、上述した薬液貯留タンク41と、ヒータ43と、導管39と、分岐管37とが本発明における混合手段に相当する。
上述したリフタ15の昇降動作や、QDR弁19及び排液弁21の開閉、ヒータ43、流量制御弁35,45は、本発明における制御手段に相当する制御部47によって統括的に制御される。特に、リフタ15を処理位置から乾燥位置に上昇させる際には、流量制御弁45を調整して、所定量のイソプロピルアルコールの蒸気を導管39を通してドライエアに混合させ、そのドライエアを乾燥用気体として噴射口27から基板W方向に供給する制御が行われる。
次に、上述した構成を備えている装置の動作について説明する。
ここでは、純水を供給管9から処理槽1に供給し、純水による基板Wの洗浄及び純水からの引き上げ乾燥を例に採って説明する。なお、QDR弁19及び流量制御弁35,45は閉止され、排液弁21は開放されているものとする。
制御部47は、供給管9から処理液として純水を処理槽1に対して供給する。処理槽1から溢れた純水は、チャンバ11の底部で回収される。上部カバー13を開放して、基板Wを保持したリフタ15を待機位置から処理位置にまで下降させる。そして、所定時間だけ基板Wを純水により洗浄する。なお、この洗浄処理の間、制御部47は、ヒータ43により薬液貯留タンク41内のイソプロピルアルコールを加熱して、イソプロピルアルコールの蒸気を発生させておく。
所定時間の純水洗浄が完了すると、制御部47は、流量制御弁35を調整して、ドライエア供給装置31から所定流量でドライエアを供給配管33に供給する。さらに、流量制御弁45を開放して、所定流量でイソプロピルアルコールの蒸気をドライエアに混合させる。これにより、イソプロピルアルコールの蒸気が所定濃度で混合されたドライエアが供給部23の噴射口27から噴射される。噴射されたドライエアは、処理槽1の純水液面近傍を通過して、排出部25の排出口29を通して排出される。
噴出口27からドライエアを噴射させた状態で、制御部47は、リフタ15を処理位置から乾燥位置へと上昇させるとともに、QDR弁19を開放して、処理槽1内の純水を急速排水する。急速排水された純水は、チャンバ11の底部で一旦回収された後、チャンバ11の外部へ排出される。リフタ15により処理槽1内の純水から上昇された基板Wは、ドライエアを浴び、表面に付着している純水がドライエアで乾燥されるが、ドライエアには純水の表面張力を低減させるイソプロピルアルコールの蒸気が混合されているので、処理槽1に貯留している純水の液面や、基板Wに付着している純水の表面張力が低減され、基板Wに形成されているパターンの倒壊を防止できる。したがって、パターンの倒壊に起因する歩留まり低下を防止することができる。
また、ヒータ43で薬液貯留タンク41内のイソプロピルアルコールを加熱し、発生したイソプロピルアルコールの蒸気を導管39で供給配管33に導くだけで、ドライエアにイソプロピルアルコールの蒸気を混合させることができるので、簡易な構成でイソプロピルアルコールの蒸気をドライエアに混合させることができる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。
図2は、実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。なお、上述した実施例1と同様の構成については同符号を付すことにより、詳細な説明については省略する。
本実施例装置は、混合手段が上述した実施例1と相違する。
すなわち、実施例2に係る基板処理装置は、イソプロピルアルコールを貯留する薬液貯留タンク49と、窒素ガスと、薬液貯留タンク49からのイソプロピルアルコールとを供給される二流体ノズル51とを備えている。薬液貯留タンク49と二流体ノズル51とは、導管53で連通接続されており、イソプロピルアルコールが液体のままで供給される。また、二流体ノズル51には、窒素ガスを供給するための副管55も連通接続されている。
導管53には、分岐管37内においてイソプロピルアルコールの流量を調整するための流量制御弁57が配設され、副管55には、窒素ガスの流量を調整するための流量制御弁59が配設されている。これらは、制御部47によって操作される。
本実施例装置によると、二流体ノズル51によりドライエアにイソプロピルアルコールが噴霧されて混合される。したがって、ヒータを使うことなくイソプロピルアルコールをきめ細かくしてドライエアに混合させることができる。その結果、実施例1と同様の効果を奏するとともに、イソプロピルアルコールがダマになってドライエアに混合されることがなく、基板に悪影響を与えることがない。
次に、図面を参照して本発明の実施例3を説明する。
図3は、実施例3に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。なお、上述した実施例1,2と同様の構成については同符号を付すことにより、詳細な説明については省略する。
本実施例装置は、混合手段が上述した実施例1,2と相違する。
すなわち、実施例3に係る基板処理装置は、イソプロピルアルコールを貯留する薬液貯留タンク49と、イソプロピルアルコールを気化する気化器61と、気化器61からイソプロピルアルコールの蒸気を供給配管33に導く導管63とを備えている。気化器61は内部にヒータ65を備え、供給管67から供給され、薬液貯留タンク49内のイソプロピルアルコールを気化する。また、気化器61には、窒素ガスを導入するキャリアガス管69が連通接続されており、気化器61で気化されたイソプロピルアルコールの蒸気を、窒素ガスとともに導管63に供給する。キャリアガス管69は、インラインヒータ71を備え、窒素ガスを所定の温度に加熱してから気化器61に供給する。供給管67は流量計73及び流量制御弁75を備え、導管63は流量制御弁77を備えている。
本実施例装置によると、制御部47は、流量計73と流量制御弁75によりイソプロピルアルコールの供給をフィードバック制御するので、精度よく気化器61にイソプロピルアルコールを供給することができる。さらに、実施例1と同様の効果を奏するとともに、気化器61によってイソプロピルアルコールを気化するので、イソプロピルアルコールの利用効率を高くすることができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例1〜3では、処理槽1が単槽で構成されているが、内槽と、内槽から溢れた処理液を回収する外槽とを備えた複槽式の処理槽であってもよい。
(2)上述した各実施例1〜3では、純水の表面張力を低減する薬液としてイソプロピルアルコールを例示したが、表面張力を低減できれば他の薬液であってもよい。例えば、HFE(ハイドロフルオロエーテル)単体や、溶剤に、シリコーン等のシリコン系界面活性剤などを溶かし込んだ液体などが挙げられる。
(3)上述した各実施例1〜3では、チャンバ11で処理槽1を囲った構成としているが、チャンバ11を備えない装置であってもよい。
(4)上述した各実施例1〜3では、供給部23の上流側で薬液と乾燥用気体とを混合しているが、下流側、例えば供給部23の噴射口27から噴出された乾燥用気体に薬液を混合させる構成としてもよい。
(5)上述した各実施例1〜3では、チャンバ11内を減圧する真空ポンプを備え、引き上げ乾燥に先立って、チャンバ11内を減圧するようにしてもよい。これにより乾燥効率を向上させることができる。
実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 実施例3に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
W … 基板
1 … 処理槽
7 … 噴出管
9 … 供給管
11 … チャンバ
15 … リフタ
23 … 供給部
31 … ドライエア供給源
33 … 供給配管
37 … 分岐管
39 … 導管
41 … 薬液貯留タンク
43 … ヒータ
47 … 制御部

Claims (4)

  1. 基板を処理液に浸漬させた後、基板を処理液から引き上げて基板を乾燥させる基板処理装置において、
    処理液を貯留する処理槽と、
    基板を支持し、前記処理槽内と前記処理槽の上方とにわたって昇降可能な支持手段と、
    前記処理槽の液面近傍に備えられ、除湿して所定湿度に調整されたドライエアを前記支持手段に支持された基板の側方から供給するための供給部と、
    処理液の表面張力を低減させる薬液をドライエアに混合させる混合手段と、
    前記支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、前記混合手段により薬液が混合されたドライエアを前記供給から供給させる制御手段と、
    ドライエアを前記供給部に供給する供給配管と、
    を備え、
    前記混合手段は、薬液を貯留する薬液貯留タンクと、薬液を加熱する加熱手段と、前記薬液貯留タンク内の薬液蒸気を前記供給配管に導く導管と、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板を処理液に浸漬させた後、基板を処理液から引き上げて基板を乾燥させる基板処理装置において、
    処理液を貯留する処理槽と、
    基板を支持し、前記処理槽内と前記処理槽の上方とにわたって昇降可能な支持手段と、
    前記処理槽の液面近傍に備えられ、除湿して所定湿度に調整されたドライエアを前記支持手段に支持された基板の側方から供給するための供給部と、
    処理液の表面張力を低減させる薬液をドライエアに混合させる混合手段と、
    前記支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、前記混合手段により薬液が混合されたドライエアを前記供給部から供給させる制御手段と、
    ドライエアを前記供給部に供給する供給配管と、
    を備え、
    前記混合手段は、薬液を貯留する薬液貯留タンクと、不活性ガスと前記薬液貯留タンクからの薬液とを供給されて薬液を噴霧化して前記供給配管に供給する二流体ノズルと、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 基板を処理液に浸漬させた後、基板を処理液から引き上げて基板を乾燥させる基板処理装置において、
    処理液を貯留する処理槽と、
    基板を支持し、前記処理槽内と前記処理槽の上方とにわたって昇降可能な支持手段と、
    前記処理槽の液面近傍に備えられ、除湿して所定湿度に調整されたドライエアを前記支持手段に支持された基板の側方から供給するための供給部と、
    処理液の表面張力を低減させる薬液をドライエアに混合させる混合手段と、
    前記支持手段の上昇により処理液の液面から露出した基板に対して、前記混合手段により薬液が混合されたドライエアを前記供給部から供給させる制御手段と、
    ドライエアを前記供給部に供給する供給配管と、
    を備え、
    前記混合手段は、薬液を貯留する薬液貯留タンクと、前記薬液貯留タンクの薬液を気化する気化器と、前記気化器で気化された薬液の気体を前記供給配管に導く導管と、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の基板処理装置において、
    薬液はイソプロピルアルコール(IPA)であることを特徴とする基板処理装置。
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