JP4776266B2 - ゴム成型装置及びゴム成型方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴム部材を生産する工程において、ゴムを成型するゴム成型装置及びゴム成型方法に関する。
従来、タイヤに用いるスティフナーゴムなどのゴム部材の生産工程において、ゴム部材を成型する工程がある。このとき、ゴム部材の表面にステアリン酸亜鉛が析出して、ゴムのタッキネス(接着性)を低下させる場合がある。
このため、接着剤(ゴムセメント)をゴム部材の表面に塗布することで、タッキネスの低下に対応している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平2−251586号公報
しかしながら、ゴムセメントを塗布するためには、局排設備、防爆設備などの様々な設備が必要であり、ゴムセメントの塗布状態の管理も煩雑であった。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、ゴムセメントを塗布することなく、ゴム部材のタッキネスを向上させるゴム成型装置及びゴム成型方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、(a)押出されたゴム部材の表面に接触し、該ゴム部材の表面を冷却する冷却治具と、(b)膨張することにより、周囲に配置された前記ゴム部材を前記冷却治具に押し付けるブラダーとを備えるゴム成型装置であることを要旨とする。
第1の特徴に係るゴム成型装置によると、ゴム部材を冷却しながら成型することにより、ゴム部材表面へのステアリン酸亜鉛の析出を抑制し、ゴム部材のタッキネスを向上させることができる。このため、ゴム部材の表面にゴムセメントを塗布する必要がない。
又、第1の特徴に係るゴム成型装置において、冷却治具の表面の温度は、40℃以下であることが好ましい。
又、第1の特徴に係るゴム成型装置において、冷却治具に接触するゴム部材の表面の温度は、70℃以上であることが好ましい。
又、第1の特徴に係るゴム成型装置において、冷却治具とゴム部材との接触時間は、5秒以上であることが好ましい。
又、第1の特徴に係るゴム成型装置において、冷却治具は、内部に冷却水を通す水路を有することが好ましい。
又、第1の特徴に係るゴム成型装置は、タイヤ用スティフナーゴム部材の成型に好適に使用できる。
本発明の第2の特徴は、(a)冷却治具を冷却する工程と、(b)ブラダーの周囲にゴム部材を配置する工程と、(c)ブラダーを膨張させることにより、前記ゴム部材の表面を前記冷却治具に押し付ける工程と、(d)押し付けられたゴム部材の表面を冷却しながら成型する工程とを含むゴム成型方法であることを要旨とする。
第2の特徴に係るゴム成型方法によると、ゴム部材を冷却しながら成型することにより、ゴム部材表面へのステアリン酸亜鉛の析出を抑制し、ゴム部材のタッキネスを向上させることができる。このため、ゴム部材の表面にゴムセメントを塗布する必要がない。
本発明によれば、ゴムセメントを塗布することなく、ゴム部材のタッキネスを向上させるゴム成型装置及びゴム成型方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(ゴム成型装置)
本発明の実施の形態では、タイヤに用いるスティフナーゴム部材を押出し、成型する装置について説明する。スティフナーゴム部材は、ビードコアからトレッド部端に向け、カーカス本体部と折返し部とに沿い先細り状に延びる、ビード部補強ゴムである。
図1(c)は、本発明の実施の形態に係るゴム成型装置の断面図である。ゴム成型装置は、図1(c)に示すように、押出されたスティフナーゴム部材1の表面に接触し、スティフナーゴム部材1の表面を冷却するシート盤10(冷却治具)と、膨張することにより、周囲に配置されたスティフナーゴム部材1をシート盤10に押し付けるブラダー3とを備える。シート盤10は、金属製の略円盤形状の治具である。又、ブラダー3は、内部に空気を注入することにより膨張する弾性に富む素材からなる装置であり、スティフナーゴム部材1を折り返す役割を果たす。
ブラダー3の周囲に配置されたスティフナーゴム部材1の表面の温度、即ち、シート盤10に接触する直前のスティフナーゴム部材1の表面の温度は、70℃以上である。
シート盤10の表面の温度は40℃以下であり、このように、冷却されたシート盤10上に、スティフナーゴム部材1を押し付けることにより、スティフナーゴム部材1を冷却しながら、成型する。
又、シート盤10とスティフナーゴム部材1との接触時間は、5秒以上であることが好ましい。
シート盤10は、図2に示すように、内部に冷却水を通す水路14を有する。冷却水は、ポンプによって、冷却水入り口12からシート盤10に導入され、水路14を循環し、冷却水出口13から排出される。例えば、25〜30℃の冷却水を循環させることにより、シート盤10表面温度は、30℃前後となる。
尚、従来の水路14を有さない、シート盤10の表面温度は50〜60℃であり、表面温度は、20〜30℃低下する。
(ゴム成型方法)
次に、本発明の実施の形態に係るゴム成型方法について、図1を用いて説明する。ここでは、ゴム部材として、上述したように、タイヤに用いるスティフナーゴム部材1を生産する場合を例にとり、説明する。
まず、図2に示すシート盤10を冷却する。具体的には、シート盤10内部の水路14に冷却水を循環させる。一方、図1(a)に示すように、押出部2からスティフナーゴム部材1を押出する。スティフナーゴム部材1は、断面形状が略三角形状のゴム部材である。
次に、スティフナーゴム部材1を所定の長さに切断し、図1(b)に示すように、ブラダー3の周囲にスティフナーゴム部材1を配置する。
次に、図1(c)に示すように、ブラダー3を膨張させることにより、スティフナーゴム部材1の表面をシート盤10に押し付ける。そして、押し付けられたスティフナーゴム部材1の表面を冷却しながら、成型する。
(作用及び効果)
本実施形態に係るゴム成型装置及びゴム成型方法によると、トレーン内で接触するシート盤10を冷却することにより、スティフナーゴム部材1を成型時に冷却し、スティフナーゴム部材1表面へのステアリン酸亜鉛の析出を抑制することができる。よって、スティフナーゴム部材1のタッキネスを向上することができ、従来実施していたセメントの塗布が不要となる。
又、本実施形態に係るゴム成型装置において、冷却治具の表面の温度は、40℃以下である。40℃以下にすることにより、タッキネスを確実に向上させることができる。
又、本実施形態に係るゴム成型装置において、冷却治具に接触するゴム部材の表面の温度は、70℃以上である。70℃より低い温度であると、冷却治具による冷却効果があまり発揮されない。
又、本実施形態に係るゴム成型装置において、冷却治具とゴム部材との接触時間は、5秒以上である。5秒より短い時間であると、冷却治具による冷却効果があまり発揮されない。
又、本実施形態に係るゴム成型装置において、冷却治具は、内部に冷却水を通す水路を有するため、水路を通る冷却水により、効率良く冷却治具を冷却することができる。
又、本実施形態に係るゴム成型装置によって成型されるゴム部材の種類は、限定されないが、特に、タイヤ用スティフナーゴム部材に好適に使用できる。
次に、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
図2に示すシート盤10の水路14に冷却水を流し、冷却水の温度を変換させることにより、シート盤表面の温度を変化させ、タッキネスを測定した。このとき、用いたゴム部材はタイヤ用スティフナーゴム部材である。
又、測定には、2種類のシート盤10を用いたが、シート盤10は、どちらも直径約940cm、厚さ約70cmの円盤形状であった。
2種類のシート盤10のそれぞれの測定結果を図3及び図4に示す。
ここで、タッキネスは、次のように測定した。即ち、シート盤10に接触させた直後のスティフナーゴム部材1をリングに巻き付ける。巻き付けられたゴム部材と当該ゴム部材と同一組成のゴムシートとを圧着させ、その粘着力を測定する。例えば、圧着時の力:4.9N;圧着時間:30秒;引張り速度:30mm/分;測定回数:5回(平均値を採用する);測定機器:東洋精機製作所製ピクマタックテスター、という条件下で測定を行うことができる。図3及び図4では、1cm2あたりの接着力(g)を示す。
図3に示すように、セメントを塗布しなかった場合(図中のセメントレス)でも、その平均が1165gと、現行のセメントを塗布した場合の平均980gよりも大きい接着力を有した。
同様に、図4に示したシート盤10において、セメントを塗布しなかった場合(図中のセメントレス)でも、その平均が1134gと、現行のセメントを塗布した場合の平均995gよりも大きい接着力を有した。
又、セメントを塗布した場合は、その接着力が更に向上していた。
従って、成型時に冷却したシート盤10を用いることにより、ゴムのタッキネスを向上させることができることを確認できた。
本実施形態に係るゴム成型方法を説明するための図である。 本実施形態に係るゴム成型装置のシート盤の模式平面図である。 本実施形態に係るゴム成型装置の効果を説明するための図である(その1)。 本実施形態に係るゴム成型装置の効果を説明するための図である(その2)。
符号の説明
1…スティフナーゴム部材、2…押出部、3…ブラダー、10…シート盤、11…冷却水出口、12…冷却水入り口、14…水路

Claims (7)

  1. 押出されたゴム部材の表面に接触し、該ゴム部材の表面を冷却する冷却治具と、
    膨張することにより、周囲に配置された前記ゴム部材を前記冷却治具に押し付けるブラダーと
    を備えることを特徴とするゴム成型装置。
  2. 前記冷却治具の表面の温度は、40℃以下であることを特徴とする請求項1に記載のゴム成型装置。
  3. 前記冷却治具に接触するゴム部材の表面の温度は、70℃以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴム成型装置。
  4. 前記冷却治具と前記ゴム部材との接触時間は、5秒以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム成型装置。
  5. 前記冷却治具は、内部に冷却水を通す水路を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴム成型装置。
  6. 前記ゴム部材は、タイヤ用スティフナーゴム部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴム成型装置。
  7. 冷却治具を冷却する工程と、
    ブラダーの周囲にゴム部材を配置する工程と、
    ブラダーを膨張させることにより、前記ゴム部材の表面を前記冷却治具に押し付ける工程と、
    前記押し付けられたゴム部材の表面を冷却しながら成型する工程と
    を含むことを特徴とするゴム成型方法。
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