JP4776102B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、良好な生産性を保ちつつ、ゴム浸入性と耐カット性を向上させたスチールコードをベルトに適用して、耐カットセパレーション性並びに耐カット性を大幅に向上させた、とりわけ建設車両用タイヤに好適のタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建設車両用タイヤなどの、荒れ地走行に供されるタイヤは、路面から比較的鋭利なものを介して傷を受け易いことから、この外傷入力に対する抵抗力、つまり耐カット性を高めるため、ベルトの各層に使用するスチールコードには、切断荷重および切断時全伸びが共に大きいことが要求される。従来は、この要求を満足するために、図1に示すような3×(1+6)構造、あるいは図2に示すような3×(1+5)構造のコードが用いられている。
【0003】
しかしながら、3×(1+6)構造のコードは、十分な切断時全伸びを有するが、ゴムが内部に浸入し難い構造であるため、タイヤの外傷からタイヤ内に浸入した水分がコード内部の隙間を介して伝播して容易に腐食域がコードに沿って進展する、いわゆる腐食伝播が発生し易く、その結果腐食部を起点として、いわゆるカットセパレーション故障に到る、不利がある。
【0004】
一方、3×(1+5)構造のコードは、3×(1+6)構造のコードに比較して各ストランドのシース本数が少なく素線間に隙間ができるため、コード内部にゴムが浸入しやすい利点があるが、素線の配列が乱れ易いことから、ゴムが浸入しない部分が生じる可能性がある。また、内部に浸入したゴムがスチール素線を拘束する為、3×(1+6)構造に比してコードの切断時全伸びが不足がちになることは不可避である。
【0005】
同様に、図3に示すような、単なる1×N構造のコードは、ゴムの浸入性が極めて良好であることが知られているが、コードの撚りピッチなどを如何様に調整しても、十分なコードの切断時全伸びを得ることは難しいものであった。
【0006】
以上の問題を解決する為、出願人は、特開平8−81889号公報にてゴム浸入性に優れるコードを、また特開平11−61666号各公報にて撚りピッチを適正化して切断時全伸びをも改良したコードを、それぞれ提案したが、更なるゴム浸入性並びに切断時全伸びの改善が求められている。
【0007】
さらに、特開2000−273777号公報には、ゴム浸入性に優れた扁平コードについて記載されているが、扁平化したコードをベルトに適用する場合に、ベルトとしての耐カット性を考慮することが肝要であるところ、その点については何ら開示されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、ゴム浸入性が良好であることから上記した腐食伝播に対する耐性(以下、耐腐食伝播性という)に優れ、かつゴム被覆状態での切断時全伸びを大幅に向上させたスチールコードをベルトに適切に用いることにより、耐カットセパレーション性並びに耐カット性を大幅に向上したタイヤについて提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、上記した課題の下、ベルトに適用するスチールコードの構造について鋭意究明したところ、コードの輪郭形状および型付けを規制することが所期した特性の改善に有効であり、さらにベルトに適用した際のコード相互の配置を規制することが特に耐カット性の向上に有効であることを見出し、この発明を完成するに到った。
【0010】
すなわち、この発明は、一対のビード部間に跨がって延びるカーカスのクラウン部の径方向外側に、タイヤの赤道面に対して傾斜配列した多数本のスチールコードのゴム被覆層の3層以上を、その層間でコードが互いに交差する配置で重ね合わせたベルトを有するタイヤにおいて、該ベルトの少なくとも径方向最外側のベルト層を構成するスチールコードは、その素線相互間に隙間を持ち、かつコード輪郭形状が扁平となる素線配置の下に、コード軸方向に2次元の波形状に変化する型付けを施して成り、上記輪郭形状における長径Aおよび短径Bと、波形状の型付けにおける高さHcおよびピッチPcとが、下記式(1) 〜(3) の関係を満足し、外側ベルト層における隣接コード間隔Taが上記長径Aに関して下記式(4) を満足し、外側ベルト層のコードと、その径方向内側のベルト層のコードとの間隔Tbが上記高さHcに関して下記式(5) を満足し、該スチールコードは、その長径がベルト幅方向に揃う配置であり、外側ベルト層の径方向内側には、コード種の異なるベルト層を2層以上有することを特徴とするタイヤである。
記
0.50≦ B/A≦0.80 ……(1)
0.80≦(Hc+B)/A≦1.1 ……(2)
1.01≦(Pc2 +4Hc2 )1/2 /Pc≦1.05 ……(3)
0.30≦Ta/A≦0.80 ……(4)
1.0≦Tb/Hc≦3.0 ……(5)
【0011】
また、上記のタイヤにおいて、外側ベルト層のスチールコードは、その長径がベルト幅方向に揃う配置であること、そしてN本の素線をピッチPfで撚り合わせた1×N構造であり、該ピッチPfは型付けのピッチPcに関して下記式(6)を満足すること、がそれぞれ実施に当り有利である。
記
0.45≦ Pf/Pc ≦1.0……(6)
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のタイヤについて、図面を参照して詳しく説明する。
図4に示す建設車両用タイヤは、一対のビード部1間に跨がってトロイダル状に延びるカーカス2のクラウン部の径方向外側に、少なくとも3層、図示例で3層のベルト3およびトレッド4を順にそなえる。
【0013】
ベルト3は、タイヤの赤道面Oに対して斜めの並行配列をなす、多数本のスチールコードのゴム被覆層の4層を、その隣接層間でコードが交差する向きに配置したものであり、コードのタイヤの赤道面Oに対する傾斜角度は、23〜30°程度とすることが好ましい。
【0014】
そして、ベルト3の少なくとも径方向最外側のベルト層3aを構成するスチールコードとして、図5に示すように、その素線相互間に隙間を持ち、かつコード輪郭形状が扁平となる素線配置の下に、コード軸方向に所定の型付けを施して成るものを用いる。すなわち、図示のコード5は、図5(a)に示すように、8本の素線からなる1×8構造のコードであって、コード軸方向と直交する断面における全素線が共通して内接する仮想線分で定義される、輪郭形状を扁平な楕円形とし、かつ図5(b)に示すように、コード軸方向に2次元の波形状に変化する型付けを施して成る。
【0015】
さて、タイヤの各ベルト層において、タイヤ外部からの比較的鋭利な異物による外傷入力は不可避であり、耐カット性と耐カットセパレーション性を向上させるには、ベルトを構成するスチールコードが十分な切断時全伸びと十分な耐腐食伝播性を有することが有利であり、さらにこのコードは外側にあるベルト層に適用するほど効果が大きい。
【0016】
スチールコードの耐腐食伝播性の改善のためには、例えば1×N構造のようにコードの素線間に隙間を設けることによって、コード内部までゴムが侵入し十分な耐腐食性能が得られることが知られている。しかしながら、そのようなコードは内部に侵入したゴムが素線を相互に強く拘束する為、切断時全伸びが低下することは避けられないものであった。その他のスチールコード構造にても同様である。
【0017】
十分な耐腐食伝播性と十分なコード切断時全伸びを両立させるためには、コード長手方向に3次元の螺旋型あるいは2次元の波形の型付けを形成することが有用である。ところが、図6(a)に3次元の螺旋型の型付けが施されたコードをベルト層に並べて埋設した場合、同図(b)に2次元の波形の型付けが施されたコードをベルト層に並べて埋設した場合、をそれぞれ示すように、ただ型付けを施した場合にはスチールコードの占める領域が広くなってしまう為、それを覆うだけの多量のゴムが必要になり、発熱耐久性が悪化したり、隣接コードとの接触を回避するために必要以上の間隔を設けなければならず、その結果、ベルト層の総切断荷重が低下し、耐カット性をむしろ低下させてしまうという問題が派生する。
【0018】
そこで、この発明では、上記問題を解決する為に、ゴムの浸入経路となる隙間を素線間に有するスチールコードを扁平化し、その扁平化に応じてコードの長手方向に2次元の波型付けを施した、コードを用いることとした。その際、コードの輪郭形状における長径Aおよび短径Bと、波形状の型付けにおける波の高さHcおよびピッチPcとが、上記した式(1) 〜(3) の関係を満足することが肝要である。
【0019】
すなわち、上記式(1) におけるB/Aは、コードの扁平の度合いを示すものであり、この値が小さいはど扁平度合が強く、1に近いほど真円に近いことになる。そして、この値が0.50未満であると、スチールコードの使用量を抑えざるを得ず、ベルトの総切断荷重が低下し耐カット性の向上を期待できない。一方、B/Aが0.80を超えると、スチールコード内部の隙間が大きくなりすぎて、ゴムが内部まで侵入しきれない可能性があり、また輪郭が円に近づいて型付け可能量が小さすぎて所期した型付けを与えられない結果、十分な切断伸びが得られない。
【0020】
また、上記式(2) における値(Hc+B)/Aは、コード長径に対するコードの短径と型付け振幅の和の比をとったものであり、この値が1に近い程、見かけ上のコード形状は真円に近いことになり、コードの回転など考慮する必要がないため、タイヤ製造上望ましい。すなわち、この(Hc+B)/Aが0.80未満であると、型付けの効果がなく、上記式(3) との関係から切断時全伸びが得られず、一方1.1を超えると型付けが大き過ぎて、被覆するゴム量が増すこととなり、発熱耐久性に劣ることになる。
【0021】
次に、上記式(3) における値(Pc2 +4Hc2 )1/2 /Pcは、型付けされたコードの長さに対する、元のコードの長さのおおよその比をあらわし、つまりこの値が大きいほど伸びが大きく、小さいほど伸びが小さくなる。そして、Pcが小さいほど、Hcが大きいほど、この値は大きくなる。すなわち、この値が1.01未満であると、十分な切断時全伸びが得られない。なお、本来は、この値が大きくなるほど、伸びが大きくなるはずであるが、1.05を超えるとスチール素線への加工が強くなりすぎて逆に十分な伸びが得られないことが判明した。従って、上限を1.05とする。
【0022】
上記(1) 〜(3) の関係式を満足することにより、十分な耐腐食伝播性と十分な切断時全伸びを有する、スチールコードが得られる。このスチールコードは、少なくとも最外側のベルト層に適用されてベルトにおける耐カット性および耐カットセパレーション性の向上に寄与するが、その際、図7に示すように、外側ベルト層3aにおける隣接コード間隔Taがコード輪郭形状の長径Aに関して上記式(4) を満足し、外側ベルト層3aのコードと、その径方向内側のベルト層3bのコード6との間隔Tbが型付けの波高さHcに関して上記式(5) を満足する、必要がある。
【0023】
すなわち、上記式(4) における値Ta/Aは、ベルト層内のコード間の間隔とコード長径との比をとったものであり、この値が0.30未満であるとコードとコードとの間隔が狭くコード相互間で拘束力が働く結果、十分な切断時全伸びを有するスチールコードを適用してもタイヤとしての耐カット性を向上することが難しくなる。一方、この値が0.90を超えると、コード相互の隙間が広くなりすぎて、その隙間へのカットの貫通もあり、またベルト層の総切断荷重も低下するため、やはりベルトにおける耐カット性の向上が得られない。
【0024】
また、上記式(5) における値Tb/Hcが1.0未満であると、内側層のスチールコードとの間隔が狭すぎて、十分な切断時全伸びを有するスチールコードを適用したにも関わらず、該コードがタイヤ外部からのカット入力に際して内側のスチールコードと接触するため、その切断時全伸びの向上効果を発揮することできず、耐カット性の向上が得られない。一方、この値が3.5を超えると、コード間のゴム量が多くなってしまい、発熱耐久性が劣ることになる。
【0025】
以上述べたように、上記式(1) 〜(3) を満たすスチールコードを、上記式(4)および(5) に従って適切に外側ベルト層に配置することによって、初めてタイヤの耐カット性と耐カットセパレーション性を大幅に向上させることができるのである。
【0026】
なお、この発明に従うスチールコードを適用したベルト層は十分な切断伸びを有することは勿論、中間での伸びも当然ながら大きいため、タイヤに内圧を付与し荷重下に転動させた際の、タイヤの変形を抑制するには、図8に示すような在来のスチールコードに対して劣る傾向がある。
従って、図8に示すような在来のスチールコードで補強されたベルト層の2層以上を、上記の外側ベルト層の内側に配置することにより、上記の変形を抑制しつつ、少なくとも最外側のベルト層に上記式(1) 〜(3) を満たすスチールコードを適用することによって、タイヤの耐カット性と耐カットセパレーション性を大幅に向上させることができるわけである。
【0027】
さらに、少なくとも最外側のベルト層に上記式(1) 〜(5) を満たすスチールコードを適用するに当り、図9に示すように、スチールコードは、その長径方向がベルトの幅方向に揃う配置にて埋設することにより、上述の効果を享受することができる。これはコードの長径方向をベルト幅方向に揃えることにより、外傷による入力時の歪みが緩和されるため、更なる耐カット性の向上が期待できるからである。
【0028】
さらにまた、スチールコードは、N本の素線をピッチPfで撚り合わせた1×N構造であり、該ピッチPfは型付けのピッチPcに関して上記式(6) を満足することが好ましい。これは、1×N構造は複数本のフィラメントを撚り合わせる際に、最も単純にして生産性の高い構造であるからである。そして、上記式(6)における値Pf/Pcを0.45以上とするのは、0.45未満ではコードの製造が困難になるからであり、一方1.0を超えると、タイヤ転道中に生じる歪みに対して型付けの山部および谷部にて疲労破壊が起こる可能性があるからである。
【0029】
【実施例】
図4に断面を示した基本構造を同じくして、6層のベルトを有するサイズ27.00 R49の建設車両用ラジアルタイヤにおいて、そのベルト3の径方向外側の2層に、表1に示す仕様の種々のスチールコードを打ち込み数が表1のTa/Aの値となるように打ち込み、図7に示した配置で適用して、供試タイヤを作製した。なお、表1における、発明例1〜4は図5に示したコードを図7に示した形態にて外側ベルト層2層に適用したもの、発明例5は図10に示すコードを同様に外側ベルト層2層に適用したものである。
【0030】
また、比較例2には、図1に示した3×(1+6)構造、比較例3には図2に示した3×(1+5)構造、比較例1には図3に示した通常の1×8扁平構造のコードをそれぞれ適用している。さらに、比較例4および5は、発明例2において、埋設する時のコードとコードとの間隔および内側ベルト層のコードとの間隔を変えたものである。
【0031】
発明例1〜5および比較例1〜5の各タイヤについて、標準リムに組み込み最高空気圧に調整してから、ダンプトラックに装着し、それぞれ同一鉱山で平均時速40km/hにて約1000時間走行後、最外側のベルトに達したカット個所数を供試タイヤの周上等分1/5相当の部分で数え、同時にカット個所のスチールコード層を取出して、耐腐食伝播性を以下により求めた。
【0032】
すなわち、耐腐食伝播性は、ゴム付きのまま100mm長さ取出し、側面をシリコンシーラントで被覆の後、コードカット端を10%NaOHに浸して24時間後に端のゴムを剥がしてその剥離長さを計測し評価した。
【0033】
これらの評価結果を表1に示すように、発明例1〜5のタイヤは耐カット性が著しく向上しており、また耐カットセパレーション性についても十分向上できていることが耐腐食伝播性の評価結果からわかる。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】
この発明によれば、耐腐食伝播性が良好であり、かつゴム被覆状態での切断時全伸びを大幅に向上させたスチールコードを外側ベルト層に適切に配置されるため、耐カットセパレーション性並びに耐カット性に極めて優れるタイヤの提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 在来のコードを示す断面図である。
【図2】 在来のコードを示す断面図である。
【図3】 在来のコードを示す断面図である。
【図4】 この発明のタイヤを示す断面図である。
【図5】 この発明に従うコードを示す断面図である。
【図6】 在来コードにおける型付け形状を示す図である。
【図7】 外側ベルト層におけるコード配置を示す図である。
【図8】 在来のコードを示す断面図である。
【図9】 外側ベルト層におけるコード配置を示す図である。
【図10】 この発明に従うコードを示す断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 ビード部
2 カーカス
3 ベルト
3a 外側ベルト層
4 トレッド
5 コード
Claims (2)
- 一対のビード部間に跨がって延びるカーカスのクラウン部の径方向外側に、タイヤの赤道面に対して傾斜配列した多数本のスチールコードのゴム被覆層の3層以上を、その層間でコードが互いに交差する配置で重ね合わせたベルトを有するタイヤにおいて、
該ベルトの少なくとも径方向最外側の外側ベルト層を構成するスチールコードは、その素線相互間に隙間を持ち、かつコード輪郭形状が扁平となる素線配置の下に、コード軸方向に2次元の波形状に変化する型付けを施して成り、上記輪郭形状における長径Aおよび短径Bと、波形状の型付けにおける高さHcおよびピッチPcとが、下記式(1) 〜(3) の関係を満足し、外側ベルト層における隣接コード間隔Taが上記長径Aに関して下記式(4) を満足し、外側ベルト層のコードと、その径方向内側のベルト層のコードとの間隔Tbが上記高さHcに関して下記式(5) を満足し、該スチールコードは、その長径がベルト幅方向に揃う配置であり、外側ベルト層の径方向内側には、コード種の異なるベルト層を2層以上有することを特徴とするタイヤ。
記
0.50≦B/A≦0.80 ……(1)
0.80≦(Hc+B)/A≦1.1 ……(2)
1.01≦(Pc2 +4Hc2 )1/2 /Pc≦1.05 ……(3)
0.30≦Ta/A≦0.80 ……(4)
1.0≦Tb/Hc≦3.0 ……(5) - 請求項1において、外側ベルト層のスチールコードは、N本の素線をピッチPfで撚り合わせた1×N構造であり、該ピッチPfは型付けのピッチPcに関して下記式(6) を満足することを特徴とするタイヤ。
記0.45≦Pf/Pc≦1.0……(6)
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