JP4775200B2 - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関の排気浄化装置として、内燃機関の排気系に選択還元型NOx触媒を配置することにより排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化する技術が知られている。ここで、選択還元型NOx触媒は酸素過剰の雰囲気で還元剤が存在するときにNOxを還元する触媒(以下、単に「NOx触媒」ともいう。)であり、上記の還元剤として例えば尿素、アンモニア等が知られている。
上記のような排気浄化装置では、還元剤貯留タンクに貯留されている還元剤が無くなった場合にはNOxの浄化がされずにエミッションが悪化する場合がある。そこで、還元剤貯留タンク内の還元剤の残量が規定量以下となった場合に警報機を作動させ、還元剤の残量が少なくなったことを運転者に報知させる技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
しかし、例えば還元剤貯留タンク内の還元剤の残量が少ない場合であって且つ車両が急加速または急減速したときなどは、貯留タンクと該貯留タンクから還元剤を還元剤噴射弁に供給するための還元剤供給通路との接続部分の一部が露出する場合がある。そのような場合に、還元剤供給通路内に空気が混入することによって還元剤供給通路に設けられるポンプにエア噛みが生じる場合があった。その結果、ポンプ内でキャビテーションが発生して部材の耐久性が悪化する場合や、還元剤噴射弁に還元剤を供給する能力が低下する場合があった。
特開2002−371831号公報 特開2005−291165号公報 特開2005−282413号公報 特開2005−76575号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排気浄化装置に流入する排気に還元剤を噴射する還元剤噴射弁を備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、還元剤の貯留タンクから還元剤を圧送する供給ポンプに空気が混入することに起因して、供給ポンプにおいてキャビテーションが発生し、或いは供給ポンプの機能の低下することを抑制可能な技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、還元剤を貯留する第1および第2貯留タンクを備える内燃機関の排気浄化システムにおいて、第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が所定量よりも少ないときに、該還元剤を還元剤噴射弁に圧送する供給ポンプに第2貯留タンクに貯留される還元剤を供給することを最大の特徴とする。
より詳しくは、
一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
前記排気通路に設けられるとともに前記排気を浄化する排気浄化装置と、
前記排気通路における排気浄化装置よりも上流側に設けられるとともに前記排気浄化装置に流入する排気に還元剤を噴射する還元剤噴射弁と、
前記還元剤を貯留する第1および第2貯留タンクと、
前記第1貯留タンクに貯留される還元剤および/または前記第2貯留タンクに貯留される還元剤を前記還元剤噴射弁に供給する還元剤供給手段と、
を備える内燃機関の排気浄化システムであって、
前記還元剤供給手段は、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤および/または前記第2貯留タンクに貯留される還元剤を圧送する供給ポンプを有し、
前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記供給ポンプに前記第1貯留タンク内から空気が混入しない所定の残留量(以下、ノンエア残留量ともいう)よりも少ないときに、前記還元剤供給手段は前記第2貯留タンクに貯留される還元剤を前記供給ポンプへ供給し、
前記第2貯留タンクは前記第1貯留タンクの少なくとも一部を覆うように配置されているとともに、
前記第1貯留タンクおよび/または前記第2貯留タンクから流出する還元剤のうち前記還元剤噴射弁による噴射に供されない還元剤を前記第2貯留タンクに貯留する還元剤リターン手段と、
前記第2貯留タンクの圧力を推定する圧力推定手段と、
前記第2貯留タンクの圧力を低下させる圧力低下手段と、
をさらに備え、
前記圧力推定手段により推定される前記第2貯留タンクの圧力が所定圧力よりも高くなることによって前記第2貯留タンクに損傷を生じさせる虞のあるときに、前記圧力低下手段は前記第2貯留タンクの圧力を前記所定圧力以下まで低下させることを特徴とする。
上記のように構成された内燃機関の排気浄化システムでは、前記排気浄化装置によって該内燃機関から排出される排気が浄化される。このような排気浄化装置として排気中のNOxを還元するNOx触媒や、排気中に含まれるPMを捕集する該NOx触媒を担持したフィルタ等が例示できる。そして、該排気浄化装置の一例であるNOx触媒においてNOxを還元するときや、フィルタに捕集されているPMを酸化除去するときに前記還元剤噴射弁から前記排気浄化装置に流入する排気に還元剤が噴射される。
上記の還元剤は内燃機関に併設される還元剤の貯留タンクに貯留されており、通常は、前記還元剤の残留量が略零になること(以下、単に「還元剤切れ」ともいう。)のないように必要に応じて該還元剤が該貯留タンクに補充される。しかしながら、前記還元剤切れの観点において前記還元剤の残留量は充分であっても、車両が急加速または急減速したときなどは前記貯留タンクから還元剤を流出させる流出口の少なくとも一部が露出する場合がある。
そのような場合、前記還元剤を前記還元剤噴射弁に圧送する供給ポンプに空気の混入している還元剤が供給され、該供給ポンプに所謂エア噛みが生じる場合があった。そして、前記供給ポンプ内でキャビテーションが発生してポンプ部材の耐久性が悪化する虞や、還元剤を圧送する能力が低下する虞があった。
これに対し、本発明においては前記還元剤を貯留する第1貯留タンクおよび第2貯留タンクを備えている。そして、通常は第1貯留タンクに貯留される還元剤を前記還元剤噴射弁に供給しても良い。そして、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記供給ポンプに前記第1貯留タンク内から空気が混入しない所定のノンエア残留量よりも少ないときに、前記第2貯留タンクに貯留される還元剤が前記供給ポンプへ供給される。
これにより、前記第1貯留タンク内から空気が前記供給ポンプに混入することを抑制できる。つまり、前記供給ポンプにおいてキャビテーションが発生し或いは前記還元剤を圧送する能力が低下する等、供給ポンプに対して不具合が生じることを抑制できる。
なお、前記ノンエア残留量は、予め定められる還元剤の所定の残留量としても良い。例えば、車両が急加速または急減速したときにおいて、前記供給ポンプに前記第1貯留タンク内から空気が混入することのない前記還元剤の残留量の下限値に設定しても良い。また前記ノンエア残留量は、例えば前記第1貯留タンクの容積や底面積に基づいて異なるように定めても良い。
また、本発明では、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記ノンエア残留量よりも少ないときに、前記還元剤供給手段は前記第2貯留タンクに貯留される還元剤を前記供給ポンプへ供給するため、いわゆる還元剤切れが生じることが抑制できる。
また、本発明における前記還元剤は液体であれば良く、還元剤の種類について限定されるものではない。前記還元剤の一例として、尿素水溶液、アンモニア水溶液、燃料等が例示できる。
また、本発明において、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記ノンエア残留量よりも少ないときに、前記還元剤供給手段は前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の前記供給ポンプへの供給を禁止しても良い。これにより、前記第1貯留タンクに貯留されている還元剤の残留量が減ってしまうことを抑制し、より確実に前記供給ポンプにエア噛みが生じることを抑制できる。
また、本発明において、前記還元剤供給手段は、一端が前記第1貯留タンクに接続されているとともに他端が前記還元剤噴射弁に接続されている第1還元剤通路と、一端が前記第2貯留タンクに接続されているとともに他端が前記第1還元剤通路の途中に設けられる合流部に接続されている第2還元剤通路と、前記供給ポンプに供給される還元剤が貯留される貯留タンクを前記第1貯留タンクと前記第2貯留タンクとの何れかに切り替える切り替え弁と、を更に有し、前記供給ポンプは前記第1還元剤通路における前記合流部と前記還元剤噴射弁との間に設けられていても良い。また、上記の切り替え弁は、例えば電磁弁であっても良いし、機械式コック等の弁であっても良い。
上記構成の内燃機関の排気浄化システムにおいては、前記還元剤供給手段が切り替え弁を有しているため、前記第1貯留タンクと前記第2貯留タンクとに貯留されている還元剤を選択的に前記供給ポンプに供給することができる。そして、本発明においては、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記ノンエア残留量よりも少ないときに、前記還元剤供給手段は前記第2貯留タンクに貯留される還元剤が前記供給ポンプに供給されるように前記切り替え弁を切り替えるようにしても良い。これにより、より確実に前記供給ポンプにエア噛みが生じることを抑制できる。
また、本発明においては、前記第1還元剤通路における前記合流部と前記供給ポンプとの途中に該第1還元剤通路の断面積が拡張する拡張部を設けていても良い。これにより、前記第1還元剤通路或いは第2還元剤通路に空気が混入した場合においても、前記拡張部を設けることによって該空気が前記供給ポンプに吸入されることを抑制できる。還元剤に比べて空気の比重は軽いため、前記混入した空気を該拡張部に逃がすことができるからである。従って、上記構成によれば、より確実に前記供給ポンプにエア噛みが生じることを抑制し、以って前記供給ポンプにおいてキャビテーションが発生することや前記還元剤を圧送する能力が低下することを抑制することが可能となる。
また、上述した拡張部を還元剤の通路に設けることによって前記供給ポンプにエア噛みが生じることを抑制するための本発明は、種々の構成による排気浄化システムに適用可能である。例えば、一の還元剤の貯留タンクを備える排気浄化システムに適用することも可能である。
即ち、一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
前記排気通路に設けられるとともに前記排気を浄化する排気浄化装置と、
前記排気通路における排気浄化装置よりも上流側に設けられるとともに前記排気浄化装置に流入する排気に還元剤を噴射する還元剤噴射弁と、
前記還元剤を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクに貯留される還元剤を前記還元剤噴射弁に供給する還元剤供給手段と、を備える内燃機関の排気浄化システムであって、
前記還元剤供給手段は、一端が前記貯留タンクに接続されているとともに他端が前記還元剤噴射弁に接続されている還元剤通路と、前記還元剤通路に設けられるとともに前記貯
留タンクに貯留される還元剤を圧送する供給ポンプとを有し、
前記還元剤通路における前記貯留タンクと前記供給ポンプとの途中に該還元剤通路の断面積が拡張する拡張部を設けていても良い。これにより、前記還元剤通路に空気が混入して前記拡張部まで該吸気が到達した場合においても、前記供給ポンプに空気が吸入されることを抑制できる。
また、本発明においては、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記ノンエア残留量より少ないときに警報を発する警報手段を、更に備えていても良い。これにより、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が少ないことを運転者に報知することができる。
そして、本発明では、前記警報手段によって警報を発するとともに、前記還元剤供給手段は前記第2貯留タンクに貯留される還元剤を前記供給ポンプへ供給しても良い。これにより、前記供給ポンプのエア噛みが抑制され、該供給ポンプに不具合が生じることが抑制できる。そして、前記第1貯留タンクに還元剤を補充することにより、還元剤の残留量が前記ノンエア残留量以上になったときに、前記還元剤供給手段は前記第1貯留タンクに貯留される還元剤を前記供給ポンプへ供給しても良い。
なお、前記警報手段の発する警報とは、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が少ないことを運転者に報知することが可能であれば良く、例えば、前記内燃機関は警報機を備え、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記ノンエア残留量よりも少ないときに前記警報機の作動信号を出力するようにしても良い。また、前記警報手段の発する警報は音声による警報であっても良いし、警告灯の点灯或いは警告文字の表示等であっても良い。
ところで、前記第1貯留タンク或いは前記第2貯留タンクに貯留される還元剤の温度が低下すると、該還元剤が固化する場合がある。例えば、前記還元剤が凍結すると、前記還元剤供給手段によって前記還元剤噴射弁に還元剤を供給することができない場合がある。そこで、本発明においては、前記第2貯留タンクは前記第1貯留タンクの少なくとも一部を覆うように配置されているとともに、前記第1貯留タンクおよび/または前記第2貯留タンクから流出する還元剤のうち前記還元剤噴射弁による噴射に供されない還元剤を前記第2貯留タンクに貯留する還元剤リターン手段を、更に備えていても良い。
上記構成によれば、前記第1貯留タンクおよび/または前記第2貯留タンクから流出した還元剤は前記内燃機関からの輻射熱等により温められる。そして、該温められた還元剤を前記第2貯留タンクに戻すことによって第2貯留タンクに貯留されている還元剤が凍結するなど、還元剤が固化してしまうことを抑制できる。さらに、前記第2貯留タンクは前記第1貯留タンクの少なくとも一部を覆うように配置されているため、該第2貯留タンクからの受熱によって前記第1貯留タンクを温めることができる。つまり、前記第1貯留タンクに貯留されている還元剤が凍結することも抑制可能となる。
また、上記構成によれば前記第2貯留タンクに貯留されている還元剤が過度に昇温し、昇華する場合がある。そして、更に前記内燃機関からの輻射熱等を受けることにより気体となった還元剤が高温となると、前記第2貯留タンクの圧力が過度に高くなる場合ある。そこで、本発明においては、前記第2貯留タンクの圧力を推定する圧力推定手段と、前記第2貯留タンクの圧力を低下させる圧力低下手段と、を備え、前記圧力推定手段により推定される前記第2貯留タンクの圧力が所定圧力よりも高くなることによって前記第2貯留タンクに損傷を生じさせる虞のあるときに、前記圧力低下手段は前記第2貯留タンクの圧力を前記所定圧力以下まで低下させても良い。これにより、前記第2貯留タンクの圧力が過度に高くなることを抑制し、該第2貯留タンクに変形や破損等が生じることを抑制する
ことができる。
ここで、所定圧力とは予め実験的に定められる圧力としても良く、例えば前記第2貯留タンクに変形や損傷が生じうるときの圧力に対して所定のマージンを見込んだ圧力としても良い。また、前記第2貯留タンクの圧力の推定は、例えば前記第2貯留タンクに圧力センサを設け、該圧力センサの検出値に基づいて前記圧力を推定しても良い。
また、前記圧力低下手段は、例えば前記第2貯留タンクに圧力を開放させるための圧力開放弁を有していても良い。そして、該圧力開放弁を開弁することによって前記第2貯留タンクから気体となった還元剤を流出させて、前記第2貯留タンクの圧力を低下させても良い。
また、前記圧力低下手段は、前記第2貯留タンクと前記排気通路における前記排気浄化装置よりも上流側の部分とを連通する連通路を有し、前記第2貯留タンクの圧力を低下させるときに、前記第2貯留タンクに貯留されている還元剤に該連通路を通過させても良い。つまり、気体となった第2貯留タンクに貯留されている還元剤を前記排気浄化装置よりも上流側の排気通路に導くことによって、該還元剤を前記排気浄化装置によって浄化しても良い。これにより、前記第2貯留タンクに貯留される還元剤が浄化されないまま大気中に放出されることを抑制することができる。
本発明にあっては、排気浄化装置に流入する排気に還元剤を噴射する還元剤噴射弁を備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、還元剤を圧送する供給ポンプに空気が混入することに起因して、供給ポンプにおいてキャビテーションが発生し、或いは供給ポンプにおける還元剤を圧送する能力が低下する等、供給ポンプに対して不具合が生じることを抑制できる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
ここでは、本発明を車両駆動用のディーゼルエンジンに適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本発明に係る内燃機関1と、その排気系および還元剤供給系の概略構成を示す図である。図1において、内燃機関1には、該内燃機関1に流入する吸気が流通する吸気管2と、内燃機関1からの排気が流通する排気管5が接続されている。吸気管2の途中には該吸気管2内を流通する吸気量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ3が取り付けられている。また、排気管5は下流にて図示しないマフラーに接続されており、排気管5の途中には、排気中のNOxを還元するアンモニア選択還元触媒6が配置されている。以下、排気管5においてアンモニア選択還元触媒6よりも上流側を第1排気管5a、下流側を第2排気管5bという。ここで、本実施例における第1排気管5a及び、第2排気管5bは、本発明における排気通路に相当する。また、本実施例におけるアンモニア選択還元触媒6は本発明における排気浄化装置に相当する。
また、図1中、第1排気管5aには、アンモニア選択還元触媒6においてNOxを還元するため、還元剤としての尿素水溶液を排気に噴射する尿素噴射弁7が備えられている。本実施例では尿素水溶液が本発明における還元剤に相当し、尿素噴射弁7が還元剤噴射弁に相当する。また、本発明における還元剤は尿素水溶液の他にアンモニア水溶液等であっ
ても良い。また、内燃機関1には、作動信号を受けて警報を発する警報機18が併設されている。また、第1排気管5aにおける尿素噴射弁7よりも上流側には内燃機関1から排出されるNOxの濃度を検出するNOxセンサ27が設けられている。
また、内燃機関1には、尿素水溶液を貯留するメインタンク10が併設されている。このメインタンク10には尿素水溶液の流出するメインタンク流出口11を設けており、メインタンク流出口11が第1尿素供給管12の一端に接続されている。そして、第1尿素供給管12の他端は尿素噴射弁7と接続されている。また、メインタンク10には該メインタンク10に貯留されている尿素溶液の残留量を検出する残量センサ13が配置されている。ここで、本実施例ではメインタンク10が本発明における第1貯留タンクに相当する。また、本実施例では第1尿素供給管12が本発明における第1還元剤通路に相当する。
また、内燃機関1には、尿素水溶液を貯留するサブタンク20が併設されている。このサブタンク20はメインタンク10よりも容量が小さく、通常時はメインタンク10に貯留されている尿素水溶液が尿素噴射弁7に供給される。また、サブタンク20には尿素水溶液の流出するサブタンク流出口21を設けており、サブタンク流出口21が第2尿素供給管22の一端に接続されている。そして、第2尿素供給管22の他端は第1尿素供給管12と接続されている。ここで、本実施例ではサブタンク20が本発明における第2貯留タンクに相当する。また、本実施例では第2尿素供給管22が本発明における第2還元剤通路に相当する。
ここで、第1尿素供給管12と第2尿素供給管22とが接続される部分を合流部15と称する。また、第1尿素供給管12におけるメインタンク10と合流部15との間の部分をタンク側第1供給管12aと称し、合流部15と尿素噴射弁7との間の部分をポンプ側第1供給管12bと称する。
また、第1尿素供給管12における尿素噴射弁7と合流部15との間にはポンプ16が設けられている。このポンプ16によってメインタンク10またはサブタンク20に貯留されている尿素水溶液が尿素噴射弁7に圧送される。また、第1尿素供給管12における合流部15とポンプ16との間には、第1尿素供給管12の断面積が拡張している拡張部14が設けられている。そして、この拡張部14には尿素水溶液から受ける圧力を検出するための液圧センサ14aが設けられている。この、液圧センサ14aの作用については後述する。
また、合流部15には切り替え弁17が備えられている。切り替え弁17は第1の位置、第2の位置、第3の位置に切り換え可能であり、タンク側第1供給管12a、ポンプ側第1供給管12b、第2尿素供給管22のうち、いずれを導通させ、または遮断するかを切り替えることができる。ここで、切り替え弁17を第1の位置とすることにより、合流部15において、タンク側第1供給管12aとポンプ側第1供給管12bとを導通させ、第2尿素供給管22とポンプ側第1供給管12bとを遮断させることができる。また、切り替え弁17を第2の位置とすることにより、合流部15において、第2尿素供給管22とポンプ側第1供給管12bとを導通させ、タンク側第1供給管12aとポンプ側第1供給管12bとを遮断させることができる。また、切り替え弁17を第1の位置と第2の位置との中間位置である第3の位置とすることにより、タンク側第1供給管12a、ポンプ側第1供給管12bおよび第2尿素供給管22の全てを合流部15において導通させることができる。
また、図1に示すようにメインタンク10には尿素水充填口10aが設けられており、メインタンク10に貯留されている尿素水溶液の残留量が減少したときに尿素水充填口1
0aから尿素水溶液が補充される。その際に、切り替え弁17を第3の位置にすることで、メインタンク10とサブタンク20が導通状態となり、サブタンク20に対しても尿素水溶液を補充することができる。
また、メインタンク10とサブタンク20とはエア抜き管19によって図示のように連通されている。そして、メインタンク10とサブタンク20とを導通状態にして尿素水充填口10aから尿素水溶液を補充することによって、サブタンク20における尿素水溶液の液が上昇すると、サブタンク20内の空気をエア抜き管19に導くことができる。これにより、サブタンク20に尿素水溶液を補充する際に、タンク内の空気を外部に抜くことができる。そして、メインタンク10内の空気は、メインタンク10における液位が上昇することに伴い尿素水充填口10aからタンクの外部に抜くことができる。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1及び還元剤供給系を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)50が併設されている
。このECU50は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御するほか、還元剤供給系に係る制御を行うユニットである。
ECU50には、内燃機関1に吸入される吸入空気量を検出するエアフローメータ3や、回転数を検出するクランクポジションセンサ8や、アクセル開度を検出するアクセルポジションセンサ9などの内燃機関1の運転状態の制御に係るセンサ類や、残量センサ13、液圧センサ14a、NOxセンサ27等が電気配線を介して接続され、それらの出力信号がECU50に入力されるようになっている。一方、ECU50には、内燃機関1内の筒内燃料噴射弁(図示省略)、尿素噴射弁7、ポンプ16、切り替え弁17、警報機18等が電気配線を介して接続されており、ECU50によってこれらが制御されるようになっている。
また、ECU50には、CPU、ROM、RAM等が備えられており、ROMには、内燃機関1の種々の制御を行うためのプログラムや、データを格納したマップが記憶されている。また、尿素噴射弁7に供給する尿素水溶液の貯留されている貯留タンクのうち、メインタンク10とサブタンク20とを切り替えるための後述する制御はECU50のROMに記憶されているプログラムの一つである。
次に、本実施例における還元剤供給系について説明する。本実施例においては、上述したように、通常時はメインタンク10に貯留されている尿素水溶液が尿素噴射弁7に供給される。つまり、切り替え弁17を第1の位置とすることにより、タンク側第1供給管12aとポンプ側第1供給管12bとを導通させ、第2尿素供給管22とポンプ側第1供給管12bとを遮断させる。そうすると、メインタンク10に貯留されている尿素水溶液が拡張部14を通過した後ポンプ16に流入し、該ポンプ16によって尿素水溶液が尿素噴射弁7に圧送される。
本実施例においては、ECU50によって現在の運転状態に基づいて、内燃機関1から排出されるNOx量が推定され、推定されたNOxの浄化に必要とされるだけの尿素水溶液の必要噴射量Qadが決定される。そして、ECU50からの指令によって、必要噴射量Qadの尿素水溶液が尿素噴射弁7から噴射されるように、ポンプ16に尿素水溶液を圧送させる。
なお、内燃機関1から排出されるNOx量は、例えばNOxセンサ27、エアフローメータ3の検出値からそれぞれ排気中のNOx濃度および吸入空気量を取得し、これらの値から推定しても良い。また、例えば内燃機関1の機関回転数Ne、機関負荷TQに基づいて推定しても良い。具体的には、機関回転数Neと機関負荷TQとNOx量との関係を予
め実験等で求めておき、該関係を制御マップの形でECU50内に格納しておいても良い。そして、該制御マップに機関回転数Neと機関負荷TQとをパラメータとしてアクセスすることで、NOx量を導出しても良い。また、機関回転数Neはクランクポジションセンサ8の検出値により取得し、機関負荷TQはアクセルポジションセンサ9により検出されるアクセル開度に基づいて取得しても良い。
そして、上記のように構成された内燃機関1の排気系では、尿素噴射弁7から噴射された尿素水溶液は、第1排気管5a内にて熱分解および加水分解され、アンモニア(NH)が生成される。そして、このアンモニアは排気とともにアンモニア選択還元触媒6に流入し、アンモニア選択還元触媒6において排気中のNOxを還元することができる。
ところで、通常時はメインタンク10に貯留されている尿素水溶液が尿素噴射弁7に供給されるため、次第にメインタンク10に貯留されている尿素水溶液の残留量が少なくなる。そして、メインタンク10における尿素水溶液の液位が低くなった状態で、内燃機関1が搭載される車両が急加速または急減速するとき等、該車両の加速度が急激に変化すると、メインタンク流出口11の少なくとも一部が露出し、メインタンク流出口11から尿素水溶液とともに空気が第1尿素供給管12に混入する場合がある。そうすると、ポンプ16にエア噛みが生じてしまい、ポンプ16においてキャビテーションが発生し、或いはポンプ16の圧送能力が低下する虞があった。
そこで、本実施例においては、メインタンク10に貯留されている尿素水溶液の残留量(以下、単に「メインタンク残留量」ともいう。)Vmがノンエア残留量Vaよりも少ないときに、ECU50からの指令により切り替え弁17を第2の位置とすることにより、サブタンク20から尿素水溶液を尿素噴射弁7に供給することとした。ここで、ノンエア残留量Vaは予め定められる一定の残留量であり、内燃機関1が搭載される車両の加速度が急激に変化するときにおいても、メインタンク流出口11が露出しないときの下限の残留量である。また、ノンエア残留量Vaは例えばメインタンク10の容積や底面積に基づいて定めるようにしても良い。
次に、本実施例に係る内燃機関の排気浄化システムに関し、尿素噴射弁7に供給する尿素水溶液の貯留されている貯留タンクのうち、メインタンク10とサブタンク20とを切り替えるときの制御について詳細に説明する。
ここで、図2は本実施例における貯留タンク切り替えルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンはECU50内のROMに記憶されたプログラムであり内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。尚、本ルーチンにおいて、メインタンク10に貯留されている尿素水溶液が尿素噴射弁7に供給されている場合を前提として説明する。つまり、切り替え弁17が第1の位置に停止している状態を前提として説明する。また、本ルーチンを実行するECU50は本発明における還元剤供給手段に相当する。
本ルーチンが実行されると、まずステップS101においては、ECU50によって上述したメインタンク残留量Vmが取得される。具体的には、残量センサ13の検出値に基づいてメインタンク残留量Vmは取得される。そして、ステップS101の処理が終わるとステップS102に進む。
ステップS102においては、メインタンク残留量Vmがノンエア残留量Vaより少ないか否かが判定される。つまり、本ステップでは、尿素噴射弁7に尿素水溶液を供給する貯留タンクをサブタンク20に切り替える必要があるか否かが判定される。そして、メインタンク残留量Vmがノンエア残留量Va以上であると判定された場合には、ポンプ16にエア噛みが生じる虞が無いと判断され、本ルーチンを一旦終了する。一方、メインタン
ク残留量Vmがノンエア残留量Vaよりも少ないと判定された場合にはポンプ16にエア噛みが生じる虞があると判断され、ステップS103に進む。
ステップS103においては、ECU50が警報機18に作動信号を出力し、この作動信号により警報機18が作動し、メインタンク10に貯留されている尿素水溶液が少ないことを運転者に報知する。従って、本実施例において、警報機18を作動させるECU50は警報機18とともに、本発明における警報手段に相当する。そして、ステップS103の処理が終わるとステップS104に進む。
ステップS104においては、ECU50からの指令により切り替え弁17が第2の位置に切り替えられ、第2尿素供給管22とポンプ側第1供給管12bとが接続される。そして、ステップS104の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本実施例における貯留タンク切り替えルーチンによれば、メインタンク10に貯留されている尿素水溶液の残留量(メインタンク残留量Vm)がノンエア残留量Vaよりも少ないときにはサブタンク20から尿素水溶液を尿素噴射弁7に供給するため、メインタンク残留量Vmが減少することが抑制される。つまり、メインタンク流出口11の少なくとも一部が露出し、メインタンク流出口11から尿素水溶液とともに空気が第1尿素供給管12に混入することを抑制できる。従って、ポンプ16にエア噛みが生じることを抑制することができる。
仮に、メインタンク流出口11から空気が第1尿素供給管12に混入した場合においても混入した空気は拡張部14を通過するため、該空気が拡張部14よりもポンプ16側に流入することを抑制できる。これにより、より確実にポンプ16にエア噛みが生じることを抑制することができる。従って、ポンプ16においてキャビテーションが発生することに起因する部材の劣化やポンプ16の圧送能力が低下することを抑制することが可能となる。
また、本実施例においては、合流部15に切り替え弁17を備える構成を例として説明したが、メインタンク残留量Vmがノンエア残留量Vaより少なくなったときにサブタンク20から供給される尿素水溶液にポンプ側第1供給管12bを通過させることが可能であれば良く、切り替え弁17の配置について限定される趣旨ではない。
例えば、尿素水溶液の通過を許可または禁止することの可能なON−OFF弁を合流部15ではなく第2尿素供給管22の途中に配置しても良い。その場合には、メインタンク残留量Vmがノンエア残留量Vaになるときにメインタンク10とサブタンク20とに貯留される尿素水溶液の液位について、サブタンク20の液位がメインタンク10の液位に比べて充分高くなるように該メインタンク10とサブタンク20とを配置することが望ましい。
つまり、上述したON−OFF弁を開弁することによって、メインタンク10に比べてより多くのサブタンク20に貯留されている尿素水溶液にポンプ側第1供給管12bを通過させることができるからである。これにより、メインタンク残留量Vmがノンエア残留量Vaより少なくなったときにはメインタンク10から多くの尿素水溶液が流出せず、メインタンク流出口11から空気が第1尿素供給管12に混入することを抑制できる。
また、本実施例においては、アンモニア選択還元触媒6を備える排気浄化システムを例として説明したが、例えばアンモニア選択還元触媒6の代わりに吸蔵還元型NOx触媒や、アンモニア選択還元触媒或いは吸蔵還元型NOx触媒の触媒を担持するとともに排気中の微粒子物質(以下、「PM」ともいう。)を捕集するフィルタを備えていても良い。ま
た、上述した触媒の種類に応じてメインタンク10およびサブタンク20に貯留する還元剤の種類を変更しても良い。例えば、本発明に係る排気浄化装置が吸蔵還元型NOx触媒を備えるときには燃料(例えば、軽油等)を貯留するようにしても良い。そして、本発明は、例えば吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されているNOxを還元するために燃料等を供給する排気浄化システムに適用することが可能である。また、上記吸蔵還元型NOx触媒にSOxが吸蔵されNOxの吸蔵能力が低下する所謂SOx被毒を回復させるために燃料等を供給する排気浄化システムに適用することが可能である。或いは、上記のフィルタに捕集されているPMを酸化除去するために燃料等を供給する排気浄化システムに適用することが可能である。
次に、本実施例において、メインタンク残留量Vmがノンエア残留量Vaよりも少なくなったときにメインタンク10に尿素水溶液を補充するときの制御について、図3に基づいて説明する。本実施例では、メインタンク10に尿素水溶液を補充する際に、サブタンク20に対しても確実に尿素水溶液を補充することとした。
図3は、本実施例における尿素水溶液補充ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンはECU50内のROMに記憶されたプログラムであり内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。尚、本ルーチンにおいて、切り替え弁17が第1の位置に停止している状態を前提として説明する。
本ルーチンが実行されると、まずステップS201においては、ECU50によってメインタンク10に対して尿素水溶液が補充されているか否かが判定される。具体的には、残量センサ13の検出値に基づいてメインタンク残留量Vmを取得し、その後予め定められる一定期間(例えば、数秒間)が経過した後に再度メインタンク残留量Vmを取得する。ここで、先に取得されたメインタンク残留量VmをVm1、後に取得されたメインタンク残留量VmをVm2と称す。
そして、メインタンク残留量Vm1に比べてメインタンク残留量Vm2の方が多い場合には、メインタンク10に対して尿素水溶液が補充されていると判定され、ステップS202に進む。一方、メインタンク残留量Vm2がメインタンク残留量Vm1以下である場合には、メインタンク10に対して尿素水溶液が補充されていないと判定され、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS202においては、メインタンク残留量Vmが取得される。そして、ステップS202の処理が終わるとステップS203に進む。ステップS203においては、メインタンク残留量Vmが予め設定される基準残留量Vm3以上であるか否かが判定される。ここで、基準残留量Vm3はメインタンク10がほぼ満杯になるときの尿素水溶液の残留量である。そして、メインタンク残留量Vmが基準残留量Vm3以上であると判定された場合には、メインタンク10に対して充分に尿素水溶液を補充することができたと判断され、ステップ204に進む。一方、メインタンク残留量Vmが基準残留量Vm3よりも少ないと判定された場合には、ステップS202に戻る。
ステップS204においては、ECU50からの指令によって、切り替え弁17が第1の位置から第3の位置に切り替えられる。つまり、タンク側第1供給管12a、ポンプ側第1供給管12bおよび第2尿素供給管22の全てが合流部15において導通させられる。そうすると、メインタンク10に設けられたメインタンク流出口から尿素水溶液が流出する。そして該尿素水溶液は、タンク側第1供給管サブタンク12a、第2尿素供給管22を通過してサブタンク20に設けられたサブタンク流出口からサブタンク20内に流入する。これにより、サブタンク20に対して尿素水溶液が補充される。そして、ステップS204の処理が終わるとステップS205に進む。
ステップS205においては、サブタンク20における尿素水溶液の残留量であるサブタンク残留量Vsが取得される。具体的には残量センサ13の検出値に基づいてメインタンク残留量Vmが取得される。そして、次に液圧センサ14aの検出値に基づいてメインタンク10およびサブタンク20に貯留している尿素水溶液の残留量である全体残留量Vbが取得される。そして、全体残留量Vbとメインタンク残留量Vmとに基づいてサブタンク残留量Vsが取得される。そして、ステップS205の処理が終わるとステップS206に進む。
ステップS206においては、サブタンク残留量Vsが予め設定される基準残留量Vs1以上であるか否かが判定される。ここで、基準残留量Vs1はサブタンク20がほぼ満杯になるときの尿素水溶液の残留量である。そして、サブタンク残留量Vsが基準残留量Vs1以上であると判定された場合には、サブタンク20に対して充分に尿素水溶液を補充することができたと判断され、ステップ207に進む。一方、サブタンク残留量Vsが基準残留量Vs1よりも少ないと判定された場合には、ステップS205に戻る。つまり、再度サブタンク残留量Vsが取得され、基準残留量Vs1以上であるか否かが判定される。
ステップS207においては、ECU50からの指令によって、切り替え弁17が第3の位置から第1の位置に切り替えられる。つまり、合流部15において、タンク側第1供給管12aとポンプ側第1供給管12bとを導通させ、第2尿素供給管22とポンプ側第1供給管12bとを遮断させる。そして、ステップS207の処理が終わるとステップS208に進む。
ステップS208においては、メインタンク残留量Vmが再び取得される。そして、ステップS208の処理が終わるとステップS209に進む。ステップS209においては、メインタンク残留量Vmが上述した基準残留量Vm3以上であるか否かが判定される。そして、メインタンク残留量Vmが基準残留量Vm3よりも少ないと判定された場合には、メインタンク10に対して更に尿素水溶液を補充する必要があると判断され、ステップ208に戻る。つまり、再度メインタンク残留量Vmが取得され、基準残留量Vm3以上であるか否かが判定される。一方、メインタンク残留量Vmが基準残留量Vm3以上であると判定された場合には、メインタンク10に対して充分に尿素水溶液を補充することができたと判断され、本ルーチンを一旦終了する。
本ルーチンによれば、メインタンク10に尿素水溶液を補充する際に、確実にサブタンク20に対して尿素水溶液を補充することが可能となる。また、本実施例における残量センサ13と液圧センサ14aとは、尿素水溶液の濃度を検出する機能を更に備えたセンサとして、尿素水溶液の残留している質量を取得してもよい。これにより、尿素水溶液の残留量をより精度良く取得することができる。
次に、本発明に係る内燃機関1の排気浄化システムの実施例1とは異なる実施例について説明する。図4は、本実施例における内燃機関1と、その排気系および還元剤供給系の概略構成を示す図である。ここで、実施例1の排気浄化システムと同一又は同等の構成部分については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施例と実施例1に係る排気浄化システムでは以下の点で相違する。即ち、本実施例における排気浄化システムではメインタンク10はサブタンク20に覆われて配置されている。また、本実施例においては、尿素噴射弁7に尿素水溶液を供給するためにメインタンク10やサブタンク20から流出した尿素水溶液のうち全てが排気中に噴射されるわけ
ではなく、その一部は使用されないままサブタンク20に戻される。つまり、本実施例に係る内燃機関の排気浄化システムにおいては、ポンプ16とリターン管30の一端がレギュレータ31を介して接続されており、該リターン管30の他端がサブタンク20に設けられるサブタンク流入口32に接続されている。
また、ポンプ16内の圧力はレギュレータ31によって予め設定されている範囲の圧力になるように調節されており、そして、ポンプ16内の圧力が上記設定範囲の圧力よりも高くなるときには、ポンプ16に供給される尿素水溶液のうちの一部がリターン管30に流れ込み、サブタンク20に戻される(以下、この尿素水溶液を単に「リターン尿素水溶液」ともいう。)。
ここで、リターン尿素水溶液は、ポンプ16によって加圧され、或いは内燃機関1からの輻射熱等を受けることにより温められてからサブタンク20に戻される。これにより、本実施例において、サブタンク20は高温となったリターン尿素水溶液に温められる。更に、図4に示すように、メインタンク10はサブタンク20に覆われて配置されているため、メインタンク10をサブタンク20からの熱伝導等によって温めることができる。これにより、メインタンク10に貯留されている尿素水溶液が凍結することを抑制することができる。また、尿素水溶液が固化することによってサブタンク流出口21が詰まることが抑制される。
ところで、上述のようにサブタンク20に戻されるリターン尿素水溶液は高温状態となっている場合がある。そうすると、サブタンク20に貯留されている尿素水溶液がアンモニアガスとなり、サブタンク20内の圧力が過度に高くなる場合がある。
そこで、本実施例におけるサブタンク20には、該サブタンク20内の圧力を検出する圧力センサ26が配置されている。また、サブタンク20にはサブタンク第2流出口23が設けられており、このサブタンク第2流出口23にはガス抜き管24の一端が接続されている。そして、ガス抜き管24の他端は第1排気管5aに接続されている。さらに、ガス抜き管24にはガス抜き弁25が設けられている。
ここで、圧力センサ26はECU50と電気配線を介して接続され、圧力センサ26からの出力信号がECU50に入力されるようになっている。一方、ECU50には、ガス抜き弁25が電気配線を介して接続されており、ECU50によってこれらが制御されるようになっている。即ち、ECU50からの指令によってガス抜き弁25が開弁されると、サブタンク20内のアンモニアガスがサブタンク20からガス抜き管24を通過し、第1排気管5aに放出される。
次に、本実施例においてサブタンク20の圧力を低下させるための制御について、図5に基づいて説明する。ここで、図5は本実施例におけるサブタンク圧低下ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンはECU50内のROMに記憶されたプログラムであり内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。尚、本ルーチンを実行するECU50は本発明における圧力低下手段に相当する。
本ルーチンが実行されると、まずステップS301においては、ECU50によってサブタンク20内の圧力(以下、単に「サブタンク圧」という。)Ptが圧力センサ26の検出値に基づいて推定される。従って、本実施例において、サブタンク20内の圧力を推定するECU50は本発明における圧力推定手段に相当する。そして、ステップS301の処理が終わるとステップS302に進む。
ステップS302においては、サブタンク圧Ptが予め設定される基準圧力Ptbより
高いか否かが判定される。つまり、本ステップでは、ガス抜き弁25を開弁させてサブタンク20の圧力を低下させる必要があるか否かが判定される。ここで、基準圧力Ptbとは、サブタンク20に変形や破損が生じうるときの圧力に充分なマージンを見込んだ圧力であり、予め実験的に求められる。また、基準圧力Ptbは、サブタンク20に変形や破損が生じないときの上限の圧力としても良い。従って、本実施例において基準圧力Ptbが本発明における所定圧力に相当する。
そして、サブタンク圧Ptが基準圧力Ptbよりも高いと判定された場合には、ガス抜き弁25を開弁させてサブタンク20の圧力を低下させる必要があると判断され、ステップS303に進む。一方、サブタンク圧Ptが基準圧力Ptb以下であると判定された場合にはガス抜き弁25を開弁させてサブタンク20の圧力を低下させる必要がないと判断され、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS303においては、ECU50からの指令によってガス抜き弁25が開弁される。そうすると、サブタンク20内のアンモニアガスがサブタンク20からガス抜き管24を通過して第1排気管5aに放出される。これにより、サブタンク20内の圧力を低下させることができる。そして、ステップS303の処理が終わるとステップS304に進む。
ステップS304においては、再度サブタンク圧Ptが圧力センサ26の検出値に基づいて推定される。そして、ステップS304の処理が終わるとステップS305に進む。ステップS305においては、サブタンク圧Ptが上述した基準圧力Ptb以下であるか否かが判定される。つまり、本ステップでは、ガス抜き弁25を閉弁しても良いか否かが判定される。
そして、サブタンク圧Ptが基準圧力Ptbよりも高いと判定された場合には、さらにサブタンク20の圧力を低下させる必要があると判断され、ステップS304の処理に戻る。つまり、サブタンク圧Ptが基準圧力Ptb以下になるまで、ガス抜き弁25を開弁した状態が継続される。そして、サブタンク圧Ptが基準圧力Ptb以下であると判定された場合にはガス抜き弁25を閉弁しても良いと判断され、ステップS306に進む。
ステップS306においては、ECU50からの指令によってガス抜き弁25が閉弁される。そして、ステップS306の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
以上により、本実施例におけるサブタンク圧低下ルーチンによれば、サブタンク圧Ptが過度に高くなることを抑制し、サブタンク20に変形や破損が生じることを抑制することが可能となる。また、第1排気管5aに放出されたアンモニアガスは下流側に配置されるアンモニア選択還元触媒6において浄化されるため、アンモニアガスが浄化されないまま大気中に放出されることが抑制できる。
また、本実施例においては、リターン尿素水溶液をサブタンク20に戻すための機構として、ポンプ16とリターン管30の一端がレギュレータ31を介して接続されている構成を例として説明したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、尿素噴射弁7とリターン管30の一端とを接続させて、リターン管30にレギュレータ31を配置するような構成としても良い。
本発明に係る内燃機関と、その排気系および還元剤供給系の概略構成を示す図である。 実施例1における貯留タンク切り替えルーチンを示すフローチャートである。 実施例1における尿素水溶液補充ルーチンを示すフローチャートである。 実施例2における内燃機関と、その排気系および還元剤供給系の概略構成を示す図である。 実施例2におけるサブタンク圧低下ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・吸気管
3・・・エアフローメータ
5・・・排気管
5a・・・第1排気管
5b・・・第2排気管
6・・・アンモニア選択還元触媒
7・・・尿素噴射弁
8・・・クランクポジションセンサ
9・・・アクセルポジションセンサ
10・・・メインタンク
10a・・・尿素充填口
11・・・メインタンク流出口
12・・・第1尿素供給管
12a・・・タンク側第1供給管
12b・・・ポンプ側第1供給管
13・・・残量センサ
14・・・拡張部
14a・・・液圧センサ
16・・・ポンプ
17・・・切り替え弁
18・・・警報機
19・・・エア抜き管
20・・・サブタンク
21・・・サブタンク流出口
22・・・第2尿素供給管
23・・・サブタンク第2流出口
24・・・ガス抜き管
25・・・ガス抜き弁
26・・・圧力センサ
27・・・NOxセンサ
30・・・リターン管
31・・・レギュレータ
32・・・サブタンク流入口
50・・・ECU

Claims (5)

  1. 一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
    前記排気通路に設けられるとともに前記排気を浄化する排気浄化装置と、
    前記排気通路における排気浄化装置よりも上流側に設けられるとともに前記排気浄化装置に流入する排気に還元剤を噴射する還元剤噴射弁と、
    前記還元剤を貯留する第1および第2貯留タンクと、
    前記第1貯留タンクに貯留される還元剤および/または前記第2貯留タンクに貯留される還元剤を前記還元剤噴射弁に供給する還元剤供給手段と、
    を備える内燃機関の排気浄化システムであって、
    前記還元剤供給手段は、前記第1貯留タンクに貯留される還元剤および/または前記第2貯留タンクに貯留される還元剤を圧送する供給ポンプを有し、
    前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記供給ポンプに前記第1貯留タンク内から空気が混入しない所定の残留量よりも少ないときに、前記還元剤供給手段は前記第2貯留タンクに貯留される還元剤を前記供給ポンプへ供給し、
    前記第2貯留タンクは前記第1貯留タンクの少なくとも一部を覆うように配置されているとともに、
    前記第1貯留タンクおよび/または前記第2貯留タンクから流出する還元剤のうち前記還元剤噴射弁による噴射に供されない還元剤を前記第2貯留タンクに貯留する還元剤リターン手段と、
    前記第2貯留タンクの圧力を推定する圧力推定手段と、
    前記第2貯留タンクの圧力を低下させる圧力低下手段と、
    をさらに備え、
    前記圧力推定手段により推定される前記第2貯留タンクの圧力が所定圧力よりも高くなることによって前記第2貯留タンクに損傷を生じさせる虞のあるときに、前記圧力低下手段は前記第2貯留タンクの圧力を前記所定圧力以下まで低下させることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記所定の残留量よりも少ないときに、前記還元剤供給手段は前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の前記供給ポンプへの供給を禁止することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記還元剤供給手段は、一端が前記第1貯留タンクに接続されているとともに他端が前記還元剤噴射弁に接続されている第1還元剤通路と、一端が前記第2貯留タンクに接続されているとともに他端が前記第1還元剤通路の途中に設けられる合流部に接続されている第2還元剤通路と、
    前記供給ポンプに供給される還元剤が貯留される貯留タンクを前記第1貯留タンクと前記第2貯留タンクとの何れかに切り替える切り替え弁と、を更に有し、
    前記供給ポンプは前記第1還元剤通路における前記合流部と前記還元剤噴射弁との間に設けられており、
    前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記所定の残留量よりも少ないときに、前記還元剤供給手段は前記第2貯留タンクに貯留される還元剤が前記供給ポンプに供給されるように前記切り替え弁を切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  4. 前記第1還元剤通路における前記合流部と前記供給ポンプとの途中に該第1還元剤通路の断面積が拡張する拡張部を設けていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  5. 前記第1貯留タンクに貯留される還元剤の残留量が前記所定の残留量より少ないときに警報を発する警報手段を、
    更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化システム。
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