JPS6155163A - フオトクロミツク性と防曇性を併有する被覆物品 - Google Patents

フオトクロミツク性と防曇性を併有する被覆物品

Info

Publication number
JPS6155163A
JPS6155163A JP59178137A JP17813784A JPS6155163A JP S6155163 A JPS6155163 A JP S6155163A JP 59178137 A JP59178137 A JP 59178137A JP 17813784 A JP17813784 A JP 17813784A JP S6155163 A JPS6155163 A JP S6155163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
properties
photochromic
coated article
antifogging properties
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59178137A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sugiyama
義雄 杉山
Noboru Otani
昇 大谷
Motoaki Yoshida
元昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP59178137A priority Critical patent/JPS6155163A/ja
Publication of JPS6155163A publication Critical patent/JPS6155163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被覆物品、特にプラスチック、ガラス、金属等
の表面に組成物をコーティングして、フォトクロミック
性と防曇性を併有する被覆物品忙関するものである。
〔従来の技術〕
従来、スピロピラン、水銀ジチゾネート等のフォトクロ
ミック物質をプラスチック板の表面磨に分散し、そのプ
ラスチック板にフォトクロミック機能を付与する方法及
び物品が知られている(特開昭5≠−/10ざj#)。
また、ガラス板等の基板上に接着するフォトクロミック
物質を含有するフィルムが市販されている。一方、防曇
性を有する被覆物が、プラスチックメガネレンズの表面
に付与され、くもらないメガネとして実用化されている
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、フォトクロミック性と防曇性を併有する被覆物
品はいまだかつて知られていない。
本発明の目的は、プラスチック等の表面へコーティング
により付与するフォトクロミック性と防曇性を併有する
被覆物品を提出することにあり、この目的は本発明によ
り達成される。
〔問題点を解決するための手段および作用〕すなわち本
発明は、水溶性フォトクロミック物質および防曇性を有
する水溶性高分子を含有する被覆組成物を被覆硬化して
なるフォトクロミック性と防曇性を併有する被覆物品で
ある。
本発明において、フォトクロミック物質は水に溶解すれ
ばその種類に制限なしに使用できるが、メケルビオロゲ
ン、ノルマルヘプチルビオロゲン等の水に良く溶けるビ
オロゲンが使用される。
防曇性を有する水溶性高分子として、アクリルアミドま
たは/およびメタクリルアミドとこれと共重合可能な官
能基を有する他の単量体とのコポリマーが使用される。
アクリルアミドまたは/およびメタクリルアミドと共重
合可能な単量体(モノマー)としてそれ自体が自己架橋
性を有するか、あるいは架橋剤により架橋しうるちので
あれば、特にその種類に制限なしに使用することができ
るが、架橋性と親水性を併せ持つとC1うことから水酸
基、カルボキシル基、アミ7基、あるいはエポキシ基等
の官能基を有する七ツマ−を使用することが好ましい。
コポリマー中に含まれる(メタ)アクリルアミドの量は
、塗膜に良好な水漏れ性を有せしめるために25重量%
以上であることが好ましい。
コポリマー中には(メタ)アクリルアミド以外に前述の
ように官能基を有するコモ/マーが含まれるが、その量
は架橋性の見地から/重量%以上であることが好ましい
。これらの官能基を有するモノマー成分寝は、コポリマ
ーを被覆硬化させる! ときに架橋反応により塗膜の耐久性を向上させる働きを
する。
また防曇性を有する水溶性高分子として、ポリアクリル
酸、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等が
使用される。
本発明において、被覆組成物中に含まれるアクリルアミ
ドまたは/およびメタクリルアミドとこれと共重合可能
な官能基を有する他の単量体とのコポリマー、ポリアク
リル酸、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール
は直鎖状構造を有している。そしてこのゆ組成物を基材
に被覆して後、焼付は硬化することにより被膜は網状構
造をもつようになる。前記他の単量体として自己架橋性
を有するもの、たとえばN−ヒドロキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
ルアミド、グリシジル(メタ)アクリレートなどを使用
する場合には、前記組成物中に架橋剤を含ませておく必
要はなく、比較的低い温度で(メタ)アクリルアミドと
他の単量体とを共重合させることにより直鎖状コポリマ
ーが得られ、ついでこのコホ゛リマーを含む被覆組成物
を基材に被覆し比較的に高い温度で焼付けることにより
架橋反能が生じて網状構造を有する被膜を形成する。
前記他の単量体として自己架橋性を有しないものを使用
する場合には、被覆組成物中にコポリマーの他に架橋剤
を含ませることが必要である。
その目的に使用される架橋剤としては、前記の官能基を
有するモノマー成分と反応しうる官能基を/分子中に2
ケ以上有する化合物であれば特に制限はない。たとえば
、ヘキサメトキシメチルメラミンやヘキサメチロールメ
ラミンなどのメラミン誘導体、グリセロールトリグリシ
ジルエーテルや3.クーエポキシシクロヘキシルメチル
−J、lI−エポキシシクロへキシルカルボキシレート
などの多官能エポキシ化合物等が使用される。これら架
橋剤の使用量は多いほど塗膜の耐久性を向上させること
ができるが、多すぎると防曇性が低下してしまい、また
少なすぎると塗膜の耐水性が悪く、漏れたガーゼ等でこ
すると容易に塗膜が剥れてしまう。従って架橋剤はコポ
リマー100重量部に対し、0.7〜70重量%添加す
るのが良い。
なお、これらの架橋剤を使用する場合、必要とあれば反
応触媒を使用することもできる。また前記能の単量体と
して、その全量または部分的に自己架橋性を有するコマ
ツマ−を使用する場合、このコモ/マーの使用量が多す
ぎると被膜の防Ω性が低下するので、コポリマー中にお
けるこのコモノマーの割合を多くとも101Mm%にす
ることが好ましい。
本発明に用いる被覆組成物は水溶性フォトクロミック物
質と防曇性を有する水溶性高分子の他に必要に応じて架
橋剤、触媒、溶剤、70−コントロール剤、酸化防止剤
を含むことができる。しがしこれらのいずれもが被覆硬
化中にフォトクロミック物質と反応しないことが必要で
ある。
本発明において、プラスチック、ガラス、金属等の基材
に、上記の被覆組成物をスプレー法、浸漬法、ローラー
コーティング法、キャスティング法などの方法により塗
布し、基材の変形温度以下の温度(通常は100〜30
0″C)で10秒〜2時間焼付は硬化することにより、
塗膜を形成することができる。焼付は硬化後の塗膜の厚
味はフォトクロミック物質の発色濃度や湿潤時の膜強度
より0.0/〜1000/imの厚みを有することが好
ましい。
なお本発明では、塗膜の基材に対する付着性を良くする
ために前処理を施した基材を使用することも可能であり
、また別の塗膜でコーティングされた基材を使用すると
いうこともできる。
本発明において、被覆組成物に含有される水溶性フォト
クロミック物質と防曇性を有する水溶性高分子との割合
は、前記水溶性高分子の重量に対して/〜ざO重量%、
より好ましくはコo−go重量%の範囲で水溶性゛フォ
トクロミック物質を配合することが好ましい。この被覆
組成物は水に溶解して5〜ざ0重量%の濃度に調節し、
基材に適用する。
〔実 施 例〕
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例/ メチルビオロゲン(東京化成製)ワ、 / J mgを
、アクリルアミド(10重二部)−襲−ハイドロキシ一
二チルーメタアクリレート(20重量部)よりなるコポ
リマー/2.ワ重置部にグリセロールトリグリシジルエ
ーテル0.1重量部を加えエチルセロソルブO09重皿
部と水ざ3.7重量部で希釈し固形分73%とした組成
物O,コ1gに溶かした被覆組成物をガラス板上にキャ
スティング法で塗布した後ドラフト内で一晩放置した。
その後100”Cで1時間焼付は硬化して膜厚100μ
mの塗膜を形成した。この塗膜は螢光燈下で無色であっ
たが、太陽光下で青色に発色した。5日間暗所放置後み
ると螢光燈下で無色であった。太陽光下にさらすと再び
青色に発色した。このコーティングしたガラス板を水に
浸漬復水のはじき具合をみると全く水をはじがなかった
実施例2 メチルビオロゲン(東京化成製) 20.’7;mg 
t−ポリアクリル酸/9.0重量部にグリセロールグリ
シジ/l/ x−チル八〇重量部を加えエチルセロソル
ブq、o重量部、インプロパツールt7.t mm部、
水jj、#重量部で希釈し固形分20%とした組成物0
.2J gに溶かした被覆組成物を実施例/と同様にし
て膜厚コOOμmの塗膜を形成した。この塗膜は、螢光
燈下で無色であったが、太陽光下で青色に発色した。3
時間暗所放置後みると螢光燈下で無色であった。太陽光
下で再び青色に発色したこのコーティングしたガラス板
を水に浸漬復水のはじき具合をみると全く水をはじかな
かった。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、1回のみの被覆操作
によって、従来得られなかったフォトクロミック性と防
曇性を併有する被覆物品が得られる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水浴性フォトクロミック物質および防曇性を有す
    る水溶性高分子を含有する被覆組成物を被覆硬化してな
    るフォトクロミック性と防曇性を併有する被覆物品
  2. (2)前記水溶性フォトクロミック物質がビオロゲンで
    あるフォトクロミック性と防曇性を併有する被覆物品
  3. (3)前記防曇性を有する水溶性高分子がアクリルアミ
    ドまたは/およびメタクリルアミドとこれと共重合可能
    な官能基を有する他の単量体とのコポリマーである特許
    請求の範囲第1項記載のフォトクロミック性と防曇性を
    併有する被覆物品。
  4. (4)前記他の単量体は、水酸基、カルボキシル基、ア
    ミノ基およびエポキシ基からなる群より選んだすくなく
    とも1つの基を有するものである特許請求の範囲第3項
    記載のフォトクロミック性と防曇性を併有する被覆物品
  5. (5)前記コポリマーはアクリルアミドまたは/および
    メタクリルアミドすくなくとも25重量%と前記他の単
    量体すくなくとも1重量%とを反応させたものである特
    許請求の範囲第3〜4項記載のフォトクロミック性と防
    曇性を併有する被覆物品。
  6. (6)前記防曇性を有する水溶性高分子がポリアクリル
    酸であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    フォトクロミック性と防曇性を併有する被覆物品。
  7. (7)前記被覆組成物は前記防曇性を有する水溶性高分
    子の他に架橋剤を前記防曇性を有する水溶性高分子に対
    して0.1〜10重量%含む特許請求の範囲第1〜6項
    記載のフォトクロミック性と防曇性を併有する被覆物品
  8. (8)前記被覆組成物を被覆硬化した膜が0.01〜1
    000μmの厚さを有する特許請求の範囲第1〜7項記
    載のフォトクロミック性と防曇性を併有する被覆物品
JP59178137A 1984-08-27 1984-08-27 フオトクロミツク性と防曇性を併有する被覆物品 Pending JPS6155163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59178137A JPS6155163A (ja) 1984-08-27 1984-08-27 フオトクロミツク性と防曇性を併有する被覆物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59178137A JPS6155163A (ja) 1984-08-27 1984-08-27 フオトクロミツク性と防曇性を併有する被覆物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6155163A true JPS6155163A (ja) 1986-03-19

Family

ID=16043294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59178137A Pending JPS6155163A (ja) 1984-08-27 1984-08-27 フオトクロミツク性と防曇性を併有する被覆物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6155163A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63172778A (ja) * 1987-01-13 1988-07-16 Hideyuki Kanemitsu 硬質・防曇効果に優れたコ−テイング剤
JPS63308014A (ja) * 1987-06-09 1988-12-15 Toray Ind Inc 水溶性フォトクロミックポリマ−
JP2008069731A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5092320A (ja) * 1973-12-21 1975-07-23
JPS51148788A (en) * 1975-06-17 1976-12-21 Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd A process for preparing hydrophilic polymers
JPS5662856A (en) * 1979-10-29 1981-05-29 Seiko Epson Corp Antifogging resin coating composition
JPS56167765A (en) * 1980-05-29 1981-12-23 Nippon Sheet Glass Co Ltd Anti-fogging coating composition
JPS57169750A (en) * 1981-04-13 1982-10-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Method for color development of two color recording medium
JPS59105058A (ja) * 1982-12-07 1984-06-18 Seiko Epson Corp フオトクロミツクコ−テイング用組成物

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5092320A (ja) * 1973-12-21 1975-07-23
JPS51148788A (en) * 1975-06-17 1976-12-21 Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd A process for preparing hydrophilic polymers
JPS5662856A (en) * 1979-10-29 1981-05-29 Seiko Epson Corp Antifogging resin coating composition
JPS56167765A (en) * 1980-05-29 1981-12-23 Nippon Sheet Glass Co Ltd Anti-fogging coating composition
JPS57169750A (en) * 1981-04-13 1982-10-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Method for color development of two color recording medium
JPS59105058A (ja) * 1982-12-07 1984-06-18 Seiko Epson Corp フオトクロミツクコ−テイング用組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63172778A (ja) * 1987-01-13 1988-07-16 Hideyuki Kanemitsu 硬質・防曇効果に優れたコ−テイング剤
JPS63308014A (ja) * 1987-06-09 1988-12-15 Toray Ind Inc 水溶性フォトクロミックポリマ−
JP2008069731A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4026826A (en) Curable resin composition for forming anti-fogging abrasion-resistant coating
KR101901915B1 (ko) 수용성 노면 표지용 도료 조성물
JPH04120181A (ja) 被覆組成物および該組成物を用いる被覆樹脂成形品
MX2011009590A (es) Composicion de cubierta.
CN110437699A (zh) 一种含甜菜碱两性离子的两亲性高分子防雾抗菌涂层及其制备方法
US3867175A (en) Non-fogging material
US3766299A (en) Reaction product of polyalkylene imine and epoxy halo ethylenic substituted difunctional compounds
CN1321164C (zh) 亲水性高分子防雾涂料及其制备方法
CA1263986A (en) Resin compositions and products using the same
JP5709706B2 (ja) 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材
JPS6155163A (ja) フオトクロミツク性と防曇性を併有する被覆物品
JP3216262B2 (ja) 車両灯具用加熱硬化型防曇剤組成物及び車両灯具
JP4978828B2 (ja) 防曇性コーティング組成物およびそれを用いた防曇性被膜の製造方法
JPH04211461A (ja) 紫外線硬化型防曇剤組成物及び防曇塗膜の作成方法
JPH04372674A (ja) 水性常乾架橋型塗料用樹脂組成物
JP2006028335A (ja) 防曇塗料及び防曇性成形品
JPH059439A (ja) コーテイング用組成物
JPH09194828A (ja) 防曇剤組成物
JPH06184464A (ja) 防曇用被覆剤
JPH03275705A (ja) 組成物
JPS6026064A (ja) すぐれた表面水濡れ性を有する被覆物品
JPH01210433A (ja) コーティング用組成物
JPH0418455A (ja) 含フッ素アニオン型界面活性剤を含む親水性光硬化性組成物
JP3298247B2 (ja) 表面性状が改良された合成樹脂成形品及びその製造方法
WO2011055667A1 (ja) コーティング組成物および光学物品