JP4775136B2 - スクリーン印刷装置及びその印刷方法 - Google Patents

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本発明は、半田ペースト等をスクリーンマスクを介して基板に印刷するスクリーン印刷装置及びその印刷方法に係り、特に高密度・高多層基板のスクリーン印刷を得るのに好適なスクリーン印刷装置及びその印刷方法に関する。
一般にプリント基板と半導体チップを接続する技術としてフリップチップ(FC)方式と呼ばれる半田バンプ(微細な半田の突起物)を使用して接合する方式が採用されている。この方式は、平面的に半田バンプを配置することで数千から数万の接続点数を一度に接続できるため、IT化の進展によって益々高機能化する半導体チップの接続条件は微細・高密度・高点数化が急速に進んでいる。この近年の半導体の高機能化、高集積化の流れから、パッケージ基板の半田バンプにおいても、印刷バンプの益々の微細化が求められている。
半田バンプの印刷装置は印刷パターンに合わせてマスク穴S1が開けられたスクリーンマスクSをワークW上に載せ、印刷ヘッドにより半田ペーストをマスク穴S1に充填することで印刷を行う装置であり、従来では図4に示すようなスクリーン印刷装置が用いられている。このスクリーン印刷装置1は、ワーク(基板)Wの位置決めを行うワークアライメント部2、スクリーンマスクSを上下に昇降するマスク上下駆動部3、印刷ヘッド4、該印刷ヘッド4を上下に昇降するヘッド上下駆動部5及び該印刷ヘッド4を左右に往復移動するヘッド往復駆動部6等より基本的に構成されている。この印刷装置1では、ワークWをワークアライメント部2のテーブル上に載置した後、ワークWの位置決めを行い、次いで半田印刷装置でマスク上下駆動部6によりスクリーンマスクSをワークW上に重ね、ヘッド往復駆動部6及びヘッド上下駆動部5によって印刷ヘッド4を移動して半田ペーストPをスクリーンマスクSを介してワークW上に塗布することによって、ワークW上に半田バンプBを印刷している。
この従来の印刷装置1では、印刷ヘッド4として一般に図5に示されるスキージ型印刷ヘッドか又は図6に示される密閉型印刷ヘッドが使用されている。スキージ型印刷ヘッド4は、半田ペーストPをスキージ41で挟んでスクリーンマスクS上を移動してワークW上にバンプ印刷を行うものであり、一方、密閉型印刷ヘッド4は、その先端にノズル42を有していて、半田ペーストPを吐出するノズル42をスクリーンマスクSに接触した状態でこの上を移動させてワークW上にバンプ印刷を行うものである。
近年、印刷バンプの微細化に応じてスクリーンマスクSのマスク穴S1も微細化し、半田ペーストPも印刷だれ防止のために高粘度化していることから、従来のスキージ型印刷ヘッドのスキージ41による印圧ではペーストのマスク穴S1への充填が難しくなり、高圧で充填可能な密閉型印刷ヘッドが主流になりつつある。しかしながら、スキージ型印刷ヘッドに比べ、密閉型印刷ヘッドではノズル42先端の半田ペーストPが固着して印刷不良を起こすという問題がある。
図7は、(a)ノズル先端に半田ペーストPの固着が発生する前と(b)固着が発生した後の状態とを説明する図である。即ち、半田ペーストPは、固体の半田粒子とフラックス溶剤の混合物であり、図7(a)に示すように半田粒子間がフラックス溶剤で満たされているため、半田ペーストPは流動性を保っている。この点、スキージ型ヘッドでは図5に示すように印刷動作により半田ペーストPは全体に流動・撹拌するため凝集が防止され流動性を維持するが、密閉型ヘッドでは半田ペーストPはノズル42内に拘束されるため、印刷動作により流動することも無く特にノズル先端付近の半田粒子はほとんど流動せず、液体のフラックス溶剤のみがノズル42とスクリーンマスクSとの密着面やスクリーンマスクSとワークWとの間隙から流れ出るため、図7(b)に示すように半田粒子同士が凝集・固着し流動性を失う。流動性を失った半田ペーストPは印刷の際にスクリーンマスクSのマスク穴S1の中に十分に流入せず、バンプ欠け不良の原因になる。
上記の問題に対し従来のスクリーン印刷装置では、定期的にノズル先端に固着した半田ペーストPを掻き出して廃棄する方法で対処してきたが、現状でも50回の印刷作業毎にこの廃棄作業が必要であり、更に微細バンプに対応した小型印刷ヘッドでは10回の印刷毎に廃棄作業が必要となり、著しく生産性を低下させている。今後、更にバンプの微細化が進むことから半田ペーストPの半田粒子の微細化・高機能化が要求されており、廃棄作業による従来の固着対応方法における半田コスト及び生産性の低下が問題となっているため、廃棄作業が不要でより高生産性・省資源な半田バンプの印刷方法が求められている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、定期的に印刷ヘッドのノズル先端の固着した半田ペーストを掻き出して廃棄する従来の廃棄作業を必要とせず、印刷バンプの微細化に対してもメンテナンスフリーで対応でき、半田コストの低減及び生産性の向上を可能としたスクリーン印刷装置及びその印刷方法を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載のスクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法を提供する。
請求項1に記載のスクリーン印刷装置は、半田ペーストPをワークW上に印刷するノズル42を有する印刷ヘッド4の外部に、このノズル42内の半田ペーストPを撹拌するための撹拌機構7設けていて、該撹拌機構7がノズル42内に出入する撹拌プレート71と、この撹拌プレート71を動作させる第3ピストン73とを有しており、該撹拌機構7がスクリーンマスクSに対して印刷ヘッド4と反対側であるスクリーンマスクSの下側に設けられると共に、スクリーンマスクSには、撹拌プレート71を通す通過穴S 2 が設けられたものであり、これにより、数回の印刷毎にノズル42先端のフラックスが減少した半田ペーストPを撹拌機構7によって撹拌することで、ノズル42内の半田ペーストPのフラックス濃度のアンバランスを解消し、フラックスが減少した半田ペーストPの廃棄作業を不要としたメンテナンスフリーで連続印刷を可能としている。したがって、省資源で生産性の向上した半田印刷を行うことができる。
また、請求項の該印刷装置は、撹拌機構7がノズル42内に出入する撹拌プレート71と、この撹拌プレート71を動作させる第3ピストン73とを有しているので、撹拌時に撹拌プレート71をノズル42先端に挿入することで撹拌が行え、印刷時には、撹拌プレート71はノズル42の外に引き出された状態で印刷が行える。
さらに、請求項の該印刷装置は、撹拌機構7がスクリーンマスクSに対して印刷ヘッド4と反対側であるスクリーンマスクSの下側に設けられ、スクリーンマスクSには、撹拌プレート71を通す通過穴S2が設けられているので、撹拌時に印刷ヘッド4と撹拌機構7とをスクリーンマスクSを挟んで上下に配置することができ、撹拌プレート71を通過穴S2を通ってノズル42先端口から容易に挿入できる。また、撹拌時にスクリーンマスクS上の印刷エリアから撹拌エリアに印刷ヘッド4をヘッド往復駆動部6により横方向に少し移動させるだけで、撹拌作業を行うことが可能となる。
請求項に記載のスクリーン印刷方法は、数回の印刷動作毎に印刷ヘッド4をスクリーンマスクSの撹拌エリアに移動し、撹拌機構7の撹拌プレート71を印刷ヘッド4のノズル42内に挿入し、その内部の半田ペーストPをノズル内壁面に押し付ける撹拌動作を行うと共に、該撹拌動作が、撹拌プレート71をノズル42内に挿入する動作と、撹拌プレート71がノズル42内に挿入された状態で印刷ヘッド4を横方向に移動する動作とを含んでいるものである。これは、請求項の装置発明を方法発明に変えたものであり、その作用効果は装置発明と同様である。
また、撹拌動作が、撹拌プレート71をノズル42内に挿入する動作と、撹拌プレート71がノズル42内に挿入された状態で印刷ヘッド4を横方向に移動する動作を含んでいるので、ノズル42先端内のフラックスが減少した半田ペーストPをノズル内壁面に押し付け、その空きスペースに新らたに半田ペーストPが供給されることで、半田ペーストP内の撹拌が起こり、フラックスの割合が均一化する。
以下、図面に従って本発明の実施の形態のスクリーン印刷装置及びその印刷方法について説明する。本発明の実施の形態のスクリーン印刷装置もその基本的構造は、従来のスクリーン印刷装置と同様であるので、まず図4に基づいてスクリーン印刷装置の全体構成について説明する。本発明のスクリーン印刷装置1は、基本的に、テーブル21上に載置した、パッケージ基板であるワークWをX軸、Y軸及びθ方向に位置決めするワークアライメント部2、スクリーンマスクS(以下、「スクリーンS」と称す)を上下に昇降するマスク上下駆動部3、半田ペーストPを吐出する印刷ヘッド4、この印刷ヘッド4を上下に昇降するヘッド上下駆動部5及び印刷ヘッド4を横方向(左右方向)に往復移動するヘッド往復駆動部6等より構成されている。
ワークアライメント部2は、ワークWを載置して保持するテーブル21、X軸方向に移動するX方向移動台22、Y軸方向に移動するY方向移動台23及びθ方向に回動する回動台24とより構成されていて、これらが一緒に組み合わされて印刷装置1の基台11上に設置されている。テーブル21の上面は、多数の吸引孔(図示せず)を有する吸着面であって、ワークWを載せた状態でこれを吸着して位置決めすることができる。これら吸引孔は図示されない真空ポンプに接続している。テーブル21は、X方向移動台22上に支持され、X方向移動台22はY方向移動台23上に支持され、更にY方向移動台23が回動台24上に支持されている。これによって、テーブル21上のワークWの位置がX軸、Y軸及びθ方向に修正できるようになっている。なお、X軸、Y軸方向の移動及びθ方向の回動は、サーボモータ25によってそれぞれ行われる。
スクリーンSとは、マスクの表面に所定のパターン(マスク穴S1)が形成されているもの、例えば、メタルマスクや、狭義のスクリーンマスクを含む概念である。このスクリーンSは、マスク上下駆動部3によって上下に昇降することが可能である。即ち、マスク上下駆動部3は、基台11上に立設された昇降ガイド体12に取り付けられた昇降用シリンダ31と、昇降用シリンダ31内を摺動するピストン体32と、このピストン体32に固定されている昇降部材33及びこの昇降部材33に結合されている、スクリーンSを両側で保持する保持部材34より構成されており、昇降部材33を上下動させることによって、保持部材34により保持されたスクリーンSが上下に昇降する。昇降部材33は、例えば昇降用シリンダ31内に導入される流体によって作動される。
印刷装置1の基台11上に立設された左右の昇降ガイド体12間を架設して横架体13が設けられている。この横架体13には、これに平行に横方向のガイド体14が設けられている。ガイド体14には、ガイド体14に沿って横方向に往復摺動可能な往復移動部材15が嵌合していて、この往復移動部材15にヘッド上下駆動部5が取り付けられている。また、横架体13上にはヘッド往復駆動部6が設置されており、このヘッド往復駆動部6の往復動部材61の先端にヘッド上下駆動部5が取り付けられている。図4では、ヘッド往復駆動部6としてボールネジ機構が採用されている。したがって、ヘッド往復駆動部6の作動による往復動部材61の横方向の前進/後退に従って、ヘッド上下駆動部5も横方向に移動する。
ヘッド上下駆動部5は、往復動部材61の先端に固着されたシリンダ部51と、このシリンダ部51内を摺動するピストン部52とから構成され、このピストン部52の先端部位に印刷ヘッド4が設けられている。このようにして、印刷ヘッド4は、ワークWが保持されるテーブル21の上方で、横方向への往復移動及び上下方向への昇降の動きが可能である。なお説明においては、マスク上下駆動部3及びヘッド上下駆動部5をピストン−シリンダ機構とし、ヘッド往復駆動部6をボールネジ機構として説明しているが、これらの駆動部3,5,6として直線往復動機構であれば、ピストン−シリンダ機構、ボールネジ機構、ラック−ピニオン機構、リニアモータ機構等の適宜の機構が採用可能である。
次に本発明の特徴とする構成について図1に基づいて説明する。図1は、本願の実施の形態の印刷装置の主要部である印刷ヘッド及び撹拌機構の断面図である。印刷ヘッド4は、半田ペーストPが導入される第1シリンダ43と、この第1シリンダ43に接続されているノズル42と、作動流体が導入される第2シリンダ44と、第1及び第2シリンダ43,44とに渡って摺動可能に挿入されている印刷ピストン45とより構成されている。第1シリンダ43は、ノズル42より大きな内径であって、第2シリンダ44の内径とほぼ同じ内径の円筒形状をしている。印刷ピストン45は、第1シリンダ43内を摺動する第1ピストン45aと、第2シリンダ44内を摺動する第2ピストン45bと、第1、第2シリンダ43,44を貫通して、それぞれの端部で第1及び第2ピストン45a,45bに連結しているロッド45cより構成されていて、バーベル形状をしている。
第1シリンダ43内には、外部から半田ペーストPが補給されるようになっている。また、第2シリンダ44内には、作動流体であるエアがエア供給源から導入されるようになっている。従って、第2シリンダ44内に作動流体が導入されることによって、印刷ピストン45(第2ピストン45bと第1ピストン45a)が図1において下方に移動し、第1シリンダ43に接続されたノズル42から半田ペーストPが吐出されるようになっている。
ワークW上に載置されたスクリーンSの下面には、撹拌機構7が設置されている。撹拌機構7は、ノズル42内に挿入可能な撹拌プレート71と、作動流体が導入される第3シリンダ72と、撹拌プレート71が取り付けられ、第3シリンダ72内を摺動する第3ピストン73よりなる。第3シリンダ72は、エア供給源と接続していて、作動流体であるエアが導入されることによって、第3ピストン73は第3シリンダ72内を上昇する。第3ピストン73のロッドの先端には、撹拌プレート71が取り付けられており、第3ピストン73の上昇と共に撹拌プレート71も上昇し、後述するように印刷ヘッド4のノズル42内に挿入される。作動流体の第3シリンダ72内からの放出等により、第3ピストン73は降下する。
スクリーンSのマスク穴S1が形成された印刷エリアからずれた、スクリーンSの周辺部には撹拌エリアが設けられ、この撹拌エリアに撹拌機構7の撹拌プレート71が通過する通過穴S2が穿設されている。したがって、この通過穴S2の開口断面は、撹拌プレート71の断面と略同じである。また、通過穴S2の真下に撹拌機構7が配置されるようになっている。したがって、撹拌時に印刷ヘッド4がスクリーンSの撹拌エリア(通過穴S2)上に移動したとき、印刷ヘッド4と撹拌機構7とはスクリーンS(通過穴S2)を挟んで直線上に上下に配列されるようになる。
次に、上記構成よりなる本実施形態のスクリーン印刷装置1の動作(印刷方法)について説明する。図2(a)は、実施形態のスクリーン印刷装置の印刷動作を説明する部分拡大図であり、図2(b)は撹拌動作を説明する部分拡大図である。また、図3は本実施形態の作用効果を説明する図であり、撹拌動作により半田ペーストの固着が防止される様子を示している。
印刷時においては、ヘッド上下駆動部5を作動させ、印刷ヘッド4を下降させてノズル42をスクリーンSの上面に接触させ、所定の力でスクリーンS面に押し付ける。こうしてノズル42先端面とスクリーンS面としっかりと密着させた状態でヘッド往復駆動部6を作動して、スクリーンSの印刷エリア上を印刷ヘッド4が繰り返えし往復移動すると同時に、印刷ヘッド4の印刷ピストン45によってノズル42内部の半田ペーストPが加圧されノズル先端から吐出することにより、半田ペーストPがスクリーンSのマスク穴S1を通じてワークWに印刷される。ノズル42先端とスクリーンS面とはしっかりと密着しているので、印刷動作に伴なうスクリーンSとワークWとの隙間からフラックスのみが流出し、フラックス濃度のアンバランスが生じる。したがって、印刷動作を繰り返えす毎に徐々にノズル42の先端には、フラックスが減少した半田ペーストPが堆積してくる。
次に撹拌時のノズル42内の撹拌動作について説明する。この撹拌動作は所定の回数の印刷動作によってフラックスが流出し、ノズル42内の半田粒子が凝集が高まる回数毎に行われるものである。撹拌時には、印刷ヘッド4内の印刷ピストン42による半田ペーストPへの加圧を停止し、ヘッド往復駆動部6によって印刷ヘッド4をスクリーンSの撹拌エリアに移動する。こうして、印刷ヘッド4と撹拌機構7とが通過穴S2を挟んで上下に配列された状態で、撹拌機構7を作動する。即ち、エア供給源からエアを第3シリンダ72に供給し、第3ピストン73を上昇する。これによって、撹拌プレート71はスクリーンSの通過穴S2を通ってノズル42の先端からノズル42内に挿入される。撹拌プレート71がノズル42内に挿入された状態で、ヘッド往復駆動部6によって印刷ヘッド4を微小に横方向に移動する。この動作によってノズル42内部の半田ペーストPがノズル42内壁面に押し付けられる。その後、撹拌プレート71は下降して元の位置へと戻る。
この撹拌動作による作用を図3に従って説明する。印刷時に印刷面の半田ペーストPからスクリーンSとワークWの隙間にフラックスが抜けるために、ノズル42の先端部には図3(a)に示すようにフラックスが減少した半田ペーストPが凝集する。そこで、図3(b)に示すように撹拌プレート71のノズル42への挿入動作F1と印刷ヘッド4のヘッド往復駆動部6による横方向への移動動作F2とを組み合わせた撹拌動作により、フラックスが減少した半田ペーストPをノズル42の内壁面に押し付け、空いた空間Gに次回の印刷で新たな半田ペーストPを供給し、図3(c)に示すように半田ペーストP全体を撹拌・混合することにより、フラックス濃度のアンバランスを解消し、固着状態を未然に防止する。
具体的には、上記実施形態では撹拌動作を行わない場合では、印刷を約10回程度実施するとノズル印刷面の半田ペーストが固着し、印刷不良が発生していたが、撹拌動作を印刷5回毎に1回実施することで、半田廃棄作業で生産性を低下させることなく、メンテナンスフリーで100回以上の連続印刷が可能になる。
本発明の実施の形態のスクリーン印刷装置の要部である印刷ヘッドと撹拌機構の拡大断面図である。 本実施形態のスクリーン印刷装置による、(a)印刷動作と(b)撹拌動作とを説明する図である。 本発明の作用効果を説明する図である。 従来のスクリーン印刷装置の全体構成図である。 従来のスキージ型印刷ヘッドを説明する図である。 従来の密閉型印刷ヘッドを説明する図である。 従来の密閉型印刷ヘッド内部の半田ペーストとその印刷状態を、(a)固着発生前と(b)固着発生後で説明する図である。
符号の説明
1 スクリーン印刷装置
2 ワークアライメント部
21 テーブル
3 マスク上下駆動部
4 印刷ヘッド
42 ノズル
45 印刷ピストン
5 ヘッド上下駆動部
6 ヘッド往復駆動部
7 撹拌機構
71 撹拌プレート
72 第3シリンダ
73 第3ピストン
W ワーク
S スクリーンマスク(スクリーン)
1 マスク穴
2 通過穴
P 半田ペースト

Claims (2)

  1. ワーク(W)を載置し、その位置決めを行うワークアライメント部(2)と、
    スクリーンマスク(S)を上下に昇降するマスク上下駆動部(3)と、
    半田ペースト(P)をワーク(W)上に印刷するノズル(42)を有する印刷ヘッド(4)と、
    前記印刷ヘッド(4)を横方向に往復移動するヘッド往復駆動部(6)と、
    前記印刷ヘッド(4)を上下に昇降するヘッド上下駆動部(5)と、
    を具備していて、所定のパターンが印刷されるワーク(W)に所定のパターンが形成された前記スクリーンマスク(S)を重ね、前記スクリーンマスク(S)を介して半田ペースト(P)をワーク(W)上に印刷するスクリーン印刷装置において、
    前記印刷ヘッド(4)の外部に前記ノズル(42)内の半田ペースト(P)を撹拌するための撹拌機構(7)が設けられていて、
    前記撹拌機構(7)が、前記ノズル(42)内に出入する撹拌プレート(71)と、前記撹拌プレート(71)を動作させる第3ピストン(73)とを有しており、かつ
    前記撹拌機構(7)が前記スクリーンマスク(S)に対して前記印刷ヘッド(4)と反対側である前記スクリーンマスク(S)の下側に設けられると共に、前記スクリーンマスク(S)には、前記撹拌プレート(71)を通すための通過穴(S 2 )が設けられていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. 所定のパターンが印刷されるワーク(W)に所定のパターンが形成されたスクリーンマスク(S)を重ね、該スクリーンマスク(S)を介して半田ペースト(P)をワーク(W)上に印刷するスクリーン印刷方法において、
    数回の印刷動作毎に印刷ヘッド(4)をスクリーンマスク(S)の撹拌エリアに移動し、撹拌機構(7)の撹拌プレート(71)を前記印刷ヘッド(4)のノズル(42)内に挿し、その内部の半田ペースト(P)をノズル内壁面に押し付ける撹拌動作を行っており、
    前記撹拌動作が、前記撹拌プレート(71)を前記ノズル(42)内に挿入する動作と、前記撹拌プレート(71)が前記ノズル(42)内に挿入された状態で、前記印刷ヘッド(4)を横方向に移動する動作とを含んでいることを特徴とするスクリーン印刷方法。
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