JP4857978B2 - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半田ペースト等をスクリーンマスクを介して基板に印刷するスクリーン印刷装置及びその印刷方法に係り、特に高密度・高多層基板のスクリーン印刷を得るのに好適なスクリーン印刷装置に関する。
一般にプリント基板と半導体チップを接続する技術としてフリップチップ(FC)方式と呼ばれる半田バンプ(微細な半田の突起物)を使用して接合する方式が採用されている。この方式は、平面的に半田バンプを配置することで数千から数万の接続点数を一度に接続できるため、IT化の進展によって益々高機能化する半導体チップの接続条件は微細・高密度・高点数化が急速に進んでいる。この近年の半導体の高機能化、高集積化の流れから、パッケージ基板の半田バンプにおいても、印刷バンプの益々の微細化が求められている。
半田バンプの印刷装置は印刷パターンに合わせて穴S1が開けられたスクリーンマスクSをワークW上に載せ、印刷ヘッドにより半田ペーストPをマスク穴S1に充填することで印刷を行う装置であり、従来では図5に示すようなスクリーン印刷装置が用いられている。このスクリーン印刷装置1は、ワーク(基板)Wの位置決めを行うワークアライメント部2、スクリーンマスクSを上下に昇降するマスク上下駆動部3、印刷ヘッド4、該印刷ヘッド4を上下に昇降するヘッド上下駆動部5及び該印刷ヘッド4を左右(横方向)に往復移動するヘッド往復駆動部6等より基本的に構成されている。この印刷装置1では、ワークWをワークアライメント部2のテーブル上に載置した後、ワークWの位置決めを行い、次いで半田印刷装置1のマスク上下駆動部6によりスクリーンマスクSをワークW上に重ね、ヘッド往復駆動部6及びヘッド上下駆動部5によって印刷ヘッド4を移動して半田ペーストPをスクリーンマスクSを介してワークW上に塗布することによって、ワークW上に半田バンプを印刷している。
この従来の印刷装置1では、印刷ヘッド4として一般に図6に示されるスキージ型印刷ヘッドか又は図7に示される密閉型印刷ヘッドが使用されている。スキージ型印刷ヘッド4は、半田ペーストPをスキージ41で挟んでスクリーンマスクS上を移動してワークW上にバンプ印刷を行うものであり、一方、密閉型印刷ヘッド4は、その先端にノズル42を有していて、半田ペーストPを吐出するノズル42をスクリーンマスクSに接触した状態でこの上を移動させてワークW上にバンプ印刷を行うものである。
近年、印刷バンプの微細化に応じてスクリーンマスクSのマスク穴S1も微細化し、半田ペーストPも印刷だれ防止のために高粘度化していることから、従来のスキージ型印刷ヘッド4のスキージ41による印圧ではペーストのマスク穴S1への充填が難しくなり、高圧で充填可能な密閉型印刷ヘッドが主流になりつつある。しかしながら、スキージ型印刷ヘッドに比べ、密閉型印刷ヘッド4ではノズル42先端の半田ペーストPが固着して印刷不良を起こすという問題がある。
図8は、(a)ノズル先端に半田ペーストPの固着が発生する前と、(b)固着が発生した後の状態とを説明する図である。即ち、半田ペーストPは、固体の半田粒子とフラックス溶剤の混合物であり、図8(a)に示すように半田粒子間がフラックス溶剤で満たされているため、半田ペーストPは流動性を保っている。この点、スキージ型印刷ヘッドでは図6に示すように印刷動作により半田ペーストPは全体に流動・撹拌するため凝集が防止され流動性を維持するが、密閉型印刷ヘッドでは半田ペーストPはノズル42内に拘束されるため、印刷動作により流動することも無く、特にノズル先端付近の半田粒子はほとんど流動せず、液体のフラックス溶剤のみがノズル42とスクリーンマスクSとの密着面やスクリーンマスクSとワークWとの隙間から流れ出るため、図8(b)に示すように半田粒子同士が凝集・固着し流動性を失う。流動性を失った半田ペーストPは印刷の際にスクリーンマスクSのマスク穴S1の中に十分に流入せず、バンプ欠け不良の原因になる。
上記の問題に対し従来のスクリーン印刷装置では、定期的にノズル先端に固着した半田ペーストPを掻き出して廃棄する方法で対処してきたが、現状でも50回の印刷作業毎にこの廃棄作業が必要であり、更に微細バンプに対応した小型印刷ヘッドでは10回の印刷毎に廃棄作業が必要となり、著しく生産性を低下させている。今後、更にバンプの微細化が進むことから半田ペーストPの半田粒子の微細化・高機能化が要求されており、廃棄作業による従来の固着対応方法における半田コスト及び生産性の低下が問題となっているため、廃棄作業が不要でより高生産性・省資源な半田バンプの印刷方法が求められている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、定期的に印刷ヘッドのノズル先端に固着した半田ペーストを掻き出して廃棄する従来の廃棄作業を必要とせず、印刷バンプの微細化に対してもメンテナンスフリーで対応でき、半田コスト及び生産性の向上を可能としたスクリーン印刷装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載のスクリーン印刷装置を提供する。
請求項1に記載のスクリーン印刷装置は、印刷ヘッド4が、内部に半田ペーストPを収納する本体ケース43と、この本体ケース43に隣接して配置され、半田ペーストPをスクリーンマスクS面から掻き取る掻き取りスキージ44と、本体ケース43内の半田ペーストPを押し出す印刷ピストン45と、掻き取りスキージ44を動作させるスキージ加ピストン46と、印刷ヘッド4が、スクリーンマスクS上面に密着した状態で印刷エリアAと回収エリアBとの範囲内で、常に本体ケース内に存在するように、スクリーンマスクS上面であって印刷エリアAに近い回収エリアBの端部に設置された撹拌プレート7とを有していて、掻き取りスキージ44で掻き取った、フラックスが減少した半田ペーストPを、移動する掻き取りスキージ44と固定された撹拌プレート7とで挟み込むことにより、このフラックスが減少した半田ペーストPが撹拌プレート7を乗り越えて本体ケース43内に流入して撹拌作用を生じながら回収されるようにしたものであり、これにより、回収された半田ペーストPと本体ケース43内の正常なフラックス濃度の半田ペーストPとが、撹拌・混合され、フラックス濃度のアンバランスが解消され、半田ペーストPの廃棄作業を必要とすることなくメンテナンスフリーで連続印刷が可能となる。したがって、半田コストの低減及び生産性の向上が可能となる。また、掻き取りスキージ44によってスクリーンマスクS面から掻き取り、回収した、フラックスの減少した半田ペーストPと、本体ケース43内部の正常な半田ペーストPとの撹拌・混合が良好に行われる。
請求項2に記載のスクリーン印刷装置は、印刷ヘッド4が、軟質材料から形成されていて、開口周縁の一部がスクリーンマスクS上面に取り付けられ、他部が掻き取りスキージ44側に取り付けられる袋形状をしている、半田ペーストPを内部に収容する本体ケース43と、この本体ケース43に隣接して配置され、半田ペーストPをスクリーンマスクS面から掻き取る掻き取りスキージ44と、本体ケース43の外部に摺動可能に設置され、本体ケース43内の半田ペーストPを押し出す印刷ピストン45と、掻き取りスキージ44を動作させるスキージ加圧ピストン46とを有していて、掻き取りスキージ44で掻き取った、フラックスが減少した半田ペーストPを、本体ケース43の撓み・変形を利用して、回収した半田ペーストPと本体ケース内の半田ペーストPとの混合・撹拌を生じさせながら本体ケース43内に回収できるようにしたものであり、これにより、回収された半田ペーストPと本体ケース43内の正常なフラックス濃度の半田ペーストPとが、撹拌・混合され、フラックス濃度のアンバランスが解消され、半田ペーストPの廃棄作業を必要とすることなくメンテナンスフリーで連続印刷が可能となる。したがって、半田コストの低減及び生産性の向上が可能となる。
また、本体ケース43の撓み、変形を利用することで、回収した半田ペーストPと本体ケース43内の半田ペーストPとの混合・撹拌が良好に行われる。
以下、図面に従って本発明の実施の形態のスクリーン印刷装置について説明する。本発明の実施の形態のスクリーン印刷装置もその基本的構造は、従来のスクリーン印刷装置と同様であるので、まず図5に基づいてスクリーン印刷装置の全体構成について説明する。本発明のスクリーン印刷装置1は、基本的に、テーブル21上に載置した、パッケージ基板であるワークWをX軸、Y軸及びθ方向に位置決めするワークアライメント部2、スクリーンマスクS(以下、「スクリーンS」と称す)を上下に昇降するマスク上下駆動部3、半田ペーストPを吐出する印刷ヘッド4、この印刷ヘッド4を上下に昇降するヘッド上下駆動部5及び印刷ヘッド4を横方向(左右方向)に往復移動するヘッド往復駆動部6等より構成されている。
ワークアライメント部2は、ワークWを載置して保持するテーブル21、X軸方向に移動するX方向移動台22、Y軸方向に移動するY方向移動台23及びθ方向に回動する回動台24とより構成されていて、これらが一緒に組み合わされて印刷装置1の基台11上に載置されている。テーブル21の上面は、多数の吸引孔(図示せず)を有する吸着面であって、ワークWを載せた状態でこれを吸着して位置決めすることができる。これら吸引孔は図示されない真空ポンプに接続している。テーブル21は、X方向移動台22上に支持され、X方向移動台22はY方向移動台23上に支持され、更にY方向移動台23が回動台24上に支持されている。これによって、テーブル21上のワークWの位置がX軸、Y軸及びθ方向に修正できるようになっている。なお、X軸、Y軸方向の移動及びθ方向の回動は、サーボモータ25によってそれぞれ行われる。
スクリーンSとは、マスクの表面に所定のパターン(マスク穴S1)が形成されているもの、例えば、メタルマスクや、狭義のスクリーンマスクを含む概念である。このスクリーンSは、マスク上下駆動部3によって上下に昇降することが可能である。即ち、マスク上下駆動部3は、基台11上に立設された昇降ガイド体12に取り付けられた昇降用シリンダ31と、昇降用シリンダ31内を摺動するピストン体32と、このピストン体32に固定されている昇降部材33及びこの昇降部材33に結合されている、スクリーンSを両側で保持する保持部材34より構成されており、昇降部材33を上下動させることによって、保持部材34により保持されたスクリーンSが上下に昇降する。昇降部材33は、例えば昇降用シリンダ31内に導入される流体によって作動される。
印刷装置1の基台11上に立設された左右の昇降ガイド体12間を架設して横架体13が設けられている。この横架体13には、これに平行に横方向のガイド体14が設けられている。ガイド体14には、ガイド体14に沿って横方向に往復摺動可能な往復移動部材15が嵌合していて、この往復移動部材15にヘッド上下駆動部5が取り付けられている。また、横架体13上にはヘッド往復駆動部6が設置されており、このヘッド往復駆動部6の往復動部材61の先端にヘッド上下駆動部5が取り付けられている。図4では、ヘッド往復駆動部6としてボールネジ機構が採用されている。したがって、ヘッド往復駆動部6の作動による往復動部材61の横方向の前進/後退に従って、ヘッド上下駆動部5も横方向に移動する。
ヘッド上下駆動部5は、往復動部材61の先端に固着されたシリンダ部51と、このシリンダ部51内を摺動するピストン部52とから構成され、このピストン部52の先端部位に印刷ヘッド4が設けられている。このようにして、印刷ヘッド4は、ワークWが保持されるテーブル21の上方で、横方向への往復移動及び上下方向への昇降の動きが可能である。なお説明においては、マスク上下駆動部3及びヘッド上下駆動部5をピストン−シリンダ機構とし、ヘッド往復駆動部6をボールネジ機構として説明しているが、これらの駆動部3,5,6として直線往復動機構であれば、ピストン−シリンダ機構、ボールネジ機構、ラック−ピニオン機構、リニアモータ機構等の適宜の機構が採用可能である。
次に本発明の特徴である、半田ペーストを回収する構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態であるスクリーン印刷装置の印刷ヘッドの部分拡大図である。印刷ヘッド4は、印刷用の半田ペーストPを収容する本体ケース43と、本体ケース43に隣接して配置され、スクリーンS上のフラックスが減少した半田ペーストPを掻き取る掻き取りスキージ44と、本体ケース43内に摺動可能に設けられている印刷ピストン45と、掻き取りスキージ44を加圧するスキージ加圧ピストン46と、印刷ピストン45を作動する第1作動シリンダ47と、スキージ加圧ピストン46を作動する第2作動シリンダ48とより構成されている。なお、本体ケース43内には、図示されていない補給手段によって半田ペーストが補給できるようになっている。
第1実施形態では、本体ケース43は金属、樹脂等の硬質材料から形成され、上面が閉鎖され、スクリーンS側を向いている下面が開放されている有底筒形形状をしている。印刷ピストン45は、本体ケース43内に摺動可能に配置されている押圧ピストン部45aと、第1作動シリンダ47内に摺動可能に配置されている作動ピストン部45bと、本体ケース43及び第1作動シリンダ47を貫通し、その端部がそれぞれ押圧ピストン部45aと第1作動ピストン部45bとに連結しているロッド部45cよりなる。第1作動シリンダ47は、本体ケース43の上面に設置され、その上部側面が開口されて、作動用流体であるエアの供給源に接続している。したがって、第1作動シリンダ47内にエアが供給されることによって、第1作動ピストン部45bが下降、即ち印刷ピストン45が下降して本体ケース43内の半田ペーストPを押し出す。
掻き取りスキージ44は、その上端がスキージ加圧ピストン46に連結している。スキージ加圧ピストン46は、その第2作動ピストン部46aが第2作動シリンダ48内に摺動可能に配置されている。第2作動シリンダ48の上部側面も開口されていて、作動用流体であるエアの供給源に接続している。したがって、第2作動シリンダ48内にエアが供給されることによって、第2作動ピストン部46aが下降、即ちスキージ加圧ピストン46が下降し、これに伴なって掻き取りスキージ44も降下してスクリーンS上を押圧する。
また、第1実施形態においてはスクリーンS上に撹拌プレート7が設置されている。この撹拌プレート7は、印刷ヘッド4がスクリーンSの上面に密着した状態で、スクリーンSの印刷エリアAと回収エリアBとの間を移動する範囲内で常に本体ケース43内に存在するような位置に設けられている。また、撹拌プレート7の高さも、掻き取りスキージ44によって掻き取られた半田ペーストPが撹拌プレート7を乗り越えて本体ケース43内に回収できるような高さになっている。なお、印刷エリアAとは、スクリーンSにマスク穴S1が形成されていて、ワークWに対して印刷が行われるエリアであり、回収エリアBとは、スクリーンSにマスク穴S1が形成されておらず、印刷前或いは印刷後に印刷ヘッド4が退避するエリアである。
上記のように構成された本発明の第1実施形態のスクリーン印刷装置の作動について図2に基づいて説明する。図2(a)は、第1実施形態のスクリーン印刷装置の印刷動作を説明する部分拡大図であり、図2(b)は、同じく回収動作を説明する部分拡大図である。なお、本発明のスクリーン印刷装置1においても通常と同様のワークWのアライメント操作が行われ、マスク上下駆動部3の作動によってスクリーンSが下降し、ワークW上に密着配置される。
印刷動作時においては、ヘッド上下駆動部5を作動させ、印刷ヘッド4を下降させて本体ケース43をスクリーンSの上面に密着させる。この密着させた状態で、ヘッド往復駆動部6を作動して印刷ヘッド4をスクリーンS上の回収エリアBから印刷エリアAに移動する。同時にエア供給源からエアを第1作動シリンダ47内に供給し、印刷ピストン45を加圧することによって、本体ケース43内の半田ペーストPは加圧され、スクリーンSのマスク穴S1を通じてワークWに半田印刷を施す。このとき、第2作動シリンダ48内には、エア供給源からエアが供給されておらず、スキージ加圧ピストン46は加圧されておらず、開放状態にあり、掻き取りスキージ44には加圧力が加えられていない。
次に回収動作時においては、印刷ピストン45の加圧を停止し、印刷ピストン45を開放状態にする。また、第2作動シリンダ48内にエア供給源からエアを供給し、スキージ加圧ピストン46を作動して掻き取りスキージ44を下降させて、掻き取りスキージ44がスクリーンSを押圧するような状態とする。この状態で、またヘッド往復駆動部6を駆動して印刷ヘッド4をスクリーンS上の印刷エリアAから回収エリアBへと移動する。この移動の過程で、掻き取りスキージ44はスクリーンS上のフラックスが減少した印刷面の半田ペーストPを掻き取り、見切りながら印刷ヘッド4の本体ケース43内にこの半田ペーストPを回収する。印刷ヘッド4の回収エリアBから印刷エリアA及び印刷エリアAから回収エリアBへの移動過程において、本体ケース43内の半田ペーストPと掻き取り回収された半田ペーストPとの混合・撹拌が撹拌プレート7によって効果的に行われる。
図3は、本発明の第2実施形態であるスクリーン印刷装置の印刷ヘッドの部分拡大図である。この第2実施形態では、印刷ヘッド4の本体ケース43は、ゴム、樹脂等の軟質部材から形成されていて、開口周縁の一部がスクリーンS上面に取り付けられ、他部が掻き取りスキージ44側に取り付けられる袋形状をしている。また、印刷ピストン45は、完全に本体ケース43の外部に配置されていて、外部から本体ケース43を加圧して、内部の半田ペーストPを押し出すようになっている。また、第2実施形態では、本体ケース43の撓み、変形等により半田ペーストPの撹拌・混合を補佐するようになっているため、撹拌プレート7は設けられていない。その他の構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
図4は、第2実施形態のスクリーン印刷装置の作動を説明する図であり、図4(a)は印刷動作を、図4(b)は回収動作を、図4(c)は回収後の次の印刷動作を示す図である。まず、ヘッド上下駆動部5を作動させ、印刷ヘッド4を降下し本体ケース43をスクリーンSに密着させる。この状態でヘッド往復駆動部6を作動して印刷ヘッド4をスクリーンS上の印刷エリアAに移動する。このとき、印刷ヘッド4の本体ケース43は軟質材料であることから湾曲状態から伸びた、低丘陵形状の扁平な状態に変形する。次に、エア供給源から第1作動シリンダ47内にエアを供給し、印刷ピストン45を作動させて、外部から本体ケース43を加圧する。これにより、本体ケース43内部の半田ペーストPは加圧されて押し出され、スクリーンSのマスク穴S1を通じてワークWに半田印刷を施す。このとき、スキージ加圧ピストン46はまた作動していない。
次に、図4(b)に示すように、印刷ピストン45の加圧を停止して、印刷ピストン45を開放する。同時に、エア供給源から第2作動シリンダ48にエアを供給し、スキージ加圧ピストン46を作動し、掻き取りスキージ44を下降してスクリーンSを押圧する。この掻き取りスキージ44がスクリーンSを押圧している状態で、再びヘッド往復駆動部6を駆動して印刷ヘッド4を印刷エリアAから回収エリアBに移動する。この移動の過程で、掻き取りスキージ44がスクリーンS上のフラックスが減少した半田ペーストPを掻き取り、本体ケース43内へと回収する。この回収動作によって、軟質材料の本体ケース43は扁平な状態からのり巻きのような断面形状に湾曲変形する。
次いで、図4(c)に示すように再度ヘッド往復駆動部6によって印刷ヘッド4を回収エリアBから印刷エリアAに戻す。印刷ピストン45を作動して、外部から本体ケース43を加圧して半田ペーストPを押し出し、ワークW上に半田印刷を施す。このように、第2実施形態では、回収動作と印刷動作の過程で、軟質材料製の本体ケース43が撓み、変形することによって、回収された半田ペーストPと本体ケース43内の半田ペーストPとの混合・撹拌が行われる。
以上説明したように、本発明では、印刷時に印刷面付近の半田ペーストPからスクリーンSとワークWの隙間にフラックスが抜けるためにフラックス濃度のアンバランスが生じ、フラックスが減少した印刷面の半田ペーストPは、図2(b)及び図4(b)に示すように印刷ヘッド4が印刷エリアAから回収エリアBに移動する際に掻き取りスキージ44によって掻き取られ、本体ケース43の内部に回収される。回収された半田ペーストPは、回収動作又は次回の印刷動作によって本体ケース43内部の正常なフラックス濃度の半田ペーストPと撹拌・混合され、フラックス濃度のアンバランスが解消される。
具体的には、従来の密閉型印刷ヘッドでは、印刷を約10回程度実施するとノズル印刷面の半田ペーストが固着し、印刷不良が発生していたが、本発明の印刷ヘッドでは半田ペーストの固着は発生せず、半田ペースト廃棄作業が不要であるメンテナンスフリーで100回以上の連続印刷が可能になる。
本発明の第1実施形態のスクリーン印刷装置における印刷ヘッドの部分拡大図である。 第1実施形態のスクリーン印刷装置における印刷ヘッドの動作である、(a)印刷動作と(b)回収動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態のスクリーン印刷装置における印刷ヘッドの部分拡大図である。 第2実施形態のスクリーン印刷装置における印刷ヘッドの動作である、(a)印刷動作と、(b)回収動作及び(c)回収後の印刷動作を説明する図である。 従来のスクリーン印刷装置の全体構成図である。 従来のスキージ型印刷ヘッドを説明する図である。 従来の密閉型印刷ヘッドを説明する図である。 従来の密閉型印刷ヘッドの内部の半田ペーストとその印刷状態を、(a)固着発生前と(b)固着発生後で説明する図である。
符号の説明
1 スクリーン印刷装置
2 ワークアライメント部
21 テーブル
3 マスク上下駆動部
4 印刷ヘッド
43 本体ケース
44 掻き取りスキージ
45 印刷ピストン
46 スキージ加圧ピストン
47 第1作動シリンダ
48 第2作動シリンダ
5 ヘッド上下駆動部
6 ヘッド往復駆動部
7 撹拌プレート
W ワーク
S スクリーンマスク(スクリーン)
1 マスク穴
P 半田ペースト
A 印刷エリア
B 回収エリア

Claims (2)

  1. ワーク(W)を載置し、その位置決めを行うワークアライメント部(2)と、
    印刷エリア(A)および回収エリア(B)を有するスクリーンマスク(S)を上下に昇降するマスク上下駆動部(3)と、
    半田ペースト(P)を前記ワーク(W)上に印刷する印刷ヘッド(4)と、
    前記印刷ヘッド(4)を横方向に往復移動するヘッド往復駆動部(6)と、
    前記印刷ヘッド(4)を上下に昇降するヘッド上下駆動部(5)と、
    を具備していて、所定のパターンが印刷される前記ワーク(W)に前記所定のパターンが形成された前記スクリーンマスク(S)を重ね、前記スクリーンマスク(S)の前記印刷エリア(A)上に前記印刷ヘッド(4)を配置して前記スクリーンマスク(S)介して半田ペースト(P)を前記ワーク(W)上に同時に印刷するスクリーン印刷装置において、
    前記印刷ヘッド(4)は、
    前記半田ペースト(P)を内部に収容する、硬質材料から形成された本体ケース(43)と、
    前記本体ケース(43)に隣接して配置され、半田ペースト(P)を前記スクリーンマスク(S)面から掻き取る掻き取りスキージ(44)と、
    前記本体ケース(43)内に摺動可能に収納され、前記本体ケース(43)内の半田ペースト(P)を押し出す印刷ピストン(45)と、
    前記掻き取りスキージ(44)を動作させるスキージ加圧ピストン(46)と、
    前記印刷ヘッド(4)が前記スクリーンマスク(S)上面に密着した状態で前記印刷エリア(A)と前記回収エリア(B)との間を移動する範囲内で、常に前記本体ケース(43)内に存在するように、前記スクリーンマスク(S)上面であって前記印刷エリア(A)に近い前記回収エリア(B)の端部に設置された撹拌プレート(7)と、
    を具備しており、前記掻き取りスキージ(44)によって掻き取った、フラックスが減少した半田ペースト(P)を、移動する前記掻き取りスキージ(44)と固定された前記撹拌プレート(7)とで挟み込むことにより、前記フラックスが減少した半田ペースト(P)が前記撹拌プレート(7)を乗り越えて前記本体ケース(43)内に流入して撹拌作用を生じながら回収されることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. ワーク(W)を載置し、その位置決めを行うワークアライメント部(2)と、
    印刷エリア(A)および回収エリア(B)を有するスクリーンマスク(S)を上下に昇降するマスク上下駆動部(3)と、
    半田ペースト(P)を前記ワーク(W)上に印刷する印刷ヘッド(4)と、
    前記印刷ヘッド(4)を横方向に往復移動するヘッド往復駆動部(6)と、
    前記印刷ヘッド(4)を上下に昇降するヘッド上下駆動部(5)と、
    を具備していて、所定のパターンが印刷される前記ワーク(W)に前記所定のパターンが形成された前記スクリーンマスク(S)を重ね、前記スクリーンマスク(S)の前記印刷エリア(A)上に前記印刷ヘッド(4)を配置して前記スクリーンマスク(S)介して半田ペースト(P)を前記ワーク(W)上に同時に印刷するスクリーン印刷装置において、
    前記印刷ヘッド(4)は、
    軟質材料から形成されていて、開口周縁の一部が前記スクリーンマスク(S)上面に取り付けられ、他部が掻き取りスキージ(44)側に取り付けられる袋形状をしている、半田ペースト(P)を内部に収容する本体ケース(43)と、
    前記本体ケース(43)に隣接して配置され、半田ペースト(P)を前記スクリーンマスク(S)面から掻き取る掻き取りスキージ(44)と、
    前記本体ケース(43)の外部に摺動可能に載置され、前記本体ケース(43)内の半田ペースト(P)を押し出す印刷ピストン(45)と、
    前記掻き取りスキージ(44)を動作させるスキージ加圧ピストン(46)と、
    を具備しており、前記掻き取りスキージ(44)によって掻き取った、フラックスが減少した半田ペースト(P)を、前記本体ケース(43)の撓み・変形を利用して、回収した半田ペースト(P)と前記本体ケース(43)内の半田ペースト(P)との混合・撹拌を生じさせながら前記本体ケース(43)内に回収できるようにしたことを特徴とするスクリーン印刷装置。
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