JP4775069B2 - コンピュータシステムにおけるサーバ装置及びサーバ制御プログラム - Google Patents

コンピュータシステムにおけるサーバ装置及びサーバ制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、サーバ装置において生成された表示データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおけるサーバ装置及びサーバ制御プログラムに関する。
近年、サーバベースコンピューティングと呼ばれる技術思想が提案されている。サーバベースコンピューティングとは、端末などのクライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して相互に接続されたシステムにおいて、クライアント装置がサーバ装置に対してサービス要求を行うと、当該サーバ装置はクライアント装置からのサービス要求に基づいて、データの管理及び特定のアプリケーションプログラムを動作させるというものである。
クライアント装置は、使用者のキーやマウスなどの操作情報をネットワークを介してサーバ装置へ送るとともに、サーバ装置から受け取ったデータを表示させる。クライアント装置は、ネットワーク機器、表示装置、マウスやキーボードなどの入力装置を備えているだけでよく、データをクライアント装置内に持たないためシンクライアントと呼ばれる。シンクライアントはハードディスクなどのストレージを不要かつ、アプリケーションプログラムの実行を行わないために必要となる処理の負荷は軽い。
企業はベースサーバベースコンピューティングを導入することにより、データやアプリケーションプログラムなどの資源をサーバ側で一元管理できるため、運用コストを削減することができる。また、クライアント装置は従来のパソコンに比べて安価に調達することができるという利点がある。セキュリティ面においても、サーバ装置内のデータへのアクセス制限をかけたり、アクセスログを取ったりすることにより、情報への不正アクセスのリスクを減らすことができる。ウイルスに対してもサーバ装置で一括対処することが可能となる。
特表平2004−503862号や特開2003−158534号公報は、シンクライアントを備えたコンピュータシステムにおいて、サーバ側で実行させるアプリケーションソフトの表示データがクライアント装置に送信されて該クライアント装置で表示データを表示する構成を開示している。また、特開2002−351308号公報は、粗い地図データと精細な地図データとを予め用意しておき、スクロール動作のときには粗い地図データを提供する方法を開示している。
特表2004−503862号公報 特開2003−158534号公報 特開2002−351308号公報
クライアント装置で画面のスクロールやウインドウ画面の移動など画面を変更する操作を行うと、当該要求を受けたサーバ装置は、変更された画面のデータをそのつどクライアント装置に送信しなければならない。また、変更された画面のデータを送る場合には転送するデータ量が多くなる。特に、画像のスクロールや移動の操作が連続してまたは高速に行われるにしたがって転送するデータの量が増大してサーバの負荷が大きくなり、クライアント装置側でもその応答としての描画データの表示が遅くなってしまうという問題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続している場合におけるデータ送信の効率を高めるとともに、クライアント装置の表示応答を早くすることができるコンピュータシステムにおけるサーバ装置及びサーバ制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様は、サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信し、その表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおけるサーバ装置であって、 前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の圧縮率よりも高い圧縮率を選択する圧縮率選択手段と、前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記圧縮選択手段によって選択された圧縮率で圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段によって圧縮された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、を具備する
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求をする時間間隔を検出する時間間隔検出手段をさらに有し、前記時間間隔検出手段によって前記時間間隔が所定の間隔よりも短いことが検出された場合に、前記圧縮率選択手段は所定の圧縮率よりも高い圧縮率を選択する。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記画像データの解像度を変更する解像度変換手段をさらに有し、前記移動要求判断手段によって表示画面の画像データを移動させるための要求が継続していると判断された場合に、前記解像度変換手段は前記画像データの解像度を所定の解像度よりも低い解像度に変換する。
また、本発明の第4の態様は、第1の態様において、前記移動要求判断手段によって表示画面の画像データを移動させるための要求が継続していると判断された場合に所定の色数よりも少ない色数を選択する色数選択手段と、前記画像データの色数を、前記色数選択手段によって選択された色数に変換する色数変換手段とをさらに具備する。
また、本発明の第5の態様は、サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおけるサーバ装置であって、前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の解像度よりも低い解像度を選択する解像度選択手段と、前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記解像度選択手段によって選択された解像度に変換する解像度変換手段と、前記解像度変換手段によって変換された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、を具備する。
また、本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求をする時間間隔を検出する時間間隔検出手段をさらに有し、前記時間間隔検出手段によって前記時間間隔が所定の間隔よりも短いことが検出された場合に、前記解像度選択手段は、所定の解像度よりも低い解像度を選択する。
また、本発明の第7の態様は、サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおけるサーバ装置であって、前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の色数よりも少ない色数を選択する色数選択手段と、前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記色数選択手段によって選択された色数に変換する色数変換手段と、前記色数変換手段によって変換された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、を具備する。
また、本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求をする時間間隔を検出する時間間隔検出手段をさらに有し、前記時間間隔検出手段によって前記時間間隔が所定の間隔よりも短いことが検出された場合に、前記色数選択手段は、所定の色数よりも少ない色数を選択する。
また、本発明の第9の態様は、サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおいて、前記サーバ装置のコンピュータを、前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の圧縮率よりも高い圧縮率を選択する圧縮率選択手段と、前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記圧縮選択手段によって選択された圧縮率で圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段によって圧縮された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、して機能させる。
また、本発明の第10の態様は、サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおいて、前記サーバ装置のコンピュータを、前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の解像度よりも低い解像度を選択する解像度選択手段と、前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記解像度選択手段によって選択された解像度に変換する解像度変換手段と、前記解像度変換手段によって変換された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、して機能させる。
また、本発明の第11の態様は、サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおいて、前記サーバ装置のコンピュータを、前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の色数よりも少ない色数を選択する色数選択手段と、前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記色数選択手段によって選択された色数に変換する色数変換手段と、前記色数変換手段によって変換された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、して機能させる。
本発明によれば、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続している場合には、圧縮率を高く、あるいは解像度を低く、あるいは色数を少なくするようにしたので転送する画像データ量を減らすことができ、これによって通信の効率を高めるとともにクライアント側への表示応答を速くすることが可能になる。また、クライアント側の表示は表示画面を移動中であるから、高い解像度は要求されないため、クライアント側の表示には大きな影響を及ぼすことはない。
特に、スクロールや画面の移動等のように表示画面の画像データを移動させるための要求の時間間隔が短い、すなわち、表示画面変更の速度が速い場合には圧縮率を高く、あるいは解像度を低く、あるいは色数を少なくするようにしたので、転送する画像データ量を減らすことができ、転送効率を上げることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るサーバ装置10と複数のクライアント装置20a,20b,…(以下では代表して20で示す)とから構成されるコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図である。サーバ装置10と複数のクライアント装置20は、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)からなるネットワークN上で接続される。
サーバ装置10は、文書作成処理プログラム,表計算処理プログラム,メール処理プログラム,インターネット接続処理プログラム、Web表示プログラムなど、複数のアプリケーションプログラムを格納しており、クライアント装置20からの操作入力信号に応じて対応するアプリケーションプログラムを起動しその処理を実行する。
このサーバ装置10において、起動されたアプリケーションプログラムの実行に伴い生成された表示データは、各クライアント装置20に対応して各々配置された回路ボード上のアクセラレータ回路(後述)によって転送用の表示データに変換されると共に、当該表示データの内容やクライアント装置20との通信状態に応じた最適な圧縮方式で圧縮そして暗号化され、アクセス元のクライアント装置20へ送信される。
一方、クライアント装置20は、前記サーバ装置10から送信された表示データを、各クライアント装置内に配置された回路ボード上のアクセラレータ回路(後述)によりデコードし、表示部に表示する。
つまり、このコンピュータシステムにおける各クライアント装置20は、何れもキーボード及びマウスなどのユーザ操作に応じた入力機能とLCD表示部及びプリンタなどの出力機能を有していれば、独自のアプリケーション機能やデータファイルの管理機能を持つ必要がない。
そして、クライアント装置20からの操作入力信号に応じてサーバ装置10にて起動実行される各種の処理に伴い生成されたデータファイルは、当該サーバ装置10内あるいは該サーバ装置10にて接続管理される磁気ディスクなどの記憶装置にユーザアカウント毎あるいは共有ファイルとして記憶され保存される。
図2は本コンピュータシステムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図である。クライアント装置20は、コンピュータとしてのCPU101を備え、このCPU101には、バス111を介してROM102、RAM103が接続されると共に、アクセラレータ回路104が接続される。このアクセラレータ回路104にはVRAM106が搭載され、このVRAM106に書き込まれた描画データが表示装置105に出力されて表示される。
また、CPU101には、バス111を介してキーボードなどの入力部108と外部記憶HDD(Hard Disk Drive)107と、認証デバイス,バーコードリーダー,CCDカメラ,プリンタ,無線デバイスなどの各種の外部機器を接続するためのUSB/パラレル/シリアルインターフェース109と、前記サーバ装置10との間でのデータの送受信を制御する送受信制御部(有線/無線)110とが接続される。
CPU101は、ROM102に予め記憶されているシステムプログラムに従ってRAM103を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力部108からのキー入力信号や送受信制御部110を介して受信されるサーバ装置10からのアプリケーション応答信号,転送描画データなどに応じて前記システムプログラムが起動・実行される。
このクライアント装置20において、前記サーバ装置10におけるアプリケーションプログラムを実行させて生成した種々のデータは、適宜、外部記憶HDD107に読み込ませて記憶させ、また生成転送された表示用の描画データは、アクセラレータ回路104においてデコードされてVRAM106に書き込まれ表示装置105で表示出力される。
図3は図2に示すアクセラレータ回路104の詳細な構成を示す図である。サーバ装置10から送受信制御部110を介して入力された1タイル毎の描画データファイルはヘッダデータ120−1と描画データ120−2としてセットされる。圧縮デコード回路123はヘッダデータ120−1に書き込まれている圧縮方式に対応する伸長方式により描画データをデコードする。表示描画回路124は、領域座標レジスタ122にセットされた描画データのH×WのサイズとXY座標に基づいてデコードされた描画データをVRAM121上のメモリ領域121−1に描画する。
図4はクライアント装置20におけるプロセス処理の手順を示すフローチャートである。まず、イニシャル情報の設定を行う(ステップS1)。ここでクライアント装置20の表示装置105の画面解像度としてH×W(高さ×幅)ピクセル(例えば、640×480、800×600、1280×1024など)とその表示色数(例えば、256色、65536色など)が設定される。次に、サーバ装置10との接続を行うか否かを判断し、NOの場合にはYESになるまで待機する(ステップ2)。YESになったならばサーバ装置10に対して接続要求を送信する(ステップS3)。サーバ装置10はこれに対してクライアント装置20からの接続が正当であるか否かの判断を行うが、クライアント装置20はサーバ装置10から認証OKの通知があるまで待機し(ステップS4)、認証OKの通知を受け取ったならば、ステップS1で設定したイニシャル情報をサーバ装置10に対して送信する(ステップS5)。次に、サーバ装置10との間で通信を行うが、その間、サーバ装置10との間の通信制御を行う(ステップS6)。当該通信が終了したならば接続を終了するか否かを確認し(ステップS7)、YESならば接続終了処理(ステップS8)を行って処理を終了する。
図5は、図4におけるサーバとの通信制御(ステップS6)の詳細を示すフローチャートである。まず、キーボードあるいはマウスなどが操作することにより何らかのイベントが発生するまで待機する(ステップS20)。イベントが発生したならば、当該イベントがネットワークを介したサーバ装置10からのデータ受信か否かを判断し、NOならば当該イベントがキーボードの操作か否かを判断し(ステップS25)、NOならば当該イベントがマウスあるいはタッチパネルの操作か否かを判断し(ステップS30)、NOならばシリアル接続を介してデータ入力があったか否かを判断し(ステップS32)、NOならばステップS20に戻る。
一方、ステップS20においてYESならば、サーバ装置10から受信したデータファイルのプロトコルヘッダの解析を行う(ステップS22)。次に、当該ヘッダから抽出した領域(H×W)及び座標X、Yをレジスタにセットする(ステップS23)。次に、描画データをアクセラレータ回路104にセットする(ステップS24)。ここで描画データはデコード等の処理が施された後、VRAM106上に描画されるとともに、表示装置105に表示される。
また、ステップS25での判断がYESならば、操作されたキーボードに対応するキーコードを受信する(ステップS26)。次に、このキーコードに基づいてサーバ装置への送信データを生成する(ステップS27)。次に送信データを用いてパケット通信処理を行い(ステップS28)、転送命令に従って送信データをサーバ装置10へ転送する(ステップS29)。その後、ステップS20に戻る。
また、ステップS30の判断がYESならば、マウス操作あるいはタッチパネル操作の内容に応じたマウスイベント制御を行う(ステップS31)。マウスイベント制御については後述する。その後はキーボード操作の場合と同様にステップS27以降の処理を行う。
また、ステップS32の判断がYESならば、入力されたデータを受信する(ステップS33)。その後はキーボード操作の場合と同様にステップS27以降の処理を行う。
図6(A)、(B)は図5のマウスイベント処理(ステップS31)の詳細を説明するための図である。まず、マウスイベントがポイント移動のイベントか否かを判断し(ステップS40)、NOならば右/左データをセットして(ステップS46)、「クリック」であることを示す識別子をセットして(ステップS47)、処理を終了する。図6(B)の(2)は上記の処理によりセットされた「クリック」に関する送信プロトコル(データファイル)130の構造を示している。
一方、ステップS40の判断がYESならば、ポインタをローカルで表示するか否かを判断する(ステップS41)。当該ポインタをクライアント側で描画して表示する場合にはYESとなり、サーバ側で描画されたポインタを受信して表示する場合にはNOとなる。YESの場合には当該ポインタの表示を行う(ステップS42)。次に、現座標X、Yを読み込み(ステップS43)、XYデータをセットする(ステップS44)。次に、座標であることを示す識別子をセット(ステップS45)して処理を終了する。図6(B)の(1)は上記の処理によりセットされた「座標」に関する送信プロトコル(データファイル)131の構造を示している。
図7は、本コンピュータシステムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図である。サーバ装置10は、コンピュータとしてのCPU200を備え、このCPU200には、高速バスインタフェース211を介してROM202、RAM203、表示装置204が接続されると共に、前記アクセラレータ回路205が接続される。このアクセラレータ回路205にはVRAM206が接続される。
また、CPU200には、ノーマルバス210を介してキーボードなどの入力部208、外部記憶HDD(Hard Disk Drive)207、クライアント装置20との送受信制御部209が接続される。
CPU200は、ROM202に予め記憶されているシステムプログラムや種々のアプリケーションプログラムに従ってRAM203を作業用メモリとして回路各部の動作を制御するもので、入力部208からのキー入力信号や送受信制御部209を介して受信されるクライアント装置20からのユーザ操作に応じた処理指令信号などに応じて前記種々のプログラムが起動・実行される。
このサーバ装置10において、クライアント装置20からのユーザ指令信号に応じて起動・実行されるアプリケーションプログラムに従い生成された種々のデータは、例えばそのユーザIDに対応付けられて外部記憶HDD207に記憶される。また表示用の描画データは、アクセラレータ回路205においてVRAM206から読み出されて転送用描画データに変換され、最適圧縮・暗号化された後、送受信制御部209からクライアント装置20へ転送されて表示出力される。
図8は、本コンピュータシステムのサーバ装置10におけるアクセラレータ回路205の回路構成を示すブロック図である。解像度選択回路220は、CPU200からの指令に基づいてクライアント装置20へ送信する描画データの解像度を選択する。解像度変換回路221は、VRAM206上のアドレス領域206aに格納された描画データを読み出して当該描画データを解像度選択回路220で選択された解像度に変換し、その結果を上記アドレス領域206aに書き込む。
色数選択回路222は、CPU200からの指令に基づいてクライアント装置20へ送信する描画データの色数を選択する。色数変換回路223は、VRAM206上のアドレス領域206aに格納された描画データを読み出して当該描画データを色数選択回路222で選択された色数に変換し、その結果を上記アドレス領域206aに書き込む。
圧縮方式選択回路224は、CPU200からの指令に基づいてクライアント装置20へ送信する描画データに対する圧縮方式を選択する。そして、VRAM206上のアドレス領域206aに格納された描画データを読み出し、選択した圧縮方式に対応する圧縮回路により圧縮する。例えば、PNG(Portable Network Graphics)方式が選択された場合にはPNG圧縮回路225により描画データを圧縮する。20%の圧縮率のJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式が選択された場合にはJPEG圧縮回路226により描画データを圧縮する。JPEG(5%)方式が選択された場合にはJPEG圧縮回路227により描画データを圧縮する。なお、圧縮処理の選択肢としては、同一の圧縮方式で異なる圧縮率を複数設定してもよいし、異なる圧縮方式を複数設定してもよい。また、それらの組み合わせであってもよい。
圧縮された描画データは書き込み制御回路228によりアドレス領域206bに書き込まれる。同時に、アクセラレータ回路205での処理が終了したことがCPU200に通知される。
図9は、図8に示す解像度変換回路221の詳細な構成を示す図である。VRAM206に格納されている描画データ206aについて、読み出し位置選択回路231によりその読み出し位置を選択する。次に選択した読み出し位置から例えば2×2ピクセルの大きさの描画データを読み出して2×2単位バッファ232に格納する。但し、読み出す単位は2×2ピクセルでなくてもよい。
ピクセル読み出し回路233は1ピクセルの描画データを足し算回路234に入力する。足し算回路234は最初1つのデータしか存在しないので最初に読み出した描画データの画素値を足し算結果として足し算結果バッファ238に格納する。
同時に、+1回路235を介してピクセルカウンタ237のカウント値を1インクリメントする。次に4ピクセル検出回路236でこのときのカウント値が4ピクセルに達したか否かを判断する。最初は4ピクセルに達していないのでNOとなり、ピクセル読み出し回路233で次の1ピクセルを読み出す。足し算回路234は今回読み出したピクセルの画素値と、最初に読み出したピクセルの画素値とで足し算を行い、結果を足し算結果バッファ238に格納する。4ピクセル検出回路236で検出を行いながら上記の処理をピクセルカウンタ237のカウント値が4になるまで行い、4になったときに4ピクセル検出回路236の判断がYESとなる。1/4割り算回路239はこのときの足し算結果バッファ238から足し算結果を読み出して4で割り算する。割り算結果は、読み出し位置選択回路231からの位置情報に基づいて書き込みエリア指定回路240が指定するバッファ241上のエリアに書き込まれる。この場合、上記の処理により選択された2×2エリアの各ピクセルの画素値が平均化されて1つにされた画素値としてバッファ241内に書き込まれる。
次に、全領域終了検出回路242ですべての描画データについて上記処理が終了したか否かを判断する。ここではまだ最初の2×2ピクセルについてしか処理していないのでNOとなり、読み出し位置選択回路231で次の2×2ピクセルの描画データを読み出して上記処理を実行する。そして処理すべき全描画データについての処理が終了したときに全領域終了検出回路242の判断がYESとなって解像度変換処理を終了する。上記の処理によりデータフォーマットは変わらないが解像度に関しては1/4に低下する。なお、上記の例では解像度を1/4に変換する場合について説明したが、1/4に限定されることはなく、さらに、1/8など他の倍率を加えて複数の選択肢から選択できるようにしてもよい。
図10は、図8の色数変換回路223の詳細な構成を示す図である。VRAM206に格納されている描画データ206aについて、ピクセル読み出し回路250によって最初の4ピクセルP1〜P4を読み出して処理バッファ251に格納する。但し、読み出す単位は4ピクセルでなくてもよい。ここでは各ピクセルP1〜P4のR(Red)G(Green)B(Blue)が8ビットからなり、1ピクセルあたり24bpp(bit per pixel)の色数を有するものとする。色数変換回路252は処理バッファ251から各ピクセルP1〜P4を読み出し、各ピクセルP1〜P4のR(Red)については下位3ビット、G(Green)については下位2ビット、B(Blue)については下位3ビットを「000」に変換する。これによって結果バッファ253にはR、B、Gの色数が16bppに変換されたピクセルデータが格納される。上記の処理により色数は小さくなるがデータフォーマットは維持される。
16bppに変換された各ピクセルP1〜P4は、ピクセル読み出し回路250からの位置情報に基づいて書き込みエリア指定回路255が指定するバッファ256上のエリアに書き込まれる。
次に、全領域終了検出回路254ですべての描画データについて上記処理が終了したか否かを判断する。ここではまだ最初の4ピクセルについてしか処理していないのでNOとなり、ピクセル読み出し回路250で次の4ピクセルの描画データを読み出して上記処理を実行する。そして処理すべき全描画データについての処理が終了したときに全領域終了検出回路254の判断がYESとなって色数変換処理を終了する。上記の処理により各ピクセルの色数が24bppから16bppに変換されたことになる。なお、上記の例では16bppに変換する場合について説明したが、さらに、8bppなど他のビットを加えて複数の選択肢から選択できるようにしてもよい。8bppに変換する場合には、例えばRについて下位5ビット、Gについて下位6ビット、Bについて下位5ビットを「000」に変換すればよい。
図11はサーバ装置10における制御の手順の詳細を説明するためのフローチャートである。まず、クライアント装置20からの接続要求があるまで待機し(ステップS50)、接続要求があったときには当該クライアント装置20に対する認証を行う(ステップS51)。次に認証がOKか否かを判断し(ステップS52)、OKならば当該クライアント装置20に対してIDを発行する(ステップS53)。ステップS52の判断結果がOKでない場合にはステップS50に戻る。
次に、クライアント別に転送データについてスレッド処理を開始する(ステップS54)。スレッド処理の詳細は後述する。次に、セッション切断の要求があったか否かを判断し(ステップS55)、YESの場合にはスレッド処理を終了する(ステップS56)。ステップS55の判断がNOの場合にはステップS50に戻る。次にすべてのクライアント装置20に対するサービスを終了するか否かを判断し、YESならば起動中の全スレッドを終了して(ステップS58)、処理を終了する。ステップS57の判断がNOならばステップS50に戻ってスレッド処理を続行する。
図12は図11の転送データスレッド処理(ステップS54)の詳細を説明するためのフローチャートである。まず、クライアント装置20からの要求があるか否かを判断し(ステップS60)、YESならば、送られてきたデータファイルのヘッダ部分を解析する(ステップS61)。ヘッダ解析の結果がキーイベントであるかマウスイベントであるかシリアル接続からのデータ入力であるかを判断する(ステップS62、S65、S68)。ヘッダの解析の結果が上記のいずれでもない場合にはステップS60に戻る。ステップS62でキーイベントであると判断された場合には受信したキーコードをセットして(ステップS63)、起動中のアプリケーションに対してキーイベントを発行し(ステップS64)、ステップS60に戻る。
ステップS65でマウスイベントであると判断された場合には受信したマウスコードをセットして(ステップS66)、起動中のアプリケーションに対してマウスイベントを発行し(ステップS67)、ステップS60に戻る。
ステップS68でシリアル接続であると判断された場合には受信したデータをバッファに格納して(ステップS69)、シリアルポートマッピング(割り当て)を行って(ステップS70)、ステップS60に戻る。
一方、ステップS60での判断がNOならば、サーバ装置10で起動されているアプリケーションからの描画要求であるか否かを判断し(ステップS71)、NOならばステップS60に戻るが、YESならばアクセラレータ回路205の初期設定を行う。すなわち、解像度選択回路220での解像度変換、色数選択回路222での色数変換の有無、圧縮方式選択回路224での圧縮方式の選択についてセットを行う(ステップS72)。そしてアクセラレータ回路205の動作が終了するまで待機し(ステップS73)、終了の通知をアクセラレータ回路205から受け取ったならば、VRAM206上の圧縮描画データ206bを読み出してクライアント装置20に転送する処理を行い(ステップS74)、ステップS60に戻る。クライアント装置20へ送信される送信プロトコル(データファイル)300は例えばクライアントID、ヘッダ(圧縮方式、領域座標)、描画データから構成される。
図13はサーバ装置上のアプリケーションによるマウスイベント処理の詳細を説明するためのフローチャートである。まず、クライアント装置20から送られてきたマウスイベント送信プロトコル(データファイル)に含まれる識別子によりマウスイベントが「座標」であるか「クリック」であるかを判別する処理を行う(ステップS100)。次にスクロールか否かを判断し(ステップS101)、YESならばスクロールフラグをS=1にセットする(ステップS102)。次に、今回のマウスイベントの直前もスクロールであったか否か、すなわちマウスイベントが継続しているか否かを判断し(ステップS103)、NOならばスクロールフラグをS=0にセットする(ステップS112)。そして、アクセラレータ回路205内部の解像度選択回路220に解像度「0」を、色数選択回路222に色数「0」を、圧縮方式選択回路224に圧縮率5%のJPEG圧縮回路227をセットする。ここでは、解像度、色数について「0」がセットされている場合には解像度変換、色数変換を行わないこととし、「1」がセットされている場合には解像度変換、色数変換を行うものとする。
一方、ステップS103での判断がYESならば現在の時刻を記憶し(ステップS104)、記憶した現在の時刻と以前記憶した時刻とに基づいてスクロール要求の時間間隔が「大」であるか[中]であるか「小」であるかを判断する(ステップ105)。ここで「大」ならばアクセラレータ回路205内部の解像度選択回路220に解像度「1」を、色数選択回路222に色数「1」を、圧縮方式選択回路224にPNG圧縮回路225をセットする。また、スクロール要求の時間間隔が「中」ならば解像度選択回路220に解像度「1」を、色数選択回路222に色数「1」を、圧縮方式選択回路224に圧縮率20%のJPEG圧縮回路226をセットする。また、スクロール要求間隔が「小」ならば解像度選択回路220に解像度「1」を、色数選択回路222に色数「0」を、圧縮方式選択回路224に圧縮率20%のJPEG圧縮回路226をセットする。
次に、VRAM206にスクロール領域の描画データを書き込む(ステップ110)。次に上記ステップS106〜S109でセットした内容をアクセラレータ回路205にセットするとともにCPU200に対して描画要求を行い(ステップS111)、クライアント装置20へのデータ転送の処理に移行する。
一方、ステップS101でNOであった場合には、「画面移動」か否かを判断する(ステップS113)。ここでの画面移動は例えば、ウインドウタイトルをドラグした場合などの画面移動を対象にする。ステップS113の判断がNOならばその他のイベント処理を行って(ステップS123)、ステップS111に移行する。また、ステップS113の判断がYESならば、移動フラグをS=1に設定する(ステップS114)。次に、今回の「画面移動」の直前も「画面移動」であったか否か、すなわち画面移動が継続しているか否かを判断し(ステップS115)、NOならば移動フラグをS=0にセットする(ステップS118)。そして、アクセラレータ回路205内部の解像度選択回路220に解像度「0」を、色数選択回路222に色数「0」を、圧縮方式選択回路224に圧縮率5%のJPEG圧縮回路227をセットする。
一方、ステップS115での判断がYESならば現在の時刻を記憶して(ステップS116)、移動要求の時間間隔が「大」であるか[中]であるか「小」であるかを判断する(ステップ117)。ここで「大」ならばアクセラレータ回路205内部の解像度選択回路220に解像度「1」を、色数選択回路222に色数「1」を、圧縮方式選択回路224にPNG圧縮回路225をセットする。また、移動要求の時間間隔が「中」ならば解像度選択回路220に解像度「1」を、色数選択回路222に色数「1」を、圧縮方式選択回路224に圧縮率20%のJPEG圧縮回路226をセットする。また、移動要求の時間間隔が「小」ならば解像度選択回路220に解像度「1」を、色数選択回路222に色数「0」を、圧縮方式選択回路224に圧縮率20%のJPEG圧縮回路226をセットする。
次に、画面移動領域の描画データをVRAM206に書き込む(ステップ124)。次に描画要求を行い(ステップS111)、クライアント装置20へデータを転送する処理を行う。
なお、上記した実施形態ではスクロール要求の時間間隔あるいは移動要求の時間間隔に応じて解像度、色数、圧縮方式を変更しているが、これら3要素のうちのいずれか1つまたは2つを変更するようにしてもよい。
図14(A)、(B)は解像度変換回路221での高解像度から低解像度への変換処理の一例を説明するための図である。図14(A)に示すように画面300に高解像度の画像301を描画している場合において、クライアント装置20からの表示変更要求が継続していることが検出されると、解像度選択回路220には「1」すなわち「解像度変換あり」がセットされ、解像度変換回路221は例えば4ピクセルデータを1ピクセルに変換する処理を行う。これによって低解像度に変換した画像302が得られる(図14(B))。このような処理によって色数の削減と同色の連続性が高くなり高圧縮化が図れる。
図15(A)、(B)は色数変換回路223での色数変換処理の一例を説明するための図である。図15(A)に示すように画面300に色数の多い(例えば24bppとする)画像303を描画している場合において、クライアント装置20からの表示変更要求が継続していることが検出されると、色数選択回路222には「1」すなわち「色数変換あり」がセットされ、色数変換回路223は例えば24bppを8bppに変換する処理を行う。これによって色数が少なくなった画像304が得られる(図15(B))。図15(B)は色数を2種類に落とした例を示している。これによって、1ピクセルに使うデータ量を減少させることができる。
図16(A)〜(D)はクライアント装置20側で継続するスクロールを行ったときに描画データの解像度が低下されるようすを示している。図16(A)に示すような表示画面300が表示されているときに、画面のスクロール操作が所定時間以上継続された場合にはスクロールされている画像を低解像度に変換して表示し(図16(B)、(C))、スクロールが終了したときに元の解像度に戻して表示する(図16(D))。
前記実施形態において記載した、図4のクライアント装置20におけるプロセス処理の手順を示すフローチャート、図5のクライアント装置20におけるサーバとの通信制御の詳細を示すフローチャート、図11のサーバ装置10における制御の手順を示すフローチャート、図12のサーバ装置10における転送データスレッド処理を示すフローチャート、図13のサーバ装置上のアプリケーションによるマウスイベント処理を示すフローチャートは、何れも各フローチャートで示す処理をコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。そして、サーバ装置10のコンピュータ(CPU200)、クライアント装置20のコンピュータ(CPU101)は、この記録媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した処理を実行することができる。
上記した実施形態によれば、表示画面の画像データを移動させるための要求などのように、頻繁に多量の描画データの送信要求があった場合に、解像度変換、色数変換あるいは圧縮方式の変更などにより転送データの量を減らすようにしたので、データ送信の効率を高めるとともに、クライアント装置の表示応答を早くすることができる。なお、表示画面の画像データを移動させるための要求とは、ポインティングデバイス( 上記したマウスやタッチパネルなど)の操作によるスクロールや画面の移動など、クライアント側の連続的な表示画面の変更を必要とする要求を意味する。
本発明の実施形態に係るサーバ装置10と複数のクライアント装置20とから構成されるコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図である。 本コンピュータシステムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図である。 図2に示すアクセラレータ回路104の詳細な構成を示す図である。 クライアント装置20におけるプロセス処理の手順を示すフローチャートである。 図4におけるサーバとの通信制御の詳細を示すフローチャートである。 図5のマウスイベント処理(ステップS31)の詳細を説明するための図である。 本コンピュータシステムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図である。 本コンピュータシステムのサーバ装置10におけるアクセラレータ回路101の回路構成を示すブロック図である。 図8に示す解像度変換回路221の詳細な構成を示す図である。 図8の色数変換回路221の詳細な構成を示す図である。 サーバ装置10における制御の手順の詳細を説明するためのフローチャートである。 図11の転送データスレッド処理(ステップS54)の詳細を説明するためのフローチャートである。 サーバ装置上のアプリケーションによるマウスイベント処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 解像度変換回路221での高解像度から低解像度への変換処理の一例を説明するための図である。 色数変換回路223での色数変換処理の一例を説明するための図である。 クライアント装置20で継続するスクロール動作を行ったときに描画データの解像度が低下されるようすを示す図である。
符号の説明
10 サーバ装置
200 CPU
201 バスインタフェース
202 ROM
203 RAM
204 表示装置
205 アクセラレータ回路
206 VRAM
207 外部記憶HDD
208 入力部
209 送受信制御部
220 解像度選択回路
221 解像度変換回路
222 色数選択回路
223 色数変換回路
224 圧縮方式選択回路
225 PNG圧縮回路
226 JPEG(20%)圧縮回路
227 JPEG(5%)圧縮回路
228 書き込み制御回路

Claims (11)

  1. サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信し、その表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおけるサーバ装置であって、
    前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、
    前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の圧縮率よりも高い圧縮率を選択する圧縮率選択手段と、
    前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記圧縮選択手段によって選択された圧縮率で圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段によって圧縮された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求をする時間間隔を検出する時間間隔検出手段をさらに有し、前記時間間隔検出手段によって前記時間間隔が所定の間隔よりも短いことが検出された場合に、前記圧縮率選択手段は所定の圧縮率よりも高い圧縮率を選択することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. 前記画像データの解像度を変更する解像度変換手段をさらに有し、前記移動要求判断手段によって表示画面の画像データを移動させるための要求が継続していると判断された場合に、前記解像度変換手段は前記画像データの解像度を所定の解像度よりも低い解像度に変換することを特徴とする請求項2記載のサーバ装置。
  4. 前記移動要求判断手段によって表示画面の画像データを移動させるための要求が継続していると判断された場合に所定の色数よりも少ない色数を選択する色数選択手段と、前記画像データの色数を、前記色数選択手段によって選択された色数に変換する色数変換手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  5. サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおけるサーバ装置であって、
    前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、
    前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の解像度よりも低い解像度を選択する解像度選択手段と、
    前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記解像度選択手段によって選択された解像度に変換する解像度変換手段と、
    前記解像度変換手段によって変換された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とするサーバ装置。
  6. 前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求をする時間間隔を検出する時間間隔検出手段をさらに有し、前記時間間隔検出手段によって前記時間間隔が所定の間隔よりも短いことが検出された場合に、前記解像度選択手段は、所定の解像度よりも低い解像度を選択することを特徴とする請求項5記載のサーバ装置。
  7. サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおけるサーバ装置であって、
    前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、
    前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の色数よりも少ない色数を選択する色数選択手段と、
    前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記色数選択手段によって選択された色数に変換する色数変換手段と、
    前記色数変換手段によって変換された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とするサーバ装置。
  8. 前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求をする時間間隔を検出する時間間隔検出手段をさらに有し、前記時間間隔検出手段によって前記時間間隔が所定の間隔よりも短いことが検出された場合に、前記色数選択手段は、所定の色数よりも少ない色数を選択することを特徴とする請求項7記載のサーバ装置。
  9. サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおいて、
    前記サーバ装置のコンピュータを、
    前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、
    前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の圧縮率よりも高い圧縮率を選択する圧縮率選択手段と、
    前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記圧縮選択手段によって選択された圧縮率で圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段によって圧縮された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、
    して機能させるようにしたことを特徴とするコンピュータ読み込み可能なサーバ制御プログラム。
  10. サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおいて、
    前記サーバ装置のコンピュータを、
    前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、
    前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の解像度よりも低い解像度を選択する解像度選択手段と、
    前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記解像度選択手段によって選択された解像度に変換する解像度変換手段と、
    前記解像度変換手段によって変換された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、
    して機能させるようにしたことを特徴とするコンピュータ読み込み可能なサーバ制御プログラム。
  11. サーバ装置において生成された画像データをクライアント装置へ送信しその表示画面に表示させるようにしたコンピュータシステムにおいて、
    前記サーバ装置のコンピュータを、
    前記クライアント装置の表示画面の画像データを移動させるための要求が、前記クライアント装置によって継続してなされているか否かを判断する移動要求判断手段と、
    前記移動要求判断手段によって、表示画面の画像データを移動させるための要求が継続してなされていると判断された場合に所定の色数よりも少ない色数を選択する色数選択手段と、
    前記クライアント装置に送信する画像データのうち、前記画像データを移動させるための移動量に応じた分の画像データを、前記色数選択手段によって選択された色数に変換する色数変換手段と、
    前記色数変換手段によって変換された画像データを前記クライアント装置へ送信する送信手段と、
    して機能させるようにしたことを特徴とするコンピュータ読み込み可能なサーバ制御プログラム。
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