JP4774447B2 - 横引き管の接続構造 - Google Patents
横引き管の接続構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4774447B2 JP4774447B2 JP2009065994A JP2009065994A JP4774447B2 JP 4774447 B2 JP4774447 B2 JP 4774447B2 JP 2009065994 A JP2009065994 A JP 2009065994A JP 2009065994 A JP2009065994 A JP 2009065994A JP 4774447 B2 JP4774447 B2 JP 4774447B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- main body
- diameter
- cylindrical main
- drain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
特許文献1では、接続部材は、一方の排水管の内周部に嵌合する第一嵌合部と他方の排水管の内周部に嵌合する第二嵌合部とを備え、この第二嵌合部の外周部には他方の排水管の内周部に押圧される排水管止水ゴムが設けられている構成である。
このように施工された複数の排水管では、一方の排水管の中径管部の中間位置に他方の排水管の筒状本体の先端が位置しているので、地震や気候変化によって相対的な変位が生じる場合、例えば、隣り合う排水管が軸方向に沿って互いに近接する場合では、筒状本体同士が当接することがなく、隣り合う排水管が互いに離隔する場合では、一方の排水管から他方の排水管が外れることがない。さらに、互いに軸方向が交差するように隣り合う排水管が接続部分を中心として屈曲する場合では、一方の排水管の大径管部と他方の排水管の筒状本体との間に形成された隙間により、両者の変位が許容される。この際、一方の排水管の大径管部と他方の排水管の筒状本体との間には環状の変位吸収用弾性部材が介装されているが、この変位吸収用弾性部材が弾性変形して変位を吸収する。
隣り合う排水管が変位した後でも、一方の排水管の大径管部と他方の排水管の筒状本体との間に変位吸収用弾性部材が外れることなく設けられているので、ゴミ等が配管内部に浸入することがない。
従って、本発明では、一方の排水管には筒状本体の端部に中径管部及び大径管部が設けられ、これらの中径管部及び大径管部に他方の排水管の筒状本体の端部が挿通され、かつ、中径管部の内周部と他の排水管の筒状本体の外周部との間に弾性のエラストマー部材が介装され、大径管部の内周部と他の排水管の筒状本体の外周部との間にエラストマー部材より弾性の小さな環状の変位吸収用弾性部材が介装されているから、隣り合う排水管同士が地震等により軸方向や軸方向と交差する方向に変位しても、接続部分が破損等することがない。
この構成の発明では、複数列のエラストマー部材が一方の排水管の中径管部と他方の排水管の筒状本体との間に介装されているので、防水効果を高めることができる。
図1は、本実施形態にかかる横引き管の接続構造が設けられた建造物の正面図である。図2は、横引き管の接続構造を詳細に示す一部を破断した正面図である。
排水管5の下端には複数の橋脚用の縦樋6が上下に複数並んで配置されている。これらの排水管4,5及び縦樋6は、集水枡によって連通されている。なお、排水管4,5と縦樋6とは連通管7で互いに連通されている。
この橋梁1の路面3に降った雨及び雪が溶けた水が路肩から集水枡に集まり、水はここから橋梁1の横引き管を構成する排水管4,5の内部を流れ、連通管7から縦樋6に送り込まれ、さらに、縦樋6に沿って下方に流れ、縦樋6の排出口8を通って橋脚2の下に設けられた溝9に流れる。
図2において、隣り合う排水管4,5のうち一方の排水管4は、筒状本体10と、この筒状本体10の一端部に一体に形成され筒状本体10より径が大きな中径管部11と、この中径管部11に一体に形成され中径管部11より径の大きな大径管部12とを有する。
これらの筒状本体10、中径管部11及び大径管部12は、それぞれ軸心が一致するとともにFRP(ガラス繊維強化プラスチック)から円筒状に形成されている。筒状本体10と中径管部11との接続部分はテーパ状に形成され、中径管部11と大径管部12との接続部分はテーパ状に形成されている。
排水管5の筒状本体10の一端部は排水管4の中径管部11及び大径管部12に挿通され、その端縁が排水管4の筒状本体10の端縁に対して寸法tだけ離れて配置されている。さらに、排水管5は筒状本体10の外周面と排水管4の中径管部11の内周面とは寸法t1だけ離れており、さらに、筒状本体10の外周面と大径管部12の内周面とは寸法t2(t2>t1)だけ離れている。
本実施形態では、エラストマー部材13は互いに所定間隔離れて複数列、図2では2列、配置されている。
以上においては、他の排水管として筒状本体10のみ有する排水管5を例示して説明したが、本実施形態では、当該他の排水管として一端部に中径管部11及び大径管部12が設けられた排水管4を用いてもよい。
橋脚用の縦樋6はFRPからなる円筒状部材であり、隣り合う縦樋6の接続部分には図示しないシール部材が介装されている。
複数の排水管4,5を接続するために、排水管4の大径管部12及び中径管部11に排水管5の筒状本体10を差し込むが、この排水管5の筒状本体10の先端が中径管部11の途中まで、つまり、筒状本体10とは寸法tだけ離れた位置まで差し込む。さらに、複数の排水管6の接続は従来と同様の方法による。
例えば、排水管4と排水管5とが互いに近接する場合では、排水管4と排水管5との筒状本体10同士が寸法tだけ離れて配置されているから、筒状本体10同士が当接しない。これに対して、隣り合う排水管4と排水管5とが互いに離隔する場合では、排水管5の筒状本体10の先端が中径管部11の途中まで差し込まれているので、排水管5が排水管4から外れない。この際、排水管4の中径管部11にエラストマー部材13が軸方向に並んで2列設けられているので、排水管4と排水管5とが互いに離隔しても、少なくとも1列のエラストマー部材13で排水管4と排水管5との漏水が阻止される。
(1)排水管4の筒状本体10の端部に筒状本体10より径の大きな中径管部11を一体に形成し、この中径管部11に中径管部11より径の大きい大径管部12を形成し、これらの中径管部11及び大径管部12に排水管5の筒状本体10の端部を挿通し、中径管部11の内周部と排水管5の筒状本体10の外周部との間に防水用突起部131を有する弾性のエラストマー部材13を介装し、大径管部12の内周部と排水管5の筒状本体10の外周部との間にエラストマー部材13より弾性の小さな環状の変位吸収用弾性部材14が介装されている。そのため、隣り合う排水管4,5同士が地震等により軸方向や軸方向と交差する方向に変位しても、その変位を中径管部11及び大径管部12や変位吸収用弾性部材14が吸収するので、排水管4,5の接続部分が破損等することがない。
(4)排水管4を構成する筒状本体10、中径管部11及び大径管部12、並びに、排水管5を構成する筒状本体10は、それぞれFRPから形成される。FRPは軽量かつ大きな強度を有する材料であるため、排水管自体の取扱が容易となり、かつ、管自体の破損も防止できる。
例えば、前記実施形態では、排水管4を構成する筒状本体10、中径管部11及び大径管部12、並びに、排水管5を構成する筒状本体10をそれぞれ円筒状としたが、本発明では、これらの管を角筒状としてもよい。
さらに、排水管4の筒状本体10の両端に中径管部11と大径管部12とをそれぞれ設け、この排水管4を継手として利用するものでもよい。
Claims (2)
- 橋梁の表面にそれぞれ筒状本体を有する排水管を複数接続した状態で取り付ける横引き管の接続構造であって、
隣り合う前記排水管のうち少なくとも一方の排水管は、前記筒状本体の端部に他方の排水管の前記筒状本体の端部を挿通するとともに前記筒状本体の外径より内径が大きな中径管部が一体に設けられ、この中径管部に前記他方の排水管に対して軸方向が交差する変位を許容するとともに前記中径管部の内径より内径が大きな大径管部が一体に形成され、前記中径管部の内周部と前記他の排水管の筒状本体の外周部との間には環状の弾性のエラストマー部材が介装され、前記大径管部の内周部と前記他の排水管の筒状本体の外周部との間には前記エラストマー部材より弾性の小さな環状の変位吸収用弾性部材が介装され、前記エラストマー部材は、前記他の排水管の筒状本体の外周面を押圧する防水用突起部を備えていることを特徴とする横引き管の接続構造。 - 請求項1記載の横引き管の接続構造において、
前記エラストマー部材は前記筒状本体の軸方向に沿って複数列が互いに離れて配置されていることを特徴とする横引き管の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065994A JP4774447B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 横引き管の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065994A JP4774447B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 横引き管の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010216181A JP2010216181A (ja) | 2010-09-30 |
JP4774447B2 true JP4774447B2 (ja) | 2011-09-14 |
Family
ID=42975292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009065994A Expired - Fee Related JP4774447B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 横引き管の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4774447B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5320123A (en) * | 1976-08-09 | 1978-02-24 | Kubota Ltd | Joint method for underground piping |
JPS56168688U (ja) * | 1980-05-17 | 1981-12-12 | ||
JPS5777703A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-15 | Taiyou Jiyushi Kogyo Kk | Connector apparatus of water draining pipe in high part |
JPS57194985U (ja) * | 1981-06-04 | 1982-12-10 | ||
JPH0355031Y2 (ja) * | 1987-06-05 | 1991-12-05 | ||
JP3822021B2 (ja) * | 1999-05-18 | 2006-09-13 | 株式会社クボタ | 管継手の連結方法及び管継手構造 |
JP2001152415A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-05 | Japan Highway Public Corp | 橋梁用排水管 |
-
2009
- 2009-03-18 JP JP2009065994A patent/JP4774447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010216181A (ja) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101768903B1 (ko) | 교량 배수관용 종배수관 연결장치 | |
KR20100116352A (ko) | 이중 벽체용 이중 신축 관체 | |
JP4774447B2 (ja) | 横引き管の接続構造 | |
KR100909276B1 (ko) | 교량 신축이음장치용 방수커플링 구조물 | |
JP2009256925A (ja) | 排水構造及びその排水構造に使用する直管継手 | |
JP2005337403A (ja) | 管継手 | |
KR20150118884A (ko) | 다방향성 주름부를 갖는 지수판을 이용한 콘크리트 암거 구조물 | |
JP2009287290A (ja) | 更生管用のセグメント | |
CN109183717B (zh) | 桥梁墩柱缓冲防护装置 | |
JP5819179B2 (ja) | 補修伸縮可撓継手 | |
KR100748626B1 (ko) | 상·하수관 접속구조 | |
KR20150123555A (ko) | 배수관 유지보수용 점검구 | |
CN104806840A (zh) | 埋地用抗沉降塑料双头抱箍伸缩节 | |
CN204922348U (zh) | 埋地用抗沉降塑料双头抱箍伸缩节 | |
KR101032722B1 (ko) | 콘크리트 구조물의 신축이음장치 | |
KR100986717B1 (ko) | 교량용 신축 이음장치의 연결캡 구조 | |
KR20030060559A (ko) | 관 이음 플랜지 | |
JP5502433B2 (ja) | コンクリート製の水路用材の止水用接合部材、およびコンクリート製の水路用材の接合方法 | |
CN104110058A (zh) | 管道伸缩节 | |
CN211472525U (zh) | 一种路基边坡防护结构 | |
KR101399189B1 (ko) | 교량 배수관용 신축이음장치 | |
CN212900173U (zh) | 一种便于移动的水泥管 | |
JP6411781B2 (ja) | 道路橋継目部の止水構造 | |
KR200396761Y1 (ko) | 맨홀 등의 관체결합구 형성 거푸집 | |
JP2006125130A (ja) | 遮音構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110301 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110307 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110415 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110506 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110621 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110627 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |