JP2006125130A - 遮音構造体 - Google Patents

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Soichiro Shimizu
惣一郎 清水
Masaaki Kimura
雅昭 木村
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Abstract

【課題】道路橋などの橋梁の継目遊間の下方に設置される遮音構造体において、優れた遮音性能を発現する。
【解決手段】道路橋1の橋軸方向に伸縮しうる袋体81内には、耐凍結性に優れたゲル状物質82が注入されている。袋体81内に注入されているゲル状物質82の吸音効率が高いため、優れた遮音性能を発現する。冬季に継目遊間4が広くなっても、夏季に継目遊間4が狭くなっても、それに応じて袋体81が橋軸方向に伸縮するので、高い遮音性能を維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、新設または既設の道路橋などの橋梁に形成される継目遊間に設備される遮音構造体に関するものである。
この種の橋梁においては、周辺住民への騒音問題を解消するため、継目遊間に遮音性能を付与することが重要となる。従来、その手法としては、ゴム製の密閉チューブを継目遊間に配置し、空気や発泡性合成樹脂液などの流体を密閉チューブ内に圧入して膨張させることにより、継目遊間を密閉チューブで塞ぐ方法が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−214604号公報(第3頁左上欄、図3)
しかし、これでは、密閉チューブ内に圧入された流体による吸音効率が高くないので、遮音性能が優れないという欠点があった。
本発明は、こうした欠点を解消することが可能な遮音構造体を提供することを目的とする。
まず、請求項1に係る発明は、橋梁の継目遊間の下方に設置される遮音構造体であって、前記橋梁の橋軸方向に伸縮しうる袋体を有し、前記袋体内にゲル状物質が注入されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記袋体には、上面伸縮部および下面伸縮部が交互に並ぶように凹設されていることを特徴とする。
本発明によれば、袋体内に注入されているゲル状物質の吸音効率が高いため、優れた遮音性能を発現することができる。
また、遮音構造体の構成が簡単であり、さらに取付が簡単であるため、材料費が安価となり、ひいては伸縮継手装置そのものが安価となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
道路橋1には、図1に示すように、伸縮継手装置5が設置されており、伸縮継手装置5は、継目遊間4を隔てて対向する一対の鋸歯状のフェイスプレート9、10を有している。各フェイスプレート9、10にはそれぞれウェブ11、12が、互いに所定の間隔を置いて対向する形で垂設されている。各ウェブ11、12にはそれぞれ、図2に示すように、鋸歯状の遮音構造体支持部材2、3が互いに対向するように取り付けられており、各遮音構造体支持部材2、3の上面にはそれぞれ、鈎止片6、7が遮音構造体支持部材2、3の長手方向(図1紙面と直角な方向)に延伸する形で溶接されている。また、一対の遮音構造体支持部材2、3上には遮音構造体8が、継目遊間4の下方に位置するようにウェブ11、12間で橋軸方向(図1左右方向)に伸縮自在に載置されており、遮音構造体8は、その左右両端がそれぞれZ形金具22、23でウェブ11、12に止め付けられている。
この遮音構造体8は、図1および図3に示すように、六面体袋状に形成されたゴム製の袋体81を有している。袋体81の上面には複数個(図1では4個)のU字形断面の上面伸縮部81aが凹設されており、袋体81の下面には複数個(図1では3個)のU字形断面の下面伸縮部81bが凹設されている。ここで、上面伸縮部81aと下面伸縮部81bとは交互に並んでいる。また、袋体81の上面にはゲル注入口81dが形成されており、ゲル注入口81dにはゲル注入パイプ83が着脱自在に取り付けられている。さらに、袋体81の上面には複数個(図1では3個)の排気弁84が装着されている。一方、袋体81の下面には2本の係止溝81cが袋体81の長手方向(図1紙面と直角な方向)に延伸する形で形成されている。そして、袋体81内には、耐凍結性に優れたゲル状物質82が隙間なく充填されている。
ところで、袋体81内にゲル状物質82を充填するには、ゲル注入口81dにゲル注入パイプ83を取り付け、このゲル注入パイプ83を通じてゲル状物質82を袋体81内に注入する。このとき、袋体81の上面には排気弁84が装着されているので、ゲル状物質82の注入作業は円滑に行われる。なお、こうしたゲル注入パイプ83を利用する充填方法に限らず、それ以外の方法を用いて袋体81内にゲル状物質82を充填しても構わない。
また、一対の遮音構造体支持部材2、3の下方には、図1に示すように、ゴム製の止水材15がウェブ11、12間で橋軸方向(図1左右方向)に伸縮自在に取り付けられている。すなわち、各ウェブ11、12にはそれぞれ、止水材取付ボルト16、17が横向きに溶着されており、これら止水材取付ボルト16、17に止水材15の両端が嵌着され、Cチャンネル18、19を介してナット20、21で締着されている。この止水材15は、M字断面形の長尺の本体15aを有しており、本体15aの中央部にはV字断面形の伸縮吸収部15bが形成されている。
道路橋1は以上のような構成を有するので、伸縮継手装置5は遮音性能および止水性能に優れる。
すなわち、継目遊間4の下方には遮音構造体8が設置されており、その袋体81内に注入されているのがゲル状物質82であるため、空気や発泡性合成樹脂液と比べて吸音効率が高い。その結果、道路橋1を通過する車両の騒音は、ゲル状物質82に吸音される形で遮音され、周辺住民への騒音問題を解消することができる。
ここで、夏季に継目遊間4が狭くなった場合、図4に示すように、それに応じて遮音構造体8の幅が狭まるので、継目遊間4が狭くなっても伸縮継手装置5は高い遮音性能を維持する。このとき、遮音構造体8は、袋体81の上面伸縮部81aおよび下面伸縮部81bが縮む形で弾性変形するため、遮音構造体8の収縮変形は支障なく行われる。また、袋体81の上面伸縮部81aと下面伸縮部81bとは交互に並んでいるため、遮音構造体8の幅が狭まっても、袋体81内においてゲル状物質82の流路を確保することができる。その結果、ゲル状物質82は袋体81の変形に追従することができる。
逆に、冬季に継目遊間4が広くなった場合、図5に示すように、それに応じて遮音構造体8の幅が広がるので、継目遊間4が広くなっても伸縮継手装置5は高い遮音性能を維持する。このとき、遮音構造体8は、袋体81の上面伸縮部81aおよび下面伸縮部81bが伸びる形で弾性変形するため、遮音構造体8の伸長変形は支障なく行われる。なお、ゲル状物質82は、耐凍結性に優れているため、冬季に凍って変形不能となる心配はない。
したがって、伸縮継手装置5は、四季を通じて優れた遮音性能を発現することが可能となる。なお、遮音構造体8は一対のZ形金具22、23でウェブ11、12に止め付けられているので、伸縮継手装置5は長期にわたって遮音性能を維持することができる。
また、継目遊間4の下方には止水材15が設置されているため、継目遊間4を通って落下した雨水などの水が橋下へ漏れる恐れはない。したがって、伸縮継手装置5は高い止水性能を発現し、支承(図示せず)が錆びる事態の発生を回避することができる。
なお、上述の実施形態においては、一対のZ形金具22、23を使って遮音構造体8をウェブ11、12に止め付ける場合について説明したが、Z形金具22、23以外の止付方法を代用してもよい。
なお、上述の実施形態においては、ゴム製の袋体81を有する遮音構造体8について説明したが、袋体81の材質はこれに限るわけではなく、ゴム以外の材質(例えば、樹脂その他の弾性体など)を採用してもよい。
なお、上述の実施形態においては、M字断面形の本体15aを有するゴム製の止水材15について説明したが、本体15aの材質や形状はこれに限るわけではない。
なお、上述の実施形態においては、止水材15を取り付けるときにCチャンネル18、19を使う場合について説明したが、Cチャンネル18、19に代えてフラットバー、アングルを用いることも可能である。
なお、上述の実施形態においては、道路橋1について説明したが、道路橋1以外の橋梁(例えば、鉄道橋など)に本発明を適用することもできる。
本発明に係る遮音構造体の一実施形態が適用された伸縮継手装置の一例を示す正断面図である。 一対の遮音構造体支持部材の斜視図である。 遮音構造体の斜視図である。 袋体の最大収縮時の状態を示す正断面図である。 袋体の最大伸長時の状態を示す正断面図である。
符号の説明
1……道路橋(橋梁)
2、3……遮音構造体支持部材
4……継目遊間
5……伸縮継手装置
6、7……鈎止片
8……遮音構造体
9、10……フェイスプレート
11、12……ウェブ
15……止水材
81……袋体
81a……上面伸縮部
81b……下面伸縮部
81c……係止溝
81d……ゲル注入口
82……ゲル状物質
83……ゲル注入パイプ
84……排気弁

Claims (2)

  1. 橋梁の継目遊間の下方に設置される遮音構造体であって、
    前記橋梁の橋軸方向に伸縮しうる袋体を有し、
    前記袋体内にゲル状物質が注入されていることを特徴とする遮音構造体。
  2. 前記袋体には、上面伸縮部および下面伸縮部が交互に並ぶように凹設されていることを特徴とする請求項1に記載の遮音構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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