JP4774000B2 - 半導体集積回路及び半導体集積回路が組み込まれた半導体装置 - Google Patents

半導体集積回路及び半導体集積回路が組み込まれた半導体装置 Download PDF

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Description

半導体集積回路及び半導体集積回路が組み込まれた半導体装置に関し、特に、独立して電位の設定可能な複数の電源系統を有する半導体集積回路及び半導体装置に関する。
携帯機器に使用されるLSI(Large Scale Integration circuit)には、低消費電力、かつ、高性能であることが求められている。
そこで、LSI内の回路において、独立して電位の設定可能な複数の電源系統を設ける構成を採用することにより、各電源系統に属する回路に供給する電位を、LSIの動作状況に応じて制御することにより、最適化を図り低消費電力を実現する。
そして、上記のLSIに電源を供給するLSI内の各電源系統に対応したDC/DCコンバータと、前記の複数のDC/DCコンバータを制御するコントローラによって、上記の最適化が行われる。
ここで、上記の動作状況に応じた最適化とは、動作する回路にのみ電源を供給すること、要求されている動作周波数が低い回路に低い電圧を供給すること、及び、負荷の高い処理を行っている回路には定格電圧を供給することを、適宜行うことをいう。
しかし、LSI内の回路において、複数の電源系統が存在し、各電源系統の電圧を上記のように制御したとすると、各電源系統において、電圧変動を抑える機構を強化する必要がある。電源系統が分割されることにより、各電源系統に接続する寄生する容量が減少し、他の電源系統の電圧変動の影響を受けやすくなるからである。また、電源系統に接続する寄生容量が少ないと、負荷の高い処理を行うため、電源系統内の電圧を上昇させた時に、電圧が安定するには時間がかかるからである。
そこで、各電源系統において、高電圧電源と低電圧電源との間に、電圧安定のために、すなわち、電源ノイズ抑制に充分な容量セルを算出して、挿入することが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1によれば、電源ノイズによるLSI内部の各素子の動作や信号遅延を考慮して、電源ノイズを抑制するために最適な容量セル量を算出して、LSI内部に挿入することが提案されている。そうすると、LSI内部の素子の動作に最適な、電圧変動を抑えるための補償容量が確保できることになる。
富士通ユーザー向け技術情報誌 FIND Vol.22 NO.5 2004年(47〜51頁)
しかし、急激に動作率が変動するCPU(Central Processing Unit)のような回路が電源系統内に存在する場合、その電源系統に含まれる補償容量だけでは、電源電圧を安定させることは困難な場合もある。
そこで、本発明の目的は、独立して電圧の設定が可能な電源系統を複数有する半導体集積回路において、電源変動を抑える半導体集積回路を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る半導体集積回路は、外部制御回路からの制御によって電位を制御される第1電源と、前記外部制御回路からの制御によって電位を制御され、前記第1電源とは独立して電位の設定が可能な第2電源と、前記第1電源により駆動される回路から構成される第1電源系統と、前記第2電源により駆動される回路から構成される第2電源系統と、前記外部制御回路から、前記第1電源系統及び前記第2電源系統を同電位で動作させていることを示す電位一致信号を受けて、前記第1電源系統の第1高電位線と前記第2電源系統の第2高電位線との接続動作をする接続回路と、を備え、前記接続回路は、前記電位一致信号及びクロック信号を受けて、第1パルス信号を出力するパルス回路と、前記第1パルス信号のパルス期間中に、前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位の監視を行ない、前記接地電位が変動した期間に応じた第2パルス期間を有する第2パルス信号を出力する監視回路と、前記第2パルス信号をゲート端子に受け、前記第2パルス信号の前記第2パルス期間中に、前記第1電源系統の前記第1高電位線と第2電源系統の前記第2高電位線とを接続するスイッチと、を備えることを特徴とする。
第1電源系統と第2電源系統が接続され、一体となったことにより、電源変動が大きかった電源系統に対して補償容量が増加する。
本発明に係わる半導体集積回路によれば、消費電流の変化が激しい電源系統の電圧を安定させる効果がある。
また、間欠的な接続動作により、第1電源系統の高電位線を駆動する電源と第2電源系統の高電位線を駆動する電源間の干渉を防止することができる。
以下、本発明の実施例1、及び、実施例2について説明する。
実施例1は、独立して電位が設定可能な複数の電源系統及び電源系統間を接続する接続回路を有するLSIと、複数の電源系統に電源を供給する電源回路と、その電源回路を制御する回路から構成される半導体集積回路に関する。
実施例1を、図1A乃至図1D、図2乃至図8、図9A及び図9Bを用いて説明する。
図1A乃至図1Dは、実施例1のLSIの電源系統、電源系統における電圧印加例、LSIを示す図である。
なお、図1A乃至図1Dは、複数の電源系統を有するLSI1、回路群A2、回路群B3、回路群C4、DC/DCコンバータ9、回路群A10、回路群B11、接続回路12、スイッチ13、スイッチ制御回路16、DC/DCコンバータ14、接地電位線Vss51、高電位線Vdd1(56)、及び、高電位線Vdd2(55)を示す。
図1Aは複数の電源系統を有するLSI1を示す。そして、上記のLSI1は、回路群A2に接続する電源系統、回路群B3に接続する電源系統、回路群C4に接続する電源系統を有する。
そして、回路群A2、回路群B3、回路群C4は、LSI1を構成する回路である。
回路群A2は、例えば、SRAM(Static random access memory)などのメモリ回路、休止期間があるロジック回路などから構成されている。従って、回路群A2に対する電源電圧の変更の機会が多い。なお、消費電流削減に寄与するため、上記の電源電圧の変更には、電源をオフすることも含まれる。そして、電源電圧の変更があっても回路群A2の動作を保証するため、回路群A2が消費する電流で電源電圧が変動しないような寄生容量が配置されている。
回路群B3は、例えば、CPU、画像データ処理ロジック回路などから構成されている。上記の回路は、常に動作しているが、動作率の変動が大きい。従って、回路群B3の電源がオフされることはない。しかし、消費電流削減のため、回路群B3の電源の電圧が変更される機会が多い。
回路群C4は、例えば、LSI1全体のクロックを発生させる回路など、常に安定動作を望まれている回路から構成されている。従って、回路群C4に対する電源電圧の変更はほとんどない。
なお、電源系統とは、LSI1が複数の電源によって駆動される場合に、各電源によって駆動される回路群によって構成されるものである。
図1Bは電源印加状態5を示す。そして、電源印加状態5は、回路群A2に接続する電源系統に1.2Vが印加され、回路群B3に接続する電源系統に1.0Vが印加され、回路群C4に接続する電源系統に1.2Vが印加されている状態を示す。また、上記の電源印加状態5は、例えば、LSI1が外部からデータを取得するときの状態を示す。すなわち、SRAM等のメモリ回路を内蔵する回路群A2の動作率は高く、回路群A2は上記の電源電圧を必要とする。一方、CPUを含む回路群B3の動作率は低いため、回路群B3は上記の電源電圧において動作が可能である。そして、クロック発生回路を含む回路群C4は通常の動作率を維持するから、回路群C4は上記のような電源電圧を必要とする。
図1Cは電源印加状態6を示す。そして、電源印加状態6は、回路群A2に接続する電源系統の電源がオフ状態であり、回路群B3に接続する電源系統に1.0Vが印加され、回路群C4に接続する電源系統に1.2Vが印加されている状態を示す。また、上記の電源印加状態6は、例えば、LSI1が休止している状態を示す。すなわち、SRAM等のメモリ回路を内蔵する回路群A2、及び、CPUを含む回路群B3は休止状態であり、回路群C4のみが動作状態を維持する。
図1Dは電源印加状態7を示す。そして、電源印加状態7は、回路群A2、回路群B3、回路群C4に接続する電源系統のすべてに1.2Vが印加されている状態を示す。また、上記の電源印加状態7は、例えば、LSI1が取り込んだデータを読出ながら、同時に、データを加工している状態を示す。すなわち、SRAM等のメモリ回路を内蔵する回路群A2からデータを読み出すため、回路群A2の動作率はあがり、回路群A2は上記の電源電圧を必要とする。CPUを含む回路群B3はデータ加工を行うため、動作率があがり、上記の電源電圧を必要とする。回路群C4は通常の動作状態を維持するため、上記の電源電圧を必要とする。
以上の図1Aから図1Dの説明において示したように、実施例1のLSIは、複数の電源系統を有し、それらの電源系統は、独立して電圧の設定が可能である。
図2は実施例1のLSI1を機能ブロックで示した図である。図2は、複数の電源系統を有するLSI1、図1Aの回路群A2に相当する回路群A10、図1Aの回路群B3に相当する回路群B11、DC/DCコンバータ9、DC/DCコンバータ14、回路群A10と回路群B11との電源を接続する接続回路12を示す。なお、後述する、DC/DCコンバータ9、14を制御する制御回路は図示されていない。
DC/DCコンバータ9、14は、電池が有するDC電圧を、LSI1用のDC電圧に変換し、回路群A10、回路群B11にDC電圧を供給する電源回路である。そして、LSI1用のDC電圧において、LSI1の電源系統が消費する電流に応じて、電源電圧が降下しても、電源電圧の降下分を補償して、LSI1用のDC電圧を維持するように供給電圧を制御する回路である。すなわち、上記のDC/DCコンバータ9、14は周知のDC/DCコンバータと機能において同様なものである。なお、例えば、非特許文献:富士通製MB39A123カタログ、非特許文献:富士通製MB3825Aカタログ、特許文献:特開2002−88818号等に、周知のDC/DCコンバータは記載されている。
そして、DC/DCコンバータ9は、接地電位線Vss51に対してVdd1(56)の電圧を保持するように動作する。また、DC/DCコンバータ14は、接地電位線Vss51に対してVdd2(55)の電圧を保持するように動作する。
複数の電源系統を有するLSI1は、一方の電源系統に接続する回路群A10、他方の電源系統に接続する回路群B11、及び、接続回路12を含む。なお、図2には図示されていないが、LSI1はクロック発生回路を含む回路群Cを含む。
上記の回路群A10、及び、回路群B11は、図1Aで説明した回路群A2、回路群B3と同様なものである。
接続回路12は、スイッチ回路13、及び、スイッチ回路13の動作を制御するスイッチ制御回路16で構成されている。例えば、後に説明するように、接続回路12は、回路群A10が属する電源系統の電源電圧と、回路群B11が属する電源系統の電源電位とが、同電位となるように制御されていることを示す電位一致信号18が送られてきた場合には、スイッチ回路13によって電源系統同士を接続する動作を行う。
スイッチ制御回路16は、後述するように、スイッチ回路13に対して、電源系統の高電位線同士を接続するように信号を出力する回路である。
スイッチ回路13は、P型MOSトランジスタを含むように構成されている。そして、上記のスイッチ回路13の動作を制御するスイッチ制御回路16から論理"L"の電位を有する信号が、上記のP型MOSトランジスタのゲート端子に入力されたときには、スイッチ回路13は、ソース端子に接続する電源系統の高電位線、例えば回路群A10が接続する電源系統の高電位線Vdd1(56)と、ドレイン端子に接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)、例えば、回路群B11が接続する電源系統と、を接続する。なお、スイッチ回路13にP型MOSトランジスタを含むように構成する理由は、高電位を有する高電位線同士を接続するときに、P型MOSトランジスタの閾値に影響されることなく高電位線同士を接続することができるからである。
図3は、図2のLSI1及び制御回路20の詳細を示す図である。そして、図2は、LSI1、DC/DCコンバータ9、DC/DCコンバータ14、DC/DCコンバータ42、及び、制御回路20を示す。また、上記の各回路には、高電位線Vdd1(51)、高電位線Vdd2(55)、高電位線Vdd3(57)、接地電位線Vss51、接地電位線Vss2(50)が接続されている。さらに、上記の回路間の信号伝達には、制御信号17、電位一致信号18、基準電圧19a、基準電圧19b、及び、基準電圧19cが使用されている。LSI1は、回路群A10、回路群B11、回路群C43、接続回路12、及び、レベル変換回路26を含む。
ここで、回路群A10、回路群B11、回路群C43は図1Aの回路群A2、回路群B3、回路群C4と同様なものである。なお、DC/DCコンバータ42は、DC/DCコンバータ9、14と同様なものである。
Vss51はDC/DCコンバータ9、14、42、及び、LSI1で共通に使用される接地電位線である。Vss2(50)は、接続回路12専用の接地電位線である。Vdd1(56)はDC/DCコンバータ9と回路群A10を接続する高電位線である。Vdd2(55)はDC/DCコンバータ14と回路群B11を接続する高電位線である。Vdd3(57)はDC/DCコンバータ42と回路群C43を接続する高電位線である。制御信号17はCPU25から制御回路20への信号線である。電位一致信号18は制御回路20から接続回路12への信号線である。基準電圧19aは制御回路20からDC/DCコンバータ14へ伝達される基準電圧である。基準電圧19bは制御回路20からDC/DCコンバータ42へ伝達される基準電圧である。基準電圧19cは制御回路20からDC/DCコンバータ9へ伝達される基準電圧である。
CPU25は回路群B11の動作を制御する回路である。また、上記のCPU25は回路群A10とレベル変換回路26を介して接続しており、回路群A10の動作を制御している。従って、上記のCPU25は回路群A10及び回路群B11の動作率を把握している。そして、上記のCPU25は、上記の動作率に基づいた電圧制御をするように、制御回路20に対して制御信号17を、出力する。すなわち、LSI1に対して、外部データを取得するように外部からコマンドが入力されたときには、CPU25は、回路群A10の電源電圧を上昇するように制御信号を出す。また、LSI1に対して、データ加工をするように外部からコマンドが入力されたときには、CPU25は回路群A10及び回路群B11の電源電圧を上昇するように制御信号を出す。さらに、LSI1に対して、外部からのコマンドの入力がなく、休止状態であると判断するときには、CPU25は回路群A10の電源をオフにし、回路群B11の電源電圧を下降するように制御信号を出す。
クロック発生回路41aは、回路群C43に含まれ、LSI1内で使用されるクロック41bを発生する回路である。従って、上記のクロック41bは回路群A10、回路群B11、及び、回路群C43に供給される。なお、クロック発生回路41aは、LSIの外部から供給されるクロックに基づいて動作する周知のPLL(Phase lock loop)回路、又は、クロック分周回路から構成されている。なお、クロック発生回路41aはDC/DCコンバータ42からの高電位線Vdd3(57)と、接地電位線Vss51から電源の供給を受ける。
制御回路20はコントロール回路21、電源制御回路A22、電源制御回路B23、電源制御回路C27、及び、電位一致信号出力回路24から構成されている。そして、制御回路20はDC/DCコンバータ9、14、42を制御する信号を出力する。また、接続回路12にたいして、電位一致信号18を出力する。
電源制御回路A22は、DC/DCコンバータ14の供給電圧を制御する回路である。DC/DCコンバータ14は、外部から与えられた基準電圧をもとに、電源となる電池からの電圧を供給電圧に変換する。そこで、電源制御回路A22はその基準電圧19aをDC/DCコンバータ14に対して出力する。すなわち、電源制御回路A22は高電位電源と低電位電源間に直列に接続されている複数の抵抗と、その抵抗間に接続された複数の端子と、どの端子から基準電圧を出力するかを選択する選択回路から構成することができる。なお、上記の選択回路はコントロール回路21からの基準電圧を選択する信号で動作する。
電源制御回路B23は、基準電圧19cを出力し、DC/DCコンバータ9の供給電圧を制御する回路である。電源制御回路B23は、電源制御回路A22と同様な動作をする。
電源制御回路C27は、基準電圧19bを出力し、DC/DCコンバータ42の供給電圧を制御する回路である。電源制御回路C27は、電源制御回路A22と同様な動作をする。
コントロール回路21は、LSI1内の回路群A10、回路群B11、及び、回路群C43の動作状況に応じて、電源制御回路A22、電源制御回路B23、又は、電源制御回路C27を制御する回路である。すなわち、コントロール回路21は、CPU25からの制御信号17を受け、上記の基準電圧を選択する信号を電源制御回路A22、電源制御回路B23、又は、電源制御回路C27に出力する。従って、コントロール回路21は、CPU25からの複数ビットから構成されるコード信号から、電源制御回路A22等への基準電圧19a等を選択する信号をデコードする回路として実現可能である。すなわち、コントロール回路21は、例えば、LSI1内のすべての回路が、高速で動作する必要があるときは、図1Dに示すように、すべての電源系統に高電圧、例えば、1.2Vを、DC/DCコンバータ9、14,42から供給させるべく、電源制御回路A22、電源制御回路B23、又は、電源制御回路C27を制御する。また、回路群B11が低速動作をし、回路群A10がまったく動作しないときには、図1Cに示すように、コントロール回路21は、回路群A10が接続する電源系統に接地電位、及び、回路群B11が接続する電源系統に低い電圧、例えば、1.0Vを、DC/DCコンバータ9、14から供給させるべく、電源制御回路A22又は電源制御回路B23を制御する。
電位一致信号出力回路24は、DC/DCコンバータ9、14に対して同電位を出力するように制御するときに、電位一致信号18を出力する回路である。すなわち、コントロール回路21から電源制御回路A22への基準電圧19aを選択する信号と、電源制御回路B23への基準電圧19cを選択する信号が同一であったときに電位一致信号18を出力する回路である。
接続回路12は、スイッチ回路13と、スイッチ回路13の動作を制御するスイッチ制御回路16と、から構成されている。従って、接続回路12は図2で説明したものと同様なものである。
レベル変換回路26は、一の高電位電源で動作する回路からの信号を、他の高電位電源で動作する回路へ、信号のレベルを変換して伝達する回路である。例えば、低い電圧を有する高電位レベルを、高い電圧を有する高電位レベルに変換するときには、高い電圧で駆動される多段のバッファー回路からなるレベルシフト回路で、レベル変換回路26は実現可能である。一方、高い電圧を有する高電位レベルを、低い電圧を有する高電位レベルに変換するには、低い電圧で駆動される周知のインバータ回路で、レベル変換回路26は実現可能である。
図4は、図3の制御回路20、DC/DCコンバータ9、14、42、及び、図3に示すLSI1の詳細回路例を示す図である。
ここで、DC/DCコンバータ9、14、42、制御回路20、及び、LSI1は、図2において説明したものと同様なものである。さらに、回路群A10、回路群B11、回路群C43、及び、レベル変換回路26は、図3において説明したものと同様なものである。
ただし、上記の接続回路12は、P型MOSトランジスタ31、キャパシタ32、P型MOSトランジスタ33、34、35、2入力OR回路36、及び、インバータ回路37、38、39から構成されている。
なお、P型MOSトランジスタ31は図2及び図3において説明したスイッチ回路13に相当し、異なる電源系統の高電位線間を接続する。なお、高電位線間をP型MOSトランジスタで接続するのは、P型MOSトランジスタの閾値の影響を受けずに、高電位線間の接続ができるからである。接続回路12のP型MOSトランジスタ31以外の部分は、P型MOSトランジスタ31のオン/オフを制御するスイッチ制御回路16を構成する。
P型MOSトランジスタ31のゲート端子は、P型MOSトランジスタ31のオン/オフを制御する回路に接続している。具体的には、上記のゲート端子は、キャパシタ32の一方の電極、N型MOSトランジスタ35のドレイン、P型MOSトランジスタ33のドレインと接続している。P型MOSトランジスタ31のソース端子は回路群A10が接続する電源系統Vdd1(56)と接続している。P型MOSトランジスタ31のドレイン端子は回路群B11が接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)と接続している。
キャパシタ32の他方の電極は、接続回路12専用の接地電位線Vss2(50)に接続している。
P型MOSトランジスタ33のソースは回路群B11の接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)と接続している。P型MOSトランジスタ33のゲートは2入力OR36の出力端子と接続している。
N型MOSトランジスタ34のドレインはN型MOSトランジスタ35のドレインと接続している。N型MOSトランジスタ34のゲートは回路群B11の電源系統の接地電位線Vss51と接続している。
N型MOSトランジスタ34のソースは接続回路12専用の接地電位線Vss2(50)に接続している。N型MOSトランジスタ34のゲートは制御回路20から出力される電位一致信号18を伝える信号線に接続している。なお、上記の電位一致信号18は、高電位線Vdd1(56)の電位と高電位線Vdd2(55)の電位を一致させるように制御するときには、"H"論理の信号である。一方、上記の電位一致信号18は、高電位線Vdd1(56)の電位と高電位線Vdd2(55)の電位を異なるように制御するときには、"L"論理の信号である。
2入力ORの一方の入力端子にはインバータ37の出力端子が接続している。2入力ORの他方の入力端子にはクロック発生回路41aからのクロック41bを伝播するクロック信号線が接続している。
インバータ37の入力端子にはインバータ38の出力端子が接続している。インタバータ38の入力端子にはインバータ39の出力端子が接続している。インバータ39の入力端子にはクロック発生回路41aからのクロック41bを伝播するクロック信号線が接続している。
図6を参照して、接続回路12の動作を説明する。図6は実施例1の接続回路12の動作波形を示す図である。図6は、クロック発生回路41aからのクロック41bの電位変化を表す波形45、2入力OR36の出力信号の電位変化を表す波形46、上記の接地電位線Vss51の電位変化を表す波形、上記の接地電位線Vss2(50)の電位変化を表す波形、P型MOSトランジスタ31のゲート端子の電位変化を表す波形49、上記の高電位線Vdd1(56)の電位変化を表す波形、及び、上記の高電位線Vdd2(55)の電位変化を表す波形を示す。以下、接続回路12の動作とともに、上記の波形について説明する。
クロック41bを表す波形45は周期的に"H"と"L"を繰り返すクロック波形である。
波形46はクロック41bの立ち下がりエッジに同期して一定期間"L"となるパルス波形である。波形46がパルス波形をしめす理由は、以下の理由による。まず、クロック41bが2入力OR36の一方の入力端子に入力されるとともに、インバータ39の入力端子にも入力される。そうすると、クロック41bの立ち下がりエッジ、すなわち、"H"から"L"へ変化する際に、2入力OR36の一方の入力端子には"H"から"L"への変化がすぐに伝わる。2入力OR36の他方の入力端子には、インバータ37、38、39を通じて、"L"から"H"への変化が、クロック41bの立ち下がりエッジから遅延して伝わる。その結果、2入力OR36の一方の入力端子にも、他方の入力端子にも"L"が入力されている期間が生じる。その結果、上記の期間、2入力OR36は"L"論理を有する信号を出力する。そこで、上記の期間以外に、2入力OR36の一方の入力端子にも、他方の入力端子にも"L"が同時に入力されることがないため、波形46に示すパルス波形が生じる。上記の説明からわかるように、2入力OR36及びインバータ37、38、39はパルス発生回路を構成する。
接地電位線Vss51を表す波形はクロック41bの立ち上がりエッジに同期して一定期間電位が上昇する波形である。回路群B11がクロック41bの立ち上がりエッジに同期して動作すると、消費電流が一時的にクロック41bの立ち上がりエッジの時期に増大するため、接地電位線Vss51の電位が上昇するためである。
接地電位線Vss2(50)を表す波形は安定した接地電位を示す。回路群B11及び回路群A10の接地電位線Vss51と、接続回路12の接地電位線Vss2(50)は異なるものであるため、回路群B11及び回路群A10の動作の影響を受けないからである。
波形49は、P型MOSトランジスタ33のゲートに波形46に示すパルスが入力される毎に、下降していた電位が上昇する波形である。P型MOSトランジスタ31のゲート端子はP型MOSトランジスタ33のドレインと接続しているため、P型MOSトランジスタ33がオンする毎に高電位線Vdd2(55)の電位となるからである。一方、P型MOSトランジスタ31のゲート端子の電位が下降するのは、以下の理由による。まず、N型MOSトランジスタ34のゲートには、"H"論理の電位一致信号18が出力されているため、N型MOSトランジスタ34はオンする。そして、接地電位線Vss51の電位と接地電位線Vss2(50)の電位に差があると、N型MOSトランジスタ35がオンする。そうすると、接地電位線Vss2(50)とP型MOSトランジスタ31のゲート端子は電気的に接続され、キャパシタ32に蓄えられた電荷が接地電位線Vss2(50)にむけて流れるからである。上記の説明からわかるように、P型MOSトランジスタ31のゲート端子の電位の下降の程度は、接地電位線Vss51の電位の上昇の程度に応じている。なぜなら、N型MOSトランジスタ35のオン抵抗は接地電位線Vss51の電位の上昇の程度に応じて減少するからである。従って、P型MOSトランジスタ33、34、35、及び、キャパシタ32は、"H"論理の電位一致信号18を受けて活性化し、接地電位線Vss51の電位の上昇を監視する監視回路を構成する。そして、上記の監視回路は、接地電位線Vss51の電位の上昇が、N型MOSトランジスタ35の閾値を超えた場合には、P型MOSトランジスタ31のゲート端子に対して"L"論理のパルス信号を出力する。
その結果、P型MOSトランジスタ31はオンし、回路群A10が接続する電源系統の高電位線Vdd1(56)と、回路群B11が接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)とは、接続される。
回路群A10はクロック41bの立ち上がりに同期して動作するため、高電位線Vdd1(56)の電位変化を表す波形はクロック41bと同期して電位が下降する波形である。
回路群B11はクロック41bの立ち上がりに同期して動作するため、高電位線Vdd2(55)の電位変化を表す波形はクロック41bと同期して電位が下降する波形である。なお、高電位線Vdd2(55)の電位変化を表す波形において、実線で示した波形は接続回路12による電源系統の高電位線の接続動作が行われていないときの電位の下降を示す。一方、点線で示した波形は接続回路12による電源系統の高電位線の接続動作が行われているときの電位の下降を示す。すなわち、接続回路12による電源系統の高電位線の接続動作が行われているときには、電位の下降の程度が減少することを示している。回路群A10が接続する電源系統が有する寄生容量から、回路群B11が接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)に対して、電荷の供給があるため、回路群B11の高電位線Vdd2(55)の電位の下降が抑えられるからである。
以上から、接続回路12は、クロック41bを受けて第1パルス信号を発生するパルス回路と、N型MOSトランジスタ35のゲートで"H"論理を有する電位一致信号18を受けて活性化し、回路群B11の接地電位線Vss51の電位の上昇を監視し、接地電位線Vss51の電位の上昇に応じて"L"論理の第2パルス信号を発生する監視回路と、第2パルス信号をうけて、異なる電源系統の高電位線を接続するP型MOSトランジスタ31から構成されていることがわかる。そして、接続回路12は回路群B11が接続する電源系統の接地電位線Vss51の電位の上昇が一定値に達すると、高電位線Vdd2(55)と高電位線Vdd1(56)を接続する。すなわち、接続回路12は電位一致信号18を受けたときに、常時、高電位線Vdd2(55)と高電位線Vdd1(56)を接続するわけではなく、間欠的に高電位線Vdd2(55)と高電位線Vdd1(56)を接続する。
上記のように、高電位線Vdd2(55)と高電位線Vdd1(56)との間に相互に電流がながれ、高電位線Vdd2(55)及び高電位線Vdd1(56)の電位は安定する。上記のように、高電位線同士を間欠的に接続することによって、DC/DCコンバータ9とDC/DCコンバータ14間の電流の流れ込みを防ぐこともできる。
図5は、実施例1の制御回路20、DC/DCコンバータ9、14、42、及び、図3に示すLSI1の変形例を示す図である。
図5を参照して、接続回路12の変形例を説明する。
ここで、DC/DCコンバータ9、14、42、制御回路20、及び、LSI1は、図2において説明したものと同様なものである。さらに、回路群A10、回路群B11、回路群C43、及び、レベル変換回路26は、図3において説明したものと同様なものである。
ただし、上記の接続回路12の変形例は、P型MOSトランジスタ31、P型MOSトランジスタ44、キャパシタ32、P型MOSトランジスタ33、45、2入力OR回路36、及び、インバータ回路37、38、39から構成されている。
なお、P型MOSトランジスタ31及びP型MOSトランジスタ44は図2及び図3において説明したスイッチ回路13に相当し、異なる電源系統の高電位線間を接続する。接続回路12のP型MOSトランジスタ31及びP型MOSトランジスタ44以外の部分は、P型MOSトランジスタ31のオン/オフを制御するスイッチ制御回路16を構成する。
接続回路12の変形例においても、P型MOSトランジスタ31のゲート端子は、P型MOSトランジスタ31のオン/オフを制御するスイッチ制御回路16に接続している点は、接続回路12と同様である。具体的には、P型MOSトランジスタ31のゲート端子は、キャパシタ32の一方の電極、N型MOSトランジスタ45のドレイン、P型MOSトランジスタ33のドレインと接続している。また、P型MOSトランジスタ31のドレイン端子は回路群B11が接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)と接続している。
しかし、接続回路12の変形例においては、P型MOSトランジスタ31のソース端子はP型MOSトランジスタ44のドレイン端子に接続している。
接続回路12の変形例において、P型MOSトランジスタ44のゲート端子は制御回路20から制御回路20から出力される電位一致信号18を伝える信号線に接続している。なお、上記の電位一致信号18は、高電位線Vdd1(56)の電位と高電位線Vdd2(55)の電位を一致させるように制御するときには、"L"論理の信号である。一方、上記の電位一致信号18は、高電位線Vdd1(56)の電位と高電位線Vdd2(55)の電位を異なるように制御するときには、"H"論理の信号である。
また、P型MOSトランジスタ44のソース端子は回路群A10が接続する電源系統の高電位線Vdd1(56)と接続している。
キャパシタ32の他方の電極は、接続回路12の変形例専用の接地電位線Vss2(50)に接続している。
P型MOSトランジスタ33のソースは回路群B11の接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)と接続している。P型MOSトランジスタ33のゲートは2入力OR36の出力端子と接続している。
N型MOSトランジスタ45のソースは接続回路12の変形例専用の接地電位線Vss2(50)に接続している。N型MOSトランジスタ45のゲートは回路群B11の電源系統の接地電位線Vss51と接続している。
2入力ORの一方の入力端子にはインバータ37の出力端子が接続している。2入力ORの他方の入力端子にはクロック発生回路41aからのクロック41bを伝播するクロック信号線が接続している。
インバータ37の入力端子にはインバータ38の出力端子が接続している。インタバータ38の入力端子にはインバータ39の出力端子が接続している。インバータ39の入力端子にはクロック発生回路41aからのクロック41bを伝播するクロック信号線が接続している。
図6を用いて、実施例1の接続回路12の変形例の動作を説明する。図4は、クロック発生回路41aからのクロック41bの電位変化を表す波形45、2入力OR36の出力信号の電位変化を表す波形46、上記の接地電位線Vss51の電位変化を表す波形、上記の接地電位線Vss2(50)の電位変化を表す波形、P型MOSトランジスタ31のゲート端子の電位変化を表す波形49、上記の高電位線Vdd1(56)の電位変化を表す波形、及び、上記の高電位線Vdd2(55)の電位変化を表す波形を示す。以下、接続回路12の変形例の動作とともに、上記の波形について説明する。
接続回路12の変形例においても、波形45は周期的に"H"と"L"を繰り返すクロック波形である。
接続回路12の変形例においても、波形46はクロック41bの立ち下がりエッジに同期して一定期間"L"となるパルス波形である。波形46がパルス波形をしめす理由は接続回路12の動作において説明した理由と同様である。また、2入力OR36及びインバータ37、38、39はパルス発生回路を構成する点でも接続回路12と同様である。
高電位線Vss51の電位を表す波形はクロック41bの立ち上がりエッジに同期して一定期間電位が上昇する波形である。回路群B11がクロック41bの立ち上がりエッジに同期して動作するため、消費電流が一時的にクロック41bの立ち上がりエッジの時期に増大する。そうすると、上記の消費電流が一時期に接地電位線Vss51に流れこむため、接地電位線Vss51の電位が上昇するからである。
接続回路12の接地電位線Vss2(50)を表す波形は安定した接地電位を示す波形である。回路群B11及び回路群A10の接地電位線Vss51と、接続回路12の接地電位線Vss2(50)は異なるものであるため、回路群B11及び回路群A10の動作の影響を受けないからである。
波形49はP型MOSトランジスタ33のゲートに波形46に示すパルスが入力される毎に下降していた電位が上昇する波形である。そして、波形49が上記のような電位の上昇又は下降を示す理由は、P型MOSトランジスタ33、45、及び、キャパシタ32が、接続回路12の動作と同様な動作をするからである。なお、接続回路12の変形例には、接続回路12のN型MOSトランジスタ34に相当するMOSトランジスタが存在しない。従って、P型MOSトランジスタ33のドレインは常にMOSトランジスタ45を介して接地電位線Vss50と接続されている状態である。従って、P型MOSトランジスタ33、45、及び、キャパシタ32は、常に活性化しており、接地電位線Vss51の電位の上昇を監視する監視回路を構成する。そして、上記の監視回路は、接地電位線Vss51の電位の上昇が、N型MOSトランジスタ45の閾値を超えた場合には、P型MOSトランジスタ31のゲート端子に対して"L"論理のパルス信号を出力する。
その結果、P型MOSトランジスタ31はオンし、P型MOSトランジスタ31のドレインと、回路群B11が接続する電源系統とは接続される。そして、その際に、制御回路20からP型MOSトランジスタ44のゲート端子に、論理"L"の電位一致信号18が出力されている場合には、P型MOSトランジスタ44がオンするため、回路群B11が接続する電源系統と、回路群A10が接続する電源系統は接続される。
高電位線Vdd1(56)の電位変化を表す波形はクロック41bと同期して電位が下降する波形である。回路群A10はクロック41bの立ち上がりエッジに同期して動作するため、一時的にクロック41bの立ち上がりエッジの期間、消費電流が増大する。そのため、高電位線Vdd1(56)において電圧降下がおきるためである。
高電位線Vdd2(55)の電位変化を表す波形はクロック41bと同期して電位が下降する波形である。回路群B11はクロック41bの立ち上がりに同期して動作するため、一時的にクロック41bの立ち上がりエッジの期間、消費電流が増大する。そのため、高電位線Vdd2(55)において電圧降下がおきるためである。なお、高電位線Vdd1(56)の電位を表す波形において、実線で示した波形は接続回路12の変形例による電源系統の接続動作が行われていないときの電位の下降を示す。一方、点線で示した波形は接続回路12の変形例による電源系統の高電位線の接続動作が行われているときの電位の下降を示す。すなわち、接続回路12の変形例による電源系統の接続動作が行われているときには、電位の下降の程度が減少することを示している。回路群A10が接続する電源系統の高電位線Vdd1(56)が有する寄生容量から、回路群B11が接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)に対して、電荷の供給があるため、回路群B11の高電位線Vdd2(55)の電位の下降が抑えられるからである。
以上から、接続回路12の変形例は、クロック41bを受けて第1パルス信号を発生するパルス回路と、回路群B11の接地電位線Vss51の電位の上昇を監視し、接地電位線Vss51の電位の上昇に応じて"L"論理の第2パルス信号を発生する監視回路と、ゲートで"L"論理を有する電位一致信号18を受けてオンするP型MOSトランジスタ44と、第2パルス信号をうけて、異なる電源系統の高電位線を接続するP型MOSトランジスタ31から構成されていることがわかる。そして、接続回路12の変形例は回路群B11が接続する電源系統の接地電位線Vss51の電位の上昇が一定値に達すると、高電位線Vdd2(55)と高電位線Vdd1(56)を接続する。
上記のように、高電位線Vdd2(55)と高電位線Vdd1(56)との間に相互に電流がながれ、高電位線Vdd2(55)及び高電位線Vdd1(56)の電位は安定する。上記のように、高電位線同士を間欠的に接続することによって、DC/DCコンバータ9とDC/DCコンバータ14間の電流の流れ込みを防ぐこともできる。
図7及び図8を用いて、接続回路12又は接続回路12の変形例専用の接地電位線Vss2(50)の詳細について説明する。
図7は専用端子及びその専用端子に接続する接地電位線Vss2(50)を有するLSI1を示す図である。
上記のLSI1は、回路群A10、回路群B11、回路群C43、接続回路12、接地電位線Vss2(50)、接地電位線Vss51、Vss端子52、Vss専用端子53、その他の端子54、高電位線Vdd2(55)、高電位線Vdd1(56)、高電位線Vdd3(57)、Vdd1端子58、Vdd2端子59、及び、Vdd3端子60を含む。
Vss端子52はLSI1に外部からの接地電位を供給する端子である。そして、Vss端子52は接地電位線Vss51に接続している。
Vss専用端子53はLSI1に外部からの接地電位を供給する端子である。そして、Vss専用端子53は接地電位線Vss2(50)に接続する。
その他の端子54は、LSI1に外部から信号を受ける端子、電位を供給する端子、及び、信号を出力する端子等ある。なお、外部からの信号とは、例えば、コマンド信号、入力データ信号をいう。また、電位を供給する端子とは、例えば、基準電位を供給する端子である。さらに、信号を出力する端子とは、例えば、出力データを出力する端子である。
Vdd1端子58は回路群B11に外部からの高電位を供給する端子である。そして、Vdd1端子58には、高電位線Vdd1(56)が接続する。
Vdd2端子59は回路群A10に外部からの高電位を供給する端子である。そして、Vdd2端子59には、高電位線Vdd2(55)が接続する。
Vdd3端子60は回路群C43に外部からの高電位を供給する端子である。そして、Vdd3端子60には、高電位線Vdd3(57)が接続する。
なお、Vss端子52、Vss専用端子53、及び、その他の端子54は、平面的にみて右辺に沿って配置されている。
回路群A10、回路群B11、回路群C43、及び、接続回路12は図3で説明したものと同様なものである。そして、回路群A10は、平面的にみて、LSI1の左半分を占める。回路群B11は平面的にみて、LSI1の右上の1/4の範囲を占める。回路群C43は平面的にみて、LSIの右下の1/4の範囲を占める。接続回路12の接地電位線Vss2(50)の電圧をセンスする部分はLSI1のほぼ中央にある。
接地電位線Vss2(50)、接地電位線Vss51、高電位線Vdd2(55)、及び、高電位線Vdd1(56)は図2で説明したものと同様なものである。
そして、接地電位線Vss51は回路群A10、回路群B11、及び、回路群C43に接地電位を供給する。
高電位線Vdd1(56)は回路群B11に高電位を供給する高電位線である。また、高電位線Vdd1(56)は接続回路12に接続する。高電位線Vdd2(55)は回路群A10に高電位を供給する高電位線である。また、高電位線Vdd2(55)は接続回路12に接続する。高電位線Vdd3(57)は回路群C43に高電位を供給する高電位線である。
接地電位線Vss2(50)は接地回路12に接続する専用の接地電位線である。
以上より、図7に示すLSI1において、接続回路12又は接続回路12の変形例の専用接地電位線Vss2(50)と接続するVss専用端子53は、回路群A10又は回路群B11の接地電位線Vss51と接続するVss端子52とは別々に設けられている。従って、専用接地電位線Vss2(50)の電位は安定している。そうすると、接続回路12又は接続回路12の変形例の監視回路は、回路群A10又は回路群B11が接続する電源系統の接地電位の監視を、回路群A10又は回路群B11の接地電位線Vss51の電位と、上記の接地電位線Vss51とは独立して設けられた専用接地電位線Vss2(50)の電位とを比較することにより行うことができる。
図8はVss端子52の近くに接続する接地電位線Vss2(50)を有するLSI1を示す図である。
上記のLSI1は図7で説明したLSI1と同様である。ただし、図8に示すLSI1はVss専用端子53を有しない。また、上記のLSI1のVss2(50)はVss端子52に接続する点で異なる。
さらに、上記のLSI1の接続回路12は、平面的に、Vss端子52の近くであって、右上の角に配置されている点でも異なる。
以上より、図8に示すLSI1において、接続回路12又は接続回路12の変形例の専用接地電位線Vss2(50)は、Vss端子52の近くにおいて、接地電位線Vss51と接続している。従って、専用接地電位線Vss2(50)の電位は安定している。専用接地電位線Vss2(50)の抵抗と接地電位線Vss51の抵抗からなる、接続回路12からVss端子52までの抵抗は低く、回路群A10及び回路群B11の動作による接地電位線Vss51の電位変動の影響を、専用接地電位線Vss2(50)は受け難いからである。
そうすると、接続回路12又は接続回路12の変形例の監視回路は、回路群A10又は回路群B11が接続する電源系統の接地電位の監視を、回路群A10又は回路群B11の接地電位線Vss51の電位と、Vss端子52の近くから分岐して設けられた専用接地電位線Vss2(50)の電位と、を比較することにより行うことができる。
図9A及び図9Bを用いて、接続回路12の効果を説明する。そして、図9A及び図9Bは、回路群A10が接続する電源系統及び回路群B11が接続する電源系統の高電位線及び低電位線のノイズの状態を示す図である。
図9Aは、回路群A10に接続する電源系統及び回路群B11に接続する電源系統を示す図である。そして、図9Aは、回路群A10、高電位線Vdd1(56)、接地電位線Vss51、回路群B11、及び、高電位線Vdd2(55)を示す。
回路群A10はLSI1内の回路群である。そして、回路群A10には急激に動作率が変化又は上昇する回路群は含まれていない。高電位線Vdd1(56)は回路群A10が接続する電源系統の高電位線である。接地電位線Vss51は回路群A50が接続する電源系統の接地電位線である。回路群A50は急激に動作率が上昇しないため、高電位線Vdd1(56)又は接地電位線Vss51には、大きな電源ノイズは発生しない。その理由は以下である。まず、電源系統に接続されている寄生容量が蓄積している電荷が、回路群A10が消費する電流を供給できる程大きい。そうすると、回路群A10の動作率を上昇させるため、高電位線Vdd1(56)の電圧を高電位に変動させたときに、回路群A10が消費する電流を寄生容量から供給可能だからである。
回路群B11はLSI1内の回路群である。そして、回路群B11は急激に動作率が上昇する回路、例えば、CPUを有する。高電位線Vdd2(55)は回路群B11が接続する電源系統の高電位線である。接地電位線Vss51は回路群B11が接続する電源系統の接地電位線である。回路群B11は急激に動作率が上昇するため、高電位線Vdd2(55)又は接地電位線Vss51には、大きな電源ノイズが発生する。その理由は以下である。まず、電源系統に接続されている寄生容量がためている電荷が、回路群B11が消費する電流を供給できる程には大きくない。そうすると、回路群B11の動作率を上昇させるため、高電位線Vdd2(55)の電圧を高電位に変動させたときに、回路群B11が消費する電流を寄生容量から供給することができない。従って、高電位線Vdd2(55)の電位が電圧降下により低くなるからである。従って、急激におこる電圧の低下によって電源ノイズが発生する。
なお、図9Aに示す電源系統の高電位線間には、接続関係がないため、回路群B53が接続する電源系統の電源ノイズが、他方の電源系統に伝播することはない。しかし、回路群Bが接続する電源系統の電源ノイズはそのまま維持される。
図9Bは、回路群A10に接続する電源系統及び回路群B11に接続する電源系統を接続した場合を示す図である。
ただし、図9Bは回路群A10が接続する電源系統の高電位線Vdd1(56)と、回路群B11が接続する電源系統の高電位線Vdd2(55)とは接続回路12によって接続されているところを示す。また、図9Bはその状態における電源ノイズの状態を示す。
なお、図4及び図5における説明にあるように、接続回路12は制御回路20からの電位一致信号18を受け、接地電位線Vss51の電位が上昇する程度に応じて、間欠的に、同電位となっている電源系統の高電位線を接続している。
その結果、回路群A10が接続する電源系統の電源ノイズは、回路群B11が接続する電源系統に伝播する。しかし、回路群B11が接続する電源系統に発生した電源ノイズは、回路群A10が接続する電源系統に接続する寄生容量から供給される電流によって、減少する。なお、高電位線Vdd2(55)の電位の変動を伴わずに、回路群B11の動作率が上昇する場合にも、電源ノイズは発生するが、上記と同様、高電位線Vdd1(56)からの電流供給のため、電源ノイズは軽減される。上記のように、高電位線Vdd2(55)と高電位線Vdd1(56)との間に相互に電流がながれ、高電位線Vdd2(55)及び高電位線Vdd1(56)の電位は安定する。
なお、上記のように、高電位線同士を間欠的に接続することによって、DC/DCコンバータ9とDC/DCコンバータ14間の干渉を防ぐこともできる。
なお、上記の干渉とは、以下のような動作をいう。まず、DC/DCコンバータ9とDC/DCコンバータ14はともに、電位を安定させるように動作する。そこで、一方のDC/DCコンバータが、電位検出端子近くの電位を上昇させようと動いた場合に、対局にある他方のDC/DCコンバータも同様な動きをすると、一方のDC/DCコンバータが設定しようとする電位より高い電位が設定されてしまう。そうすると、一方のDC/DCコンバータは電位を下げる動きをするが、他方のDC/DCコンバータも同様な動きをする。そうすると、一方のDC/DCコンバータの動作が他方のDC/DCコンバータの動作に影響され、高電位線の電位が安定しない。そのような状態のことを干渉という。
そこで、間欠的に接続することが上記の干渉を防止するのは、以下の理由による。まず、接続がきれている間に一方のDC/DCコンバータからの制御が回路全体に行き渡ることになり、その後で、他方のDC/DCコンバータはその結果をみて制御することになる。そうすると、他方のDC/DCコンバータは電位の上昇を行うことがない。従って、上記のような干渉は起きないものと考えられる。
実施例2は、独立して電位が設定可能な複数の電源系統及び電源系統間を接続する接続回路を有するLSIと、そのLSIに電源を供給する電源回路と、その電源回路を制御する回路から構成される半導体回路システムに関する。そして、上記の接続回路はクロックに同期して、間欠的に、同電位となっている電源系統を接続する。
図10は、実施例2のLSI100の詳細を示す図である。そして、図10は、LSI100、DC/DCコンバータ9、DC/DCコンバータ14、DC/DCコンバータ42、及び、制御回路20を示す。そして、各回路は、高電位線Vdd1(56)、高電位線Vdd2(55)、接地電位線Vss51、制御信号17、電位一致信号18、及び、クロック41bにより接続されている。
LSI100は、回路群A10、回路群B101、回路群C43、接続回路102、及び、レベル変換回路26を含む。
ここで、DC/DCコンバータ9、14、及び、DC/DCコンバータ42、図2において説明したものと同様なものである。さらに、回路群A10、回路群C43、及び、レベル変換回路26も、図3において説明したものと同様なものである。
ただし、回路群B101はCPU25の他にクロック(CLK114)を発生するCLK発生回路105及びアーリークロック(CLK1(115))を発生するアーリークロック発生回路106を含む回路群である。そして、上記のCPU25は回路群B101の動作を制御する回路である。また、上記のCPU25は回路群A10とレベル変換回路26を介して接続しており、回路群A10の動作を制御している。従って、上記のCPU25は回路群A10及び回路群B101の動作率を把握している。そして、上記のCPU25は、上記の動作率に基づいた電圧制御をするように、制御回路20に対して制御信号17を、出力する。
CLK発生回路105は、クロック発生回路41aから出力されるシステム用のクロック41bを用いて回路群B101用のクロック、すなわち、CLK114を発生する。なお、上記のCLK発生回路105は分周器と、分周器からのクロックを増幅する回路から構成することができる。
アーリークロック発生回路106は、CLK発生回路105からのクロックを遅延させた信号をアーリークロック、すなわち、CLK1(115)として出力する回路である。なお、上記のアーリークロック発生回路106は、信号の位相を遅延させる回路、例えば、複数段のインバータから構成されている回路である。なお、アーリークロックとは、クロックに対して位相が早いクロックをいう。そして、例えば、クロックを180度以上遅延させることにより、アーリークロックは発生することができる。クロックの立ち上がりエッジに対して、次の周期のクロックの立ち上がりエッジは360度遅延した信号であるから、クロックを180以上遅延させたクロックは、次の周期のクロックに対して、アーリークロックとなるからである。
図11及び図12は、図10に示す接続回路102の詳細回路例、及び、上記回路の動作波形例を示す図である。
図11は、実施例2のLSI100の詳細を示す図である。ここで、接続回路102以外の回路は、図10で説明した各回路と同様なものである。
接続回路102は、スイッチ回路103、インバータ111、3入力AND110、3入力NAND112、及び、インバータ113構成されている。
インバータ111は、CLK114を受け、反転信号を、3入力AND110の第1入力端子に出力する。
CLK114は回路群B101内にあるCLK発生回路105が発生するクロック信号である。
3入力AND110は、第1入力端子よりCLK114の反転信号を受け、第2入力端子よりCLK1(115)を受け、第3入力端子より制御回路20からの電位一致信号18を受ける。そして、その出力端子より、N型MOSトランジスタ116のゲート端子に対して、"H"論理のパルスを有するパルス信号を出力する。
CLK1(115)は回路群B101内にあるアーリークロック発生回路106が発生するアーリークロックである。
インバータ回路113は、CLK114を受け、反転信号を、3入力NAND112の第1入力端子に出力する。
3入力NAND112は、第1入力端子よりCLK114の反転信号を受け、第2入力端子よりCLK1(115)を受け、第3入力端子より制御回路20からの電位一致信号18を受ける。そして、その出力端子より、P型MOSトランジスタ117のゲート端子に対して、"L"論理のパルスを有するパルス信号を出力する。
スイッチ回路13は、P型MOSトランジスタ117とN型MOSトランジスタ116が並列に接続されて構成されているトランスファー回路である。P型MOSトランジスタ117のゲート端子は、3入力NAND112の出力端子に接続している。N型MOSトランジスタ116のゲート端子は、3入力AND110の出力端子に接続している。トランスファー回路の一方の端は回路A10が接続する電源系統の高電位信号線Vdd1(56)に接続している。トランスファー回路の他方の端は、回路B101が接続する電源系統の高電位信号線Vdd2(55)に接続している。
図12は、実施例2の接続回路12の動作波形を示す図である。そして、図12はCLK114の動作波形120、CLK1(115)の動作波形121、N型MOSトランジスタ116のゲート端子の動作波形122、P型MOSトランジスタ117のゲート端子の動作波形123を示す。以下、動作波形120、121、122、123の説明にそって、接続回路102を構成する回路の動作を説明する。
動作波形120は、所定の周期を有するクロック、CLK114の電位変化を示す。動作波形121は、CLK114に対して位相が早いクロック、CLK1(115)の電位変化を示す。
動作波形122は、CLK1(115)の立ち上がりエッジに同期した"H"論理のパルスを有するパルス信号の波形を示す。なぜなら、3入力AND110は、上記のように第1入力端子からCLK114の反転信号、第2入力端子CLK1(115)、第3入力端子から電位一致信号18を受けるため、電位一致信号18を受けている期間、CLK1(115)の立ち上がりエッジに同期した、"H"論理のパルスを有するパルス信号を出力するからである。
動作波形123は、CLK1(115)の立ち上がりエッジに同期した"L"論理のパルスを有するパルス信号の波形を示す。なぜなら、3入力NAND112は、上記のように第1入力端子からCLK114の反転信号、第2入力端子CLK1(115)、第3入力端子から電位一致信号18を受けるため、電位一致信号18を受けている期間、CLK1(115)の立ち上がりエッジに同期した、"L"論理のパルスを有するパルス信号を出力するからである。
そうすると、"L"電位からなるパルス信号、及び、"H"電位からなるパルス信号を、P型MOSトランジスタ117のゲート端子、及び、N型MOSトランジスタ116のゲート端子に受けている期間中、上記のトランスファー回路は回路群A10の高電位線Vdd1(56)と回路群B101の高電位線Vdd2(55)を接続する。すなわち、接続回路102は、上記のトランスファー回路によって、電位一致信号18を受けているときに、クロック(CLK114)に同期して、間欠的に、同電位となっている電源系統の高電位線を接続する。
そうすると、接続される高電位線Vdd1(56)と高電位線Vdd2(55)の電位は安定する。一方、間欠的に高電位線Vdd1(56)と高電位線Vdd2(55)が接続されることになるため、各高電位線の電位を制御するDC/DCコンバータの干渉を防ぐこともできる。
以下に本発明の特徴を付記する。
(付記1)
外部制御回路からの制御によって電位を制御される第1電源と、
前記外部制御回路からの制御によって電位を制御され、前記第1電源とは独立して電位の設定が可能な第2電源と、
前記第1電源により駆動される回路から構成される第1電源系統と、
前記第2電源により駆動される回路から構成される第2電源系統と、
前記外部制御回路から、前記第1電源系統及び前記第2電源系統を同電位で動作させていることを示す電位一致信号を受けて、前記第1電源系統の第1高電位線と前記第2電源系統の第2高電位線との接続動作をする接続回路と、を備えることを特徴とする半導体集積回路。
(付記2)
前記接続回路は、前記電位一致信号を受け、間欠的に前記第1電源系統の前記第1高電位線と前記第2電源系統の前記第2高電位線との接続動作を行うことを特徴とする付記1に記載の半導体集積回路。
(付記3)
前記接続回路は、
前記電位一致信号及びクロック信号を受けて、第1パルス信号を出力するパルス回路と、
前記第1パルス信号のパルス期間中に、前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位の監視を行ない、前記接地電位が変動した期間に応じた第2パルス期間を有する第2パルス信号を出力する監視回路と、
前記第2パルス信号をゲート端子に受け、前記第2パルス信号の前記第2パルス期間中に、前記第1電源系統の前記第1高電位線と第2電源系統の前記第2高電位線とを接続するスイッチと、
を備えることを特徴とする付記1記載又は付記2記載の半導体集積回路。
(付記4)
前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位の監視は、外部の接地電源が接続する端子から入力された直後の接地電位と、前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位との比較により行うことを特徴とする付記3記載の半導体集積回路。
(付記5)
前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位の監視は、前記第1電源系統又は前記第2電源系統に外部の接地電位を供給するための端子とは独立して設けられた、外部の接地電源が接続する端子からの接地電位と、前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位との比較により行うことを特徴とする付記3記載の半導体集積回路。
(付記6)
電位が一定の第3の電源により駆動される第3電源系統と、
前記第3電源系統に属する第1クロック発生回路と、をさらに備え、
前記クロック信号は前記第1クロック発生回路から出力されることを特徴とする付記4又は付記5に記載された半導体集積回路。
(付記7)
前記接続回路は、
前記電位一致信号及びクロック信号を受けて、前記電位一致信号を受けている期間において、前記クロック信号の立ち上がりエッジに応じたパルス信号を出力するパルス回路と、
前記パルス信号をゲート端子に受け、前記パルス信号のパルス期間中に、前記第1電源系統と第2電源系統とを接続するスイッチと、
を備えることを特徴とすることを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体集積回路。
(付記8)
前記第2電源系統に属し、前記第2電源系統に属する回路群に供給する第2クロック発生回路をさらに備え、
前記クロック信号は前記第2クロック発生回路から出力されることを特徴とする付記7記載の半導体集積回路。
(付記9)
前記スイッチはP型MOSトランジスタであることを特徴とする付記1乃至付記8の内の一つに記載の半導体集積回路。
(付記10)
外部制御回路からの制御によって電位を制御される第1電源と、
前記外部制御回路からの制御によって電位を制御され、前記第1電源とは独立して電位の設定が可能な第2電源と、
前記第1電源により駆動される回路から構成される第1電源系統と、
前記第2電源により駆動される回路から構成される第2電源系統と、
前記外部制御回路から、前記第1電源系統及び前記第2電源系統を同電位で動作させていることを示す電位一致信号を受けて、前記第1電源系統の第1高電位線と前記第2電源系統の第2高電位線との接続動作をする接続回路と、からなる半導体集積回路を備えることを特徴とする半導体装置。
(付記11)
前記接続回路は、前記電位一致信号を受け、間欠的に前記第1電源系統の前記第1高電位線と前記第2電源系統の前記第2高電位線との接続動作を行うことを特徴とする付記10に記載の半導体装置。(図3、図8)
本発明によれば、電源変動が大きかった電源系統における電源変動が減少する半導体回路装置を提供することができる。
また、上記の半導体回路装置内の接続回路の間欠的な接続動作により、半導体回路内装置内の第1電源系統の高電位線を駆動する電源と第2電源系統の高電位線を駆動する電源の干渉を防止することができる。
図1A乃至図1Dは、実施例1のLSIの電源系統、電源系統における電圧印加例、LSIを示す図である。 図2は実施例1のLSI1を機能ブロックで示した図である。 図3は、図2のLSI1及び制御回路20の詳細を示す図である。 図4は、図3の制御回路20、DC/DCコンバータ9、14、42、及び、図3に示すLSI1の詳細回路例を示す図である。 図5は、実施例1の制御回路20、DC/DCコンバータ9、14、42、及び、図3に示すLSI1の変形例を示す図である。 図6は実施例1の接続回路12の動作波形を示す図である。 図7は専用端子及びその専用端子に接続する接地電位線Vss2(50)を有するLSI1を示す図である。 図8はVss端子52の近くに接続する接地電位線Vss2(50)を有するLSI1を示す図である。 図9A及び図9Bは、回路群A10が接続する電源系統及び回路群B11が接続する電源系統の高電位線及び低電位線のノイズの状態を示す図である。 図10は、実施例2のLSI100の詳細を示す図である。 図11は、実施例2のLSI100の詳細を示す図である。 図12は、実施例2の接続回路12の動作波形を示す図である。
符号の説明
1 LSI
2、10 回路群A
3、11 回路群B
4、43 回路群C
9、14、42 DC/DCコンバータ
12 接続回路
13 スイッチ
15 LSIシステム
16 スイッチ制御回路
17 制御信号
18 電位一致信号
19a、19b、19c 基準電圧
20 制御回路
21 コントロール回路
22 電源制御回路A
23 電源制御回路B
24 接続信号出力回路
25 CPU
26 レベル変換回路
27 電源制御回路C
31 P型MOSトランジスタ
32 キャパシタ
33、34、35 N型MOSトランジスタ
36 2入力OR回路
37、38、39 インバータ回路
41a クロック発生回路
41b クロック
45、46、49 波形
50 Vss2
51 Vss
52 Vss端子
53 Vss専用端子
54 その他の端子
55 高電位線Vdd2
56 高電位線Vdd1
57 高電位線Vdd3
58 Vdd1端子
59 Vdd2端子
60 Vdd3端子
100 LSI
101 回路群B
102 接続回路
103 スイッチ回路
105 CLK発生回路
106 アーリークロック発生回路
110 3入力AND
111 インバータ
112 3入力NAN
113 インバータ
114 CLK
115 CLK1
116 N型MOSトランジスタ
117 P型MOSトランジスタ

Claims (6)

  1. 外部制御回路からの制御によって電位を制御される第1電源と、
    前記外部制御回路からの制御によって電位を制御され、前記第1電源とは独立して電位の設定が可能な第2電源と、
    前記第1電源により駆動される回路から構成される第1電源系統と、
    前記第2電源により駆動される回路から構成される第2電源系統と、
    前記外部制御回路から、前記第1電源系統及び前記第2電源系統を同電位で動作させていることを示す電位一致信号を受けて、前記第1電源系統の第1高電位線と前記第2電源系統の第2高電位線との接続動作をする接続回路と、を備え
    前記接続回路は、
    前記電位一致信号及びクロック信号を受けて、第1パルス信号を出力するパルス回路と、
    前記第1パルス信号のパルス期間中に、前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位の監視を行ない、前記接地電位が変動した期間に応じた第2パルス期間を有する第2パルス信号を出力する監視回路と、
    前記第2パルス信号をゲート端子に受け、前記第2パルス信号の前記第2パルス期間中に、前記第1電源系統の前記第1高電位線と第2電源系統の前記第2高電位線とを接続するスイッチと、を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位の監視は、外部の接地電源が接続する端子から入力された直後の接地電位と、前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位との比較により行うことを特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位の監視は、前記第1電源系統又は前記第2電源系統に外部の接地電位を供給するための端子とは独立して設けられた、外部の接地電源が接続する端子からの接地電位と、前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位との比較により行うことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 電位が一定の第3の電源により駆動される第3電源系統と、
    前記第3電源系統に属する第1クロック発生回路と、をさらに備え、
    前記クロック信号は前記第1クロック発生回路から出力されることを特徴とする請求項又は請求項に記載半導体集積回路。
  5. 前記スイッチはP型MOSトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至請求項いずれか1項に記載の半導体集積回路。
  6. 外部制御回路からの制御によって電位を制御される第1電源と、
    前記外部制御回路からの制御によって電位を制御され、前記第1電源とは独立して電位の設定が可能な第2電源と、
    前記第1電源により駆動される回路から構成される第1電源系統と、
    前記第2電源により駆動される回路から構成される第2電源系統と、
    前記外部制御回路から、前記第1電源系統及び前記第2電源系統を同電位で動作させていることを示す電位一致信号を受けて、前記第1電源系統の第1高電位線と前記第2電源系統の第2高電位線との接続動作をする接続回路と、からなる半導体集積回路を備え
    前記接続回路は、
    前記電位一致信号及びクロック信号を受けて、第1パルス信号を出力するパルス回路と、
    前記第1パルス信号のパルス期間中に、前記第1電源系統又は前記第2電源系統の接地電位の監視を行ない、前記接地電位が変動した期間に応じた第2パルス期間を有する第2パルス信号を出力する監視回路と、
    前記第2パルス信号をゲート端子に受け、前記第2パルス信号の前記第2パルス期間中に、前記第1電源系統の前記第1高電位線と第2電源系統の前記第2高電位線とを接続するスイッチと、を備えることを特徴とする半導体装置。
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