JP4772699B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、室内外を連通する開口部に設けられる建具に関する。
従来、窓枠として屋外側枠と屋内側枠とを断熱材を介して接続した窓枠を有する建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような建具は、屋外側枠が晒された外気の温度が窓枠により屋内側に伝達されないように断熱材が配置されている。
実公昭62−20630号公報
近年、窓枠の露出される部位や人の目につきやすい部位に対する美観を高めたいという要望がある。また、掃除や部品破損時の交換など、メンテナンス性も求められている。従来固定面材を備えたもので、上記のような断熱性を備え、美観に優れ、且つメンテナンス性に優れた建具はこれまで考えられていなかった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、断熱性を備えるとともに、美観に優れ、メンテナンスが容易である建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、室内外に開口した開口部に設けられ、金属製の室内側部位と、金属製の室外側部位と、これらの部位を連結する第1断熱部材を備えた枠体と、前記枠体内に固定される面材と、前記枠体に着脱自在に設けられ、前記面材より室内側に位置して前記第1断熱部材を覆い隠すカバー部材と、を有し、前記枠体は、前記開口部に固定される枠本体と、室内側にて前記面材を押さえるための前記室内側部位である押さえ部材と、を有し、前記枠本体は、前記室内側部位である室内側枠材と、前記室外側部位である室外側枠材と、で構成され、前記押さえ部材は、第2断熱部材を介して前記室外側枠材に連結されており、前記カバー部材は、前記室内側枠材と前記押さえ部材とに架け渡されて取り付けられていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、枠体は、第1断熱部材により室内側部位と室外側部位とに遮断されているので、室外側部位から室内側部位への熱伝達は生じにくい。また、枠体の面材ガラスより室内側をカバーするカバー部材が、室内側枠材と押さえ部材とに架け渡されて取り付けられているので、室外側部位からカバー部材への熱伝達も生じにくい。このため、室外の温度に影響されにくい断熱性の高い室内空間を提供することが可能である。また、室内側の部位をカバーするカバー部材は着脱可能なので、室内側の美観を高めることができるとともに、掃除や破損時等において取り外しを容易にすることが可能である。
ここで、押さえ部材が第2断熱部材を介して室外側枠材と連結されるとあるが、押さえ部材に連結された第2断熱部材が室外側枠材に直接連結されるものや、押さえ部材に連結された第2断熱部材が室外側枠材とは別体の部材を介して室外側枠材に連結されるものも含まれる。
このような建具によれば、室内側にて面材を押さえるための押さえ部材が第2断熱部材を介して室外側枠材に連結されているので、面材の室内側に位置する押さえ部材への室外側からの熱の伝達を抑え、室内側空間の断熱性を高めることが可能である。
また、カバー部材が室内側部位である押さえ部材室内側枠材とに架け渡されて取り付けられているので、カバー部材への室外からの熱の伝達を抑えるとともに、枠本体における面材よりも室内側部分がカバー部材にてカバーされて美観に優れた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記室外側枠材は、室外側にて前記面材を押さえるための室外側押さえ部が設けられており、前記押さえ部材と前記室外側押さえ部と前記カバー部材は、室内外方向に沿った各見込み面が面一となることが望ましい。
このような建具によれば、建具の見込み面が面一になるため、フラットな外観とすることが可能である。
かかる建具であって、前記室外側枠材は、当該室外側枠材に固着部材にて固定された押さえ元側部材を有しており、前記押さえ部材は、前記第2断熱部材を介して前記押さえ元側部材と連結されることで前記室外側枠材に連結されていることが望ましい。
このような建具によれば、押さえ部材と押さえ元側部材の間に第2断熱部材が設けられ、また、室外側枠材と室内側枠材の間に第1断熱部材が設けられた複雑な断熱構造の枠体であっても、押さえ部材と押さえ元側部材とを第2断熱部材を介して連結したものと、室外側枠材と室内側枠材とを第1断熱部材を介して連結したものを別々に成形し、その後、室外側枠材に押さえ元側部材を連結することで、簡単に複雑な断熱構造を有する枠体が形成できる。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、図1に示すような、建物の開口部を部分的に閉塞し、面材としてのガラス3が嵌め付けられて開閉しないFIX窓10と、FIX窓10にて閉塞されない部分を閉塞可能に設けられた移動可能な障子5とを備えた建具1を例に挙げて説明する。この建具1は、図2、図3に示すように、枠体11の見込み方向におけるほぼ中央より室外側の領域にFIX窓10が設けられ、ほぼ中央より室内側の領域は障子5が移動可能な領域となっている。以下の説明においては、建具1を室内側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、本発明の特徴的な部分は、本実施形態においてはFIX窓10側に含まれるため、以下では、主にFIX窓10について説明する。
本実施形態の建具1におけるFIX窓10は、図1乃至図3に示すように、例えば、室内外を仕切るためのガラス3と、室内外を連通する開口部に設けられ、ガラス3を保持するための枠体11と、枠体11に着脱自在に設けられ、枠体11におけるガラス3より室内側の部位をカバーするカバー部材30、32とを有している。
枠体11は、室内外を仕切る壁の開口部に設けられた上枠12、下枠13、左右の縦枠14、15および上枠12と下枠13との間に設けられた縦骨17とで構成されている。そして、FIX窓10の枠部は、上枠12、下枠13、右側に位置する縦枠(以下、右縦枠という)15、および、縦骨17とで構成されている。ここで、本実施形態のガラスは、2枚のガラス板3aの周縁間にスペーサや封着剤を介在させて、互いに間隔を隔てて対面させた2層構造のガラス3を用いている。
枠体11および縦骨17における室外側の領域の、上枠12、下枠13、右縦枠15、および、縦骨17には、見込み方向における中央側に開口部の中央方向に向かって突出され、その開口部を閉塞するように設けられるガラス3の縁部と対面し、ガラス3が押し当てられるガラス押圧部材22、23、25、27が、各々全長に亘って設けられている。
また、枠体11および縦骨17は、ガラス押圧部材22、23、25、27とともにガ
ラス3を挟み、ガラスの室外側の面側からガラス3を押さえるための室外側押さえ部としての押縁33、34、35、37を有している。
上枠12、下枠13、右縦枠15、および、縦骨17の各ガラス押圧部材22、23、
25、27には室外側に、また、押縁33、34、35、37には室内側に、それぞれゴ
ム製のシール材16が設けられており、このシール材16を介してガラス3が保持されて
いる。
本発明に係る建具1の特徴は、本実施形態では、ガラス3より室内側の枠体11に含まれている。本実施形態では、右縦枠15とガラス3との取り合い部分、および、下枠13とガラス3との取り合い部分、を例に説明する。
<右縦枠15とガラス3との取り合い部分>
図4に示すように、右縦枠15は、見込み方向室外側にFIX窓10が設けられている領域と、室内側に障子5が移動可能な領域とに亘って設けられている。
右縦枠15は、躯体7に固定される枠本体としての右縦枠本体45と、ガラス押圧部材25と、押縁35とを有している。押縁35はアルミニウム製の押し出し成形部材である。
右縦枠本体45の見込み方向におけるほぼ中央部には、開口の内側に向けて突出するようにガラス押圧部材25がねじにて固定されている。ガラス押圧部材25の室内側には、後述するカバー部材30の係合部30cと係合する係合突起25dが設けられている。また、ガラス押圧部材25の室外側には、ガラス押圧部材25と見込み方向に互いに間隔を隔てて対向するように室外側押さえ部としての押縁35が配置されており、押縁35は右縦枠本体45に着脱可能に係止されている。ガラス押圧部材25の室外側および押縁35の室内側には、シール材16が設けられており、このシール材16を介してガラス3が保持されている。
右縦枠本体45には、見込み方向における中央より室内側の位置に、断熱性を有する第1断熱部材としての断熱性樹脂部材45aが設けられている。そして、右縦枠本体45は断熱性樹脂部材45aにより2つに分断されており、室外側に位置する室外側部位であり室外側枠材としての室外側縦枠45bと、室内側に位置する室内側部位であり室内側枠材としての室内側縦枠45cとに分けられている。室外側縦枠45bと室内側縦枠45cは、いずれもアルミニウム製の押し出し成形部材である。また、右縦枠本体45は、室外側縦枠45bと、室内側縦枠45cとの間に断熱性樹脂部材45aが介在された状態に一体成形されており、室外側縦枠45bと、室内側縦枠45cとは接触しないように構成されている。
室外側縦枠45bと室内側縦枠45cとは、見込み方向に沿って設けられ、FIX窓10のガラス3と直交する見込み方向壁部45d、45eとを有し、室外側縦枠45bの見込み方向壁部45dと室内側縦枠45cの見込み方向壁部45eとは、断熱性樹脂部材45aにより分断されているが、同一の平面を形成している。そして、室外側縦枠45bの見込み方向壁部45dにガラス押圧部材25および押縁35が設けられ、いずれも見込み方向壁部45dから同じ長さだけ見付け方向に突出されている。
室内側縦枠45cは、室内側の端部に、見付け方向に沿って形成された見付け方向壁部45fを有しており、見付け方向壁部45fの室外側面の見込み方向壁部45e近傍には、室外側に突出する突起45gを有している。
見込み方向壁部45dから突出されているガラス押圧部材25は、室内側部位であり押さえ部材としての先端側部位25aと、室外側部位であり押さえ元側部材としての元端側部位25bとの間に、断熱性を有する第2断熱部材としての断熱性樹脂部材25cが介在された状態に一体成形されており、先端側部位25aと、元端側部位25bとは接触しないように構成されている。先端側部位25aと元端側部位25bは、いずれもアルミニウム製の押し出し成形部材である。ガラス押圧部材25の前記シール材16は、先端側部位25aの室外側に設けられている。
カバー部材30は、見付け方向壁部45fと先端側部位25aとに係合された際に、枠体11の室内側に露出する内装部30aと、見込み方向壁部45dと近接して見付け方向壁部45fと対向する対向壁部30bとを有している。内装部30aは、見込み方向壁部45dに固定されたガラス押圧部材25と、見付け方向壁部45fとの間にて、押縁35の先端側の面35aおよびガラス押圧部材25の先端側部位25aと、見付け方向における見込み方向壁部45dからの位置が同じとなる平面を形成している。つまり、先端側部位25aと押縁35の先端側の面35aと内装部30aは、室内外方向に沿った各見込み面が面一となる。
カバー部材30は、内装部30aの室外側先端に設けられた係合部30cがガラス押圧部材25の係合突起25dと、対向壁部30bに設けられた係合部30dが、見付け方向壁部45fの突起45gと、それぞれ係合されることにより、右縦枠15に取り外し可能に取り付けられている。カバー部材30が取り付けられることにより、室内側縦枠45cと室外側縦枠45bとの間に設けられた断熱性樹脂部材45a、および、見込み方向壁部45e、ガラス押圧部材25の分断部、さらに、右縦枠15を躯体7に固定しているねじが覆い隠される。
上記本実施形態の建具1によれば、右縦枠15は、断熱性樹脂部材45aにより室内側縦枠45cと室外側縦枠45bとに遮断されているので、室外側縦枠45bから室内側縦枠45cへの熱伝達は生じにくい。また、右縦枠15において、ガラス3より室内側をカバーするカバー部材30が、右縦枠15の室内側縦枠45cおよびガラス押圧部材25の先端側部位25aのように、断熱性樹脂部材25c、45aにより室外側縦枠45bおよび元端側部位25bから分断されている部材のみに係止されているので、これらの室外側部位(室外側縦枠45b、元端側部位25b)からカバー部材30への熱伝達も生じにくい。このため、室外の温度に影響されにくい断熱性の高い室内空間を提供することが可能である。また、室内側の部位をカバーするカバー部材30は、着脱可能なので、室内側の美観を高めることができるとともに、取り外して内部を掃除したり、部品の交換をすることが可能である。
<下枠13とガラス3との取り合い部分>
図5に示すように、下枠13は、見込み方向における室外側にFIX窓10が設けられている領域と、室内側に障子5が移動可能な領域とに亘って設けられている。
下枠13は、躯体7に固定される枠本体としての下枠本体43と、ガラス押圧部材23と、室外側押さえ部としての押縁33と、外縁装飾部50とを有している。押縁33と、外縁装飾部50とは、いずれもアルミニウム製の押し出し成形部材である。
下枠本体43の見込み方向におけるほぼ中央部には、開口の内側に向けて突出するようにガラス押圧部材23が固定されている。また、ガラス押圧部材23の室外側には、ガラス押圧部材23と見込み方向に互いに間隔を隔てて対向するように押縁33が配置されており、押縁33は下枠本体43に着脱可能に係止されている。ガラス押圧部材23の室外側および押縁33の室内側には、ゴム製のシール材16が設けられており、このシール材16を介してガラス3が保持されている。また、ガラス押圧部材23の室内側には、後述する下カバー部材32の係合部32cと係合する係合突起23dが設けられている。
下枠本体43は、見込み方向における中央より室内側の位置に、断熱性を有する第1断熱部材としての断熱性樹脂部材43aが設けられている。そして、下枠本体43は、断熱性樹脂部材43aにより2つに分断されており、室外側に位置する室外側部位であり室外側枠材としての室外側下枠43bと、室内側に位置する室内側部位であり室内側枠材としての室内側下枠43cとに分けられている。室外側下枠43bと室内側下枠43cは、いずれもアルミニウム製の押し出し成形部材である。また、下枠本体43は、室外側下枠43bと、室内側下枠43cとの間に断熱性樹脂部材43aが介在された状態に一体成形されており、室外側下枠43bと、室内側下枠43cとは接触しないように構成されている。
室外側下枠43bは、見込み方向に沿って設けられ、FIX窓10のガラス3と直交する見込み方向水平部43dを有している。そして、室外側下枠43bの見込み方向水平部43dにガラス押圧部材23および押縁33が設けられており、ガラス押圧部材23および押縁33は、いずれも見込み方向水平部43dから同じ高さだけ上方向に突出されている。
室内側下枠43cの断熱性樹脂部材43a側には、移動可能に設けられた障子5を見付け方向に案内するためのレール48が設けられている。レール48の下には鉛直方向に沿う縦壁部43eが設けられており、縦壁部43eの屋外側に後述する下カバー部材32を係止するための係止突起43fが設けられている。
見込み方向水平部43dから突出されているガラス押圧部材23は、室内側部位であり押さえ部材としての先端側部位23aと、室外側部位であり押さえ元側部材としての元端側部位23bとの間に、断熱性を有する第2断熱部材としての断熱性樹脂部材23cが介在された状態に一体成形されており、先端側部位23aと、元端側部位23bとは接触しないように構成されている。先端側部位23aと元端側部位23bは、いずれもアルミニウム製の押し出し成形部材である。ガラス押圧部材23の前記シール材16は、先端側部位23aの室外側に設けられている。
カバー部材としての下カバー部材32は、縦壁部43eとガラス押圧部材23とに係合された際に、枠体11の室内側に露出する内装部32aと、障子5の下端が入り込む溝部を形成する溝壁部32bとを有している。内装部32aは、見込み方向水平部43dに固定されたガラス押圧部材23の先端部と、押縁33の先端側の面33aと、同じ水平面を形成している。つまり、先端側部位23aと押縁33の先端側の面33aと内装部32aは、室内外方向に沿った各見込み面(上面)が面一となる。
下カバー部材32は、内装部32aの室外側先端から垂設された脚部32eの下端に設けられた係合部32cがガラス押圧部材23の係合突起23dと、溝壁部32bの下端係合部32dが縦壁部43eの係止突起43fと、それぞれ係合されることにより、下枠13に取り外し可能に取り付けられている。下カバー部材32が取り付けられることにより、室内側下枠43cと室外側下枠43bとの間に設けられた断熱性樹脂部材43a、および、ガラス押圧部材23の分断部が覆い隠される。また、レール48と先端側部位23aとの間に生じる上面に開口した大きな溝を、この下カバー部材32の内装部32aによってある程度塞ぐことで、溝の見込み方向寸法を小さくしている。
上記本実施形態の建具1によれば、下枠13は、断熱性樹脂部材43aにより室内側下枠43cと室外側下枠43bとに遮断されているので、室外側下枠43bおよび元端側部位23bから室内側下枠43cへの熱伝達は生じにくい。また、下枠13におけるガラス3より室内側をカバーする下カバー部材32が、下枠13の室内側下枠43cとガラス押圧部材23の先端側部位23aのように、断熱性樹脂部材23c、43aにより室外側下枠43bおよび元端側部位23bから分断されている部材のみに係止されているので、室外側下枠43bおよび元端側部位23bから下カバー部材32への熱伝達も生じにくい。このため、室外の温度に影響されにくい断熱性の高い室内空間を提供することが可能である。また、下枠13の室内側の部位をカバーする下カバー部材32は、着脱可能なので、室内側の美観を高めることができるとともに、取り外して内部を掃除したり、部品の交換をすることが可能である。
また、上記実施形態の建具1によれば、室外側縦枠45b、室内側縦枠45c、断熱性樹脂部材45aおよび室外側下枠43b、室内側下枠43c、断熱性樹脂部材43aは、いずれも一体成形されているので、室内側縦枠45cおよび室内側下枠43cと室外側縦枠45bおよび室外側下枠43bとの間での熱伝達を遮断しつつ、高い強度を備えた枠体11を実現することが可能である。
また、枠体11は、開口を形成する躯体7に固定される右縦枠本体45および下枠本体43と、右縦枠本体45および下枠本体43に固定され、室内側にてガラス3を押さえるためのガラス押圧部材23、25に、断熱性樹脂部材23c、25c、43a、45aが設けられているので、枠体11の躯体側およびガラス3側からの熱の伝達を抑え、室内側空間の断熱性を高めることが可能である。
また、カバー部材30は、右縦枠本体45とガラス押圧部材25とにそれぞれ係合され、また、下カバー部材32は、下枠本体43とガラス押圧部材23とにそれぞれ係合されて固定されているので、ガラス押圧部材25より室内側部分がカバー部材30に、また、ガラス押圧部材23より室内側部分が下カバー部材32に、カバーされて美観に優れた建具1を提供することが可能である。
さらに、ガラス3は、2枚のガラス板3aが互いに間隔を隔てて対面された二重構造をなしているので、2枚のガラス板間に断熱層が形成され、ガラス3を挟んだ屋内外においても熱伝達が生じにくい。このため、より高い断熱性を備えることが可能である。
なお、上記実施形態では、ガラス押圧部材23、25における元端側部位23b、25bが、室外側縦枠45bや室外側下枠43bとは別体としていたが、これに限ることなく、元端側部位23bと室外側下枠43b、元端側部位25bと室外側縦枠45b、がそれぞれ一体的に成形されたものでも良い。
また、上記実施形態では、押縁33、35と室外側縦枠45bや室外側下枠43bとは別体としていたが、これに限ることなく、押縁33と室外側下枠43b、押縁35と室外側縦枠45b、がそれぞれ一体的に成形されたものでも良い。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る建具を屋内側からみた外観図である。 本実施形態に係る建具の平断面図である。 本実施形態に係る建具の縦断面図である。 右縦枠近傍の平断面図である。 下枠の縦断面図である。
1 建具、3 ガラス、3a ガラス板、7 躯体、10 FIX窓、11 枠体、
13 下枠、15 右縦枠、17 縦骨、30 カバー部材、32 下カバー部材、
25 ガラス押圧部材、43 下枠本体、43a 断熱性樹脂部材、
43b 室外側下枠、43c 室内側下枠、45 縦枠本体、45a 断熱性樹脂部材、
45b 室外側縦枠、45c 室内側縦枠

Claims (3)

  1. 室内外に開口した開口部に設けられ、金属製の室内側部位と、金属製の室外側部位と、これらの部位を連結する第1断熱部材を備えた枠体と、
    前記枠体内に固定される面材と、
    前記枠体に着脱自在に設けられ、前記面材より室内側に位置して前記第1断熱部材を覆い隠すカバー部材と、
    を有し、
    前記枠体は、前記開口部に固定される枠本体と、
    室内側にて前記面材を押さえるための前記室内側部位である押さえ部材と、
    を有し、
    前記枠本体は、前記室内側部位である室内側枠材と、前記室外側部位である室外側枠材
    と、で構成され、
    前記押さえ部材は、第2断熱部材を介して前記室外側枠材に連結されており、
    前記カバー部材は、前記室内側枠材と前記押さえ部材とに架け渡されて取り付けられていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記室外側枠材は、室外側にて前記面材を押さえるための室外側押さえ部が設けられており、
    前記押さえ部材と前記室外側押さえ部と前記カバー部材は、室内外方向に沿った各見込み面が面一となることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記室外側枠材は、当該室外側枠材に固着部材にて固定された押さえ元側部材を有しており、
    前記押さえ部材は、前記第2断熱部材を介して前記押さえ元側部材と連結されることで前記室外側枠材に連結されていることを特徴とする建具。
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