JP4772585B2 - 光検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、光検出器に関するものである。
従来の光検出器の一種として、例えば特許文献1に記載されているように、入射光を複数の波長成分に分光する回折格子素子と、各波長成分の光をコリメータレンズを介して受光する受光素子とを備えたものが知られている。また、回折格子素子の代わりに複数の波長選択フィルタを備えた光検出器も知られている。
特開2001−108524号公報
特許文献1の光検出器は、回折格子素子やコリメータレンズを用いるため、装置構成が複雑で大掛かりなものとなる。一方、波長選択フィルタを用いた場合にも、複数の波長選択フィルタを交換するための機構が必要であるため、やはり装置構成が複雑で大掛かりなものとなる。
そこで本発明は、装置構成が簡素で小型な光検出器を提供することを目的とする。
本発明に係る光検出器は、(1)半導体基板と、(2)半導体基板上に形成され、受光面を有するとともに受光量に応じた量の電荷を発生する受光層と、(3)受光層上に絶縁層を介して形成され、当該受光層の受光面に対向する物理的又は光学的な貫通孔を有するとともに表面プラズモン共鳴を発生させる複数のアンテナ層と、を備え、アンテナ層には、前記受光面を露出させる孔を前記絶縁層が有することにより、それぞれ受光層で発生した電荷を電流信号として出力させるための手段が設けられており、複数のアンテナ層の表面には所定の規則に従ったパターンがそれぞれ形成されており、複数のアンテナ層のうち少なくとも2つにおいては、パターンが互いに異なっていることを特徴とする。
本発明に係る光検出器は、表面プラズモン共鳴を発生させるアンテナ層を備えている。このアンテナ層に光(hν)が入射すると、入射光(hν)に含まれる特定の波長成分の光がアンテナ層の表面プラズモンと結合し、プラズモン共鳴が発生する。表面プラズモン共鳴が発生すると、アンテナ層の貫通孔から強い近接場光が出力される。この近接場光の強度は、表面プラズモンと結合した光の強度に比例し且つこれよりも大きい。アンテナ層の貫通孔から出力された近接場光は、受光面を介して受光層に受光される。受光層は、受光量に応じた量の電荷を発生する。このように、本発明の光検出器によれば、アンテナ層に入射した光(hν)に含まれる特定の波長成分の光を検出することができる。また、受光層は近接場光を受光するが、この近接場光は、特定の波長成分の光、すなわち表面プラズモンと結合する光よりも強度が大きい。そのため、特定の波長成分の光を受光層が直接受光した場合と比べて、光検出感度を向上させることができる。
各アンテナ層の表面には、所定の規則に従ってパターンが形成されている。少なくとも2つのアンテナ層において、パターンは互いに異なっている。すなわち、少なくとも2つのアンテナ層は、互いに異なる表面構造を有することとなる。アンテナ層の表面構造に応じて、表面プラズモンと結合する光の波長成分が異なることは、従来から知られている。よって、上記のアンテナ層を備えた本発明の光検出器では、入射した光(hν)に含まれる少なくとも2種類の波長成分の光をそれぞれ検出することができる。
このように、本発明の光検出器は、複数の波長成分の光をそれぞれ検出することができる。本発明の光検出器は、半導体基板、受光層、およびアンテナ層を積層してなる一つの素子であるため、回折格子素子や波長選択フィルタ等と受光素子とを別個に備えた光検出器と比べて、非常に小型で装置構成が簡素なものとなる。また、受光層およびアンテナ層をモノリシックに形成することにより、製造工程の簡略化を図ることができる。更に、複数のアンテナ層は、表面プラズモンと結合する光の波長成分を異ならしめるために複数の材料で形成する必要がなく、同一材料で形成することができるため、製造コストを抑制することができる。
また、本発明に係る光検出器では、各アンテナ層は複数の凸部と当該凸部間に位置する凹部とを有しており、凸部および凹部がパターンを形成しており、貫通孔は凹部に設けられていることが好ましい。この場合、凸部の位置等を適宜変えることにより、パターンの形状を変えることができる。
また、本発明に係る光検出器では、各アンテナ層は貫通孔を複数有しており、当該複数の貫通孔がパターンを形成していることが好ましい。この場合、貫通孔の位置等を適宜変えることにより、パターンの形状を変えることができる。
また、本発明に係る光検出器では、凸部は所定の間隔で配置されており、当該所定の間隔が複数のアンテナ層のうち少なくとも2つにおいて互いに異なっていることが好ましい。このように凸部の配置間隔が互いに異なるアンテナ層同士では、表面におけるパターンの形状が確実に異なるので、表面プラズモンと結合する光の波長成分を確実に異なるものとすることができる。よって、複数の波長成分の光をそれぞれ確実に検出することができる。
また、本発明に係る光検出器では、複数の貫通孔は所定の間隔で配置されており、当該所定の間隔が複数のアンテナ層のうち少なくとも2つにおいて互いに異なっていることが好ましい。このように貫通孔の配置間隔が異なる複数のアンテナ層を備えた場合にも、複数の波長成分の光をそれぞれ確実に検出することができる。
また、本発明に係る光検出器では、貫通孔の幅は入射光の波長よりも短いことが好ましい。このように貫通孔の幅を狭くすることにより、近接場光を貫通孔から確実に出力させることができる。
また、本発明に係る光検出器では、受光層は、その両面にバイアス電圧が印加されることが好ましい。この場合、受光層で発生した電荷を電流信号として出力することが可能となる。
本発明によれば、装置構成が簡素で小型な光検出器を提供することができる。
以下、本発明に係る光検出器の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、「上」、「下」等の語は図面に示す状態に基づいており、便宜的なものである。
図1は本発明による光検出器の一実施形態の構成を示す平面図であり、図2は図1に示される光検出器のII−II線断面図である。
図2に示されるように、光検出器1は、半導体基板2と、電極層3と、光吸収層(受光層)4と、ショットキー電極6a,6b,6cと、第1絶縁層8と、複数(本実施形態では3つ)のアンテナ層11a,11b,11cと、第2絶縁層14とを備えている。
半導体基板2は、n型シリコンからなる基板である。半導体基板2の一方の主面上には電極層3が形成され、半導体基板2の他方の主面上には光吸収層4が形成されている。
光吸収層4はn型シリコンを含む単一の層である。光吸収層4は複数(本実施形態では3つ)のメサ状部を有しており、メサ状部の頂部に位置する面は受光面4a,4b,4cとなっている。光吸収層4を上面から見ると、受光面4a,4b,4cは略矩形を呈している。受光面4a,4b,4cはショットキー電極6a,6b,6cで覆われている。ショットキー電極6a,6b,6cは非常に薄く、その厚さは、後述するアンテナ層11a,11b,11cの貫通孔13から出力された光を透過可能な程度となっている。
第1絶縁層8は、光吸収層4の上面のうち、受光面4a,4b,4cを除く部分を覆っている。第1絶縁層8を介して、光吸収層4上に3つのアンテナ層11a,11b,11cがアレイ状に形成されている。アンテナ層11a,11b,11c上には、第2絶縁層14が形成されている。
アンテナ層11a,11b,11cは、表面プラズモン共鳴を発生させる層である。アンテナ層11a,11b,11cは導電性の材料を含んでいる。含まれる導電性の材料としては、Al、Ag、Au、Cr等が好ましいが、これ以外であってもよい。アンテナ層11a,11b,11cは、複数の凸部12と、凸部12間に位置する凹部15とをそれぞれ有している。凹部15には、貫通孔13が設けられている。
アンテナ層11aの貫通孔13は光吸収層4の受光面4aと、アンテナ層11bの貫通孔13は光吸収層4の受光面4bと、アンテナ層11cの貫通孔13は光吸収層4の受光面4cと、それぞれ対向している。図1に示されるように、アンテナ層11a,11b,11cを上面から見ると、各貫通孔13は略矩形を呈している。なお、各貫通孔13の短辺の長さ(幅)dは、アンテナ層11a,11b,11cに入射する光(hν)の波長よりも短くなっている。このように貫通孔13を狭くすることにより、アンテナ層11a,11b,11cで発生した近接場光(後に詳しく述べる)を貫通孔13から確実に出力させることができる。なお、本願における貫通孔13は近接場光を出力させるためのものであるため、物理的な孔に限るものではなく、光学的な孔(光が透過する開口)も含む。
複数の凸部12は、貫通孔13と同様に略矩形を呈している。複数の凸部12および凸部12間に位置する凹部15によって、アンテナ層11a,11b,11cそれぞれの表面には、所定の規則に従ったパターンが形成される。したがって、凸部12および凹部15の位置や形状を変えることで、パターンの形状も変わることとなる。本実施形態では、凸部12の配置間隔を変えることで、アンテナ層11a,11b,11c表面のパターンを互いに異なるものとしている。
より具体的には、図1に示されるように、アンテナ層11a,11b,11cにおいて、凸部12は長辺同士が対向するように一次元に配置されている。また、凸部12は貫通孔13を中心として対称的に且つ所定の間隔で配置されている。所定の間隔についてより具体的に述べると、例えばアンテナ層11aでは、貫通孔13を挟まずに隣り合う凸部12間の中心距離はΛaとなっており、貫通孔13を挟んで隣り合う凸部12間の中心距離はΛaの2倍の長さとなっている。アンテナ層11b,11cについても、貫通孔13を挟まずに隣り合う凸部12間の中心距離はそれぞれΛb,Λcとなっており、貫通孔13を挟んで隣り合う凸部12間の中心距離はそれぞれΛb,Λcの2倍の長さとなっている。以下、これらΛa,Λb,Λcを周期間隔と呼ぶこととする。
アンテナ層11aにおける周期間隔Λa、アンテナ層11bにおける周期間隔Λb、およびアンテナ層11cにおける周期間隔Λcは、互いに異なる値を有している。周期間隔Λa,Λb,Λcが異なるため、アンテナ層11a,11b,11cの表面には、互いに異なるパターンが形成されることとなる。周期間隔Λa,Λb,Λcは、検出したい光の波長成分に応じて、適宜設定される。
ここで、周期間隔Λa,Λb,Λcの値について説明する。波長λ(=2πc/ω)の光がアンテナ層11a,11b,11cのいずれか(以下、アンテナ層11と呼ぶ)に対して略垂直に入射する場合を考える。この場合、アンテナ層11で表面プラズモン共鳴を発生させるには、アンテナ層11の周期間隔Λが以下の式(1)を満たせばよい。
Figure 0004772585
εaはアンテナ層11と接する誘電体の比誘電率であって、真空の場合にはεa=1である。εmetalはアンテナ層11の比誘電率であって、εmetal>0である。よって、以下の式(2)が導き出せる。
Figure 0004772585
式(2)によれば、アンテナ層11は、光の波長λが周期間隔Λよりも長い場合に表面プラズモン共鳴を発生する。
式(1)に示されるmを1とし、アンテナ層11をAg又はAlから形成した場合の、周期間隔Λと光の波長λとの関係を図3に示す。図3によれば、周期間隔Λ=1234nmのアンテナ層11は、波長λ=1240nmの光で表面プラズモン共鳴を発生する。本実施形態では、アンテナ層11aは波長λaの光、アンテナ層11bは波長λbの光、アンテナ層11cは波長λcの光で表面プラズモン共鳴を発生するように、周期間隔Λa,Λb,Λcが設定されることとする。
続いて、光検出器1の製造工程を説明する。まず、図4(a)に示されるように、電極層3が一方の主面に形成された半導体基板2を用意する。用意した半導体基板2の他方の主面上に、光吸収層4を積層する。
次に、図4(b)に示されるように、光吸収層4上にフォトレジスト20を塗布した後、図示しないフォトマスクを用いた露光および現像処理を行い、受光面4a,4b,4cを形成する領域を覆うように、フォトレジスト20のパターニングを行う。そして、図4(c)に示されるように、このフォトレジスト20をマスクとして光吸収層4を熱酸化させ、第1絶縁層8を形成する。第1絶縁層8を形成した後、フォトレジスト20を除去する。
次に、図4(d)に示されるように、フォトレジスト22を塗布した後、図示しないフォトマスクを用いた露光および現像処理を行い、凸部12を形成する領域が開口するように、フォトレジスト22のパターニングを行う。そして、図4(e)に示されるように、フォトレジスト20によりマスクされた第1絶縁層8および光吸収層4上に、導電膜24を蒸着により成膜する。
次に、図5(a)に示されるように、導電膜24のうち、フォトレジスト20上に成膜された部分をフォトレジスト20と共にリフトオフ除去する。リフトオフ除去を行った後、図5(b)に示されるように、導電膜26を蒸着により成膜する。これにより、凸部12と凹部15とが形成される。
導電膜26を成膜した後、図5(c)に示されるように、導電膜26のうち受光面4a,4b,4cの上に存在する部分に集束イオンビームを照射して、この部分の導電膜26を除去する。これにより、貫通孔13が形成される。図4(d)〜図5(c)の工程を経て、光吸収層4上にアンテナ層11a,11b,11cが積層されることとなる。
次に、図5(d)に示されるように、光吸収層4の受光面4a,4b,4c上にショットキー電極6a,6b,6cを蒸着により成膜する。ショットキー電極6a,6b,6cを成膜した後、アンテナ層11a,11b,11c上に第2絶縁層14を積層すると、図1及び図2に示した光検出器1が完成する。
続いて、光検出器1の動作について説明する。第2絶縁層14側から光(hν)が入射すると、アンテナ層11aの表面プラズモンが、入射光(hν)に含まれる波長λaの光と結合する。また、アンテナ層11bの表面プラズモンが入射光(hν)に含まれる波長λbの光と結合し、アンテナ層11cの表面プラズモンが入射光(hν)に含まれる波長λcの光と結合する。その結果、アンテナ層11a,11b,11cにて表面プラズモン共鳴が生じる。
表面プラズモン共鳴が生じると、アンテナ層11a,11b,11cは貫通孔13から強い近接場光を出力する。アンテナ層11aから出力される近接場光の強度は、波長λaの光の強度に比例しており、且つ波長λaの光の強度よりも大きい。アンテナ層11b,11cから出力される近接場光の強度についても同様であり、それぞれ波長λb,λcの光の強度に比例しており、且つ波長λb,λcの光の強度よりも大きい。アンテナ層11a,11b,11cの下にある光吸収層4は、受光面4a,4b,4cを介して、アンテナ層11a,11b,11cから出力された近接場光を受光する。光吸収層4は近接場光の強度(受光量)に応じた量の電荷を発生する。
光吸収層4の両面には、外部回路によってバイアス電圧が印加される。これにより、光吸収層4で発生した電荷をショットキー電極6a,6b,6cから電流信号として取り出すことが可能となる。バイアス電圧は、アンテナ層11aと電極層3との間、アンテナ層11bと電極層3との間、およびアンテナ層11aと電極層3との間に、順に印加される。
アンテナ層11aと電極層3との間にバイアス電圧が印加されると、アンテナ層11aからの近接場光によって発生した電荷、すなわち波長λaの光の強度に応じた量の電荷が、ショットキー電極6aから電流信号として外部に出力される。アンテナ層11bと電極層3との間にバイアス電圧が印加されると、アンテナ層11bからの近接場光によって発生した電荷、すなわち波長λbの光の強度に応じた量の電荷が、ショットキー電極6bから電流信号として外部に出力される。アンテナ層11cと電極層3との間にバイアス電圧が印加されると、アンテナ層11cからの近接場光によって発生した電荷、すなわち波長λcの光の強度に応じた量の電荷が、ショットキー電極6cから電流信号として外部に出力される。
このように、ショットキー電極6a,6b,6cから電流信号を順に出力させることによって、図6に示されるような測定結果を得ることができる。なお、バイアス電圧を印加する順は、上記したものに限られない。
以上説明したように、本実施形態に係る光検出器1は、半導体基板2、光吸収層4、およびアンテナ層11a,11b,11cを積層してなる一つの素子である。光検出器1のアンテナ層11a,11b,11cに光(hν)が入射すると、入射光(hν)に含まれる特定の波長成分の光がアンテナ層11a,11b,11cの表面プラズモンと結合し、表面プラズモン共鳴が発生する。表面プラズモン共鳴が発生すると、アンテナ層11a,11b,11cの貫通孔13から強い近接場光が出力される。近接場光は、受光面4a,4b,4cを介して光吸収層4に到達する。光吸収層4は、受光強度に応じた量の電荷を発生する。
アンテナ層11a,11b,11cの表面には、複数の凸部12と、凸部12間に位置する凹部15とによって、所定の規則に従ったパターンが形成されている。パターンはアンテナ層11a,11b,11cで互いに異なっている。これは、アンテナ層11a,11b,11cの周期間隔Λa,Λb,Λcが互いに異なることによる。表面のパターンが異なるということは表面構造が異なるということであり、よって表面プラズモンと結合する光の波長成分も、アンテナ層11a,11b,11cで互いに異なることとなる。その結果、複数の波長成分(上述した波長λa,λb,λc)の光をそれぞれ検出することができる。
光検出器1は一つの素子であるため、回折格子素子や波長選択フィルタ等と受光素子とを別個に備えた光検出器と比べて、非常に小型で装置構成が簡素なものとなる。また、光吸収層4およびアンテナ層11a,11b,11cをモノリシックに形成することにより、製造工程の簡略化を図ることができる。また、アンテナ層11a,11b,11cを同一材料で形成することができるため、製造コストを抑制することができる。また、光吸収層4は近接場光を受光するが、この近接場光は、表面プラズモン共鳴を発生させる特定の波長成分の光(上述した波長λa,λb,λcの光)よりも強度が大きい。そのため、特定の波長成分の光を直接受光した場合と比べて、光検出感度を向上させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本実施形態における光吸収層4は、単一の層であるとしたが、光吸収層は積層構造を有していても良いし、ヘテロ構造層を有していても良い。また、本実施形態における光吸収層4はn型シリコンを含むとしたが、Ge,SiC,ダイヤモンド半導体といったn型シリコン以外の半導体を含むとしてもよいし、GaAs,GaP,InP,InAs,InSb,GaN,AlN,InNなどのIII−V族化合物半導体およびこれらの混晶を含むとしてもよいし、ZnO,ZnSe,ZnS,CdSe,CdS,HgCd,HgTeなどのII−VI族化合物半導体およびこれらの混晶、あるいは有機半導体などを含むとしてもよい。これらは、検出したい光の波長成分や光検出器としての用途に応じて、適宜選択される。
また、本実施形態における光吸収層4は、半導体基板2の上に形成されるとしたが、ガラス、サファイアといった絶縁性を有する透明基板の上に形成されるとしても良い。
また、本実施形態の光検出器1は、光吸収層4の受光面4a,4b,4c上にショットキー電極6a,6b,6cを形成したいわゆるショットキー型となっているが、PN接合型や光導電型であってもよい。PN接合型や光導電型とした場合には、ショットキー電極6a,6b,6cを設けずに、受光面4a,4b,4cを露出させてもよい。
また、本実施形態における電極層3は、半導体基板2の一方の主面上に形成されるとしたが、アンテナ層11a,11b,11cとともに半導体基板2の他方の主面上に形成するとしてもよい。この場合、光検出器1はプレーナ型構造を呈することとなる。
また、本実施形態におけるアンテナ層11a,11b,11cの凸部12および凹部15は、図2に示されるように第2絶縁層14側に形成されていても良いし、図7(a)に示されるように第1絶縁層8側に形成されていても良い。
また、本実施形態のアンテナ層11a,11b,11cは半導体基板2の他方の主面上に形成されていたが、図7(b)に示されるように、半導体基板2の一方の主面上にも形成されるとしても良い。また、アンテナ層11a,11b,11cの周囲には、ブラッグ反射層が形成されるとしても良い。また、アンテナ層11a,11b,11cは、図8に示されるように一体的に形成されるとしてもよい。
また、本実施形態の光検出器1は3つのアンテナ層11a,11b,11cを備えるとしたが、アンテナ層の数はこれに限られない。表面のパターンが異なるアンテナ層をより多く備えた場合には、より多くの波長成分の光を検出することが可能となる。また、表面のパターンが同一のアンテナ層を複数備えた場合には各アンテナ層からの出力を重畳することによって、微小な光を検出することが可能となる。
また、アンテナ層11a,11b,11c表面のパターンは、本実施形態のものに限られない。例えば、図9(a)に示されるように、略矩形状の凸部12を等間隔で一次元配列し、凸部12間に位置する凹部15それぞれに略矩形状の貫通孔13を設けることにより形成されるパターンであってもよい。また、図9(b)に示されるように、略円形状の貫通孔13を中心とし、その周囲に略円形状の凸部12を等間隔で二次元配列することにより形成されるパターンであってもよいし、図9(c)に示されるように、略円形状の貫通孔13と略円形状の凸部12とを交互に且つ等間隔で二次元配列することにより形成されるパターンであってもよい。また、図10(a)に示されるように、貫通孔13と複数の凸部12とで構成されるダーツの的(ブルズアイとも呼ばれる)状の模様を、所定の間隔で2次元配列することにより形成されるパターンであっても良い。図10(b)は、図10(a)を略矩形状に変形したものである。
また、本実施形態の光検出器1において、アンテナ層11a,11b,11c表面のパターンは、複数の凸部12および凸部12間に位置する凹部15によって形成されるとした。これを、アンテナ層11a,11b,11c表面のパターンは複数の貫通孔13によって形成されるとしてもよい。図10(c)に示されるように、貫通孔13を等間隔(所定の間隔)で二次元配列することによりアンテナ層11a,11b,11c表面のパターンを形成した場合には、貫通孔13の位置や配置間隔を変えることで、アンテナ層11a,11b,11cそれぞれにおけるパターンの形状を変えることができる。なお、図9および図10に示された変形例においては、各貫通孔13の下に光吸収層4の受光面が形成されていることとする。
また、本実施形態の光検出器1では、アンテナ層11a,11b,11cと電極層3との間に外部回路によってバイアス電圧を順に印加するとしたが、この外部回路の代わりに、バイアス電圧を順次印加するためのシフトレジスタ回路等を光検出器1に備えてもよい。また、本実施形態の光検出器1は、電流電圧変換回路を更に備えるとしてもよい。この場合、ショットキー電極6a,6b,6cを介して出力された電流信号を、電圧信号に変換して外部に出力することができる。また、本実施形態の光検出器1は、温度変化等による感度特性の変動を校正するための回路を更に備えるとしてもよい。
本発明による光検出器の一実施形態の構成を示す平面図である。 図1に示される光検出器のII−II線断面図である。 光の波長とアンテナ層の周期間隔との関係を示す表である。 図1に示される光検出器の製造工程を示す断面図である。 図4の後続の工程を示す断面図である。 図1に示される光検出器による測定結果を示す図である。 本発明による光検出器の変形例を示す図である。 アンテナ層の変形例を示す図である。 アンテナ層の変形例を示す図である。 アンテナ層の変形例を示す図である。
符号の説明
1・・・光検出器、2・・・半導体基板、3・・・電極層、4・・・光吸収層、4a,4b,4c・・・受光面、6a,6b,6c・・・ショットキー電極、8・・・第1絶縁層、11a,11b,11c・・・アンテナ層、12・・・凸部、13・・・貫通孔、14・・・第2絶縁層、15・・・凹部、Λa,Λb,Λc・・・周期間隔。

Claims (7)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成され、受光面を有するとともに受光量に応じた量の電荷を発生する受光層と、
    前記受光層上に絶縁層を介して形成され、当該受光層の受光面に対向する物理的又は光学的な貫通孔を有するとともに表面プラズモン共鳴を発生させる複数のアンテナ層と、
    を備え、
    前記アンテナ層には、前記受光面を露出させる孔を前記絶縁層が有することにより、それぞれ前記受光層で発生した電荷を電流信号として出力させるための手段が設けられており、
    前記複数のアンテナ層の表面には所定の規則に従ったパターンがそれぞれ形成されており、
    前記複数のアンテナ層のうち少なくとも2つにおいては、前記パターンが互いに異なっていることを特徴とする光検出器。
  2. 前記各アンテナ層は複数の凸部と当該凸部間に位置する凹部とを有しており、前記凸部および前記凹部が前記パターンを形成しており、前記貫通孔は前記凹部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の光検出器。
  3. 前記各アンテナ層は前記貫通孔を複数有しており、当該複数の貫通孔が前記パターンを形成していることを特徴とする請求項1記載の光検出器。
  4. 前記凸部は所定の間隔で配置されており、当該所定の間隔が前記複数のアンテナ層のうち少なくとも2つにおいて互いに異なっていることを特徴とする請求項2記載の光検出器。
  5. 前記貫通孔は所定の間隔で配置されており、当該所定の間隔が前記複数のアンテナ層のうち少なくとも2つにおいて互いに異なっていることを特徴とする請求項3記載の光検出器。
  6. 前記貫通孔の幅は前記入射光の波長よりも短いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光検出器。
  7. 前記受光層は、その両面にバイアス電圧が印加されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光検出器。
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