JP4772100B2 - インサート成形装置及びインサート成形方法 - Google Patents

インサート成形装置及びインサート成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気・電子部品として多用されている電気コネクタの製造に用いられるインサート成形技術に関し、特に、ソリッド印刷配線基板等に配置されたリセクタプルコネクタに対し、ケーブルやフレキシブル印刷配線基板等が連結された状態で差し込み接続されるプラグコネクタの製造に好適なインサート成形技術に関する。
電子機器に使用される電気コネクタは集約化、小型化が進展しているが、各種の電子部品が取り付けられたソリッド印刷配線基板に対し、複数の細いケーブルや小型フレキシブル印刷配線基板を電気的に接続する部材として、従来、プラグコネクタ及びリセクタプルコネクタが使用されている。プラグコネクタには各種のケーブルやフレキシブル印刷配線基板が連結され、リセクタプルコネクタはソリッド印刷配線基板に接続される。
プラグコネクタには、複数のケーブル等と電気的接続された状態で配列される複数の導電コンタクトと、グラウンド電位(接地電位)が与えられるグラウンド部と、が配列された嵌合凸部(絶縁ハウジング)が設けられている。また、リセクタプルコネクタには、プラグコネクタの嵌合凸部(絶縁ハウジング)が挿入される嵌合凹部が設けられ、この嵌合凹部内において、プラグコネクタ側の複数の導電コンタクトがそれぞれリセクタプル側の複数の導電コンタクトに押圧接触し、プラグコネクタのグラウンド接触部がリセクタプルコネクタ側のグラウンド接触部に接触する。
このようなプラグコネクタにおいては、その嵌合凸部の互いに対向する二つの側壁部にそれぞれ複数の導電コンタクトの接触部が配列されているため、嵌合凸部を挟んで対向する各接触部の間隔は非常に小さい。このため、複数の導電コンタクトにそれぞれ接続された複数の同軸ケーブルから信号が送られたとき、嵌合凸部を挟んで対向する導電コンタクトの接触部の間で信号クロストークが発生するおそれがある。
そこで、このような信号クロストークの発生を防止するため、嵌合凸部の一方の側壁部に配列された導電コンタクトの接触部と、他方の側壁部に配列された導電コンタクトの接触部と、の間に、グラウンド電位を与えるためのグラウンド部材を配置したコネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1記載の「コネクタ」の場合、接触部を有する複数対のシグナル用プラグコンタクトが小間隔をおいて相互対向するように配列され、相互対向する接触部間の信号クロストークの発生を防止するため、それぞれの接触部の間にセンターグラウンド板が配置され、それがグラウンド用プラグコンタクトに連結されている。
一方、近年、コネクタに要望されるコンタクト間の狭ピッチ化やコンタクトの低背化に伴い、その製造技術も高度化しているが、本願発明に関連する従来技術として、例えば、特許文献2記載の「インサート金型」がある。特許文献2には、電気コネクタを構成する複数のコンタクトがL字形に折り曲げられたコンタクト部材を、絶縁体に埋め込んで成形するインサート金型において、コンタクト部材を移動させ、中型板に押し付けて成形する技術が記載されている。
特開平11−329591号公報 特許第3691929号公報
特許文献1記載の「コネクタ」においては、複数対のシグナル用プラグコンタクトの接触部の間に配置されたセンターグラウンド板と、複数対のシグナル用プラグコンタクトを所定個数ごとに区切るように配置されたグラウンド用プラグコンタクトと、が個別の部材で形成されているため、部品点数が増加する。また、プラグコネクタのグラウンド特性を向上させるべく、グラウンド用プラグコンタクトの個数を増加させると、それに伴って、グラウンド用プラグコンタクト配列方向の長さが増大し、コンタクト全体が大型化する。
その様な状況に鑑み、部品点数の増加及び大型化を回避しつつ、嵌合凸部において相互対向する複数対の導電コンタクトの接触部間における信号クロストークを防止することのできるプラグコネクタが提案されている。
ここで、図1〜図5に基づいて、前記プラグコネクタ及びこれと組み合わせて使用するリセクタプルコネクタの概略構造について説明する。図1はプラグコネクタを示す正面斜視図、図2はリセクタプルコネクタを示す正面斜視図、図3は図1に示すプラグコネクタの一部省略正面斜視図、図4は図3に示すプラグコネクタの一部省略底面斜視図、図5(a)は図3におけるX−X線断面図、(b)は図3におけるY−Y線断面図である。なお、詳細は後述するが、図5においては、後工程で折り取る各コンタクトのキャリア部、及びシェルキャリア部を二点鎖線で示している。
図1,図3及び図4に示すように、プラグコネクタ10は、コネクタ本体10a、複数箇所のグランド接続片14、カバー接触部16が形成された導電性カバー13、複数の同軸ケーブル11、絶縁樹脂で形成された絶縁ハウジング15、複数のAコンタクト17及び複数のBコンタクト18などで構成されている。
図2に示すように、リセクタプルコネクタ20は、コネクタ本体20a、複数箇所のグランド接触片22、グランド接触部23、グランド接続片24、グラウンド接触ばね30、及びホールドダウン26が一体に形成された導電性シェル21、絶縁ハウジング25、複数のAコンタクト27(図2に示すBコンタクト28と対称に形成されている)、及び複数のBコンタクト28などによって構成されている。
図1に示すプラグコネクタ10の嵌合凸部19を、図2に示すリセクタプルコネクタ20の嵌合凹部29に嵌合させることによって、プラグコネクタ10のAコンタクト17、Bコンタクト18が、それぞれ対応するリセクタプルコネクタ20のAコンタクト27、Bコンタクト28に接続され、導電信号を基板(図示せず)に導通する。さらに、カバー接触部16がグランド接触ばね30と、導電性カバー13の側面部13aがグランド接触片22と、グランド接触部23が後述するシェル接触部12dと電気的に接続され、主に同軸ケーブル11の外部導体(図示せず)と、後述するコネクタ内部に挿入されたシェル12からの接地信号を、グランド接続片24、ホールドダウン26を介して、基板(図示せず)に導通する。
図3,図4及び図5に示すように、プラグコネクタ10のコネクタ本体10aは、先端部分がレ字状に形成された接触部17d、及び接触部17dから連なる端子部17eを有する複数の導電コンタクト(Aコンタクト17)と、同じく先端部分がレ字状に形成された接触部18d、及び接触部18dから連なる端子部18eを有する複数の導電コンタクト(Bコンタクト18)が、それぞれの接触部17d,18dを相互対向した状態で配列された絶縁ハウジング15と、絶縁ハウジング15と一体的に設けられた導電性のシェル12と、を備えている。
シェル12は、端子部17e、18e側に位置し、導電コンタクトの配列方向に連続して形成されたシェル接続部12gと、第一の導電コンタクト17の接触部17dと第二の導電コンタクト(Bコンタクト18)の接触部18dとの間に連続して形成されたシェル中間部12eと、が配置され、シェル接続部12gとシェル中間部12eとの間に位置するシェル接触部12dが接触部18dのピッチ間に挟まれるように間欠して形成されている。このように、導電性シェル12と、コンタクト(Aコンタクト)17と、コンタクト(Bコンタクト)18と、が一体化してプラグコネクタ10が形成されている。このような構成を有するプラグコネクタ10により、前述した特許文献1記載のコネクタに懸念される課題を解決しようとするものである。
ところで、このようなコネクタ本体10aをインサート成形方法によって製作する場合、導電性のシェル12と、Aコンタクト17及びBコンタクト18を金型内にセットする装置が必要である。従って、機能の異なる少なくとも2種類の搬送装置が必要であるだけでなく、それぞれの搬送装置ごとのセット工程に時間を要する。このため、製造装置の複雑化、製造サイクルの延長を招く。
さらに、図5(a)に示すように、接触部17dのレ字状の先端部分とシェル中間部12eとの隙間は極少であるため、図5(a)の紙面上方向から投影状に見た場合、これらの部材が重なり合う状態にある。また、図5(b)に示すように、中間部12eと接触部18dの先端部分との関係も同様である。このような構造のコネクタ10を製作する場合、シェル12、及びコンタクト17,18を金型へセットする工程において、上述した各部材間の隙間が極小であると、それぞれの部材を垂直方向へ移動させてセットすることが困難であるため、前記隙間をある程度確保せざるを得ず、コネクタの小型化、低背化が困難なものとなっていた。
一方、特許文献2に記載されたインサート成形技術は、2つのコンタクト部材しか使用しないコネクタの製造工程において利用可能であるが、図1,図3及び図4に示すように、2つのコンタクト部材及び1つのシェル部材を使用するプラグコネクタ10を製造することはできない。
本発明が解決しようとする課題は、シェルとコンタクトとを備え、低背化、小型化にも対応可能なコネクタを効率的に製造することが可能であって、製造工程の簡素化、高速化を図ることができるインサート成形技術を提供することにある。
本発明のインサート成形装置は、シェル片を供給するシェル供給装置と、複数の接触部及びキャリア部を有する連鎖形状のコンタクト片を供給するコンタクト供給装置と、前記シェル片と前記コンタクト片とを重ね合わせる整列装置と、前記整列装置において重ね合わせられた前記シェル片及び前記コンタクト片を金型まで搬送する搬送装置と、前記シェル片及び前記コンタクト片を前記金型内に位置決めしてインサート成形する金型装置と、を備え、電気コネクタの製造に用いられるインサート成形装置であって、
重ね合わせられた前記シェル片及び前記コンタクト片を前記整列装置から金型装置に搬送するに、前記シェル片と前記コンタクト片との相対位置を変更する移動機構を設けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、シェル片とコンタクト片とを同時に搬送しながら、金型装置に搬送する前に、シェル片とコンタクト片との相対位置を所定状態に変更することが可能となるため、製造工程の簡素化、高速化を図ることができる。また、コンタクト片の一部とシェル片の一部とが重なった状態で位置決めすることができるため、コネクタの低背化、小型化にも対応可能である。
ここで、前記整列装置が、二種類のコンタクト片を、それぞれの接触部を並列させて配列可能であることが望ましい。このような構成とすれば、より高密度のコネクタの製造が可能となる。
一方、前記金型装置が、前記キャリア部と複数の接触部とが略L字状に形成された二種類の前記コンタクト片を、前記接触部が千鳥状に交差するように配列した状態でインサート成形可能であることが望ましい。このような構成とすれば、より高密度かつ小型化したコネクタの製造が可能となる。
また、前記シェル片に形成されたシェルキャリア部に搬送時の位置決めを行うシェル位置決め部を設け、少なくとも一方の前記コンタクト片のキャリア部に搬送時の位置決めを行うキャリア位置決め部を設け、前記搬送装置は前記シェルキャリア部と前記キャリア部とを重ね合わせて搬送可能とし、さらに、前記シェルキャリア部と前記キャリア部とは、前記移動機構によって相対位置を変更可能とすることもできる。
このような構成とすれば、シェルキャリア部とコンタクト片のキャリア部とが重なり合った状態での搬送が可能となるため、搬送機構をさらに簡素化することができ、かつサイクルタイムを短縮することができる。
さらに、前記シェル位置決め部及び前記キャリア位置決め部を孔形状とし、前記シェル位置決め部の孔形状の一部に逃がし孔を設けるようにすれば、極めて簡素な形状でありながら、より確実な位置決めが可能となる。
次に、本発明のインサート成形方法は、シェル供給装置から供給されるシェル片と、複数の接触部及びキャリア部を有する連鎖形状にてコンタクト供給装置から供給されるコンタクト片と、を重ね合わせる整列工程と、
前記整列工程にて重ね合わせられた前記シェル片及び前記コンタクト片を搬送する搬送工程と、
前記シェル片及び前記コンタクト片を金型内に位置決めしてインサート成形する成形工程と、を備え、電気コネクタの製造に用いられるインサート成形方法であって、
前記搬送工程において、重ね合わせられた前記シェル片及び前記コンタクト片を前記金型に搬送する前に、前記シェルと前記コンタクト片との相対位置を変更することを特徴とする。
このような構成とすれば、搬送工程において、シェル片とコンタクト片を同時に搬送することができるため、製造工程の高速化を図ることができる。また、シェル片とコンタクト片との相対位置を変更するための移動工程を別に設ける必要がないので、製造工程の簡素化を図ることができる。さらに、成形工程では、コンタクト片の一部とシェル片の一部とを重ね合わせた状態で位置決めを行うため、コネクタの低背化、小型化にも対応可能である。
ここで、前記整列工程において、二種類のコンタクト片をそれぞれの接触部を並列させて配列する構成とすれば、より高密度のコネクタの製造が可能となる。
また、二種類の前記コンタクト片のキャリア部と複数の接触部とが略L字状に形成され、前記接触部が千鳥状に交差するように前記コンタクト片を配列した状態でインサート成形を行う構成とすれば、より高密度化かつ小型化したコネクタの製造が可能となる。
一方、前記シェル片に形成されたシェルキャリア部に搬送時の位置決めを行うシェル位置決め部を設け、少なくとも一方の前記コンタクト片のキャリア部に搬送時の位置決めを行うキャリア位置決め部を設け、前記搬送工程において前記シェルキャリア部と前記キャリア部とを重ね合わせて搬送する途中に前記シェルキャリア部と前記キャリア部との相対位置の変更を行うことが望ましい。このような構成とすれば、シェルキャリア部とコンタクト片のキャリア部とが重なり合った状態でのインサート成形が可能となるため、搬送工程をさらに簡素化することができ、サイクルタイムを短縮することもできる。
さらに、前記シェル位置決め部及び前記キャリア位置決め部を孔形状とし、前記シェル位置決め部の孔形状の一部を逃がし孔とすれば、極めて簡素な形状でありながら、より確実な位置決めが可能となる。
本発明により、シェルとコンタクトとを備え、低背化、小型化にも対応可能なコネクタを効率的に製造することが可能であって、製造工程の簡素化、高速化を図ることができるインサート成形技術を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1はプラグコネクタを示す正面斜視図、図2はリセクタプルコネクタを示す正面斜視図、図3は図1に示すプラグコネクタの一部省略正面斜視図、図4は図3に示すプラグコネクタの一部省略底面斜視図、図5(a)は図3におけるX−X線断面図、図5(b)は図3におけるY−Y線断面図、図6はAコンタクト片及びBコンタクト片を示す平面図、図7はシェル及びシェルキャリア部などを示す平面図である。
前述したように、図1,図3及び図4に示すプラグコネクタ10は、コネクタ本体10a、複数箇所のグランド接続片14、カバー接触部16が形成された導電性カバー13、複数の同軸ケーブル11、絶縁樹脂で形成された絶縁ハウジング15、複数のAコンタクト17、及び複数のBコンタクト18などで構成されている。図2に示すリセクタプルコネクタ20は、コネクタ本体20a、複数箇所のグランド接触片22、グランド接触部23、グランド接続片24、グラウンド接触ばね30、及びホールドダウン26が一体に形成された導電性シェル21、絶縁ハウジング25、複数のAコンタクト27(図2に示すBコンタクト28と対称に形成されている)、及び複数のBコンタクト28などで構成されている。
図1に示すプラグコネクタ10の嵌合凸部19を、図2に示すリセクタプルコネクタ20の嵌合凹部29に嵌合させることによって、Aコンタクト17、Bコンタクト18がそれぞれ対応するAコンタクト27、及びBコンタクト28に接続され、導電信号を基板(図示せず)に導通する。さらに、カバー接触部16がグランド接触ばね30と、導電性カバー13の側面部13aがグランド接触片22と、グランド接触部23が後述するシェル接触部12dと電気的に接続され、主に同軸ケーブル11の導電信号及びシェル12、カバー13からの接地信号を基板(図示せず)に導通する。
図1に示すプラグコネクタ10は、本発明の実施の形態であるインサート成形装置100(図8参照)を使用して製造されたものである。具体的事項は後述するが、プラグコネクタ10を構成するコネクタ本体10aは、各コンタクト片、及びシェル片をインサート成形装置の金型(図示せず)の所定位置に設置して位置決めした後、絶縁ハウジング15を形成する溶融樹脂を金型内へ注入して硬化させるインサート成形方法によって形成される。また、その後、各コンタクト片、及びシェル片に形成された各キャリアは、インサート成形後に切断分離され、コネクタ本体10aとなる。
図5(a),図6に示すように、Aコンタクト片17Aは、複数の接触部17d、複数の端子部17e及びそれらを連接するAキャリア部17fを備え、図5(b),図6に示すように、Bコンタクト片18Bは、複数の接触部18d、複数の端子部18e及びそれらを連接するBキャリア18fを備えている。Bコンタクト18の接触部18dは、Aコンタクト17の接触部17dと、コネクタ本体10aの長手方向に沿って1本ずつ折り重なるように千鳥状に配列されている。
図5,図7に示すように、シェル片12Cは、シェル接触部12d、シェル中間部12e、シェル接続部12g及びシェルキャリア部12fを備え、シェル中間部12eは、コネクタ本体10aの長手方向に連続して形成されている。なお、シェル12のシェル中間部12eは、強度を持たせるために、その先端部をU字状に曲げた形状とすることもできる。
図4,図5(a),(b)に示すように、シェル12のシェル接触部12dは、コネクタ本体10aの長手方向に沿って二つ一組の接触部18dの間に一つのシェル接触部12dを挟むように配列されている。なお、図5においては、後工程で折り取るAキャリア部17f、Bキャリア部18f及びシェルキャリア部12fをそれぞれ二点鎖線で示している。
ここで、図6,図7に基づいて、Aコンタクト片17A、Bコンタクト片18B、及びシェル片12Cのシェルキャリア部12fの構成について説明する。図6はAコンタクト片17A、及びBコンタクト片18Bを示す平面図、図7はシェル片12Cなどを示す平面図である。
図6に示すように、Aキャリア部17fには、その長手方向(図3に示すコネクタ本体10aの長手方向)に並ぶ2列の位置決め孔列7A,8Aが形成され、Bキャリア部18fにも同様に2列の位置決め孔列3B,4Bが形成されている。図7に示すように、シェル12は、連鎖状のキャリア12xに、これと直交する方向に形成されたシェルキャリア部12fに連結されている。シェルキャリア部12fには、その長手方向に2列の位置決め孔列5C,6Cが形成されている。また、位置決め孔列5Cのうちの両端を除く部分には、長円形状をした複数の逃がし孔12hが設けられている。シェルキャリア部12f及びシェル12によってシェル片12Cが構成されている。
次に、図8,図9に基づいてインサート成形装置100について説明する。図8は本発明の実施の形態であるインサート成形装置の概略構成を示す平面図、図9は図8に示すインサート成形装置における搬送工程を示す断面図であり、後述する図12〜図14中のZ−Z線における断面図に相当する。
インサート成形装置100は、コンタクト側のオートリール101,102、コンタクト切断部104、コンタクト分離部106及びP&P部105からなるコンタクト供給装置と、シェル側のオートリール103、シェル切断部107、シェル分離部108及びP&P部105からなるシェル供給装置と、供給された各部材を整列する整列装置109と、整列した各部材を金型へ搬送するローダ部110などからなる搬送装置115と、上金型111aと下金型111bなどからなる金型装置111と、ランナ取り出しロボット113、コンベア114、及びBコンタクト折り装置116aなどの後工程装置116と、を備えている。なお、詳しくは後述するが、本実施形態のP&P部105は、コンタクト供給装置とシェル供給装置とを兼ねている。
コンタクト側の2台のオートリール101,102は、それぞれ連鎖状のAコンタクト170,Bコンタクト180をコンタクト切断部104へ自動供給する。コンタクト切断部104は、図6に示すように、連鎖状のAコンタクト170,Bコンタクト180をそれぞれ所定長さに切断して、Aコンタクト片17AとBコンタクト片18Bを形成する。コンタクト分離部106は、所定長さに切断されたAコンタクト片17A及びBコンタクト片18Bをそれぞれ所定個数載置する。
シェル側のオートリール103は、連鎖状のシェル片12Cをシェル切断部107へ供給する。シェル切断部107は、図7に示すように、連鎖状のキャリア12xをキャリア切断ラインCLに沿って切断してシェル片12Cとする。シェル分離部108は、所定長さに切断されたシェル片12Cを所定個数載置する。
P&P部105は、コンタクト分離部106に載置されたAコンタクト片17A及びBコンタクト片18Bと、シェル分離部108に載置されたシェル片12Cを所定の吸引機構(図示せず)などによって吸着保持し、整列装置109の位置(イ)へ往復移動する。
整列装置109は、図9に示すように、レールJ,レールK及びレールLを有し、レールKには位置決めピン55が固定され、レールJには位置決めピン75が固定され、レールLには位置決めピン35が固定されている。レールKは整列装置109(図8参照)のベースプレート(図示せず)に固定され、レールJは、レールKに対し、滑りキーやリニアレールなどの摺動機構を介して断面方向(図9の紙面左右方向)に摺動自在に動作するように構成され、レールLも同様にベースプレートに対して摺動自在に配置されている。また、これらのレールJ,K,Lは、Aコンタクト片17,Bコンタクト片18B及びシェル片12Cを保持して、前記ベースプレート全体が、位置(イ),(ロ)の間を往復移動する。
搬送装置115は、各装置間を横断するリニアレールなどで構成される搬送バー117と、ローダ部110を有する。ローダ部110は、整列装置109に対し、図8の紙面垂直方向に重なり、搬送バー117に摺動自在に動作する。また、ローダ部110は、セットレール118、及び該セットレール118に固定された一対の位置決めブロック119を有し、吸引機構(図示せず)によって、Aコンタクト片17A、Bコンタクト片18B及びシェル片12Cを吸引保持した状態で、位置(ロ)、(ハ)の間を往復移動する。一方、アンローダ部128は、同じく搬送バー117に摺動自在に動作する搬送部材(図示せず)を有し、成形後の半製品(図示せず)を吸引保持した状態で、位置(ハ)、(ニ)の間を往復移動する。
金型装置111は汎用の射出成形機であり、上金型111a、下金型111b、金型の駆動機構及び射出装置(図示せず)、ランナ取り出しロボット113などを備えている。コンベア部114は、アンローダ部128から搬送されてきた成形後の半製品を、キャリア折り装置116などを含む後工程装置へ搬送する。後工程装置は、例えば、後述するキャリア折り装置116、導通検査装置、耐圧検査装置、あるいは画像処理装置などで構成されている。
次に、図8〜図15に基づいてプラグコネクタ成形工程について説明する。図10は図8に示すインサート成形装置における成形工程を示す断面図であり、後述する図15中のZ−Z線における断面図に相当し、図11は図8に示すインサート成形装置における成形工程及び後処理工程を示す図、図12は図9(a)状態における平面図、図13は図9(c)状態における平面図、図14は図9(d)状態における平面図、図15は図9(e)状態における平面図である。
コンタクト側のオートリール101,102は、コンタクト切断部104へ、連鎖状のAコンタクト170及びBコンタクト180を自動供給する。コンタクト切断装置104は、連鎖状のAコンタクト170,Bコンタクト180をそれぞれ所定長さに切断して、Aコンタクト片17AとBコンタクト片18Bとを形成する。切断されたAコンタクト片17A及びBコンタクト片18Bは、コンタクト分離部のコンタクト片移動機構(図示せず)により、所定個数が所定間隔ごとに載置される。
シェル側のオートリール103は、連鎖状のキャリア12xをシェル切断部107へ供給する。シェル切断部107は連鎖状のキャリア12xをキャリア切断ラインCLに沿って切断してシェル片12Cとする(図7参照)。切断されたシェル片12Cは、シェル分離部108のシェル片移動機構(図示せず)により、所定個数が所定間隔ごとに載置される。
上記のように搬送準備を整えた状態とした後、整列装置109を位置(イ)に待機させる。そして、P&P部105の吸着機構(図示せず)により、シェル分離部108より所定個数のシェル片12Cが吸着され、整列装置109のレールJ,K上に載置される(図9(a)及び図12参照)。このとき、シェル片12Cは、整列装置109のレールKに設けられたシェル位置決めピン55が、シェルキャリア部12fの位置決め孔列5Cの両端部分に位置する位置決め孔51に挿通されることによって位置決めされる。また、このとき、レールJに設けられた位置決めピン75は、シェルキャリア部12fの逃がし孔12hに挿通している。
次に、Aコンタクト片17Aが、コンタクト分離部106より吸着して搬送され、整列装置109のレールJ上に載置される。このとき、Aコンタクト片17Aは、レールJに設けられた位置決めピン75が、Aコンタクト片17AのAキャリア部17fの位置決め孔列7Aの位置決め孔71に挿通されることによって位置決めされ、シェル片12Cのシェルキャリア部12f上に重ねて載置される(図9(b)及び図13参照)。
次に、Bコンタクト片18Bがコンタクト分離部106より吸着して搬送され、整列装置109のレールL上に載置される。このとき、Bコンタクト片18Bは、レールLに設けられた位置決めピン35が、Bコンタクト片18BのBキャリア部18fの位置決め孔列3Bの位置決め孔31に挿通されることによって位置決めされる(図9(c)及び図13参照)。このとき、Bコンタクト片18Bの接触部18dは、図12に示されるシェル片12Cのシェル中間部12eとシェル接続部12gとの間に挿入される。
前述したように、シェル片12C、Aコンタクト片17A及びBコンタクト片18Bのセットが終わると、レールJ,K,Lは、Aコンタクト片17A、Bコンタクト片18B及びシェル片12Cと共に、位置(イ)から位置(ロ)へ移動する。
次に、位置(ロ)の直上で待機しているローダ部110のセットレール118が、位置決めブロック119と共に、整列装置109のレールJ,K,L部分に下降してくる(図9(c)及び図14参照)。この過程において、位置決めブロック119の下端部に設けられたテーパ状の傾斜面119aがレールJとレールLの両端部を押圧し、その間隔を押し広げるので、レールJ,Lはそれぞれ断面方向(図9の紙面左右方向)に移動し、Aコンタクト片17AとBコンタクト片18Bとの間隔がコネクタ完成品の正規間隔に修正される(図9(d)及び図14参照)。前述した相対位置の変更により、図14に示すように、Aコンタクト片17Aの位置決め孔列8Aと、シェル片12Cの位置決め孔列6Cとが一致するように構成されている。
このとき、レールKは、位置決めピン55によりシェル片12Cを保持したままの状態を保つので、その位置は変化しないが、Aコンタクト片17Aは、レールJの位置決めピン75によってレールJに固定されているので、レールJと共に移動する。即ち、シェル片12Cの下部に位置するレールJはAコンタクト片17Aを伴ってスライド移動する。なお、前記スライド移動の際に、Aコンタクト片17Aをスムーズに移動させると共に、Aコンタクト片17Aとシェル片12Cとが擦れ合って損傷するのを防止するため、セットレール118の下降端にストッパ(図示せず)を設け、レールJとの間に上記移動を妨げない微小間隙を確保することが望ましい。
Aコンタクト片17Aがスライド移動する際、Aコンタクト片17AとレールJとの間にシェル片12Cを挟持し、位置決めピン75がAコンタクト片17Aの位置決め孔71及びシェル片12Cの逃がし孔12hを挿通した状態に保たれるが、シェル片12Cの逃がし孔12hはスライド移動方向に広がった長円形状であるため、前記スライド移動時においてもシェル片12Cは所定位置に保持される。なお、逃がし孔12hは、その内部に挿通された位置決めピン75の移動が可能であればよいので、長円形状以外の形状とすることもできる。
前記スライド移動により、Aコンタクト片17AとBコンタクト片18Bとの間隔がコネクタ完成品の正規間隔に移動された後、図10(a)及び図15に示すように、ローダ部110のセットレール118に設けられた位置決めピン85が、Aキャリア部17fの位置決め孔列8Aの位置決め孔81と、シェルキャリア部12fの位置決め孔列6Cの位置決め孔65に挿通され、コンタクト片17Aとシェル片12Cの位置決めが行われ、同じく、セットレール118に設けられた位置決めピン45がBキャリア部18fの位置決め孔列4Bの位置決め孔41に挿通され、コンタクト片18Bの位置決めが行われる。
次に、ローダ部110に設けられた吸着機構(図示せず)を作動させ、セットレール118に設けられた吸着孔(図示せず)にてAキャリア部17f、Bキャリア部18f、及びシェルキャリア部12fの平面部分(孔の無い部分)を吸引することにより、Aコンタクト片17A、Bコンタクト片18B及びシェル片12Cを吸着保持して金型装置111(図8参照)へ搬送する(図10(a)及び図15参照)。
次に、図10(b)に示すように、ローダ部110(図8参照)のセットレール118により、Aコンタクト片17A、Bコンタクト片18B及びシェル片12Cは、位置(ハ)まで搬送され、下金型111bの所定位置に位置決め、セットされる。このとき、図10(c)に示すように、下金型111bの位置決めピン86がシェル片12Cの位置決め孔62及びAコンタクト片17Aの位置決め孔82に挿通されるとともに、位置決めピン46がBコンタクト片18Bの位置決め孔42に挿通されることにより、これらの部材の位置が決まる。
Aコンタクト片17A、Bコンタクト片18B、及びシェル片12Cが下金型111bの所定位置にセットされた後、下金型111bに設けられたコンタクトガイド112が図10(b)の中心部に向かって前進する。そして、コンタクトガイド112が所定位置で停止、下降して、コンタクト片17A、コンタクト片18B及びシェル片12Cを押えた後(図10(b)中の矢線参照)、前述した吸着保持を解除して、ローダ部110が所定の位置(ロ)に戻る。このように、コンタクトガイド112が各コンタクト片を押さえ込むので、ローダ部110が戻る際にも、確実な受渡しが可能であり、このような極小のインサート部材をセットするときは特に優れた効果が得られる。このようなコンタクトガイド112は、金型若しくはその周辺に設けたシリンダなどの駆動機器を用いて動作させても良いし、金型のエジェクト機構に連動して動作させても良い。
そして、図10(d)に示すように、上金型111aと下金型111bとによって型締めを行った後、公知の射出成形装置(図示せず)によって溶融樹脂を充填し、絶縁ハウジング15が形成される。この後、上下金型の型開きが行われ、アンローダ部128が位置(ハ)に進入し、前述したコンタクトガイド112の押さえ込みを解除した後、アンローダ部128が成形後の半製品(成形品10x)を受け取り、後処理を行うために、位置(ニ)へ搬送する。このとき、Aキャリア部17fの位置決め孔列8Aと、Bキャリア部18fの位置決め孔列4Bと、シェルキャリア部12fの位置決め孔列6Cと、が位置決め孔として使用される。なお、射出成形の際に形成される不要なランナ(図示せず)は、ランナ取り出しロボット113によって回収される。
図11(a)に示すように、絶縁ハウジング15が形成された成形品10xは、図8に示すコンベア114に搬送された後、後工程装置を構成するキャリア折り装置116まで搬送され、Aキャリア部17f、Bキャリア部18f、及びシェルキャリア部12fがそれぞれ切断分離され、図11(b)に示す状態となる。この場合、Aキャリア部17f、Bキャリア部18f、及びシェルキャリア部12fは図11(b)に示す切断位置A,B,Cにて折り取り、切断分離される。具体的には、Bコンタクト折り装置116aでBキャリア部18fが折り取られ、Cキャリア折り装置116bでシェルキャリア部12fが折り取られ、Aキャリア折り装置116cでAキャリア部17fが折り取られる。
本実施形態においては、図13に示すように、シェル片12Cのシェルキャリア部12fの長手方向の両端付近を、Aキャリア部17fの長手方向の両端より突出させているため、これらの両端付近を治具で把持若しくは押圧することにより、Aキャリア部17f、Bキャリア部18f、及びシェルキャリア部12fを折り取ることができる。
この後、プラグコネクタとしての導通、短絡、耐電圧などの検査を経た後、画像処理装置に搬送され、特定部位の寸法が測定される。なお、検査工程及び計測工程は、コネクタの種類、仕様などに合わせて必要なものを用いることができる。最後に、カバー取り付け及び複数の同軸ケーブル11の結線が行われ、プラグコネクタ10(図1参照)が完成する。
なお、本実施形態では、コンタクト供給装置は、コンタクト側のオートリール101,102、コンタクト切断部104、コンタクト分離部106、P&P部105からなり、シェル供給装置については、シェル側のオートリール103、シェル切断部107、シェル分離部108、P&P部105より構成されたものとしたが、整列装置109への供給形態は、これに限定されるものではなく、整列装置の所定位置へ各部材が供給されるものであれば、その形態を問わない。また、本実施形態では、プラグコネクタのコンタクトが2列並行に配列されたものをインサート成形する例としたが、コンタクトの配列については、単列でも良く、リセプタクルコネクタの製造についても適用可能である。
上述したように、本実施形態のインサート成形装置100は、シェル片12C、Aコンタクト片17A及びBコンタクト片18Bを搬送しながらシェル片12CとAコンタクト片17Aの相対位置が変更可能であるため、製造工程の簡素化、高速化を図ることができる。また、Aコンタクト片17Aの接触部17dとシェル片12Cの接触部12dとを並列させた状態で位置決めすることができるため、コネクタの低背化、小型化にも対応可能である。
また、整列装置109は、Aコンタクト片17AとBコンタクト片18Bとを、それぞれの接触部17d,18dを並列させた状態で配列可能であるため、従来のコネクタよりも高密度のコネクタの製造が可能である。
一方、金型装置111は、Aキャリア部17f,Bキャリア部18fに複数の接触部17d,18dが略L字状に形成された二種類のコンタクト片(Aコンタクト片17A及びBコンタクト片18B)を、接触部17d,18dが千鳥状に交差するように配列した状態でインサート成形可能である。このため、従来のコネクタより高密度かつ小型化したコネクタの製造が可能である。
また、シェル片12Cに形成されたシェルキャリア部12fに搬送時の位置決めを行うシェル位置決め孔列5Cの一部に逃がし孔12hを設け、一方のAコンタクト片17AのAキャリア部17fに搬送時の位置決めを行う位置決め孔列7Aを設け、シェルキャリア部12fとAキャリア部17fとを重ね合わせて搬送可能とし、さらに、移動機構により、前記各キャリア部の相対位置を変更可能としている。これにより、シェル片12CとAコンタクト片17Aとが重なり合った状態でのインサート成形が可能となるため、搬送機構をさらに簡素化するとともに、サイクルタイムを短縮することができる。
さらに、シェル片12C、Aコンタクト片17c及びBコンタクト片18Bの位置決め手段を孔形状としているため、極めて簡素な形状でありながら、より確実な位置決めが可能である。
本発明のインサート成形装置及びインサート成形方法は、電気コネクタの製造業の分野において広く利用することができる。
プラグコネクタを示す正面斜視図である。 リセクタプルコネクタを示す正面斜視図である。 図1に示すプラグコネクタの一部省略正面斜視図である。 図3に示すプラグコネクタの一部省略底面斜視図である。 (a)は図3におけるX−X線断面図、(b)は図3におけるY−Y線断面図である。 Aコンタクト片及びBコンタクト片を示す平面図である。 シェル及びシェルキャリア部などを示す平面図である。 本発明の実施の形態であるインサート成形装置の概略構成を示す平面図である。 図8に示すインサート成形装置における搬送工程を示す断面図である。 図8に示すインサート成形装置における成形工程を示す断面図である。 図8に示すインサート成形装置における成形工程及び後処理工程を示す図である。 図9(a)状態における平面図である。 図9(c)状態における平面図である。 図9(d)状態における平面図である。 図10(a)状態におけるG−G線平面図である。
符号の説明
10 プラグコネクタ
10a コネクタ本体
10x 成形品
11 同軸ケーブル
12 シェル
12C シェル片
12d シェル接触部
12e シェル中間部
12f シェルキャリア部
12g シェル接続部
12h 逃がし孔
13 導電性カバー
14 グランド接続片
15 絶縁ハウジング
16 カバー接触部
17 Aコンタクト
17d 接触部
17e 端子部
17f Aキャリア部
17A Aコンタクト片
18 Bコンタクト
18d 接触部
18e 端子部
18f Bキャリア部
18B Bコンタクト片
19 嵌合凸部
20 リセクタプルコネクタ
20a コネクタ本体
21 導電性シェル
22 グランド接触片
23 グランド接触部
24 グランド接続片
25 絶縁ハウジング
26 ホールドダウン
27 Aコンタクト
28 Bコンタクト
29 嵌合凹部
30 グランド接触ばね
31,41,42,62,65,71,81,82 位置決め孔
35,45,75,85 位置決めピン
100 インサート成形装置
101,102,103 オートリール
104 コンタクト切断部
105 P&P部
106 コンタクト分離部
107 シェル切断部
108 シェル分離部
109 整列装置
110 ローダ部
111 金型装置
111a 上金型
111b 下金型
112 コンタクトガイド
113 ランナ取り出しロボット
114 コンベア
115 搬送装置
116 キャリア折り装置
116a Bコンタクト折り装置
116b Cキャリア折り装置
116c Aキャリア折り装置
117 搬送バー
118 セットレール
119 位置決めブロック
128 アンローダ部
170 Aコンタクト
180 Bコンタクト

Claims (10)

  1. シェル片を供給するシェル供給装置と、複数の接触部及びキャリア部を有する連鎖形状のコンタクト片を供給するコンタクト供給装置と、前記シェル片と前記コンタクト片とを重ね合わせる整列装置と、前記整列装置において重ね合わせられた前記シェル片及び前記コンタクト片を金型まで搬送する搬送装置と、前記シェル片及び前記コンタクト片を前記金型内に位置決めしてインサート成形する金型装置と、を備え、電気コネクタの製造に用いられるインサート成形装置であって、
    重ね合わせられた前記シェル片及び前記コンタクト片を前記整列装置から金型装置に搬送するに、前記シェル片と前記コンタクト片との相対位置を変更する移動機構を設けたことを特徴とするインサート成形装置。
  2. 前記整列装置が、二種類のコンタクト片を、それぞれの接触部を並列させて配列可能である請求項1記載のインサート成形装置。
  3. 前記金型装置が、前記キャリア部と複数の接触部とが略L字状部に形成された二種類の前記コンタクト片を、前記接触部が千鳥状に交差するように配列した状態でインサート成形可能である請求項1または2記載のインサート成形装置。
  4. 前記シェル片に形成されたシェルキャリア部に搬送時の位置決めを行うシェル位置決め部を設け、少なくとも一方の前記コンタクト片のキャリア部に搬送時の位置決めを行うキャリア位置決め部を設け、前記搬送装置は前記シェルキャリア部と前記キャリア部とを重ね合わせて搬送可能であって、
    前記シェルキャリア部と前記キャリア部とは、前記移動機構によって相対位置が変更可能である請求項2または3記載のインサート成形装置。
  5. 前記シェル位置決め部及び前記キャリア位置決め部が孔形状であって、前記シェル位置決め部の孔形状の一部に逃がし孔を設けている請求項4記載のインサート成形装置。
  6. シェル供給装置から供給されるシェル片と、コンタクト供給装置から複数の接触部及びキャリア部を有する連鎖形状で供給されるコンタクト片と、を重ね合わせる整列工程と、
    前記整列工程において重ね合わせられた前記シェル片及び前記コンタクト片を搬送する搬送工程と、
    前記シェル片及び前記コンタクト片を金型内に位置決めしてインサート成形する成形工程と、を備え、電気コネクタの製造に用いられるインサート成形方法であって、
    前記搬送工程において、重ね合わせられた前記シェル片及び前記コンタクト片を前記金型に搬送する前に、前記シェル片と前記コンタクト片との相対位置を変更することを特徴とするインサート成形方法。
  7. 前記整列工程において、二種類のコンタクト片をそれぞれの接触部を並列させて配列する請求項6記載のインサート成形方法。
  8. 二種類の前記コンタクト片のキャリア部と複数の接触部とが略L字状に形成され、前記接触部が千鳥状に交差するように前記コンタクト片を配列した状態でインサート成形する請求項7記載のインサート成形方法。
  9. 前記シェル片に形成されたシェルキャリア部に搬送時の位置決めを行うシェル位置決め部を設け、少なくとも一方の前記コンタクト片のキャリア部に搬送時の位置決めを行うキャリア位置決め部を設け、前記搬送工程において前記シェルキャリア部と前記キャリア部とを重ね合わせて搬送する途中に前記シェルキャリア部と前記キャリア部との相対位置の変更を行う請求項7〜8のいずれかに記載のインサート成形方法。
  10. 前記シェル位置決め部及び前記キャリア位置決め部を孔形状とし、前記シェル位置決め部の孔形状の一部を逃がし孔とした請求項9記載のインサート成形方法。
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