JP4771454B2 - 板金加工装置及びその方法 - Google Patents
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Description
側板52側に配置された単一モータMと、
ラム50又は側板52に設けられた一方のねじ部材4と側板52又はラム50に設けられた他方のねじ部材3により構成され、前記一方のねじ部材4と他方のねじ部材3から成る双方のねじ部材4、3が螺合しているねじ機構2と、
ラム50の高速駆動に対応して、単一モータM側と双方のねじ部材4、3側を接続し、ラム50の低速駆動に対応して、単一モータM側と一方のねじ部材4側を接続すると共に他方のねじ部材3側を遮断し、
或いは、ラム50の高速駆動に対応して、単一モータM側と双方のねじ部材3、4側を接続し、ラム50の低速駆動に対応して、単一モータM側と他方のねじ部材3側を接続すると共に一方のねじ部材4側を遮断する断続機構5と、
上記単一モータM側に結合された原動軸としての伝動車6(9)と、ラム50のねじ部材4(3)側に結合された従動軸としての伝動車9(6)を有すると共に、両伝動車6(9)、9(6)がリンク機構12の両端部に回転自在に支持され、該両伝動車6(9)、9(6)とリンク機構12の中央部に回転自在に支持されている他の伝動車7、8には巻掛媒介部材10、11が掛けられることにより、該両伝動車6(9)、9(6)が連結されている巻掛伝動機構1から成るラム駆動手段を有することを特徴とする板金加工装置、及び
請求項9に記載したように、上記請求項1記載の板金加工装置を使用する板金加工方法であって、
単一モータM側と双方のねじ部材4、3側を接続し、該双方のねじ部材4、3を回転させることにより、ラム50を高速駆動させて、金型P、Dどうしを高速接近させ、その後、単一モータM側と一方のねじ部材4側を接続すると共に他方のねじ部材3側を遮断し、該一方のねじ部材4のみを回転させることにより、ラム50を低速駆動させて、金型P、Dどうしを低速接近させ、ワークWを曲げ加工し、
或いは、単一モータM側と双方のねじ部材3、4側を接続し、該双方のねじ部材3、4を回転させることにより、ラム50を高速駆動させて、金型P、Dどうしを高速接近させ、その後、単一モータM側と他方のねじ部材3側を接続すると共に一方のねじ部材4側を遮断し、該他方のねじ部材3のみを回転させることにより、ラム50を低速駆動させて、金型P、Dどうしを低速接近させ、ワークWを曲げ加工することを特徴とする板金加工方法法という技術的手段が講じられた。
図1は、本発明の実施形態を示す全体図である。
(1)−A 高速下降時
この場合には、前記クラッチブレーキ5(図2)を作動して、クラッチをオン、ブレーキをオフすることにより、単一モータM側を、ナット4側とボールねじ3側の双方に接続させる。
(1)−B 低速下降時
そして、高速下降するパンチPが、ワークWとの距離ほぼ8mmの位置のピンチングポイント直前の位置ZO に到達したときに(図5のt2)、前記クラッチブレーキ5(図2)を再度作動して、今度は、クラッチをオフ、ブレーキをオンすることにより、単一モータM側をボールねじ3側から遮断する。
この間、低速下降するパンチPが、ピンチングポイントに到達してワークWと接触すると、ダイD上のワークWが加圧されて曲げ加工が開始され、ラム50が下限位置に到達して速度がゼロの状態が一定時間継続し、曲げ加工が終了する(図5のt3〜t4)。
前記曲げ加工が終了すると(図5のt4)、クラッチブレーキ5(図2)を作動して、当初の前記(1)−Aで説明した高速下降時と同様に、クラッチをオン、ブレーキをオフすることにより、単一モータM側を、ナット4側とボールねじ3側の双方に接続させる。
2 ねじ機構
3、4 ねじ部材
5 断続機構
6、9 外側プーリ
7、8 内側プーリ
10、11 ベルト
12 リンク機構
13、14 減速機
15 対向端部
50 ラム
51 下部テーブル
52 側板
D ダイ
M 単一のモータ
P パンチ
W ワーク
Claims (10)
- 側板側に配置された単一モータと、
ラム又は側板に設けられた一方のねじ部材と側板又はラムに設けられた他方のねじ部材により構成され、前記一方のねじ部材と他方のねじ部材から成る双方のねじ部材が螺合しているねじ機構と、
ラムの高速駆動に対応して、単一モータ側と双方のねじ部材側を接続し、ラムの低速駆動に対応して、単一モータ側と一方のねじ部材側を接続すると共に他方のねじ部材側を遮断し、
或いは、ラムの高速駆動に対応して、単一モータ側と双方のねじ部材側を接続し、ラムの低速駆動に対応して、単一モータ側と他方のねじ部材側を接続すると共に一方のねじ部材側を遮断する断続機構と、
上記単一モータ側に結合された原動軸としての伝動車と、ラムのねじ部材側に結合された従動軸としての伝動車を有すると共に、両伝動車がリンク機構の両端部に回転自在に支持され、該両伝動車とリンク機構の中央部に回転自在に支持されている他の伝動車には巻掛媒介部材が掛けられることにより、該両伝動車が連結されている巻掛伝動機構から成るラム駆動手段を有することを特徴とする板金加工装置。 - 上記ねじ機構を構成する一方のねじ部材は、ナットにより、他方のねじ部材は、ボールねじによりそれぞれ構成されている請求項1記載の板金加工装置。
- 上記断続機構は、クラッチブレーキにより構成されている請求項1記載の板金加工装置。
- 上記巻掛伝動機構は、伝動車がプーリにより、巻掛媒介部材がベルトによりそれぞれ構成されたベルト・プーリ機構から成り、該ベルト・プーリ機構は、ベルトが掛けられた外側プーリと内側プーリをそれぞれ有する第1機構と第2機構により構成され、該第1機構と第2機構は、リンク機構を構成する第1リンク部材側と第2リンク部材側にそれぞれ設けられいる請求項1記載の板金加工装置。
- 上記リンク機構を構成する第1リンク部材の外側端部と第2リンク部材の外側端部は、リンク機構全体の互いに接近離反自在な一方の端部と他方の端部を構成し、該一方の端部と他方の端部は、ベルト・プーリ機構を構成する第1機構の外側プーリと第2機構の内側プーリにそれぞれ回転自在に支持され、上記リンク機構を構成する第1リンク部材の内側端部と第2リンク部材の内側端部は、リンク機構全体の互いに向き合っている対向端部を構成し、該対向端部の反対側には、ベルト・プーリ機構を構成する第1機構の外側プーリと第2機構の内側プーリがそれぞれ回転自在に支持されていると共に、両内側プーリが同軸結合されている請求項4記載の板金加工装置。
- 上記第1機構の外側プーリは、ベルト・プーリ機構全体の一方の外側プーリを構成することにより、原動軸又は従動軸となり、第2機構の外側プーリは、ベルト・プーリ機構全体の他方の外側プーリを構成することにより、従動軸又は原動軸となる請求項4、又は5記載の板金加工装置。
- 上記ナットがラムに、ボールねじが側板にそれぞれ設けられている場合には、ベルト・プーリ機構全体の一方の外側プーリと他方の外側プーリが原動軸と従動軸となり、原動軸としての一方の外側プーリは、単一モータに結合されていると共に、クラッチブレーキを介してボールねじに結合され、従動軸としての他方の外側プーリは、ナットに結合されている請求項1、2、3、4、5、又は6記載の板金加工装置。
- 上記ナットが側板に、ボールねじがラムにそれぞれ設けられている場合には、ベルト・プーリ機構全体の一方の外側プーリと他方の外側プーリが従動軸と原動軸となり、従動軸としての一方の外側プーリは、ボールねじに結合され、原動軸としての他方の外側プーリは、クラッチブレーキを介して単一モータに結合され、該単一モータは、ナットに結合されている請求項1、2、3、4、5又は6記載の板金加工装置。
- 上記請求項1記載の板金加工装置を使用する板金加工方法であって、
単一モータ側と双方のねじ部材側を接続し、該双方のねじ部材を回転させることにより、ラムを高速駆動させて、金型どうしを高速接近させ、その後、単一モータ側と一方のねじ部材側を接続すると共に他方のねじ部材側を遮断し、該一方のねじ部材のみを回転させることにより、ラムを低速駆動させて、金型どうしを低速接近させ、ワークを曲げ加工し、
或いは、単一モータ側と双方のねじ部材側を接続し、該双方のねじ部材を回転させることにより、ラムを高速駆動させて、金型どうしを高速接近させ、その後、単一モータ側と他方のねじ部材側を接続すると共に一方のねじ部材側を遮断し、該他方のねじ部材のみを回転させることにより、ラムを低速駆動させて、金型どうしを低速接近させ、ワークを曲げ加工することを特徴とする板金加工方法。 - 上記曲げ加工終了後、再度単一モータ側をラム及び側板の双方のねじ部材側に接続し、該双方のねじ部材を逆回転させることにより、ラムを逆方向に高速駆動させて、金型どうしを高速離反させる請求項9記載の板金加工方法。
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JP2005072448A JP4771454B2 (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | 板金加工装置及びその方法 |
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