JP4771418B2 - 中通し竿 - Google Patents

中通し竿 Download PDF

Info

Publication number
JP4771418B2
JP4771418B2 JP2006123285A JP2006123285A JP4771418B2 JP 4771418 B2 JP4771418 B2 JP 4771418B2 JP 2006123285 A JP2006123285 A JP 2006123285A JP 2006123285 A JP2006123285 A JP 2006123285A JP 4771418 B2 JP4771418 B2 JP 4771418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
fishing line
fishing
male
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006123285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007289119A (ja
Inventor
聖比古 松本
孝文 原田
健治 山澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2006123285A priority Critical patent/JP4771418B2/ja
Publication of JP2007289119A publication Critical patent/JP2007289119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4771418B2 publication Critical patent/JP4771418B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fishing Rods (AREA)

Description

本発明は、リールから繰り出した釣り糸を元竿の釣り糸導入口から竿体内部に挿通した中通し竿に関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、元竿10に釣り糸導入ガイド13を備え、元竿10に開設した釣り糸導入口14より通した釣り糸を穂先竿である中竿3の先端から導出するようにした中通し竿が知られている。この中通し竿の内面は元竿から穂先竿の先端まで滑らかな截頭円錐形である。
特開2005−125504号公報(図2)
特許文献1に示された中通し竿では、釣り糸をセットしたまま中竿を収納すると、中竿の外周に釣り糸が巻きついたりして纏わり付いたりすることがある。このような状態で竿を伸ばすと、元竿の内面と中竿の外面との間に糸が噛み込む糸噛み現象を起こすことがあり、このような事態が生じると中竿の所定位置への引き出しや糸の引き出しができなくなる不都合がある。
本発明の目的は、釣り糸をセットしたまま中竿を収納したとしても再度中竿を引き出すときに糸噛み現象の生じない中通し竿を提供することにある。
〔第1発明の構成〕
請求項1に係る発明(第1発明)は、リールからの釣り糸が竿体内部を挿通する中通し竿であって、元竿内部における竿尻付近に多数の雄型突起を設けてあり、前記雄型突起を元竿の竿尻付近の内周面又は元竿の竿尻端部の開口に装着する尻栓の内端面に形成し、前記尻栓の内端面に形成してある雄型突起は尻栓の内端面に接着したフック型面ファスナーで構成した点にある。
〔作用〕
釣り糸を竿体内部に挿通して中竿を伸ばした状態から釣り糸をセットしたまま中竿を収納する。この状態では、リールから引き出された釣り糸は元竿の釣り糸導入口より元竿の竿尻方向に向かい中竿の竿尻の開口から穂先竿先端の導出口から外部に導出された状態になっている。この状態で釣り糸が中竿の外周に巻きついていると、従来構造のものでは、中竿を引き出すときに釣り糸が中竿外周に纏わり付いた状態で引き出されるように移動し、中竿が引き出されるに従って元竿の内径が徐々に小さくなっていることから遂には、中竿外周に纏わり付いていた釣り糸が元竿の内周面との間で噛み込む糸噛み現象を起こす不都合があるが、本発明においては、元竿内部における竿尻付近に多数の雄型突起を設けてあるから、中竿を元竿内に収納してある状態で、中竿の竿尻の開口から出ている釣り糸は元竿の竿尻付近の内面に設けてある雄型突起に係止された状態となっている。この状態から中竿を引き出すと、元竿内周面と中竿外周面との間で弛んだ状態で中竿の外周に纏わり付いている釣り糸に対してテンションが掛かり、中竿の引き出しに伴って中竿に対する纏わり付きが解消される。従って、中竿を引き出す際に釣り糸が元竿との間で噛み込むことがなく、中竿を良好に引き出しセッティングできる。
〔発明の効果〕
従って、本第1発明によれば、釣り糸をセットしたまま中竿を収納して、再度中竿を引き出して釣りをするときに、釣り糸が竿の内部で噛み込んだり、もつれたりすることなく中竿を引き出すことができるから、そのまま釣り作業に移行することができるので、快適な釣りを楽しむことができる。
〔作用効果〕
雄型突起を元竿の竿尻端部の開口に装着する尻栓の内端面に形成した場合は、中竿を収納したときに中竿の竿尻端部の開口から出ている釣り糸が中竿の自重によって雄型突起側に押圧されて該雄型突起に確実に係止される。
したがって、請求項1に記載の作用及び効果を確実に発揮することができる。
雄型突起を元竿の竿尻付近の内周面に形成した場合は、中竿を収納したときにその自重で釣り糸が雄型突起側に押圧されて該雄型突起に係止される。一端係止された釣り糸は、雄型突起が釣り糸の引張方向に設けられる前記尻栓に設けた場合よりも離脱し難いから、中竿を引き出すときに、中竿の外周に纏わり付いている釣り糸に対して強くテンションが掛かり、中竿の引き出しに伴って中竿に対する纏わり付きが確実に解消される。従って、中竿を引き出す際に釣り糸が元竿との間で噛み込むことがなく、中竿を良好に引き出しセッティングできる。
したがって、請求項1に記載の作用及び効果を確実に発揮することができる。
〔作用効果〕
フック型(雄型)の面ファスナーは、釣り糸をそれに押圧することにより、確実に釣り糸を係止することができるから、製造コストが安く、安価に提供することができながら、請求項1の作用効果を確実に期待できる。
海釣り、磯釣り等に使用される中通し竿Aについて説明する。
図1に示すように、穂先竿1、中間竿2、元上竿3(以下、これら穂先竿1、中間竿2、元上竿3を中竿1,2,3と総称する)及び元竿4を伸縮自在に挿嵌して振出し型の中通し竿Aを構成する。元竿4はリール5を取り付けたリールシート6を備えており、元竿4の外面に取り付けた糸導入ガイド7に形成したガイド孔8から送り込んだ釣り糸9を元竿4に形成した釣り糸導入口10から挿入して元竿4の内部及び中竿1,2,3の内部に形成した糸案内経路11を介して穂先竿1の先端の竿先導出口から竿外に送り出すように構成してある。
図2に示すように、糸導入ガイド7は元竿4の竿体12の竿先側寄りの外面に取り付けられ、糸導入ガイド7に対抗した部位に形成した前記導入口10の開口縁に耐磨耗性の長円形のセラミックリング13を備えて、釣り糸9の導入口10に対する接触抵抗を緩和し、釣り糸9が円滑に繰出せるようにしてある。
前記複数本の中竿1,2,3のうち、元上竿3は元竿4に伸縮自在に連結され、中間竿2は元上竿3に伸縮自在に連結され、穂先竿1は中間竿2に伸縮自在に連結されている。
これらの竿は、ガラス繊維や炭素繊維を含有する樹脂製のプリプレグ素材を芯材に巻回して焼成し、竿尻側ほど大径となる截頭円錐形の筒状に成形される。
元上竿3については、図2に示すように、元竿4の内部に位置している竿尻側端部に底栓14を設けるとともに、この底栓14には元上竿3の内部と元竿4の竿体12内部とを連通させる貫通孔15を設けてある。
元竿4、元上竿3、中間竿2、穂先竿1のそれぞれの内部空間及び元上竿3の前記底栓14の貫通孔15が、釣り糸9の通路としての糸案内径路11になっている。
中通し竿Aは、図1に示す如くリール5及び釣り糸9を装着して使用する。リール5から繰り出された釣り糸9が糸導入ガイド7のガイド孔8を通って元竿4の釣り糸導入口10に至り、この釣り糸導入口10から元竿4の竿先側の内部を挿通して元上竿3の前記底栓14に至り、この底栓14の貫通孔15から元上竿3、中間竿2、穂先竿1の内部を挿通して穂先竿1の先端の導出口から竿外に出るように釣り糸9を装着して使用する。
図2に示すように、元竿4の竿尻には、尻栓16を螺合してある。図2及び図4に示すように尻栓16は大径部17とネジ部18とゴム部19と雄型面ファスナー20とから成る。大径部17とネジ部18とは樹脂又はアルミニュームで一体に形成してある。ゴム部19は中竿1,2,3を元竿4内に自重落下させたときのための緩衝部材として機能させるもので、ネジ部18の端面に接着材にて接着してある。雄型面ファスナー20は中竿1,2,3を引き出すときの元上竿3の外周に纏わり付いた釣り糸9の糸絡みを防止するためのもので、ゴム部19に接着材を介して接着してある。
フック型(雄型)面ファスナー20としては、株式会社クラレのマジックテープ(登録商標名)を用いることができる。
元竿4から引き出した中竿1,2,3を収納するときは、釣り糸9をセットしたまま、元上竿3を元竿4内に、中間竿2を元上竿3内に、穂先竿1を中間竿2内にそれぞれ収納する。釣り糸9を取付けたまま中竿1,2,3を元竿4内に収納すると、リール5から引き出されている釣り糸9は元竿4の釣り糸導入口10より元竿4の竿尻方向に向かい元竿4内に収納された元上竿3の竿尻の底栓14の貫通孔15を通って穂先竿1の先端の導出口から外部に導出された状態になっている。
元上竿3の底栓14の貫通孔15からその外周面を伝って元竿4の釣り糸導入口10に至るまでの釣り糸9は、元竿4内で元上竿3が何らかの原因で回転したりすると釣り糸9が元上竿3の外周に巻きつくことがある。特に、釣り糸9や竿が濡れていると竿外周に釣り糸9がくっつきやすい。この状態にあるときに元上竿3を引き出すと元竿4内の釣り糸Lが元上竿3の外周に纏わり付いた状態で引き出されるように移動する。
図3に示すように、元竿4の竿尻の尻栓16の内端面に多数の雄型突起としてのフック状の雄型突起を多数植設した面ファスナー20を設けてあるので、元上竿3の竿尻から外方に導出された釣り糸9は元上竿3の自重等で雄型面ファスナーのフックに引っ掛っているため、元上竿3が引き出されるに従って、元上竿3に纏わり付いていた釣り糸9が、引っ張られた状態となって釣り糸9にテンションが掛かり、元上竿3に纏わり付いていた釣り糸9が元上竿3から引き出されて絡みつきが解消されるので、釣り糸9が元竿4と元上竿3の間に噛み込むことなく元上竿3を引き出してセッティングすることができる。従って、釣り糸9が竿間に噛み込むことの煩わしさもなく、快適に釣りを楽しむことができる。
〔別実施形態〕
上記の実施形態では、雄型突起としてのフック型面ファスナー20を尻栓16に設けたが、図5に示すように、フック型面ファスナー20を元竿4の竿尻付近の内周に貼着して、尻栓端面と元竿4の竿尻内周面との両方に設けてもよい。
又、尻栓16には設けずに、元竿4の竿尻付近の内周面にのみフック型面ファスナー20を貼着してもよい。
雄型突起を元竿4の竿尻付近の内周に設ける場合は、元竿内周面から径方向中心側に突出して元竿4と一体成形された針状突起で構成してもよい。
これらの雄型突起20は元竿4の竿尻付近だけでなく、元竿4の釣り糸導入口10付近にも設けてもよい。
雄型突起に代えて、元竿における竿尻付近の内周表面と尻栓16の内端面、又はこれらのいずれか一方に粘着材を塗着してもよい。塗着手段としては、粘着材を元竿4における竿尻付近の内周表面及び尻栓16の内端面に直接塗着してもよい。又、両面に粘着材を塗着した両面粘着テープを貼着してもよい。
中竿としては穂先竿1だけのものでもよいし、三本を越える数であってもよい。
中通し竿の側面図 元竿の一部拡大縦断面図 (イ)は元竿内に中竿を収納した状態を示す一部拡大縦断面図、(ロ)は中竿を引き出す途中の状態を示す一部拡大縦断面図 尻栓の斜視図 元竿の竿尻付近の別の実施の態様を示す縦断面図
符号の説明
4 元竿
5 リール
9 釣り糸
10 釣り糸導入口
12 竿体
16 尻栓
20 雄型突起

Claims (1)

  1. リールからの釣り糸が竿体内部を挿通する中通し竿であって、元竿内部における竿尻付近に多数の雄型突起を設け
    前記雄型突起を前記元竿の竿尻付近の内周面又は前記元竿の竿尻端部の開口に装着する尻栓の内端面に形成し、
    前記尻栓の内端面に形成してある前記雄型突起は、前記尻栓の内端面に接着したフック型面ファスナーで構成してある中通し竿。
JP2006123285A 2006-04-27 2006-04-27 中通し竿 Expired - Fee Related JP4771418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123285A JP4771418B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 中通し竿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123285A JP4771418B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 中通し竿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007289119A JP2007289119A (ja) 2007-11-08
JP4771418B2 true JP4771418B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=38760363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006123285A Expired - Fee Related JP4771418B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 中通し竿

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4771418B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1014446A (ja) * 1996-06-30 1998-01-20 Daiwa Seiko Inc 振出式中通し釣竿
JP3763616B2 (ja) * 1996-08-12 2006-04-05 株式会社シマノ 振出式中通し竿

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007289119A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6609671B2 (en) Fishing reel spool
WO2005074679A1 (ja) 糸巻
JP4771418B2 (ja) 中通し竿
US20090113785A1 (en) Fish hook
JP2007289118A (ja) 中通し竿
KR200449666Y1 (ko) 낚시 꿰미
JP2005006638A (ja) 釣竿
JP4400826B2 (ja) 振出式の中通し竿
KR200204954Y1 (ko) 낚시줄 풀림 방지용 밴드
CN210610766U (zh) 一种磁吸式伸缩定位中通钓鱼竿
JP6429969B1 (ja) 玉巻糸の絡まり予防具
JPH0775467A (ja) 中通し釣竿
JP2534841Y2 (ja) 中通し竿
JP2003289755A (ja) 玉網の柄
JP3137041U (ja) 釣り具用接続具
JP4151017B2 (ja) ウキ止め用糸結び具
KR200374910Y1 (ko) 낚시 꿰미
JP2623061B2 (ja) 振出式中通し竿
JP2000224943A (ja) 釣り竿及び穂先竿
JP2004173562A (ja) 釣竿
TWM638748U (zh) 具有導引及防止線頭脫落功能之縫線座
JP2004105006A (ja) 中通し竿
JP2002223671A (ja) 糸がらみ防止の釣り竿穂先カバー
JP2007289010A (ja) 釣り竿の穂先構造
JP2011231440A (ja) 連結式毛糸玉ケース

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090303

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110616

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4771418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees