JP4771154B2 - 浮体式免震構造 - Google Patents

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本発明は、液体に挿入した浮体に構造物を支持させて、該構造物に免震性能を付与する浮体式免震構造に関する。
従来、例えば図5に示すように、地盤Gを掘削して構築された免震ピット1に液体2が貯留され、この液体2に構造物Tを挿入し、地震などが発生した時の構造物Tと地盤Gとの水平挙動を同期させないように両者を免震装置3で連結した浮体式免震構造Aがある。この浮体式免震構造Aでは、液体2や免震装置3によって構造物Tの固有周期を例えば地震動の卓越周期帯域から長周期側にずらすことができ、これにより、応答加速度を小さくして地震に対する構造物Tの揺れを抑えることができる。
一方で、地震動によって引き起こされる免震ピット1内の液体2の液面変動は、主要動の終了後もしばらく継続することがあり、この液体2の残存運動によって構造物Tが動揺し続ける可能性もある。また、実際の地震動は、加速度が小さいものの、変位の大きい長周期成分を含む場合があり、このように長周期成分を含む地震動が作用した場合には、免震ピット1内の液体2に対する共振現象によって、スロッシングのような過大な液面変動が生じるおそれもある。
これに対して、この種の浮体式免震構造Aには、例えばスポンジ状の部材や隙間のある石積み構造の部材、格子状に形成された部材、孔の開いた平板などの流体減衰体4を、構造物Tの側壁T1と免震ピット1の側壁1aに挟まれる位置に設置して、液面変動を抑制し、構造体Tに対する減衰効果を付与するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、地震時に引き起こされる液面変動は、構造物Tの側壁T1と免震ピット1の側壁1aの間において鉛直流体運動を伴うことになるが、流体減衰体4を備えた場合には、この鉛直流体運動する液体2に対し抵抗力が負荷され、運動エネルギーの減衰が生じる。これにより、構造物Tの残存動揺や、免震ピット1内に貯留された液体2のスロッシング現象を抑制することができる。
特開2005−61598号公報
一方で、液体2を貯留する免震ピット1を構築せず、例えば港湾や湖沼などの既存の水(液体2)を利用して立地する構造物Tに上記の浮体式免震構造Aを適用した場合、例えば護岸形状が上記の免震ピット1の側壁1aのように垂直に形成されず、凹凸が存在したり、傾斜していたりするため、流体減衰体4を免震ピット1の側壁1aに設ける場合のように好適に施工することが困難になる。この対策として、例えば図6に示すように、護岸形状や海底地形などの影響を回避するように、液体2に挿入した構造物Tの下端(下面)T2に流体減衰体4を設置することも考えられるが、このようにした場合には、流体減衰体4を設置する際に上向き状態での施工を強いられ、また、供用後に流体減衰体4の交換や修復などのメンテナンスが困難になるという問題が生じる。
本発明は、例えば港湾や湖沼などの既存の液体を利用して立地する構造物に対しても、好適に免震性能を付与することが可能な浮体式免震構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の浮体式免震構造は、液体に挿入された浮体と、該浮体の上面から上方に延びた支持部材と、該支持部材によって前記液体の液面よりも上方に支持されていて構造物が上載される基盤と、前記浮体と地盤とを、互いの水平挙動を同期させないように連結する免震装置とを備えた浮体式免震構造において、前記浮体と前記基盤の間に、前記浮体及び地盤の水平挙動に応じて発生する前記液体の運動エネルギーを、該液体を内部に流通させつつ減衰させる流体減衰体が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の浮体式免震構造においては、前記流体減衰体が、前記浮体の上面に取り付けられるとともに、前記浮体が静止した状態で前記液体内に配されていることが望ましい。
本発明の浮体式免震構造によれば、流体減衰体が浮体と基盤の間に設けられていることによって、すなわち、浮体の上方に流体減衰体を設置することによって、液体に挿入した構造物の下面に流体減衰体を設置する浮体式免震構造と比較して、同等の液体の運動エネルギー減衰性能を確保しつつ流体減衰体を容易に設置することができる。また、流体減衰体の交換や修復などのメンテナンスを容易に行なうことができる。これにより、施工性及び維持管理性を向上させることができる。
また、本発明の浮体式免震構造においては、流体減衰体が、浮体の上面に取り付けられるとともに、浮体が静止した状態で液体内に配されていることによって、例えば水面(液面)が潮位変動などの自然現象で上下に変動した場合においても、確実に液体の運動エネルギーを減衰させることが可能になる。
以下、図1を参照し、本発明の一実施形態に係る浮体式免震構造について説明する。本実施形態は、液体に挿入した浮体に構造物を支持させて、該構造物に免震性能を付与する浮体式免震構造に関するものである。
本実施形態の浮体式免震構造(以下、免震構造という)Bは、図1に示すように、例えば港湾や湖沼などの既存の水(液体2)に挿入した浮体10と、浮体10の上面10aから上方に延びた複数の支持部材11と、支持部材11によって液体2の液面2aよりも上方に支持されていて構造物Tが上載される基盤12と、液体2中の地盤Gと浮体10に接続され、これら浮体10(ひいては構造物T)と地盤Gを、互いの水平挙動を同期させないように連結する免震装置3と、浮体10の水平挙動に応じて発生する液体2の運動エネルギーを、この液体2を内部に流通させつつ減衰させる流体減衰体13を備えて構成されている。
ここで、本実施形態においては、免震性能を付与する構造物Tが、例えばマンションやオフィスビルなど居住空間やオフィス空間等の居室機能を有するものとされ、正面視略矩形状に形成されている。なお、本実施形態では、本発明に係る浮体式免震構造Bを例えば港湾や湖沼などの既存の水(液体2)を利用して立地する構造物Tに適用するものとしているが、本発明に係る浮体式免震構造Bは、前述の図5に示すような免震ピット1に貯留した液体2を利用して立地する構造物Tに適用してもよい。
浮体10は、液体2の液面2aと略平行な水平の上面10aを有する盤状に形成されており、上面10aが液面2aよりも下方に配されるように液体2に挿入されている。また、浮体10は、その側端10bと例えば護岸などの壁面G1との間に所定幅の隙間を確保するように設置されている。これにより、地震などによって浮体10が水平方向に移動した場合においても、壁面G1に浮体10が接触して損傷することがない。
免震装置3は、例えばせん断弾性係数の小さいゴムと鋼板を交互に積層したアイソレータであり、液体2内の地盤Gの底面(上面)G2と浮体10の下端10cに上下端のそれぞれが接続されて、浮体10と地盤Gの両者を連結している。また、このように設置した免震装置3は、浮体10が液体2に挿入されているため、主に浮体10と支持部材11と基盤12と構造物Tのそれぞれの荷重を加えた全荷重のうち、浮力で相殺されない鉛直下方向に作用する一部の荷重を支持している。このため、本実施形態の免震装置3は、前記全荷重を支持する一般の免震装置よりも小さく形成されたり、少ない設置数で浮体10、ひいては構造物Tを支持することができる。そして、このような免震装置3は、地震などにより地盤Gが水平変位した際に、地盤Gに対する浮体10ひいては構造物Tの水平挙動を同期させないように弾性変形し、外力を吸収する。
支持部材11は、柱状に形成され、その下端を浮体10の上面10aに繋げ、この上面10aから液体2の液面2aよりも上方に上端が位置するように延出している。また、このように形成した複数の支持部材11が、浮体10上に分散配置されている。さらに、複数の支持部材11は、その上端がそれぞれ、構造物Tが上載される盤状の基盤12の下面に固着して、基盤12及び構造物Tを支持している。
本実施形態の流体減衰体13は、透水性能を有し、内部を流通する液体2に抵抗力を負荷する、例えばスポンジ状の部材や隙間のある石積み構造の部材、格子状に形成された部材、孔の開いた平板などである。また、本実施形態の流体減衰体13は、略平板状に形成され、浮体10の上面10aに下面(下端)13aを当接させた状態で取り付けられている。そして、この流体減衰体13は、浮体10が静止した状態(図1に示す状態)で、且つ例えば液面2が潮位変動などの自然現象で最下方に位置した状態で、その上面(上端)13bの上下方向の位置が液面2aと略同位置となるように設けられている。なお、流体減衰体4は、浮体10が静止した状態で、上面13bが液体2の液面2aよりも上方に配されていてもよく、また、上面13bが液面2aよりも下方に配されていてもよい。
ついで、上記の構成からなる浮体式免震構造Bの作用及び効果について説明する。
地震などが発生した場合、特に長周期成分を含む地震動が作用した場合には、浮体10が水平方向に移動することによって、液体2に鉛直流体運動を伴う液面変動が生じる。このとき、本実施形態においては、浮体10の上面10aに取り付けて浮体10と基盤12の間に介装された流体減衰体13内に、水平振動流を伴う液体2が流通し、この流体減衰体13内部で液体2に対する抵抗力が大きく作用することで、液体2の運動エネルギーが減衰する。そして、流体減衰体13で運動エネルギーが失われた液体2内を水平移動する浮体10に抵抗力が負荷され、その水平方向の変動が抑制される。これにより、浮体10に支持された構造物Tの水平方向の変動が抑制される。
また、このように構成した浮体式免震構造Bにおいては、浮体10と基盤12の間に介装するように、流体減衰体13が浮体10の上面10aに取り付けられるため、従来の構造物Tの下面に流体減衰体4を設置した浮体式免震構造Aと比較して、例えば流体減衰体13を浮体10に載置するように取り付けるという簡易な操作で設置できる。また、例えば供用時に損傷したり、耐用年数が経過して流体減衰体13に交換や修復が必要になった場合においても、やはり流体減衰体13が浮体10と基盤12の間に介装するように設けられていることで、その作業が容易になる。
したがって、本実施形態の浮体式免震構造Bによれば、流体減衰体13が浮体10と基盤12の間に介装されて設けられていることによって、従来の浮体式免震構造Aに対し同等の液体2の運動エネルギーの減衰効果を確保しつつ、容易に流体減衰体13を設置することができ、且つ交換や修復などのメンテナンスを容易に行なうことができる。これにより、施工性及び維持管理性を大幅に向上させることができる。
また、流体減衰体13が、浮体10の上面10aに取り付けられるとともに、浮体10が静止した状態で液体2に挿入されていることによって、水面(液面2a)が潮位変動などの自然現象で上下に変動した場合においても、確実に液体2の運動エネルギーを減衰させることが可能になる。
以上、本発明に係る浮体式免震構造Bの一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、流体減衰体13が浮体10の上面10aの全面に設けられているように図1に図示しているが、例えば浮体10の上面10aに複数の流体減衰体13を所定の間隔をあけて分散配置するように設けてもよい。また、本実施形態では、流体減衰体13が浮体10の上面10aに取り付けられて、その上面13bが、浮体10が静止した状態で液体2の液面2aと略同位置となるように配設されているものとしたが、例えば上面13bが基盤12の下面に達するように形成されていてもよい。また、上面13bを基盤12の下面に取り付けて、その下面(下端)13a側を液体2内に挿入して設けてもよく、この場合には、本実施形態に示した浮体式免震構造Bよりも流体減衰体13の施工性が劣ることになるが、従来の構造物Tの下面に流体減衰体を具備する浮体式免震構造Aと比較した場合には、大幅に施工性やメンテナンス性に優れる。
さらに、本実施形態では、構造物Tが上載される基盤12が、柱状の複数の支持部材11で支持されているものとしたが、支持部材11は、特にその形状や配置、数を限定する必要がない。
以下に、本発明の実施例を図2から図4を参照して具体的に説明する。但し、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
本実施例は、「パーシャルフロート免震構造に関する研究−その5 掘割側面に設置した流体減衰体による減衰性能の評価:日本建築学会大会学術講演梗概集2004」に記載された断面2次元の浮体動揺解析モデル(免震性能評価モデル)を利用して、本発明の浮体式免震構造Bを備えることによる構造物Tの免震性能の向上が可能であるか否かをシミュレーションして確認したものである。具体的に、本実施例では、液体2が、図2に示すように、免震ピット1に貯留されているものとし、実施形態による浮体式免震構造B、すなわち浮体10の上面10aに流体減衰体13を備えた図1に示した浮体式免震構造Bと、該浮体式免震構造Bから流体減衰体13を除いた浮体式免震構造とに対して、それぞれ構造物Tの免震性能のシミュレーションを行って、浮体10と基盤12との間に流体減衰体13を設けた場合に構造物Tの免震性能を向上させることが可能であるかを確認している。
はじめに、シミュレーションの解析条件について説明する。
このシミュレーションでは、構造物Tに作用する外力として、免震装置3から伝わる地震動に加え、免震ピット1内の液体2の流体運動による流体力(液体2の抵抗力)を考慮しており、流体運動の解析には境界要素法を用い、構造物Tの運動方程式とともに時間発展により数値的に解を求めている。
また、流体減衰体13には、細い線状の部材が複数絡み合って形成された透水体を想定しており、この流体減衰体13内に流通する液体2に作用する抵抗力Fを次式で算出している。
F=1/2×ρ×C×d×l×|U|×U
ここで、ρは流体(液体)密度、Cは抵抗係数(=1)、dは流体減衰体を構成する線状の部材の太さ、Uは浮体の水平方向速度である。また、lは、流体減衰体を構成する複数の線状の部材を1本の円柱に見立てた場合の見掛けの長さであり、空隙率λと設置部分の体積Wによって次式のように表される。
=4/π×((1−λ)×W)/d
また、このシミュレーションでは、図2に示すように、免震ピット1を幅La=21.3m、水深Lb=3.5mとし、この免震ピット1に貯留した液体2内に、幅Lc=17.3m、高さLd=1.8mの浮体10を、水深Le=0.5m位置に上面が配されるように挿入している。また、構造物Tは、固定重量を2900tonとし、そのうちの1290tonを免震ピット1内の液体2による浮力で支え、残りの重量を免震装置3で支持するようにしている。さらに、免震装置3は、アイソレータであり、等価水平剛性を6800kN/m、減衰定数を22%としている。そして、本実施例では、入力地震波としてエルセントロ波(最大加速度511Gal)を想定し、流体減衰体13の有無による時刻歴応答波形を比較することで構造物Tの免震性能の評価を行なっている。
ついで、結果について説明する。
図3は、流体減衰体13の有無による構造物Tの加速度応答波形を示している。ここで、縦軸は、応答加速度を示し、横軸は経過時間を示している。この結果、流体減衰体13がない浮体式免震構造では、最大応答加速度が197.7Galを示すのに対し、流体減衰体13を備えた本発明の浮体式免震構造Bでは、最大応答加速度が164.3Galとなり、流体減衰体13を備えることによって、最大応答加速度が大幅に低下することが確認された。
一方、図4は、流体減衰体13の有無による構造物Tの変位応答波形を示している。ここで、縦軸は、構造物Tの水平方向の変動量(最大応答値)を示し、横軸は、経過時間を示している。この結果、流体減衰体13がない場合には、最大応答値が20.6cmを示すのに対し、流体減衰体13を備えた場合には、最大応答値が15.3cmとなり、流体減衰体13を備えることによって、構造物Tの変動量が大幅に低下することが確認された。
以上の結果から、流体減衰体13を浮体10と基盤12の間に設けて浮体式免震構造Bを構成した場合においても、構造物Tに対する優れた免震性能を付与でき、これにより、例えば港湾や湖沼などの既存の液体2を利用して立地する構造物Tに対しても、好適に免震性能を付与することが可能であることが示唆された。
本発明の一実施形態に係る浮体式免震構造を示す断面図である。 実施例のシミュレーションに用いた本発明に係る浮体式免震構造を示す断面図である。 実施例で用いた流体減衰体を備えた本発明に係る浮体式免震構造と、流体減衰体を備えていない浮体式免震構造の応答加速度波形を示すシミュレーション結果である。 実施例で用いた流体減衰体を備えた本発明に係る浮体式免震構造と、流体減衰体を備えていない浮体式免震構造の変位応答波形を示すシミュレーション結果である。 従来の浮体式免震構造を示す断面図である。 従来の浮体式免震構造を示す断面図である。
符号の説明
1 免震ピット
2 液体
2a 液面
3 免震装置
4 流体減衰体
10 浮体
10a 上面
11 支持部材
12 基盤
13 流体減衰体
A 浮体式免震構造
B 浮体式免震構造
T 構造物

Claims (2)

  1. 液体に挿入された浮体と、該浮体の上面から上方に延びた支持部材と、該支持部材によって前記液体の液面よりも上方に支持されていて構造物が上載される基盤と、前記浮体と地盤とを、互いの水平挙動を同期させないように連結する免震装置とを備えた浮体式免震構造において、
    前記浮体と前記基盤の間に、前記浮体及び地盤の水平挙動に応じて発生する前記液体の運動エネルギーを、該液体を内部に流通させつつ減衰させる流体減衰体が設けられていることを特徴とする浮体式免震構造。
  2. 請求項1記載の浮体式免震構造において、
    前記流体減衰体が、前記浮体の上面に取り付けられるとともに、前記浮体が静止した状態で前記液体内に配されていることを特徴とする浮体式免震構造。

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