JP4770541B2 - ワイヤハーネスプロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスプロテクタに関し、詳細には、ワイヤハーネスを内側に収納して保護するワイヤハーネスプロテクタに関する。
従来、自動車の車体に設けられたワイヤハーネスは、各電子機器に電源を供給したり、各種制御信号を送るための電線の集合体によって構成されている。そして、このワイヤハーネスは、その長手方向に沿った筒状のワイヤハーネスプロテクタに格納され、該ワイヤハーネスプロテクタが車体のパネル等の所定位置に固定されることによって、ワイヤハーネスをパネルの所定位置に取り付けることができる。
このようなワイヤハーネスプロテクタの構造では、例えば、ヒンジにより軸方向に垂直な方向に開閉可能な筒状本体を備え、該筒状本体の軸方向に垂直な方向の一端に形成されたロック部と、前記一端とは反対の他端に形成され、前記ロック部が挿通して係止する孔とを備えた1部品からなるワイヤークランプが知られている(例えば、特許文献1参照)。この他にも、断面略コの字型のカバー部材と、底壁及び右側壁と左側壁とを備えた断面略コの字型のベース部材との2部品を主体に構成されたワイヤハーネスプロテクタが知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平7−25385号公報 特開2003−158806号公報
しかしながら、特許文献1に記載のワイヤークランプでは、筒状本体の軸方向の一端と他端とが互いに重なる部分に隙間を生じた場合、筒状本体内でワイヤハーネスが動くことによって、その隙間に細い電線が入り込んでしまい、その電線が損傷して断線する恐れがあった。また、特許文献2に記載のワイヤハーネスプロテクタにおいても、カバー部材とベース部材とが互いに重なる部分に隙間を生じた場合、ワイヤハーネスプロテクタ内でワイヤハーネスが動くことによって、その隙間に細い電線が入り込んでしまい、その電線が損傷して断線する恐れがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ワイヤハーネスが内側で動いても、部材同士が対向して重なる部分の隙間に電線が入り込むのを防止できるワイヤハーネスプロテクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のワイヤハーネスプロテクタは、自動車のワイヤハーネスを収容すると共に、車体の所定箇所に固定する筒状のワイヤハーネスプロテクタであって、箱部と、当該箱部の開口部を開閉する蓋部とを備え、前記蓋部は、前記蓋部の軸方向に直交する方向の両端部である第1の端部を備え、前記箱部は、前記箱部の軸方向に直交する方向の両端部であって、かつ前記第1の端部の内側に重ね合わされる第2の端部を備え、前記第1の端部と前記第2の端部とが重なる部分には、前記ワイヤハーネスプロテクタを軸方向から見た時に、前記第1の端部と前記第2の端部とが重なる部分の隙間を覆い隠す覆い部が設けられ、前記蓋部は、軸方向から見た時の形状がコの字型に形成され、前記覆い部は、前記蓋部の軸方向の両端部における前記第1の端部側に各々設けられた板部材であって、前記板部材は、前記蓋部を軸方向から見た時に、前記第1の端部側から前記蓋部の軸方向に直交する幅方向の中央に向かって、前記蓋部の面に直交する方向の高さが徐々に低くなるように傾斜して形成され、前記ワイヤハーネスプロテクタを軸方向から見た時に、前記板部材によって、前記第1の端部と前記第2の端部とが重なる部分の隙間が隠れていることを特徴とする。
請求項1に係る発明のワイヤハーネスプロテクタでは、ワイヤハーネスが第1の端部と第2の端部とが重なる部分に向かって移動した場合でも、ワイヤハーネスプロテクタの軸方向両側では、ワイヤハーネスを構成する電線は覆い部に当接するので、第1の端部と第2の端部とが重なる部分に電線が侵入するのを防止できる。よって、第1の端部と第2の端部とが重なる部分の隙間に電線が挟まれて損傷したり断線等するのを防止できる。蓋部と箱部の2部品からなるワイヤハーネスプロテクタでは、蓋部の軸方向に直交する方向の両端部と、箱部の軸方向に直交する方向の両端部とが重なる部分に、ワイヤハーネスプロテクタを軸方向から見た時に、箱部の軸方向に直交する方向の両端部と、蓋部の軸方向に直交する方向の両端部とが重なる部分の隙間を覆い隠す覆い部を設けることができる。これにより、ワイヤハーネスが、蓋部の両端部と箱部の両端部とが重なる部分に向かって移動した場合でも、ワイヤハーネスプロテクタの軸方向両側では、ワイヤハーネスを構成する電線は覆い部に当接するので、蓋部の両端部と箱部の両端部とが重なる部分の隙間に電線が侵入するのを防止できる。よって、蓋部の両端部と箱部の両端部とが重なる部分の隙間に電線が挟まれて損傷したり断線等するのを防止できる。
また、覆い部は、蓋部の軸方向の両端部における第1の端部側に各々設けられているので、ワイヤハーネスが蓋部の両端部と箱部の両端部とが重なる部分に移動した場合、ワイヤハーネスプロテクタの軸方向の両側ではワイヤハーネスを構成する電線はその重なる部分の隙間に侵入できない。これにより、ワイヤハーネスプロテクタの軸方向の両側を除く部分においても蓋部の両端部と箱部の両端部とが重なる部分の隙間に電線は侵入できないので、覆い部を蓋部の両端部の全域に渡って設ける必要がなく、覆い部にかかる部品コストを節約できる。さらに、覆い部は板部材であって、当該板部材をワイヤハーネスプロテクタを軸方向から見た時に、第1の端部と第2の端部との重なる部分の隙間が隠れるように配置すればよいので、覆い部の作製が容易であって設置も容易にすることができる。
以下、本発明の一実施の形態であるワイヤハーネスプロテクタ1について、図面に基づいて説明する。図1は、ワイヤハーネスプロテクタ1の左側から見た斜視図であり、図2は、ワイヤハーネスプロテクタ1の右側から見た斜視図であり、図3は、ベース部材2の内側を上側から見た斜視図であり、図4は、カバー部材3の斜視図であり、図5は、カバー部材3の正面図であり、図6は、カバー部材3の背面図であり、図7は、ワイヤハーネス90を格納するワイヤハーネスプロテクタ1の正面図である。
なお、以下の説明において、図1の右側をワイヤハーネスプロテクタ1の前側とし、左側をワイヤハーネスプロテクタ1の後ろ側とする。さらに、図2の右側をワイヤハーネスプロテクタ1の後ろ側とし、左側をワイヤハーネスプロテクタ1の前側とする。また、図3の右側を、ベース部材2の前側とし、左側をベース部材2の後ろ側とし、上側をベース部材2の右側とし、下側をベース部材2の左側とする。さらに、図4の右斜め下側を、カバー部材3の前側とし、左斜め上側をカバー部材3の後ろ側とし、左斜め下側をカバー部材3の左側とし、右斜め上側をカバー部材3の右側とする。また、ワイヤハーネス90(組電線)は、電線90aを束ねたものをいい、該ワイヤハーネス90を構成する電線90aの1本1本は、例えば、銅線等をゴムやビニール等の絶縁体で被覆されたものをいう。
まず、ワイヤハーネスプロテクタ1の全体構造について説明する。図1,図2に示すように、ワイヤハーネスプロテクタ1は、箱状のベース部材2と、蓋状のカバー部材3とが互いに嵌合して構成されることで筒状に形成されている。このワイヤハーネスプロテクタ1は、ワイヤハーネス90(図7参照)を格納して保護するとともに、車室内の所定位置に取り付けられる。例えば、車室内の助手席に対向するダッシュボードの下側に配設されるワイヤハーネス90を格納して取り付けるために用いられる。
そして、ワイヤハーネスプロテクタ1の軸方向一端部には、正面視矩形状に開口するハーネス挿通口5が設けられ、前記一端部とは反対の他端部には、正面視矩形状に開口するハーネス挿通口6が設けられている。さらに、ハーネス挿通口5は、ワイヤハーネスプロテクタ1の前側に向けられ、ハーネス挿通口6は、ワイヤハーネスプロテクタ1の左斜め後方に向けられている。したがって、ワイヤハーネスプロテクタ1に格納されたワイヤハーネス90の両端のうち一端を、ハーネス挿通口5からワイヤハーネスプロテクタ1の前方に配索し、他端を、ハーネス挿通口6からワイヤハーネスプロテクタ1の左斜め後方に向かって配索することができる。なお、このワイヤハーネスプロテクタ1は、ワイヤハーネス90を内側に挿通させた状態で、ダッシュボードの下側を移動させながら位置決め固定できるプロテクタである。そのため、ワイヤハーネス90は、ワイヤハーネスプロテクタ1の内側には固定されないので、ワイヤハーネスプロテクタ1の内側では、ワイヤハーネス90は自由に移動することができる。以下、ワイヤハーネスプロテクタ1を構成するこれら各部材の構造について順に説明する。
次に、ベース部材2について説明する。図3に示すように、ベース部材2は合成樹脂材料で箱型に一体成型されている。このベース部材2は、断面コ字状の箱型に形成されたベース本体部10と、該ベース本体部10の後端部に連結されると共に後方に延設され、断面L字状に形成された第1後方延設部11と、該第1後方延設部11の後端部に連結されると共に後方に延設され、断面L字状に形成された第2後方延設部12とから構成されている。そして、ベース本体部10は、ワイヤハーネス90を格納して保護する本体部であって、第1後方延設部11及び第2後方延設部12は、該ベース本体部10の後端側から外側に向かって配索されるワイヤハーネス90の配索方向を一定範囲内に制限するための移動制限部となっている。
まず、ベース本体部10について説明する。図3に示すように、ベース本体部10は、前方に向かって略水平に延設されたプレート状の平面視長方形状の底壁15と、該底壁15の右端部(長手方向に直交する方向の右側の一端部)から略垂直に延設された側面視横長長方形状の右側壁17と、底壁15の右端部に対向する左端部(長手方向に直交する方向の左側の一端部)から略垂直に延設された左側壁16とから構成されている。そして、底壁15の略中央には、別体のワイヤハーネスクランプ(図示外)を取り付けるための係止爪(図示外)を差し込むための取付孔19が設けられている。さらに、底壁15の内面には、その取付孔19の周囲を取り囲むようにして、該取付孔19に差し込まれた係止爪を隠すための筒部20が突設されている。この筒部20により、取付孔19に差し込まれた係止爪が隠れるため、ワイヤハーネスプロテクタ1の内側に格納されたワイヤハーネス90が係止爪に接触して損傷したり断線するのを防止できる。
一方、左側壁16の外面に向かって右上角部には、後述するカバー部材3の係止爪45の係止突起45a(図4参照)が係合するための係合壁21aを備えた平面視コ字状の係合部21が設けられている。さらに、左側壁16の外面の左上角部には、櫓状の係合部25が設けられている。この係合部25は、ワイヤハーネスプロテクタ1を車室内のダッシュボードに取り付けるためのブラケットと結合するためのものである。また、右側壁17の外面の右上角部には、後述するカバー部材3の係止爪48の係止突起48a(図6参照)が係合するための係合壁22aを備えた平面視コ字状の係合部22が設けられている。さらに、右側壁17の外面に向かって左上角部には、後述するカバー部材3の係止爪47の係止突起47a(図4,図5参照)が係合するための係合壁23aを備えた平面視コ字状の係合部23が設けられている。
以上構造物を備えるベース本体部10の正面の開口端部(具体的には、底壁15の前端部と、左側壁16の前端部と、右側壁17の前端部とからなる正面視コの字型の開口端部)には、補強用のリブ30が設けられている。さらに、そのリブ30の長手方向両端部のうち、左側の一端部は係合部21の係合壁21aに連結され、右側の一端部は係合部23の係合壁23aに連結されている。つまり、係合壁21aと、リブ30と、係合壁23aとは互いに連続しているので、ベース本体部10の正面の開口端部の剛性と、係合壁21a,23aの剛性とが共に強化されている。
次に、第1後方延設部11について説明する。図3に示すように、第1後方延設部11は、ベース本体部10の底壁15の、後端部から後方に延設された第1延設底壁11aと、ベース本体部10の左側壁16の後端部から後方に延設された第1延設側壁11bとで構成され、断面L字状に形成されている。さらに、第1延設底壁11aの左端部と第1延設側壁11bの下端部とはなだらかな面で略直角に連結されている。そして、第1延設底壁11aの右端部は、ベース本体部10の底壁15の後端部から左側に向かって滑らかに湾曲しながら後方に向かって直線状に延びる形状を備えている。
次に、第2後方延設部12について説明する。図3に示すように、第2後方延設部12は、第1後方延設部11の第1延設底壁11aの、後端部から後方に延設された第2延設底壁12aと、第1後方延設部11の第1延設側壁11bの、後端部の下半分を除く部位から後方に延設された第2延設側壁12b(図1,図2参照)とで構成され、断面L字状に形成されている。そして、第2延設底壁12aの左端部と第2延設側壁12bの下端部とはなだらかな面で略直角に連結されている。
そして、これら第1後方延設部11と、第2後方延設部12とが軸方向に連結されることによって、ハーネス挿通口6(図1,図2参照)を形成するとともに、ワイヤハーネス90の移動を制限する移動制限部を構成している。さらに、図1、図2に示すように、以上構造からなるベース部材2の後端部には、ベース本体部10の後端部から第1後方延設部11の後端部に沿って補強用のリブ31が設けられ、第2後方延設部12の右端部から後端部に沿って補強用のリブ32が設けられている。
次に、カバー部材3について説明する。図4に示すように、カバー部材3は合成樹脂材料で蓋型に一体成型されている。カバー部材3は、長手方向に沿う断面がくの字型に形成されたカバー壁40を備えている。このカバー壁40は、略水平に延設された平面視台形状の第1カバー壁41と、該第1カバー壁41の前端部から前側に向かって斜め下方に延設された平面視長方形状の第2カバー壁42とから構成されている。さらに、第2カバー壁42の前端部42aは、カバー部材3の前方に対向する方向に向けられ、第1カバー壁41の後端部41aは、カバー部材3の右斜め後方に対向するように向けられている。そして、第1カバー壁41の中央には、該第1カバー壁41の外面に対して垂直方向に突出する円柱状の肉厚部50が設けられている。この肉厚部50は、ワイヤハーネスプロテクタ1の近傍に位置する他部材(例えば、各種パネル類、各種ボード類等)が、カバー部材3の外面に当接しても損傷しないように肉厚を増して設けられている。
また、カバー壁40の左端部(長手方向に直交するとともに左側に対向する一端部)には、鉛直下方に延設された左側面視横長の帯状のカバー左側壁43が設けられ、カバー壁40の右端部には、該カバー左側壁43に対向して配置された右側面視横長の帯状のカバー右側壁44(図5参照)が設けられている。そして、第1カバー壁41側のカバー左側壁43には、第1カバー壁41の幅方向に凹んで形成され、ベース部材2にカバー部材3が取り付けられる際に、ベース部材2の左側壁16に設けられた係合部25を除けるための凹部52が設けられている。さらに、この凹部52の周囲には補強用のリブ52aが設けられている。
また、カバー左側壁43の前端部には、略台形型の係止爪45が形成され、該係止爪45の表面には係止突起45aが設けられている。さらに、カバー左側壁43の後端部にも、略台形型の係止爪46が形成され、該係止爪46の表面には係止突起46aが設けられている。一方、カバー右側壁44の前端部には、図5に示すように、係止爪47が形成され、該係止爪47の表面には係止突起47aが設けられている。さらに、図7に示すように、カバー右側壁44の後端部にも、略台形型の係止爪48が形成され、該係止爪48の表面には係止突起48aが設けられている。
ところで、図1,図2,図4に示すように、第2カバー壁42の前端部42aには、該前端部42aから下方に向かって鍔状に凸設され、自身の長手方向中央が円弧状に切断された覆い板55が設けられている。一方、図1,図6に示すように、第1カバー壁41の後端部41aにも、該後端部41aから下方に向かって鍔状に凸設され、自身の長手方向中央が円弧状に切断された覆い板58が設けられている。そして、これら覆い板55,58が本発明の特徴であって、ワイヤハーネスプロテクタ1に格納されるワイヤハーネス90を構成する複数の電線90aが、ベース部材2とカバー部材3との部品同士が合わさる部分の隙間に侵入するのを防ぐための板部材である。
次に、覆い板55,58について説明する。図5に示すように、覆い板55は、カバー部材3を正面から見た時に、自身の長手方向中央部が円弧状に切断された形状を備えている。さらに、覆い板55の左側には、前端部42aとカバー左側壁43とに挟まれる角部を覆い隠すための隠し部56aが設けられ、覆い板55の右側には、前端部42aとカバー右側壁44とに挟まれる角部を覆い隠すための隠し部56bが設けられている。一方、覆い板58も、図6に示すように、カバー部材3を背面から見た時に、自身の長手方向中央部が円弧状に切断された形状を備えている。さらに、覆い板58の正面に向かって左側には、後端部41aとカバー右側壁44とに挟まれる角部を覆い隠すための隠し部59aが設けられ、覆い板58の正面に向かって右側には、後端部41aとカバー左側壁43とに挟まれる角部を覆い隠すための隠し部59bが設けられている。
次に、ベース部材2及びカバー部材3の取付方法について説明する。まず、図3に示すベース部材2の内側に複数の電線90aを配索させる。次いで、図4に示すカバー部材3をベース部材2の上方に配置し、ベース部材2の内側を覆うようにして、カバー部材3をベース部材2に取り付ける。この時、カバー部材3の係止爪45をベース部材2の係合部21に差し込み、カバー部材3の係止爪47をベース部材2の係合部23に差し込み、カバー部材3の係止爪46をベース部材2の係合部27に差し込み、カバー部材3の係止爪48をベース部材2の係合部22に差し込む。すると、係止爪45の係止突起45aが係合部21の係合壁21aに係止され、係止爪47の係止突起47aが係合部23の係合壁23aに係止され、係止爪46の係止突起46aが係合部27の係合壁27aに係止され、係止爪48の係止突起48aが係合部22の係合壁22aに係止される。こうして、ベース部材2にカバー部材3が組み付けられて、筒状のワイヤハーネスプロテクタ1が構成される。
なお、このワイヤハーネスプロテクタ1では、ベース部材2の各係合部の係合壁と、カバー部材3の各係止爪の係止突起とが互いに係合した状態で、両部材間に所定のクリアランス(隙間)が確保されるようにベース部材2及びカバー部材3が各々成形されている。この理由は、ベース部材2の各係合部の係止壁と、カバー部材3の各係止爪の係止突起との相対関係に僅かなズレが生じた場合でも、各係合部と各係止爪とをそれぞれ係合させるためである。
次に、覆い板55,58による電線90aの侵入防止機能について説明する。図1,図7に示すように、ワイヤハーネスプロテクタ1を軸方向の正面側から見た時に、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分の隙間は、覆い板55の隠し部56bによって隠れている。さらに、ベース部材2の左側壁16の先端部と、カバー部材3のカバー左側壁43の先端部とが合わさる部分の隙間は、覆い板55の隠し部56aによって隠れている。一方、図1に示すように、ワイヤハーネスプロテクタ1を軸方向の背面側から見た時に、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分の隙間は、覆い板58の隠し部59aによって隠れている。さらに、ベース部材2の第1後方延設部11の第1延設側壁11bの下端部と、カバー部材3のカバー左側壁43の先端部とが合わさる部分の隙間は、覆い板58の隠し部59bによって隠れている。
そして、ワイヤハーネスプロテクタ1の内側で、複数の電線90aが移動した場合、覆い板55,58によって以下のような侵入防止効果を生ずる。例えば、図7に示すように、電線90aが、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分に向かって移動した場合、ハーネス挿通口5では、ワイヤハーネス90は覆い板55の隠し部56bの縁上に当接する。一方、図1に示すように、ハーネス挿通口6では、電線90a(図1では、電線90aは図示外)は覆い板58の隠し部59aの縁上に当接する。これにより、ハーネス挿通口5,6では、電線90aは、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分の隙間に侵入することができない。
さらに、電線90aは、覆い板55の隠し部56bと、覆い板58の隠し部59aとにそれぞれ当接しているので、各当接部分に挟まれる電線90aの中央部位は、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分から離間する位置に配索される。つまり、電線90a全体が、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分に接触することができないので、その接触部分の隙間にワイヤハーネス90を構成する電線90aが侵入して損傷して断線するのを防止することができる。
また、上記の例とは反対に、複数の電線90aが、ベース部材2の左側壁16の先端部と、カバー部材3のカバー左側壁43の先端部とが合わさる部分に向かって移動した場合、図7に示すように、ハーネス挿通口5では、電線90aは、覆い板55の隠し部56aの縁上に当接する。一方、図1に示すように、ハーネス挿通口6では、電線90a(図1では、電線90aは図示外)は覆い板58の隠し部59bの縁上に当接する。これにより、ハーネス挿通口5,6では、電線90aは、ベース部材2の左側壁16の先端部と、カバー部材3のカバー左側壁43の先端部とが合わさる部分の隙間に侵入することができない。
さらに、電線90aは、覆い板55の隠し部56aと、覆い板58の隠し部59bとにそれぞれ当接しているので、各当接部分に挟まれる電線90aの中央部位は、ベース部材2の左側壁16の先端部と、カバー部材3のカバー左側壁43の先端部とが合わさる部分から離間する位置に配索される。つまり、電線90a全体が、ベース部材2の左側壁16の先端部と、カバー部材3のカバー左側壁43の先端部とが合わさる部分に接触することができないので、その接触部分の隙間にワイヤハーネス90を構成する電線90aが侵入して損傷して断線するのを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態であるワイヤハーネスプロテクタ1は、箱状のベース部材2と、蓋状のカバー部材3とが互いに嵌合して構成されることで筒状に形成されている。そして、カバー部材3は、第1カバー壁41と、第2カバー壁42とから構成され、第2カバー壁42の前端部42aには覆い板55が設けられている。一方、第1カバー壁41の後端部41aにも覆い板58が設けられている。覆い板55は、カバー部材3を正面から見た時に、前端部42aとカバー左側壁43とに挟まれる角部を覆い隠す隠し部56aと、前端部42aとカバー右側壁44とに挟まれる角部を覆い隠すための隠し部56bとを備えている。一方、覆い板58は、カバー部材3を背面から見た時に、後端部41aとカバー右側壁44とに挟まれる角部を覆い隠す隠し部59aと、後端部41aとカバー左側壁43とに挟まれる角部を覆い隠す隠し部59bとを備えている。
そして、ワイヤハーネスプロテクタ1を軸方向の正面側から見た時に、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分の隙間は、覆い板55の隠し部56bによって隠れている。さらに、ベース部材2の左側壁16の先端部と、カバー部材3のカバー左側壁43の先端部とが合わさる部分の隙間は、覆い板55の隠し部56aによって隠れている。一方、ワイヤハーネスプロテクタ1を軸方向の背面側から見た時に、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分の隙間は、覆い板58の隠し部59aによって隠れている。さらに、ベース部材2の第1後方延設部11の第1延設側壁11bの下端部と、カバー部材3のカバー左側壁43の先端部とが合わさる部分の隙間は、覆い板58の隠し部59bによって隠れている。
これにより、例えば、ワイヤハーネス90が、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分に向かって移動した場合、ワイヤハーネス90を構成する電線90aは、覆い板55の隠し部56bと、覆い板58の隠し部59aとにそれぞれ当接するので、ハーネス挿通口5,6では、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分の隙間に侵入できない。
さらに、電線90aの、覆い板55,56の隠し部56b,59aに当接する各当接部分に挟まれる電線90aの中央部位は、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分から離間する。したがって、電線90a全体が、ベース部材2の右側壁17の先端部と、カバー部材3のカバー右側壁44の先端部とが合わさる部分に接触できないので、その接触部分の隙間に電線90aが侵入して損傷して断線するのを防止できる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、各種の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、「覆い部」である覆い板55,56をカバー部材3の長手方向両側に各々設け、ワイヤハーネスプロテクタ1の軸方向両側で、部品が合わさる部分の隙間にワイヤハーネス90を構成する電線90aが侵入するのを防止したが、ベース部材の端部と、カバー部材の端部とが互いに合わさる部分の全域にわたって「覆い部」を設けることもできる。次に、ベース部材の端部とカバー部材の端部とが互いに合わさる部分の全域にわたって「覆い部」を設けた変形例であるワイヤハーネスプロテクタ100について説明する。なお、図8は、変形例であるワイヤハーネスプロテクタ100の斜視図である。
図8に示すように、ワイヤハーネスプロテクタ100は、箱状のベース部材120と、蓋状のカバー部材130とが互いに嵌合して構成されることで筒状に形成されている。そして、ベース部材120は、底壁150と、該底壁150の左右両端部から垂直に各々延設された一対の左側壁160及び右側壁170とから構成されている。一方、カバー部材130は、平面視長方形状に形成され、その内面の左端部には、ベース部材120の左側壁160の先端部を差し込み可能な溝135aを備えた直方体状の覆い部135が設けられている。さらに、カバー部材130の内面の右端部には、ベース部材120の右側壁170の先端部を差し込み可能な溝136aを備えた直方体状の覆い部136が設けられている。
そして、ベース部材120とカバー部材130とが互いに嵌合して構成されたワイヤハーネスプロテクタ100では、ベース部材120の左側壁160の先端部が、カバー部材130の覆い部135の溝135aに差し込まれて収容される。一方、ベース部材120の右側壁170の先端部が、カバー部材130の覆い部136の溝136aに差し込まれて収容される。つまり、ベース部材120の左側壁160の先端部と、カバー部材130の左端部とが合わさる部分は、全域にわたって覆い部135によって隠れる。さらに、ベース部材120の右側壁170の先端部と、カバー部材130の右端部とが合わさる部分は、全域にわたって覆い部136によって隠れる。これにより、ワイヤハーネスプロテクタ100内を挿通するワイヤハーネスを構成する電線は、ベース部材120の端部と、カバー部材130の端部とが合わさって重なる何れの部分にも接触することができないので、各部品合わせ部分の隙間に電線が侵入するのを防止することができる。
また、上記実施形態では、ベース部材2と、カバー部材3とからなるワイヤハーネスプロテクタ1について説明したが、例えば、ヒンジにより軸方向に垂直な方向に開閉可能なプロテクタ本体を備え、該プロテクタ本体の軸方向に垂直な方向の一端に形成された係合部と、前記一端とは反対の他端に形成され、前記係合部が係止する係止爪とを備えた1部品からなるワイヤハーネスプロテクタにも適用可能である。このワイヤハーネスプロテクタは、プロテクタ本体の一端の内側に、他端を重ね合わせるようにし、一端に形成された係合部に対して、他端に形成された係止爪を係止させるものであるが、例えば、プロテクタ本体の軸方向端部の前記一端側に覆い板を設け、プロテクタ本体を軸方向から見た時に、一端と他端とが重なる部分が覆い板によって隠すことができれば、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
本発明のワイヤハーネスプロテクタは、自動車に限らず、ワイヤハーネスが配索される位置に取り付けられるものであれば適用可能である。
ワイヤハーネスプロテクタ1の左側から見た斜視図である。 ワイヤハーネスプロテクタ1の右側から見た斜視図である。 ベース部材2の内側を上側から見た斜視図である。 カバー部材3の斜視図である。 カバー部材3の正面図である。 カバー部材3の背面図である。 ワイヤハーネス90を格納するワイヤハーネスプロテクタ1の正面図である。 変形例であるワイヤハーネスプロテクタ100の斜視図である。
1 ワイヤハーネスプロテクタ
2 ベース部材
3 カバー部材
16 左側壁
17 右側壁
43 カバー左側壁
44 カバー右側壁
55 覆い板
56a 隠し部
56b 隠し部
58 覆い板
59a 隠し部
59b 隠し部
90 ワイヤハーネス
90a 電線
100 ワイヤハーネスプロテクタ
120 ベース部材
130 カバー部材
135 覆い部
135a 溝
136 覆い部
136a 溝
160 左側壁
170 右側壁

Claims (1)

  1. 自動車のワイヤハーネスを収容すると共に、車体の所定箇所に固定する筒状のワイヤハーネスプロテクタであって、
    箱部と、
    当該箱部の開口部を開閉する蓋部と
    を備え、
    前記蓋部は、前記蓋部の軸方向に直交する方向の両端部である第1の端部を備え、
    前記箱部は、前記箱部の軸方向に直交する方向の両端部であって、かつ前記第1の端部の内側に重ね合わされる第2の端部を備え、
    前記第1の端部と前記第2の端部とが重なる部分には、前記ワイヤハーネスプロテクタを軸方向から見た時に、前記第1の端部と前記第2の端部とが重なる部分の隙間を覆い隠す覆い部が設けられ
    前記蓋部は、軸方向から見た時の形状がコの字型に形成され、
    前記覆い部は、前記蓋部の軸方向の両端部における前記第1の端部側に各々設けられた板部材であって、
    前記板部材は、前記蓋部を軸方向から見た時に、前記第1の端部側から前記蓋部の軸方向に直交する幅方向の中央に向かって、前記蓋部の面に直交する方向の高さが徐々に低くなるように傾斜して形成され、
    前記ワイヤハーネスプロテクタを軸方向から見た時に、前記板部材によって、前記第1の端部と前記第2の端部とが重なる部分の隙間が隠れていることを特徴とするワイヤハーネスプロテクタ。
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