JP4768893B2 - 摩擦伝動ベルト - Google Patents

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Description

本発明は摩擦伝動ベルトに関する。
プーリ接触表面に多数の凹孔が形成されたVリブドベルトが知られている。
例えば、特許文献1には、少なくともプーリ接触表面を含む部分の一部が気泡率5〜20%の多孔性ゴム組成物で形成されたVリブドベルトが開示されている。
特許文献2には、外側の接着ゴム層と内側の圧縮ゴム層との二重層を有するVリブドベルトにおいて、圧縮ゴム層を形成するゴム組成物に中空粒子が配合され、その中空粒子のうちプーリ接触表面に露出したものが、一部分が切除されて多数のセル状凹孔を形成しているものが開示されている。
特開2007−255635号公報 WO2008/007647パンフレット
本発明は、ベルト本体の内周側にプーリに接触して動力を伝達する圧縮ゴム層を備えた摩擦伝動ベルトであって、
上記圧縮ゴム層は、プーリ接触表面に多数の凹孔が形成された表面ゴム層と、該表面ゴム層よりもベルト内部側に設けられ25℃におけるベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数が該表面ゴム層よりも高く且つ30〜50MPaである内部ゴム層と、を有する。
実施形態に係るVリブドベルトの斜視図である。 実施形態に係るVリブドベルトの(a)中空粒子を用いた場合及び(b)発泡剤を用いた場合の要部拡大断面図である。 ベルト成形型の縦断面図である。 ベルト成形型の一部分の拡大縦断面図である。 積層体を形成する工程を示す説明図である。 積層体を外型にセットする工程を示す説明図である。 外型を内型の外側に設ける工程を示す説明図である。 ベルトスラブを成型する工程を示す説明図である。 実施形態に係る自動車の補機駆動ベルト伝動装置のプーリレイアウトを示す図である。 耐屈曲疲労性評価用の多軸屈曲ベルト走行試験機のプーリレイアウトを示す図である。 スリップ音測定用のベルト走行試験機のプーリレイアウトを示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施形態に係るVリブドベルトB(摩擦伝動ベルト)を示す。本実施形態に係るVリブドベルトBは、例えば、自動車のエンジンルーム内に設けられる補機駆動ベルト伝動装置等に用いられるものである。本実施形態に係るVリブドベルトBは、例えば、ベルト周長700〜3000mm、ベルト幅10〜36mm、及びベルト厚さ4.0〜5.0mmである。
本実施形態に係るVリブドベルトBは、ベルト内周側の圧縮ゴム層11と中間の接着ゴム層12とベルト外周側の背面ゴム層13との三重層に構成されたVリブドベルト本体10を備えており、そのVリブドベルト本体10の接着ゴム層12には、ベルト幅方向にピッチを有する螺旋を形成するように配された心線14が埋設されている。
圧縮ゴム層11は、複数のVリブ15がベルト内周側に垂下するように設けられている。複数のVリブ15は、各々がベルト長さ方向に延びる断面略逆三角形の突条に形成されていると共に、ベルト幅方向に並設されている。各Vリブ15は、例えば、リブ高さが2.0〜3.0mm、リブ基端間の幅が1.0〜3.6mmである。また、リブ数は、例えば、3〜6個である(図1ではリブ数が6)。
圧縮ゴム層11は、プーリ接触表面全体に沿うように層状に形成された表面ゴム層11aとその表面ゴム層11aよりもベルト内部側に設けられた内部ゴム層11bとを有する。表面ゴム層11aの厚さは例えば50〜500μmである。
圧縮ゴム層11の表面ゴム層11a及び内部ゴム層11bのそれぞれは、原料ゴムに種々の配合剤が配合されて混練された未架橋ゴム組成物が加熱及び加圧されて架橋剤により架橋したゴム組成物で形成されている。
圧縮ゴム層11の表面ゴム層11a及び内部ゴム層11bのそれぞれを形成するゴム組成物の原料ゴムは、例えば、エチレン・プロピレンコポリマー(EPR)、エチレン・プロピレン・ジエンターポリマー(EPDM)、エチレン・オクテンコポリマー、エチレン・ブテンコポリマーなどのエチレン−α−オレフィンエラストマー;クロロプレンゴム(CR);クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM);水素添加アクリロニトリルゴム(H−NBR)等が挙げられる。原料ゴムは、これらのうちエチレン−α−オレフィンエラストマーであることが好ましい。原料ゴムは、単一種で構成されていてもよく、また、複数種がブレンドされて構成されていてもよい。表面ゴム層11aを形成するゴム組成物の原料ゴムと内部ゴム層11bを形成するゴム組成物の原料ゴムとは同一であってもよく、また、異なっていてもよい。
配合剤としては、カーボンブラックなどの補強材、軟化剤、加工助剤、加硫助剤、架橋剤、加硫促進剤、ゴム配合用樹脂、老化防止剤等が挙げられる。
補強材としては、カーボンブラックでは、例えば、チャネルブラック;SAF、ISAF、N−339、HAF、N−351、MAF、FEF、SRF、GPF、ECF、N−234などのファーネスブラック;FT、MTなどのサーマルブラック;アセチレンブラック等が挙げられる。補強材としてはシリカも挙げられる。補強材は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。補強材は、耐摩耗性及び耐屈曲疲労性のバランスが良好となるという観点から、原料ゴム100質量部に対する配合量が30〜80質量部であることが好ましい。
軟化剤としては、例えば、石油系軟化剤;パラフィンワックスなどの鉱物油系軟化剤;ひまし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落下生油、木ろう、ロジン、パインオイルなどの植物油系軟化剤等が挙げられる。軟化剤は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。軟化剤は、原料ゴム100質量部に対する配合量が例えば2〜30質量部である。
加工助剤としては、例えば、ステアリン酸等が挙げられる。加工助剤は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。加工助剤は、原料ゴム100質量部に対する配合量が例えば0.5〜5質量部である。
加硫助剤としては、酸化マグネシウムや酸化亜鉛(亜鉛華)などの金属酸化物等が挙げられる。加硫助剤は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。加硫助剤は、原料ゴム100質量部に対する配合量が例えば1〜10質量部である。
架橋剤としては、例えば、硫黄、有機過酸化物が挙げられる。架橋剤は、硫黄が単独で使用されていてもよく、また、有機過酸化物が単独で使用されていてもよく、さらには、それらの両方が併用されていてもよい。架橋剤は、硫黄の場合、原料ゴム100質量部に対する配合量が例えば0.5〜4.0質量部であり、有機過酸化物の場合、原料ゴム100質量部に対する配合量が例えば0.5〜8質量部である。
加硫促進剤としては、金属酸化物、金属炭酸塩、脂肪酸及びその誘導体等が挙げられる。加硫促進剤は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。加硫促進剤は、原料ゴム100質量部に対する配合量が例えば0.5〜8質量部である。
ゴム配合用樹脂としては、例えば、フェノール樹脂等が挙げられる。ゴム配合用樹脂は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。ゴム配合用樹脂は、原料ゴム100質量部に対する配合量が例えば0〜20質量部である。
老化防止剤としては、アミン系、キノリン系、ヒドロキノン誘導体、フェノール系、亜リン酸エステル系のものが挙げられる。老化防止剤は、単一種で構成されていてもよく、また、複数種で構成されていてもよい。老化防止剤は、原料ゴム100質量部に対する配合量が例えば0〜8質量部である。
表面ゴム層11aのプーリ接触表面、つまり、Vリブ15表面には多数の凹孔16が形成されている。凹孔16の平均孔径は40〜150μmであることが好ましく、80〜120μmであることがより好ましい。凹孔16の平均孔径は、表面画像で測定される50〜100個の数平均によって求められる。
表面ゴム層11aのプーリ接触表面に形成された多数の凹孔16は、図2(a)に示すように、表面ゴム層11aを形成するゴム組成物に配合された中空粒子17の一部分が切除されたものによって構成されていてもよい。かかる中空粒子17としては、例えば、日本フィライト社製のEXPANCEL(エクスパンセル)092−120(粒径28〜38μm)、009−80(粒径18〜24μm)、積水化学社製のADVANCELL(アドバンセル)EMH204(粒径23〜29μm)、EMS−026(粒径25〜35μm)、松本油脂製薬社製のマツモトマイクロフェアーF−80S(粒径20〜30μm)、F−190D(粒径30〜40μm)等が挙げられる。中空粒子17の粒径は10〜45μmであることが好ましく、18〜40μmであることがより好ましい。中空粒子17は、原料ゴム100質量部に対する配合量が0.5〜10質量部であることが好ましく、1〜5質量部であることがより好ましい。
また、表面ゴム層11aのプーリ接触表面に形成された多数の凹孔16は、図2(b)に示すように、表面ゴム層11aを形成するゴム組成物に配合された発泡剤により形成された中空部分の一部分が切除されることにより構成されていてもよい。かかる発泡剤としては、例えば、三協化成社製のセルマイクCAP−500等が挙げられる。発泡剤は、原料ゴム100質量部に対する配合量が1〜15質量部であることが好ましく、3〜8質量部であることがより好ましい。
表面ゴム層11aを形成するゴム組成物には短繊維が配合されていてもよい。短繊維は、ベルト幅方向に配向するように設けられていることが好ましい。また、短繊維のうちプーリ接触表面に露出したものは、その表面から突出していることが好ましい。そのような短繊維としては、例えば、ナイロン繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、綿等が挙げられる。短繊維は、例えば、レゾルシン・ホルマリン・ラテックス水溶液(RFL水溶液)等に浸漬された後に加熱される接着処理が施されたものであってもよい。短繊維の長さは例えば0.2〜3.0mmである。短繊維は、原料ゴム100質量部に対する含有量が例えば3〜30質量部である。表面ゴム層11aを形成するゴム組成物には短繊維が配合されていなくてもよい。
表面ゴム層11aは、25℃におけるベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数(E’)が20〜45MPaであることが好ましく、35〜40MPaであることがより好ましい。なお、25℃における貯蔵縦弾性係数(E’)はJIS K6394に基づいて測定されるものである。
内部ゴム層11bを形成するゴム組成物には中空粒子17や発泡剤が配合されておらず、従って、内部ゴム層11b内部には表面ゴム層11a内部に存在するような中空部分が含まれていない。また、内部ゴム層11bを形成するゴム組成物には短繊維が配合されていないことが好ましい。内部ゴム層11bは、ベルト長さ方向の25℃における貯蔵縦弾性係数(E’)が表面ゴム層11aよりも高く且つ30〜50MPaであり、35〜45MPaであることが好ましい。
接着ゴム層12は、断面横長矩形の帯状に構成されており、厚さが例えば1.0〜2.5mmである。背面ゴム層13も、断面横長矩形の帯状に構成されており、厚さが例えば0.4〜0.8mmである。背面ゴム層13の表面は、ベルト背面が接触する平プーリとの間で生じる音を抑制する観点から、織布の布目が転写された形態に形成されていることが好ましい。
接着ゴム層12及び背面ゴム層13のそれぞれは、原料ゴムに種々の配合剤が配合されて混練された未架橋ゴム組成物が加熱及び加圧されて架橋剤により架橋したゴム組成物で形成されていることが好ましい。背面ゴム層13は、ベルト背面が接触する平プーリとの接触で粘着が生じるのを抑制する観点から、接着ゴム層12よりもやや硬めのゴム組成物で形成されていることが好ましい。
接着ゴム層12及び背面ゴム層13を形成するゴム組成物の原料ゴムとしては、例えば、エチレン−α−オレフィンエラストマー、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、水素添加アクリロニトリルゴム(H−NBR)等が挙げられる。接着ゴム層12及び背面ゴム層13の原料ゴムは圧縮ゴム層11の原料ゴムと同一であることが好ましい。
配合剤としては、圧縮ゴム層11と同様、例えば、カーボンブラックなどの補強材、軟化剤、加工助剤、加硫助剤、架橋剤、加硫促進剤、ゴム配合用樹脂、老化防止剤等が挙げられる。
圧縮ゴム層11の内部ゴム層11b、接着ゴム層12、及び背面ゴム層13は、別配合のゴム組成物で形成されていてもよく、また、同じ配合のゴム組成物で形成されていてもよい。
心線14は、ポリエステル繊維(PET)、ポリエチレンナフタレート繊維(PEN)、アラミド繊維、ビニロン繊維等の撚り糸で構成されている。心線14は、Vリブドベルト本体10に対する接着性を付与するために、成形加工前にRFL水溶液に浸漬された後に加熱される接着処理及び/又はゴム糊に浸漬された後に乾燥される接着処理が施されている。
ところで、自動車の走行中における静音性に対するニーズが高まっているが、かかるニーズから、エンジンルーム内で走行するVリブドベルトに対しては、被水状態でベルト走行した際のスリップ異音の発生の抑制が求められている。また、被水状態でのベルト走行においては、併せて動力伝達能力の低下の抑制も求められている。かかる要求に対し、上記構成の本実施形態に係るVリブドベルトBによれば、圧縮ゴム層11が表面ゴム層11a及び内部ゴム層11bを有し、表面ゴム層11aのプーリ接触表面に多数の凹孔16が形成されていると共に、内部ゴム層11bのベルト長さ方向の25℃における貯蔵縦弾性係数(E’)が表面ゴム層11aよりも高く且つ30〜50MPaであることから、被水状態でベルト走行した際のスリップ異音の発生及び動力伝達能力の低下を抑制することができる。
次に、本実施形態に係るVリブドベルトBの製造方法について説明する。
本実施形態に係るVリブドベルトBの製造では、図3及び4に示すように、同心状に設けられた、各々、円筒状の内型21及び外型22からなるベルト成形型20を用いる。
このベルト成形型20では、内型21はゴム等の可撓性材料で形成されている。外型22は金属等の剛性材料で形成されている。外型22の内周面は成型面に構成されており、その外型22の内周面には、Vリブ形成溝23が軸方向に一定ピッチで設けられている。また、外型22には、水蒸気等の熱媒体や水等の冷媒体を流通させて温調する温調機構が設けられている。そして、このベルト成形型20では、内型21を内部から加圧膨張させるための加圧手段が設けられている。
本実施形態に係るVリブドベルトBの製造において、まず、原料ゴムに各配合剤を配合し、ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機で混練し、得られた未架橋ゴム組成物をカレンダー成形等によってシート状に成形して圧縮ゴム層11の表面ゴム層用及び内部ゴム層用の未架橋ゴムシート11a’,11b’を作製する。同様に、接着ゴム層用及び背面ゴム層用の未架橋ゴムシート12’,13’も作製する。また、心線用の撚り糸14’をRFL水溶液に浸漬して加熱する接着処理を行った後、ゴム糊に浸漬して加熱乾燥する接着処理を行う。
次いで、図5に示すように、表面が平滑な円筒ドラム24上にゴムスリーブ25を被せ、その上に、背面ゴム層用の未架橋ゴムシート13’、及び接着ゴム層用の未架橋ゴムシート12’を順に巻き付けて積層し、その上から心線用の撚り糸14’を円筒状の内型21に対して螺旋状に巻き付け、さらにその上から接着ゴム層用の未架橋ゴムシート12’、並びに圧縮ゴム層11における内部ゴム層用の未架橋ゴムシート11b’、及び表面ゴム層用の未架橋ゴムシート11a’を順に巻き付けて積層体10’を形成する。
次いで、積層体10’を設けたゴムスリーブ25を円筒ドラム24から外し、図6に示すように、それを外型22の内周面側に内嵌め状態にセットする。
次いで、図7に示すように、内型21を外型22にセットされたゴムスリーブ25内に位置付けて密閉する。
続いて、外型22を加熱すると共に、内型21の密封された内部に高圧空気等を注入して加圧する。このとき、図8に示すように、内型21が膨張し、外型22の成型面に、積層体10’のベルト形成用の未架橋ゴムシート11a’,11b’,12’,13’が圧縮され、また、それらの架橋が進行して一体化すると共に撚り糸14’と複合化し、さらに、未架橋ゴムシート11a’中の中空粒子17或いは発泡剤により表面ゴム層11aに対応する部分に多数の中空部が形成され、最終的に、円筒状のベルトスラブSが成型される。このベルトスラブSの成型温度は例えば100〜180℃、成型圧力は例えば0.5〜2.0MPa、成型時間は例えば10〜60分である。
そして、内型21の内部を減圧して密閉を解き、内型21と外型22との間でゴムスリーブ25を介して成型されたベルトスラブSを取り出し、ベルトスラブSを所定幅に輪切りして表裏を裏返すことによりVリブドベルトBが得られる。なお、必要に応じて、ベルトスラブSの外周側、つまり、Vリブ15側の表面を研磨してもよい。この研磨により、Vリブ15側の表面に、表面ゴム層11aを形成するゴム組成物に配合された中空粒子17の一部分が切除されることにより、或いは、表面ゴム層11aを形成するゴム組成物に配合された発泡剤により形成された中空部分の一部分が切除されることにより、確実に凹孔16を露出させることができる。
最後に、 図9は本実施形態に係るVリブドベルトBを用いた自動車の補機駆動ベルト伝動装置30のプーリレイアウトを示す。この補機駆動ベルト伝動装置30は、VリブドベルトBが4つのリブプーリ及び2つの平プーリの6つのプーリに巻き掛けられて動力を伝達するサーペンタインドライブ方式のものである。
この補機駆動ベルト伝動装置30は、最上位置にリブプーリのパワーステアリングプーリ31が設けられ、そのパワーステアリングプーリ31の下方にリブプーリのACジェネレータプーリ32が設けられている。また、パワーステアリングプーリ31の左下方には平プーリのテンショナプーリ33が設けられており、そのテンショナプーリ33の下方には平プーリのウォーターポンププーリ34が設けられている。さらに、テンショナプーリ33の左下方にはリブプーリのクランクシャフトプーリ35が設けられており、そのクランクシャフトプーリ35の右下方にリブプーリのエアコンプーリ36が設けられている。これらのプーリは、例えば、金属のプレス加工品や鋳物、ナイロン樹脂、フェノール樹脂などの樹脂成形品で構成されており、また、プーリ径がφ50〜150mmである。
そして、この補機駆動ベルト伝動装置30では、VリブドベルトBは、Vリブ15側が接触するようにパワーステアリングプーリ31に巻き掛けられ、次いで、ベルト背面が接触するようにテンショナプーリ33に巻き掛けられた後、Vリブ15側が接触するようにクランクシャフトプーリ35及びエアコンプーリ36に順に巻き掛けられ、さらに、ベルト背面が接触するようにウォーターポンププーリ34に巻き掛けられ、そして、Vリブ15側が接触するようにACジェネレータプーリ32に巻き掛けられ、最後にパワーステアリングプーリ31に戻るように設けられている。プーリ間で掛け渡されるVリブドベルトBの長さであるベルトスパン長は例えば50〜300mmである。プーリ間で生じ得るミスアライメントは0〜2°である。
なお、本実施形態では、摩擦伝動ベルトとしてVリブドベルトBを示したが、特にこれに限定されるものではなく、ローエッジタイプのVベルト等であってもよい。
また、本実施形態では、圧縮ゴム層11、接着ゴム層12、及び背面ゴム層13によりVリブドベルト本体10が構成されたものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、圧縮ゴム層11及び接着ゴム層12によりVリブドベルト本体10が構成され、背面ゴム層13の代わりに、例えば、綿、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維等の糸で形成された織布、編物、不織布等で構成された補強布が設けられたものであってもよい。
また、本実施形態では、ベルト伝動装置として自動車の補機駆動ベルト伝動装置20を示したが、特にこれに限定されるものではなく、一般産業用等のベルト伝動装置であってもよい。
(ベルト材料の準備)
<圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として、以下の表面ゴム1〜10を作製準備した。それぞれの構成については表1及び2にも示す。
−表面ゴム1−
EPDM(JSR社製 商品名:EP22)を原料ゴムとし、この原料ゴム100質量部に対し、HAFカーボンブラック(東海カーボン社製 商品名:シースト3)80質量部、パラフィン系オイル(サンオイル社製 商品名:サンパー2280)8質量部、加工助剤(日油社製 商品名:ビーズステアリン酸椿)1質量部、加硫助剤(堺化学社製 商品名:亜鉛華1号)5質量部、加硫剤(細井化学社製 商品名:オイルサルファ)2.3質量部、加硫促進剤(大内新興化学社製 商品名:EP−150)4質量部、ゴム配合用樹脂(住友ベークライト社製 商品名:スミライトレジンPR−13355)3質量部、及び中空粒子(積水化学社製 商品名:アドバンセルEMS−026)5質量部を配合したものをバンバリーミキサーで混練後、カレンダロールで圧延して作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム1とした。
−表面ゴム2−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、パラフィン系オイル4質量部、加硫促進剤6質量部、及びゴム配合用樹脂10質量部としたことを除いて表面ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム2とした。
−表面ゴム3−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、HAFカーボンブラック70質量部、パラフィン系オイル5質量部、及びゴム配合用樹脂5質量部とし、中空粒子の代わりに発泡剤(三協化成社製 商品名:セルマイクCAP−500)を原料ゴム100質量部に対して5質量部配合したことを除いて表面ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム3とした。
−表面ゴム4−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、HAFカーボンブラック70質量部としたことを除いて表面ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム4とした。
−表面ゴム5−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、HAFカーボンブラック90質量部、パラフィン系オイル5質量部、及びゴム配合用樹脂5質量部としたことを除いて表面ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム5とした。
−表面ゴム6−
中空粒子を配合していないことを除いて表面ゴム2と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム6とした。
−表面ゴム7−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、中空粒子0.5質量部としたことを除いて表面ゴム2と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム7とした。
−表面ゴム8−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、中空粒子10質量部としたことを除いて表面ゴム2と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム8とした。
−表面ゴム9−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、中空粒子12質量部、及びゴム配合用樹脂13質量部としたことを除いて表面ゴム2と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム9とした。
−表面ゴム10−
原料ゴム100質量部に対してナイロン短繊維(旭化成社製 商品名:レオナ66、繊維長1mm)25質量部を追加して配合したことを除いて表面ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを表面ゴム10とした。
Figure 0004768893
Figure 0004768893
<圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物>
圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として、以下の内部ゴム1〜6を作製準備した。それぞれの構成については表3にも示す。
−内部ゴム1−
EPDM(JSR社製 商品名:EP22)を原料ゴムとし、この原料ゴム100質量部に対し、HAFカーボンブラック(東海カーボン社製 商品名:シースト3)70質量部、パラフィン系オイル(サンオイル社製 商品名:サンパー2280)5質量部、加工助剤(日油社製 商品名:ビーズステアリン酸椿)1質量部、加硫助剤(堺化学社製 商品名:亜鉛華1号)5質量部、加硫剤(細井化学社製 商品名:オイルサルファ)2.3質量部、加硫促進剤(大内新興化学社製 商品名:EP−150)4質量部、及びゴム配合用樹脂(住友ベークライト社製 商品名:スミライトレジンPR−13355)1.7質量部を配合したものをバンバリーミキサーで混練後、カレンダロールで圧延して作製した未架橋ゴムシートを内部ゴム1とした。
−内部ゴム2−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、HAFカーボンブラック80質量部、パラフィン系オイル4質量部、加硫促進剤6質量部、及びゴム配合用樹脂10質量部としたことを除いて内部ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを内部ゴム2とした。
−内部ゴム3−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、ゴム配合用樹脂5質量部としたことを除いて内部ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを内部ゴム3とした。
−内部ゴム4−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、ゴム配合用樹脂5質量部とし、さらに中空粒子(積水化学社製 商品名:アドバンセルEMS−026)を原料ゴム100質量部に対して5質量部配合したことを除いて内部ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを内部ゴム4とした。
−内部ゴム5−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、HAFカーボンブラック60質量部、及びパラフィン系オイル10質量部としたことを除いて内部ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを内部ゴム5とした。
−内部ゴム6−
原料ゴム100質量部に対する配合量を、HAFカーボンブラック90質量部、パラフィン系オイル4質量部、架橋剤2.5質量部、加硫促進剤6質量部、及びゴム配合用樹脂10質量部としたことを除いて内部ゴム1と同様に作製した未架橋ゴムシートを内部ゴム6とした。
Figure 0004768893
<接着ゴム層用ゴム組成物、背面ゴム層用ゴム組成物、及び心線用撚り糸>
接着ゴム層用ゴム組成物として、EPDMゴム組成物からなる接着ゴム層用の未架橋ゴムシート、また、背面ゴム層用ゴム組成物として、EPDMゴム組成物からなる背面ゴム層用の未架橋ゴムシートをそれぞれ作製準備した。
また、心線用撚り糸として、帝人社製のポリエステル繊維の1100dtex/2×3(上撚り数9.5T/10cm(Z)、下撚り数2.19T/10cm)構成の撚り糸に、固形分濃度20質量%であるイソシアネートのトルエン溶液に浸漬した後に240℃で40秒間加熱乾燥させる処理、RFL水溶液に浸漬した後に200℃で80秒間加熱乾燥させる処理、及び接着ゴム層用ゴム組成物をトルエンに溶解させたゴム糊に浸漬した後に60℃で40秒間加熱乾燥させる処理を順に施したものを作製準備した。
(Vリブドベルト)
試験評価用のVリブドベルトとして、以下の実施例1〜15及び比較例1〜6を作製した。それぞれの構成については表4〜9にも示す。
<実施例1>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム1、圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム1、接着ゴム層用ゴム組成物、及び背面ゴム層用ゴム組成物、並びに心線用撚り糸を用い、実施形態と同様の方法により作製したVリブドベルトを実施例1とした。
実施例1のVリブドベルトは、ベルト周長が1117mm、ベルト厚さが4.3mm、Vリブ高さが2.0mm、及びリブ数が3個のもの(ベルト幅10.68mm)であった。また、表面ゴム層の厚さを400μmに形成した。
<実施例2>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム2、及び圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム2を用いたことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを実施例2とした。
<実施例3>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム3、及び圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム3を用いたことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを実施例3とした。
<実施例4>
表面ゴム層の厚さを40μmに形成したことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを実施例4とした。
<実施例5>
表面ゴム層の厚さを60μmに形成したことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを実施例5とした。
<実施例6>
表面ゴム層の厚さを450μmに形成したことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを実施例6とした。
<実施例7>
表面ゴム層の厚さを550μmに形成したことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを実施例7とした。
<実施例8>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム1、及び圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム3を用い、後述のベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数E’が35.7MPa及び凹孔の平均孔径が44μmとなるように成型圧力を操作したことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを実施例8とした。
<実施例9>
ベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数E’が25.4MPa及び凹孔の平均孔径が147μmとなるように成型圧力を操作したことを除いて実施例8と同様に作製したVリブドベルトを実施例9とした。
<実施例10>
ベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数E’が23.4MPa及び凹孔の平均孔径が169μmとなるように成型圧力を操作したことを除いて実施例8と同様に作製したVリブドベルトを実施例10とした。
<実施例11>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム7を用いたことを除いて実施例2と同様に作製したVリブドベルトを実施例11とした。
<実施例12>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム8を用いたことを除いて実施例2と同様に作製したVリブドベルトを実施例12とした。
<実施例13>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム9を用いたことを除いて実施例2と同様に作製したVリブドベルトを実施例13とした。
<比較例1>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム3、及び圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム3を用いたことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを比較例1とした。この比較例1は、単一の内部ゴム3を用いて圧縮ゴム層を単層に形成したものである。
<比較例2>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム4、及び圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム4を用いたことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを比較例2とした。この比較例2は、単一の内部ゴム4を用いて圧縮ゴム層を単層に形成したものである。
<比較例3>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム4、及び圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム5を用いたことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを比較例3とした。
<比較例4>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム2、及び圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム6を用いたことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを比較例4とした。
<比較例5>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム5、及び圧縮ゴム層の内部ゴム層用ゴム組成物として内部ゴム1を用いたことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを比較例5とした。
<比較例6>
ベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数E’が41.2MPa及び凹孔の平均孔径が35μmとなるように成型圧力を操作したことを除いて実施例8と同様に作製したVリブドベルトを比較例6とした。
<比較例7>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム6を用いたことを除いて実施例2と同様に作製したVリブドベルトを比較例7とした。
<比較例8>
圧縮ゴム層の表面ゴム層用ゴム組成物として表面ゴム10を用いたことを除いて実施例1と同様に作製したVリブドベルトを比較例8とした。
Figure 0004768893
Figure 0004768893
Figure 0004768893
Figure 0004768893
Figure 0004768893
Figure 0004768893
(試験評価方法)
<25℃におけるベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数E’>
表面ゴム1〜10及び内部ゴム1〜6のそれぞれについて、JIS K6394に基づき、ゴムシートを成型して所定の試験片を切り出し、25℃におけるベルト長さ方向に対応する列理方向の貯蔵縦弾性係数E’を測定した。なお、ゴムシートの成型圧力は実施例8〜10及び比較例6を除いた実施例1〜7及び実施例11〜13並びに比較例1〜5及び比較例7〜8のベルト成形条件に対応させた。
<凹孔の平均孔径>
表面ゴム1〜5及び表面ゴム7〜10並びに内部ゴム2のそれぞれについて、成型したゴムシートのカット面を、デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製 型番:VHX−200)を用い、175倍の拡大倍率で観察画像を得た後、その観察画像をデジタルマイクロスコープの測定モードにより任意の複数の凹孔の孔径を計測し、その平均孔径を算出した。
<屈曲疲労性試験>
図10はVリブドベルトBの耐屈曲疲労性評価用の多軸屈曲ベルト走行試験機40のプーリレイアウトを示す。
この多軸屈曲ベルト走行試験機40は、各々、プーリ径が45mmであるリブプーリの第1従動プーリ41及び駆動プーリ42が上下に配設され、また、それらの上下方向中間の右側に、各々、プーリ径が50mmである平プーリの一対のアイドラプーリ43が上下に配設され、さらに、それらの上下方向中間の右方にプーリ径が45mmであるリブプーリの第2従動プーリ44が設けられた構成を有する。
実施例1〜13及び比較例1〜8のそれぞれについて、多軸屈曲ベルト走行試験機40に、Vリブが接触するように第1及び第2従動プーリ41,44並びに駆動プーリ42のそれぞれに巻き掛けると共にベルト背面が接触するように2つのアイドラプーリ43のそれぞれに巻き掛け、且つ588.4Nのデッドウェイトが負荷されるように第1従動プーリ41を上方に引っ張った状態にセットし、駆動プーリ42を5100rpmの回転数で回転させることによりVリブドベルトBを走行させた。そして、Vリブにクラックが発生するまでの時間を屈曲疲労寿命として計測した。
<スリップ音測定試験>
図11はVリブドベルトBのスリップ音測定用のベルト走行試験機50のプーリレイアウトを示す。
このベルト走行試験機50は、各々、プーリ径が120mmであるリブプーリからなる第1従動プーリ51及び駆動プーリ52が上下に配設され、また、それらの上下方向中間にプーリ径が70mmであるアイドラプーリ53が設けられ、さらに、そのアイドラプーリ53の右方にプーリ径55mmのリブプーリからなる第2従動プーリ54が設けられた構成を有する。なお、アイドラプーリ53及び第2従動プーリ54のそれぞれはベルト巻き付き角度が90°となるように配置されている。
実施例1〜13及び比較例1〜8のそれぞれについて、騒音測定用ベルト走行試験機50に、Vリブが接触するように第1及び第2従動プーリ51,54並びに駆動プーリ52のそれぞれに巻き掛けると共にベルト背面が接触するようにアイドラプーリ53に巻き掛け、且つ1Vリブ当たり2.5kWとなるように第1従動プーリ51に回転負荷をかけると共に1Vリブ当たり277Nのセットウェイトが負荷されるように第2従動プーリ54を側方に引っ張った状態にセットし、駆動プーリ52を4900rpmの回転数で回転させることによりVリブドベルトBを走行させた。そして、駆動プーリ52に200ml/分の割合で注水を行い、ベルト走行時に発生するスリップ音を、官能評価により「大」から「なし」までランク分けして評価を行った。
(試験評価結果)
試験評価結果を表1〜9に示す。
25℃におけるベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数E’は、表面ゴム1が28.6MPa、表面ゴム2が43.6MPa、表面ゴム3が33.6NPa、表面ゴム4が26.4MPa、表面ゴム5が36.5MPa、表面ゴム6が47.7MPa、表面ゴム7が44.3MPa、表面ゴム8が35.7MPa、表面ゴム9が27.4MPa、及び表面ゴム10が35.2MPa、並びに内部ゴム1が32.6MPa、内部ゴム2が47.7MPa、内部ゴム3が36.1MPa、内部ゴム4が35.5MPa、内部ゴム5が27.8MPa、及び内部ゴム6が51.3MPaであった。
凹孔の平均孔径は、表面ゴム1が86μm、表面ゴム2が82μm、表面ゴム3が85μm、表面ゴム4が89μm、表面ゴム5が95μm、表面ゴム7が92μm、表面ゴム8が84μm、表面ゴム9が92μm、及び表面ゴム10が89μm、並びに内部ゴム2が94μmであった。
屈曲疲労寿命は、実施例1が1000時間以上、実施例2が960時間、実施例3が1000時間以上、実施例4が1000時間以上、実施例5が1000時間以上、実施例6が1000時間以上、実施例7が856時間、実施例8が1000時間以上、実施例9が921時間以上、実施例10が836時間、実施例11が1000時間以上、実施例12が824時間、及び実施例13が755時間、並びに比較例1が1000時間以上、比較例2が648時間、比較例3が1000時間以上、比較例4が600時間、比較例5が720時間、比較例6が1000時間以上、比較例7が1000時間以上、及び比較例8が537時間であった。
スリップ音評価は、実施例1が「なし」、実施例2が「なし」、実施例3が「小」、実施例4が「中」、実施例5が「小」、実施例6が「なし」、実施例7が「なし」、実施例8が「中」、実施例9が「なし」、実施例10が「なし」、実施例11が「小」、実施例12が「なし」、及び実施例13が「なし」、並びに比較例1が「大」、比較例2が「なし」、比較例3が「大」、比較例4が「なし」、比較例5が「なし」、比較例6が「大」、比較例7が「大」、及び比較例8が「なし」であった。
本発明は摩擦伝動ベルトについて有用である。
B Vリブドベルト(摩擦伝動ベルト)
10 Vリブドベルト本体
11 圧縮ゴム層
11a 表面ゴム層
11b 内部ゴム層
16 凹孔
17 中空粒子

Claims (16)

  1. ベルト本体の内周側にプーリに接触して動力を伝達する圧縮ゴム層を備えた摩擦伝動ベルトであって、
    上記圧縮ゴム層は、プーリ接触表面に多数の凹孔が形成された表面ゴム層と、該表面ゴム層よりもベルト内部側に設けられ25℃におけるベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数が該表面ゴム層よりも高く且つ30〜50MPaである内部ゴム層と、を有する摩擦伝動ベルト。
  2. 請求項1に記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層の厚さが50〜500μmである摩擦伝動ベルト。
  3. 請求項1又は2に記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層の25℃におけるベルト長さ方向の貯蔵縦弾性係数が20〜45MPaである摩擦伝動ベルト。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層におけるプーリ接触表面に形成された多数の凹孔の平均孔径が40〜150μmである摩擦伝動ベルト。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層を形成するゴム組成物には中空粒子が配合されている摩擦伝動ベルト。
  6. 請求項に記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層におけるプーリ接触表面に形成された多数の凹孔が、該表面ゴム層を形成するゴム組成物に配合された中空粒子の一部が切除されることにより構成されている摩擦伝動ベルト。
  7. 請求項5又は6に記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層を形成するゴム組成物における上記中空粒子の原料ゴム100質量部に対する配合量が0.5〜10質量部である摩擦伝動ベルト。
  8. 請求項1乃至4のいずれかに記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層を形成するゴム組成物には発泡剤が配合されている摩擦伝動ベルト。
  9. 請求項に記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層におけるプーリ接触表面に形成された多数の凹孔が、該表面ゴム層を形成するゴム組成物に配合された発泡剤により形成された中空部分の一部分が切除されることにより構成されている摩擦伝動ベルト。
  10. 請求項8又は9に記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層を形成するゴム組成物における上記発泡剤の原料ゴム100質量部に対する配合量が1〜15質量部である摩擦伝動ベルト。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層を形成するゴム組成物には短繊維が配合されていない摩擦伝動ベルト。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記内部ゴム層を形成するゴム組成物には中空粒子及び発泡剤が配合されていない摩擦伝動ベルト。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層を形成するゴム組成物の原料ゴムと上記内部ゴム層を形成するゴム組成物の原料ゴムとが同一である摩擦伝動ベルト。
  14. 請求項13に記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記表面ゴム層及び上記内部ゴム層を形成するゴム組成物の原料ゴムがエチレン−α−オレフィンエラストマーである摩擦伝動ベルト。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載された摩擦伝動ベルトにおいて、
    上記ベルト本体がVリブドベルト本体である摩擦伝動ベルト。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載された摩擦伝動ベルトが複数のプーリに巻き掛けられたベルト伝動装置。
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