JP4766951B2 - 構造体の接合方法 - Google Patents

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本発明は相対向して配置した各種構造体の間の隙間内に固結材を充填して接合する技術に関し、より詳細には簡易な隙間閉塞装置を使用して隙間を閉鎖して行う構造体の接合方法に関するものである。
プレキャスト製の梁と梁の間の隙間や、梁と柱の間の隙間に固結材を充填する場合、隙間の閉鎖方法が問題となる。
一般的な手法としては、隙間の周辺を囲繞するように柱や梁の表面に型枠を配置し、これらの型枠の外方に型枠が解体しないようにパイプ材や角材等の支保材を組み付けると共に拘束具を取付けて拘束した後、隙間内に固結材を充填している。
その後、所定の養生期間を経過したら、拘束具や支保材を取り外した後に型枠を脱型している。
型枠は木製、又は金属製の平板からなり、現場の寸法に合わせて製作したものを使用している。
前記した平板状の型枠を使用した構造体の接合技術には次のような問題点があった。
<1>型枠を現場の寸法に応じて個別に製作するため、現場の寸法が異なると使用できず、型枠の転用が難しい。
<2>構造体の接合部における対向面の形状が矩形等の様な単純形状である場合は問題が少ないが、対向面の形状が例えばT字形の如く複雑であると、各面毎に型枠を製作しなければならないことと、これら複数の型枠を押さえるための押え治具の設置と解体に多くの手数と時間が掛かるといった難点がある。
<3>上記したように型枠コストと作業コストが嵩むため、施工コストも高くつくという問題がある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、現場での施工性に優れた直ぐたれ構造体の接合方法を提供することにある。
上記の問題を解決するために、本願の第1発明は、一方の構造体と他方の構造体を相対向して配置し、前記構造体の対向面間に形成された隙間内に固結材を充填して一体に接合する構造体の接合方法であって、流体の供給または排出により膨張または収縮する扁平チューブ体を具備した隙間閉塞装置を使用し、前記扁平チューブ体は非伸縮性の素材で形成されているとともに、該扁平チューブ体の少なくとも折曲部の形成範囲に亘って通気スペーサが設けてあり、扁平状態の前記扁平チューブ体の一部を折り曲げて折曲部を形成しながら、構造体の対向面間に形成された隙間内に挿入し、前記扁平チューブ体を膨張させて前記隙間の周縁を封鎖し、前記封鎖した隙間に固結材を充填したことを特徴とする、構造体の接合方法である。
本願の第2発明は、前記第1発明において、隙間を囲繞するように、一本の扁平チューブ体を折り曲げて隙間内に挿入しつつ、扁平チューブ体の重合部を隙間内に挿入したことを特徴とする、構造体の接合方法である。
本願の第3発明は、前記第2発明において、扁平チューブ体の重合部を筒状のカフスで拘束したことを特徴とする、構造体の接合方法である。
本願の第4発明は、前記第1発明において、隙間を囲繞するように、複数の扁平チューブ体を折り曲げて隙間内に挿入しつつ、扁平チューブ体の重合部を隙間内に挿入したことを特徴とする、構造体の接合方法である。
本願の第5発明は、前記第1乃至第4発明の何れかにおいて、一方の構造体と他方の構造体が共にプレキャストコンクリート構造体であることを特徴とする、構造体の接合方法である。
本願の第6発明は、前記第1乃至第4発明の何れかにおいて、一方の構造体がプレキャストコンクリート構造体であり、他方の構造体が場所打ちコンクリート構造体であることを特徴とする、構造体の接合方法である。
本願の第7発明は、前記第5発明または第6発明において、一方の構造体に突出した主鉄筋と他方の構造体に埋設した主鉄筋の間をスリーブ継手方式で以って接合したことを特徴とする、構造体の接合方法である。
本願の第8発明は、前記第1乃至第4発明の何れかにおいて、一方の構造体がコンクリート構造体であり、他方の構造体が金属構造体であることを特徴とする、構造体の接合方法である。
本発明は、扁平チューブ体を具備した隙間閉塞装置を使用することで、隙間の周囲の長さに対応した寸法に調整できるだけでなく転用が可能となる。
さらに、扁平チューブ体を隙間にセットするだけで型枠のセットが完了し、膨張した扁平チューブ体の流体を排出するだけで脱型が完了する。
したがって、従来の平板製の型枠を用いた場合と比べて、現場での施工性を大幅に改善できて、かつ施工コストも低く抑えることができる。
さらに、構造体がプレキャストコンクリート構造体である場合だけでなく、プレキャストコンクリート構造体と場所打ちコンクリート構造体を組み合わせた用途にも適用できて、汎用性に富む。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(1)発明の概要
本例では構造体10A,10Bがプレキャストコンクリート製の梁部材であり、相対向して配置した両構造体10A,10Bの間の隙間11内に固結材を充填して接合する場合を一例に説明する。
また本例では構造体10A,10Bに配筋した主鉄筋間を公知のスリーブ継手方式で以って接合する場合について説明するが、これ以外に公知の接合手段を採用できる。
構造体10A,10Bの対向部の部分拡大図である図4に基づいてスリーブ継手方式を説明すると、一方(左方)の構造体10Aの端面には主鉄筋12aが突出していて、また他方(右方)の構造体10Bの端面は,前記主鉄筋12aを挿入可能なガイド孔13が開設されていて、さらにガイド孔13の奥部に筒状のスリーブ14が埋設されている。
スリーブ14の中に両主鉄筋12a,12bの端部を挿入した状態で、スリーブ14内に注入孔15を通じて固結材を充填して両主鉄筋12a,12bを定着する方式である。
本発明では構造体10A,10Bの躯体の接合に当たって、型枠としてチューブ状の隙間閉塞装置20を使用する。
(2)隙間閉塞装置
図1,2に示すように、隙間閉塞装置20は扁平チューブ体30と、扁平チューブ体30の重合部を拘束するカフス40とにより構成する。
[扁平チューブ体]
型枠機能を有する扁平チューブ体30は両端を封鎖した筒体であって、その一部には、逆止弁機能付きの給排口31が設けられていて、この給排口31を通じて外部から気体、液体等の流体を供給することにより膨張し、また給排口31の逆止弁機構を開放して流体を扁平チューブ体30外へ排出することで扁平状に収縮することが可能である。
本例では、扁平チューブ体30は梁や柱等の構造体10A,10Bの対向面間に形成された隙間11の全周を閉鎖し得るように、扁平チューブ体30の全長が隙間の輪郭の全周長より長く設定してある場合について説明する。
また扁平チューブ体30の膨張径は少なくとも隙間11の隙間幅より大きく、かつ隙間11内に挿入できるように扁平チューブ体30の収縮時の厚さは隙間11の幅より小さくなるようにその肉厚が設定されている。
扁平チューブ体30は、折り曲げ可能な可撓性を有し、かつ固結材と付着し難い気密性に優れた非伸縮性の素材で形成されている。
より好ましくは耐久性に優れた消防ホース地等公知の素材に樹脂をコーディングしたものを採用できる。また表面に公知の剥離材を塗布する場合もある。
構造体10A,10Bの閉鎖形状と隙間の輪郭の周長に合わせて扁平チューブ体30を予め成形しておく方法も考えられるが、閉鎖形状と隙間の周長が異なったときに転用が利かない。またチューブ体を自転車用チューブのように伸縮ゴムで構成すると、チューブの全体寸法が拡張して隙間から食み出して型枠機能を喪失する恐れがある。
そこで本発明では、全体形状が直線状を呈し、かつ非伸縮性の素材で形成した扁平チューブ体30を使用し、扁平チューブ体30の途中の複数箇所を図2に示すように折り返して折曲部32を形成することで任意の形状を付与するようにした。折曲部32の形成箇所と折り曲げ角度を適宜選択して隙間の閉鎖形状に合う形状に形成する。
また、折曲部32では扁平チューブ体30が所定の交差角度を以って折り曲げられるため、折曲部32の上下部に段差が生じる。この段差は隙間11内に扁平チューブ体30をセットして膨張させたとき、隙間11の内外を連通する微小な隙間を形成することになり、この微小な隙間を通じて固結材の隙間11内部への充填時の隙間11内からの空気抜きとして機能するだけでなく、固結材の充填確認にも役立つ。
扁平チューブ体30を折り曲げることで流体の流れが遮断される可能性がある。
そこで、図3に示すように扁平チューブ体30の内部に通気スペーサ33を設けて、収縮状態でチューブ体30を折り曲げた折曲部32の内部に通気用の隙間を確保して流体の流れを遮断せずにスムーズに通過するように形成する。
通気スペーサ33は折り曲げ可能で塑性変形な金属線や樹脂線等の別体の線材を収容することの他に、扁平チューブ体30の内周面を長さ方向に沿って隆起させて一体に成形してもよい。
また通気スペーサ33はチューブ体30の全長に亘って連続的に形成することの他に、扁平チューブ体30の内部の一部に部分形成してもよく、要は扁平チューブ体30の少なくとも折曲部32の形成範囲に亘って通気スペーサ33が設けてあればよい。
[カフス]
カフス40は、扁平チューブ体30の重合部を拘束して閉鎖形状に固定するための拘束部材で、扁平チューブ体30に対してスライド自在に外装される。
本発明は従来の板状の型枠と異なり、扁平チューブ体30の全長を隙間の周囲の全長に完全一致させる必要はなく、カフス40に対する扁平チューブ体30のスライド量を適宜選択することで、閉鎖ループの全長、すなわち型枠の実質長を任意に設定することができる。
カフス40は、扁平チューブ体30の尾端部35及び、扁平チューブ体30の頭部34側を重合させた2つのチューブを内挿可能な大きさを有する筒体である。
カフス40は可撓性を有するが、伸縮性は特に持たない。
カフス40に可撓性を与えことでカフス40自体が扁平チューブ体30の膨張圧を受けて撓んで既設コンクリート構造体2,3の対向面への接着性が高まり、またカフス40が大きな伸縮性を持たせないことで、膨張時における扁平チューブ体30の重合部の拘束効果が高まる。
(3)隙間閉塞装置の使用方法
つぎに隙間閉塞装置20の使用方法について説明する。
[隙間閉塞装置のセット]
封鎖予定の隙間11の輪郭長より全長の長い扁平チューブ体30を準備し、図1に示すように扁平状態の扁平チューブ体30の所定の箇所を折り曲げて折曲部32を形成しながら、構造体10A,10Bの対向面間に形成された隙間11内に挿入する。
扁平チューブ体30に折曲部32を形成して全体が扁平状を呈するため、隙間11が狭くとも、扁平チューブ体30の設置作業を簡単に行える。
全周に沿って扁平チューブ体30の大半を配置したら、扁平チューブ体30の頭部側34側に外装したカフス40内に、扁平チューブ体30の尾端部35を差し込み、カフス40も隙間11に挿入する。
扁平チューブ体30の給排口31を設けた頭部34側は隙間11の外方へ露出しておく。
このように、カフス40に重合するように内挿した扁平チューブ体30の一方または両方をスライドしてカフス40の外装位置を調整することで、隙間を閉鎖する全周長に応じて無端構造の隙間閉塞装置20の大きさを設定することが出来る。
[隙間の封鎖]
つぎに給排口31を通じて扁平チューブ体30へ流体を供給し、扁平チューブ体30を膨張させて隙間11の周縁の構造体10A,10Bの対向面に接面させて隙間11を封鎖する。
扁平チューブ体30を膨張するに当たり、折曲部32の内部には、図3,4に示す通気スペーサ33が設けてあり、この通気スペーサ33と扁平チューブ体30の内周との間に通気用の隙間が確保されている。この通気用の隙間を通じて折曲部32で流体の通過が可能となって、扁平チューブ体30の全長に亘って一定の膨張圧力が作用させることが可能となる。
また構造体10A,10Bの対向面に多少の凹凸があっても、扁平チューブ体30の可撓性によりこれらの凹凸に追従して隙間11を封鎖できる。
また扁平チューブ体30の膨張力について検討すると、扁平状態で設置した扁平チューブ体30を膨張させることから、扁平チューブ体30は図4の構造体10A,10Bの対向面へ向けた方向(図の左右方向)に大きく膨らむのに対して、挿入方向(図の上下方向)への膨らみが小さくなる。
換言すれば、扁平チューブ体30内の膨張圧力の大半を構造体10A,10Bへの接面力に利用できて高いシール性を確保できるうえに、扁平チューブ体30の膨張圧力が扁平チューブ体30の抜け出し力として働くのを回避できるから、扁平チューブ体30の外側に支保工のような飛び出し防止器具を設ける必要がない。
図5,6に示すように、カフス40内で重合させた扁平チューブ体30は、互にカフス40で膨張が拘束されるために固定される。
すなわち、扁平チューブ体30の膨張圧力に比例してカフス40と扁平チューブ体30との接面範囲の摩擦抵抗が高まる結果、扁平チューブ体30の重合部が固定されて、扁平チューブ体30がカフス40から抜け出さない。
以上の簡単な操作で型枠のセットが完了する。
尚、扁平チューブ体30は一度に膨張させずに、扁平チューブ体30の全長を調整しながら段階的に膨張させることが望ましい。
[固結材の充填]
図7に示すように、隙間閉塞装置20で閉鎖した隙間11内に固結材50を注入する。
他方の構造体10Bに穿設した注入孔15を通じて注入した固結材50は、スリーブ14とガイド孔13を通じて隙間11内に浸透する。
また、扁平チューブ体30を折り曲げた折曲部32では、膨張した後において折曲部32に段差を生じ、この段差に沿って隙間11の内外を連通する線状の隙間が生じる。
この微小な隙間を通じて隙間11内の空気を外部へ排出できるので、固結材50の充填がスムーズなものとなるだけでなく、空気溜まりができるのを回避できる。
さらに、扁平チューブ体30の各折曲部32における微小な隙間を通じて固結材50の漏出を確認することで、固結材50の充填完了時期を判断することができる。
尚、両主鉄筋12a,12bはスリーブ14内に充填された固結材50が硬化することで一体に接合され、また構造体10A,10Bも固結材50により一体に接合される。
[脱型]
所定の養生期間が経過したら、隙間閉塞装置20を構成する扁平チューブ体30の流体を排出して扁平チューブ体30を萎ませて抜き取るだけの作業で脱型作業が完了する。
扁平チューブ体30を萎ませることで、扁平チューブ体30の重合部の固定を解除してカフス40内から扁平チューブ体30の尾端部35を抜き取る。
扁平チューブ体30の何れか一端を引き抜くだけで固結材50から剥離しながら抜き取ることができる。
抜き取ったカフス40と共に、次の隙間処理に転用する。
また扁平チューブ体30の撤去跡は、必要に応じて固結材を間詰する。
(4)その他の実施の形態
カフス40を省略し、扁平チューブ体30のみで隙間閉塞装置20を構成する場合もある。
本例は図8に示すように、構造体10A,10Bの対向面間の隙間11内で、扁平チューブ体30の頭部34と尾端部35を交差させて配置するだけでよい。
本例にあっては、カフス40に代わって構造体10A,10Bの対向面が扁平チューブ体30の頭部34と尾端部35の重合部の膨張を拘束することになる。
また図9に示すように複数の扁平チューブ体30,30の頭部34と尾端部35とを構造体10A,10Bの対向面の内部で重ね合わせてもよい。
また以上は一方の構造体10Aと他方の構造体10Bが共にプレキャストコンクリート製の梁部材である場合について説明したが、これ以外につぎの組み合わせに適用することが可能である。
<a>プレキャストコンクリート製の梁部材とプレキャストコンクリート製の柱部材の間の接合用途。
<b>場所打ちによる逆打ちコンクリート工法における先行コンクリート構造体と後行コンクリート構造体の継手面の接合用途。
<c>免振装置における金属製のベース(金属構造体)と、これを据え付けるための場所打ちコンクリート構造体(コンクリート構造体)間の接合用途。
隙間閉塞装置を用いた構造体の接合方法の概念図 隙間閉塞装置の平面図 扁平チューブ体の折曲部の斜視図 隙間閉塞装置をセットした構造体の拡大断面図 扁平チューブ体の膨張時における構造体の拡大断面図 図5におけるVI−VIの断面図 隙間に固結材を充填した構造体の拡大断面図 扁平チューブ体の他の配置形態を示す説明図 複数の扁平チューブ体を配置した他の配置形態を示す説明図
符号の説明
10A,10B・・・構造体
11・・・隙間
20・・・隙間閉塞装置
30・・・扁平チューブ体
31・・・給排口
32・・・折曲部
33・・・通気スペーサ
34・・・頭部
35・・・尾端部
40・・・カフス
50・・・固結材

Claims (8)

  1. 一方の構造体と他方の構造体を相対向して配置し、前記構造体の対向面間に形成された隙間内に固結材を充填して一体に接合する構造体の接合方法であって、
    流体の供給または排出により膨張または収縮する扁平チューブ体を具備した隙間閉塞装置を使用し、
    前記扁平チューブ体は非伸縮性の素材で形成されているとともに、該扁平チューブ体の少なくとも折曲部の形成範囲に亘って通気スペーサが設けてあり、
    扁平状態の前記扁平チューブ体の一部を折り曲げて折曲部を形成しながら、構造体の対向面間に形成された隙間内に挿入し、
    前記扁平チューブ体を膨張させて前記隙間の周縁を封鎖し、
    前記封鎖した隙間に固結材を充填したことを特徴とする、
    構造体の接合方法。
  2. 請求項1において、隙間を囲繞するように、一本の扁平チューブ体を折り曲げて隙間内に挿入しつつ、扁平チューブ体の重合部を隙間内に挿入したことを特徴とする、構造体の接合方法。
  3. 請求項2において、扁平チューブ体の重合部を筒状のカフスで拘束したことを特徴とする、構造体の接合方法。
  4. 請求項1において、隙間を囲繞するように、複数の扁平チューブ体を折り曲げて隙間内に挿入しつつ、扁平チューブ体の重合部を隙間内に挿入したことを特徴とする、構造体の接合方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、一方の構造体と他方の構造体が共にプレキャストコンクリート構造体であることを特徴とする、構造体の接合方法。
  6. 請求項1乃至4の何れかにおいて、一方の構造体がプレキャストコンクリート構造体であり、他方の構造体が場所打ちコンクリート構造体であることを特徴とする、構造体の接合方法。
  7. 請求項5または6において、一方の構造体に突出した主鉄筋と他方の構造体に埋設した主鉄筋の間をスリーブ継手方式で以って接合したことを特徴とする、構造体の接合方法。
  8. 請求項1乃至4の何れかにおいて、一方の構造体がコンクリート構造体であり、他方の構造体が金属構造体であることを特徴とする、構造体の接合方法。
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