JP6501625B2 - 止水ユニット及び止水工法 - Google Patents

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本発明は、建屋同士を連通する連通配管の取付部からの漏水や浸水を防止するための止水ユニット、この止水ユニットを用いた止水工法に関するものである。
例えば、2個の建屋が隣接して設置されるとき、各建屋は、連通配管により連通されており、この連通配管内に排水管やケーブルなどが配置されている。そして、2個の建屋は、地震発生時における互いの干渉を防止するため、建屋間に緩衝材(間詰材)が介装されている。
このような隣接する建屋において、例えば、一方または両方の建屋内に発生した水が、建屋の縦壁と連通配管との隙間から外部に漏洩してしまうおそれがある。そのため、例えば、建屋の外部周辺の地下水の水位を建屋内で発生した水の水位よりも高くなるように地下水の水位を制御することで、建屋内で発生した水の外部への漏洩を防止している。ところが、建屋の外部周辺の地下水の水位を建屋内で発生した水の水位よりも高くすると、外部の地下水が建屋の縦壁と連通配管との隙間から建屋の内部に侵入し、建屋内で発生した水の量が増加してしまうという問題がある。
従来の止水工法としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された止水用ユニットは、環状で中空の注入室と、この注入室に注入材を注入するための注入口とを有する袋体を設け、この袋体を環状空間に配置し、注入室への注入材の注入により膨張させることで、袋体を環状空間の内周面と外周面とに密着させて環状空間の止水を行うものである。
特開2006−052571号公報
建屋の縦壁と連通配管との隙間を止水する場合、緩衝材を一部除去し、隣接する建屋の縦壁間に止水材を充填することが考えられる。ところが、緩衝材を一部除去すると、緩衝材を除去した空間部に地下水が浸入する。すると、水中で止水材を充填することとなり、止水材が空間部に一様に広がらず、また、壁面に対する密着度合いが不十分なまま硬化するため、十分な止水効果を得ることができない。また、特許文献1に記載された止水用ユニットでは、環状空間に配置された袋体内に注入材を注入して膨張させることで、袋体を環状空間の内周面と外周面とに密着させて止水している。ところが、袋体内には空気が残存しており、袋体内の空気が邪魔をして注入材を隙間なく充填することが困難となり、十分な信頼性を確保することができない。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、信頼性の向上を図る止水ユニット及び止水工法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の止水ユニットは、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在な第1止水チューブと、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在であると共に前記第1止水チューブに並設される第2止水チューブと、並設される前記第1止水チューブと前記第2止水チューブを連結する連結部材と、を有することを特徴とするものである。
従って、連結部材により連結された第1止水チューブ及び第2止水チューブを止水する止水空間部に配置し、第1止水チューブ内に加圧流体を供給すると共に第2止水チューブ内に加圧流体を供給することで、加圧流体が供給された各止水チューブが膨張し、外面が止水空間部の壁面に押圧されて密着される。この状態で、各止水チューブの間の空間部が隔離されることから、この空間部から排水した後、空間部に止水材を充填すると、この止水材が硬化することで止水空間部が止水される。そのため、第1止水チューブと第2止水チューブにより隔離されて排水された空間部に止水材を充填して硬化させることで、容易に、且つ、隙間なく空間部に止水材を充填して止水空間部を止水することができ、信頼性の向上を図ることができる。
本発明の止水ユニットでは、前記連結部材は、前記第1止水チューブ及び前記第2止水チューブの長手方向に所定間隔で複数設けられることを特徴としている。
従って、第1止水チューブと第2止水チューブは、長手方向に所定間隔で設けられる複数の連結部材により連結されることで、第1止水チューブと第2止水チューブとの間の空間部を1つの空間部として隔離することができ、止水材を隙間なく充填することができる。
本発明の止水ユニットでは、前記第1止水チューブと前記第2止水チューブとを予め設定された所定間隔に維持する規制部材が設けられることを特徴としている。
従って、規制部材により各止水チューブが所定間隔に維持されることとなり、各止水チューブを適正に止水空間部の壁面に密着させ、空間部を隔離することができる。
本発明の止水ユニットでは、前記規制部材は、前記連結部材であることを特徴としている。
従って、規制部材と連結部材を兼用することで、構造を簡素化することができる。
本発明の止水ユニットでは、前記連結部材は、前記第1止水チューブと前記第2止水チューブを連通する連通管であることを特徴としている。
従って、第1止水チューブと第2止水チューブとの内部同士が連通管により連通することで、止水チューブ内に加圧流体を供給したとき、壁面に対する各止水チューブの押圧力を同圧にすることができ、適正に空間部を隔離することができる。
本発明の止水ユニットでは、前記第1止水チューブと前記第2止水チューブは、基端部同士が支持板により連結され、前記支持板に前記第1止水チューブ内及び前記第2止水チューブ内への加圧流体供給部が設けられることを特徴としている。
従って、第1止水チューブと第2止水チューブの基端部同士が支持板に連結されることで、この支持板に設けられた加圧流体供給部から加圧流体を各止水チューブ内に容易に供給することができ、作業性を向上することができる。
本発明の止水ユニットでは、前記加圧流体供給部は、前記第1止水チューブ内及び前記第2止水チューブ内からの加圧流体の排出を阻止する逆止弁が設けられることを特徴としている。
従って、逆止弁により各止水チューブ内からの加圧流体の排出が阻止されることとなり、止水チューブによる押圧力を容易に維持することができる。
本発明の止水ユニットでは、前記支持板に前記第1止水チューブと前記第2止水チューブとの間の空間部からの排水部が設けられることを特徴としている。
従って、支持板に設けられた排水部により空間部から容易に排水することができ、作業性を向上することができる。
本発明の止水ユニットでは、前記支持板に前記第1止水チューブ内と前記第2止水チューブとの間の空間部への止水材注入部が設けられることを特徴としている。
従って、支持板に設けられた止水材注入部から止水材を空間部に容易に充填することができ、作業性を向上することができる。
本発明の止水ユニットでは、前記第1止水チューブ及び前記第2止水チューブは、先端部に牽引部が設けられることを特徴としている。
従って、牽引部に牽引ロープなどの一端部を連結し、他端部を止水空間部を通して外部に引き出し、この牽引ロープを牽引することで、各止水チューブを容易に止水空間部に挿入することができ、作業性を向上することができる。
また、本発明の止水工法は、前記止水ユニットを隣接する建屋における対向する壁面の間に挿入する工程と、前記第1止水チューブ内及び前記第2止水チューブ内に加圧流体を供給する工程と、前記第1止水チューブと前記第2止水チューブとの間の空間部から排水する工程と、前記第1止水チューブと前記第2止水チューブとの間の空間部へ止水材を充填する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、第1止水チューブと第2止水チューブにより隔離されて排水された空間部に止水材を充填して硬化させることで、容易に、且つ、隙間なく空間部に止水材を充填して止水空間部を止水することができ、信頼性の向上を図ることができる。
本発明の止水工法では、隣接する前記建屋間を連通する連通配管が設けられ、前記建屋における対向する壁面の間に前記連通配管を取り囲むようにU字形状をなすシール材挿入孔を形成し、前記シール材挿入孔に前記止水ユニットを挿入することを特徴としている。
従って、止水ユニットにより、壁部と連通配管との間の隙間を通した建屋外への漏水や外部からこの隙間を通した建屋内への浸水を適正に防止することができる。
本発明の止水ユニット及び止水工法によれば、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在な第1止水チューブと第2止水チューブを並設して連結部材により連結するので、容易に、且つ、隙間なく空間部に止水材を充填して止水空間部を止水することができ、信頼性の向上を図ることができる。
図1は、第1実施形態の止水ユニットが適用される建屋の構造を表す断面図である。 図2は、建屋の縦壁に対する連通配管の取付構造を表す断面図である。 図3は、第1実施形態の止水ユニットを表す概略図である。 図4は、図3のIV−IVである。 図5は、第1実施形態の止水ユニットによる建屋間の止水状態を表す断面図である。 図6は、図5のVI−VI断面図である。 図7は、第1実施形態の止水工法における止水ユニットの挿入状態を表す概略図である。 図8は、図7のVIII−VIII断面図である。 図9は、第1実施形態の止水工法における空気の充填状態を表す概略図である。 図10は、図9のX−X断面図である。 図11は、第1実施形態の止水工法における止水材の充填状態を表す概略図である。 図12は、第2実施形態の止水ユニットを表す概略図である。 図13は、図12のXIII−XIII断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る止水ユニット及び止水工法の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の止水ユニットが適用される建屋の構造を表す断面図、図2は、建屋の縦壁に対する連通配管の取付構造を表す断面図である。
第1実施形態において、図1に示すように、建屋11と建屋12は、所定隙間を空けて地盤13上に設置されており、建屋11の縦壁14と建屋11の縦壁15との間に緩衝材としての間詰材16が介装されている。そして、建屋11と建屋12は、各縦壁14,15及び間詰材16を水平に貫通する連通配管17が配置されており、各建屋11,12に配置された各種機器を接続する配管やケーブルがこの連通配管17内に配置されている。
図2に示すように、建屋11の縦壁14と建屋12の縦壁15は、高さ方向及び水平方向におけるほぼ同位置に貫通孔18,19が形成され、間詰材16は、この貫通孔18,19と同位置に貫通孔20が形成されている。連通配管17は、各貫通孔18,19,20を貫通するように挿通され、固定されている。
このような隣接する建屋構造において、建屋11,12内に水Wa,Wbが発生した場合、縦壁14,15と連通配管17との隙間から内部で発生した水Wa,Wbが外部に漏洩してしまうおそれがある。即ち、連通配管17と各貫通孔18,19とは、施工時にシール材が装着されているものの、経年劣化や地震などにより両者の間に隙間が形成され、この隙間から発生した水Wa,Wbが漏洩する。そのため、建屋11,12の外部周辺の地下水の水位を建屋内で発生した水Wa,Wbの水位よりも高くなるように地下水の水位を制御することで、建屋内11,12で発生した水Wa,Wbの漏洩を防止する。しかし、この場合、外部の地下水が前述した隙間から建屋11,12内部に侵入し、建屋11,12内で発生した水Wa,Wbの量が増加してしまう。
そこで、第1実施形態では、建屋11,12のおける縦壁14,15間に連通配管17を取り囲むように止水ユニットを配置することで、建屋11,12からの内部で発生した水Wa,Wbの漏洩や外部から建屋11,12内への地下水の浸入を防止する。
図3は、第1実施形態の止水ユニットを表す概略図、図4は、図3のIV−IV断面図である。
図3及び図4に示すように、止水ユニット30は、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32と連結部材33とを有している。第1止水チューブ31は、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在なチューブである。第2止水チューブ32は、第1止水チューブ31と同様に、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在なチューブである。第1止水チューブ31と第2止水チューブ32は、先端部が閉塞した円筒形状をなし、ほぼ同形状に設定されている。連結部材33は、並設された第1止水チューブ31と第2止水チューブ32を連結するものである。
即ち、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32は、略平行をなした状態で配置され、複数の連結部材33により連結されると共に、基端部同士が支持板34に連結されて支持されている。複数の連結部材33は、第1止水チューブ31及び第2止水チューブ32の長手方向に所定間隔(好ましくは、一定間隔)で設けられている。この連結部材33は、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32とを予め設定された所定間隔に維持する規制部材として機能する。そのため、連結部材33は、所定の硬さを有する材料として、例えば、金属材料や樹脂材料などにより形成されている。
また、支持板34は、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32への加圧流体供給口(加圧流体供給部)35,36が設けられている。また、支持板34は、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32との間の止水材充填空間部S(図6参照)からの排水部と、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32との間の止水材充填空間部S(図6参照)への止水材注入部とを兼用する排水及び止水材注入口37が設けられている。
第1止水チューブ31及び第2止水チューブ32は、先端部同士を連結する支持部38が設けられ、この支持部38の外側に牽引フック(牽引部)39が設けられている。
なお、各止水チューブ31,32は、止水性及び弾力性を有するものであり、ゴムに代表されるような柔軟で破断伸びが大きな部材、あるいは、加圧に対する抵抗が少ないエラストマーなどにより構成することが望ましい。具体的に、ゴムとしては、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、CR(クロロプレンゴム)、NR(天然ゴム)、NBR(ニトリルゴム)、SR(スチレンゴム)、SBR(スチレンブタジエンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、IIR(イソプレンゴム)、CSM(クロルスルホン化ポリエチレン)などが好適である。また、エラストマーとしては、ポリエチレンやポリプロピレン構造を含む物質から作られるポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタンやポリウレア構造を含む物質から作られるウレタン系エラストマーなどが好適である。また、生ゴムと称される架橋前のゴム混合物など加圧に対する抵抗力が少ない物質が好適であるが、これらの部材は、本実施形態を実現する物質の一例であって、これらの部材により各止水チューブ31,32が限定されるものではない。
また、止水材は、例えば、ウレタンジェルであり、具体的には、止水材/ハヤシールNS(商品名:中井商工株式会社)や水中硬化型弾性シーリング材/水々シール(商品名:中井商工株式会社)が望ましい。但し、止水材は、これらに限定されるものではない。また、加圧流体は、加圧空気、加圧水、加圧窒素などを用いればよい。
ここで、止水ユニット30を用いた第1実施形態の止水工法について説明する。
図5は、第1実施形態の止水ユニットによる建屋間の止水状態を表す断面図、図6は、図5のVI−VI断面図、図7は、第1実施形態の止水工法における止水ユニットの挿入状態を表す概略図、図8は、図7のVIII−VIII断面図、図9は、第1実施形態の止水工法における空気の充填状態を表す概略図、図10は、図9のX−X断面図、図11は、第1実施形態の止水工法における止水材の充填状態を表す概略図である。
第1実施形態の止水工法は、図5及び図6に示すように、止水ユニット30を隣接する建屋11,12における対向する壁面14a,15aの間に挿入する工程と、第1止水チューブ31内及び第2止水チューブ32内に加圧流体としての空気を供給する工程と、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32との間の止水材充填空間部Sから排水する工程と、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32との間の止水材充填空間部Sへ止水材Mを充填する工程とを有している。この場合、隣接する建屋11,12間を連通する連通配管17が設けられ、建屋11,12における対向する壁面14a,15aの間に連通配管17を取り囲むようにU字形状をなすシール材挿入孔(止水空間部)21を形成し、シール材挿入孔21に止水ユニット30を挿入する。
まず、図7及び図8に示すように、地下水の水位より高い建屋11,12の上部から除去装置(図示略)を用いて間詰材16を除去し、正面視がU字形状をなすシール材挿入孔21を形成する。このシール材挿入孔21は、隣接する建屋11,12における対向する縦壁14,15の各壁面14a,15aの間であって、連通配管17を取り囲むようにU字形状に形成する。そして、このシール材挿入孔21は、基端部側と先端部側が外部に連通している。
次に、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32と連結部材33が連結された止水ユニット30をシール材挿入孔21における入口部から挿入する。即ち、止水ユニット30の先端部に装着された牽引フック39に牽引ロープ41の一端部を連結する。続いて、図示しない走行装置により牽引フック39に連結された牽引ロープ41の他端部をシール材挿入孔21の入口部から出口部まで挿通させる。そして、牽引ロープ41の他端部を牽引することで、第1止水チューブ31及び第2止水チューブ32をシール材挿入孔21に配置する。そして、第1止水チューブ31及び第2止水チューブ32がシール材挿入孔21に配置されると、支持板34をシール材挿入孔21における入口部を閉塞するように設置し、各止水チューブ31,32の先端部をシール材挿入孔21における出口部に位置させて仮固定する。このとき、各止水チューブ31,32は、連結部材33により所定間隔だけ離間されて配置される。
続いて、図9に示すように、支持板34の加圧流体供給口35,36に加圧流体供給管42,43を連結すると共に、排水及び止水材注入口37に排水管44を連結する。そして、加圧流体供給管42,43は、第1止水チューブ31及び第2止水チューブ32からの加圧流体の排出を阻止する逆止弁45,46が設けられる。
そして、図示しないコンプレッサを作動することで、加圧流体(加圧空気)を加圧流体供給管42,43から各流体供給口35,36を通して各止水チューブ31,32の内部に供給する。すると、図9及び図10に示すように、各止水チューブ31,32は、内部に加圧流体が供給されることで外側に膨張し、外面がシール材挿入孔21の内面、つまり、建屋11,12における対向する縦壁14,15の各壁面14a,15aに押圧されて密着する。ここで、各止水チューブ31,32が各壁面14a,15aに対して所定の密着力で密着すると、各止水チューブ31,32内への加圧流体の供給を終了する。
シール材挿入孔21内で、止水チューブ31,32が膨張して縦壁14,15の各壁面14a,15aに密着すると、止水チューブ31,32におけるそれぞれの外面と縦壁14,15における各壁面14a,15aにより隔離された止水材充填空間部Sが形成される。ここで、図示しない排水装置を作動することで、止水材充填空間部Sにある水を排水及び止水材注入口37から排水管44を通して外部に排水し、止水材充填空間部Sを空気層とする。
止水材充填空間部Sの排水が完了すると、図11に示すように、支持板34から排水管44を取外し、この支持板34の排水及び止水材注入口37に止水材供給配管47を連結する。そして、図示しない止水材供給装置を作動することで、止水材Mを止水材供給配管47から排水及び止水材注入口37を通して止水材充填空間部Sに充填する。その後、止水材充填空間部Sの全てに止水材Mが充填されると、支持板34から加圧流体供給管42,43と止水材供給配管47を取外す。
すると、図5及び図6に示すように、シール材挿入孔21内で、各止水チューブ31,32と縦壁14,15により隔離された止水材充填空間部Sに止水材Mが充填されて硬化することで、縦壁14,15と連通配管17との隙間が適正に止水される。
このように第1実施形態の止水ユニットにあっては、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在な第1止水チューブ31と、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在であると共に第1止水チューブ31に並設される第2止水チューブ32と、並設される第1止水チューブ31と第2止水チューブ32を連結する連結部材33とを設けている。
従って、連結部材33により連結された第1止水チューブ31及び第2止水チューブ32を止水するシール材挿入孔21に配置し、第1止水チューブ31内に加圧空気を供給すると共に第2止水チューブ32内に加圧空気を供給することで、加圧空気が供給された各止水チューブ31,32が膨張し、外面がシール材挿入孔21を構成する縦壁14,15の壁面14a,15aに押圧されて密着される。この状態で、各止水チューブ31,32の間の空間部が止水材充填空間部Sとして隔離されることから、この止水材充填空間部Sから排水した後に止水材Mを充填すると、この止水材Mが硬化することで止水材充填空間部Sが止水される。そのため、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32により隔離されて排水された止水材充填空間部Sに止水材Mを充填して硬化させることで、容易に、且つ、隙間なく止水材充填空間部Sに止水材Mを充填してシール材挿入孔21を止水することができ、信頼性の向上を図ることができる。
第1実施形態の止水ユニットでは、連結部材33を第1止水チューブ31及び第2止水チューブ32の長手方向に所定間隔で複数設けている。従って、第1止水チューブ31と第2止水チューブは、複数の連結部材33により断続的に連結されることで、各止水チューブ31,32の間の止水材充填空間部Sが1つの空間部として隔離することができ、止水材Mを隙間なく充填することができる。
第1実施形態の止水ユニットでは、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32とを予め設定された所定間隔に維持する規制部材として連結部材33を兼用している。従って、連結部材33により各止水チューブ31,32が所定間隔に維持されることとなり、各止水チューブ31,32を適正に壁面14a,15aに密着させ、止水材充填空間部Sを隔離することができる。また、規制部材と連結部材33を兼用することで、構造を簡素化することができる。
第1実施形態の止水ユニットでは、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32の基端部同士を支持板34により連結し、支持板34に第1止水チューブ31内及び第2止水チューブ32内への加圧流体供給口35,36が設けられている。従って、支持板34に設けられた加圧流体供給口35,36から加圧空気を各止水チューブ31,32内に容易に供給することができ、作業性を向上することができる。
第1実施形態の止水ユニットでは、各加圧流体供給口35,36に第1止水チューブ31内及び第2止水チューブ32内からの加圧空気の排出を阻止する逆止弁45,46を設けている。従って、逆止弁45,46により各止水チューブ31,32内からの加圧空気の排出が阻止されることとなり、止水チューブ31,32による押圧力を容易に維持することができる。
第1実施形態の止水ユニットでは、支持板34に第1止水チューブ31と第2止水チューブ32との間の止水材充填空間部Sからの排水及び止水材注入口37を設けている。従って、支持板34に設けられた排水及び止水材注入口37により止水材充填空間部Sから容易に排水することができ、作業性を向上することができる。
第1実施形態の止水ユニットでは、支持板34に第1止水チューブ31内と第2止水チューブ32との間の止水材充填空間部Sへの排水及び止水材注入口37を設けている。従って、支持板34に設けられた排水及び止水材注入口37から止水材Mを止水材充填空間部Sに容易に充填することができ、作業性を向上することができる。
第1実施形態の止水ユニットでは、第1止水チューブ31及び第2止水チューブ32の先端部に牽引フック39を設けている。従って、牽引フック39に牽引ロープ41の一端部を連結し、他端部をシール材充填孔21を通して外部に引き出し、この牽引ロープ41を牽引することで、各止水チューブ31,32を容易にシール材挿入孔21に挿入することができ、作業性を向上することができる。
また、第1実施形態の止水工法にあっては、止水ユニット30を隣接する建屋11,12における対向する壁面14a,15aの間に挿入する工程と、第1止水チューブ31内及び第2止水チューブ32内に加圧空気を供給する工程と、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32との間の止水材充填空間部Sから排水する工程と、この止水材充填空間部Sへ止水材Mを充填する工程とを設けている。
従って、第1止水チューブ31と第2止水チューブ32により隔離されて排水された止水材充填空間部Sに止水材Mを充填して硬化させることで、容易に、且つ、隙間なく止水材充填空間部Sに止水材Mを充填してシール材挿入孔21を止水することができ、信頼性の向上を図ることができる。
本実施形態の止水工法では、建屋11における対向する壁面14a,15aの間に連通配管17を取り囲むようにU字形状をなすシール材挿入孔21を形成し、シール材挿入孔21に止水ユニット30を挿入する。従って、止水ユニット30により、壁部14,15と連通配管17との間の隙間を通した建屋11,12外への漏水や外部からこの隙間を通した建屋11,12内への浸水を適正に防止することができる。
[第2実施形態]
図12は、第2実施形態の止水ユニットを表す概略図、図13は、図12のXIII−XIII断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図12及び図13に示すように、止水ユニット50は、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52と連結部材53とを有している。第1止水チューブ51及び第2止水チューブ52は、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在なチューブであり、円筒形状をなし、両者がほぼ同形状に設定されている。連結部材53は、並設された第1止水チューブ51と第2止水チューブ52を連結するものである。
即ち、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52は、略平行をなした状態で配置され、複数の連結部材53により連結されると共に、基端部同士が支持板54に連結されて支持されている。複数の連結部材53は、第1止水チューブ51及び第2止水チューブ52の長手方向に所定間隔(好ましくは、一定間隔)で設けられている。この連結部材53は、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52とを予め設定された所定間隔に維持する規制部材として機能する。
また、支持板54は、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52への加圧流体供給口(加圧流体供給部)55,56が設けられている。また、支持板54は、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52との間の止水材充填空間部S(図6参照)からの排水部と、この止水材充填空間部S(図6参照)への止水材注入部とを兼用する排水及び止水材注入口57が設けられている。そして、第1止水チューブ51及び第2止水チューブ52は、先端部同士を連結する支持部58が設けられ、この支持部58の外側に牽引フック(牽引部)59が設けられている。
また、第2実施形態にて、連結部材53は、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52を連通する連通管である。即ち、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52は、連通管として機能する連結部材53により連結されると共に、内部が連通部60により連通されている。この場合、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52と連結部材53を同じゴム材料により形成してもよく、また、金属材料や樹脂材料などにより形成してもよい。
なお、止水ユニット50を用いた第2実施形態の止水工法については、第1実施形態とほぼ同様であることから、説明は省略する。
このように第2実施形態の止水ユニットにあっては、基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在な第1止水チューブ51及び第2止水チューブ52と、並設される第1止水チューブ51と第2止水チューブ52を連結する連結部材53とを設け、この連結部材53を第1止水チューブ51と第2止水チューブ52を連通する連通管としている。
従って、第1止水チューブ51と第2止水チューブ52との内部同士が連通管としての連結部材53の連通部60により連通することで、止水チューブ51,52内に加圧空気を供給したとき、壁面14a,15aに対する各止水チューブ51,52の押圧力を同圧にすることができ、適正に止水材充填空間部Sを隔離することができる。
なお、上述した実施形態では、止水ユニットをシール材挿入孔に挿入するとき、止水ユニットを牽引するように構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、止水チューブの内部または外部にその長手方向に沿ってフレキシブルな押し込みロッドを装着し、この押し込みロッドにより止水ユニットをシール材挿入孔に押し込んで挿入してもよい。
また、上述した実施形態では、止水ユニットをU字形状をなす止水空間部に挿入するものとして説明したが、この形状に限定されるものではなく、直線形状でも、四角形状でも、円形状でもよい。また、止水ユニットにより1個の連通配管を取り囲むように止水したが、複数の連通配管を取り囲むように止水してもよい。
また、上述した実施形態では、止水ユニットを隣接する建屋間の止水に適用したが、この適用部位に限定されるものではない。
11,12 建屋
13 地盤
14,15 縦壁
16 間詰材
17 連通配管
21 シール材挿入孔(止水空間部)
30,50 止水ユニット
31,51 第1止水チューブ
32,52 第2止水チューブ
33,53 連結部材(規制部材)
34,54 支持板
35,36,55,56 加圧流体供給口(加圧流体供給部)
37,57 排水及び止水材注入口(排水部、止水材注入部)
38,58 支持部
39,59 牽引フック(牽引部)
41 牽引ロープ
45,46逆止弁
60 連通部
S 止水材充填空間部

Claims (12)

  1. 基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在な第1止水チューブと、
    基端部が開口して先端部が閉塞する弾性変形自在であると共に前記第1止水チューブに並設される第2止水チューブと、
    並設される前記第1止水チューブと前記第2止水チューブを連結する連結部材と、
    を有することを特徴とする止水ユニット。
  2. 前記連結部材は、前記第1止水チューブ及び前記第2止水チューブの長手方向に所定間隔で複数設けられることを特徴とする請求項1に記載の止水ユニット。
  3. 前記第1止水チューブと前記第2止水チューブとを予め設定された所定間隔に維持する規制部材が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の止水ユニット。
  4. 前記規制部材は、前記連結部材であることを特徴とする請求項3に記載の止水ユニット。
  5. 前記連結部材は、前記第1止水チューブと前記第2止水チューブを連通する連通管であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の止水ユニット。
  6. 前記第1止水チューブと前記第2止水チューブは、基端部同士が支持板により連結され、前記支持板に前記第1止水チューブ内及び前記第2止水チューブ内への加圧流体供給部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の止水ユニット。
  7. 前記加圧流体供給部は、前記第1止水チューブ内及び前記第2止水チューブ内からの加圧流体の排出を阻止する逆止弁が設けられることを特徴とする請求項6に記載の止水ユニット。
  8. 前記支持板に前記第1止水チューブと前記第2止水チューブとの間の空間部からの排水部が設けられることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の止水ユニット。
  9. 前記支持板に前記第1止水チューブ内と前記第2止水チューブとの間の空間部への止水材注入部が設けられることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の止水ユニット。
  10. 前記第1止水チューブ及び前記第2止水チューブは、先端部に牽引部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の止水ユニット。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の止水ユニットを隣接する建屋における対向する壁面の間に挿入する工程と、
    前記第1止水チューブ内及び前記第2止水チューブ内に加圧流体を供給する工程と、
    前記第1止水チューブと前記第2止水チューブとの間の空間部から排水する工程と、
    前記第1止水チューブと前記第2止水チューブとの間の空間部へ止水材を充填する工程と、
    を有することを特徴とする止水工法。
  12. 隣接する前記建屋間を連通する連通配管が設けられ、前記建屋における対向する壁面の間に前記連通配管を取り囲むようにU字形状をなすシール材挿入孔を形成し、前記シール材挿入孔に前記止水ユニットを挿入することを特徴とする請求項11に記載の止水工法。
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