JP4766665B2 - 撮像装置、及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置、及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、及びその制御方法、並びにプログラムに関し、特に、撮像部表面に付着した異物を除去する異物除去機能を備えた撮像装置、及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
従来より、撮影を行うための撮影部と、本体に対して取り外し可能な撮影レンズを備える撮像装置が知られている。この撮像装置は、撮影レンズを取り外しする際に、撮像装置内部に備えられた撮影部の表面に、ゴミ、塵等の異物が付着し易い。このように撮影部の表面に異物が付着した場合、撮影画像に黒い影が発生し、被写体像に欠損部分が生じる。その結果、撮影画像の画質の低下をもたらす。この撮像部表面に付着した異物を除去するためには、使用者が撮像部の表面を拭取る必要がある。
また、近年では、撮像部表面の部材を振動させることにより、撮像部に付着した異物を自動的に除去する異物除去機能を備えた撮像装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。このような異物除去機能を備えた撮像装置においては、例えば撮像装置の起動時に上記異物除去機能が作動するので、自動的に撮像部表面の異物を除去することができる。
特開2002-204379号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された撮像装置において、撮像部表面が結露している場合や、撮像部周辺の湿度が高い場合等は、撮像部表面に付着した異物が水分を吸収する。その結果、異物の撮像部への付着強度が増加し、異物除去動作を実行しても異物を除去することができない場合がある。
また、異物を除去することができない場合、使用者は撮像装置に付着した異物が除去されたものと思い、撮像部に異物が付着したまま撮影を行う畏れがある。
本発明の目的は、撮像部周辺の環境に応じて、撮像部の表面に付着した異物を適切に除去することができる撮像装置、及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像部の被写体側に設けられた光学部材と、前記光学部材表面に付着した異物を除去するために、前記撮像部または前記光学部材を振動させる振動手段と、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出する湿度検出手段と、前記検出された湿度が第1の所定値未満である場合には、前記撮像部または前記光学部材を第1の振動振幅で振動させ、前記検出された湿度が前記第1の所定値以上である場合には、前記撮像部または前記光学部材を前記第1の振動振幅より大きい第2の振動振幅で振動させるように、前記振動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項記載の撮像装置の制御方法は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像部の被写体側に設けられた光学部材と、前記撮像部表面または前記光学部材表面を振動する振動手段と、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出する湿度検出手段とを備える撮像装置の制御方法であって、前記湿度検出手段によって、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出し、前記検出された湿度が第1の所定値未満である場合には、前記振動手段によって、前記撮像部または前記光学部材を第1の振動振幅で振動させ、前記検出された湿度が前記第1の所定値以上である場合には、前記振動手段によって、前記撮像部または前記光学部材を前記第1の振動振幅より大きい第2の振動振幅で振動させることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項記載の撮像装置のプログラムは、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像部の被写体側に設けられた光学部材と、前記撮像部表面または前記光学部材表面を振動する振動手段と、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出する湿度検出手段とを備える撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記撮像装置の制御方法は、前記湿度検出手段によって、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出し、前記検出された湿度が第1の所定値未満である場合には、前記振動手段によって、前記撮像部または前記光学部材を第1の振動振幅で振動させ、前記検出された湿度が前記第1の所定値以上である場合には、前記振動手段によって、前記撮像部または前記光学部材を前記第1の振動振幅より大きい第2の振動振幅で振動させることを特徴とする。
請求項1記載の撮像装置、請求項記載の制御方法、請求項記載のプログラムによれば、撮像部周辺または光学部材周辺の湿度が低いときには小さな振幅で撮像部または光学部材を振動させ、撮像部周辺または光学部材周辺の湿度が高いときには大きな振幅で撮像部または光学部材を振動させるので、撮像部周辺の環境に応じて、撮像部の表面に付着した異物を適切に除去することができる。
請求項2記載の撮像装置によれば、検出された湿度が第1の所定値以上であって当該第1の所定値よりも大きい第2の所定値未満である場合には、撮像部または光学部材を第1の振動振幅より大きい第2の振動振幅で振動させ、検出された湿度が第2の所定値以上である場合には、撮像部または光学部材の振動動作を禁止するので、無駄な異物除去動作を防止することができる。
請求項3記載の撮像装置によれば、撮像部または光学部材の振動動作を禁止するときは、撮像装置のユーザーに警告を行うので、ユーザーが撮像装置に付着した異物が除去されたものと思い、撮像部または光学部材に異物が付着したまま撮影を行うことを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の内部構成を示す模式図である。
図1において、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラ100は、撮影レンズ1、及びカメラ本体2を備える。撮影レンズ1は、カメラ本体2に対して取り外しが可能である。
カメラ本体2は、ミラー3、ピン板4、プリズム5、接眼レンズ6、シャッタ7、シャッタ羽根8、撮像素子9、表示部10、ガラス板11、加振部12、駆動回路13、ホルダ14、湿度センサ15、A/D変換器16、及び制御部17を備える。
加振部12は、駆動回路13を介して制御部17に接続されている。また湿度センサ15は、A/D変換器16を介して制御部17に接続されている。
撮像レンズ1から取り込まれた光は、ミラー3により反射され、撮影レンズ1の予定結像面に配置されたピント板4に結像される。撮影者は、接眼レンズ6及びファインダ光路変更用のプリズム5を介して、このピント板4に結像された撮影対象となる光情報を観察することができる。このとき、ミラー3は待機位置(図1において実線で示す位置)に配置されている。
デジタルカメラ100に備えられたレリーズスイッチ(不図示)が押下されると、ミラー3は撮影位置(図1において破線で示す位置)に移動し、シャッタ羽根8を駆動回路(不図示)により所定時間開口する。このとき、撮像素子9は、撮影レンズ1により結像された撮影対象となる光情報を電気信号に変換する。
撮像素子9は、ホルダ14により保持されている。ガラス板11は、ホルダ14の開口部を覆うことにより、撮像素子9の表面を保護する。また、ガラス板11は、ホルダ14を密閉することにより、撮像素子9の表面への異物の付着を防止する。以下、撮像素子9、ガラス板11、及びホルダ14をまとめて「撮像部」という。
加振部12は、例えば圧電体により構成され、ガラス板11を振動させる。これにより、撮像部の表面に付着した異物を除去する。以下、ガラス板11を振動させる動作を「異物除去動作」という。図1において、加振部12は模式的に示されているが、加振部12は、実際にはガラス板11の外周や上下辺に配置される。
駆動回路13は、制御部17により制御され、所定の振幅及び所定の周期の電圧を加えることにより加振部12を振動させる。表示部10は、再生画像、撮影メニュー、及び警告メッセージ等を表示する。制御部17は、デジタルカメラ100全体の動作を制御する。湿度センサ15は、ガラス板11の近傍に配置され、カメラ本体2内の湿度を検出する。
図2は、図1における湿度センサ15の周辺回路の一例を示すブロック図である。
図2において、湿度センサ15は、電圧を印加した回路に抵抗体と直列に接続されている。湿度センサ15は、カメラ本体2内の湿度を検出し、カメラ本体2内の湿度に応じた抵抗値を出力する。A/D変換器16は、湿度センサ15により分圧された電圧をA/D変換し、このA/D変換値をカメラ本体2内の湿度として制御部17に出力する。制御部17は、カメラ本体2内の湿度に応じて加振部12に加振される振動振幅を設定する。
図3は、図1における制御部17によって実行される制御処理の手順を示すフローチャートである。
図3において、まず、デジタルカメラ100に備えられた電源スイッチ(不図示)が押下されると、制御部17は、デジタルカメラ100の電源をオンにし、デジタルカメラ100を起動する(ステップS301)。次に、制御部17は、デジタルカメラ100の起動時の初期手続きを行う(ステップS302)。この初期手続とは、電源電圧レベルやデジタルカメラ100に備えられたSW系(不図示)の異常の確認、記録メディアの有無の確認、レンズ1の装着の確認、及び撮影のための初期設定等である。
次に、制御部17は、後述する図4の異物除去処理を実行して、撮像部のガラス板11の表面に付着した異物を除去する(ステップS303)。次に、デジタルカメラ100は撮影待機状態となる(ステップS304)。ここで、制御部17は、デジタルカメラ100に備えられたレリーズスイッチ(不図示)を監視しており、このレリーズスイッチが押下されたか否かを判別する(ステップS305)。
この判別の結果、レリーズスイッチが押下されていないときは、ステップS304に戻り、撮影待機状態を維持する。一方、レリーズスイッチが押下されたときは、ステップS306に進む。ステップS306では、デジタルカメラ100は、撮影動作を実行し、本処理を終了する。
図4は、図3のステップS303で実行される異物除去処理の手順を示すフローチャートである。
本処理では、制御部17は、カメラ本体2内の湿度に応じて加振部12へ加振される振動振幅を設定する。また、制御部17は、カメラ本体2内の湿度が非常に高いために撮像部表面に付着した異物の除去が困難又は不可能なときは、異物除去動作ができない旨の警告メッセージを表示部10に表示すると共に異物除去動作を禁止する。
図4において、まず、湿度センサ15は、カメラ本体2内の湿度を検出し、カメラ本体2内の湿度に応じた抵抗値を出力する。A/D変換器16は、湿度センサ15により分圧された電圧をA/D変換し、このA/D変換値をカメラ本体2内の湿度として制御部17に出力する。制御部17は、カメラ本体2内の湿度が所定値1未満であるか否かを判別する(ステップS401)。
この判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値1未満である、即ち、カメラ本体2内の湿度が図5に示す範囲Aにあるときは、ステップS402に進む。
ここで、図5は、カメラ本体2内の湿度と、加振部12に加振される振動振幅との関係を示す図である。
ステップS402では、制御部17は加振部12に加振される振動振幅にLVL1を設定する。LVL1は、カメラ本体2内の湿度が範囲Aにあるとき、ガラス板11の表面に付着した異物を除去するために充分な振動振幅である。
次に、制御部17は、駆動回路13を制御して加振部12を設定された振動振幅で所定時間振動させることにより、ガラス板11の表面に付着した異物を除去し(ステップS403)、本処理を終了する。
一方、ステップS401の判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値1以上であるときは、ステップS404に進む。ステップS404では、カメラ本体2内の湿度が所定値2未満であるか否かを判別する。
この判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値2未満である、即ち、カメラ本体2内の湿度が図5に示す範囲Bにあるときは、ステップS405に進む。ステップS405では、制御部17は加振部12に加振される振動振幅にカメラ本体2内の湿度に応じた振動振幅を設定する。
図5に示すように、範囲Bでは、カメラ本体2内の湿度が高くなるに従って、加振部12に加振される振動振幅は大きくなる。ここで、カメラ本体2内の湿度に応じた振動振幅のテーブルを制御部17に保存しておき、このテーブルを参照することにより振動振幅を求めてもよい。又は、所定値1及び所定値2のそれぞれに対する振動振幅から演算により振動振幅を求めてもよい。
次に、制御部17は、駆動回路13を制御して加振部12を設定された振動振幅で所定時間振動させることにより、ガラス板11の表面に付着した異物を除去し(ステップS403)、本処理を終了する。
一方、ステップS404の判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値2以上である、即ち、カメラ本体2内の湿度が図5に示す範囲Cにあるときは、ステップS406に進む。
ここで、所定値2は、ガラス板11の表面に水分が付着し、ガラス板11の表面に付着した異物が吸湿するような充分高い湿度である。従って、カメラ本体2内の湿度が所定値2以上であるときは、カメラ本体2内の湿度が非常に高いために撮像部表面に付着した異物の除去が困難又は不可能である。
そこで、ステップS406では、表示部10に異物除去動作ができない旨の警告メッセージを表示部10に表示すると共に異物除去動作を禁止し、本処理を終了する。
第1の実施の形態によれば、制御部17は、カメラ本体2内の湿度に応じて加振部12に加振される振動振幅を設定する(ステップS402,S405)。その結果、撮像部周辺の環境に応じて、撮像部の表面に付着した異物を適切に除去することができる。
また、制御部17は、カメラ本体2内の湿度が非常に高いために撮像部表面に付着した異物の除去が困難又は不可能なときは、異物除去動作ができない旨の警告メッセージを表示部10に表示すると共に異物除去動作を禁止する(ステップS406)。その結果、無駄な異物除去動作を防止すると共に、使用者が撮像装置に付着した異物が除去されたものと思い、撮像部に異物が付着したまま撮影を行うことを防止することができる。
尚、本実施の形態では、湿度センサ15によりカメラ本体2内の湿度を検出し、カメラ本体2内の湿度に応じて異物除去動作を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。撮像部周辺の水分の度合いを検出することができればよいので、例えば、撮像装置は湿度センサに代えて撮像部の周辺の結露を検出する結露センサを備えていてもよい。このとき、撮像部の周辺に結露したか否かにより加振部12を加振するか否かを決定するようにすればよい。
また、本実施の形態では、デジタルカメラ100の起動時に図4の異物除去処理を実行するが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、撮像装置は、使用者の操作により異物除去処理を実行するように構成されていてもよい。
また、本実施の形態では、異物が付着する対象は、撮像部のガラス板11の表面であるとして説明したが、これに限られるものではない。本発明は、異物が付着することが予想される他の部材に適用することができる。
例えば、シャッタ7とガラス板11の間に、撮像素子9に入射する被写体像の空間周波数を調整するローパスフィルタや、赤外領域の光線を遮断する赤外カットフィルタが配置されることがある。この場合、ローパスフィルタや赤外カットフィルタの表面に、撮像装置の外部から進入する異物が付着し、撮影画像に悪影響を与える。従って、ローパスフィルタや赤外カットフィルタに対して、湿度センサ15や加振部12を配置してもよい。
更に、被写体光束中に保護幕として、特定の光学機能を持たない光学部材を配置し、この光学部材に対して湿度センサ15や加振部12を配置してもよい。この光学部材は特定の光学機能を持たないので、異物除去に最適な幕厚を持たせることができる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の内部構成を示すブロック図である。
図6の撮像装置の構成は、図1の構成と基本的に同じであり、図1と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、図1と異なる点のみを説明する。
図6の撮像装置は、図1の撮像装置の構成要素に加えて、透明導電薄膜18と、駆動回路19とを備える点でのみ図1の撮像装置と異なる。
透明導電薄膜18は、例えば、酸化錫又は酸化インジウムを主成分とし、ガラス板11の表面にコーティングされている。駆動回路19は、制御部17に制御され、この透明導電薄膜18に通電することにより、ガラス板11を加熱する。これにより、カメラ本体2内の湿度を低下させる。
図7は、図6における制御部17によって実行される異物除去処理の手順を示すフローチャートである。
本処理では、制御部17は、カメラ本体2内の湿度が非常に高いために撮像部表面に付着した異物の除去が困難又は不可能なときは、ガラス板11を加熱することにより、カメラ本体2内の湿度を低下させる。
図7において、まず、湿度センサ15は、カメラ本体2内の湿度を検出し、カメラ本体2内の湿度に応じた抵抗値を出力する。A/D変換器16は、湿度センサ15により分圧された電圧をA/D変換し、このA/D変換値をカメラ本体2内の湿度として制御部17に出力する。制御部17は、カメラ本体2内の湿度が所定値2未満であるか否かを判別する(ステップS701)。
この判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値2以上である、即ち、カメラ本体2内の湿度が図5に示す範囲Cにあるときは、ステップS702に進む。
ステップS702では、制御部17は、駆動回路19を制御して透明導電薄膜18に通電することにより、ガラス板11の加熱を開始する。ここで、制御部17は、ガラス板11の加熱を開始すると、ガラス板11の加熱時間の計測を開始する。
次に、湿度センサ15は、カメラ本体2内の湿度を再度検出し、制御部17は、カメラ本体2内の湿度が所定値2未満であるか否かを判別する(ステップS703)。この判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値2以上である、即ち、カメラ本体2内の湿度が図5に示す範囲Cにあるときは、ステップS709に進む。
ステップS709では、制御部17により計測されたガラス板11の加熱時間が所定時間t未満であるか否かを判別する(ステップS709)。この判別の結果、ガラス板11の加熱時間が所定時間t未満であるときは、ステップS703に戻り、ガラス板11の加熱を継続する。
一方、制御部17により計測されたガラス板11の加熱時間が所定時間t以上であるときは、ステップS710に進む。
ここで、ガラス板11を所定時間t加熱しても、カメラ本体2内の湿度が撮像部表面に付着した異物の除去が可能な湿度まで低下しなかったので、これ以上ガラス板11を加熱してもカメラ本体2内の湿度を低下させることが困難である。
そこで、ステップS710では、制御部17は、駆動回路19を制御して透明導電薄膜18への通電を停止し、ガラス板11の加熱を終了する。次に、表示部10に異物除去動作ができない旨の警告メッセージを表示部10に表示すると共に異物除去動作を禁止し(ステップS711)、本処理を終了する。
一方、ステップS703の判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値2未満であるときは、ステップS704に進む。ここで、ガラス板11の加熱により、カメラ本体2内の湿度は、撮像部表面に付着した異物の除去が可能な湿度まで低下している。
そこで、ステップS704では、制御部17は、駆動回路19を制御して透明導電薄膜18への通電を停止し、ガラス板11の加熱を終了する。
次に、湿度センサ15は、カメラ本体2内の湿度を再度検出し、制御部17は、カメラ本体2内の湿度が所定値1未満であるか否かを判別する(ステップS705)。この判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値1未満である、即ち、カメラ本体2内の湿度が図5に示す範囲Aにあるときは、ステップS706に進む。
ステップS706では、制御部17は加振部12に加振される振動振幅にLVL1を設定する。次に、制御部17は、駆動回路13を制御して加振部12を設定された振動振幅で所定時間振動させることにより、ガラス板11の表面に付着した異物を除去し(ステップS708)、本処理を終了する。
ステップS705の判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値1以上である、即ち、カメラ本体2内の湿度が図5に示す範囲Bにあるときは、ステップS707に進む。ステップS707では、制御部17は加振部12に加振される振動振幅にカメラ本体2内の湿度に応じた振動振幅を設定する。
次に、制御部17は、駆動回路13を制御して加振部12を設定された振動振幅で所定時間振動させることにより、ガラス板11の表面に付着した異物を除去し(ステップS708)、本処理を終了する。
また、ステップS701の判別の結果、カメラ本体2内の湿度が所定値2未満であるときは、カメラ本体2内の湿度は、撮像部表面に付着した異物の除去が可能な湿度であるので、ステップS705以降の処理を実行する。
第2の実施の形態によれば、制御部17は、カメラ本体2内の湿度が非常に高いために撮像部表面に付着した異物の除去が困難又は不可能なときは、ガラス板11を加熱することにより、カメラ本体2内の湿度を低下させる(ステップS702)。その結果、撮像部周辺の環境に応じて、撮像部の表面に付着した異物をより適切に除去することができる。
また、本実施の形態において、異物が付着する対象は、撮像部のガラス板11の表面であるとして説明したが、これに限られるものではない。本発明は、異物が付着することが予想される他の部材に適用することができる。
例えば、シャッタ7とガラス板11の間に、撮像素子9に入射する被写体像の空間周波数を調整するローパスフィルタや、赤外領域の光線を遮断する赤外カットフィルタが配置されることがある。この場合、ローパスフィルタや赤外カットフィルタの表面に、撮像装置の外部から進入する異物が付着し、撮影画像に悪影響を与える。従って、ローパスフィルタや赤外カットフィルタに対して、湿度センサ15や加振部12を配置してもよい。
更に、被写体光束中に保護幕として、特定の光学機能を持たない光学部材を配置し、この光学部材に対して湿度センサ15や加振部12を配置してもよい。この光学部材は特定の光学機能を持たないので、異物除去に最適な幕厚を持たせることができる。
また、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
又、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の内部構成を示す模式図である。 図1における湿度センサの周辺回路の一例を示すブロック図である。 図1における制御部によって実行される制御処理の手順を示すフローチャートである。 図3のステップS303で実行される異物除去動作処理の手順を示すフローチャートである。 カメラ本体内の湿度と加振部に加振される振動振幅との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の内部構成を示す模式図である。 図6における制御部によって実行される異物除去動作処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮影レンズ
2 カメラ本体
9 撮像素子
10 表示部
11 ガラス板
12 加振部
13 駆動回路
14 ホルダ
15 湿度センサ
16 A/D変換器
17 制御部

Claims (9)

  1. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像部と、
    前記撮像部の被写体側に設けられた光学部材と、
    前記光学部材表面に付着した異物を除去するために、前記撮像部または前記光学部材を振動させる振動手段と、
    前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出する湿度検出手段と、
    前記検出された湿度が第1の所定値未満である場合には、前記撮像部または前記光学部材を第1の振動振幅で振動させ、前記検出された湿度が前記第1の所定値以上である場合には、前記撮像部または前記光学部材を前記第1の振動振幅より大きい第2の振動振幅で振動させるように、前記振動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出された湿度が前記第1の所定値以上であって前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値未満である場合には、前記撮像部または前記光学部材を前記第1の振動振幅より大きい第2の振動振幅で振動させ、前記検出された湿度が前記第2の所定値以上である場合には、前記振動手段による前記撮像部または前記光学部材の振動動作を禁止することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記振動手段による前記撮像部または前記光学部材の振動動作を禁止する場合には、前記撮像装置のユーザーに警告を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像部表面または前記光学部材表面を加熱する加熱手段を備え
    前記制御手段は、前記検出された湿度が前記第2の所定値以上である場合には、前記加熱手段による加熱を開始することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記加熱手段による加熱を開始した後、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度が前記第2の所定値未満となる場合には、前記加熱手段による加熱を終了することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記加熱手段による加熱を開始した後、所定の時間が経過すると、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度が前記第2の所定値未満とならなくても前記加熱手段による加熱を終了することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記加熱手段による加熱を終了した後、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度が前記第1の所定値未満となる場合には、前記撮像部または前記光学部材を第1の振動振幅で振動させるように、前記振動手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像部の被写体側に設けられた光学部材と、前記撮像部表面または前記光学部材表面を振動する振動手段と、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出する湿度検出手段とを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記湿度検出手段によって、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出し、
    前記検出された湿度が第1の所定値未満である場合には、前記振動手段によって、前記撮像部または前記光学部材を第1の振動振幅で振動させ、前記検出された湿度が前記第1の所定値以上である場合には、前記振動手段によって、前記撮像部または前記光学部材を前記第1の振動振幅より大きい第2の振動振幅で振動させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像部と、前記撮像部の被写体側に設けられた光学部材と、前記撮像部表面または前記光学部材表面を振動する振動手段と、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出する湿度検出手段とを備える撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記撮像装置の制御方法は、
    前記湿度検出手段によって、前記撮像部周辺または前記光学部材周辺の湿度を検出し、
    前記検出された湿度が第1の所定値未満である場合には、前記振動手段によって、前記撮像部または前記光学部材を第1の振動振幅で振動させ、前記検出された湿度が前記第1の所定値以上である場合には、前記振動手段によって、前記撮像部または前記光学部材を前記第1の振動振幅より大きい第2の振動振幅で振動させることを特徴とするプログラム。
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