JP4765800B2 - 変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、変速機に関し、特にその作動油のオイルレベルの調整に関するものである。
従来より、密閉状のハウジングと、このハウジング下部に上方に突出するように設けられた筒状部材とを備え、ハウジング内の作動油のオイルレベルが所定オイルレベルを超えると作動油がオーバーフローして筒状部材内を通ってドレーンされて所定オイルレベルに調整される変速機は知られている。
例えば、特許文献1では、オイルパン室の開口部に取り付けられた中実のドレーンプラグと、ドレーンプラグの先端部に軸方向に取り付けられた中空の中間プラグと、中間プラグの軸方向に取り付けられたチューブと、オイルパン室に取り付けられるシートプラグと、オイルシールとを備えた自動変速機に取り付けられるオイルパン室のユニットが開示されている。このオイルパン室のユニットでは、作動油の液面は、レベルゲージを使用することなく、チューブの上端部に維持されるようになっている。
一方、例えば、特許文献2では、ハウジング内をベルト式無段変速機を収容する変速機室と、無段変速機に動力伝達可能に連結されたデファレンシャル装置を収容する動力伝達機構室とに隔壁によって区画すると共に、下部に潤滑油を貯留するオイルパン室が設けられた車両用変速機のハウジングが開示されている。
このハウジングは、動力伝達機構室内の下部をデファレンシャル装置を収容する有底のデファレンシャル室とオイルパン室に連通するオイルパン室とに区画する堰を備え、この堰に貫通孔を開口させている。このことで、デファレンシャル室とオイルパン室とで互いにオイルレベルを一致させないことを可能とし、ハウジング内に貯留される潤滑油量の削減を図ると共に、潤滑性の向上とファイナルギア等による撹拌抵抗の低減を図っている。
特開2004−340244号公報 特開2004−36633号公報
しかしながら、特許文献2のような変速機では、デファレンシャル室のオイルレベルは、貫通孔よりも上がらないが、ディファレンシャルギアによる掻き上げ量が少ない場合には、デファレンシャル室に必要以上に潤滑油が貯留されているため、撹拌抵抗の増大は避けられないという問題がある。
また、特許文献2のように、一方は、油圧機器等が満たされているので、常にある程度のオイルレベルが必要であるが、他方は、撹拌抵抗を下げるためにオイルレベルをできるだけ低くしたいというように、互いに区画されてオイルレベルが一致しない場合がある第1貯留部と第2貯留部とを備えた変速機では、両方の貯留部に蓄えられた作動油量を正確に把握してオイルレベルの調整を行わないと、特許文献1のようなオイルパン室ユニットを適用して余分な作動油をオーバーフローさせただけでは、調整時に適正にオイルレベルを調整したはずであっても、作動時には作動油が多すぎて撹拌抵抗が大きくなるという場合がある。このため、オイル調整作業が極めて困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、互いにオイルレベルが一致しない場合のある第1及び第2貯留部を有する変速機であっても、容易かつ確実にオイルレベルを調整できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、ハウジング内の作動油のオイルレベルが所定オイルレベルを超えたときに作動油をオーバーフローさせる筒状部材と、第1及び第2貯留部を連通する連通孔を開閉するための開閉弁とを備えるとともに、該開閉弁を、該連通孔を開閉する蓋部材と該蓋部材を閉じる方向に付勢する付勢手段とで構成し、ハウジング下部に着脱自在設けられた上記筒状部材を取り外したときに上記開閉弁が閉じられて第1貯留部と第2貯留部と遮断され一方、上記筒状部材取り付けられる際に、該筒状部材で上記蓋部材が開く方向に押圧されて開閉弁が開くことで第1貯留部と第2貯留部と連通するようにした。
具体的には、第1の発明では、密閉状のハウジングと、該ハウジング下部に上方に突出するように設けられた筒状部材とを備え、
上記ハウジング内の作動油のオイルレベルが所定オイルレベルを超えると作動油がオーバーフローして該筒状部材内を通ってドレーンされて所定オイルレベルに調整される変速機であって、
上記ハウジング下部に設けられ、作動油を貯留する第1貯留部と、
上記第1貯留部と区画されたハウジング内部に設けられ、作動油を貯留する第2貯留部と、
上記第1貯留部と第2貯留部とを連通する連通孔と、
上記連通孔を開閉自在な開閉弁とを備え、
上記ハウジング内部には、変速機構と、該変速機構の出力部に連結されたデフ機構と、
上記変速機構よりも下方のハウジング下部に設けられ、作動油を貯留するオイルパン室とが設けられ、
上記第1貯留部は、上記オイルパン室であり、
上記第2貯留部は、上記デフ機構を含むデフ室であり、
上記開閉弁は、
上記連通孔を開閉する蓋部材と、
上記蓋部材を閉じる方向に付勢する付勢手段とを備え、
上記筒状部材は、上記ハウジングに着脱自在に設けられていて該筒状部材を該ハウジングに取り付ける際には、該筒状部材で上記蓋部材を開く方向に押圧することにより開閉弁を開く一方、該筒状部材を該ハウジングから取り外したときに上記開閉弁を閉じるように構成されている。
上記の構成によると、筒状部材を取り外すと、付勢手段が蓋部材を付勢して閉じて連通孔を遮断するため、開閉弁が閉じられ、オイルパン室からなる第1貯留部とデフ室からなる第2貯留部との間が遮断される。すると、第1貯留部と第2貯留部とは区画されているので、連通孔を通る両者間の作動油の移動はない。このため、第1貯留部と第2貯留部とで互いのオイルレベルを一致させないことが可能となる。一方、オイル調整時に筒状部材を取り付けると、筒状部材が付勢手段の力に抗して蓋部材を開く方向に押圧して蓋部材と連通孔との間に隙間を形成するので、開閉弁が開いて第1貯留部と第2貯留部との間が連通する。すると、オイルレベルの高い、第1貯留部及び第2貯留部内の一方の作動油が連通孔を通ってオイルレベルの低い他方に流れ込む。このことで、第1貯留部(オイルパン室)内のオイルレベルと第2貯留部(デフ室)内のオイルレベルとが均一化され、又は、第1貯留部及び第2貯留部内の一方のオイルレベルが所定のレベル(0でもよい)に保たれる。この状態で、他方の貯留部のオイルレベルが所定オイルレベルを超えると作動油がオーバーフローして筒状部材内を通って排出されるようにすれば、オイルレベルゲージを使用しなくても、筒状部材を取り付けることにより、ハウジング内全体の作動油のオイルレベルが所定レベルに調整される。
の発明では、上記第1貯留部と第2貯留部とが平面視で重複する重複領域を有し、該重複領域の上記ハウジング下部には、ハウジング外部に連通するドレーン用開口が形成され、
上記ドレーン用開口の上方に上記連通孔が設けられ、
上記連通孔は、上記ドレーン用開口よりも大きな内径を有し、上記筒状部材がドレーン用開口及び連通孔に挿通された状態で、該筒状部材外周と連通孔周縁との間に隙間が形成される構成とする。
上記の構成によると、筒状部材をドレーン用開口及び連通孔に挿通させると、開閉弁が開き、筒状部材外周と連通孔周縁との間に隙間が形成されるので、オイルレベルの高い、第1貯留部(オイルパン室)及び第2貯留部(デフ室)内の一方の作動油が上記隙間を通ってオイルレベルの低い他方に流れ込む。この状態で、ハウジング内の余分な作動油は、筒状部材を通してハウジング外に排出されて所定のレベルに調整される。
の発明では、上記筒状部材は、該筒状部材内を貫通する貫通孔を有し、該貫通孔を閉塞する着脱自在な閉塞部材を備えている。
上記の構成によると、筒状部材を取り付けるときに筒状部材に閉塞部材を取り付けて閉塞しておけば、直ちに作動油がハウジング外に溢れ出さないので、作動油のドレーン量が少なくなる。
以上説明したように、上記第1の発明によれば、ハウジング内の作動油のオイルレベルが所定オイルレベルを超えたときに作動油をオーバーフローさせる筒状部材と、第1及び第2貯留部(オイルパン室及びデフ室)を連通する連通孔を開閉するための開閉弁とを備えるとともに、該開閉弁を、該連通孔を開閉する蓋部材と該蓋部材を閉じる方向に付勢する付勢手段とで構成し、ハウジング下部に着脱自在設けられた上記筒状部材を取り外したときに、上記開閉弁が閉じられて第1貯留部と第2貯留部と遮断され一方、上記筒状部材取り付けられる際に、該筒状部材で上記蓋部材が開く方向に押圧されて開閉弁が開くようにしている。このため、筒状部材と開閉弁とを連動させることにより、ハウジング内の作動油の量を把握して余分な量を排出するので、オイルレベルの調整作業を極めて容易に行うことができる。したがって、互いのオイルレベルが一致しない場合のある第1貯留部と第2貯留部とを備えた変速機においても、ハウジング内全体の作動油のオイルレベルを容易かつ正確に所定レベルに調整することができる。また、筒状部材は、オイル調整時にのみ取り付ければよいので、ハウジング内の省スペース化を図ることができる。
上記第の発明によれば、ドレーン用開口の上方に連通孔を設け、筒状部材が下方からドレーン用開口及び連通孔に挿通された状態で、筒状部材外周と連通孔周縁との間に隙間を形成するようにした。このため、該隙間を通して上方側の貯留部から下方側の貯留部へ作動油を流し込み、容易にハウジング内の作動油のオイルレベルを把握して、余分な作動油を筒状部材を通してハウジング外に排出して所定のレベルに調整することができる。
上記第の発明によれば、筒状部材に貫通孔と閉塞部材とを設け、筒状部材を取り付けるときの作動油のドレーン量を少なくしている。このため、オイル調整作業を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態にかかる変速機1を簡易化して示す側方断面図であり、この変速機1は、密閉状のハウジング2を備えている。図1の左側はオートマチック車の車両前方側を示し、右側が車両後方側を示す。ハウジング2の前側下部には、作動油を貯留する第1貯留部としてのオイルパン室3が形成されている。その後方には、堰部材4によってオイルパン室3と区画された第2貯留部としてのデフ室5が形成されている。この堰部材4は、ハウジング2下部から折れ曲がりながら連続して上方へ延び、オイルパン室3とデフ室5との間の作動油の往来を制限する役割を果たしている。
ハウジング2内部には、変速機構6とデフ機構10とが収納されている。具体的には、ハウジング2の前側のオイルパン室3の上方には、変速機構6が配置され、変速機構6は、図示しないエンジンに駆動されたプライマリーシャフト7と、その後方にセカンダリーシャフト8とを備えている。後側のデフ室5内には、変速機構6の出力部としてのファイナルドライブギア9に駆動されるデフ機構10のデフ軸11が配設されている。つまり、プライマリーシャフト7のカウンタドライブギア12によって、カウンタドリブンギア13が駆動されてセカンダリーシャフト8が回転し、このセカンダリーシャフト8が回転することで、ファイナルドライブギア9が駆動され、このファイナルドライブギア9によって、デフ軸11のリングギア14が駆動されるようになっている。これら変速機構6及びデフ機構10には、図示しないオイルポンプから強制的に作動油供給路を通って作動油が供給されるようになっている。このように、ハウジング2内の作動油は、変速機構6、デフ機構10等の潤滑や、オイルパン室3に配置されたオイルポンプやバルブボディ等の油圧機器に使用されるようになっている。
図2に拡大して示すように、上記オイルパン室3後端側とデフ室5前端側とは、平面視で重複する重複領域16を有している。この重複領域16のデフ室5前端側のハウジング2下部には、デフ室5とハウジング2外部とを連通させるドレーン用開口18が形成されている。ドレーン用開口18には、ドレーンプラグ23がねじ込まれるようになっている。このドレーンプラグ23は、フランジ部23aと六角孔23bとを有し、その雄ネジ部23cがドレーン用開口18の下端に嵌め込まれるようになっている。ドレーンプラグ23のフランジ部23a上面に環状シール部材27を嵌め込むことで、ドレーン用開口18周縁との間での油漏れが施されている。このドレーンプラグ23により、筒状部材20内部とハウジング2外部とを着脱により遮断又は連通するように構成されている。
上記ドレーン用開口18の真上には、該ドレーン用開口18と同心に円形の連通孔17が形成されている。この連通孔17の内径D1は、ドレーン用開口18の内径D2よりも大きく(D1>D2)、連通孔17は、オイルパン室3とデフ室5とを連通する役割を果たしている。連通孔17の形状は、円形としているが、楕円形、四角形等でもよい。
上記連通孔17には、該連通孔17を開閉自在な開閉弁30が設けられている。開閉弁30は、連通孔17を開閉する板状の蓋部材31と、この蓋部材31を閉じる方向に付勢する付勢手段としてのトーションスプリング32とを備えている。各蓋部材31は、揺動軸33を中心に揺動自在に支持されている。同様に、ドレーン用開口18にも開閉弁30が設けられ、蓋部材31によって開閉自在となっている。
図4及び図5に示すように、上記ドレーン用開口18及び連通孔17には、筒状部材20が着脱自在に設けられるようになっている。すなわち、この筒状部材20は、例えば、貫通孔としての中心孔20aを有する丸パイプの下端部にフランジ部21が形成されたものとなっている。フランジ部21には、閉塞部材としてのオイル排出用キャップ34が着脱可能に装着されている。
図4に示すように、ドレーンプラグ23を取り外した後、筒状部材20の上端側からドレーン用開口18に挿入し、筒状部材20の上端で下側の蓋部材31をトーションスプリング32に抗して開く方向に押圧して、開閉弁30を開くように構成されている。さらに、図5に示すように、筒状部材20を連通孔17に挿入して、上側の蓋部材31をトーションスプリング32に抗して開く方向に押圧して、開閉弁30を開くようになっている。この筒状部材20を取り付けた状態で、上下の開閉弁30が開き、オイル排出用キャップ34を取り外すことで、オイルパン室3とハウジング2外とが連通するようになっている。筒状部材20の上端ラインは、オイル調整時のオイルパン室3のオイルレベルL4に一致している。
上記筒状部材20をドレーン用開口18及び連通孔17に挿入した状態で、筒状部材20外周と連通孔17周縁との間に隙間37が形成されている。この隙間37により、オイルパン室3とデフ室5とが連通するようになっている。逆に、筒状部材20を取り外してドレーンプラグ23を取り付けたときには、図2に示すように、開閉弁30が閉じられ、オイルパン室3とデフ室5とが遮断されると共に、オイルパン室3とハウジング2外とは遮断されるようになっている。
なお、図示しないが、ハウジング2の前側上部には、作動油を注入するためのオイル注入孔が形成されている。このオイル注入孔には、キャップが取り付けられている。
−作用−
次に、本実施形態にかかる変速機1の作用について説明する。
まず、変速機1の停止時及び作動時について説明する。
変速機1の作動時には、図2に示すように、筒状部材20は装着されず、ドレーンプラグ23が取り付けられている。この状態では、各開閉弁30は、トーションスプリング32の付勢力により閉じられ、連通孔17及びドレーン用開口18が塞がれている。このことで、オイルパン室3とデフ室5との間が遮断され、連通孔17を通る両者間の作動油の移動はない。
変速機1が作動すると、変速機構6及びデフ機構10には、オイルポンプから強制的に作動油が供給される。また、プライマリーシャフト7のカウンタドライブギア12によって、カウンタドリブンギア13が駆動されてセカンダリーシャフト8が回転する。このセカンダリーシャフト8が回転することで、ファイナルドライブギア9が駆動される。このファイナルドライブギア9によって、デフ軸11のリングギア14が駆動される。車両前進時には、リングギア14は反時計回りに回転する。このことで、太線矢印で示すように、デフ室5内の作動油がリングギア14によって掻き上げられてオイルパン室3に流れ込む。このため、デフ室5内の作動油は、運転中、リングギア14によって常に掻き上げられるので、オイルレベルL1は最小限に保たれ、オイルパン室3のオイルレベルL2は高くなる。したがって、デフ機構10の撹拌抵抗が軽減され、燃費が向上する。なお、図面上オイルレベルL1は、高めに記載されているが、実際には、デフ室5下面には、作動油はほとんど存在しなくなる。
次いで、オイル調整時について説明する。
図4に示すように、オイル調整時にドレーンプラグ23を取り外し、筒状部材20の上端側からドレーン用開口18に挿入し、筒状部材20の上端で下側の蓋部材31をトーションスプリング32に抗して開く方向に押圧する。すると、図5に示すように、下側の開閉弁30が揺動軸33を中心に揺動されて開く。
さらに、筒状部材20を挿入して、上側の蓋部材31をトーションスプリング32に抗して開く方向に押圧して、揺動軸33を中心に揺動させて開閉弁30を開く。この筒状部材20をドレーン用開口18及び連通孔17に挿入した状態で、筒状部材20外周と連通孔17周縁との間に隙間37が形成される。この隙間37により、オイルパン室3とデフ室5とが連通する。すると、高いオイルレベルL2のオイルパン室3の作動油が連通孔17を通って低いオイルレベルL1のデフ室5に流れ込む。このことで、オイルパン室3内のオイルレベルL2とデフ室5内のオイルレベルL1とが均一化される。この状態でオイルパン室3のオイルレベルL2が所定オイルレベルL4を超えると、作動油がオーバーフローして筒状部材20内に流れ込む。このとき、筒状部材20にオイル排出用キャップ閉塞部材34を取り付けて閉塞しておけば、直ちに作動油がハウジング2外へ溢れ出さないので、作動油のドレーン量が少なくなる。
次いで、オイル排出用キャップ閉塞部材34を取り外すことにより、ドレーン用開口18からハウジング2外にオーバーフローする。この場合、オイルレベルゲージを使用しなくても、ドレーンプラグ23を取り外して筒状部材20を挿入して、閉塞部材34を取り外すことにより、ハウジング2内全体の作動油のオイルレベルL1,L2が所定レベルL3,L4に調整される。
一方、筒状部材20を挿入し、閉塞部材34を取り外しても作動油が流れ出ないときには、ハウジング2内の作動油が不足しているので、ドレーン用開口18から作動油が出てくるまでオイル注入孔から作動油を補充する。
したがって、本実施形態にかかる変速機1によると、筒状部材20と開閉弁30とを連動させることにより、ハウジング2内の作動油の量を把握して余分な量を排出するので、オイルレベルの調整作業を極めて容易に行うことができる。したがって、互いのオイルレベルが一致しない場合のあるオイルパン室3とデフ室5とを備えた変速機1においても、ハウジング2内全体の作動油のオイルレベルを容易かつ正確に所定レベルに調整することができる。
参考態)
図6乃至図9は本発明の参考態を示し、主に第1貯留部及び第2貯留部及び筒状部材20の構成が異なる点で上記実施形態と異なる。図6に作動時の本発明の参考態にかかる変速機を簡易化して示す。図7に作動時の変速機の前側を拡大して示す。図8にオイル調整時の変速機の概略を示す。図9にオイル調整時の筒状部材及びその周辺を拡大して示す。なお、本実施形態では、図1乃至図5と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施形態の変速機101では、ハウジング102の前後方向中間部に堰部材104が形成されている。この堰部材104で区画された前側がオイルパン室103であり、後側がデフ室105となっている。オイルパン室103とデフ室105とで第1貯留部が構成されている。
堰部材104の下端側には、オイル挿通孔104aが形成されている。このオイル挿通孔104aにより、オイルパン室103内とデフ室105内とが連通している。
変速機構6の前方には、第2貯留部としての油圧機器室140が形成されている。この油圧機器室140内には、バルブボディ141の下端側が挿入されている。このバルブボディ141の下側には、油圧機器としてのデューティソレノイド142が設けられている。バルブボディ141は、例えば、4速オートマチック変速機を5速オートマチック変速機にグレードアップした場合の制御用に追加される。デューティソレノイド142は、油圧機器室140内に貯留された作動油内に浸されるようになっている。
図7に示すように、オイルパン室103と油圧機器室140とは、平面視で重複する重複領域116を有している。この重複領域116におけるオイルパン室103前側のハウジング2下面にドレーン用開口18が形成されている。一方、油圧機器室140とオイルパン室103とを区画する堰部材4の下面4aには、下方に向けてドレーン用開口18と同心に連通孔17が形成されている。この連通孔17及びドレーン用開口18には、上記実施形態と同様に開閉弁30がそれぞれ設けられている。
図9に拡大して示すように、上記実施形態と異なり、本実施形態の筒状部材20の上端には、前方が切り欠かれた切欠部28が形成されている。切欠部28の下端は、オイル調整時のオイルパン室103のオイルレベルL4に合わせて切り欠かれている。筒状部材20をドレーン用開口18及び連通孔17に挿入した状態で、筒状部材20外周と連通孔17周縁との間に隙間37が形成されると共に、この切欠部28と連通孔17周縁との間にも隙間38が形成され、連通孔17が連通するようになっている。
−作用−
次に、本実施形態にかかる変速機101の作用について説明する。
まず、変速機101の停止時及び作動時について説明する。
変速機101の停止時及び作動時には、図7に示すように、ドレーンプラグ23が取り付けられ、各開閉弁30は、トーションスプリング32の付勢力によって閉じられる。このため、蓋部材31が確実に連通孔17を塞ぐ。このことで、油圧機器室140とデフ室105との間が遮断され、連通孔17を通る両者間の作動油の移動はない。
図6に示すように、変速機101が作動すると、変速機構6及びデフ機構10には、オイルポンプから強制的に作動油が供給される。また、実施形態と同様に変速機構6及びデフ機構10が作動する。車両前進時には、カウンタドライブギア12及びリングギア14は反時計回りに回転する。このことで、デフ室105内の作動油がリングギア14によって掻き上げられてオイルパン室103に流れ込む。このため、デフ室105内の作動油は、作動中、リングギア14によって常に掻き上げられるので、オイルレベルL1は最小限に保たれ、オイルパン室103のオイルレベルL2は高くなる。したがって、デフ機構10の撹拌抵抗が軽減され、燃費が向上する。
また、カウンタドライブギア12で掻き上げられた作動油が油圧機器室140に注ぎ込まれる。このことで、油圧機器室140内は、オイルパン室103側に溢れ出るほど作動油に満たされる。このため、デューティソレノイド142が作動油に浸されているので、デューティソレノイド142への空気の侵入を防ぐ、デューティソレノイド142から発生する騒音を軽減する、デューティソレノイド142を冷却する等が可能となる。
次いで、オイル調整時について説明する。
図8に示すように、オイル調整時にドレーンプラグ23を取り外し、筒状部材20の上端側からドレーン用開口18に挿入し、筒状部材20の上端で下側の蓋部材31をトーションスプリング32に抗して開く方向に押圧する。すると、図9に示すように、下側の開閉弁30が揺動軸33を中心に揺動されて開く。
さらに、筒状部材20を挿入して、上側の蓋部材31をトーションスプリング32に抗して開く方向に押圧して、揺動軸33を中心に揺動させて開閉弁30を開く。この筒状部材20をドレーン用開口18及び連通孔17に挿入した状態で、筒状部材20外周と連通孔17周縁との間に隙間37が形成されると共に、切欠部28と連通孔17周縁との間にも隙間38が形成される。これらの隙間37,38により、オイルパン室103と油圧機器室140との間が連通する。すると、上方にある油圧機器室140の作動油が連通孔17を通ってオイルパン室103に排出され、油圧機器室140の作動油は全てオイルパン室103に流れ込む。
次いで、リングギア14の掻き上げや、オイルポンプによる供給がなくなり、ハウジング102内の作動油が下側に下降してきてオイル挿通孔104aの作用により、オイルパン室103内のオイルレベルL2とデフ室105内のオイルレベルL1とが均一化される。この状態でオイルパン室103のオイルレベルL2が所定オイルレベルL4を超えると、作動油が切欠部28からオーバーフローして筒状部材20内に流れ込む。このとき、筒状部材20にオイル排出用キャップ閉塞部材34を取り付けて閉塞しておけば、直ちに作動油がハウジング2外へ溢れ出さないので、作動油のドレーン量が少なくなる。
次いで、オイル排出用キャップ34を取り外すことにより、ドレーン用開口18からハウジング2外にオーバーフローする。この場合、オイルレベルゲージを使用しなくても、ドレーンプラグ23を取り外して筒状部材20を取り付けた後、オイル排出用キャップ34を取り外すことにより、ハウジング2内全体の作動油のオイルレベルL1,L2が所定レベルL3,L4に調整される。
一方、筒状部材20を取り付け、オイル排出用キャップ34を取り外しても作動油が流れ出ないときには、ハウジング2内の作動油が不足しているので、筒状部材20から作動油が出てくるまで図示しないオイル注入孔から作動油を補充する。
したがって、本実施形態の変速機101によれば、変速機101の作動時には、油圧機器室140内を作動油で満たしてデューティソレノイド142内への空気の混入防止、デューティソレノイド142から発生する騒音の低減、デューティソレノイド142の冷却等を行うことができると共に、オイル調整時には、連通孔17より油圧機器室140の作動油をオイルパン室103に排出して、オイルパン室103内のオイルレベルL2とデフ室105内のオイルレベルL1とを均一化させることができるので、ハウジング2内全体のオイルレベルを容易かつ確実に調整することができる。
参考態の変形例−
本発明は、上記参考態について、以下のような構成としてもよい。
上記参考態では、油圧機器をバルブボディ141のデューティソレノイド142としたが、ハイブリッド車の油圧モーターとしてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、筒状部材20を取り付けたときに、筒状部材20によって直接的に開閉弁30を開くようにしたが、間接的に開閉弁30を開くようにしてもよい。例えば、開閉弁30を下方から押圧する押圧部材を筒状部材20と別に設け、筒状部材20をドレーン用開口18に挿入したときに、この押圧部材を押し上げることで開閉弁30を開くようにしてもよい。この場合には、連通孔17とドレーン用開口18とは、同心でなくてもよい。
上記実施形態では、付勢手段としてトーションスプリング32を使用したが、それに限定されない。蓋部材を閉じる方向に付勢する圧縮バネや引張バネ等でもよい。
上記実施形態では、オートマチック車の変速機の例を示したが、マニュアル車の変速機やベルト式無段変速機等にも適用可能である。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態にかかる変速機を簡易化して示す側方断面図である。 図1の連通孔、ドレーン用開口及びその周辺を拡大して示す側方断面図である。 オイル調整時の図1相当図である。 オイル調整時に筒状部材をドレーン用開口に差し込んだ様子を示す図2相当図である。 オイル調整時の筒状部材及びその周辺を示す拡大側方断面図である。 作動時の本発明の参考態にかかる変速機を簡易化して示す側方断面図である。 参考形態に係る変速機の前側を拡大して示す側方断面図である。 参考形態に係る変速機のオイル調整時の図6相当図である。 参考形態に係る変速機のオイル調整時の筒状部材及びその周辺を示す拡大側方断面図である。
1 変速機
2 ハウジング
3 オイルパン室(第1貯留部)
5 デフ室(第2貯留部)
6 変速機構
10 デフ機構
16 重複領域
17 連通孔
18 ドレーン用開口
20 筒状部材
20a 中心孔(貫通孔)
23 ドレーンプラグ
30 開閉弁
31 蓋部材
32 トーションスプリング(付勢手段)
34 オイル排出用キャップ(閉塞部材)
101 変速機
102 ハウジング
103 オイルパン室(第1貯留部)
105 デフ室(第1貯留部)
130 開閉弁
140 油圧機器室(第2貯留部)
142 デューティソレノイド(油圧機器)

Claims (3)

  1. 密閉状のハウジングと、該ハウジング下部に上方に突出するように設けられた筒状部材とを備え、
    上記ハウジング内の作動油のオイルレベルが所定オイルレベルを超えると作動油がオーバーフローして該筒状部材内を通ってドレーンされて所定オイルレベルに調整される変速機であって、
    上記ハウジング下部に設けられ、作動油を貯留する第1貯留部と、
    上記第1貯留部と区画されたハウジング内部に設けられ、作動油を貯留する第2貯留部と、
    上記第1貯留部と第2貯留部とを連通する連通孔と、
    上記連通孔を開閉自在な開閉弁とを備え、
    上記ハウジング内部には、変速機構と、該変速機構の出力部に連結されたデフ機構と、
    上記変速機構よりも下方のハウジング下部に設けられ、作動油を貯留するオイルパン室とが設けられ、
    上記第1貯留部は、上記オイルパン室であり、
    上記第2貯留部は、上記デフ機構を含むデフ室であり、
    上記開閉弁は、
    上記連通孔を開閉する蓋部材と、
    上記蓋部材を閉じる方向に付勢する付勢手段とを備え、
    上記筒状部材は、上記ハウジングに着脱自在に設けられていて該筒状部材を該ハウジングに取り付ける際には、該筒状部材で上記蓋部材を開く方向に押圧することにより上記開閉弁を開く一方、該筒状部材を該ハウジングから取り外したときに上記開閉弁を閉じるように構成されている
    ことを特徴とする変速機。
  2. 請求項に記載の変速機において、
    上記第1貯留部と第2貯留部とは、平面視で重複する重複領域を有し、該重複領域の上記ハウジング下部には、ハウジング外部に連通するドレーン用開口が形成され、
    上記ドレーン用開口の上方に上記連通孔が設けられ、
    上記連通孔は、上記ドレーン用開口よりも大きな内径を有し、上記筒状部材がドレーン用開口及び連通孔に挿通された状態で、該筒状部材外周と連通孔周縁との間に隙間が形成されることを特徴とする変速機。
  3. 請求項1又は2に記載の変速機において、
    上記筒状部材は、該筒状部材内を貫通する貫通孔を有し、該貫通孔を閉塞する着脱自在な閉塞部材を備えていることを特徴とする変速機。
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