JP4765683B2 - 遊技球発射制御装置 - Google Patents

遊技球発射制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4765683B2
JP4765683B2 JP2006062234A JP2006062234A JP4765683B2 JP 4765683 B2 JP4765683 B2 JP 4765683B2 JP 2006062234 A JP2006062234 A JP 2006062234A JP 2006062234 A JP2006062234 A JP 2006062234A JP 4765683 B2 JP4765683 B2 JP 4765683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
tooth
driven gear
angular position
main driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006062234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007236580A (ja
Inventor
誠 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2006062234A priority Critical patent/JP4765683B2/ja
Publication of JP2007236580A publication Critical patent/JP2007236580A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4765683B2 publication Critical patent/JP4765683B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、遊技球の発射威力を変化させる遊技球発射制御装置に関するものである。
従来より、遊技球を利用する遊技機(例えば、パチンコ遊技機)には、遊技球の発射威力(初速度)を遊技者に調整させる遊技球発射制御装置(ハンドルとも呼ばれている)が設けられている。遊技球発射制御装置は、発射威力を制御するための可変抵抗器と、可変抵抗器と機械的に接続された操作部と、を有している。遊技者が操作部の角度位置を変えることによって可変抵抗器の抵抗値が変化し、遊技球の発射威力が調整される。このような遊技球発射制御装置としては、例えば、ギヤを用いて操作部と可変抵抗器とを接続するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−3944号公報
ところで、ギヤを用いた遊技球発射制御装置では、正しい咬み合い位置でギヤを組み付けることが重要である。ところが、ギヤの咬み合い位置を調整しつつギヤを組み付けるという作業は煩雑であるので、誤った咬み合い位置でギヤが組み付けられる虞があった。
なお、このような問題は、可変抵抗器を用いた遊技球発射制御装置に限らず、ギヤを用いて遊技球の発射威力を調整する遊技球発射制御装置に共通する問題であった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、遊技球発射制御装置のギヤが誤った咬み合い位置で組み付けられることを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の態様に係るギヤ機構は、操作部の角度位置に応じて遊技球の発射威力を変化させる遊技球発射制御装置に用いられるギヤ機構であって、前記操作部とともに回転する主動ギヤと、前記主動ギヤと咬み合う従動ギヤと、を備え、前記主動ギヤと前記従動ギヤとのうちの一方のギヤにおいて、複数の歯溝のうちの一部の歯溝である制止部付歯溝は、歯溝の一部分を埋める制止部を有し、前記主動ギヤと前記従動ギヤとのうちの他方のギヤは、前記制止部と接触すべき部分が欠けている第1種歯と、前記制止部と接触すべき部分に欠けのない第2種歯とを有し、前記第1種歯と前記第2種歯とは、(i)前記主動ギヤと前記従動ギヤが所定の正咬み合い位置で咬み合わされた場合には、前記第1種歯と前記制止部付歯溝とが咬み合うことにより、前記制止部によって制止されることなく、前記各ギヤの回転が許容され、(ii)前記主動ギヤと前記従動ギヤが前記正咬み合い位置とは異なる位置で咬み合わされた場合には、前記第2種歯と前記制止部とが接触して前記各ギヤの回転が制止されるように構成されている。
このギヤ機構によれば、正咬み合い位置とは異なる位置で主動ギヤと従動ギヤとが咬み合わされた場合に、制止部と第2種歯とによって各ギヤの回転が制止されるので、主動ギヤと従動ギヤとの咬み合い位置が正しいか否かを容易に判定することができる。その結果、遊技球発射制御装置のギヤが誤った咬み合い位置で組み付けられることを抑制できる。
上記ギヤ機構において、前記制止部は、前記制止部付歯溝の一方の端部である制止端部を埋めており、前記第1種歯と前記第2種歯とのそれぞれは、咬み合うべき歯溝の延びる方向に沿って前記制止端部側に向かって延びる連続な歯で形成されており、前記第1種歯は、前記制止部の手前まで延びており、前記第2種歯は、前記第1種歯よりも前記制止端部側に突出するとともに前記制止部と接触する位置まで延びていることが好ましい。
この構成によれば、制止部付歯溝と第1種歯と第2種歯との形成が容易であるので、各ギヤを容易に製造することが可能となる。
上記ギヤ機構において、前記第2種歯の歯溝に挿入される部分の歯幅は、前記第1種歯の歯溝に挿入される部分の歯幅よりも広く、前記主動ギヤと前記従動ギヤとのうちの前記第1種歯と前記第2種歯とを有するギヤの回転範囲は360度未満であり、前記第1種歯と前記第2種歯とは、前記回転範囲に対応する円弧上に配置され、前記第1種歯は、前記円弧の両端部分に配置され、前記第2種歯は、前記円弧の途中部分に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、円弧の途中部分に設けられた歯の摩耗が進むことを抑制できるので、ギヤ機構の寿命が短くなることを抑制できる。
上記ギヤ機構において、さらに、前記従動ギヤと咬み合う付勢ギヤと、前記付勢ギヤを所定の回転方向に付勢する付勢部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、従動ギヤが付勢ギヤによって付勢されるので、主動ギヤと従動ギヤとの間の咬み合いに遊びがある場合であっても、従動ギヤの角度位置の細かい調整が容易となる。
上記ギヤ機構において、さらに、前記付勢部によって回転させられる前記付勢ギヤと所定の角度位置で接触することによって、前記付勢ギヤの回転を制止するストッパを備えることが好ましい。
この構成によれば、ストッパと付勢部とによって付勢ギヤの角度位置が所定の角度位置に保持されるので、従動ギヤと付勢ギヤとの咬み合い位置を所定の位置に設定することが容易となる。
上記ギヤ機構において、さらに、前記従動ギヤを支持する従動ギヤ軸を有し、前記従動ギヤは前記制止部付歯溝を有し、前記制止部は前記制止部付歯溝の一方の端部である制止端部を埋め、前記主動ギヤは、前記第1種歯と前記第2種歯とを有し、前記従動ギヤと前記付勢ギヤとは、前記付勢ギヤの角度位置が前記付勢部と前記ストッパとによって保持された後に、前記従動ギヤの回転軸に沿った向きを、前記制止部付歯溝の両端のうちの前記制止端部が前記付勢ギヤにより近くなるような向きに設定して、前記従動ギヤを前記従動ギヤ軸に嵌め込むことによって咬み合わせられており、前記従動ギヤと前記付勢ギヤとは、(A1)前記従動ギヤの角度位置が所定の正従動角度位置である場合には、前記従動ギヤの複数の歯溝のうちの前記制止部の無い歯溝が前記付勢ギヤの歯と咬み合う方向に向けられることによって、前記制止部の無い歯溝に前記付勢ギヤの歯が挿入され、(A2)前記従動ギヤの角度位置が前記正従動角度位置とは異なる角度位置である場合には、前記制止部付歯溝が前記付勢ギヤの歯と噛み合う方向に向けられ、前記制止部が前記付勢ギヤの歯と接触することによって、前記従動ギヤと前記付勢ギヤとの間で歯が歯溝に挿入されることが防止されるように、構成されていることが好ましい。
この構成によれば、従動ギヤの角度位置が正従動角度位置とは異なる角度位置である場合には、従動ギヤと付勢ギヤとの間で歯が歯溝に挿入されることが防止されるので、従動ギヤと付勢ギヤとの咬み合い位置を所定の位置に設定することが、さらに容易となる。
上記ギヤ機構において、さらに、前記主動ギヤを回転可能に支持する主動支持部を備え、前記主動支持部は第1勘合部を有し、前記主動ギヤは前記第1勘合部と勘合される第2勘合部を有し、前記第2勘合部は、前記主動ギヤの角度位置が所定の正主動角度位置である場合にのみ、前記第1勘合部と勘合することによって前記主動ギヤと前記主動支持部とが嵌め合わせられ得るように構成されており、前記主動ギヤと前記従動ギヤとは、角度位置が保持された前記付勢ギヤに前記従動ギヤが咬み合わされた後に、前記主動ギヤを前記主動支持部に嵌め込むことによって、前記正咬み合い位置で咬み合わされるように、構成されていることが好ましい。
この構成によれば、従動ギヤの角度位置が付勢ギヤによって所定の角度位置に保持され、主動ギヤは所定の正主動角度位置でのみ従動ギヤと咬み合わされるので、主動ギヤと従動ギヤとの咬み合い位置を所定の位置に設定することが容易となる。
また、本発明の第2の態様に係るギヤ機構の製造方法は、
操作部の角度位置に応じて遊技球の発射威力を変化させる遊技球発射制御装置に用いられるギヤ機構の製造方法であって、
(A)付勢ギヤと所定の角度位置で接触することによって、前記付勢ギヤの回転を制止するストッパを準備する工程と、
(B)前記付勢ギヤを回転可能に支持する付勢支持部に、前記付勢ギヤを組み付ける工程と、
(C)前記付勢ギヤを所定の回転方向に付勢する付勢部を、前記付勢ギヤに組み付ける工程と、
(D)前記付勢部によって回転させられる前記付勢ギヤを前記ストッパに接触させることによって、前記付勢ギヤの角度位置を前記付勢部と前記ストッパとによって保持する工程と、
(E)複数の歯溝を有する従動ギヤであって、前記複数の歯溝のうちの一部の歯溝である制止部付歯溝が、前記制止部付歯溝の一方の端部である制止端部を埋める制止部を有する、従動ギヤを準備する工程と、
(F)前記付勢ギヤの角度位置が前記付勢部と前記ストッパとによって保持された後に、前記従動ギヤを従動ギヤ軸に嵌め込むことによって、前記従動ギヤと前記付勢ギヤとを咬み合わせる工程と、
(G)前記操作部とともに回転し、前記従動ギヤと咬み合わされる主動ギヤであって、
前記制止部と接触すべき部分が欠けている第1種歯と、
前記制止部と接触すべき部分に欠けのない第2種歯と、
前記主動ギヤを回転可能に支持する主動支持部に設けられた第1勘合部と勘合する第2勘合部と、
を有する主動ギヤを準備する工程と、
(H)角度位置が保持された前記付勢ギヤに前記従動ギヤが咬み合わされた後に、前記主動ギヤを前記主動支持部に嵌め込むことによって、前記主動ギヤと前記従動ギヤとを前記正咬み合い位置で咬み合わせる工程と、
を有し、
前記工程(F)は、
(F1)前記従動ギヤが前記従動ギヤ軸に嵌め込まれる際の前記従動ギヤの回転軸に沿った向きを、前記制止部付歯溝の両端のうちの前記制止端部が前記付勢ギヤにより近くなるような向きに設定する工程と、
(F2)前記従動ギヤが前記従動ギヤ軸に嵌め込まれる際の前記従動ギヤの角度位置を所定の正従動角度位置に設定する工程と、
を含み、
前記従動ギヤと前記付勢ギヤとは、
(A1)前記従動ギヤの角度位置が前記正従動角度位置である場合には、前記従動ギヤの複数の歯溝のうちの前記制止部の無い歯溝が前記付勢ギヤの歯と咬み合う方向に向けられることによって、前記制止部の無い歯溝に前記付勢ギヤの歯が挿入され、
(A2)前記従動ギヤの角度位置が前記正従動角度位置とは異なる角度位置である場合には、前記制止部付歯溝が前記付勢ギヤの歯と噛み合う方向に向けられ、前記制止部が前記付勢ギヤの歯と接触することによって、前記従動ギヤと前記付勢ギヤとの間で歯が歯溝に挿入されることが防止されるように、構成されており、
前記第1種歯と前記第2種歯とは、
(i)前記主動ギヤと前記従動ギヤが所定の正咬み合い位置で咬み合わされた場合には、前記第1種歯と前記制止部付歯溝とが咬み合うことにより、前記制止部によって制止されることなく、前記各ギヤの回転が許容され、
(ii)前記主動ギヤと前記従動ギヤが前記正咬み合い位置とは異なる位置で咬み合わされた場合には、前記第2種歯と前記制止部とが接触して前記各ギヤの回転が制止されるように構成されており、
前記第2勘合部は、前記主動ギヤの角度位置が所定の正主動角度位置である場合にのみ、前記第1勘合部と勘合することによって前記主動ギヤと前記主動支持部とが嵌め合わせられ得るように構成されており、
前記主動ギヤと前記従動ギヤとは、角度位置が保持された前記付勢ギヤに前記従動ギヤが咬み合わされた後に、前記主動ギヤを前記主動支持部に嵌め込むことによって、前記正咬み合い位置で咬み合わされるように、構成されている。
この製造方法によれば、付勢ギヤの角度位置が付勢部とストッパとによって保持され、従動ギヤが所定の正従動角度位置で付勢ギヤと咬み合わされ、主動ギヤが所定の正主動角度位置で従動ギヤと咬み合わされるので、遊技球発射制御装置のギヤが誤った咬み合い位置で組み付けられることを抑制できる。
また、本発明の第3の態様に係るギヤ機構の製造方法は、
操作部の角度位置に応じて遊技球の発射威力を変化させる遊技球発射制御装置に用いられるギヤ機構の製造方法であって、
(A)複数の歯溝を有する従動ギヤであって、前記複数の歯溝のうちの一部の歯溝である制止部付歯溝が、前記制止部付歯溝の一部を埋める制止部を有する従動ギヤを準備する工程と、
(B)前記従動ギヤを支持する従動ギヤ軸に、前記従動ギヤを嵌め込む工程と、
(C)前記操作部とともに回転し、前記従動ギヤと咬み合わされる主動ギヤであって、
前記制止部と接触すべき部分が欠けている第1種歯と、
前記制止部と接触すべき部分に欠けのない第2種歯と、
を有する主動ギヤを準備する工程と、
(D)前記主動ギヤの角度位置と前記従動ギヤの角度位置とのそれぞれを所定の角度位置に設定した状態で、前記主動ギヤを回転可能に支持する主動支持部に前記主動ギヤを嵌め込むことによって、所定の正咬み合い位置で前記主動ギヤと前記従動ギヤとを咬み合わせる工程と、
(E)前記主動ギヤと前記従動ギヤとを咬み合わせた後に、所定の回転範囲内を前記主動ギヤが回転可能であるか否かを判定する工程と、
有し、
前記第1種歯と前記第2種歯とは、
(i)前記主動ギヤと前記従動ギヤが前記正咬み合い位置で咬み合わされた場合には、前記第1種歯と前記制止部付歯溝とが咬み合うことにより、前記制止部によって制止されることなく、前記各ギヤの回転が許容され、
(ii)前記主動ギヤと前記従動ギヤが前記正咬み合い位置とは異なる位置で咬み合わされた場合には、前記第2種歯と前記制止部とが接触して前記各ギヤの回転が制止されるように構成されている。
この製造方法によれば、正咬み合い位置とは異なる位置で主動ギヤと従動ギヤとが咬み合わされた場合には、主動ギヤが回転可能であるか否かを判定する際に、制止部と第2種歯とによって各ギヤの回転が制止されるので、主動ギヤと従動ギヤとの咬み合い位置が正しいか否かを容易に判定することができる。その結果、遊技球発射制御装置のギヤが誤った咬み合い位置で組み付けられることを抑制できる。
なお、この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、遊技球発射制御装置に用いられるギヤ機構、このギヤ機構を備えた遊技球発射制御装置、この遊技球発射制御装置を備えた遊技機、これらの装置の製造方法、等の形態で実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
図1(a)は、遊技球発射ハンドル100(以下、単に「ハンドル100」とも呼ぶ)の右側面図である。図1(b)は、ハンドル100の正面図である。このハンドル100は、遊技機において遊技球の発射威力を制御する制御装置である。このハンドル100は、ハンドル基部60と、回転操作部30と、前カバー50と、ストップスイッチ操作部40と、を備えている。
ハンドル基部60は、収納容器61と、収納容器61の背面に固定された支持部62と、を有している。支持部62の背面側は、図示しない遊技機に固定される。収納容器61の正面側には、回転操作部30が回転可能に取り付けられる。遊技者は、回転操作部30を右方向R(図1(b))に回転させることによって、遊技球の発射威力を増大させることが可能である。回転操作部30には、遊技者が指を掛けるための3つの指掛け部30a、30b、30cが設けられている。回転操作部30の正面側には、正面方向に凸な半球状の前カバー50が固定されている。
また、図1(b)に示すように、ハンドル基部60には、ストップスイッチ操作部40が取り付けられている。このストップスイッチ操作部40は、ハンドル基部60の内部に設けられたストップスイッチ(図示省略)のON/OFFを切り替えるためのレバーである。遊技者は、このストップスイッチ操作部40を押すことによって、回転操作部30の角度位置に拘わらずに、遊技球の発射を停止することができる。
図2は、前カバー50を外した状態のハンドル100の正面図である。図中には、回転操作部30が示されている。回転操作部30は、収納容器61の正面を覆う円盤形状を有している。また、回転操作部30は、周辺部分に設けられたガイド穴31a、31bと、中央部分に設けられた軸穴33と、軸穴33の周囲に設けられたねじ穴32a、32bと、バネ止め突起34と、を有している。図2では、穴31a、31b、33にハッチングが付されている。2つのガイド穴31a、31bは、それぞれ回転操作部30の外縁に沿った円弧状を有しており、軸穴33を挟んで対向する位置に設けられている。
また、図2では、支柱131a、131b、131c、134が黒く塗りつぶされて示されている。これらの支柱131a、131b、131c、134は、いずれも、収納容器61(図1)から正面に向かって延びている。第1ガイド穴31aには、第1ガイド支柱131aが挿入されている。同様に、第2ガイド穴31bには、第2ガイド支柱131b、第3ガイド支柱131cと、第1バネ止め支柱134とが挿入されている。回転操作部30の回転に伴って、各支柱131a、131b、131cが、ガイド穴31a、31bの中を移動する。回転操作部30の回転可能な範囲は、これらのガイド穴31a、31bの中を、各支柱131a、131b、131cが移動可能な範囲に制限される。図2の例では、各ガイド穴31a、31bが略半周に渡る円弧形状を有しているので、回転範囲は、略半周に渡る。
また、第1バネ止め支柱134とバネ止め突起34との間には操作バネHSが架けられている。この操作バネHSは、支柱134から軸穴33に向かって延び、軸穴33の周りを右方向Rに複数回まわってバネ止め突起34へ至る金属線で形成されている。操作バネHSは、回転操作部30を左方向Lに付勢する。従って、遊技者が回転操作部30から手を離すと、回転操作部30は、左方向Lに回転し、図2に示す角度位置で止まる。この角度位置では、第1ガイド穴31aの右方向Rの端部に第1ガイド支柱131aが接触しており、また、第2ガイド穴31bの右方向Rの端部に第3ガイド支柱131cが接触している。
図3(a)は、図2に示す状態からさらに回転操作部30を外したハンドル100の正面図である。図3(a)には、収納容器61が示されている。収納容器61は、正面から見た形状が円形状であり、内部が背面方向に窪んだ器形状を有している。収納容器61には、ガイド支柱131a、131b、131cと、バネ止め支柱134、266と、ストッパ支柱ST(以下、単に「ストッパ」とも呼ぶ)と、付勢ギヤ軸支柱250(以下、単に「付勢ギヤ軸250」とも呼ぶ)と、を有している。これらの支柱131a、131b、131c、134、266、ST、250は、いずれも、収納容器61の背面側から正面側に向かって延びている。
付勢ギヤ軸250には付勢ギヤ240が、回転可能に取り付けられている。この付勢ギヤ240と第2バネ止め支柱266との間には付勢バネ260が架けられている。この付勢バネ260によって、付勢ギヤ240は、左方向Lに付勢される。また、図3(b)は、ストッパ支柱ST周辺の拡大正面図である。付勢ギヤ240の側面には突出部DSTが設けられている。付勢ギヤ240が左方向Lに回転する場合には、突出部DSTがストッパSTに接触する角度位置まで、付勢ギヤ240は回転可能である。
また、抵抗軸230には従動ギヤ220が固定されている。抵抗軸230は、その角度位置に応じて可変抵抗器(図示省略)の抵抗値を変化させる回転軸である。付勢ギヤ240と従動ギヤ220とは、所定の正しい咬み合い位置(2つのギヤ間の相対的な角度位置)で咬み合っている。
また、収納容器61の中央には、主動ギヤ200が取り付けられている。この主動ギヤ200は、収納容器61の軸受け部(図示省略。詳細は後述)に、回転可能に取り付けられている。主動ギヤ200は、回転操作部30(図1、図2)が固定される固定部200fと、固定部200fの背面側に設けられたギヤ部200gと、を有している。主動ギヤ200(ギヤ部200g)と従動ギヤ220とは所定の正しい咬み合い位置で咬み合っている。なお、固定部200fには2つのねじ穴202a、202bが設けられている。これらのねじ穴202a、202bには、回転操作部30(図2)のねじ穴32a、32bがそれぞれ対向し、そして、これらの穴を貫通するネジ(図示省略)によって回転操作部30が固定部200f(主動ギヤ200)に固定される。
なお、3つのギヤ200、220、240と、これらのギヤを支持する支持部(例えば、付勢ギヤ軸250と抵抗軸230と、主動ギヤ200を支持する軸受け部(図示省略))と、付勢バネ260と、ストッパSTとは、ギヤ機構300を構成する。
また、収納容器61には、ストップスイッチ120が固定されている。このストップスイッチ120は、ストップスイッチ操作部40によって操作される。
図4は、互いに咬み合わされた主動ギヤ200と従動ギヤ220と付勢ギヤ240とを示す斜視図である。主動ギヤ200は、固定部200fの中央から正面に向かって突出する支持軸200hを有している。この支持軸200hは、回転操作部30(図2)の軸穴33に挿入される。また、図4には可変抵抗器VRが示されている。図4では図示が省略されているが、この可変抵抗器VRは、収納容器61(図1)の背面側の支持部62の内部に固定されている。可変抵抗器VRは抵抗軸230を有しており、この抵抗軸230は収納容器61を貫通して正面側に延びている。
また、この可変抵抗器VRは、図示しない遊技球発射装置に接続されている。この遊技球発射装置による発射威力は、可変抵抗器VRの抵抗値に応じて調整される。このような遊技球発射装置の構成としては、遊技球を打撃する打撃用パッドを、ソレノイドを用いて駆動する構成や、モータとバネとを用いて打撃用ハンマを駆動する構成等の種々の構成を採用することができる。
なお、第1実施例では、主動ギヤ200の回転軸R200と、従動ギヤ220の回転軸R220とは平行である。また、従動ギヤ220の回転軸R220と付勢ギヤ240の回転軸R240とも平行である。いずれの回転軸R200、R220、R240も、正面から背面へ向かう方向と平行である。また、これらのギヤ200、220、240の歯(歯溝)は、回転軸と平行に延びている。
図5は、収納容器61内部(正面側)の概略構成を示す斜視図である。この斜視図は、図4の斜視図と同じ方向から見たものである。図5には、軸受け部210と、ストッパSTと、抵抗軸230と、付勢ギヤ軸250と、第2バネ止め支柱266と、が示されている。他の構成要素(例えば、図2のガイド支柱131a)は図示が省略されている。なお、収納容器61の側面に設けられた切り欠き61vは、ストップスイッチ操作部40(図3)の端部を収納容器61の外に出すためのものである。
軸受け部210は、収納容器61から正面側に向かって延びる中空の円筒形状を有している。後述するように、この軸受け部210の内側に形成される穴210hには、主動ギヤ200が回転可能に挿入される。また、この軸受け部210の内側には、背面側から正面側に向かって延びる溝210aが設けられている。
図6(a)は、主動ギヤ200の斜視図であり、図6(b)は、主動ギヤ200の背面図である。主動ギヤ200は、固定部200fの中央から背面側に向かって延びる突出軸200jを有している。この突出軸200jは、軸受け部210(図5)に挿入される。また、突出軸200jの端部の側面には、突起部200jtが設けられている。図6(b)に示すように、この突起部200jtは、背面から見たときに突出軸200jの中心(回転軸R200)から外に向かう所定の方向D1に突出している。この突起部200jtは、突出軸200jを軸受け部210(図5)に挿入する際に、溝210aを通される(詳細は後述)。
ギヤ部200gの歯は、突出軸200jの周囲の略半周に渡る仮想的な円弧200a上に設けられており、固定部200fの背面側から背面に向かって延びている。この円弧200aは、主動ギヤ200(すなわち、回転操作部30(図2))の回転範囲に対応している。換言すれば、この円弧200aは、回転操作部30の回転によって従動ギヤ220(図4)と咬み合い得る範囲と同じである。
また、ギヤ部200gは、歯幅の狭い狭歯部200gn1、200gn2と、歯幅の広い広歯部200gwとによって構成されている。ここで、歯幅とは、1つの歯の幅を意味している。図6の例では、歯は回転軸R200と平行に延びているので、歯幅は、回転軸R200に沿った長さ、すなわち、正面から背面に向かう方向の長さを表している。
第1実施例では、各狭歯部200gn1、200gn2の歯幅は同じである。また、広歯部200gwの歯(図6の例では、2本の歯)は、他の歯よりも背面側に突出している。これらの歯部は、円弧200a上に、第1狭歯部200gn1、広歯部200gw、第2狭歯部200gn2の順番に配置されている。なお、第2狭歯部200gn2の歯のうちの、円弧200aの端に設けられた所定の3つの歯200pは、主動ギヤ200の組み付け時に従動ギヤ220の歯溝に挿入される(後述)。
図7(a)は、従動ギヤ220の斜視図であり、図7(b)は、従動ギヤ220の正面図である。従動ギヤ220は、円筒形のギヤである。従動ギヤ220の中央には貫通軸穴220hが形成されている。この貫通軸穴220hは、抵抗軸230(図5)に嵌め合わされる。なお、貫通軸穴220hと抵抗軸230との断面は略同じ形状を有しており、その形状は、円形状の一部が直線の弦で切り落とされた形状である。従って、従動ギヤ220を抵抗軸230に組み付けた場合に、従動ギヤ220と抵抗軸230との間の相対的な角度位置は一意に決まる。そして、従動ギヤ220が回転した場合に、抵抗軸230が滑ることが防止される。なお、断面の形状としては、図7に示す形状に限らず、他の任意の形状を採用可能である。例えば、円を採用してもよく、また、2等辺三角形を採用してもよい。ただし、従動ギヤ220と抵抗軸230との間の相対的な角度位置が一意に決まるような形状であることが好ましい。換言すれば、回転対称の角度が360度のみであるような形状が好ましい。
また、従動ギヤ220の全周には、歯が設けられている。また、一部の歯溝の背面側の端部がツバ220fによって埋められている。残りの歯溝220p(図7の例では2つの歯溝)にはツバは設けられていない。従動ギヤ220(図4)が付勢ギヤ240と咬み合わされる際には、これらのツバ無し歯溝220pに付勢ギヤ240の歯が挿入される(詳細は後述)。
なお、一部の所定の歯220c(図7の例では2つの歯)の正面側の端部には、面取り加工が施されている。これは、主動ギヤ200が咬み合わされる際に、これらの歯220cに隣接する3つの所定の歯溝220qに、主動ギヤ200の歯を滑らかに挿入するためである。
図8(a)、図8(b)は、付勢ギヤ240の斜視図であり、図8(c)は、付勢ギヤ240の正面図である。図8(b)の斜視図は、図8(a)とは反対側の角度位置を示している。付勢ギヤ240は円筒形のギヤであり、中空円筒状の内周部240iと、内周部240iの外周を囲む外周部240oと、外周部240oの周囲に略半周に渡って設けられた複数の歯240tと、を有している。内周部240iの内には、付勢ギヤ軸250(図5)に嵌め合わされる貫通軸穴240hが設けられている。内周部240iと外周部240oとの間には、付勢バネ260(図4)が納められるバネ溝240sが形成されている。また、外周部240oの正面側には、付勢バネ260を掛けるためのバネ止め溝240aが形成されている。なお、付勢バネ260は、第2バネ止め支柱266(図5)からバネ溝240sへ向かって延び、バネ溝240sの内部で内周部240iの周りを右方向Rに複数回まわってバネ止め溝240aへ至る金属線で形成されている。
また、外周部240oの側面には突出部DSTが設けられている。この突出部DSTは、付勢ギヤ240が回転した際に、所定の角度位置でストッパSTに接触するように形成されている。
図9は、各ギヤ200、220、240の動作を示す説明図である。図9には、互いに咬み合わされた主動ギヤ200と従動ギヤ220と付勢ギヤ240との正面図が示されている。遊技者が回転操作部30(図2)を右方向Rに操作すると、回転操作部30に固定された主動ギヤ200が右方向Rに回転する。これにより従動ギヤ220が左方向Lに回転し、抵抗軸230も左方向Lに回転するので、可変抵抗器VR(図4)の抵抗値が所定の方向に変化する(例えば、抵抗値が減少する。この代わりに、抵抗値が増大してもよい)。この可変抵抗器VRは、図示しない遊技球発射装置に接続されており、この抵抗値の変化により、遊技球の発射威力が増大される。また、付勢ギヤ240は、右方向Rに回転する。
逆に、遊技者が回転操作部30(図2)を左方向Lに操作すると、主動ギヤ200が左方向Lに回転する。これにより従動ギヤ220が右方向Rに回転し、抵抗軸230も右方向Rに回転するので、可変抵抗器VR(図4)の抵抗値が逆方向に変化する。この抵抗値の変化により、遊技球の発射威力が低減される。また、付勢ギヤ240は左方向Lに回転する。
ここで、発射威力を微調整するために、遊技者が回転操作部30を少しだけ回転させる場合がある。このように主動ギヤ200の回転角度が小さい場合には、主動ギヤ200と従動ギヤ220との咬み合いの遊び(バックラッシュ)に起因して、従動ギヤ220が動かない可能性がある。ところが、第1実施例では、従動ギヤ220に付勢ギヤ240が咬み合わされている。この付勢ギヤ240は付勢バネ260によって左方向Lに付勢されているので、従動ギヤ220は右方向Rに付勢される。その結果、回転操作部30の回転角度が小さい場合であっても、従動ギヤ220は、主動ギヤ200の回転に追従して回転することができる。従って、従動ギヤ220の角度位置の細かい調整が容易となり、その結果、遊技球発射ハンドル100による発射威力の細かい調整が容易となる。
図10は、ハンドル100の製造工程を示すフローチャートである。最初のステップS100では、ハンドル基部60が準備される。図11は、準備されたハンドル基部60(収納容器61)の正面図である。このステップS100では、収納容器61にストップスイッチ120とストップスイッチ操作部40とが組み込まれる。また、可変抵抗器VR(図示省略)が収納容器61に固定され、その抵抗軸230が正面側に突出している。
次のステップS110(図10)では、付勢ギヤ240が付勢ギヤ軸250に嵌められる。図12は、このステップS110における収納容器61の正面図である。付勢ギヤ軸250に付勢ギヤ240が組み付けられている。
次のステップS120(図10)では、付勢ギヤ240に付勢バネ260が取り付けられる。図13は、このステップS120における収納容器61の正面図である。第2バネ止め支柱266に付勢バネ260の一端がネジ止めされ、他端は付勢ギヤ240のバネ止め溝240aに掛けられる。この付勢バネ260により、付勢ギヤ240には左方向Lに付勢される。そして、付勢ギヤ240は、突出部DSTがストッパSTに接触するまで左方向Lに回転する。その結果、付勢ギヤ240の角度位置は、突出部DSTがストッパSTに接触する所定の角度位置に保持される。
次のステップS130(図10)では、従動ギヤ220が抵抗軸230に嵌められる。図14は、このステップS130における従動ギヤ220と抵抗軸230と付勢ギヤ240とを示す側面図である。従動ギヤ220は、正面側から背面側に向かって移動されて、抵抗軸230に装着される。この際、従動ギヤ220の角度位置は所定の角度位置に設定される。また、従動ギヤ220の回転軸R220に沿った向きは、ツバ220fが付勢ギヤ240に近くなる向きに設定される。すなわち、ツバ220fが背面側に向けられる。
図15(a)は、従動ギヤ220と付勢ギヤ240とを示す正面図である。図15(a)に示すように、2つのツバ無し歯溝220pが、付勢ギヤ240の歯と咬み合う方向、すなわち、付勢ギヤ240に向かう方向に向けられている。そして、2つのツバ無し歯溝220pに付勢ギヤ240の所定の歯240qが挿入される。また、図15(b)は、図14と同様の側面図を示しており、装着後の従動ギヤ220と付勢ギヤ240とを示している。ツバ220fが、付勢ギヤ240の歯よりも背面側の位置まで移動され、そして、従動ギヤ220と付勢ギヤ240とが互いに咬み合っている。
図16(a)、図16(b)は、図15(a)、図15(b)と同様の正面図と側面図をそれぞれ示している。だたし、これらの図には、従動ギヤ220の角度位置が、図15の場合よりも歯1つ分だけ左方向Lにずれた場合が示されている。この場合には、ツバ220fの下(背面側)に付勢ギヤ240の歯が接触するので(図16(a))、従動ギヤ220を付勢ギヤ240に咬み合わせることができない。一方、図17(a)、図17(b)は、逆に、従動ギヤ220の角度位置が、図15の角度位置よりも歯1つ分だけ右方向Rにずれた場合の正面図と側面図をそれぞれ示している。この場合も、ツバ220fの下(背面側)に付勢ギヤ240の歯が接触するので(図17(a))、従動ギヤ220を付勢ギヤ240に咬み合わせることができない。従動ギヤ220の角度位置のズレが、歯1つ分よりも大きい場合も、同様に、従動ギヤ220と付勢ギヤ240との間で歯が歯溝に挿入されることが防止される。
なお、第1実施例では、従動ギヤ220の歯溝のうち2つのツバ無し歯溝220p以外の他の歯溝の全てにツバ220fが設けられている。従って、従動ギヤ220は、従動ギヤ220の角度位置が、図15(a)に示すような所定の角度位置である場合にのみ、従動ギヤ220を付勢ギヤ240と咬み合わせることが可能である。従って、所定の角度位置とは異なる角度位置で従動ギヤ220が組み付けられることが防止される。
また、第1実施例では、付勢ギヤ240の角度位置が、付勢バネ260とストッパSTと突出部DSTとによって所定の角度位置に保持されている(図13)。従って、従動ギヤ220と付勢ギヤ240との間の相対的な角度位置(咬み合い位置)も、図15(a)に示すような所定の咬み合い位置に設定される。そして、従動ギヤ220の角度位置は、図15(a)に示す所定の角度位置に保持される。
次のステップS140(図10)では、主動ギヤ200が軸受け部210に嵌められる。図18は、このステップS140における主動ギヤ200と軸受け部210とを示す側面図である。主動ギヤ200(突出軸200j)は、正面側がら背面側に向かって移動されて、軸受け部210の穴210hに挿入される。この際、突起部200jtが溝210aに挿入される。
図18では、穴210hを形成する壁部分にハッチングが付されている。穴210hは、正面側に位置する幅狭部210nと、幅狭部210nの背面側に位置する幅広部210wとを含んでいる。幅狭部210nは、軸受け部210の正面側の端部から背面側に向かって延びる穴であり、その断面(回転軸R200に垂直な断面)の形状は、突出軸200jの断面形状とほぼ同じ大きさの円形状である。ただし、この幅狭部210nには、溝210aが形成されている。一方、幅広部210wは、幅狭部210nの背面側に設けられ、背面側に向かって延びる穴であり、その断面は、幅狭部210nと同軸の円形状である。ただし、幅広部210wの断面は、幅狭部210nの断面よりも広く、溝210aの断面の全体を含んでいる。
図19(a)は、主動ギヤ200と軸受け部210とを示す正面図である。図中では、軸受け部210の穴を形成する壁部分にハッチングが付されている。図示するように、ギヤ200角度位置は、正面側から背面側に向かって見たときに、突起部200jtと溝210aとが重なる角度位置に設定される。これにより、主動ギヤ200の所定の3つの歯200pが、従動ギヤ220と咬み合う方向を向く。また、図19(b)は、図18と同様の側面図を示しており、装着後の主動ギヤ200と従動ギヤ220とを示している。主動ギヤ200と従動ギヤ220とが互いに咬み合っている。また、突起部200jtが、幅広部210wまで移動されている。なお、突起部200jtが幅広部210w内に位置する状態においては、突起部200jtは溝210aに係らないので、主動ギヤ200は回転可能である。
図20(a)、図20(b)は、図19(a)、図19(b)と同様の正面図と側面図をそれぞれ示している。ただし、これらの図には、主動ギヤ200の角度位置が左方向Lにずれた場合が示されている。この場合には、突起部200jtが軸受け部210の壁の上面部分に接触するので(図20(a))、突出軸200jを軸受け部210に挿入することができない。一方、図21(a)、図21(b)は、逆に、主動ギヤ200の角度位置が、図19の角度位置よりも右方向Rにずれた場合の正面図と側面図をそれぞれ示している。この場合も、突起部200jtが軸受け部210の壁の上面部分に接触するので(図21(a))、突出軸200jを軸受け部210に挿入することができない。
なお、第1実施例では、突起部200jtと溝210aとの角度位置は、図19(a)に示すように主動ギヤ200の所定の3つの歯200pが従動ギヤ220へ向かう方向を向くように、予め設定されている。従って、このような所定の角度位置でのみ、主動ギヤ200を従動ギヤ220と咬み合わせることが可能である。従って、主動ギヤ200が所定の角度位置とは異なる角度位置で組み付けられることを抑制できる。
また、第1実施例では、従動ギヤ220の角度位置が、付勢ギヤ240によって所定の角度位置に保持されている(図15(a))。従って、主動ギヤ200と従動ギヤ220との間の咬み合い位置も、図19(a)に示すような所定の正しい咬み合い位置に設定される。具体的には、咬み合い位置が、所定の3つの歯200p(図19(a))が、所定の3つの歯溝220qに挿入されるような咬み合い位置に設定される。
次のステップS150(図10)では、回転操作部30が固定部200fに固定される(図2)。そして、前カバー50が回転操作部30に固定される(図1(b))。そして、遊技球発射ハンドル100が完成する。
以上のように、第1実施例では、主動ギヤ200と従動ギヤ220との咬み合い位置を、細かい位置合わせをすることなく、容易に、正しい咬み合い位置に設定することができるので、遊技球発射制御装置のギヤが誤った位置で組み付けられることを抑制することができる。また、従動ギヤ220と付勢ギヤ240との咬み合い位置も、細かい位置合わせをすることなく、容易に、正しい咬み合い位置に設定することもできる。その結果、従動ギヤ220に、適切な付勢力をかけることが容易となる。
なお、主動ギヤ200と従動ギヤ220とが誤った咬み合い位置に組み付けられてしまう場合がある。例えば、図10のステップS130で、付勢ギヤ240に余計な力がかかってしまい、従動ギヤ220と付勢ギヤ240との咬み合い位置がずれてしまう場合や、ステップS140で、従動ギヤ220に余計な力がかかってしまい、主動ギヤ200と従動ギヤ220との咬み合い位置がずれてしまう場合である。ただし、第1実施例では、主動ギヤ200と従動ギヤ220との咬み合い位置がずれた場合には、主動ギヤ200が正常に回転できなくなる。図22(a)は、主動ギヤ200と従動ギヤ220との咬み合い位置を説明する斜視図である。また、図22(b)は、主動ギヤ200と従動ギヤ220との咬み合い位置を説明する側面図である。図22(b)は、互いに咬み合う主動ギヤ200と従動ギヤ220とを、回転軸とは垂直な方向に引き離して示している。
図22(b)には、正面から背面へ向かう方向の位置NT、WTが図示されている。第1位置NTは、狭歯部200gn1、200gn2(図6)の歯の背面側の端部の位置を示し、第2位置WTは、広歯部200gwの歯の背面側の端部の位置を示している。第1位置NTは、ツバ220fよりも正面側に位置している。すなわち、狭歯部200gn1、200gn2の歯は、固定部200fの背面側からツバ220fに向かって、ツバ220fの手前まで延びている。換言すれば、狭歯部200gn1、200gn2の歯については、ツバ220fと接触すべき部分が欠けている。主動ギヤ200と従動ギヤ220とが正しい咬み合い位置で咬み合っている場合には、狭歯部200gn1、200gn2の歯は、ツバ220f付きの歯溝と咬み合うとともに、ツバ220fとは接触しない。また、図10のステップS140で従動ギヤ220の歯溝に挿入される主動ギヤ200の歯200p(図19(a))は、第2狭歯部200gn2の歯である(図6)。従って、これらの歯200pがツバ220fに接触することなく、主動ギヤ200を軸受け部210に組み付けることができる。
一方、第2位置WTは、ツバ220fの背面側部分と同じ位置である。すなわち、広歯部200gwの歯は、他の狭歯部200gn1、200gn2の歯と比べてツバ220fに向かって突出している。また、広歯部200gwの歯は、固定部200fの背面側からツバ220fに向かって、ツバ220fと接触する位置まで延びている。図22(a)、図22(b)では、広歯部200gwの歯の背面側の端部200gwtにハッチングが付されている。図19(a)に示すような正しい咬み合い位置でギヤ200、220が咬み合っている場合には、広歯部200gwの2つの歯は、2つのツバ無し歯溝220pと咬み合う。従って、端部200gwtはツバ220fとは接触しないので、これらのギヤ200、220の回転が許容される。一方、正しい咬み合い位置とは異なる咬み合い位置でギヤ200、220が咬み合っている場合には、広歯部200gwの2つの歯の少なくとも一方と咬み合うべき歯溝が、いずれかのツバ220f付きの歯溝となる。そして、端部200gwtが、ツバ220fと接触するので、これらのギヤ200、220の回転が制止される。
以上のように、所定の回転範囲内を主動ギヤ200が回転可能か否かを確認することによって、主動ギヤ200と従動ギヤ220との咬み合い位置が正しいか否かを容易に判定することが可能である。その結果、遊技球発射制御装置のギヤが誤った位置で組み付けられることを抑制することが容易となる。このように、ハンドル100の製造工程には、主動ギヤ200と従動ギヤ220とを咬み合わせた後に、所定の回転範囲内を主動ギヤ200が回転可能であるか否かを判定する工程を設けることが好ましい。このような判定工程は、例えば、図10のステップS140とステップS150の間に設けてもよく、また、ステップS150の後に設けてもよい。いずれの場合も、判定工程では、主動ギヤ200(あるいは、回転操作部30)を実際に回転させればよい。また、所定の回転範囲としては、主動ギヤ200が回転すべき任意の範囲を採用可能である。なお、第1実施例では、各ギヤ200、220、240に余計な力をかけなければ、各ギヤ200、220、240が正しい咬み合い位置に組み付けられるので、このような判定工程を省略することが可能である。
また、図22(b)には、主動ギヤ200の歯の歯幅であって、歯溝に挿入される部分の歯幅NW、WW(以下「挿入歯幅NW、WW」とも呼ぶ)が示されている。換言すれば、これらの挿入歯幅NW、WWは、歯のうちの従動ギヤ220の歯溝と接触し得る部分の幅を示している。第1挿入歯幅NWは、狭歯部200gn1、200gn2(図6)の歯の挿入歯幅を示している。具体的には、第1挿入歯幅NWは、従動ギヤ220の正面側の端部220Tから第1位置NTまでの長さである。同様に、第2挿入歯幅WWは、広歯部200gwの歯の挿入歯幅を示している。具体的には、第2挿入歯幅WWは、端部220Tから第2位置WTまでの長さである。ここで、第2挿入歯幅WWは第1挿入歯幅NWよりも長い。一方、第1実施例では、図6に示すように、主動ギヤ200の歯は、360度よりも小さい角度の円弧200a上に配置されている。さらに、狭歯部200gn1、200gn2の歯は、円弧200aの両端部分に配置され、広歯部200gwの歯は、円弧の途中に配置されている。これらの結果、主動ギヤ200の角度位置が回転範囲の途中である場合には、歯幅の広い歯(広歯部200gwの歯)が従動ギヤ220と咬み合うこととなる。
ところで、遊技者は、回転操作部30(図2)の角度位置を、回転範囲の端部に設定することは稀であり、回転操作部30の角度位置の調整を、回転範囲の途中で行うことが一般的である。従って、主動ギヤ200の複数の歯のうちの回転範囲の途中に設けられた歯については、遊技者による角度位置の調整(回転)に伴って、従動ギヤ220に対する咬合と離脱とが頻繁に繰り返される。そのために、回転範囲の途中に設けられた歯は、回転範囲の端部に設けられた歯と比べて、摩耗の程度が大きくなる場合が多かった。ところが、第1実施例では、回転範囲の途中には、挿入歯幅の広い広歯部200gwが配置されている。従って、回転範囲の途中の歯が摩耗してしまうことを抑制し、ギヤ機構300、すなわち、ハンドル100の寿命が短くなることを抑制できる。
B.第2実施例:
上述の第1実施例では、従動ギヤ220(図7)の歯溝の一部を埋めるツバ220f(本発明の「制止部」に相当する)が、歯溝の一端に設けられていたが、制止部の位置としては、任意の位置を採用可能である。例えば、歯溝の途中に制止部を設けてもよい。図23は、第2実施例における主動ギヤ500と従動ギヤ520とを示す斜視図である。遊技球発射ハンドル100の他の要素の構成は、上述の第1実施例と同様である。
第2実施例では、従動ギヤ520の所定の1つの歯溝520pの途中に制止部520fが設けられている。他の歯溝には制止部は設けられていない。また、主動ギヤ500の所定の1つの歯500qの途中に切り欠き500bが設けられている。他の歯には切り欠きは設けられていない。なお、第2実施例では、主動ギヤ500の複数の歯の歯幅はいずれも同じである。
正しい咬み合い位置で主動ギヤ500と従動ギヤ520とが咬み合わされた場合には、この歯500qと歯溝520pとが咬み合わされる。この際、制止部520fは切り欠き500bに嵌め込まれる。その結果、主動ギヤ500と従動ギヤ520との回転が許容される。
一方、誤った咬み合い位置で主動ギヤ500と従動ギヤ520とが咬み合わされた場合には、制止部520f付きの歯溝520pと咬み合うべき歯が、切り欠き付きの歯500qとは異なる他の歯となる。この歯は、制止部520fと接触するので、これらのギヤ500、520の回転が制止される。
以上のように、第2実施例においても、所定の回転範囲内を主動ギヤ500が回転可能か否かを確認することによって、主動ギヤ500と従動ギヤ520との咬み合い位置が正しいか否かを容易に判定することが可能である。
なお、第2実施例では、制止部520fが歯溝の途中に設けられているので、従動ギヤ520の角度位置が所定の角度位置とは異なる場合であっても、従動ギヤ520を付勢ギヤ(例えば、図14の付勢ギヤ240)と咬み合わせることが可能である。そこで、従動ギヤ520を抵抗軸230(図13)に嵌め込む際には、従動ギヤ520に力を加え、その角度位置を所定の角度位置に保持した状態で、従動ギヤ520を抵抗軸230に嵌め込むことが好ましい。そのためには、従動ギヤ520に、その角度位置を確認するための印(図示せず)を設けることが好ましい。また、制止部520fの回転軸に沿った位置を、付勢ギヤ240(図15)の歯と接触しないような位置(例えば、付勢ギヤ240の歯よりも正面側の位置)に設定すればよい。
また、第2実施例の従動ギヤ520において、第1実施例の従動ギヤ220(図7)と同様に、制止部520fの無い歯溝が2つのみであり、他の残りの歯溝の全てに制止部520fを設けても良い。この場合には、主動ギヤ500において、第1実施例の主動ギヤ200(図6)と同様に、切り欠き500bの無い歯が2つのみであり、他の残りの歯の全てに切り欠き500bを設ければよい。ここで、従動ギヤ520と主動ギヤ500とを咬み合わせる際には、制止部520f無い歯溝に、切り欠き500bの無い歯を挿入すればよい。
C.第3実施例:
上述の第1実施例では、ツバ220f(図22)が歯溝の背面側の端部に設けられていたが、この代わりに、正面側の端部に設けられていても良い。図24は、第3実施例における主動ギヤ700と従動ギヤ720とを示す側面図である。この側面図は、図22(b)と同様の側面図であり、主動ギヤ700と従動ギヤ720とが互いに離れて示されている。図22(b)に示す第1実施例との差違は2点ある。1点目の差異は、主動ギヤ700の狭歯部200gn1、200gn2の位置が、背面側にシフトしている点である。2点目の差異は、従動ギヤ720のツバ720fが、背面側の端部の代わりに正面側の端部に設けられている点である。他の構成は、図22に示す第1実施例と同じである。また、遊技球発射ハンドル100の他の要素の構成も、上述の第1実施例と同様である。
図24に示すように、第3実施例では、狭歯部200gn1、200gn2の歯は、背面側(従動ギヤ720の背面側の端部720Tと対向する位置)からツバ720fに向かって、ツバ720fの手前まで延びている。換言すれば、狭歯部200gn1、200gn2の歯については、ツバ720fと接触すべき部分が欠けている。従って、狭歯部200gn1、200gn2の歯は、主動ギヤ700と従動ギヤ720との咬み合い位置に関わらずに、ツバ720fとは接触しない。
一方、広歯部200gwの歯は、他の狭歯部200gn1、200gn2の歯と比べてツバ720fに向かって突出している。また、広歯部200gwの歯は、背面側(従動ギヤ720の背面側の端部720Tと対向する位置)からツバ720fに向かって、ツバ720fと接触する位置まで延びている。正しい咬み合い位置でギヤ700、720が咬み合っている場合には、広歯部200gwの2つの歯は、2つのツバ無し歯溝(図示省略)と咬み合う。従って、広歯部200gwの歯の正面側の端部700gwtはツバ720fとは接触しないので、これらのギヤ700、720は滑らかに回転することができる。一方、正しい咬み合い位置とは異なる咬み合い位置でギヤ700、720が咬み合っている場合には、端部700gwtが、いずれかのツバ720fと接触するので、これらのギヤ700、720の回転が制止される。
以上のように、第3実施例においても、所定の回転範囲内を主動ギヤ700が回転可能か否かを確認することによって、主動ギヤ700と従動ギヤ720との咬み合い位置が正しいか否かを容易に判定することが可能である。
また、図24には、図22(b)と同様の挿入歯幅NW、WWが示されている。第3実施例でも、第2挿入歯幅WWは第1挿入歯幅NWよりも広い。従って、第1実施例と同様に、回転範囲の途中の歯が摩耗してしまうことを抑制し、ハンドルの寿命が短くなることを抑制できる。
なお、第3実施例においては、上述の第2実施例と同様に、従動ギヤ720を抵抗軸230(図13)に嵌め込む際には、従動ギヤ720の角度位置を所定の角度位置に合わせた状態で、従動ギヤ720を抵抗軸230に嵌め込めばよい。
D.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
変形例1:
主動ギヤと従動ギヤとの構成としては、上述した各実施例の構成に限らず、他の種々の構成を採用可能である。例えば、主動ギヤに、歯溝の一部分を埋める制止部を設け、従動ギヤに、制止部と接触すべき部分が欠けている第1種歯と、制止部と接触すべき部分に欠けのない第2種歯と、を設けてもよい。ここで、第2種歯は、誤った咬み合い位置で主動ギヤと従動ギヤとが咬み合わされた場合にのみ、制止部と接触して各ギヤの回転を制止するように、構成されている。
いずれの場合も、制止部の位置は、図7や図24の例のように歯溝の端部であっても良く、図23の例のように歯溝の途中であってもよい。ただし、歯溝の途中に設けられた制止部は、型抜きや掘削等による歯溝の形成に支障を来す場合が多い。従って、歯溝の端部に制止部を設ければ、容易にギヤを製造することができる。また、第1種歯は、図23の歯500qのように、途中の一部分が欠けていてもよく、また、図6や図24の狭歯部200gn1、200gn2の歯のように、制止部の手前まで延びる連続な歯のみで形成されていてもよい。ただし、歯の途中に設けられた切り欠きは、型抜きや掘削等による歯の形成に支障を来す場合が多い。従って、第1種歯を制止部の手前まで延びる連続な歯のみで形成すれば、容易にギヤを製造することができる。第2種歯についても、同様に、制止部と接触する位置まで延びる連続な歯のみで形成することが好ましい。
変形例2:
上述の第1実施例では、歯溝に挿入される部分の歯幅(挿入歯幅)に関して、第2種歯(例えば、図6の広歯部200gw)の挿入歯幅WW(図22(b)が、第1種歯(例えば、図6の狭歯部200gn1、200gn2)の挿入歯幅NWよりも広いが、逆であってもよい。ただし、第1種歯では、制止部と接触すべき部分が欠けているので、第1種歯の挿入歯幅が第2種歯の挿入歯幅よりも狭い構成を採用すれば、ギヤが過剰に大きくなることを抑制できる。
また、第1種歯と第2種歯とが(例えば、図6の狭歯部200gn1、200gn2と、広歯部200gw)、360度未満の角度の円弧上に配置されている場合において、比較的幅の広い第2種歯が円弧の端部に配置されてもよい。ただし、比較的幅の広い第2種歯を円弧の途中に設ければ、円弧の途中部分に設けられた歯の摩耗が進むことを抑制できるので、ギヤ機構、すなわち、遊技球発射制御装置の寿命を延ばすことが可能である。
変形例3:
上述の各実施例において、付勢ギヤ240(図13)が付勢される方向は左方向Lに限らず右方向Rであってもよい。また、付勢ギヤ240の構成としては、図8に示した構成に限らず、任意の構成を採用可能である。例えば、歯が外周部240oの全周に渡って設けられていても良い。この場合には、突出部DSTを外周部240oの上面や下面に設ければよい。
また、上述の各実施例において、ストッパSTと突出部DSTとを省略してもよい。この場合には、従動ギヤを組み込む際には、別途、付勢ギヤ240に力を加えることによって、付勢ギヤ240の角度位置を所定の角度位置に保持することが好ましい。また、付勢バネ260の構成として、付勢ギヤ240の角度位置が所定の角度位置(例えば、図15に示す角度位置)である場合には、付勢バネ260が延びきることによって、付勢ギヤ240に付勢力が付与されないような構成を採用してもよい。こうすれば、ストッパSTが無くても、付勢ギヤ240の角度位置を付勢バネ260によって所定の角度位置に保持することが可能となる。なお、この場合も、付勢ギヤ240が右方向Rに回転した場合には、付勢ギヤ240に付勢力が付与される。
また、上述の各実施例において、付勢ギヤ240を省略してもよい。この場合には、図10のフローチャートにおいて、ステップS110、S120を省略可能である。また、ステップS130では、従動ギヤの角度位置を任意の位置に設定可能である。ただし、ステップS140では、従動ギヤの角度位置が所定の角度位置に保持された状態で、主動ギヤが装着される。すなわち、所定の正しい咬み合い位置で、主動ギヤと従動ギヤとが咬み合わされる。
ただし、ハンドル100による発射威力の細かい制御を容易にするためには、従動ギヤを一方向に付勢することが好ましい。例えば、従動ギヤに付勢部(例えば、付勢バネ260(図3)と同様のバネ)を設けても良い。
変形例4:
上述の各実施例において、主動支持部(例えば、図5の軸受け部210)に主動ギヤ(例えば、図6の主動ギヤ200)を所定の角度位置で嵌め合わせるための第1勘合部と第2勘合部との構成としては、溝210aと突起部200jtとを用いる構成に限らず、種々の構成を採用可能である。例えば、主動ギヤ200の突出軸200jに溝を設け、軸受け部210の穴210hの内側に、その溝を通る突起部を設けてもよい。一般には、主動ギヤの角度位置が所定の正主動角度位置である場合にのみ、第1勘合部と第2勘合部とが勘合することによって、主動ギヤと主動支持部とが嵌め合わせられ得るような、任意の構成を採用可能である。
また、このような第1勘合部と第2勘合部とを省略してもよい。この場合には、所定の角度位置で主動ギヤを組み込むために、その角度位置を確認するための印(図示せず)を主動ギヤに設けることが好ましい。
変形例5:
遊技球発射制御装置(遊技球発射ハンドル100)の構成としては、上述の各実施例の構成に限らず、他の種々の構成を採用可能である。例えば、各ギヤの大きさやピッチや歯数等のギヤ機構の構成としては、他の任意の構成を採用可能である。図15に示す第1実施例では、従動ギヤ220のツバ無し歯溝220pの数が2であったが、円ピッチがより小さい場合には、ツバ無し歯溝の数が3以上に設定されてもよい。
また、上述の各実施例では、主動ギヤと従動ギヤと付勢ギヤとのそれぞれとして、平歯車を採用しているが、他の種類の歯車を採用してもよい。例えば、はすば歯車を採用してもよい。
また、上述の各実施例では、従動ギヤ(例えば、図4の従動ギヤ220)が、角度位置に応じて可変抵抗器VRの抵抗値を変化させる抵抗軸230に設けられたギヤであるが、従動ギヤとしては、他の種々のギヤを採用可能である。例えば、機械的に発射威力を調整するための軸に設けられたギヤを採用してもよい。バネによって付勢された打撃用ハンマ(図示省略)を用いて遊技球を発射させる遊技機においては、バネの一端の固定位置を変化させることによって、発射威力を調整することができる。この場合には、バネの固定位置を機械的に変化させるための軸に、従動ギヤを設けてもよい。一般には、従動ギヤとしては、角度位置に応じて遊技球の発射威力を調整するための任意のギヤを採用可能である。
遊技球発射ハンドル100を示す説明図である。 前カバー50を外した状態のハンドル100の正面図である。 回転操作部30を外したハンドル100の正面図である。 互いに咬み合わされた主動ギヤ200と従動ギヤ220と付勢ギヤ240とを示す斜視図である。 収納容器61内部(正面側)の概略構成を示す斜視図である。 主動ギヤ200を示す説明図。 従動ギヤ220を示す説明図。 付勢ギヤ240を示す説明図。 各ギヤ200,220,240の動作を示す説明図である。 ハンドル100の製造工程を示すフローチャートである。 準備されたハンドル基部60(収納容器61)の正面図である。 ステップS110における収納容器61の正面図である。 ステップS120における収納容器61の正面図である。 ステップS130における従動ギヤ220と抵抗軸230と付勢ギヤ240とを示す側面図である。 従動ギヤ220と付勢ギヤ240とを示す説明図。 従動ギヤ220の角度位置が歯1つ分だけ左方向Lにずれた場合の従動ギヤ220と付勢ギヤ240とを示す説明図。 従動ギヤ220の角度位置が歯1つ分だけ右方向Rにずれた場合の従動ギヤ220と付勢ギヤ240とを示す説明図。 ステップS140における主動ギヤ200と軸受け部210とを示す側面図である。 主動ギヤ200と軸受け部210とを示す説明図。 主動ギヤ200の角度位置が左方向Lにずれた場合の主動ギヤ200と軸受け部210とを示す説明図。 主動ギヤ200の角度位置が右方向Rにずれた場合の主動ギヤ200と軸受け部210とを示す説明図。 主動ギヤ200と従動ギヤ220との咬み合い位置を説明する説明図。 第2実施例における主動ギヤ500と従動ギヤ520とを示す斜視図である。 第3実施例における主動ギヤ700と従動ギヤ720とを示す側面図である。
符号の説明
30…回転操作部
30a、30b、30c…指掛け部
31a…第1ガイド穴
31b…第2ガイド穴
32a…ねじ穴
33…軸穴
34…バネ止め突起
40…ストップスイッチ操作部
50…前カバー
60…ハンドル基部
61…収納容器
61v…切り欠き
62…支持部
100…遊技球発射ハンドル
120…ストップスイッチ
131a…第1ガイド支柱
131b…第2ガイド支柱
131c…第3ガイド支柱
134…第1バネ止め支柱
266…第2バネ止め支柱
200…主動ギヤ
200g…ギヤ部
200gn1…第1狭歯部
200gn2…第2狭歯部
200gw…広歯部
200gwt…端部
200a…円弧
200f…固定部
200h…支持軸
200j…突出軸
200p…歯
200jt…突起部
202a、202b…ねじ穴
210…軸受け部
210a…溝
210h…穴
210n…幅狭部
210w…幅広部
220…従動ギヤ
220T…端部
220c…歯
220f…ツバ
220h…貫通軸穴
220p…ツバ無し歯溝
220q…歯溝
230…抵抗軸
240…付勢ギヤ
240a…バネ止め溝
240h…貫通軸穴
240i…内周部
240o…外周部
240q…歯
240s…バネ溝
240t…歯
250…付勢ギヤ軸支柱(付勢ギヤ軸)
260…付勢バネ
300…ギヤ機構
500…主動ギヤ
500b…切り欠き
500q…歯
520…従動ギヤ
520f…制止部
520p…歯溝
700…主動ギヤ
700gwt…端部
720…従動ギヤ
720T…端部
720f…ツバ
VR…可変抵抗器
HS…操作バネ
ST…ストッパ支柱(ストッパ)
DST…突出部

Claims (2)

  1. 操作部の角度位置に応じて遊技球の発射威力を変化させる遊技球発射制御装置に用いられるギヤ機構であって、
    前記操作部とともに回転する主動ギヤと、
    前記主動ギヤと咬み合う従動ギヤと、
    前記従動ギヤと咬み合う付勢ギヤと、
    前記付勢ギヤを所定の回転方向に付勢する付勢部と、
    前記付勢部によって回転させられる前記付勢ギヤと所定の角度位置で接触することによって、前記付勢ギヤの回転を制止するストッパと、
    前記従動ギヤを支持する従動ギヤ軸と、
    を備え、
    記従動ギヤは、複数の歯溝を有しており、前記複数の歯溝の一部は制止部付歯溝であり、前記制止部付歯溝は、前記歯溝の一部分を埋める制止部を有し、前記制止部は前記制止部付歯溝の一方の端部である制止端部を埋めており、
    前記主動ギヤは、前記制止部と接触すべき部分が欠けている第1種歯と、前記制止部と接触すべき部分に欠けのない第2種歯とを有し、
    前記第1種歯と前記第2種歯とは、
    (i)前記主動ギヤと前記従動ギヤが所定の正咬み合い位置で咬み合わされた場合には、前記第1種歯と前記制止部付歯溝とが咬み合うことにより、前記制止部によって制止されることなく、前記各ギヤの回転が許容され、
    (ii)前記主動ギヤと前記従動ギヤが前記正咬み合い位置とは異なる位置で咬み合わされた場合には、前記第2種歯と前記制止部とが接触して前記各ギヤの回転が制止されるように構成され
    前記従動ギヤと前記付勢ギヤとは、前記付勢ギヤの角度位置が前記付勢部と前記ストッパとによって保持された後に、前記従動ギヤの回転軸に沿った向きを、前記制止部付歯溝の両端のうちの前記制止端部が前記付勢ギヤにより近くなるような向きに設定して、前記従動ギヤを前記従動ギヤ軸に嵌め込むことによって咬み合わせられており、
    前記従動ギヤと前記付勢ギヤとは、
    (A1)前記従動ギヤの角度位置が所定の正従動角度位置である場合には、前記従動ギヤの複数の歯溝のうちの前記制止部の無い歯溝が前記付勢ギヤの歯と咬み合う方向に向けられることによって、前記制止部の無い歯溝に前記付勢ギヤの歯が挿入され、
    (A2)前記従動ギヤの角度位置が前記正従動角度位置とは異なる角度位置である場合には、前記制止部付歯溝が前記付勢ギヤの歯と噛み合う方向に向けられ、前記制止部が前記付勢ギヤの歯と接触することによって、前記従動ギヤと前記付勢ギヤとの間で歯が歯溝に挿入されることが防止されるように、構成されている、
    ギヤ機構。
  2. 操作部の角度位置に応じて遊技球の発射威力を変化させる遊技球発射制御装置に用いられるギヤ機構の製造方法であって、
    (A)付勢ギヤと所定の角度位置で接触することによって、前記付勢ギヤの回転を制止するストッパを準備する工程と、
    (B)前記付勢ギヤを回転可能に支持する付勢支持部に、前記付勢ギヤを組み付ける工程と、
    (C)前記付勢ギヤを所定の回転方向に付勢する付勢部を、前記付勢ギヤに組み付ける工程と、
    (D)前記付勢部によって回転させられる前記付勢ギヤを前記ストッパに接触させることによって、前記付勢ギヤの角度位置を前記付勢部と前記ストッパとによって保持する工程と、
    (E)複数の歯溝を有する従動ギヤであって、前記複数の歯溝のうちの一部の歯溝である制止部付歯溝が、前記制止部付歯溝の一方の端部である制止端部を埋める制止部を有する、従動ギヤを準備する工程と、
    (F)前記付勢ギヤの角度位置が前記付勢部と前記ストッパとによって保持された後に、前記従動ギヤを従動ギヤ軸に嵌め込むことによって、前記従動ギヤと前記付勢ギヤとを咬み合わせる工程と、
    (G)前記操作部とともに回転し、前記従動ギヤと咬み合わされる主動ギヤであって、
    前記制止部と接触すべき部分が欠けている第1種歯と、
    前記制止部と接触すべき部分に欠けのない第2種歯と、
    前記主動ギヤを回転可能に支持する主動支持部に設けられた第1勘合部と勘合する第2勘合部と、
    を有する主動ギヤを準備する工程と、
    (H)角度位置が保持された前記付勢ギヤに前記従動ギヤが咬み合わされた後に、前記主動ギヤを前記主動支持部に嵌め込むことによって、前記主動ギヤと前記従動ギヤとを前記正咬み合い位置で咬み合わせる工程と、
    を有し、
    前記工程(F)は、
    (F1)前記従動ギヤが前記従動ギヤ軸に嵌め込まれる際の前記従動ギヤの回転軸に沿った向きを、前記制止部付歯溝の両端のうちの前記制止端部が前記付勢ギヤにより近くなるような向きに設定する工程と、
    (F2)前記従動ギヤが前記従動ギヤ軸に嵌め込まれる際の前記従動ギヤの角度位置を所定の正従動角度位置に設定する工程と、
    を含み、
    前記従動ギヤと前記付勢ギヤとは、
    (A1)前記従動ギヤの角度位置が前記正従動角度位置である場合には、前記従動ギヤの複数の歯溝のうちの前記制止部の無い歯溝が前記付勢ギヤの歯と咬み合う方向に向けられることによって、前記制止部の無い歯溝に前記付勢ギヤの歯が挿入され、
    (A2)前記従動ギヤの角度位置が前記正従動角度位置とは異なる角度位置である場合には、前記制止部付歯溝が前記付勢ギヤの歯と噛み合う方向に向けられ、前記制止部が前記付勢ギヤの歯と接触することによって、前記従動ギヤと前記付勢ギヤとの間で歯が歯溝に挿入されることが防止されるように、構成されており、
    前記第1種歯と前記第2種歯とは、
    (i)前記主動ギヤと前記従動ギヤが所定の正咬み合い位置で咬み合わされた場合には、前記第1種歯と前記制止部付歯溝とが咬み合うことにより、前記制止部によって制止されることなく、前記各ギヤの回転が許容され、
    (ii)前記主動ギヤと前記従動ギヤが前記正咬み合い位置とは異なる位置で咬み合わされた場合には、前記第2種歯と前記制止部とが接触して前記各ギヤの回転が制止されるように構成されており、
    前記第2勘合部は、前記主動ギヤの角度位置が所定の正主動角度位置である場合にのみ、前記第1勘合部と勘合することによって前記主動ギヤと前記主動支持部とが嵌め合わせられ得るように構成されており、
    前記主動ギヤと前記従動ギヤとは、角度位置が保持された前記付勢ギヤに前記従動ギヤが咬み合わされた後に、前記主動ギヤを前記主動支持部に嵌め込むことによって、前記正咬み合い位置で咬み合わされるように、構成されている、
    製造方法。
JP2006062234A 2006-03-08 2006-03-08 遊技球発射制御装置 Expired - Fee Related JP4765683B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006062234A JP4765683B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 遊技球発射制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006062234A JP4765683B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 遊技球発射制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007236580A JP2007236580A (ja) 2007-09-20
JP4765683B2 true JP4765683B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=38582720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006062234A Expired - Fee Related JP4765683B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 遊技球発射制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4765683B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5207526B2 (ja) * 2008-05-30 2013-06-12 日本ぱちんこ部品株式会社 遊技機用発射ハンドル及びそれを備えた遊技機
JP5256995B2 (ja) * 2008-10-27 2013-08-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP5614963B2 (ja) * 2009-09-25 2014-10-29 株式会社ケーヒン 駆動力伝達機構
JP5830903B2 (ja) * 2010-04-15 2015-12-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2012171400A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Denso Corp 車両用空調装置のドア駆動機構
JP2013144193A (ja) * 2013-04-25 2013-07-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP5893062B2 (ja) * 2014-03-05 2016-03-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5900667B2 (ja) * 2015-01-19 2016-04-06 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016104402A (ja) * 2016-03-09 2016-06-09 株式会社三洋物産 遊技機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62127568A (ja) * 1985-11-29 1987-06-09 Ricoh Co Ltd 噛合歯車
JPH01171960U (ja) * 1988-05-25 1989-12-06
JP3579871B2 (ja) * 2000-10-23 2004-10-20 株式会社平和 パチンコ機のハンドルグリップ構造
JP4570903B2 (ja) * 2004-05-10 2010-10-27 株式会社平和 遊技機の発射操作機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007236580A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4765683B2 (ja) 遊技球発射制御装置
JP6063460B2 (ja) 巻上げ機構と、少なくとも1つの表示部材を修正する少なくとも1つの機構とを含む時計
JP2006284580A (ja) 時計用戻止脱進機
JP6497399B2 (ja) 遊技機
JP2006046651A (ja) オフセンター直接係合を可能にする歯車
JP2019162561A (ja) 遊技機
US7957226B2 (en) Correction device for timepiece display mechanism and wheel fitted thereto
KR20060081096A (ko) 차량용 스티어링 칼럼의 틸팅장치
JP6296830B2 (ja) 遊技機用可動演出装置及びそれを備えた遊技機
US8861313B2 (en) Calendar mechanism and timepiece having the same
KR19990081871A (ko) 스피닝 릴의 페이스 기어
US20150253732A1 (en) Device for driving an analogue indicator, particularly a date ring
JP4775004B2 (ja) パチンコ球発射装置
JP2019177211A (ja) 遊技機
JP3146393U (ja) ゴルフクラブ
JP6213533B2 (ja) 遊技機
CN109557798B (zh) 钟表用机芯以及钟表
JP2008020460A (ja) 時計ムーブメントに組み込まれる駆動歯車
KR20060064840A (ko) 스티어링컬럼 틸팅 장치의 기어구조
JP6762402B2 (ja) 駆動装置
JP7000307B2 (ja) 魚釣用リール、及び、魚釣用リールの動力伝達機構に用いられるギア
TWI594917B (zh) 自行車控制裝置
EP0923862B1 (en) Spinning reel for fishing
JP7087225B2 (ja) 装飾部品駆動装置
JP2005195370A (ja) 時計のカレンダー機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4765683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees