JP4765295B2 - 分析機器管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体クロマトグラフを初めとする各種の分析機器を管理するための分析機器管理装置に関する。
近年、液体クロマトグラフ等の各種分析機器では、動作の制御やデータ処理にパーソナルコンピュータが使用されており、パーソナルコンピュータにインストールされた制御・処理ソフトウエアを実行することによって分析に関わる各種制御やデータ処理が遂行されるようになっている。一般にこうした分析機器は、システム管理者、分析手法を開発・検討する技術者、分析作業を実行するオペレータ、オペレータの作業を手伝うアシスタントなど様々な立場の人により操作される。また、場合によっては、分析機器メーカーの保守担当者などの部外者が一時的に操作を行うことも考えられる。
このように様々なユーザーにより操作される可能性のある分析機器では、ユーザー認証などによってユーザー管理を行っている場合であっても、登録されている全てのユーザーに無条件に各種の操作を許可してしまうと、分析ミスが起きたり、機器の故障や過度の消耗の原因となったり、或いは、セキュリティに問題が生じたりするおそれがある。そこで、従来より、制御用のパソコンにおいて複数のユーザーを種類毎に区分したユーザーグループ毎に操作権限を設定しておき、その操作権限により制限された範囲でしか操作を許可しないような権限管理が行われている(例えば非特許文献1など参照)。
具体的には、操作対象の多数の機能をカテゴリー化して分類し、その分類された各機能グループ単位でユーザーグループ毎に操作を許可するか又は禁止するのかを設定する。機能グループとしては、例えば分析条件の変更、波形処理条件の変更、分析結果の保存・印刷、分析結果の承認などが挙げられる。こうした権限管理手法は、管理者の側からみると管理が容易であるという利点がある。
しかしながら、近年、分析機器の機能が大幅に向上するに伴いその操作も複雑になっており、上記のような従来の管理手法では十分に対応できない場合が生じている。例えば或る特定のユーザーやユーザーグループに対して特別に或る特定のボタンのクリック操作により実行される機能の使用を許可したい、或いは逆に、そうした機能の使用を禁止したい、といった場合に、従来の権限管理手法では、本来、許可を与えたくないユーザーに対しても操作の許可を与えることになったり、許可を与えなくない機能についても許可を与えることになったり、或いはその逆の状態を生じる等の問題が起こり得る。そのため、分析機器のセキュリティの確保等の管理に一部不備が生じたり、本来、使用できる筈の機能が使用できなくなって分析作業に支障をきたしたりすることがあり得る。
また、従来の権限管理手法では、或るユーザーが所定の操作を行おうとしてそれが受け付けられない場合に、その理由が操作権限の無いことに拠るのか、そのほかの例えば操作方法が間違っていること等に拠るものなのかをすぐに確認することが難しく、分析の作業効率を低下させる場合がある。
また、従来の権限管理手法では、操作を許可するか或いは拒否(禁止)するかの選択しかないため、許可してしまった場合に多数回の繰り返し操作などの不所望の或いは異常な操作を制限することが困難である。そのため、そうした操作が装置の寿命を縮めるものであったり消耗部品の消耗を著しく速めるものであったりする場合でも、これを防止することができない。
また、従来、こうした分析機器の操作の中には連続的に行うと不具合が生じるため、或る操作を受けてから次に同じ操作を受け付け得るまでの時間を定めることもあるが、その時間の設定を任意に行えないために、分析作業の効率を低下させる場合がある。
「LabSolutionsシリーズ ワークステーション LCsolution Ver.1.1 規制対応」、[Online]、株式会社島津製作所、[平成16年10月25日検索]、インターネット<URL : http://www.an.shimadzu.co.jp/products/data-net/lcsol3.htm>
本発明はかかる課題に鑑みて成されたものであり、その主な目的は、分析の実行や分析条件の変更等の分析に関わる様々な操作の権限をユーザー毎又はユーザーグループ毎に柔軟に付与することで、各ユーザーが必要な作業を支障無く行うことができるようにするとともに、必要以上の操作権限を与えることなく、分析機器の分析信頼性の確保、セキュリティ性の確保といった分析機器の管理を良好に行うことができる分析機器管理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明に係る分析機器管理装置は、分析対象物に対してユーザーにより設定された分析条件の下で分析を実行して結果を取得する分析機器を制御・管理する分析機器管理装置において、
a)分析作業に関連してユーザーが操作する操作手段と、
b)ユーザー毎に又は複数のユーザーをグループ化したユーザーグループ毎に、グラフィカル・ユーザー・インターフェースによって入力される操作項目である、各種の分析条件の変更、機能の実行等の操作項目の操作権限に関する操作権限情報を、画面上に表示されているある操作項目に対応する部位に対して所定の操作が行われたことに基づき、当該操作項目に関し、アドミニストレーターの権限を有するユーザーには該操作権限情報を変更可能なように、また、他のユーザーには該操作権限情報の確認のみを可能とした状態で権限設定画面を表示する権限設定画面表示手段と、
c)前記操作項目の1つずつについての操作権限情報を保持しておく権限情報保持手段と、
d)或るユーザーにより前記操作手段を介して所定の操作を受けたときに、前記権限情報保持手段に保持されている操作権限情報に基づいてその操作に対応する処理動作の許可又は拒否を行う操作制御手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明に係る分析機器管理装置では、従来のように同一の分析ユニットの複数の分析条件や複数の機能をまとめたカテゴリーに対して操作権限を設定するのではなく、一般的に操作指示や変更指示などを行うための各種の操作子、具体的には、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)の入力手段であるメニュー(プルダウンメニューやプルアップメニュー等の階層メニューなど)でのコマンドの選択、タブの切替え、テキストボックスの文字入力、チェックボックスのチェック入力、ラジオボタンの選択、ボタンの操作、などのそれぞれの操作項目について、操作を許可するか否かの操作権限が設定される。
この操作権限情報は権限情報保持手段に予め保持される。操作権限情報自体を作成するのは、システム管理者などの特定のユーザーのみである。そして、或るユーザーが例えば分析条件の1つを変更するような操作を操作手段により行おうとした場合、操作制御手段は、権限情報保持手段に保持されている操作権限情報を参照して、そのユーザーに対してその操作子を操作する権限が付与されているか否かをチェックする。もし操作権限が付与されていなければ操作を受け付けず、操作権限が付与されていれば操作を許可してその操作に対応付けられた処理動作を実行する。
なお、操作が為された際のユーザーを特定するためには、ユーザー名(又はユーザ番号などの識別情報)やパスワード等の秘匿情報とを利用したユーザー認証を先立って行うようにすればよい。
本発明に係る分析機器管理装置によれば、各ユーザー又はユーザーグループに対して操作を許可する操作権限の付与を従来に比べて格段に柔軟に、つまりその必要性に応じてきめ細かく行うことができる。したがって、例えば或る特定のユーザーやユーザーグループに対して、特別に特定のボタンをクリック操作したときに実行される機能の使用を許可したい場合や、逆にその機能のみ使用を禁止したいといった、子細な権限管理が容易に行える。それによって、各ユーザーが本当に必要とする作業(分析の実行以外でも例えば分析条件の開発作業等も含む)を支障無く行うことができるようになる。
本発明に係る分析機器管理装置の一態様として、前記操作権限を設定する操作の項目毎又はユーザー毎若しくはユーザーグループ毎に操作可能回数を定めておき、前記操作権限情報の1つとして操作可能回数とその時点までの実際の操作実行回数とを保持する構成とすることが好ましい。
この構成によれば、単に操作の許可・禁止といった単純な制御だけはなく、所定の回数だけ操作が為されたならばそれ以降は操作の実行を禁止するといった、よりきめ細やかな制御が可能となる。これにより、例えば分析機器自体或いは消耗部品などの寿命に関わるような操作を制限することができ、分析機器の不所望の消耗を防止して適切な管理を行うことができる。また、例えば使用回数の制限等の条件の下で許諾された機能などについても、その回数を管理してライセンス等に則った適切な運用を図ることができる。
また本発明の別の態様として、前記操作制御手段は、前記操作手段を介して或る所定の操作が指示された後に所定の不受理期間の間には同じ操作の指示を受け付けない機能を有し、該不受理期間の時間をその操作項目毎に設定できるようにした構成としてもよい。
この構成によれば、多数回実行されると分析機器の寿命を極端に縮める等の支障が起きる可能性の高い操作内容について、ユーザー毎又はユーザーグループ毎に適宜不受理期間の時間を設定して操作の頻度を制限することができる。それによって、分析機器の状態を良好に維持することが容易になる。
さらにまた、本発明に係る分析機器管理装置では、前記権限情報保持手段に保持されている操作権限情報の少なくとも一部を、前記操作手段を介した操作を行うための作業画面中又はその画面と同時に表示した別ウインドウ中に表示する表示制御手段を備える構成とすることが好ましい。
この構成によれば、或るユーザーが操作手段を操作して該操作が受け付けられない場合に、ユーザーは即座に操作権限情報を確認し、自らに操作権限が無いこと或いは既に操作回数が制限回数を越えてしまったことなどの状況を知ることができる。したがって、操作が拒否されたような場合でも戸惑うことなく、効率良く作業を進めることができる。また管理者もそのときに操作権限を付与している範囲や操作可能回数の残り状況などを容易に確認することができるので非常に便利である。
以下、本発明に係る分析機器管理装置を備える分析システムの一実施例として、液体クロマトグラフ分析システムについて図1〜図5を参照しつつ説明する。図1はこの本実施例による液体クロマトグラフ分析システムの要部のブロック構成図である。
分析部1においては、送液ポンプ3により移動相容器2から吸引された移動相液が略一定流量で以て試料注入部4を介してカラム6に送られる。オートサンプラ5には予め分析対象の試料液が多数用意され、所定の順序で以て試料液を選択して所定量を採取して試料注入部4に送り、試料注入部4は移動相液の流れの中にその試料液を注入する。注入された試料液は移動相液の流れに乗ってカラム6に導入され、カラム6を通過する間に試料成分毎に分離されて時間的にずれてカラム6から流出する。検出器7は例えば紫外可視分光光度計であり、カラム6から流出して来る試料成分を時間経過に伴って順次検出して検出信号を出力する。検出信号はA/D変換器8によりデジタル信号に変換されてデータ処理部11へと送られる。
データ処理部11は上記分析部1内の各部の動作を制御する制御部12などとともに、パーソナルコンピュータ(PC)10により具現化される。PC10には、そのほか機能ブロックとして操作権限制御部13、ユーザー管理部14などを含み、キーボードやマウス(他のポインティングデバイスでもよい)などを含む入力部16、液晶ディスプレイなどの表示部17が外部に接続されている。
ユーザー管理部14は、予めユーザー登録されたユーザーID、パスワード、及びそのユーザーに対応した操作権限情報を1組としたユーザ情報を格納したユーザーテーブル14aを備える。なお、当然のことながら、ユーザ情報は必ずしも1ユーザーずつ独立したデータ構造である必要はなく、ユーザーID及びパスワードにより特定されるユーザーに対して、そのユーザー操作権限情報を導出可能なデータ構造でありさえすればよい。
この液体クロマトグラフ分析システムでは、操作権限制御部13及びユーザー管理部14が中心となって、様々なユーザーの操作に応じた処理動作の実行の許可又は拒否を行う操作権限制御動作に大きな特徴を有している。この動作について図2〜図5を参照して具体的な例を挙げて説明する。図2〜図5はこの操作権限制御動作の過程で表示部17の表示画面上に現れる各種の表示の一例である。
或るユーザーがこのシステムで分析を行おうとする場合や分析条件の検討を行おうとする場合などには、まず入力部16で所定の操作を行い表示部17の画面上にログイン画面を表示させ、ユーザーIDとパスワードとを入力する。この入力を受けた操作権限制御部13はユーザー管理部14に対してこのユーザーの認証を要求し、該当するユーザーIDとパスワードとの組がユーザーテーブル14aに存在すればログインを許可する。もし、該当するユーザーIDとパスワードとの組がユーザーテーブル14aに存在しない場合には未登録者であるからログインを拒否する。上記のようにログインした時点でユーザーが特定されるから、ユーザーテーブル14aに格納されているユーザー情報によりそのユーザーの操作権限が明確になる。
この例では、GUIによる入力方式として一般に使用されている各種の選択、入力、指示などにそれぞれ操作権限を割り当てている。具体的には、プルダウンメニュー、プルアップメニューの選択項目、タブ(ダイアログボックス)の選択、テキストボックス(エディットボックス)へのテキストデータの入力、チェックボックスへのチェックマークの入力、ラジオボタンの選択、画面やウインドウ内に配置されたボタンの操作、などで実行される機能に対して操作権限を割り当てる。
図2は、メニューバー21中の「ファイル」機能をマウスで左クリックした際に表示されるプルダウンメニュー22中の選択可能な各コマンドに操作権限を割り当てた例であり、操作権限の設定されている部位について図2中で破線の囲みで示している。ユーザーは、プルダウンメニュー22中の例えば「名前を付けて保存」コマンドを実行したい場合に、そのコマンド表示欄にマウスカーソル23を合わせて表示を反転させた後に、マウスで左クリック操作を行う。すると、操作権限制御部13はこの操作を受けてユーザー管理部14に対し、このユーザーに関してその操作の為された機能に対する操作権限があるか否かを照会する。そして、操作権限がある場合には、制御部12に指示を与えてそのコマンド表示欄に対応付けられているコマンドを実行する、即ち、上記の場合には「名前を付けて保存」という処理動作を実行する。一方、操作権限がない場合には、そのときのクリック操作を無視する。したがって、クリックされたコマンド表示欄に対応付けられているコマンドの処理動作は実行されない。
図3は、分析部1の各部の条件を設定するための分析条件設定画面31の例である。この分析条件設定画面31中には、送液ユニット、オートインジェクタ、カラムオーブン、検出器の4つのユニットの分析条件をそれぞれ設定するためのタブ33が切替え可能に配置され、その外側にはこの分析条件設定を確定させるため及び操作をキャンセルするための「OK」ボタン37、キャンセルボタン38が配置されている。各タブ33中には分析条件の設定するための各種の入力ツール、例えばテキストボックス、チェックボックス、ラジオボタンなどが適宜配置されている。図3の例では、「上限波長」、「下限波長」などの設定項目に対して数値を入力するためのテキストボックス35と、「オートゼロ調整」及び「ベースライン調整」という設定項目を選択するためのチェックボックス36とが用意されている。設定項目によってはラジオボタンによる選択や、ボタンによる操作なども考えられる。
図3中でも図2と同様に、操作権限の設定されている部位については破線の囲みで示している。即ち、分析条件設定画面31自体に対してはタイトルバー32、タブ33に対しては各タブのタイトル表示部34、テキストボックス35及びチェックボックス36に対してはそれぞれ設定項目名とその入力部にそれぞれ操作権限が設定されている。したがって、これらの各項目は上記図2で説明した例と同様に、ユーザーが入力や選択等の操作を行おうとした際にそのユーザーが操作権限を有するか否かがチェックされ、操作権限を有する場合にのみそれぞれの処理動作が実行されることになる。
例えば操作を行っても何らの処理動作が実行されない場合、ユーザーは自らに操作権限が有るのか否かを権限設定画面により確認することができる。即ち、ユーザーは操作権限を確認したい部位(破線での囲み範囲)にマウスカーソルを合わせてキーボードの予め指定されたキーを押す。操作権限制御部13はこの操作を受けて、図4に示すような権限設定画面41を表示部17の表示画面上に別画面として開く。この権限設定画面41は、操作の対象となる機能を実現できるユーザー又はユーザーグループを追加したり削除したり、また新たにユーザーを追加するといったことや連続実行の際の待ち時間の設定を可能とするように実装されたプログラムの画面である。但し、このような権限設定の変更自体を行うことができるかどうかの権限は通常の操作権限とは別途用意しておき、例えばアドミニストレーター(Administrator)のユーザーにのみこの権限設定の変更を可能とし、他のユーザーには権限設定の確認のみを可能とすることで、権限設定のプログラム使用におけるセキュリティ性を確保している。
権限設定画面41では、この操作対象の機能を使用可能なユーザーと使用不可のユーザーとがそれぞれ表形式でまとめられており(図4中の符号42、43)、使用可能なユーザーはアドミニストレーター(Administrator)、オペレータ(Operator)、メソッド開発者(Method Developer)の3つのグループに区分されている。使用可能ユーザーの中でアドミニストレーターに対しては実行可能回数が∞に設定されており、これは無制限にこの機能の操作が可能であることを意味する。これに対し、オペレータに対しては実行可能回数が100、メソッド開発者に対しては実行可能回数が10に設定されている。即ち、これらユーザーグループに属する或るユーザーがこの機能を実行した場合にはその実行の度に当該ユーザーに割り当てられている実行可能回数が1つずつ減少し、それがゼロになった時点以降はその機能が実行できなくなるという制限が課されている。例えば図4において、オペレータ1には100回の実行可能回数が割り当てられているが、既に78回の実行を行っており、残りの実行可能回数は22回であることが分かる。
なお、実行可能回数がゼロになった以降には、例えば図2に示したようなメニューの場合には上述したようにメニュー中のコマンドを選択操作しても何ら動作が実行されないようにすればよいし、図3に示したような画面やタブの場合には画面やそのタブが付されたダイアログボックス(ウインドウ)内のボタン操作やテキストボックスへの入力を不可にしたり無効にしたりすればよい。
また、この権限設定画面41には連続操作の際の待ち時間を設定するための待ち時間設定欄44が配置されている。この待ち時間設定欄44で待ち時間を設定した場合には、ユーザーの種類に拘わらず、その機能を一度実行した後にその待ち時間だけ当該機能を実行できないようにするという制限が課される。これにより、連続操作が為される場合でも、実際の機能の実行と次の実行との間に任意の時間長の空白期間を設け、過剰な負荷を軽減することができる。
図4において、各ユーザーグループに定められたマークは、より簡易的に権限設定情報を確認する際に使用することができる。例えば、図2、図3で示した各部位(破線での囲み範囲)にマウスカーソルを合わせたときに、図5に示すようなツールチップ51をポップアップ表示させるようにしてもよい。このツールチップ51中のAd、Op、MDが各ユーザーグループに定められた上記マークである。このツールチップ51では、各ユーザーグループに割り当てられている実行可能回数と待ち時間とを簡単に確認することができ、ユーザー個人毎の実行可能回数を詳細に確認したい場合には上記のように権限設定画面41を利用すればよい。
また、こうしたマウスカーソルの位置に応じて一時的に表示されるツールチップ以外に、権限設定画面41内の適宜の位置、例えば各部位の近傍に簡易的な権限設定内容に関する小さな画面枠を常時表示するようにしてもよい。
以上のように、本実施例による液体クロマトグラフ分析システムでは、操作権限制御部13及びユーザー管理部14を中心とした制御によって、分析部1により分析を実行したりその結果を処理したりする際の各種の操作に関する権限を、きめ細かく設定することができる。それによって、例えば、或る特定の機能の操作権限のみを特定のユーザーに許可するといったことが可能となる。また、ユーザーは各機能に対して操作権限が付与されているユーザーの範囲などを簡便に確認することができる。
なお、図4において権限設定の変更が行われた履歴を、業務管理上残しておく必要がある場合がある。その場合には、権限設定の変更を1つのログとして、変更日時、権限変更者、変更内容などをログ上に残す機能を盛り込んでおくとよい。
また、上記実施例では各機能の実行可能回数をユーザー毎に管理していたが、各機能の実行可能回数を全ユーザーの合計実行回数で管理することも可能である。その場合には、図4のような権限設定画面41の中に「全ユーザーの合計実行回数」を設定するためのユーザーインターフェース(例えばボタン)を設けておけばよい。
なお、上記実施例はいずれも本発明の一実施例であり、本発明の趣旨の範囲で適宜変更、修正、追加が行えることは明らかである。
本発明に係る分析機器管理装置を備えるシステムの一実施例である液体クロマトグラフ分析システムの要部のブロック構成図。 本実施例の液体クロマトグラフ分析システムにおける操作権限制御動作の過程で表示部の表示画面上に現れるメニュー画面の一例を示す図。 分析条件設定画面の一例を示す図。 権限設定画面の一例を示す図。 簡易的な操作権限情報の内容を表すツールチップの一例を示す図。
符号の説明
1…分析部
2…移動相容器
3…送液ポンプ
4…試料注入部
5…オートサンプラ
6…カラム
7…検出器
8…A/D変換器
10…PC
11…データ処理部
12…制御部
13…操作権限制御部
14…ユーザー管理部
14a…ユーザーテーブル
16…入力部
17…表示部
21…メニューバー
22…プルダウンメニュー
23…マウスカーソル
31…分析条件設定画面
32…タイトルバー
33…タブ
34…タイトル表示部
35…テキストボックス
36…チェックボックス
37…ボタン
38…キャンセルボタン
41…権限設定画面
44…待ち時間設定欄
51…ツールチップ

Claims (4)

  1. 分析対象物に対してユーザーにより設定された分析条件の下で分析を実行して結果を取得する分析機器を制御・管理する分析機器管理装置において、
    a)分析作業に関連してユーザーが操作する操作手段と、
    b)ユーザー毎に又は複数のユーザーをグループ化したユーザーグループ毎に、グラフィカル・ユーザー・インターフェースによって入力される操作項目である、各種の分析条件の変更、機能の実行等の操作項目の操作権限に関する操作権限情報を、画面上に表示されているある操作項目に対応する部位に対して所定の操作が行われたことに基づき、当該操作項目に関し、アドミニストレーターの権限を有するユーザーには該操作権限情報を変更可能なように、また、他のユーザーには該操作権限情報の確認のみを可能とした状態で権限設定画面を表示する権限設定画面表示手段と、
    c)前記操作項目の1つずつについての操作権限情報を保持しておく権限情報保持手段と、
    d)或るユーザーにより前記操作手段を介して所定の操作を受けたときに、前記権限情報保持手段に保持されている操作権限情報に基づいてその操作に対応する処理動作の許可又は拒否を行う操作制御手段と、
    を備えることを特徴とする分析機器管理装置。
  2. 前記操作権限を設定する操作の種類毎又はユーザー毎若しくはユーザーグループ毎に操作可能回数を定めておき、前記操作権限情報の1つとして操作可能回数とその時点までの実際の操作実行回数とを保持することを特徴とする請求項1に記載の分析機器管理装置。
  3. 前記操作制御手段は、前記操作手段を介して或る所定の操作が指示された後に所定の不受理期間の間には同じ操作の指示を受け付けない機能を有し、該不受理期間の時間をその操作項目毎に設定できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の分析機器管理装置。
  4. 前記権限情報保持手段に保持されている操作権限情報の少なくとも一部を、前記操作手段を介した操作を行うための作業画面中又はその画面と同時に表示した別ウインドウ中に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の分析機器管理装置。
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