JP4764108B2 - 無線端末、管理装置、無線lanの制御方法、無線lanシステム - Google Patents

無線端末、管理装置、無線lanの制御方法、無線lanシステム Download PDF

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Description

本発明は、無線LAN技術に関し、特に、公衆無線LANシステムや企業無線LANシステムを構成する無線端末、無線基地局、管理装置およびそれらの制御方法等に適用して有効な技術に関する。
近年、企業における情報システムの通信媒体として、従来の有線LAN(Local Area Network)に加え、ケーブルを必要としない無線LANが普及し始めている。また、駅や空港、ホテル、喫茶店などの公衆のスペースでも、無線基地局(アクセスポイント)と呼ばれる通信機器を設置し、その周辺でインターネット(the Internet)接続を可能にする公衆無線LANサービスも登場している。
企業及び公衆無線LANシステムにおいては、1つの無線基地局の電波では利用範囲が限られてしまうため、複数の無線基地局を設置することによって、広範囲での通信サービスを提供している。また、このような無線LANシステムでは、無線LANのネットワークを識別するSSID(Service Set ID)を全ての無線基地局で共通化し、ユーザは1つのSSIDのみを無線端末に登録することで、無線LANシステムの全ての無線基地局を利用することができる。
従来、無線端末が上記の無線LANシステムを利用する場合、スキャニングなどによって検出した無線基地局の中から、最も電波強度の高い無線基地局へ接続を行っていた。
しかし、会議室などのユーザが多く集まる場所で無線LANを利用すると、無線端末が受信する電波条件はほぼ同じであるため、1つの無線基地局への接続が集中し、その無線基地局に接続する全ての無線端末の通信品質に影響を及ぼすという問題がある。
この対策として、特許文献1には、無線LANシステム内の全ての無線基地局を管理する管理端末を設け、管理端末が無線端末の接続先の無線基地局を決定する技術が開示されている。すなわち、無線端末は無線LANシステムを利用する際に、認識する全ての無線基地局に接続要求信号を送出し、受信した無線基地局は、その接続要求信号の電波レベルを含めて、管理端末に転送する。管理端末では、各無線基地局に接続している無線端末の台数や転送される接続要求のメッセージの情報から無線端末の接続先の無線基地局を決定することにより、無線基地局への接続集中を回避する。
しかし、この特許文献1の技術では、個々の無線端末が、認識する全ての無線基地局に接続要求信号を送信するため、無線リソースを必要以上に消費するという技術的課題がある。
また、各無線基地局に送出される接続要求信号はそれぞれ独立であるため、管理端末は、接続要求信号の送信元の無線端末がいくつの無線基地局を認識し、どの無線基地局に接続要求信号を送出したのかが判断できないため、接続先の無線基地局を決定するのに時間を要するという技術的課題もある。
また、特許文献2に記載されているように、現在市販されている無線LANスイッチには、1つの無線基地局への接続を分散する機能がある。この機能は、負荷が集中している無線基地局への無線端末の接続を拒否し、無線端末に別の無線基地局への接続を試行させることで、無線基地局への負荷を分散するものである。しかし、負荷が集中している無線基地局が多数ある場合は、無線端末が接続可能な無線基地局を選択するまでに時間を要するという技術的課題がある。
他の特許文献3には、無線ネットワークへの加入を許可された移動端末装置を登録した移動端末認証用データベースと、現時点において管理下にある移動端末装置を登録した移動端末管理用データベースを個々の基地局に設け、移動端末装置の側に管理元の基地局を登録した管理元認識用データベースを設けることで、基地局から移動端末装置へのMAC層レベルでの再送、個々の基地局への移動端末装置の加入制限を実現しようとする技術が開示されている。
しかし、この特許文献3の場合には、上述の各種データベースを基地局に持たせる構成であるため、複数の基地局を管理装置等で一元的に管理する場合に比較して、個々の基地局の設置、増設、移動等の作業が煩雑になる、という技術的課題がある。
特開平10−41969号公報 特開2005−117357号公報 特開平6−261043号公報
本発明の目的は、無線端末が無線LANシステムを利用するときに、特定の無線基地局への無線端末の接続集中を回避することにある。
本発明の他の目的は、無線LANへの無線端末の接続に際して、無線リソースの消費を抑制しつつ、高速に、無線端末の接続先の無線基地局を決定することにある。
本発明の第1の観点は、複数の無線基地局および前記無線基地局を管理する管理装置とともに無線LAN(Local Area Network)を構成し、前記無線基地局との間での無線通信を行う無線端末であって、
通信可能と認識された複数の前記無線基地局の識別情報と、個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報を、一つの前記無線基地局を介して前記管理装置に伝達する無線基地局通知手段を含む無線端末を提供する。
本発明の第2の観点は、無線端末との間で無線通信を行う複数の無線基地局とともに無線LAN(Local Area Network)を構成し、いずれの前記無線基地局に前記無線端末を接続するかを管理する管理装置であって、
個々の前記無線基地局の識別情報と、当該無線基地局に接続中の前記無線端末の数と、当該無線基地局に接続可能な前記無線端末の数とを含む無線基地局情報が格納される記憶手段と、
一つの前記無線基地局を介して前記無線端末から到来し、個々の前記無線端末において通信可能と認識された複数の前記無線基地局の識別情報と、当該無線端末と個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報と、前記無線基地局情報とに基づいて、前記無線端末が接続されるべき前記無線基地局を決定して当該無線端末に通知する無線基地局決定手段と、
を含む管理装置を提供する。
本発明の第3の観点は、無線端末との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、いずれの前記無線基地局に前記無線端末を接続するかを管理する管理装置とを含む無線LAN(Local Area Network)の制御方法であって、
個々の前記無線端末から、当該無線端末が通信可能と認識した複数の前記無線基地局の識別情報と、個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報を、一つの前記無線基地局を介して前記管理装置に伝達する第1ステップと、
前記管理装置から前記接続要求情報を発行した前記無線端末に対して、当該無線端末が接続されるべき前記無線基地局を通知する第2ステップと、
を含む無線LANの制御方法を提供する。
本発明の第4の観点は、複数の無線基地局と、前記無線基地局との間で無線通信を行う無線端末と、前記無線基地局を管理する管理装置と、を含む無線LANシステムであって、
前記無線端末は、
前記無線通信が可能と認識された複数の前記無線基地局の各々の識別情報および前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報を含む接続要求情報を、一つの前記無線基地局を介して前記管理装置に通知する無線基地局通知手段を含み、
前記管理装置は、
前記無線端末から到来する前記接続要求情報に基づいて、前記無線端末の接続先の前記無線基地局を当該無線端末に指定する無線基地局決定手段を含む、
無線LANシステムを提供する。
本発明の第5の観点は、複数の無線基地局と、前記無線基地局との間で無線通信を行う無線端末と、前記無線基地局の管理を行う管理装置と、を含む無線LAN(Local Area Network)システムであって、
前記無線端末は、
前記無線LANシステムへの接続を前記管理装置に要求する認証要求手段と、
無線通信可能と認識された前記無線基地局の識別情報および前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報を接続要求情報として認証プロトコルメッセージに付与して前記管理装置に通知する無線基地局通知手段とを含み、
管理装置は、
前記無線端末の前記無線LANシステムに対する接続認証を行う認証部と、
前記認証部によって、前記接続認証が成功した場合に、前記接続要求情報にて通知された前記識別情報を有する前記無線基地局の中から、前記無線端末の接続先の前記無線基地局を決定し、前記認証プロトコルメッセージを用いて無線基地局を指定する無線基地局決定手段と、
前記無線基地局に前記無線端末の接続許可を指示する接続許可指示手段と、
を含む無線LANシステムを提供する。
上記した本発明によれば、無線端末の接続先の無線基地局を、無線LANシステム内の無線基地局を管理する管理装置が指定することによって、特定の無線基地局への接続集中を回避することが可能となる。
また、無線端末の接続先の基地局の決定に際して、個々の無線端末が認識する複数の無線基地局の情報を接続要求情報にまとめて、一つの基地局を介して管理装置に一回で通知することにより、無線端末の接続先の基地局の決定における無線リソースの消費を抑制することが可能である。
さらに、管理装置は、無線端末から通知される接続要求情報の一回の受信によって、当該無線端末が利用可能なすべての基地局の情報を把握して、接続先の無線基地局を決定することができ、一つの無線端末から複数の無線基地局を介してばらばら到来する複数の接続要求が揃うのを待つ必要がなく、高速に無線端末の接続先の無線基地局を決定することが可能となる。
本発明によれば、無線端末が無線LANシステムを利用するときに、特定の無線基地局への無線端末の接続集中を回避することが可能となる。
また、無線LANへの無線端末の接続に際して、無線リソースの消費を抑制しつつ、高速に、無線端末の接続先の無線基地局を決定することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1に例示されるように、本実施の形態の無線LANシステム10は、LANケーブル11を介して接続された複数の無線基地局20と、この無線基地局20を管理する管理装置30を含んでいる。個々の無線基地局20には、その無線通信可能な範囲に位置する一つまたは複数の無線端末40が接続される。
図2に例示されるように、本実施の形態の管理装置30は、無線基地局管理部31、データパケット処理部32、通信制御部33、LANインタフェース34、および無線基地局情報記憶部35を含んでいる。
管理装置30は、たとえばコンピュータで構成され、無線基地局管理部31〜通信制御部33は、コンピュータで実行されるソフトウェア、ファームウェアで実現することができる。あるいはコンピュータのハードウェアでこれらの機能を実現してもよい。
LANインタフェース34は、たとえば、コンピュータに接続されるLANカード等のハードウェア、ファームウェアにて実現され、OSI(Open Systems Interconnect)参照モデルにおける物理層の処理を行う。無線基地局情報記憶部35は、不揮発性の書き換え可能な記憶装置で実現される。
通信制御部33は、隣接するノード間での通信を制御する動作を行うべく、OSI参照モデルにおけるデータリンク層に相当する処理を行う。
データパケット処理部32は、OSI参照モデルにおけるネットワーク層およびトランスポート層に相当する処理を行うことで、通信データの組み立てや、上位のアプリケーションとのデータの授受を制御する。
無線基地局管理部31はアプリケーションプログラムとして実現され、無線基地局指定処理部31a、メッセージ処理部31b、を含んでいる。
メッセージ処理部31bは、アプリケーションレベルでのメッセージ処理を行う。すなわち、本実施の形態では、後述の無線端末40からの無線基地局通知メッセージ50の受信処理、および当該無線端末40への無線基地局指定メッセージ60の送信処理を行う。
無線基地局指定処理部31aは、メッセージ処理部31bから得られる無線基地局通知メッセージ50の情報内容と、無線基地局情報記憶部35の情報とに基づいて、無線端末40が接続されるべき基地局を決定し、決定結果をメッセージ処理部31bに通知して、無線基地局指定メッセージ60として無線端末40に送信する処理を行う。
図3に例示されるように、本実施の形態の個々の無線基地局20は、転送処理部21、通信制御部23、有線通信インタフェース24、通信制御部25、無線通信インタフェース26、および無線端末情報記憶部27を含んでいる。
この無線基地局20の各部は、コンピュータにて実行されるソフトウェア、ファームウェア、あるいはハードウェアで実現することができる。
有線通信インタフェース24は、たとえばLANカード等のハードウェアで構成され、OSI参照モデルにおける物理層の処理を行うことで、LANケーブル11に対する接続を実現する。
通信制御部23は、OSI参照モデルにおけるデータリンク層の処理を行うことで、有線通信インタフェース24、LANケーブル11を介した他のノードとの間における通信を制御する。
無線通信インタフェース26は、無線端末40との間における無線通信を実現する無線通信回路からなり、OSI参照モデルにおける物理層の処理を行う。
通信制御部25は、OSI参照モデルにおけるデータリンク層の処理を行い、無線通信インタフェース26を介して他ノードである無線端末40との間で無線通信を行う際の通信を制御する。
無線端末情報記憶部27は、当該無線基地局20が通信中の無線端末40の情報を記憶する。通信制御部25は、この無線端末情報記憶部27の情報を参照して、通信相手の無線端末40を管理する。
転送処理部21は、OSI参照モデルにおけるデータリンク層の転送処理を行い、無線通信インタフェース26に無線通信で接続される一つまたは複数の無線端末40で構成される無線ネットワークと、有線通信インタフェース24が接続されるLANケーブル11の側の有線ネットワークとの間における情報通信経路の制御を行う。
図4に例示されるように、本実施の形態の無線端末40は、上位レイヤプロトコル処理部41、データパケット処理部42、通信制御部43、無線通信インタフェース44および無線基地局通知処理部45を含んでいる。
無線端末40のこれらの各部の機能は、コンピュータで実行されるソフトウェア、ファームウェア、あるいはハードウェアで実現される。
無線通信インタフェース44は、無線基地局20との間における無線通信を実現するための無線通信回路を備え、OSI参照モデルにおける物理層の処理を行う。
通信制御部43は、OSI参照モデルにおけるデータリンク層の処理を行い、他のノードとの間での通信を制御する。
データパケット処理部42は、OSI参照モデルにおけるネットワーク層およびトランスポート層に相当する処理を行うことで、通信データの組み立てや、上位レイヤプロトコル処理部41とのデータの授受を制御する。
上位レイヤプロトコル処理部41は、OSI参照モデルにおけるセッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層のいずれかに相当する処理を行うアプリケーションプログラムである。
無線基地局通知処理部45は、上位レイヤプロトコル処理部41の一部として実装され、当該無線端末40が通信可能として検出した無線基地局20の情報を、後述の無線基地局通知メッセージ50に設定して、一つの無線基地局20を介して管理装置30に送信する処理を行う。
図5は、無線端末40の無線基地局通知処理部45で生成され、管理装置30に通知される無線基地局通知メッセージ50の一例を示している。この無線基地局通知メッセージ50は、IP(Internet Protocol)通信のアドレス情報等が格納されるIPヘッダ51と、当該無線端末40において検出された無線基地局20の数だけの無線基地局情報52を含んでいる。
IPヘッダ51は、データパケット処理部42で無線基地局情報52に付加される情報である。
無線基地局情報52は、無線基地局通知処理部45で生成される情報である。個々の無線基地局情報52は、BSSID52a、チャネル52b、電波強度52cの情報を含んでいる。
BSSID52aは、無線基地局20を特定するためのBSSID(Basic Service Set Identification)(MACアドレス)等の識別情報である。
チャネル52bは、無線基地局20が無線端末40との間の無線通信で用いるチャネル番号である。
電波強度52cは、無線端末40において検知された個々の無線基地局20から受信される電波の強度である。
図6は、管理装置30から無線端末40に通知される無線基地局指定メッセージ60の構成の一例を示している。
無線基地局指定メッセージ60は、IP通信のアドレス情報等が格納されるIPヘッダ61と、無線基地局情報62などからなる。
無線基地局情報62は、無線基地局指定処理部31aおよびメッセージ処理部31bで生成された情報であり、IPヘッダ61は、データパケット処理部32で無線基地局情報62に付加された情報である。
無線基地局情報62は、本実施の形態の場合、無線端末40が接続すべき無線基地局20を特定するためのBSSID62a(無線基地局20のMACアドレス)と等の識別情報からなる。
図7は、本実施の形態の管理装置30が用いる無線基地局情報記憶部35が保持する情報の構成例を示している。
無線基地局情報記憶部35は、インデックス35a、BSSID35b、IPアドレス35c、チャネル35d、端末接続台数35e、端末接続可能台数35f等の情報が、個々の無線基地局20を特定するBSSID35b毎に対応付けられて格納されている。
インデックス35aは、BSSID35bに対応した各エントリを識別する識別番号である。
BSSID35bは、管理装置30の管理下にある複数の無線基地局20の各々を識別するための識別情報(MACアドレス)である。
IPアドレス35cは、個々の無線基地局20のインターネット上のIPアドレスである。
チャネル35dは、当該BSSID35bに対応した無線基地局20が無線端末40との間の無線通信に用いるチャネル番号である。
端末接続台数35eは、現時点で当該無線基地局20に接続されている無線端末40の台数である。
端末接続可能台数35fは、当該無線基地局20に対して接続可能な残りの無線端末40の台数である。
以下、本実施の形態の作用の一例について説明する。図8に例示されるように、本実施の形態の無線LANシステム10の場合、上述のように、無線LANシステム10内の全ての無線基地局20を管理する管理装置30を無線LANシステム10内に設置し、この管理装置30が、個々の無線端末40の接続先の無線基地局20を決定する。
個々の無線端末40は、無線LANシステム10を利用する際に、認識した周辺の無線基地局20の識別情報(SSIDやBSSIDなど)あるいは識別情報と無線基地局20の電波情報(チャネル、電波強度など)を、認識した一つの無線基地局20を介して無線基地局通知メッセージ50として一括して管理装置30に通知し、管理装置30は、通知された無線基地局20の情報から、無線端末40の接続先の無線基地局20を決定し、無線基地局指定メッセージ60を介して無線端末40に指示する。
図9は、本実施の形態の無線LANシステム10における接続シーケンスの一例を示したものである。また、図10および図11は、この接続シーケンスにおける無線基地局20および管理装置30の各々の動作の一例を示すフローチャートである。
なお、図9では、必要に応じて、図10および図11と対応する処理に対しては、当該図10および図11と共通のステップ番号を付している。
無線端末40が、無線LANシステム10を利用する場合の、接続先の無線基地局20の決定動作は以下のようになる。
[S1] 無線端末40は、無線LANシステム10を利用する場合、周辺の無線基地局20から送出されるビーコン(Beacon)の監視(パッシブスキャン)やプローブ(Probe)要求/応答(アクティブスキャン)によって(図9は、Beaconの監視によるパッシブスキャンの例を示している)、周辺の無線基地局の検出し(ステップ102)、その検出した無線基地局の中から、接続に適する無線基地局を抽出する(ステップ111)。抽出処理の詳細は、後述の図10で説明する。
[S2] 無線端末40は、抽出したいずれかの無線基地局20に接続を行う(ステップ105)。
[S3] そして、抽出した無線基地局20に関する情報を含む無線基地局通知メッセージ50を無線LANシステム10内に存在する管理装置30に通知する。
[S4] 管理装置30は、[S3]の無線基地局通知メッセージ50の情報と無線基地局情報記憶部35に記憶されている無線基地局20の情報を照合し、無線端末40の接続先の無線基地局20を選択する。この選択処理は、後述の図11で説明する。
[S5] そして、管理装置30は、[S4]で選択した無線基地局20の識別情報を含む無線基地局指定メッセージ60を無線端末40に通知することによって、接続先の無線基地局20を指定する(ステップ205)。
[S6] 無線端末40は、指定された無線基地局20に再接続を行う(ステップ108)。
図10は、無線端末40が管理装置30に無線基地局20の情報を含む無線基地局通知メッセージ50を通知するまでの処理フローの例を示したものである。
無線端末40は、チャネルの最小値と、チャネルの最大値の間で、チャネルを順次切り替えながら、Beaconの監視(パッシブスキャン)やProbe要求/応答(アクティブスキャン)などによって、そのチャネルの無線基地局の存在を認識する。同時に、無線基地局の電波強度を測定し、ある適正値以上の無線基地局のみを抽出して、個々の無線基地局20に関するBSSID、チャネル、電波強度を、無線基地局情報52として記憶する。
すなわち、無線端末40は、無線基地局20との無線通信に用いるチャネルを最小値に設定した後(ステップ101)、当該チャネルでのパッシブスキャンまたアクティブスキャンを実行し(ステップ102)、無線基地局20の存在を検出したか否かを判別し(ステップ103)、検出されない場合には、チャネル番号が利用可能な最大値を超過したか否かを判別し(ステップ104)、超過していない場合には、チャネル番号を1だけ増加させた後(ステップ109)、上述のステップ102以降を繰り返す。
上述のステップ103で、無線基地局20が検出された場合には、当該無線基地局20との間の電波強度が所定の適正値よりも大きいか否かを判別し(ステップ110)、大きい場合には、当該無線基地局20に関するBSSID、チャネル、電波強度を、それぞれ、BSSID52a、チャネル52b、電波強度52cとして無線基地局情報52に記憶する。
上述のステップ104で、チャネルの番号が利用可能な最大値を超過したと判定された場合には、無線端末40は、抽出した無線基地局20の中のいずれか一つに接続して(ステップ105)、抽出した無線基地局20の各々に関するBSSID、チャネル、電波強度等の情報を含む無線基地局通知メッセージ50を管理装置30に通知する(ステップ106)。
その後、無線端末40は、管理装置30からの指示を待ち(ステップ107)、当該指示が接続先の無線基地局20を指示する情報である場合には、管理装置30から指定された無線基地局20に対して改めて接続し、無線LANシステム10における所望の情報通信を開始する(ステップ108)。
ステップ107で管理装置30から切断指示を受けた場合には、無線基地局通知メッセージ50の送信のために接続していた無線基地局20に対して所定の切断処理を実行する(ステップ112)。
図11は、管理装置30が、無線端末40からの無線基地局通知メッセージ50を受信した場合に、当該無線端末40に接続先の無線基地局20を指定するときの処理フローの一例を示したものである。
管理装置30は、無線端末40から無線基地局通知メッセージ50を受信した場合(ステップ201)、一致する無線基地局20の情報を無線基地局情報記憶部35から取り出し(ステップ202)、さらに、その中で無線端末40の接続可能台数が最も多い無線基地局20、すなわち無線端末40が接続可能な複数の無線基地局20の内で最も余裕のある無線基地局20、を選択する(ステップ203)。この選択により、特定の無線基地局20に対して多数の無線端末40の接続が集中することに起因する負荷の集中を回避できる。
ここで、ステップ203で選択された無線基地局20の接続可能台数が0の場合(ステップ204)、どの無線基地局20も無線端末40を収容できないため、無線端末40に対し、無線LANシステム10からの切断を指示する(ステップ208)。
ステップ204で接続可能台数が0より多いと判定された場合には、管理装置30は、ステップ203で選択した無線基地局20の識別情報を含む無線基地局指定メッセージ60を無線端末40に通知し、選択した当該無線基地局20への再接続を指示する(ステップ205)。
その後、実際に指定した無線基地局20に対して無線端末40が再接続を実行したか否かを確認し(ステップ206)、再接続が確認された場合には、無線基地局情報記憶部35の内容を更新する(ステップ207)。再接続が確認されない場合には、無線基地局情報記憶部35の更新は行われない。
このように、本実施の形態の場合は、任意の無線端末40が認識された周辺の複数の無線基地局20の情報を、無線基地局通知メッセージ50にまとめた上で、検出された一つの無線基地局20を介して当該無線基地局通知メッセージ50を管理装置30に送信して無線LANシステム10に対する接続要求を行うことで、管理装置30の管理による無線基地局20の負荷分散を実現する。
このため、従来のように、認識した全ての無線基地局20を介して管理装置30にばらばらに無線LANシステム10に対する接続要求を送信する場合に比較して、無線端末40と無線基地局20との間における無線リソースの浪費が抑制される。
また、本実施の形態の場合、管理装置30は、無線端末40から送信された無線基地局通知メッセージ50を参照することで、直ちに、当該無線端末40が利用可能な複数の無線基地局20を特定できる。
このため、従来のように、一つの無線端末40から、認識されたすべての無線基地局20を介してばらばら到来する接続要求がすべて揃うまで待つための待ち時間や、待ち時間に上限を設けて一つの無線基地局20を決定する等の煩雑な処理が不要となる。
この結果、本実施の形態の管理装置30では、無線LANシステム10に対する接続要求を行った無線端末40をいずれの無線基地局20に接続させるべきかを迅速に決定できる。
すなわち、本実施の形態によれば、管理装置30が、接続可能台数が大きい無線基地局20を無線端末40の接続先に指定することによって、特定の無線基地局20への接続の集中を回避することが可能であるとともに、複数の無線基地局20における無線リソースを浪費することなく、迅速に、無線端末40の接続先の無線基地局20を決定することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態の無線LANシステム10の実施の形態2として、無線LANシステム10に接続される無線端末40の認証プロセスにおいて、当該無線端末40の接続先の無線基地局20を決定する場合について説明する。
図12は、本実施の形態2の無線LANシステム10の全体構成の一例を示す概念図である。
この実施の形態2の場合、無線端末40Aは、認識された周辺の無線基地局20Aの識別情報あるいは識別情報と無線基地局20Aの電波情報を認証プロトコルメッセージ(後述の無線基地局通知メッセージ70)に付与して、管理装置30Aに通知する。管理装置30Aは、無線端末40Aの認証を行い、正当な無線端末40Aと判断した場合にのみ、通知された無線基地局20Aの情報から、接続先の無線基地局20Aを決定し、認証プロトコルメッセージ(後述の無線基地局指定メッセージ80)を用いて無線基地局20Aを指定する。また、接続先の無線基地局20Aに、後述の接続許可指示メッセージ90を用いて、無線端末40Aの接続の許可を指示する。
この場合、管理装置30Aとしては、一例として、無線LANシステム10における無線端末40Aの接続認証を行うRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)などの認証装置を想定することができる。
図13は、この管理装置30Aの構成例を示す概念図である。この管理装置30Aでは、無線基地局管理部31が、認証処理部31c、接続許可指示部31dをさらに備えている点が、上述の実施の形態1の図2の構成と相違しており、他は、同様である。
認証処理部31cは、無線端末40から到来する後述の無線基地局通知メッセージ70に基づいて、送信元の無線端末40の認証を行い、認証結果を無線基地局指定処理部31aに通知する処理を行う。
接続許可指示部31dは、後述の無線基地局指定メッセージ80、接続許可指示メッセージ90を生成する処理を行う。
すなわち、無線基地局指定処理部31aは、認証処理部31cで認証が成功した無線端末40についてのみ、上述の無線基地局20Aの選定処理を実行する。
選定結果は、接続許可指示部31dに伝達され、この接続許可指示部31dにおいて無線基地局指定メッセージ80、接続許可指示メッセージ90の一部に選定結果の情報が格納される。
図14は、本実施の形態2における無線基地局20Aの構成例を示す概念図である。
この無線基地局20Aでは、通信制御部25の一部に、無線端末40の認証処理を行う認証処理部28が設けられている点および転送処理部21にて、無線端末40と管理装置30間の認証プロトコルメッセージの中継処理を行う点が、上述の実施の形態1の図3の構成および処理が異なるが、他は同様である。
この認証処理部28は、管理装置30Aから受け取る後述の接続許可指示メッセージ90に含まれる情報に基づいて、無線端末40との無線通信おけるセキュリティ処理を実行する。
図15は、本実施の形態2における無線端末40Aの構成例を示す概念図である。この無線端末40Aでは、通信制御部43に、無線基地局通知処理部45および認証処理部46が設けられている点が、上述の実施の形態1の図4の構成と異なり、他は同様である。
この無線基地局通知処理部45は、通信制御部43の階層(データリンク層)内で後述の無線基地局通知メッセージ70を生成する処理を行う。
認証処理部46は、同じく通信制御部43の階層(データリンク層)内で認証処理を実行する。
図16は、無線端末40Aから管理装置30Aに送信される無線基地局通知メッセージ70の構成例を示す概念図である。
無線基地局通知メッセージ70は、認証プロトコルメッセージ71と無線基地局通知情報部72を含んでいる。
認証プロトコルメッセージ71は、無線端末40の認証処理部46で生成され、管理装置30Aの認証処理部31cで処理される認証情報を含んでいる。
無線基地局通知情報部72は、複数の無線端末40Aの各々に対応した無線基地局情報73と、当該無線基地局通知メッセージ70の送信元の無線端末40Aを識別するための無線端末情報74を含んでいる。
個々の無線基地局情報73は、無線端末40Aによって認識された個々の無線基地局20Aに関するBSSID73a(MACアドレス)、チャネル73b、電波強度73c、等の情報を含んでいる。
無線端末情報74は、当該無線基地局通知メッセージ70の送信元の無線端末40AのMACアドレス74aを含んでいる。このMACアドレス74aは、後述の接続許可指示メッセージ90で、接続対象の無線端末40Aを無線基地局20Aが特定するために用いられる。
図17は、管理装置30Aから無線端末40Aに通知される無線基地局指定メッセージ80の構成の一例を示す概念図である。
無線基地局指定メッセージ80は、認証プロトコルメッセージ81および無線基地局指定情報部82を含んでいる。
認証プロトコルメッセージ81は、管理装置30Aから無線端末40Aに割り当てられた通信暗号鍵等の情報を含んでいる。
無線基地局指定情報部82は、無線端末40Aに割り当てられた無線基地局20Aを識別するための無線基地局指定情報83が格納されている。この無線基地局指定情報83は、たとえばBSSID83a(無線基地局20AのMACアドレス)を含んでいる。
図18は、管理装置30Aから、無線端末40Aが接続される無線基地局20Aに対して、無線端末40Aの接続許可を指示するときに送信される接続許可指示メッセージ90の例を示している。
接続許可指示メッセージ90は、IPヘッダ91と接続許可指示情報92からなる。
接続許可指示情報92には、無線基地局20Aの接続相手の無線端末40Aを特定するための無線端末情報93が含まれている。
この無線端末情報93は、無線端末40AのMACアドレス93aと、無線基地局20Aが当該無線端末40Aとの間で暗号通信を行うための通信暗号鍵93bが含まれている。
たとえば、EAP−TLS(Extensible Authentication Protocol-Transport Layer Security)などの認証によって認証が成功した場合、上述の無線基地局指定メッセージ80に含まれる認証プロトコルメッセージ81によって無線端末40Aは管理装置30Aから通信暗号鍵が割り当てられる。
管理装置30Aから無線基地局20Aへの接続許可指示メッセージ90に、無線端末40Aに与えた通信暗号鍵と対応する通信暗号鍵93bを挿入することによって、無線基地局20Aが認証済みの無線端末40Aと接続した後に、通信にスムースに移行することが可能となる。
図19は、実施の形態2における無線基地局20Aへの無線端末40Aの接続シーケンス例を示したものである。実施の形態1との違いは、無線端末40Aからの無線基地局通知処理及び管理装置30Aからの無線基地局指定処理が、認証シーケンス内で行われることである。以下に、動作例を示す。
[S11] 無線端末40Aは、無線LANシステム10を利用する場合、周辺の無線基地局20Aから送出されるBeaconの監視やProbe要求/応答によって、周辺の無線基地局20Aの検出し、その検出した無線基地局20Aの中から、接続に適する無線基地局20Aを抽出する。
[S12] 無線端末40Aは、抽出したいずれか一つの無線基地局20Aを介して、管理装置30Aに認証要求を行う。
[S13] 認証要求を受信した管理装置30Aは、無線端末40Aの認証を開始する。
[S14] 無線端末40Aは、この管理装置30Aとの間の認証処理の過程で、認証プロトコルメッセージ71を含む無線基地局通知メッセージ70に、無線基地局通知情報部72として無線基地局20Aに関する情報を設定し、管理装置30Aに送信することで、無線基地局通知処理を行う。
[S15] 管理装置30Aは、無線基地局通知メッセージ70に付与されている無線基地局通知情報部72の情報を取得し、正当な無線端末40Aと判断した場合に、取得した無線基地局通知情報部72の情報と、無線基地局情報記憶部35に記憶されている無線基地局20Aの情報を照合し、無線端末40Aの接続先の一つの無線基地局20Aを選択する。
[S16] そして、管理装置30Aは、[S15]で選択した無線基地局20Aの識別情報を無線基地局指定メッセージ80の無線基地局指定情報部82に設定し、無線端末40Aに通知することによって、接続先の無線基地局20Aを指定する。
この実施の形態2の場合、無線端末40Aと管理装置30Aの間で、認証のためのメッセージ交換が何回か行われるが(上述のS12,S13)、その中のいずれかのメッセージで、無線端末40Aからの無線基地局通知処理(無線基地局通知メッセージ70)と管理装置30Aからの無線基地局指定処理(無線基地局指定メッセージ80)を行う。
[S17] さらに、管理装置30Aは、選択した無線基地局20Aに対して、接続許可指示メッセージ90を送信することで、無線端末40Aの接続の許可を指示する。
図20は、無線端末40Aが管理装置30Aに無線基地局20Aの情報を通知するまでの処理フローの例を示したものである。
基本的な処理は、実施の形態1の図10と同様であるが、管理装置30Aへの無線基地局通知は、認証プロトコルメッセージを利用する。図20において上述の図10と共通する部分には同一のステップ番号を付し、重複した説明は割愛する。
すなわち、この図20では、上述の図10のステップ105、ステップ106の代わりに、ステップ121、ステップ122およびステップ123が実行される。
ステップ121では、無線端末40Aが認識した複数の無線基地局20Aの識別情報を含む無線基地局通知情報部72を生成し、この無線基地局通知情報部72と認証プロトコルメッセージ71とで無線基地局通知メッセージ70を構成する。
ステップ122では、ステップ121で生成された無線基地局通知メッセージ70を管理装置30Aに送信する。
また、ステップ123は、管理装置30Aによる無線端末40Aの認証が成功したか否かを判別する処理であり、無線端末40Aの認証が成功した場合に、ステップ107以降の処理を実行する。
図21は、管理装置30Aが、無線端末40Aからの無線基地局通知メッセージ70を受信した場合に、無線端末40Aに接続先の無線基地局20Aを指定するときの処理フローの例を示したものである。上述の実施の形態1の図11との相違部分のみを説明し、共通する部分は同一のステップ番号を付して重複した説明は割愛する。
上述の実施の形態1の図11との違いは、無線基地局通知メッセージ70を受信し、その後に行われる認証が成功した場合に限り、無線基地局20Aの選択処理を実行する点である(ステップ231、ステップ232、ステップ235)。また、選択された無線基地局20Aの識別情報の通知も無線基地局指定メッセージ80を利用して行われる(ステップ233)。
また、無線基地局20Aが選択された場合、その無線基地局20Aに対して、接続予定の無線端末40Aの識別情報を接続許可指示メッセージ90を用いて通知することによって、無線端末40Aの接続の許可を指示する(ステップ234)。
この実施の形態2では、接続先の無線基地局20Aの決定と無線端末40Aの認証を同時に行うことによって、実施の形態1に比べ、より高速に無線端末40Aが無線LANシステム10の利用を開始することが可能である。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1)
複数の無線基地局および前記無線基地局を管理する管理装置とともに無線LAN(Local Area Network)を構成し、前記無線基地局との間での無線通信を行う無線端末であって、
通信可能と認識された複数の前記無線基地局の識別情報と、個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報を、一つの前記無線基地局を介して前記管理装置に伝達する無線基地局通知手段を含むことを特徴とする無線端末。
(付記2)
付記1記載の無線端末において、
前記識別情報は、SSID(Service Set Identifier)またはBSSID(Basic Service Set Identifier)を含み、
前記電波情報は、前記無線通信に用いられるチャネルおよび電波強度の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする無線端末。
(付記3)
付記1記載の無線端末において、
さらに、前記無線LANシステムへの接続を前記管理装置に要求する認証要求手段を備え、
前記無線基地局通知手段は、前記無線端末の認証プロトコルメッセージの一部に前記接続要求情報を付加して前記管理装置に伝達することを特徴とする無線端末。
(付記4)
無線端末との間で無線通信を行う複数の無線基地局とともに無線LAN(Local Area Network)を構成し、いずれの前記無線基地局に前記無線端末を接続するかを管理する管理装置であって、
個々の前記無線基地局の識別情報と、当該無線基地局に接続可能な前記無線端末の数とを含む無線基地局情報が格納される記憶手段と、
一つの前記無線基地局を介して前記無線端末から到来し、個々の前記無線端末において通信可能と認識された複数の前記無線基地局の識別情報と、当該無線端末と個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報と、前記無線基地局情報とに基づいて、前記無線端末が接続されるべき前記無線基地局を決定して当該無線端末に通知する無線基地局決定手段と、
を含むことを特徴とする管理装置。
(付記5)
付記4記載の管理装置において、
前記識別情報は、SSID(Service Set Identifier)またはBSSID(Basic Service Set Identifier)を含み、
前記電波情報は、前記無線通信に用いられるチャネルおよび電波強度の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする管理装置。
(付記6)
付記4記載の管理装置において、
さらに、前記無線端末の前記無線LANシステムに対する接続認証を行う認証手段を備え、
無線基地局決定手段は、
前記認証手段による前記無線端末の認証シーケンスの過程で、前記無線端末からの前記接続要求情報の受け付け、および当該無線端末が接続すべき前記無線基地局の通知を実行することを特徴とする管理装置。
(付記7)
無線端末との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、いずれの前記無線基地局に前記無線端末を接続するかを管理する管理装置とを含む無線LAN(Local Area Network)の制御方法であって、
個々の前記無線端末から、当該無線端末が通信可能と認識した複数の前記無線基地局の識別情報と、個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報を、一つの前記無線基地局を介して前記管理装置に伝達する第1ステップと、
前記管理装置から前記接続要求情報を発行した前記無線端末に対して、当該無線端末が接続されるべき前記無線基地局を通知する第2ステップと、
を含むことを特徴とする無線LANの制御方法。
(付記8)
付記7記載の無線LANの制御方法において、
前記識別情報は、SSID(Service Set Identifier)またはBSSID(Basic Service Set Identifier)を含み、
前記電波情報は、前記無線通信に用いられるチャネルおよび電波強度の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする無線LANの制御方法。
(付記9)
付記7記載の無線LANの制御方法において、
前記第1および第2ステップは、前記無線端末の認証シーケンスの一部として実行されることを特徴とする無線LANの制御方法。
(付記10)
複数の無線基地局と、前記無線基地局との間で無線通信を行う無線端末と、前記無線基地局を管理する管理装置と、を含む無線LANシステムであって、
前記無線端末は、
前記無線通信が可能と認識された複数の前記無線基地局の各々の識別情報および前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報の少なくとも一方を含む接続要求情報を、一つの前記無線基地局を介して前記管理装置に通知する無線基地局通知手段を含み、
前記管理装置は、
前記無線端末から到来する前記接続要求情報に基づいて、前記無線端末の接続先の前記無線基地局を当該無線端末に指定する無線基地局決定手段を含む、
ことを特徴とする無線LANシステム。
(付記11)
付記10記載の無線LANシステムにおいて、
前記無線端末の前記無線基地局通知手段は、
電波監視によって当該無線端末の周辺の前記無線基地局を検出するステップと、
検出した前記無線基地局の中から、1つ以上の前記無線基地局を抽出するステップと、
抽出した前記無線基地局の識別情報あるいは識別情報と電波情報を、いずれか一つの前記無線基地局を介して、前記管理装置に通知するステップと、
を実行することを特徴とする無線LANシステム。
(付記12)
付記10記載の無線LANシステムにおいて、
前記無線端末の前記無線基地局通知手段は、
検出した前記無線基地局の中から、適正値以上の電波強度を有する前記無線基地局のみの前記識別情報を前記接続要求情報に設定することを特徴とする無線LANシステム。
(付記13)
付記10記載の無線LANシステムにおいて、
前記管理装置は、
前記無線LANシステム内の前記無線基地局に関する、前記無線端末の接続可能台数、当該無線基地局が使用するチャネル、当該無線基地局のIPアドレスなどの管理情報を保持する無線基地局情報格納部を含み、
前記無線基地局決定手段は、
前記無線端末から到来する前記接続要求情報と、前記無線基地局情報格納部の情報とを照合して、前記無線端末の接続先の前記無線基地局を選択するステップと、
前記無線端末に、選択した前記無線基地局の識別情報を通知するステップと、
を実行することを特徴とする無線LANシステム。
(付記14)
付記10記載の無線LANシステムにおいて、
前記管理装置の前記無線基地局決定手段は、前記無線端末から到来する前記接続要求情報に前記識別情報が含まれている前記無線基地局の中から、前記無線端末の接続可能台数がより多い前記無線基地局を選択することを特徴とする無線LANシステム。
(付記15)
複数の無線基地局と、前記無線基地局との間で無線通信を行う無線端末と、前記無線基地局の管理を行う管理装置と、を含む無線LAN(Local Area Network)システムであって、
前記無線端末は、
前記無線LANシステムへの接続を前記管理装置に要求する認証要求手段と、
無線通信可能と認識された前記無線基地局の識別情報および前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報を接続要求情報として認証プロトコルメッセージに付与して前記管理装置に通知する無線基地局通知手段とを含み、
管理装置は、
前記無線端末の前記無線LANシステムに対する接続認証を行う認証部と、
前記認証部によって、前記接続認証が成功した場合に、前記接続要求情報にて通知された前記識別情報を有する前記無線基地局の中から、前記無線端末の接続先の前記無線基地局を決定し、前記認証プロトコルメッセージを用いて無線基地局を指定する無線基地局決定手段と、
前記無線基地局に前記無線端末の接続許可を指示する接続許可指示手段と、
を含むことを特徴とする無線LANシステム。
(付記16)
付記15記載の無線LANシステムにおいて、
前記無線基地局通知手段は、
電波監視によって当該無線端末の周辺の前記無線基地局を検出するステップと、
検出した前記無線基地局の中から、1つ以上の前記無線基地局を抽出するステップと、
抽出した前記無線基地局の識別情報あるいは前記識別情報と電波情報を、認証プロトコルメッセージに付与し、いずれか一つの前記無線基地局を介して、前記管理装置に通知するステップと、
を実行することを特徴とする無線LANシステム。
(付記17)
付記15記載の無線LANシステムにおいて、
前記無線端末の前記無線基地局通知手段は、
検出した前記無線基地局の中から、適正値を超える電波強度の前記無線基地局のみの識別情報を前記接続要求情報に設定して前記認証プロトコルメッセージに付与することを特徴とする無線LANシステム。
(付記18)
付記15記載の無線LANシステムにおいて、
前記管理装置は、
前記無線LANシステム内の前記無線基地局に関する、前記無線端末の接続可能台数、当該無線基地局が使用するチャネル、当該無線基地局のIPアドレスなどの管理情報を保持する無線基地局情報格納部を含み、
前記無線基地局決定手段は、
前記無線端末から前記認証プロトコルメッセージの一部として到来する前記接続要求情報と、前記無線基地局情報格納部の情報とを照合して、前記無線端末の接続先の前記無線基地局を選択するステップと、
前記無線端末に、選択した前記無線基地局の前記識別情報を前記認証プロトコルメッセージの一部として通知するステップと、
を実行することを特徴とする無線LANシステム。
(付記19)
付記15記載の無線LANシステムにおいて、
前記管理装置の前記無線基地局決定手段は、前記無線端末から到来する前記接続要求情報に前記識別情報が含まれている前記無線基地局の中から、前記無線端末の接続可能台数がより多い前記無線基地局を選択することを特徴とする無線LANシステム。
(付記20)
付記15記載の無線LANシステムにおいて、
前記管理装置の前記接続許可指示手段は、
認証が許可された前記無線端末の識別情報と当該無線端末が保有する通信暗号鍵を当該無線端末の接続先として決定された前記無線基地局に通知するステップを実行することを特徴とする無線LANシステム。
本発明の一実施の形態である無線LANシステムの構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムを構成する管理装置の構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムを構成する無線基地局の構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムを構成する無線端末の構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムで用いられる無線基地局通知メッセージの一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムで用いられる無線基地局指定メッセージの構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である管理装置における無線基地局情報記憶部が保持する情報の構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムの作用の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムにおける接続シーケンスの一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムを構成する無線端末の作用の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である無線LANシステムを構成する管理装置の作用の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムの全体構成および作用の一例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムを構成する管理装置の構成例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムを構成する無線基地局の構成例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムを構成する無線端末の構成例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムにおいて用いられる無線基地局通知メッセージの構成例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムにおいて用いられる無線基地局指定メッセージの構成の一例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムにおいて用いられる接続許可指示メッセージの構成の一例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムにおける無線基地局への無線端末の接続シーケンスの一例を示すシーケンス図である。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムを構成する無線端末の作用の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態である無線LANシステムを構成する管理装置の作用の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 無線LANシステム
11 LANケーブル
20 無線基地局
20A 無線基地局
21 転送処理部
23 通信制御部
24 有線通信インタフェース
25 通信制御部
26 無線通信インタフェース
27 無線端末情報記憶部
28 認証処理部
30 管理装置
30A 管理装置
31 無線基地局管理部
31a 無線基地局指定処理部(無線基地局決定手段)
31b メッセージ処理部
31c 認証処理部(認証手段)
31d 接続許可指示部(接続許可指示手段)
32 データパケット処理部
33 通信制御部
34 LANインタフェース
35 無線基地局情報記憶部(記憶手段)
35a インデックス
35b BSSID
35c IPアドレス
35d チャネル
35e 端末接続台数
35f 端末接続可能台数
40 無線端末
40A 無線端末
41 上位レイヤプロトコル処理部
42 データパケット処理部
43 通信制御部
44 無線通信インタフェース
45 無線基地局通知処理部(無線基地局通知手段)
46 認証処理部(認証要求手段)
50 無線基地局通知メッセージ(接続要求情報)
51 IPヘッダ
52 無線基地局情報
52a BSSID(識別情報)
52b チャネル(電波情報)
52c 電波強度(電波情報)
60 無線基地局指定メッセージ
61 IPヘッダ
62 無線基地局情報
62a BSSID
70 無線基地局通知メッセージ
71 認証プロトコルメッセージ
72 無線基地局通知情報部
73 無線基地局情報
73a BSSID(識別情報)
73b チャネル(電波情報)
73c 電波強度(電波情報)
74 無線端末情報
74a MACアドレス
80 無線基地局指定メッセージ
81 認証プロトコルメッセージ
82 無線基地局指定情報部
83 無線基地局指定情報
83a BSSID
90 接続許可指示メッセージ
91 IPヘッダ
92 接続許可指示情報
93 無線端末情報
93a MACアドレス
93b 通信暗号鍵

Claims (10)

  1. 複数の無線基地局および前記無線基地局を管理する管理装置とともに無線LAN(Local Area Network)を構成し、前記無線基地局との間での無線通信を行う無線端末であって、
    前記無線端末がいずれの前記無線基地局にも接続していないときに、前記無線基地局のうちで当該無線端末と通信可能と認識された複数の前記無線基地局の識別情報と、個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報を、前記無線基地局の一つに接続して、前記管理装置に伝達する無線基地局通知手段と、
    前記接続要求情報に基づいて前記管理装置から通知される、前記無線端末が接続されるべき前記無線基地局の識別情報を受信する受信手段と、
    を含むことを特徴とする無線端末。
  2. 請求項1記載の無線端末において、
    前記識別情報は、SSID(Service Set Identifier)またはBSSID(Basic Service Set Identifier)を含み、
    前記電波情報は、前記無線通信に用いられるチャネルおよび電波強度の少なくとも一方を含む、
    ことを特徴とする無線端末。
  3. 請求項1記載の無線端末において、
    さらに、前記無線LANシステムへの接続を前記管理装置に要求する認証要求手段を備え、
    前記無線基地局通知手段は、前記無線端末の認証プロトコルメッセージの一部に前記接続要求情報を付加して前記管理装置に伝達することを特徴とする無線端末。
  4. 無線端末との間で無線通信を行う複数の無線基地局とともに無線LAN(Local Area Network)を構成し、いずれの前記無線基地局に前記無線端末を接続するかを管理する管理装置であって、
    個々の前記無線基地局の識別情報と、当該無線基地局に接続可能な前記無線端末の数とを含む無線基地局情報が格納される記憶手段と、
    記無線基地局の一つに接続した前記無線端末から到来し、個々の前記無線端末がいずれの前記無線基地局にも接続していないときに、当該無線端末において前記無線基地局のうちで当該無線端末と通信可能と認識された複数の前記無線基地局の識別情報と、当該無線端末と個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報と、前記無線基地局情報とに基づいて、前記無線端末が接続されるべき前記無線基地局を決定して当該無線端末に通知する無線基地局決定手段と、
    を含むことを特徴とする管理装置。
  5. 請求項4記載の管理装置において、
    前記識別情報は、SSID(Service Set Identifier)またはBSSID(Basic Service Set Identifier)を含み、
    前記電波情報は、前記無線通信に用いられるチャネルおよび電波強度の少なくとも一方を含む、
    ことを特徴とする管理装置。
  6. 請求項4記載の管理装置において、
    さらに、前記無線端末の前記無線LANシステムに対する接続認証を行う認証手段を備え、
    無線基地局決定手段は、
    前記認証手段による前記無線端末の認証シーケンスの過程で、前記無線端末からの前記接続要求情報の受け付け、および当該無線端末が接続すべき前記無線基地局の通知を実行することを特徴とする管理装置。
  7. 無線端末との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、いずれの前記無線基地局に前記無線端末を接続するかを管理する管理装置とを含む無線LAN(Local Area Network)の制御方法であって、
    個々の前記無線端末がいずれの前記無線基地局にも接続していないときに、当該無線端末において前記無線基地局のうちで当該無線端末と通信可能と認識された複数の前記無線基地局の識別情報と、個々の前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報とを含む接続要求情報を、当該無線端末が前記無線基地局の一つに接続して、前記管理装置に伝達する第1ステップと、
    前記管理装置から前記接続要求情報を発行した前記無線端末に対して、当該無線端末が接続されるべき前記無線基地局を通知する第2ステップと、
    を含むことを特徴とする無線LANの制御方法。
  8. 請求項7記載の無線LANの制御方法において、
    前記識別情報は、SSID(Service Set Identifier)またはBSSID(Basic Service Set Identifier)を含み、
    前記電波情報は、前記無線通信に用いられるチャネルおよび電波強度の少なくとも一方を含む、
    ことを特徴とする無線LANの制御方法。
  9. 請求項7記載の無線LANの制御方法において、
    前記第1および第2ステップは、前記無線端末の認証シーケンスの一部として実行されることを特徴とする無線LANの制御方法。
  10. 複数の無線基地局と、前記無線基地局との間で無線通信を行う無線端末と、前記無線基地局を管理する管理装置と、を含む無線LANシステムであって、
    前記無線端末は、
    前記無線端末がいずれの前記無線基地局にも接続していないときに、前記無線基地局のうちで当該無線端末と前記無線通信が可能と認識された複数の前記無線基地局の各々の識別情報および前記無線基地局との間における前記無線通信の電波情報を含む接続要求情報を、前記無線基地局の一つに接続して、前記管理装置に通知する無線基地局通知手段を含み、
    前記管理装置は、
    前記無線端末から到来する前記接続要求情報に基づいて、前記無線端末の接続先の前記無線基地局を当該無線端末に指定する無線基地局決定手段を含む、
    ことを特徴とする無線LANシステム。
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