JP2014230110A - 無線端末がアクセスポイントを発見するシステム、プログラム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクセスポイントは、無線LANの第1の周波数帯域における所定の使用チャネルを用いて通信する無線LAN通信手段と、第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成するポインタ信号生成手段と、ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて無線端末へ送信するポインタ信号通信手段とを有する。無線端末は、第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、ポインタ信号を受信し、ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのプローブレスポンス又はビーコンを待ち受けるべく制御する。
【選択図】図4
Description
「アクティブスキャン方式」とは、無線端末が、プローブリクエストをアクセスポイントへ向けて同報的に送信し、アクセスポイントからプローブレスポンスを受信することによって、アクセスポイントを発見する。
「パッシブスキャン方式」とは、アクセスポイントが、ビーコンを周期的に同報的に送信し、無線端末がそのビーコンを受信することによって、アクセスポイントを発見する。
尚、ビーコン、プローブリクエスト及びプローブレスポンスは、アクセスポイントと無線端末との間でやりとりされる管理用制御信号の一種である。
100msec×10チャネル=1sec
無線端末2が、電池で動作する携帯電話機やスマートフォンである場合、このような待受時間をできる限り短くすることは、消費電力を抑制する観点から有効である。
2.4GHz帯の1チャネル当たりのアクティブスキャン=約15ms
5GHz帯の1チャネル当たりのパッシブスキャン=約100ms
2.4GHz帯の全13チャネルと5GHz帯の全19チャネルのサーチ時間
=(15ms×13ch)+(100ms×19ch)=2,095ms
無線端末における信号の送信電力=200mW(仮定)
無線端末における信号の受信電力=40mW(仮定)
プローブリクエストのデータサイズ=300byte(仮定)
プローブリクエストのデータレート=6Mbps(仮定)
送信に要する時間=(300byte×8bit)÷(6×106bps)=400×10-6s
プローブリクエストの送信に要するエネルギー量
=200mW×(送信に要する時間)
=200mW×(400×10-6s)
=80×10-6[J]
また、「プローブレスポンスの待受受信に要するエネルギー量」は、以下のように算出される。
プローブレスポンスの待受受信に要するエネルギー量
=40mW×15ms
=600×10-6[J]
最終的に、アクティブスキャン方式によれば、「1チャネル当たりのエネルギー量」は、以下のように算出される。
アクティブスキャン方式の1チャネル当たりのエネルギー量
=80+600
=680[μJ]
ビーコンの待受時間(1チャネル当たり)=100ms
ビーコンの待受受信に要するエネルギー量
=40mW×100ms
=4000[μJ]
アクセスポイントは、
無線LANの第1の周波数帯域における所定の使用チャネルを用いて、無線端末と通信する無線LAN通信手段と、
第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成するポインタ信号生成手段と、
ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、無線端末へ送信するポインタ信号通信手段と
を有し、
無線端末は、
ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶する特定チャネル記憶手段と、
第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、ポインタ信号を受信するポインタ信号通信手段と、
ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する無線LAN通信手段と
を有することを特徴とする。
第1の周波数帯域は、IEEE802.11に基づく5GHz帯又は2.4GHz帯であり、
第2の周波数帯域は、IEEE802.11に基づく2.4GHz帯又は5GHz帯である
ことも好ましい。
アクセスポイントについて、
現時刻から、使用チャネルにおける次回のビーコンの送信時刻までの時間差情報を算出する時間差算出手段を更に有し、
ポインタ信号生成手段は、時間差情報をポインタ信号に更に含め、
無線端末について、
ポインタ信号通信手段は、ポインタ信号に含まれた時間差情報に基づいて、当該ポインタ信号の受信後その時間差が経過するタイミングで、当該使用チャネルのビーコンのセンスを待機することも好ましい。
無線端末は、ポインタ信号に、使用チャネル情報及びネットワーク識別子の組が複数含まれていると共に、各組に時間差情報が対応付けられている場合、次回のビーコンまでの時間差情報が最も短い使用チャネルから順に、当該使用チャネルのビーコンのセンスを待機するべく制御する受信待機制御手段を更に有することも好ましい。
アクセスポイントは、ポインタ信号を周期的に送信するか、又は、無線端末から当該アクセスポイントに対するポインタリクエストを受信した際にポインタ信号を送信し、
無線端末は、ポインタ信号を常に受信待機するか、又は、アクセスポイントへポインタリクエストを送信した後にポインタ信号を受信待機することも好ましい。この際、無線端末は、特定チャネル記憶手段によって記憶されている特定チャネルでのみ、ポインタ信号を受信待機するか、又は、ポインタリクエストを送信する。
無線端末について、所定回数又は所定時間、ポインタ信号を受信できなかった場合、無線LAN通信手段は、第1の周波数帯域における全てのチャネルのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスをセンスすることも好ましい。
無線端末について、
特定チャネル記憶手段は、特定チャネル情報毎に、有効期限を付与して記憶しており、
有効期限が経過した特定チャネルにおけるポインタ信号を受信せず、第1の周波数帯域における全てのチャネルのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスをセンスすることも好ましい。
アクセスポイントは、第1の周波数帯域における各使用チャネルを用いて送信するビーコン、又は、プローブリクエストの受信後のプローブレスポンスに、第2の周波数帯域におけるポインタ信号の特定チャネル情報を含め、
無線端末は、第1の周波数帯域における全てのチャネルのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスをセンスした後、接続目的のアクセスポイントを発見した場合、当該アクセスポイントから受信したビーコン又はプローブレスポンスに含まれる特定チャネル情報で、特定チャネル記憶手段を更新することも好ましい。
システムは、アクセスポイント毎にその位置情報及び特定チャネルを蓄積したポインタ管理サーバを更に有し、
アクセスポイントは、特定チャネルをポインタ信号の送信に使用できない状態を検出した際に、当該特定チャネルを他の特定チャネルへ変更するべく、ポインタ管理サーバへ送信する特定チャネル変更検出手段を更に有し、
ポインタ管理サーバは、当該アクセスポイントから特定チャネルの変更を受信した際に、当該アクセスポイントから所定範囲に位置するアクセスポイントに対して、他の特定チャネルへ変更するべく指示することも好ましい。
無線端末は、ポインタ信号を受信すべき特定チャネルを取得するために、接続目的のアクセスポイントのネットワーク識別子を含む問合せ要求を、ポインタ管理サーバへ送信する特定チャネル問合せ手段を更に有し、
ポインタ管理サーバは、ネットワーク識別子に対応するアクセスポイントのポインタ信号の特定チャネル情報を含む問合せ応答を、無線端末へ返信することも好ましい。
システムは、無線WAN(Wide Area Network)を介して無線端末と通信すると共に、制御信号に自らの基地局識別子を含めて放送する基地局を更に有し、
無線端末は、
無線WANを介して基地局から、基地局識別子を含む制御信号を受信する無線WAN通信手段と、
基地局識別子を含む問合せ要求を、ポインタ管理サーバへ送信する特定チャネル問合せ手段と
を更に有し、
ポインタ管理サーバは、基地局識別子に対応する基地局周辺のアクセスポイントのポインタ信号の特定チャネル情報を含む問合せ応答を、無線端末へ返信することも好ましい。
システムは、無線WANを介して無線端末と通信すると共に、制御信号に自らの基地局識別子を含めて放送する基地局を更に有し、
基地局は、基地局識別子に対応する基地局周辺のアクセスポイントのポインタ信号の特定チャネル情報を、ポインタ管理サーバから取得し、当該特定チャネル情報を制御信号に含めて放送し、
無線端末は、無線WANを介して基地局から、特定チャネル情報を含む制御信号を受信する無線WAN通信手段を更に有することも好ましい。
無線端末について、
特定チャネル記憶手段は、特定チャネル情報に、更に基地局識別子を対応付けて記憶しており、
ポインタ信号通信手段は、基地局からの制御信号に含まれる基地局識別子から、特定チャネル記憶手段を用いて、第2の周波数帯域における特定チャネルを特定することも好ましい。
無線LANの第1の周波数帯域における所定の使用チャネルを用いて、無線端末と通信する無線LAN通信手段と、
第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成するポインタ信号生成手段と、
ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、無線端末へ送信するポインタ信号通信手段と
を有することを特徴とする。
ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶する特定チャネル記憶手段と、
第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、ポインタ信号を受信するポインタ信号通信手段と、
ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する無線LAN通信手段と
を有することを特徴とする。
無線LANの第1の周波数帯域における所定の使用チャネルを用いて、無線端末と通信する無線LAN通信手段と、
第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成するポインタ信号生成手段と、
ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、無線端末へ送信するポインタ信号通信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶する特定チャネル記憶手段と、
第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、ポインタ信号を受信するポインタ信号通信手段と、
ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する無線LAN通信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
無線端末は、ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶しており、
アクセスポイントが、無線LANの第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成する第1のステップと、
ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、無線端末へ送信する第2のステップと、
無線端末が、第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、ポインタ信号を受信する第3のステップと、
ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する第4のステップと
を有することを特徴とする。
無線LAN通信部101は、第1の変復調部131とアクセスネットワーク側通信インタフェース14との間で、IEEE802.11に基づくプロトコル制御を実行する。即ち、無線LAN通信部101は、無線LANの第1の周波数帯域における所定の使用チャネルを用いて、無線端末2と通信する。また、無線LAN通信部101は、アクティブスキャン方式に基づくプローブリクエストを検出した場合、その旨を、プローブレスポンス返信部102へ出力する。更に、無線LAN通信部101は、プローブレスポンス返信部102から出力されたプローブレスポンスと、ビーコン送信部103から出力されたビーコンとを、無線端末2へ送信する。
ポインタ信号生成部112は、第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びSSIDを含むポインタ信号を生成する。尚、ポインタ信号は、アクセスポイント自身の使用チャネル及びSSIDに限られず、他のアクセスポイントの使用チャネル情報及びSSIDを含むものであってもよい。生成されたポインタ信号は、ポインタ信号通信部111へ出力される。
ポインタ信号通信部111は、ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、第2の変復調部132及びアンテナ122を介して、無線端末2へ送信する。ポインタ信号も、ビーコンと同様に、約100ms毎に周期的に、CSMA/CA方式で送信される。
アクセスポイント1は、オプション的に、時間差算出部113を更に含むものであってもよい。時間差算出部113は、現時刻から、使用チャネルにおける次回のビーコンの送信時刻までの時間差情報を算出する。算出された時間差情報は、ポインタ信号生成部112へ出力される。ポイント信号生成部112が、その時間差情報をポインタ信号に含めることによって、その時間差情報は、無線端末2へ送信される。これによって、無線端末2は、使用チャネルにおける次回のビーコン受信を待機すべきタイミングを知ることができる。
特定チャネル記憶部212は、ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶している。即ち、ポインタ信号の周波数チャネルは、無線端末2にとって既知である。尚、特定チャネル記憶部212は、特定チャネル情報毎に、有効期限を付与して記憶することも好ましい。
ポインタ信号通信部211は、特定チャネル記憶部212に記憶された第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、ポインタ信号を受信する。尚、ポインタ信号通信部211は、有効期限が経過した特定チャネルにおけるポインタ信号を受信しないようにする。
受信待機制御部213は、ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びSSIDに基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する。
アクセスポイントからのポインタ信号の送信周期=100ms毎
アクセスポイントからのビーコンの送信周期=100ms毎
従来技術によれば、以下のように算出される。
全ての使用チャネルを探索する時間=最大2,095ms
接続目的のアクセスポイントを発見する平均時間=2,095ms÷2=1047.5ms
これに対し、本発明によれば、以下のように算出される。
接続目的のアクセスポイントを発見する最大時間=100ms+100ms=200ms
尚、本発明について、ポインタリクエスト及びプローブリクエストを用いた場合、アクセスポイントから5msでそれぞれの応答がされるとすると、5ms+5ms=10msとなる。
従来技術によれば、全ての使用チャネルを探索する時間(最大2,095ms)は、無線LAN通信機能を起動状態を維持しなければならない。
これに対し、本発明によれば、100msだけポインタ信号通信部を起動させ、その間に、接続目的となるアクセスポイントからポインタ信号を受信できなかった場合、スリープモードへ移行することができる。又は、無線端末は、ポインタリクエストをアクセスポイントへ送信することによって、ポインタ信号を受信することができ、この場合にも、15ms程度でスリープモードへ移行することができる。これは、無線端末における消費エネルギー量の観点からも有効である。
無線LANにおける2.4GHz帯では、例えば1チャネルから13チャネルまでの設定が可能である。しかしながら、チャネル間干渉が生じないように設定しようとすると、チャネル1、6、11のように3チャネルのみしか設定できない。従って、本発明によれば、ポインタ信号の特定チャネルに2.4GHz帯を用いる場合、例えば1、6、11チャネルのいずれかを用いることとする。ポインタ信号には、5GHz帯における使用チャネル情報及びSSIDが含まれているために、無線端末2は、2.4GHz帯の1、6、11チャネルのみでポインタ信号を受信することによって、5GHz帯のアクセスポイントの使用チャネルを知ることができる。
従来技術によれば、無線端末が、アクセスポイントに対して、2.4GHz帯の全13チャネルをアクティブスキャンし、5GHz帯の全19チャネルをパッシブスキャンするとする。この場合、全てのチャネルのスキャンにおける消費エネルギー量は、以下のように算出される。
680μJ×13ch+4,000μJ×19ch=84,840μJ
これに対し、本発明によれば、ポインタの待受受信に100ms、ビーコンの待受受信に100msしか要しないために、消費エネルギー量は、以下のように算出される。
40mW×200ms=8,000μJ
そのように考えると、本発明の消費エネルギー量は、従来技術と比較して、10分の1となる。
ポインタリクエストのデータサイズ=300byte(仮定:プローブリクエスト同様)
ポインタ信号の待受時間=15ms
この場合、アクティブ方式の1チャネル当たりのエネルギー量680μJしか更に消費しない。接続目的のSSIDのアクセスポイントが存在しない場合であって且つ全てのチャネルをスキャンし場合、従来技術における84,840μJの消費エネルギー量と比較して、極めて低減化されていることが理解できる。
(アクセスポイント) (使用チャネル)(SSID)
AP1 CH-A ID-AP1
AP2 CH-B ID-AP2
AP3 CH-C ID-AP3
また、無線端末2の接続目的のアクセスポイントのSSIDは、ID-AP2及びID-AP3であったとする。このとき、無線端末2は、図8のように周波数チャネルを切り替えて信号を受信することでアクセスポイントAP2,AP3からのビーコンを受信することができる。周波数チャネルCH-B,CH-Cによってポインタ信号の受信待機時間はそれぞれ100msであるが、ビーコンを受信したタイミングで、次の使用チャネルにおけるビーコンの待ち受けへ切り替えることができる。ビーコンは100ms毎に送信されるので、チャネルCH-XとCH-BとCH-Cとにおける信号の受信待機時間の合計は、最大300msとなる。
ポインタ信号の受信待機時間=100ms
ビーコンの受信待機時間=100ms
100ms+100ms=200ms
アクセスポイントからのビーコンの送信タイミングまでの時間差(最大100ms)がある場合、その間、スリープモードへ移行することによって消費エネルギー量を低減させることができる。また、アクティブ方式を、ポインタ信号(ポインタリクエストの送信)とプローブレスポンス(プローブリクエストの送信)とに適用することによって、アクセスポイントの探索時間を更に短縮することができる。
無線端末は、ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶している。例えば、アクセスポイントを設置した通信事業者によって、ポインタ信号の特定チャネルが一意に決定され、各無線端末2に設定されるものであってもよい。例えば、ユーザ自身によって又は通信事業者からの制御信号によって設定することができる。
101 無線LAN通信部
102 プローブレスポンス返信部
103 ビーコン送信部
111 ポインタ信号通信部
112 ポインタ信号生成部
113 時間差算出部
114 特定チャネル変更検出部
115 特定チャネル変更受信部
121、122 アンテナ
131、132 変復調部
14 アクセスネットワーク側通信インタフェース
2 無線端末
201 無線LAN通信部
202 プローブリクエスト送信部
203 ビーコン待受部
211 ポインタ信号通信部
212 特定チャネル記憶部
213 受信待機制御部
214 特定チャネル問合せ部
215 無線WAN通信部
221、222、223 アンテナ
231、232、233 変復調部
3 ポインタ管理サーバ
4 基地局
Claims (18)
- 無線端末が、無線LAN(Local Area Network)を介してアクセスポイントと通信するシステムにおいて、
前記アクセスポイントは、
無線LANの第1の周波数帯域における所定の使用チャネルを用いて、無線端末と通信する無線LAN通信手段と、
第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成するポインタ信号生成手段と、
前記ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、前記無線端末へ送信するポインタ信号通信手段と
を有し、
前記無線端末は、
前記ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶する特定チャネル記憶手段と、
第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、前記ポインタ信号を受信するポインタ信号通信手段と、
前記ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する無線LAN通信手段と
を有することを特徴とするシステム。 - 第1の周波数帯域は、IEEE802.11に基づく5GHz帯又は2.4GHz帯であり、
第2の周波数帯域は、IEEE802.11に基づく2.4GHz帯又は5GHz帯である
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。 - 前記アクセスポイントについて、
現時刻から、前記使用チャネルにおける次回のビーコンの送信時刻までの時間差情報を算出する時間差算出手段を更に有し、
前記ポインタ信号生成手段は、前記時間差情報を前記ポインタ信号に更に含め、
前記無線端末について、
前記ポインタ信号通信手段は、前記ポインタ信号に含まれた前記時間差情報に基づいて、当該ポインタ信号の受信後その時間差が経過するタイミングで、当該使用チャネルのビーコンのセンスを待機する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。 - 前記無線端末は、前記ポインタ信号に、使用チャネル情報及びネットワーク識別子の組が複数含まれていると共に、各組に時間差情報が対応付けられている場合、次回のビーコンまでの時間差情報が最も短い使用チャネルから順に、当該使用チャネルのビーコンのセンスを待機するべく制御する受信待機制御手段を更に有する
ことを特徴とする請求項3に記載のシステム。 - 前記アクセスポイントは、前記ポインタ信号を周期的に送信するか、又は、前記無線端末から当該アクセスポイントに対するポインタリクエストを受信した際に前記ポインタ信号を送信し、
前記無線端末は、前記ポインタ信号を常に受信待機するか、又は、前記アクセスポイントへポインタリクエストを送信した後に前記ポインタ信号を受信待機する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記無線端末について、所定回数又は所定時間、前記ポインタ信号を受信できなかった場合、前記無線LAN通信手段は、第1の周波数帯域における全てのチャネルのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスをセンスする
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記無線端末について、
前記特定チャネル記憶手段は、前記特定チャネル情報毎に、有効期限を付与して記憶しており、
前記有効期限が経過した特定チャネルにおけるポインタ信号を受信せず、第1の周波数帯域における全てのチャネルのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスをセンスする
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記アクセスポイントは、第1の周波数帯域における各使用チャネルを用いて送信するビーコン、又は、ブローブリクエストの受信後のプローブレスポンスに、第2の周波数帯域におけるポインタ信号の特定チャネル情報を含め、
前記無線端末は、第1の周波数帯域における全てのチャネルのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスをセンスした後、接続目的のアクセスポイントを発見した場合、当該アクセスポイントから受信したビーコン又はプローブレスポンスに含まれる特定チャネル情報で、前記特定チャネル記憶手段を更新する
ことを特徴とする請求項6又は7に記載のシステム。 - 前記システムは、アクセスポイント毎にその位置情報及び特定チャネルを蓄積したポインタ管理サーバを更に有し、
前記アクセスポイントは、前記特定チャネルを前記ポインタ信号の送信に使用できない状態を検出した際に、当該特定チャネルを他の特定チャネルへ変更するべく、前記ポインタ管理サーバへ送信する特定チャネル変更検出手段を更に有し、
前記ポインタ管理サーバは、当該アクセスポイントから特定チャネルの変更を受信した際に、当該アクセスポイントから所定範囲に位置するアクセスポイントに対して、前記他の特定チャネルへ変更するべく指示する
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記無線端末は、ポインタ信号を受信すべき特定チャネルを取得するために、接続目的のアクセスポイントのネットワーク識別子を含む問合せ要求を、前記ポインタ管理サーバへ送信する特定チャネル問合せ手段を更に有し、
前記ポインタ管理サーバは、前記ネットワーク識別子に対応するアクセスポイントのポインタ信号の特定チャネル情報を含む問合せ応答を、前記無線端末へ返信する
ことを特徴とする請求項9に記載のシステム。 - 前記システムは、無線WAN(Wide Area Network)を介して前記無線端末と通信すると共に、制御信号に自らの基地局識別子を含めて放送する基地局を更に有し、
前記無線端末は、
無線WANを介して前記基地局から、基地局識別子を含む制御信号を受信する無線WAN通信手段と、
前記基地局識別子を含む問合せ要求を、前記ポインタ管理サーバへ送信する特定チャネル問合せ手段と
を更に有し、
前記ポインタ管理サーバは、前記基地局識別子に対応する基地局周辺のアクセスポイントのポインタ信号の特定チャネル情報を含む問合せ応答を、前記無線端末へ返信する
ことを特徴とする請求項9に記載のシステム。 - 前記システムは、無線WANを介して前記無線端末と通信すると共に、制御信号に自らの基地局識別子を含めて放送する基地局を更に有し、
前記基地局は、前記基地局識別子に対応する基地局周辺のアクセスポイントのポインタ信号の特定チャネル情報を、前記ポインタ管理サーバから取得し、当該特定チャネル情報を前記制御信号に含めて放送し、
前記無線端末は、無線WANを介して前記基地局から、前記特定チャネル情報を含む制御信号を受信する無線WAN通信手段を更に有する
ことを特徴とする請求項9に記載のシステム。 - 前記無線端末について、
前記特定チャネル記憶手段は、前記特定チャネル情報に、更に前記基地局識別子を対応付けて記憶しており、
前記ポインタ信号通信手段は、前記基地局からの制御信号に含まれる基地局識別子から、前記特定チャネル記憶手段を用いて、第2の周波数帯域における特定チャネルを特定する
ことを特徴とする請求項11又は12に記載のシステム。 - 無線端末と、無線LANを介して通信するアクセスポイントにおいて、
無線LANの第1の周波数帯域における所定の使用チャネルを用いて、無線端末と通信する無線LAN通信手段と、
第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成するポインタ信号生成手段と、
前記ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、前記無線端末へ送信するポインタ信号通信手段と
を有することを特徴とするアクセスポイント。 - 請求項14に記載のアクセスポイントと、無線LANを介して通信する無線端末において、
前記ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶する特定チャネル記憶手段と、
第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、前記ポインタ信号を受信するポインタ信号通信手段と、
前記ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する無線LAN通信手段と
を有することを特徴とする無線端末。 - 無線端末と、無線LANを介して通信するアクセスポイントに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
無線LANの第1の周波数帯域における所定の使用チャネルを用いて、無線端末と通信する無線LAN通信手段と、
第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成するポインタ信号生成手段と、
前記ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、前記無線端末へ送信するポインタ信号通信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするアクセスポイント用のプログラム。 - 請求項14に記載のアクセスポイントと、無線LANを介して通信する無線端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
前記ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶する特定チャネル記憶手段と、
第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、前記ポインタ信号を受信するポインタ信号通信手段と、
前記ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する無線LAN通信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする無線端末用のプログラム。 - 無線端末が、無線LANを介してアクセスポイントを発見するアクセスポイント発見方法において、
前記無線端末は、ポインタ信号の特定チャネルを予め記憶しており、
前記アクセスポイントが、無線LANの第1の周波数帯域における使用チャネル情報及びネットワーク識別子を含むポインタ信号を生成する第1のステップと、
前記ポインタ信号を、第2の周波数帯域における特定チャネルを用いて、前記無線端末へ送信する第2のステップと、
前記無線端末が、第2の周波数帯域における特定チャネルを介して、前記ポインタ信号を受信する第3のステップと、
前記ポインタ信号に含まれる使用チャネル情報及びネットワーク識別子に基づいて、第1の周波数帯域における接続目的のアクセスポイントからのビーコン、又は、プローブリクエストの送信後のプローブレスポンスを待ち受けるべく制御する第4のステップと
を有することを特徴とするアクセスポイント発見方法。
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