JP4763053B2 - 閾電圧制御装置、試験装置、及び回路デバイス - Google Patents

閾電圧制御装置、試験装置、及び回路デバイス Download PDF

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Description

本発明は、閾電圧制御装置、試験装置、及び回路デバイスに関する。特に本発明は、コンパレータに与える閾電圧を任意のタイミングで補正することができる閾電圧制御装置に関する。文献の参照による組み込みが認められる指定国については、下記の米国出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の記載の一部とする。
出願番号 11/509,320 出願日 2006年8月24日
従来、半導体回路等の被試験デバイスを試験する場合、被試験デバイスに所定の信号を入力し、被試験デバイスの出力信号を測定することにより、被試験デバイスの良否を判定する方法が知られている。例えば、被試験デバイスに所定の論理パターンの信号を入力し、被試験デバイスの出力信号の論理パターンが、期待値パターンと一致するか否かを判定することにより、被試験デバイスの動作が正常か否かを試験することができる。
このような試験を行う場合、被試験デバイスの出力信号を、試験装置に入力している。しかし、被試験デバイスから試験装置まで当該信号を伝送する経路において当該信号が減衰した場合、試験装置に入力されるべき論理パターンと、実際に被試験デバイスから出力される論理パターンとが異なる場合がある。
このような問題を解消するべく、従来の試験装置は、伝送経路における信号減衰に応じて、試験装置の入力部に被試験デバイスの出力信号波形を補正する機能を有する。例えば、試験装置入力部の最前段に、高域周波数成分を強調するフィルタ回路を備えて、伝送経路における信号減衰を補正している。関連する先行技術文献は、現在認識していないので、その記載を省略する。
しかし、従来の試験装置は、被試験デバイスの出力信号のエッジのタイミングを基準とした高域強調はできるが、被試験デバイスの出力波形を任意のタイミングで補正することができなかった。例えばエッジから時間的に離れた位相に発生する反射波等を予め補償することができなかった。また、被試験デバイスの出力部の仕様や、試験装置の伝送経路の仕様によっては、高域周波数成分を強調するフィルタ回路の定数を変更しなければならなかった。
このため、被試験デバイスを精度よく試験することができない場合があった。
また、信号減衰に応じて、試験装置側のコンパレータに与える閾電圧を制御することも考えられるが、係る場合であっても、エッジから時間的に離れた位相に発生する反射波等に応じた閾電圧の制御を行うことができなかった。
そこで本発明の一つの側面では、上記の課題を解決することのできる閾電圧制御装置、試験装置、及び回路デバイスを提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
即ち、本発明の第1の形態においては、入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器に対して、閾電圧を制御する閾電圧制御装置であって、それぞれ略同一の周期で、それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1のタイミング発生器が出力する第1の周期信号に応じて、論理パターンの各データを、複数のフリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、第1のタイミング発生器以外のタイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め定められた一つのフリップフロップが出力するデータを、対応するタイミング発生器が出力する周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、複数のフリップフロップが出力するデータ値、及び複数のレジスタが出力するデータ値に基づいて、レベル比較器に与える閾電圧を生成する閾電圧生成部とを備える閾電圧制御装置を提供する。
本発明の第2の形態においては、入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、論理パターンの期待値パターンを生成するパターン発生部と、論理パターンと期待値パターンとを比較する論理比較器とを有する回路に対して、閾電圧を制御する閾電圧制御装置であって、それぞれ略同一の周期で、それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1のタイミング発生器が出力する第1の周期信号に応じて、期待値パターンの各データを、複数のフリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、第1のタイミング発生器以外のタイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め選択された一つのフリップフロップが出力するデータを、対応するタイミング発生器が出力する周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、複数のフリップフロップが出力するデータ値、及び複数のレジスタが出力するデータ値に基づいて、レベル比較器に与える前記閾電圧を生成する閾電圧生成部とを備える閾電圧制御装置を提供する。
本発明の第3の形態においては、入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、論理パターンの期待値パターンを生成するパターン発生部と、論理パターンと期待値パターンとを比較する論理比較器とを有する回路に対して、閾電圧を制御する閾電圧制御装置であって、それぞれ略同一の周期で、それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1のタイミング発生器が出力する第1の周期信号に応じて、期待値パターンの各データを、複数のフリップフロップの間を順次伝播させるポストカーソル部と、縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1のタイミング発生器が出力する第1の周期信号に応じて、論理パターンの各データを、複数のフリップフロップの間を順次伝播させるプレカーソル部と、第1のタイミング発生器以外のタイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め定められた一つのフリップフロップが出力するデータを、対応するタイミング発生器が出力する周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、複数のフリップフロップが出力するデータ値、及び複数のレジスタが出力するデータ値に基づいて、レベル比較器に与える閾電圧を生成する閾電圧生成部とを備える閾電圧制御装置を提供する。
本発明の第4の形態においては、被試験デバイスを試験する試験装置であって、被試験デバイスを試験する試験パターン、及び試験パターンに応じて被試験デバイスが出力すべきパターンを示す期待値パターンを生成するパターン発生部と、試験パターンに基づいて、被試験デバイスに入力する試験信号を生成する信号生成装置と、被試験デバイスの出力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより出力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、論理パターンと期待値パターンとを比較する論理比較器と、レベル比較器に入力する閾電圧を制御する閾電圧制御装置とを備え、閾電圧制御装置が、上述した第1から第3のいずれかの形態を有する試験装置を提供する。
本発明の第5の形態においては、入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器に対して、閾電圧を入力する回路デバイスであって、基板と、基板に設けられた閾電圧制御装置とを備え、閾電圧制御装置は、それぞれ略同一の周期で、それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1のタイミング発生器が出力する第1の周期信号に応じて、論理パターンの各データを、複数のフリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、第1のタイミング発生器以外のタイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め定められた一つのフリップフロップが出力するデータを、対応するタイミング発生器が出力する周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、複数のフリップフロップが出力するデータ値、及び複数のレジスタが出力するデータ値に基づいて、レベル比較器に与える前記閾電圧を生成する閾電圧生成部とを有する回路デバイスを提供する。
本発明の第6の形態においては、入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、論理パターンの期待値パターンを生成するパターン発生部と、論理パターンと期待値パターンとを比較する論理比較器とを有する回路に対して、閾電圧を入力する回路デバイスであって、基板と、基板に設けられた閾電圧制御装置とを備え、閾電圧制御装置は、それぞれ略同一の周期で、それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1のタイミング発生器が出力する第1の周期信号に応じて、期待値パターンの各データを、複数のフリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、第1のタイミング発生器以外のタイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め選択された一つのフリップフロップが出力するデータを、対応するタイミング発生器が出力する周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、複数のフリップフロップが出力するデータ値、及び複数のレジスタが出力するデータ値に基づいて、レベル比較器に与える閾電圧を生成する閾電圧生成部とを有する回路デバイスを提供する。
本発明の第7の形態においては、入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、論理パターンの期待値パターンを生成するパターン発生部と、論理パターンと期待値パターンとを比較する論理比較器とを有する回路に対して、閾電圧を入力する回路デバイスであって、基板と、基板に設けられた閾電圧制御装置とを備え、閾電圧制御装置は、それぞれ略同一の周期で、それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1のタイミング発生器が出力する第1の周期信号に応じて、期待値パターンの各データを、複数のフリップフロップの間を順次伝播させるポストカーソル部と、縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1のタイミング発生器が出力する第1の周期信号に応じて、論理パターンの各データを、複数のフリップフロップの間を順次伝播させるプレカーソル部と、第1のタイミング発生器以外のタイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め定められた一つのフリップフロップが出力するデータを、対応するタイミング発生器が出力する周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、複数のフリップフロップが出力するデータ値と、複数のレジスタが出力するデータ値とに基づいて、レベル比較器に与える閾電圧を生成する閾電圧生成部とを有する回路デバイスを提供する。
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
本発明の実施形態に係る、試験装置200の構成の一例を示す図である。 試験装置200の詳細な構成の一例を示す図である。 閾電圧制御装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。 複数の周期信号のエッジタイミングの他の例を示す図である。 図3に示したUI単位の波形を強調する場合の閾電圧制御装置100の構成例を説明する。 アナログ回路500が出力するアナログ波形の一例を示す図である。 閾電圧制御装置100の他の構成例を示す図である。 閾電圧制御装置100の他の構成例を示す図である。 閾電圧制御装置100の他の構成例を示す図である。 図9において説明した閾電圧制御装置100の動作例を示す図である。 閾電圧制御装置100の構成の他の例を示す図である。 閾電圧制御装置100の構成の他の例を示す図である。 閾電圧制御装置100の構成の他の例を示す図である。 試験装置200の構成の他の例を示す図である。 キャリブレーション部180の動作の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・タイミング発生部、12・・・タイミング発生器、20・・・シフトレジスタ部、22・・・フリップフロップ、30・・・タップ制御部、40・・・レジスタ部、42・・・レジスタ、50・・・第1の演算部、52、62・・・符号制御回路、54、64・・・演算回路、60・・・第2の演算部、70・・・出力部、80・・・セットリセットラッチ部、82・・・セットリセットラッチ、100・・・閾電圧制御装置、110・・・パターン発生部、120・・・論理比較器、130・・・信号生成装置、140・・・伝送経路、150・・・レベル比較器、160・・・タイミング比較器、170・・・基準測定部、172・・・基準発生部、174・・・制御部、180・・・キャリブレーション部、200・・・試験装置、300・・・被試験デバイス、500・・・アナログ回路
以下、発明の実施の形態を通じて本発明の一つの側面を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る、試験装置200の構成の一例を示す図である。試験装置200は、半導体回路等の被試験デバイス300を試験する。例えば試験装置200は、被試験デバイス300に所定の論理パターンの信号を入力し、被試験デバイス300が出力する信号の論理パターンと、期待値パターンとを比較することにより、被試験デバイス300の良否を判定する。本例における試験装置200は、パターン発生部110、信号生成装置130、伝送経路140、レベル比較器150、閾電圧制御装置100、及び論理比較器120を備える。
パターン発生部110は、被試験デバイス300を試験する試験パターンを生成する。例えばパターン発生部110は、被試験デバイス300に入力する試験信号が有するべき論理パターン(パターンデータ)を含む試験パターンを生成する。
信号生成装置130は、パターン発生部110が生成した試験パターンに基づいて、被試験デバイス300に入力する試験信号を生成する。例えば信号生成装置130は、試験パターンに含まれるパターンデータに応じたレベルを示す試験信号を生成する。
伝送経路140は、被試験デバイス300が試験信号に応じて出力する信号を、レベル比較器150に伝送する。伝送経路140は、例えばケーブル等の配線であってよい。伝送経路140は、伝送する信号に対してケーブル等の特性に応じた減衰が生じるケーブルであってよく、反射波が生じるケーブルであってよい。
レベル比較器150は、伝送経路140から入力される入力信号のレベルと、与えられる閾電圧とを比較することにより、入力信号の論理パターンを検出する。例えばレベル比較器150は、入力信号のレベルが当該閾電圧より大きいか否かを示す2値の論理パターンを出力してよい。
閾電圧制御装置100は、レベル比較器150に与える閾電圧を制御する。閾電圧制御装置100の詳細な構成については後述する。論理比較器120は、レベル比較器150が出力する論理パターンと、与えられる期待値パターンとを比較することにより、被試験デバイス300の良否を判定する。パターン発生部110は、被試験デバイス300が試験信号に応じて出力すべきパターンを示す期待値パターンを生成してよい。
図2は、試験装置200の詳細な構成の一例を示す図である。本例における試験装置200は、タイミング比較器160及び増幅器154を更に備える。尚、図2においては、図1において説明した信号生成装置130を省略する。
レベル比較器150は、コンパレータ152を有する。コンパレータ152は、伝送経路140からの入力信号のレベルと、与えられる閾電圧とを比較し、比較結果を出力する。コンパレータ152は、増幅器154から閾電圧を受け取る。
タイミング比較器160は、レベル比較器150が出力する比較結果を、与えられる周期信号に応じて取り込み、出力する。タイミング比較器160はフリップフロップであってよい。
論理比較器120は、タイミング比較器160が出力する論理パターンと、与えられる期待値パターンとを比較する。論理比較器120は排他的論理和回路であってよい。閾電圧制御装置100は、タイミング発生部10、シフトレジスタ部20、レジスタ部40、及び閾電圧生成部を有する。本例において閾電圧生成部は、第1の演算部50、第2の演算部60、及び出力部70を有する。
タイミング発生部10は、与えられる基準クロックに基づいて、基準クロックに対する位相がそれぞれ異なる複数の周期信号を生成する複数のタイミング発生器(12−1〜12−n、以下12と総称する)を有する。つまり、複数のタイミング発生器12は、それぞれ略同一の周期を有し、それぞれ位相の異なる複数の周期信号を生成する。それぞれのタイミング発生器12は、PLL回路であってよい。
また、基準となるひとつのタイミング発生器12がPLL回路であり、他のタイミング発生器12は、遅延回路であってもよい。この場合、基準となるタイミング発生器12が第1の周期信号を生成し、他のタイミング発生器12は、当該第1の周期信号をそれぞれ分岐して受け取り、当該第1の周期信号をそれぞれ異なる遅延量で遅延させる。それぞれのタイミング発生器12が出力する周期信号の周期は、入力信号のデータレートと略同一であってよい。本例において、タイミング比較器160は、第1のタイミング発生器12−1が出力する周期信号に応じて動作する。
シフトレジスタ部20は、縦続接続された複数のフリップフロップ(22−1〜22−m、以下22と総称する)を有し、パターン発生部110が出力する期待値パターンの各データを順次伝播する。それぞれのフリップフロップ22は、第1のタイミング発生器12−1が出力する第1の周期信号を動作クロックとして受け取り、当該第1の周期信号に応じて、当該期待値パターンの各データを、後段のフリップフロップ22に順次伝播する。また、シフトレジスタ部20は、いずれかのフリップフロップ22が出力するデータを、期待値パターンとして論理比較器120に入力する。
第2の演算部60は、複数のフリップフロップ22に一対一に対応して設けられた複数の符号制御回路(62−1〜62−m、以下62と総称する)及び複数の演算回路(64−1〜64−m、以下64と総称する)を有する。それぞれの符号制御回路62は、対応する演算回路64が出力するデータ値の符号を決定する。つまり、それぞれの符号制御回路62は、対応するフリップフロップ22が出力するデータ値、正又は負のいずれかの符号を選択して付して出力する。符号制御回路62が選択する符号は、使用者によって予め設定されてよい。また、閾電圧制御装置100の動作中において、符号制御回路62が選択する符号は固定されてよく、また閾電圧制御装置100の動作中に選択する符号は変更可能であってもよい。
それぞれの演算回路64は、対応するフリップフロップ22が出力するデータ値を、対応する符号制御回路62を介して受け取る。それぞれの演算回路64は、受け取ったデータ値に、それぞれ予め設定される係数を乗算した乗算結果に応じたレベルの信号を出力する。それぞれの演算回路64は、当該係数に応じた増幅率を有する増幅回路であってよい。また、閾電圧制御装置100の動作中において、演算回路64の当該係数は固定されてよく、閾電圧制御装置100の動作中に当該係数は変更可能であってもよい。
出力部70は、それぞれの演算回路64が出力する信号の波形を加算した閾電圧を出力する。また、増幅器154は、出力部70が出力する閾電圧を、所定の増幅率で増幅して、コンパレータ152に供給してよい。このような構成により、入力信号に対し、入力信号が有するべき論理パターンに基づいて、第1の周期信号のエッジを基準とした閾電圧の制御を行うことができる。つまり、入力信号のデータ遷移タイミングに同期したタイミングを基準とした閾電圧の制御を行うことができる。
レジスタ部40は、第1のタイミング発生器12−1以外のタイミング発生器(12−1〜12−n)に対応して設けられた複数のレジスタ(42−2〜42−n、以下42と総称する)を有する。それぞれのレジスタ42は、縦続接続されて設けられる。つまり、それぞれのレジスタ42の出力データが、次段のレジスタ42に入力される。それぞれのレジスタ42は、入力されるデータを、対応するタイミング発生器12が出力する周期信号に応じて取り込んで出力する。本例において、初段のレジスタ42−2には、予め選択された一つのフリップフロップが出力するデータが入力され、対応するタイミング発生器12が出力する周期信号に応じて順次伝播する。閾電圧制御装置100は、いずれかのフリップフロップ22を選択する選択部を有してよい。また、予め選択されたフリップフロップ22が、固定配線で初段のレジスタ42−2と接続されてもよい。初段のレジスタ42−2は、論理比較器120に入力される期待値パターンを分岐して受け取ってよい。即ち、論理比較器120に入力されるデータと、初段のレジスタ42−2に入力されるデータとは、同一のフリップフロップ22が出力してよい。
第1の演算部50は、複数のレジスタ42に一対一に対応して設けられた複数の符号制御回路(52−1〜52−m、以下52と総称する)及び複数の演算回路(54−1〜54−m、以下54と総称する)を有する。それぞれの符号制御回路52は、対応する演算回路54が出力するデータ値の符号を決定する。つまり、それぞれの符号制御回路52は、対応するレジスタ42が出力するデータ値、正又は負のいずれかの符号を選択して付して出力する。符号制御回路52が選択する符号は、使用者によって予め設定されてよい。また、閾電圧制御装置100の動作中において、符号制御回路52が選択する符号は固定されてよく、また閾電圧制御装置の動作中に選択する符号は変更可能であってもよい。
それぞれの演算回路54は、対応するレジスタ42が出力するデータ値を、対応する符号制御回路52を介して受け取る。それぞれの演算回路54は、受け取ったデータ値に、それぞれ予め設定される係数を乗算した乗算結果に応じたレベルの信号を出力する。それぞれの演算回路54は、当該係数に応じた増幅率を有する増幅回路であってよい。また、閾電圧制御装置100の動作中において、演算回路54の当該係数は固定されてよく、また閾電圧制御装置100の動作中に当該係数は変更可能であってもよい。
出力部70は、それぞれの演算回路54が出力する信号の波形を加算して出力する。つまり、出力部70は、複数の演算回路54及び複数の演算回路64が出力する信号の波形を加算した閾電圧を出力する。このような構成により、入力信号に対し、第1の周期信号とは異なるタイミングを基準として、閾電圧の制御を行うことができる。
第1の周期信号に対する、それぞれのタイミング発生器12が出力する周期信号の位相は、使用者により任意に設定されてよい。これにより、入力信号の波形に対し、任意のタイミングを基準とした補正を行うことができる。例えば、入力信号の信号エッジ(第1の周期信号のエッジタイミング)に対し、時間的に離れた位相(他の周期信号のエッジタイミング)において、当該信号エッジに応じた波形を生成することができる。このため、例えば伝送経路140において反射波が生じる場合であっても、当該反射波を相殺する閾電圧を生成することができる。これにより、被試験デバイス300の出力端における信号と等価な信号に基づいて、被試験デバイス300を精度よく試験することができる。
図3は、閾電圧制御装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。図3においては、第1の演算部50による閾電圧の制御を主に説明する。本例においては、5個のタイミング発生器を有する場合について説明する。また、本例においては、フリップフロップ22−3が出力するデータが、初段のレジスタ42−2に入力される。
フリップフロップ22−3は、パターン発生部110が出力するデータ値を、第1の周期信号に応じて順次伝播する。図3に示すように、フリップフロップ22−3がデータ値1を出力する場合、レジスタ42−2は、対応するタイミング発生器12−2が出力する第2の周期信号に応じてデータ値1を取り込み、出力する。後段のレジスタ42も同様に、前段のレジスタ42が出力するデータを、対応するタイミング発生器12が出力する周期信号に応じて取り込み、出力する。
それぞれの演算回路54は、図3に示すように、対応するレジスタ42が出力するデータ値に応じた信号を出力する。上述したように、演算回路54は、対応するレジスタ42が出力するデータ値に予め設定された係数を乗算したレベルの信号を出力する。また、それぞれの符号制御回路52は、対応する演算回路54が出力する信号の符号を決定する。
出力部70は、それぞれの演算回路54が出力する信号の波形を加算し、閾電圧の波形を制御する。このとき、第2の演算部60が生成するUI単位の波形が更に加算される。UI単位の波形の生成は、従来技術を用いることができるので、その説明を省略する。
図3において、第1の演算部50及び第2の演算部60により補正された領域を斜線で示す。図3に示すように、位相が異なる複数の周期信号に基づいて閾電圧の波形を制御することができるので、自由度の高い制御を行うことができる。図3においては、一例として、伝送経路で減衰した被試験デバイスの出力信号を、試験装置で正しく論理判定するための閾電圧制御装置100の設定であるが、閾電圧制御装置100の設定を変更することにより、実際の伝送経路よりも長い伝送経路を模擬した閾電圧制御を行うこともできる。
以上説明したように、本例における閾電圧制御装置100によれば、入力信号が有するべき論理パターンに基づいて、入力信号の1UI単位を基準とした閾電圧制御を行うことができ、更に入力信号に対して任意のタイミングを基準とした閾電圧制御を行うことができる。これにより、閾電圧を精度よく補正することができ、被試験デバイス300を精度よく試験することができる。
図4は、複数の周期信号のエッジタイミングの他の例を示す図である。タイミング発生部10は、図4(a)に示すように、第1のタイミング発生器12−1以外の複数のタイミング発生器12が出力する周期信号のエッジタイミングの分布が、第1のタイミング発生器12−1が出力する第1の周期信号のエッジタイミングに近いほど密となるように、それぞれの周期信号を出力してよい。この場合、入力信号の信号エッジの近傍において、より精細に閾電圧を制御することができる。つまり、入力信号の信号エッジの近傍において、より精度よくレベル比較を行うことができる。
また、タイミング発生部10は、図4(b)に示すように、いずれかのタイミング発生器12が出力する周期信号と、第1の周期信号との位相差を、1UI(第1の周期信号の周期)より大きくしてもよい。この場合、例えば入力信号のパルスに対して、1UI以上時間的に離れた位相に生じる反射波を相殺する閾電圧を生成することができる。
図5は、閾電圧制御装置100の他の構成例を示す図である。本例における閾電圧制御装置100は、図3に示したような、矩形波を合成した離散的な閾電圧の波形に対して、所定の周波数成分を強調することにより、連続的な波形を生成する。例えば図3に示したUI単位の波形を強調してよく、UIより小さい時間単位で矩形波を合成した閾電圧の波形を強調してもよい。後者の場合、例えば図2に示した閾電圧制御装置100の構成に対して、増幅器154の後段に、増幅器154の出力波形における所定の周波数成分を強調するアナログ回路500を更に設けてよい。
アナログ回路500は、例えば所定の高周波成分を強調するアナログピーキング回路であってよい。アナログ回路500は、例えば入力波形の微分波形等を、当該入力波形に重畳することにより、高周波成分を強調する回路であってよい。また、入力波形を平滑化する回路であってもよい。また、アナログ回路500を、伝送経路140とコンパレータ152との間に設けてもよい。この場合アナログ回路500は、伝送経路140から入力される波形における所定の高周波成分を強調する。このような構成により、図3に示した離散的な出力信号の波形を、所定の周波数成分を強調した連続な波形にすることができる。
図5では、図3に示したUI単位の波形を強調する場合の閾電圧制御装置100の構成例を説明する。本例の閾電圧制御装置100は、図2に関連して説明した閾電圧制御装置100の構成に対して、レジスタ部40及び第1の演算部50を有さず、アナログ回路500を更に有する点で相違する。また、本例のタイミング発生部10は、一つのタイミング発生器12−1を有する点で相違する。その他の構成は、図1において同一の符号を付した構成要素と同一であってよい。
シフトレジスタ部20は、タイミング発生器12−1が生成した周期信号に応じて、期待値パターンの各データを、複数のフリップフロップ22に順次伝播する。例えばタイミング発生器12−1は、被試験デバイス300が出力する出力信号の周期(ユニットインターバル)と略同一の周期の周期信号を生成してよい。ユニットインターバルとは、出力信号の1ビットの持続時間であってよい。
本例における閾電圧生成部は、第2の演算部60、出力部70、及び増幅器154を有する。当該閾電圧生成部は、シフトレジスタ部20における複数のフリップフロップ22が出力するデータ値に基づいて、タイミング発生器12−1が生成する周期信号の周期で値が変化する閾電圧を生成する。本例では、レジスタ部40及び第1の演算部50を有さないので、増幅器154が出力する閾電圧の波形は、例えば図3に示したUI単位の波形に相当する。
アナログ回路500は、閾電圧生成部の増幅器154が生成した閾電圧の波形における所定の周波数成分を強調して、コンパレータ152に供給する。例えばアナログ回路500は、当該出力信号のエッジ部分を強調すべく、予め定められた高周波成分を強調するアナログフィルタ回路であってよい。例えばアナログ回路500は、RCハイパスフィルタを伝送線路と並列に設けて、RCハイパスフィルタ及び伝送線路の信号を合成することにより、予め定められた高周波成分を強調した波形を生成してよい。アナログ回路500の時定数は、伝送経路140の時定数を予め測定して、当該時定数に応じて定めてよい。
図6は、アナログ回路500が出力するアナログ波形の一例を示す図である。上述したように、アナログ回路500には、UI単位での離散的な波形が与えられ、当該波形の高周波成分を強調したアナログ波形を生成する。本例における閾電圧制御装置100は、図5に示すように簡易な構成で、図6に示すように1UIより小さい単位で値が変動する閾電圧を生成することができる。
図7は、閾電圧制御装置100の他の構成例を示す図である。本例の閾電圧制御装置100は、図5に関連して説明した閾電圧制御装置100の構成に対し、アナログ回路500を有さない点で相違する。他の構成要素は、図5において同一の符号を付した構成要素と同一の機能及び構成を有してよい。尚、本例のように、閾電圧制御装置100がアナログ回路500を有さない場合、レベル比較部150が、アナログ回路500を有してよい。
本例のアナログ回路500は、図5に関連して説明したアナログ回路500と同一の機能を有してよい。但し、本例のアナログ回路500に入力される波形と、図5に関連して説明したアナログ回路500に入力される波形とは、逆の極性を有する。例えば、図5に関連して説明したアナログ回路500への入力信号の波形が立ち上がりエッジを有する場合、本例のアナログ回路500への閾値波形は立ち下がりエッジを有する。このため、本例のアナログ回路500は、図5に関連して説明したアナログ回路500の周波数特性とは異なる周波数特性を有してよい。
つまり、アナログ回路500は、伝送経路140を介して入力される、被試験デバイス300の出力信号の所定の高周波成分を強調して、コンパレータ152に入力する。一般に、コンパレータ152における閾電圧側の内部回路は、高周波で変動する閾値に追従できない場合がある。これに対し、コンパレータ152における信号側の内部回路は、高周波の信号に追従できるように設計される。このため、本例のように、アナログ回路500を、コンパレータ152の信号入力側に設けることにより、伝送経路140における減衰、反射等を、高周波で補償することができる。また、UI単位での補償を、閾電圧制御装置100で行うことにより、自由度の高い補償を行うことができる。
図8は、閾電圧制御装置100の他の構成例を示す図である。本例における閾電圧制御装置100は、図5又は図7に示した閾電圧制御装置100の構成に対して、タップ制御部30、レジスタ部40、及び第1の演算部50を更に備える。図8では、図7に示したように、アナログ回路500がレベル比較部150に設けられた例を説明するが、図5に示したように、アナログ回路500は増幅器154の後段に設けられてもよい。
また、タイミング発生部10は第1のタイミング発生器12−1及び第2のタイミング発生器12−2を有しており、レジスタ部40は一つのレジスタ42−2を有しており、第1の演算部50は一つの符号制御回路52−2及び一つの演算回路54−2を有する。他の構成要素は、図5又は7において同一の符号を付した構成要素と同一の機能及び構成を有してよい。
第2のタイミング発生器12−2は、第1のタイミング発生器12−1が生成する第1の周期信号とは位相の異なる第2の周期信号を生成してよい。また、第2の周期信号は、第1の周期信号と略同一の周期を有してよい。レジスタ42−2は、タップ制御部30により予め選択された一つのフリップフロップ22が出力するデータを、第2のタイミング発生器12−2から与えられる第2の周期信号に応じて順次取り込んで出力する。タップ制御部30は、複数のフリップフロップ22のいずれかを選択して、予めレジスタ42−2に接続する。また、タップ制御部30は、それぞれのフリップフロップ22を、いずれの符号制御回路62に接続するかを切り替えてもよい。
本例の閾電圧生成部は、第1の演算部50、第2の演算部60、出力部70、及び増幅器154を有する。また、閾電圧生成部は、複数のフリップフロップ22及びレジスタ24が出力するデータ値に基づいて、第1の周期信号の位相、及び第2の周期信号の位相で値が変化する閾電圧を生成する。
具体的には、第1の演算部50における符号制御回路52−2及び演算回路54−2が、レジスタ24が出力するデータ値に基づいて、第2の周期信号の位相で値が変化する波形を生成する。また、第2の演算部60が、複数のフリップフロップ22が出力するデータ値に基づいて、第1の周期信号の位相で値が変化する波形を生成する。そして、出力部70により、第1の演算部50及び第2の演算部60が出力する波形を合成して、第1の周期信号及び第2の周期信号の位相で値が変化する閾電圧を生成する。
増幅器154及びアナログ回路500は、図5又は図7において説明した増幅器154及びアナログ回路500と同一の機能及び構成を有してよい。このような構成により、伝送経路140における減衰、反射等をより精度よく補償して、被試験デバイス300の出力信号を測定することができる。例えば、第1の周期信号のエッジとは異なる任意のタイミングで生じる反射波等を補償した閾電圧を生成して、出力信号を測定することができる。
例えば、タップ制御部30がいずれのフリップフロップ22を選択するかにより、反射波を補償する閾電圧を生成するユニットインターバルを選択することができる。また、選択したユニットインターバル内において、いずれの位相で反射波を補償する波形を生成するかは、第2のタイミング発生器12−2が生成する第2の周期信号の位相により、調整することができる。第2のタイミング発生器12−2は、第1の周期信号に対して、反射波を補償する閾電圧を生成すべき位相に応じた位相差を有する第2の周期信号を生成してよい。
図9は、閾電圧制御装置100の他の構成例を示す図である。本例における閾電圧制御装置100は、図8に示した閾電圧制御装置100の構成に対して、レジスタ部40に代えて、セットリセットラッチ部80を備える。図9では、図7に示したように、アナログ回路500がレベル比較部150に設けられた例を説明するが、図5に示したように、アナログ回路500は増幅器154の後段に設けられてもよい。セットリセットラッチ部80は、図13において後述するセットリセットラッチ82を一つ有してよい。また、タイミング発生部10は、第3のタイミング発生器12−3を更に有する。他の構成要素は、図8において同一の符号を付した構成要素と同一の機能及び構成を有してよい。
第3のタイミング発生器12−3は、第3の周期信号を生成する。第3の周期信号は、第2の周期信号とは異なる位相を有してよい。セットリセットラッチ82は、第2の周期信号及び第3の周期信号を受け取り、第2の周期信号及び第3の周期信号の位相差に応じたパルス幅のパルスを出力する。
符号制御回路52−2は、タップ制御部30から与えられる論理値に付する符号を決定して、セットリセットラッチ82から受け取る信号がH論理を示す間、出力する。演算回路54以降の処理は、図8において説明した閾電圧制御装置100と同一であってよい。
このような構成により、各周期信号の周期とは異なるパルス幅で、反射波等を補償する閾電圧波形を生成することができる。つまり、第2の周期信号及び第3の周期信号の位相差を調整することにより、任意のパルス幅の反射波等を補償する波形を生成することができる。
図10は、図9において説明した閾電圧制御装置100の動作例を示す図である。図10において、T1は例えば第1の周期信号の位相であり、T2は例えば第2の周期信号の位相である。上述したように、第1の周期信号及び第2の周期信号の位相を調整することにより、任意のパルス幅のパルスを任意の位置に設けた閾電圧波形を生成することができる。このため、任意の位置に生じる任意のパルス幅の反射波等を補償して、被試験デバイス300の出力信号を測定することができる。
図11は、閾電圧制御装置100の構成の他の例を示す図である。また、本例における論理比較器120は、パターン発生部110から、シフトレジスタ部20を介さずに期待値パターンを受け取る。
また、シフトレジスタ部20の複数のフリップフロップ22は、ポストカーソル部及びプレカーソル部に分離される。本例においては、ポストカーソル部は、フリップフロップ(22−1〜22−2)を有し、プレカーソル部は、フリップフロップ(22−3〜22−m)を有する。尚、第2の演算部60は、ポストカーソル部及びプレカーソル部の複数のフリップフロップ22に一対一に対応して設けられた複数の符号制御回路(62−1〜62−m、以下62と総称する)及び複数の演算回路(64−1〜64−m、以下64と総称する)を有する。つまり、フリップフロップ22と、第2の演算部60との接続関係は、図2に示した閾電圧制御装置100と同様である。
ポストカーソル部は、パターン発生部110が出力する期待値パターンの各データを、第1のタイミング発生器12−1が出力する第1の周期信号に応じて、複数のフリップフロップ22の間を順次伝播させる。
また、プレカーソル部は、入力信号の論理パターンの各データを、第1のタイミング発生器12−1が出力する第1の周期信号に応じて、複数のフリップフロップ22の間を順次伝播させる。また、プレカーソル部は、いずれかのフリップフロップ22が出力するデータを、初段のレジスタ42−2に分岐して入力する。本例において、プレカーソル部は、初段のフリップフロップ22−3が出力するデータを、初段のレジスタ42−2に入力する。他の構成要素は、図2において同一の符号を付した構成要素と同一の機能を有してよい。
図2に示した閾電圧制御装置100は、期待値パターンに基づいて閾電圧を制御しているので、入力信号の論理パターンが期待値パターンと一致しない場合、入力信号の論理パターンに応じた閾電圧を生成できない場合がある。これに対し、本例における閾電圧制御装置100は、入力信号の論理パターンに基づいて閾電圧を制御するので、入力信号のレベルをより精度よく比較することができる。
また、レベル比較器150に与える閾電圧は、タイミング比較器160が検出した論理値に基づいて制御することが好ましいが、閾電圧制御装置100の動作速度、及び伝送遅延等によって、閾電圧の制御が遅れてしまう場合がある。
これに対し、本例における閾電圧制御装置100によれば、ポストカーソル部を設けることにより、当該閾電圧の制御の遅れを補償することができる。つまり、ポストカーソル部が、当該閾電圧の制御の遅れに応じた段数のフリップフロップ22を有することにより、当該閾電圧の制御の遅れを補償することができる。また、パターン発生部110は、論理比較器120に与える期待値パターンに対し、当該閾電圧の制御の遅れに応じて先行した期待値パターンを、ポストカーソル部に入力してよい。
また、図11に示した閾電圧制御装置100又はレベル比較部150のいずれか一方が、図5又は図7に関連して説明したように、アナログ回路500を有してよい。また、図11に示した閾電圧制御装置100は、シフトレジスタ部20以外の構成要素として、図5から図10に関連して説明した閾電圧制御装置100の構成を有してよい。
図12は、閾電圧制御装置100の構成の他の例を示す図である。本例における論理比較器120は、パターン発生部110から、シフトレジスタ部20を介さずに期待値パターンを受け取る。
また、シフトレジスタ部20は、タイミング比較器160が検出した入力信号の論理パターンの各データを、第1の周期信号に応じて、複数のフリップフロップ22の間を順次伝播させる。他の構成要素は、図2において同一の符号を付した構成要素と同様の機能を有する。
本例における閾電圧制御装置100は、入力信号の論理パターンに基づいて閾電圧を制御するので、精度よく閾電圧を制御することができる。本例における閾電圧制御装置100は、上述した閾電圧の制御の遅れが無視できる程度に小さい場合に特に有用である。
また、図12に示した閾電圧制御装置100又はレベル比較部150のいずれか一方が、図5又は図7に関連して説明したように、アナログ回路500を有してよい。また、図12に示した閾電圧制御装置100は、シフトレジスタ部20以外の構成要素として、図5から図10に関連して説明した閾電圧制御装置100の構成を有してよい。
図13は、閾電圧制御装置100の構成の他の例を示す図である。本例における閾電圧制御装置100は、図2、図11、又は図12のいずれかに示した閾電圧制御装置の構成に対し、レジスタ部40に代えて、セットリセットラッチ部80を備える点が異なる。他の構成要素は、図2、図11、又は図12において同一の符号を付して説明した構成要素と同一又は同様の機能及び構成を有する。
セットリセットラッチ部80は、第1のタイミング発生器12−1及び最終段のタイミング発生器12−n以外のタイミング発生器(12−1〜12−(n−1))に対応して設けられた複数のセットリセットラッチ(82−2〜82−(n−1)、以下82と総称する)を有する。それぞれのセットリセットラッチ82は、対応するタイミング発生器12と、当該タイミング発生器12の次段のタイミング発生器12とから、それぞれ周期信号を受け取る。ここで、次段のタイミング発生器12とは、当該タイミング発生器12が出力する周期信号より位相が遅れた周期信号を出力し、且つ当該タイミング発生器12が出力する周期信号の位相に最も近い位相を有する周期信号を出力するタイミング発生器12であってよい。
それぞれのセットリセットラッチ82は、対応するタイミング発生器12から受け取る周期信号のエッジと、次段のタイミング発生器12から受け取る周期信号のエッジとにより規定される期間、論理値1を示す信号を出力する。
また、タップ制御部30は、選択したフリップフロップ22が出力するデータ値を、それぞれの符号制御回路52に入力する。それぞれの符号制御回路52は、対応するセットリセットラッチ82が論理値1を出力する場合に、受け取ったデータ値に付する符号を決定して出力する。
本例における閾電圧制御装置100によれば、それぞれの周期信号のエッジに応じた任意のタイミングで閾電圧を制御し、且つそれぞれの周期信号の位相差に応じた任意のパルス幅で閾電圧の波形を制御することができる。例えば、いずれか2つのタイミング発生器12が出力する周期信号の位相差を小さくすることにより、非常に精細な波形の補正を行うことができる。
図14は、試験装置200の構成の他の例を示す図である。本例における試験装置200は、図1に関連して説明した試験装置200の構成に加え、キャリブレーション部180を更に備える。他の構成要素は、図1において同一の符号を付して説明した構成要素と同一又は同様の機能及び構成を有する。
キャリブレーション部180は、被試験デバイス300の試験前に、閾電圧制御装置100のキャリブレーションを行う。キャリブレーション部180は、基準発生部172、基準測定部170、及び制御部174を有する。
基準発生部172は、信号生成装置130に、所定の波形の基準信号を出力させる。基準発生部172は、被試験デバイス300に所定の論理パターンの信号を出力させるべく、当該基準信号を出力させてよい。基準発生部172は、パターン発生部110に、所定のパターンデータを出力させてよい。
基準測定部170は、レベル比較器150の入力端に伝送される入力信号の波形を測定する。制御部174は、基準測定部170が測定した入力信号の波形に基づいて、第1の演算部50及び第2の演算部60の設定を行う。例えば制御部174は、それぞれの符号制御回路52及び符号制御回路62における符号を設定し、それぞれの演算回路54及び演算回路64における重み付け係数を設定する。また、制御部174は、それぞれのタイミング発生器12が出力する周期信号の位相を設定してよい。
図15は、キャリブレーション部180の動作の一例を示す図である。上述したように、基準発生部172は、被試験デバイス300に所定の入力信号を出力させる。基準測定部170は、被試験デバイス300の入力端に伝送される信号の波形を測定する。
制御部174は、基準測定部170が測定した測定波形を、図15に示すように離散化する。また、制御部174は、離散化された測定波形に基づいて、伝送経路140における入力信号の減衰等を検出し、検出結果に基づいて閾電圧制御装置100をキャリブレーションする。
例えば、制御部174は、当該測定波形を、複数のパルスを用いて近似する。そして、制御部174は、それぞれのパルスの位相及びパルス幅に基づいて、それぞれのタイミング発生器12が出力する周期信号の位相を制御してよい。また、制御部174は、それぞれの矩形波のレベルに基づいて、それぞれの演算回路54及び演算回路64における重み付け係数を制御してよい。また、制御部174は、被試験デバイス300が出力すべき入力信号の波形と、離散化された測定波形とを比較し、測定波形のそれぞれの矩形波の成分を、閾電圧に重畳するか、又は閾電圧から減じるかを判定してよい。制御部174は、当該判定結果に基づいて、それぞれの符号制御回路52及び符号制御回路62における符号を制御してよい。
また、図2、図11、又は図12に関連して説明した閾電圧制御装置100は、半導体基板等に形成された回路デバイスであってよい。例えば、閾電圧制御装置100は、一つの半導体チップに形成されてよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
上記説明から明らかなように、本発明によれば、任意の位相を基準として閾電圧を制御することができる閾電圧制御装置を実現することができる。また、被試験デバイスを精度よく試験できる試験装置を実現することができる。

Claims (22)

  1. 入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器に対して、前記閾電圧を制御する閾電圧制御装置であって、
    それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、
    縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1の前記タイミング発生器が出力する第1の前記周期信号に応じて、前記論理パターンの各データを、複数の前記フリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、
    前記第1のタイミング発生器以外の前記タイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め定められた一つの前記フリップフロップが出力するデータを、対応する前記タイミング発生器が出力する前記周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、
    前記複数のフリップフロップが出力するデータ値、及び前記複数のレジスタが出力するデータ値に基づいて、前記レベル比較器に与える前記閾電圧を生成する閾電圧生成部と
    を備える閾電圧制御装置。
  2. 前記閾電圧生成部は、
    前記複数のフリップフロップ及び前記複数のレジスタに一対一に対応して設けられ、それぞれ対応する前記フリップフロップ又は前記レジスタが出力するデータ値に、それぞれ予め設定される係数を乗算した乗算結果に応じたレベルの信号を出力する複数の演算回路と、
    それぞれの前記演算回路が出力する信号のレベルを加算し、加算結果に応じた前記閾電圧を前記レベル比較器に入力する出力部と
    を有する請求項1に記載の閾電圧制御装置。
  3. 前記閾電圧生成部は、前記複数のフリップフロップ及び前記複数のレジスタに一対一に対応して設けられ、それぞれ対応する前記フリップフロップ又は前記レジスタが出力するデータ値に付する符号を決定する複数の符号制御回路を更に有する
    請求項2に記載の閾電圧制御装置。
  4. 前記第1のタイミング発生器以外の複数の前記タイミング発生器が出力する前記周期信号のエッジの分布が、前記第1のタイミング発生器が出力する前記周期信号のエッジに近いほど密である
    請求項1から3のいずれか一項に記載の閾電圧制御装置。
  5. 前記第1のタイミング発生器以外のいずれかの前記タイミング発生器が出力する前記周期信号と、前記第1の周期信号との位相差が、前記第1の周期信号の1周期より大きい
    請求項1から3のいずれか一項に記載の閾電圧制御装置。
  6. 入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、前記論理パターンの期待値パターンを生成するパターン発生部と、前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器とを有する回路に対して、前記閾電圧を制御する閾電圧制御装置であって、
    それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、
    縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1の前記タイミング発生器が出力する第1の前記周期信号に応じて、前記期待値パターンの各データを、複数の前記フリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、
    前記第1のタイミング発生器以外の前記タイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め選択された一つの前記フリップフロップが出力するデータを、対応する前記タイミング発生器が出力する前記周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、
    前記複数のフリップフロップが出力するデータ値、及び前記複数のレジスタが出力するデータ値に基づいて、前記レベル比較器に与える前記閾電圧を生成する閾電圧生成部と
    を備える閾電圧制御装置。
  7. 前記シフトレジスタ部は、いずれかの前記フリップフロップが出力するデータ系列を、前記期待値パターンとして前記論理比較器に入力し、且つ当該フリップフロップが出力するデータ系列を、縦続接続された前記複数のレジスタの初段の前記レジスタに入力する
    請求項6に記載の閾電圧制御装置。
  8. 入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、前記論理パターンの期待値パターンを生成するパターン発生部と、前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器とを有する回路に対して、前記閾電圧を制御する閾電圧制御装置であって、
    それぞれ異なる位相の周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、
    縦続接続された複数のフリップフロップを有し、第1の前記タイミング発生器が出力する第1の前記周期信号に応じて、前記期待値パターンの各データを、複数の前記フリップフロップの間を順次伝播させるポストカーソル部と、
    縦続接続された複数のフリップフロップを有し、前記第1のタイミング発生器が出力する前記第1の周期信号に応じて、前記論理パターンの各データを、複数の前記フリップフロップの間を順次伝播させるプレカーソル部と、
    前記第1のタイミング発生器以外の前記タイミング発生器と一対一に対応して、且つ縦続接続されて設けられ、予め定められた一つの前記フリップフロップが出力するデータを、対応する前記タイミング発生器が出力する前記周期信号に応じて順次伝播する複数のレジスタと、
    前記複数のフリップフロップが出力するデータ値、及び前記複数のレジスタが出力するデータ値に基づいて、前記レベル比較器に与える前記閾電圧を生成する閾電圧生成部と
    を備える閾電圧制御装置。
  9. 前記プレカーソル部は、前記複数のフリップフロップのうち初段の前記フリップフロップが出力するデータを、縦続接続された前記複数のレジスタの初段の前記レジスタに入力する
    請求項8に記載の閾電圧制御装置。
  10. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    被試験デバイスを試験する試験パターン、及び前記試験パターンに応じて前記被試験デバイスが出力すべきパターンを示す期待値パターンを生成するパターン発生部と、
    前記試験パターンに基づいて、前記被試験デバイスに入力する試験信号を生成する信号生成装置と、
    前記被試験デバイスの出力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより前記出力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、
    前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器と、
    前記レベル比較器に入力する前記閾電圧を制御する閾電圧制御装置と
    を備え、
    前記閾電圧制御装置が、請求項1から9のいずれか一項に記載の前記閾電圧制御装置である試験装置。
  11. 前記閾電圧生成部が生成した前記閾電圧の波形の所定の周波数成分を強調するアナログ回路を更に備える
    請求項10に記載の試験装置。
  12. 前記被試験デバイスの出力信号の波形の所定の周波数成分を強調して前記レベル比較器に入力するアナログ回路を更に備える
    請求項10に記載の試験装置。
  13. 入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器に対して、前記閾電圧を入力する回路デバイスであって、
    基板と、
    前記基板に設けられた、請求項1から5のいずれか一項に記載の閾電圧制御装置と
    を備える回路デバイス。
  14. 入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、前記論理パターンの期待値パターンを生成するパターン発生部と、前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器とを有する回路に対して、前記閾電圧を入力する回路デバイスであって、
    基板と、
    前記基板に設けられた、請求項6または7に記載の閾電圧制御装置と
    を備える回路デバイス。
  15. 入力信号のレベルと閾電圧とを比較することにより入力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、前記論理パターンの期待値パターンを生成するパターン発生部と、前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器とを有する回路に対して、前記閾電圧を入力する回路デバイスであって、
    基板と、
    前記基板に設けられた、請求項8または9に記載の閾電圧制御装置と
    を備える回路デバイス。
  16. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    被試験デバイスを試験する試験パターン、及び前記試験パターンに応じて前記被試験デバイスが出力すべきパターンを示す期待値パターンを生成するパターン発生部と、
    前記試験パターンに基づいて、前記被試験デバイスに入力する試験信号を生成する信号生成装置と、
    前記被試験デバイスの出力信号における所定の周波数成分を強調して出力するアナログ回路と、
    前記アナログ回路が出力する前記被試験デバイスの出力信号のレベルと、与えられる閾電圧とを比較することにより前記出力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、
    前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器と、
    前記レベル比較器に入力する前記閾電圧を制御する閾電圧制御装置と、
    を備え、
    前記閾電圧制御装置は、
    周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、
    縦続接続された複数のフリップフロップを有し、前記周期信号に応じて、前記論理パターンの各データを、複数の前記フリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、
    前記複数のフリップフロップが出力するデータ値に基づいて、前記閾電圧を生成する閾電圧生成部と
    を有する試験装置。
  17. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    被試験デバイスを試験する試験パターン、及び前記試験パターンに応じて前記被試験デバイスが出力すべきパターンを示す期待値パターンを生成するパターン発生部と、
    前記試験パターンに基づいて、前記被試験デバイスに入力する試験信号を生成する信号生成装置と、
    前記被試験デバイスの出力信号における所定の周波数成分を強調して出力するアナログ回路と、
    前記アナログ回路が出力する前記被試験デバイスの出力信号のレベルと、与えられる閾電圧とを比較することにより前記出力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、
    前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器と、
    前記レベル比較器に入力する前記閾電圧を制御する閾電圧制御装置と
    を備え、
    前記閾電圧制御装置は、
    周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、
    縦続接続された複数のフリップフロップを有し、前記周期信号に応じて、前記期待値パターンの各データを、複数の前記フリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、
    前記複数のフリップフロップが出力するデータ値に基づいて、前記レベル比較器に与える前記閾電圧を生成する閾電圧生成部と
    を有する試験装置。
  18. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    被試験デバイスを試験する試験パターン、及び前記試験パターンに応じて前記被試験デバイスが出力すべきパターンを示す期待値パターンを生成するパターン発生部と、
    前記試験パターンに基づいて、前記被試験デバイスに入力する試験信号を生成する信号生成装置と、
    前記被試験デバイスの出力信号のレベルと、与えられる閾電圧とを比較することにより前記出力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、
    前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器と、
    前記レベル比較器に入力する前記閾電圧を制御する閾電圧制御装置と、
    を備え、
    前記閾電圧制御装置は、
    周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、
    縦続接続された複数のフリップフロップを有し、前記周期信号に応じて、前記論理パターンの各データを、複数の前記フリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、
    前記複数のフリップフロップが出力するデータ値に基づいて、前記閾電圧を生成する閾電圧生成部と、
    前記閾電圧生成部が生成した前記閾電圧の波形における所定の周波数成分を強調して、前記レベル比較器に供給するアナログ回路と
    を有する試験装置。
  19. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    被試験デバイスを試験する試験パターン、及び前記試験パターンに応じて前記被試験デバイスが出力すべきパターンを示す期待値パターンを生成するパターン発生部と、
    前記試験パターンに基づいて、前記被試験デバイスに入力する試験信号を生成する信号生成装置と、
    前記被試験デバイスの出力信号のレベルと、与えられる閾電圧とを比較することにより前記出力信号の論理パターンを検出するレベル比較器と、
    前記論理パターンと前記期待値パターンとを比較する論理比較器と、
    前記レベル比較器に入力する前記閾電圧を制御する閾電圧制御装置と
    を備え、
    前記閾電圧制御装置は、
    周期信号を生成する複数のタイミング発生器と、
    縦続接続された複数のフリップフロップを有し、前記周期信号に応じて、前記期待値パターンの各データを、複数の前記フリップフロップの間を順次伝播させるシフトレジスタ部と、
    前記複数のフリップフロップが出力するデータ値に基づいて、前記閾電圧を生成する閾電圧生成部と、
    前記閾電圧生成部が生成した前記閾電圧の波形における所定の周波数成分を強調して、前記レベル比較器に与えるアナログ回路と
    を有する試験装置。
  20. 前記タイミング発生器は、前記被試験デバイスの出力信号と略同一周期の前記周期信号を生成する
    請求項16から19のいずれか一項に記載の試験装置。
  21. 前記閾電圧制御装置は、
    第1の前記周期信号を生成して、前記シフトレジスタ部に供給する第1の前記タイミング発生器と、
    前記第1の周期信号と同一の周期を有し、前記第1の周期信号とは位相の異なる第2の前記周期信号を生成する第2の前記タイミング発生器と、
    予め選択された一つの前記フリップフロップが出力するデータを、前記第2のタイミング発生器が出力する前記第2の周期信号に応じて順次取り込み、出力するレジスタと
    を更に有し、
    前記閾電圧生成部は、前記複数のフリップフロップ及び前記レジスタが出力するデータ値に基づいて、前記第1の周期信号の位相、及び前記第2の周期信号の位相で値が変化する前記閾電圧を生成する
    請求項19に記載の試験装置。
  22. 前記閾電圧制御装置は、前記複数のフリップフロップのうち、いずれかの前記フリップフロップが出力するデータ値を選択し、前記レジスタに入力するタップ制御部を更に有する
    請求項21に記載の試験装置。
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