JP4760529B2 - インクジェットプリンタ及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、用紙のスキュー補正機能を有するインクジェットプリンタ等の画像形成装置に関する。
一般に、インクジェットプリンタ等の画像形成装置において、用紙は、予め給紙トレイや給紙カセット等に用紙束として装填され、印刷時に一枚ずつ繰り出され、印刷部に搬送され、紙面に画像等を形成されて、排紙トレイに排出されるようになっている。
このようなプリンタにおける用紙の給紙処理は、通常、次のようにして行われる。まず、給紙トレイ部のピックローラを給紙方向に回転させることにより、給紙トレイに装填された用紙束から一枚の用紙を繰り出すピックアップ処理が行われる。そして、ペーパセンサが、繰り出された用紙が所定の位置まで送られてきたことを検知すると、ピックローラを給紙方向に回転させたまま、フィードローラをピックローラと反対方向に回転させることによって、用紙の斜行を補正するスキュー補正処理を行う。スキュー補正処理が完了した後、フィードローラの回転方向を反転させて、用紙を所定の印刷を行うための基準位置まで送る処理を行う。
この給紙処理において、用紙のピックアップ処理及びスキュー補正処理が適切に行われないと、給紙ミスや紙詰まりなどの不具合が発生する。こうした障害が発生すると、用紙をセットし直したり、詰まった用紙の除去を行わなければならず、大量に印刷を行う場合などは、作業効率が大きく低下することがあった。
特に、給紙時に用紙が斜行すると、用紙が斜めにずれたまま印刷されたり、用紙が印刷部に噛み込んで、プリンタ内部で紙詰まりを起こすことがあり、用紙を無駄にするだけでなく、部品の破損等に至るおそれがあった。
そこで、用紙の斜行や蛇行等を、安定して正確に補正するための改良や改善が行われており、これらの例として次のようなものが知られている。例えば特許文献1では、用紙の蛇行を検知する光学センサについて、用紙種類毎にセンサ出力基準値を切替えることにより、用紙種類が変更されても各々の用紙について蛇行状態を正確に検出し、安定した用紙搬送を行うようにしている。また、特許文献2では、センサを設けて給紙時のスキュー角を検出し、スキュー角に対応する量だけ、スキュー補正手段を駆動させて、スキューを確実に補正しつつ、印刷速度の向上を図っている。また、この他にセンサを用いて用紙種類を判別し、用紙種類毎に、スキュー補正値を切替えるものが知られている。
また、スキュー補正以外にも給紙処理や用紙検出についての改善がなされており、例えば用紙の搬送量検知手段を設けて、用紙の搬送量不足を検知し、用紙がスリップしても、用紙の長さに応じて、再給紙方法を切替えて正確な頭出しを行うようにするもの(特許文献3)や、給紙装置に載置されている用紙残数を検知することにより、レーザープリンタ等の感光体に無駄なトナー像の形成を抑制し、トナーの無駄な消費をなくすもの(特許文献4)などが知られている。
特開2001−220038号公報 特開2002−308477号公報 特開2005−75534号公報 特開2004−99257号公報
しかしながら、こうした改善にもかかわらず、用紙の斜行を十分に補正することができない場合がある。一般的に用紙の斜行は、用紙種類により、それぞれ斜行量の傾向が異なることが知られており、上記のように、用紙種類毎にスキュー補正値を変更することにより、ある程度補正することができる。
しかし、用紙の斜行については、給紙トレイに残った用紙残数によっても、斜行量の傾向に違いがあるため、用紙種類に加えて、用紙残数も考慮して、スキュー補正を行うことで、さらに適正なスキュー補正処理を行うことができる。特許文献3のように、その都度スキュー角を検知することで、用紙種類、用紙残数によらず、スキュー補正を行うことはできるが、正確にスキュー角を検知するためには複数のセンサを必要とし、かつスキュー補正の制御も複雑なものとなるので、機器の大型化や製品コストの上昇を招いてしまうおそれがある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、スキュー補正を、用紙の状態に合わせて適正となるように、細やかに調整し、安定した給紙を行うことが可能なインクジェットプリンタ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、用紙を装填する給紙トレイと、前記給紙トレイから前記用紙を一枚ずつ繰り出すピックローラと、前記ピックローラにより繰り出された前記用紙を、画像形成を行う印刷部へ搬送するフィードローラと、前記用紙種類を、コート紙、普通紙、光沢紙、OHPの4種に判別するための反射型センサを用いた用紙種類検出センサと、前記給紙トレイに装填された前記用紙残数を複数の範囲に区分するための反射型センサを用いた用紙残数検出センサと、機器全体の制御を行うためのファームウェアを格納するROM、及び前記ファームウェアを実行するCPUを備えたASICと、前記ASICを制御するためのデバイスドライバをインストールされたコンピュータと通信するためのインターフェース部と、を備え、前記CPUが、前記ピックローラとフィードローラの回転角度を制御して前記用紙のスキュー補正を行うインクジェットプリンタにおいて、前記ROMには、各々の用紙種類と用紙残数の区分の全ての組合せについて、前記スキュー補正のためのピックローラとフィードローラの回転角度制御量を記録したスキュー補正値テーブルが格納され、前記ASICは、前記コンピュータのデバイスドライバを用いて用紙種類の設定がされていないときには、前記スキュー補正値テーブルから、前記用紙種類検出センサ及び前記用紙残数検出センサの検出結果より得られる用紙種類と用紙残数の区分とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、前記ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことにより、用紙のスキュー補正を行い、前記コンピュータのデバイスドライバを用いて用紙種類の設定がされているときには、前記スキュー補正値テーブルから、前記デバイスドライバを用いて設定された用紙種類と前記用紙残数検出センサの検出結果から得られる用紙残数の区分とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、前記ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことにより、用紙のスキュー補正を行うものである。
請求項2の発明は、用紙を装填する給紙トレイと、前記給紙トレイから前記用紙を一枚ずつ繰り出すピックローラと、前記ピックローラにより繰り出された前記用紙を、画像形成を行う印刷部へ搬送するフィードローラと、前記用紙種類を判別するための用紙種類検出センサと、前記給紙トレイに装填された前記用紙残数を検出するための用紙残数検出センサと、機器全体の制御を行うためのプログラムを格納する不揮発性記憶手段、及び前記プログラムを実行するCPUを備えた制御手段と、を備え、前記ピックローラとフィードローラの各々の回転角度を制御して前記用紙のスキュー補正を行う画像形成装置において、前記不揮発性記憶手段には、各々の用紙種類と用紙残数の組合せについて、前記スキュー補正のためのピックローラとフィードローラの回転角度制御量を記録したスキュー補正値テーブルが格納され、前記制御手段は、前記スキュー補正値テーブルから、前記用紙種類検出センサ及び前記用紙残数検出センサの検出結果より得られる用紙種類と用紙残数とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、前記ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことによって、用紙のスキュー補正を行うものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、この画像形成装置を制御するための制御プログラムをインストールされたコンピュータと接続するための接続手段をさらに備え、前記接続手段により接続された前記コンピュータの制御プログラムを用いて用紙種類の設定がされているときには、前記スキュー補正値テーブルから、前記制御プログラムを用いて設定された用紙種類と前記用紙残数検出センサの検出結果から得られる用紙残数とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、前記ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことにより、用紙のスキュー補正を行うものである。
請求項1の発明によれば、インクジェットプリンタの給紙時のスキュー補正において、用紙種類検出センサ及び用紙残数検出センサの検出結果より得られる用紙種類と用紙残数の区分について、予めこれらの組合せ毎の適正なスキュー補正値を記録したスキュー補正値テーブルとして作成したものをインクジェットプリンタ内のROMに格納しておき、印刷時、上記のスキュー補正値テーブルから、各検出センサより得られた用紙種類と用紙残数の区分とに応じたスキュー補正値を選択し、これに基いてスキュー補正を行う。
このようにすることにより、従来の用紙種類のみによるスキュー補正と比較して、給紙トレイの用紙残数に応じて、より細やかにスキュー補正値を設定することができるので、より正確で安定したスキュー補正を行うことができる。また、インクジェットプリンタに接続されたコンピュータのデバイスドライバを用いて用紙種類の設定がされているときには、スキュー補正値テーブルから、デバイスドライバを用いて設定された用紙種類と用紙残数検出センサの検出結果から得られる用紙残数の区分とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことにより、用紙のスキュー補正を行う。従って、用紙種類が増えた場合等でも柔軟に対応できるので、スキュー補正の柔軟性、安定性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、画像形成装置の給紙時のスキュー補正において、用紙種類検出センサ及び用紙残数検出センサの検出結果より得られる用紙種類と用紙残数について、予めこれらの組合せ毎の適正なスキュー補正値を記録したテーブルを作成したものを画像形成装置内の不揮発性記憶手段に格納しておき、画像形成時、各検出センサから得られた用紙種類と用紙残数に応じたスキュー補正値を選択し、これに基いてスキュー補正を行う。このようにすることにより、従来の用紙種類のみによるスキュー補正と比較して、給紙トレイの用紙残数に応じて、より細やかにスキュー補正値を設定することができるので、より正確で安定したスキュー補正を行うことができる。
請求項3の発明によれば、画像形成装置に接続されたコンピュータの制御プログラムを用いて用紙種類の設定がされているときには、スキュー補正値テーブルから、制御プログラムを用いて設定された用紙種類と用紙残数検出センサの検出結果から得られる用紙残数とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことにより、用紙のスキュー補正を行う。従って、用紙種類が増えた場合等でも柔軟に対応できるので、スキュー補正の柔軟性、安定性を高めることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンタについて、図1乃至図4を参照して説明する。まず、本実施形態に係るインクジェットプリンタの構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1(a)は、インクジェットプリンタ1の主要部の構成を示し、図1(b)は、インクジェットプリンタ1の給紙トレイ部の構成を示す。図2は、コンピュータ接続時におけるインクジェットプリンタ1のシステム構成を示す。
インクジェットプリンタ1(画像形成装置)は、用紙Pを装填する給紙トレイ2と、給紙トレイ2に装填された用紙種類及び残数を検出するための用紙種類検出センサ3及び用紙残数検出センサ4と、給紙トレイ2から用紙Pを繰り出すピックローラ5と、用紙Pを搬送するフィードローラ6と、用紙Pに画像を形成するプリントヘッド(不図示)等からなる印刷部7と、コンピュータと接続するためのインターフェース部としてのUSBインターフェース8と、機器全体の状態を監視し、動作の制御を行うASIC9(制御手段)と、を備えている。
インクジェットプリンタ1は、印刷対象として普通紙の他、コート紙、光沢紙、OHPを利用することができ、これらの用紙Pを給紙トレイ2に装填して、USBインターフェース8を介して接続されたコンピュータの指令に従って、一枚、あるいは連続して印刷処理を行うものである。
給紙トレイ2の用紙Pの装填部の上方には、用紙種類を判別するための用紙種類検出センサ3と、用紙残数を検知するための用紙残数検出センサ4が備えられている。
用紙種類検出センサ3は、光学式の反射型センサで構成され、給紙トレイ2に装填された用紙Pの上方に位置するように設けられている。また、用紙種類検出センサ3は、センサの検出部が、ばね等の弾性部材3aにより常に最上部の用紙Pに上面から押し付けられるように構成されている。この状態で用紙種類検出センサ3は、下方の用紙Pに光を照射し、この用紙Pの表面からの反射光量(センサ出力)を検出する。用紙種類検出センサ3では、センサ検出部と用紙Pの距離が常に一定に保たれるため、検出される反射光量は、用紙種類に依存するものとなるので、この反射光量の差に基いて、普通紙、コート紙、光沢紙、OHPの4種類の用紙の判別が行われる。なお、図1(b)に示される用紙種類検出センサ3の矢印は、反射型センサの検知方向を示す。
用紙残数検出センサ4は、光学式の反射型センサで構成され、給紙トレイ2に装填された用紙Pの上方に位置するようにプリンタ本体の側方部に固定されて設けられている。用紙残数検出センサ4は、下方の用紙Pに光を照射し、この用紙Pの表面からの反射光量を検出する。用紙残数の検出は、用紙Pの最上面と用紙残数検出センサ4との距離に応じて変化する反射光量により判定される。本実施形態においては、センサ出力により、3段階の閾値を設け、用紙枚数を1〜50枚未満、50枚〜100枚未満、100枚以上の3段階に区分して判別している。なお、図1(b)に示される用紙残数検出センサ4の矢印は、反射型センサの検知方向を示す。また、用紙残数検出センサ4は、複数の反射型センサにより構成されてもよい。
ピックローラ5は、ギア等の駆動力伝達手段(不図示)を介してステッピングモータ等の駆動モータ(不図示)によって回転駆動されるゴム等の摩擦係数の高い材料からなるローラである。このピックローラ5は、ステッピングモータに与えられるステップ値に応じて回転し、給紙トレイ2に装填された用紙Pの最上部の用紙を一枚ずつ、給紙方向に繰り出す。ピックローラ5は、給紙トレイ2の最上部の用紙Pに圧接するように下方に向けて付勢されており、この状態で給紙方向(図1(b)中の矢印方向、反時計回り)に回転させられることにより、最上部の用紙Pを給紙方向に繰り出すようになっている。
フィードローラ6は、ギア等の駆動力伝達手段(不図示)を介してステッピングモータ等の駆動モータ13(図2参照)によって回転駆動されるゴム等の摩擦係数の高い材料からなる上下一組のローラ対である。フィードローラ6は、ステッピングモータに与えられるステップ値に応じて回転し、ピックローラ5から繰り出された用紙Pをインクジェットプリンタ1の本体内に搬送し、印刷部7の印刷処理と同期して用紙送りを行う。なお、本実施形態においては、ピックローラ5とフィードローラ6は、同一の駆動モータにより駆動されている。
図2に示されるように、ASIC(Application Specific IC)9は、CPU10、ROM(Read Only Memory)11(不揮発性記憶手段)等からなり、CPU10が、ROM11内に格納されたファームウェア12(プログラム)を実行して、インクジェットプリンタ1全体の動作制御及び状態監視を行う。ASIC9は、用紙種類検出センサ3及び用紙残数検出センサ4のセンサ出力を取り込んで、各センサの出力に応じて所定の演算を行い、用紙Pを普通紙、コート紙、光沢紙、OHPのいずれかの種類に判別し、用紙残数を3段階に区分して判別している。ASIC9は、ピックローラ5とフィードローラ6の駆動モータを制御して、用紙Pのピックアップ処理や用紙送り処理を行う他、用紙種類判別、及び用紙残数の区分判別の結果に基いて、ピックローラ5とフィードローラ6の駆動モータ13に、ROM11内に格納されたスキュー補正値テーブル14から選択される所定のステップ値(回転角度制御量)を与え、ピックローラ5とフィードローラ6の回転角度を制御して用紙Pの傾斜を補正するスキュー補正処理を行っている。
スキュー補正処理は、ピックローラ5を給紙方向(図1(b)で示すピックローラ5の回転方向)に回転させて、用紙Pを繰り出すと共に、フィードローラ6を、用紙Pを給紙トレイ2に押し返す方向(図1(b)で示すフィードローラ6の回転方向)に回転させることにより、用紙Pの前端部をフィードローラ6に突き当てて、用紙Pの給紙方向に対する傾斜を補正する処理である。
スキュー補正処理における駆動モータ13の制御は、駆動モータ13の回転角度の指令値として駆動モータのステップ値を与えることにより行われる。このスキュー補正のステップ値は、用紙種類及び用紙残数の全ての組合わせ毎に設けられており、各スキュー補正値は、各組合せについて予め実験やシミュレーション等により求められた適切な値が設定されている。そして、これらのスキュー補正値は、図3に示されるようにスキュー補正値テーブル14内のデータとしてROM11に格納されている。
また、図2に示されるように、インクジェットプリンタ1は、USBインターフェース8を介してコンピュータ50に接続されている。
コンピュータ50は、内蔵するHDD(ハードディスク)51に、インクジェットプリンタ1を制御するためのデバイスドライバ52(制御プログラム)がインストールされており、コンピュータ50に蓄えられた画像や文書等のデータの印刷指令を、デバイスドライバ52を介してUSBインターフェース53で接続されたインクジェットプリンタ1に与える。
デバイスドライバ52は、インクジェットプリンタ1の印刷設定等を変更する機能を有しており、コンピュータ50から、印刷設定等の変更処理を行うことができるようになっている。
本実施形態においては、用紙種類をデバイスドライバ52によって設定することができるようになっており、デバイスドライバ52で用紙種類の設定を行った場合は、用紙種類検出センサ3に基く用紙種類判別を行わずに、デバイスドライバ52で設定された用紙種類を用いる。なお、用紙残数は、用紙残数検出センサ4に基く用紙残数の区分が用いられる。
次に、上記構成に基くインクジェットプリンタ1のスキュー補正処理の流れについて、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態におけるスキュー補正処理の手順を示す。
まず、ASIC9は、コンピュータ50から、印刷指令を受けると、デバイスドライバ52により、用紙種類が設定されているかどうか確認し(S1)、デバイスドライバ52により用紙種類が設定されてない場合には(S1でNO)、用紙種類検出センサ3及び用紙残数検出センサ4のセンサ出力を取り込んで(S2)、各センサの出力に応じて所定の演算を行い、用紙Pを普通紙、コート紙、光沢紙、OHPのいずれかの種類に判別し、用紙残数を3段階に区分して判別する(S4)。デバイスドライバ52により用紙種類が設定されている場合には(S1でYES)、用紙残数検出センサ4のセンサ出力を取り込んで(S3)、センサの出力に応じて所定の演算を行い、用紙残数を3段階に区分して判別する(S5)。そして、ASIC9は、各々の処理から得られた用紙種類及び用紙残数の区分に基いて、ROM11に格納されているスキュー補正値テーブル14から用紙種類及び用紙残数の区分の組合せの条件に適合するスキュー補正値を選択し(S6)、このスキュー補正値に基いて、ピックローラ5とフィードローラ6の駆動モータを駆動して、スキュー補正を行う(S7)。
具体的には、例えばデバイスドライバ52で用紙種類の設定がされていない場合、用紙種類検出センサ3、及び用紙残数検出センサ4の検出結果に基き、用紙種類が普通紙、用紙残数が1〜50枚未満であると判定された場合、図3に示されるスキュー補正値テーブル14より、ステップ値として”B”が選択され、スキュー補正処理において、駆動モータを”B”ステップ分回転させることにより、ピックローラ5とフィードローラ6がそれぞれ対応する角度分回転することで、スキュー補正処理がなされる。
以上のようなインクジェットプリンタ1を構成することにより、インクジェットプリンタ1の給紙時の用紙Pのスキュー補正処理において、ASIC9が、用紙種類と用紙残数の区分について、予めこれらの各組合せについての適正なスキュー補正値を記録したスキュー補正値テーブル14から、組合せ条件に応じたスキュー補正値を選択し、選択されたスキュー補正値に基いて、駆動モータ13の回転角度を制御し、ピックローラ5及びフィードローラ6を回転させて、スキュー補正を行うので、従来の用紙種類のみによるスキュー補正と比較して、スキュー補正値を用紙残数に応じて、より細やかに調整することができるので、より正確で安定したスキュー補正を行うことができる。また、インクジェットプリンタ1に接続されたコンピュータ50のデバイスドライバ52によっても、用紙種類の設定を行うことができるので、用紙種類が増えた場合等でも柔軟に対応できるので、スキュー補正の柔軟性、安定性を高めることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば本実施形態では、画像形成装置として、インクジェット方式のプリンタを例示しているが、印刷方式は、これに限られるものではなく、ドットインパクト方式、熱転写方式、レーザービーム方式等であってもよい。また、ここでは、用紙残数検出センサの出力に基いて用紙残数を3段階に区分したが、区分は3段階に限られるものではなく、さらに多くの区分数を設けて、用紙残数の区分を細かく設定することもできる。さらに、デバイスドライバによって設定できるパラメータを用紙種類のみとしているが、この他に用紙残数や、スキュー補正値テーブルをデバイスドライバにより設定してもよい。
(a)は、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの構成図、(b)は、同プリンタの給紙部分の構成をあらわす側断面図。 コンピュータを接続した状態における同プリンタのシステムの構成を示す図。 同プリンタのROMに格納されたスキュー補正値テーブル。 同プリンタにおけるスキュー補正処理のフローチャート。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(画像形成装置)
2 給紙トレイ
3 用紙種類検出センサ
4 用紙残数検出センサ
5 ピックローラ
6 フィードローラ
8 USBインターフェース(インターフェース部)
9 ASIC(制御手段)
13 駆動モータ
14 スキュー補正値テーブル

Claims (3)

  1. 用紙を装填する給紙トレイと、
    前記給紙トレイから前記用紙を一枚ずつ繰り出すピックローラと、
    前記ピックローラにより繰り出された前記用紙を、画像形成を行う印刷部へ搬送するフィードローラと、
    前記用紙種類を、コート紙、普通紙、光沢紙、OHPの4種に判別するための反射型センサを用いた用紙種類検出センサと、
    前記給紙トレイに装填された前記用紙残数を複数の範囲に区分するための反射型センサを用いた用紙残数検出センサと、
    機器全体の制御を行うためのファームウェアを格納するROM、及び前記ファームウェアを実行するCPUを備えたASICと、
    前記ASICを制御するためのデバイスドライバをインストールされたコンピュータと通信するためのインターフェース部と、を備え、
    前記CPUが、前記ピックローラとフィードローラの回転角度を制御して前記用紙のスキュー補正を行うインクジェットプリンタにおいて、
    前記ROMには、各々の用紙種類と用紙残数の区分の全ての組合せについて、前記スキュー補正のためのピックローラとフィードローラの回転角度制御量を記録したスキュー補正値テーブルが格納され、
    前記ASICは、
    前記コンピュータのデバイスドライバを用いて用紙種類の設定がされていないときには、前記スキュー補正値テーブルから、前記用紙種類検出センサ及び前記用紙残数検出センサの検出結果より得られる用紙種類と用紙残数の区分とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、前記ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことにより、用紙のスキュー補正を行い、
    前記コンピュータのデバイスドライバを用いて用紙種類の設定がされているときには、前記スキュー補正値テーブルから、前記デバイスドライバを用いて設定された用紙種類と前記用紙残数検出センサの検出結果から得られる用紙残数の区分とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、前記ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことにより、用紙のスキュー補正を行うことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 用紙を装填する給紙トレイと、
    前記給紙トレイから前記用紙を一枚ずつ繰り出すピックローラと、
    前記ピックローラにより繰り出された前記用紙を、画像形成を行う印刷部へ搬送するフィードローラと、
    前記用紙種類を判別するための用紙種類検出センサと、
    前記給紙トレイに装填された前記用紙残数を検出するための用紙残数検出センサと、
    機器全体の制御を行うためのプログラムを格納する不揮発性記憶手段、及び前記プログラムを実行するCPUを備えた制御手段と、を備え、
    前記ピックローラとフィードローラの各々の回転角度を制御して前記用紙のスキュー補正を行う画像形成装置において、
    前記不揮発性記憶手段には、各々の用紙種類と用紙残数の組合せについて、前記スキュー補正のためのピックローラとフィードローラの回転角度制御量を記録したスキュー補正値テーブルが格納され、
    前記制御手段は、前記スキュー補正値テーブルから、前記用紙種類検出センサ及び前記用紙残数検出センサの検出結果より得られる用紙種類と用紙残数とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、前記ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことによって、用紙のスキュー補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置を制御するための制御プログラムをインストールされたコンピュータと接続するための接続手段をさらに備え、
    前記接続手段により接続された前記コンピュータの制御プログラムを用いて用紙種類の設定がされているときには、前記スキュー補正値テーブルから、前記制御プログラムを用いて設定された用紙種類と前記用紙残数検出センサの検出結果から得られる用紙残数とに応じた回転角度制御量を選択し、選択した回転角度制御量に基いて、前記ピックローラとフィードローラの回転角度制御を行うことにより、用紙のスキュー補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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