JP4760508B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は図柄表示器に図柄遊技の映像を表示することで大当りおよび外れのそれぞれを遊技者に報知する構成のパチンコ遊技機に関する。
上記パチンコ遊技機には特定モードを有効状態および無効状態相互間で切換え、特定モードの有効状態では図柄遊技の映像を特定モードの無効状態とは異なる特殊な態様で図柄表示器に表示する構成のものがある。この従来のパチンコ遊技機の場合、特定モードの有効状態ではメダルの獲得の有無を抽選で判定しており、メダルの獲得が判定された場合には図柄遊技の映像でメダルの絵柄の表示枚数を増やし、特定モードの継続回数をメダルの獲得枚数によって遊技者に報知している。
特開2003−220270号公報
本件出願人は特定モードが有効化されたことを基準に制限時間が経過することに基づいて特定モードを無効化し、特定モードの有効状態で複数の報知手段を順にオフすることで特定モードの残り時間を遊技者に報知するアイデアを創作した。しかしながら、従来のパチンコ遊技機は大当りが判定されたことを条件に特定モードを有効状態から無効状態に切換える構成であり、特定モードを制限時間の経過に基づいて無効化するものではない。このため、従来のパチンコ遊技機のメダル獲得プロセスを報知手段のオフプロセスに適用した場合には複数の報知手段を時間の経過に整合しない不規則的な態様で順にオフすることはできるが、複数の報知手段の全てを制限時間が経過することに基づいてオフすることはできない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、特定モードが有効状態から無効状態に切換えられる途中までは複数の報知手段を時間の経過に整合しない不規則的な態様で順にオフすることができ、最終的には複数の報知手段の全てを時間の経過に整合する規則的な態様でオフすることができるパチンコ遊技機を提供することにある。
請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[15]計測手段を備え、[13]オフ判定手段が[13−1]の処理を行うところに特徴を有する。
[1]遊技盤は遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図2の符号18は遊技盤の一例であり、図2の符号22は遊技盤18の遊技領域を示している。
[2]始動口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技球が入賞可能なものである。図2の符号24は始動口の一例である。
[3]可変入賞口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に相互に切換えられるものである。図2の入賞口台板26は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に相互に切換えられる特別入賞口を有するものであり、特別入賞口は可変入賞口に相当する。
[4]図柄表示器は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、図2の装飾図柄表示器32は図柄表示器の一例である。
[5]当落判定手段は遊技球が始動口に入賞することに基づいて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定するものであり、図9のステップS52は当落判定手段の一例である。
[6]モード判定手段は予め決められた特定モードを有効化するか否かを判定するものであり、図31のステップS285はモード判定手段の一例である。このステップS285のモード判定手段はミッションモードを有効化するか否かを判定するものであり、ミッションモードは特定モードに相当する。
[7]計時手段はモード判定手段が特定モードの有効化を判定することに基づいて残り時間値を初期設定し、残り時間値を時間の経過に応じて更新することに基づいて特定モードの残り時間を計測するものである。図31のステップS287は計時手段の一例であり、ミッションモードの有効化が判定されることに基づいて残り時間値としてのタイマT11に「160sec」を初期設定する。図34のステップS322は計時手段の一例であり、タイマT11を時間の経過に応じて更新することに基づいてミッションモードの残り時間を計測する。
[8]モード切換手段はモード判定手段が特定モードの有効化を判定することに基づいて特定モードを有効化し、残り時間値の更新結果が予め決められた無効値になることに基づいて特定モードを無効化するものである。図31のステップS286はモード切換手段の一例であり、ミッションモードの有効化が判定されたときにはミッションモードフラグをオンすることでミッションモードを有効化する。図34のステップS332はモード切換手段の一例であり、残り時間値としてのタイマT11の更新結果が予め決められた無効値「0」になったときにはミッションモードフラグをオフすることでミッションモードを無効化する。
[9]映像表示手段は当落判定手段の判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像を図柄表示器に表示するものである。この映像表示手段は特定モードの有効状態では図柄遊技の映像を特定モードに応じた態様で表示し、特定モードの無効状態では図柄遊技の映像を特定モードに応じた態様とは異なる態様で表示する。図3の図柄制御回路80は映像表示手段の一例であり、ミッションモードの有効状態では装飾図柄を必ず「7」のリーチ状態を経て大当りの組合せとし、ミッションモードの無効状態では装飾図柄を必ずしも「7」のリーチ状態を経て大当りの組合せとはしない。
[10]複数の報知手段のそれぞれはモード切換手段が特定モードを有効化することに基づいてオン状態になるものである。図2の演出LED34は報知手段の一例であり、演出LED34の点灯状態はオン状態に相当し、演出LED34の消灯状態はオフ状態に相当る。
[11]更新手段はオフ抽選値を一定の時間間隔で予め決められた単位値ずつ更新する処理を行うものである。図18のステップS205は更新手段の一例であり、オフ抽選値としてのランダムカウンタR14を一定の時間間隔「4msec」で予め決められた単位値「1」ずつ更新する処理を行う。
[12]取得手段は残り時間値が予め決められた単位時間値だけ更新される毎にオフ抽選値の更新結果を取得するものである。図34のステップS326は取得手段の一例であり、タイマT11が予め決められた単位時間値「1sec」だけ更新される毎にランダムカウンタR14の更新結果を取得する
[13]オフ判定手段はオフ抽選値の取得結果を予め決められた当選値と比較し、両者の比較結果に応じて報知手段をオフするか否かを判定するものである。図34のステップS327はオフ判定手段の一例であり、ランダムカウンタR14の取得結果を予め決められた当選値「7」と比較し、両者が同一である場合に演出LED34を消灯することを判定し、両者が同一でない場合に演出LED34を消灯することを判定しない。
[14]オフ手段はオフ判定手段が報知手段のオフを判定することに基づいて予め決められた単位個数の報知手段をオフするものである。図3の電飾制御回路100はオフ手段の一例であり、演出LED34の消灯が判定されることに基づいて予め決められた単位個数「1」の演出LED34を消灯する。
[15]計測手段はモード判定手段が特定モードの有効化を判定することに基づいて残りオン値を初期設定し、オフ手段が単位個数の報知手段をオフする毎に残りオン値を予め決められた単位個数値ずつ更新することに基づいて報知手段の残りオン個数を計測するものである。図31のステップS290は計測手段の一例であり、ミッションモードの有効化が判定されることに基づいて残りオン値としてのカウンタN11を「16」に初期設定する。図34のステップS330は計測手段の一例であり、電飾制御回路100が単位個数「1」の演出LED34を消灯する毎にカウンタN11を予め決められた単位個数値「1」ずつ更新することに基づいて演出LED34の残り点灯個数を計測する。
[13−1]オフ判定手段は報知手段をオフするか否かの残り判定回数「残り時間値/単位時間値」が残りオン値の計測結果を上回るときにはオフ抽選値および当選値相互の比較結果に応じて報知手段のオフを判定し、残り判定回数が残りオン値の計測結果と同一であるときには残り時間値が単位時間値だけ更新されることに基づいて報知手段のオフを判定する。
請求項1記載のパチンコ遊技機によれば、特定モードの有効化が判定されたときには特定モードが有効化され、複数の報知手段がオン状態になることで特定モードの有効化が遊技者に報知される。この特定モードの有効状態では特定モードの残り時間値が計測され、オフ抽選値が一定の時間間隔で単位値ずつ更新されており、特定モードの残り時間値が単位時間値だけ更新される毎にオフ抽選値の更新結果が取得される。このオフ抽選値の取得結果が当選値と比較されることに基づいて報知手段をオフするか否かが判定され、報知手段のオフが判定されたときには単位個数の報知手段がオフされることで特定モードの残り時間の減少が遊技者に報知され、報知手段の実際の残りオン個数が更新される。このため、報知手段をオフするか否かの残り判定回数が報知手段の実際の残りオン個数に比べて多い途中状態までは報知手段のオフが抽選で無作為的に判定されるので、複数の報知手段が時間の経過に整合しない不規則的な態様で順にオフされることに基づいて特定モードの残り時間が時間の経過に整合しない不規則的な態様で遊技者に報知される。従って、遊技者が特定モードの無効タイミングを把握することができなくなり、特定モードが無効化されることを気にしながら遊技を行う切迫感が緩和されるので、遊技の趣向性が高まる。この報知手段のオフが偶然に高頻度で判定されたときには残り判定回数が報知手段の実際の残りオン個数と同一になる。この場合には特定モードの残り時間値が単位時間値だけ更新される毎に報知手段が定期的にオフされるので、最終的には複数の報知手段の全てが時間の経過に整合する規則的な態様でオフされることに基づいて特定モードの残り時間が時間の経過に整合する規則的な態様で遊技者に報知される。このため、特定モードが有効状態から無効状態に切換わるタイミングが遊技者に正確に伝えられるので、遊技者が遊技を終えるタイミングを報知手段のオフ状態から適確に掴むことが可能になる。
[1]機械的構成および電気的構成の説明
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には横長な長方形状の上皿板3および横長な長方形状の下皿板4が上下2段に固定されており、上皿板3の前面には上面が開口する上皿5が固定され、下皿板4の前面には上面が開口する下皿6が固定されている。
下皿板4の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が前後方向へ延びる軸を中心に回動可能に装着されている。このハンドル台7の後方には発射ソレノイド9が固定されており、発射ソレノイド9には打球槌10が連結されている。この発射ソレノイド9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が回動操作されたときには発射ソレノイド9に駆動電源が印加され、打球槌10が駆動することに基づいて上皿5内の遊技球を上皿5内から弾き出す。
前枠2の前面には窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する効果音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠11には各スピーカカバー15の下方に位置して2個のランプカバー16が固定されており、各ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17(図3参照)が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、各ランプカバー16は後方の電飾LED17が発光することに基づいて照明される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤18が装着されており、遊技盤18は窓枠11のガラス窓13により前方から覆われている。この遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20相互間には円弧状の発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いた遊技球は発射通路21を通して遊技領域22内に放出される。この遊技領域22内には複数の障害釘23が固定されており、遊技領域22内に放出された遊技球は障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた領域のうち発射通路21を除く円形状の領域を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技領域22内には始動口24が固定されている。この始動口24は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域22内を転動する遊技球は始動口24内に上面から入賞可能にされている。この始動口24内には始動口センサ25(図3参照)が固定されており、始動口センサ25は始動口24内に遊技球が入賞したことを検出して始動信号を出力する。遊技領域22内には、図2に示すように、入賞口台板26が固定されており、入賞口台板26には前面が開口する四角筒状の特別入賞口が固定されている。この特別入賞口内にはカウントセンサ27(図3参照)が固定されており、カウントセンサ27は遊技球が特別入賞口内に入賞したことを検出してカウント信号を出力する。
入賞口台板26には、図2に示すように、扉28が下端部の水平な軸を中心に回動可能に装着されている。この扉28は特別入賞口ソレノイド29(図3参照)に連結されており、特別入賞口ソレノイド29は扉28を垂直状態に回動操作することに基づいて特別入賞口の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖し、扉28を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて特別入賞口の前面を遊技球が入賞可能に開放する。即ち、特別入賞口は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に切換わるものであり、可変入賞口に相当する。
入賞口台板26には、図2に示すように、特別図柄表示器30が固定されている。この特別図柄表示器30はLED表示器から構成されたものであり、特別図柄表示器30には特別図柄が表示される。遊技領域22内には表示台枠31が固定されており、表示台枠31には図柄表示器に相当する装飾図柄表示器32が固定されている。この装飾図柄表示器32は特別図柄表示器30に比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器から構成されたものであり、装飾図柄表示器32には装飾図柄が表示される。この装飾図柄は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3列の組合せ図柄から構成されたものであり、大当りおよび外れを識別する識別図柄に相当する。
表示台枠31には、図2に示すように、16個のレンズ33が固定されている。これら16個のレンズ33は装飾図柄表示器32を取囲むように配置されたものであり、各レンズ33の後方には1個の演出LED34が配置されている。これら各演出LED34は表示台枠31に固定されたものであり、各レンズ33は後方の演出LED34が発光することに基づいて照明される。これら各演出LED34は報知手段および光源のそれぞれに相当するものである。
図3のメイン制御回路50は遊技内容を制御する最上位の制御手段であり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データに基づいて制御動作を実行する。出力回路54は始動口センサ25からの始動信号およびカウントセンサ27からのカウント信号のそれぞれを波形成形してメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50は出力回路54からの始動信号およびカウント信号のいずれかを検出することに基づいて賞球コマンドを設定する。タイマ回路55はメイン制御回路50に一定の時間間隔(4msec)でパルス信号を出力するものであり、メイン制御回路50はタイマ回路55からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。
ソレノイド回路56は特別入賞口ソレノイド29を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路56を駆動制御することに基づいて特別入賞口の扉28を開閉操作する。LED回路57は特別図柄表示器30に特別図柄を表示するものであり、メイン制御回路50はLED回路57を駆動制御することに基づいて特別図柄表示器30の表示内容を制御する。このメイン制御回路50は当落判定手段に相当するものである。
払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPU61とROM62とRAM63を有している。この払出制御回路60のROM62には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU61はRAM63をワークエリアとしてROM62の制御プログラムおよび制御データに基づいて賞品球の払出動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出することに基づいて駆動信号を設定する。モータ回路64は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60からの駆動信号に基づいて払出モータ65を駆動する。この払出モータ65は遊技球を上皿5内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿5内には払出モータ65が駆動することに基づいて賞球コマンドに応じた個数の賞品球が払出される。
演出制御回路70は装飾図柄遊技の演出内容を総括的に制御するものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データに基づいて処理動作を実行する。この演出制御回路70はメイン制御回路50からコマンドが送信されるものであり、メイン制御回路50からのコマンドを検出することに基づいてコマンドを設定する。タイマ回路74は演出制御回路70に一定の時間間隔(4msec)でパルス信号を出力するものであり、演出制御回路70はタイマ回路74からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。この演出制御回路70はモード判定手段と計時手段とモード切換手段と更新手段と取得手段とオフ判定手段と計測手段のそれぞれに相当するものである。
図柄制御回路80はCPU81とROM82とRAM83とVDP84とVROM85とVRAM86を有している。この図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのコマンドに基づいて制御データを設定し、制御データの設定結果に応じたビデオデータの再生をVDP84に指令するものであり、VDP84は指令内容に応じたビデオデータをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果に基づいて表示信号を生成する。このVDP84は表示信号の設定結果をLCD回路87に出力するものであり、LCD回路87はVDP84からの表示信号に応じた映像を装飾図柄表示器32に表示する。これら一連の動作はCPU81がROM82に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて実行するものであり、RAM83はCPU81のワークメモリとして機能する。この図柄制御回路80は映像表示手段に相当するものである。
音制御回路90はCPU91とROM92とRAM93を有している。この音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのコマンドに応じた音データをROM92から検出し、音データの検出結果に基づいて音信号を生成してスピーカ回路94に出力するものであり、スピーカ回路94は音信号に応じた音を両スピーカ14から出力する。このCPU91の一連の動作はROM92に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて行われるものであり、RAM93はCPU91のワークメモリとして機能する。
電飾制御回路100はCPU101とROM102とRAM103を有している。この電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのコマンドに応じた電飾データをROM102から検出し、電飾データの検出結果に基づいて電飾信号を生成してLED回路104に出力するものであり、LED回路104は複数の電飾LED17を電飾信号に応じた内容で発光させる。この電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのコマンドに応じた信号をLED回路105に出力するものであり、LED回路105は電飾制御回路100からの信号に応じて各演出LED34をオンオフ制御する。このCPU101の一連の動作はROM102に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて行われるものであり、RAM103はCPU101のワークメモリとして機能する。この電飾制御回路100はオフ手段に相当するものである。
[2]遊技機能の説明
[2−1]特別図柄遊技機能
遊技者が上皿5内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18の遊技領域22内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が始動口24内に入賞したときには賞球払出装置から設定個数の遊技球が上皿5内に賞品球として払出され、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器30に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、特別図柄の変動停止時の態様には、図10に示すように、外れの態様および大当りの態様の2種類が設定されている。
[2−2]大当り遊技機能
特別図柄表示器30に特別図柄が大当りの態様で停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は特別入賞口を開放し、特別入賞口内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、特別入賞口は上限値(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(例えば30sec)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この特別入賞口の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(例えば15回)だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、各回の大当りラウンド中には装飾図柄表示器32に大当り遊技を映像的に演出する大当りラウンド表示が行われ、両スピーカ14から大当り遊技を音的に演出する効果音が出力され、複数の電飾LED17が大当りラウンド表示の表示内容に応じて発光する。
[2−3]特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中に遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値(例えば4回)が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
[2−4]装飾図柄遊技機能(図柄遊技機能)
遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技は装飾図柄表示器32に映像を表示し、両スピーカ14から装飾図柄表示器32の映像に応じた効果音を出力し、複数の電飾LED17を装飾図柄表示器32の映像に応じて発光させることで組成されるものである。この装飾図柄遊技の映像は装飾図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、装飾図柄の変動停止時の態様に基づいて外れおよび大当りの判定結果を遊技者に報知するものである。この装飾図柄の変動開始は特別図柄の変動開始に時間的に同期して行われ、装飾図柄の変動停止は特別図柄の変動停止に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄が外れの態様で変動停止するときには装飾図柄が完全外れの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかで変動停止し、特別図柄が大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が大当りの組合せで変動停止する。
[2−5]ミッション機能
装飾図柄表示器32に「ミッションモード突入 7でリーチを発生させたら大当り」の図柄が表示されたときにはミッションモードが有効化され、16個の演出LED34の全てが点灯する。この「ミッションモード突入 7でリーチを発生させたら大当り」の図柄は装飾図柄遊技の終了時に表示されるものであり、ミッションモードの有効状態で装飾図柄が「7」のリーチ状態になったときには大当りの組合せに必ず発展する。このリーチ状態とは左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一の数字で変動停止した途中状態を称するものであり、「7」のリーチ状態とは左列の図柄要素および右列の図柄要素が共に「7」で変動停止した途中状態を称する。このミッションモードの有効状態で装飾図柄が大当りの組合せになったときにはミッションモードが無効化され、装飾図柄が大当りの組合せになることなく設定時間が経過したときにもミッションモードが無効化される。このミッションモードの有効状態では16個の演出LED34が時計回り方向に順に消灯し、演出LED34の残り点灯個数に応じてミッションモードの残り回数が遊技者に報知される。
[3]メイン制御回路50の内部処理
[3−1]メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図4のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基づいてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行し、タイマ割込フラグをオフする。
CPU51はステップS3でタイマ割込フラグをオフすると、ステップS4の入力処理〜ステップS6のデータ取得処理を順に実行する。このステップS6のデータ取得処理を終えたときにはステップS7の大当り判定処理〜ステップS12の大当り遊技処理をメイン制御フラグの設定状態に基づいて択一的に実行し、ステップS7の大当り判定処理〜ステップS12の大当り遊技処理のいずれかを終えたときにはステップS2に復帰する。このメイン制御フラグはステップS1の電源投入処理で大当り判定処理に初期設定されるものであり、CPU51はステップS2に復帰したときにはタイマ割込フラグのオンを新たに検出することに基づいてステップS3へ移行する。
[3−2]入力処理
図5はステップS4の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51は図5のステップS21で出力回路54からの始動信号の出力状態を判断する。ここで始動信号がないことを判断したときにはステップS22で始動信号フラグをオフし、始動信号があることを判断したときにはステップS23で始動信号フラグをオンする。即ち、遊技球が始動口24内に入賞したときには出力回路54から始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
[3−3]カウンタ更新処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R3の計測値のそれぞれに「1」を加算する。これらランダムカウンタR1〜R3のそれぞれの加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、図6に示すように、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「328」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[3−4]データ取得処理
図7は図4のステップS6のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51は図7のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。例えば遊技球が始動口24内に入賞したときには図5の入力処理で始動信号フラグがオンされている。この場合にはCPU51は図7のステップS31で始動信号フラグのオンを判断し、ステップS32でランダムカウンタR1〜R3のそれぞれの計測値を取得する。
メイン制御回路50のRAM53には、図8に示すように、保留データエリア1〜保留データエリア4が設定されている。これら保留データエリア1〜保留データエリア4はいずれもランダムカウンタR1〜R3の取得結果を記録しておくものであり、CPU51は図7のステップS33へ移行したときには保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R3が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R3が記録されていないことを判断したときにはステップS34へ移行し、ランダムカウンタR1〜R3の取得結果を保留データエリア1に記録する。
CPU51は図7のステップS33で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R3が記録されていることを判断すると、ステップS35で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R3が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R3が記録されていないことを判断したときにはステップS36へ移行し、ランダムカウンタR1〜R3の取得結果を保留データエリア2に記録する。
CPU51はステップS35で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R3が記録されていることを判断すると、ステップS37で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R3が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R3が記録されていないことを判断したときにはステップS38へ移行し、ランダムカウンタR1〜R3の取得結果を保留データエリア3に記録する。
CPU51はステップS37で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R3が記録されていることを判断すると、ステップS39で保留データエリア4にランダムカウンタR1〜R3が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリ4にランダムカウンタR1〜R3が記録されていないことを判断したときにはステップS40へ移行し、ランダムカウンタR1〜R3の取得結果を保留データエリア4に記録する。即ち、ランダムカウンタR1〜R3の記録数には上限値「4組」が設定されており、上限組のランダムカウンタR1〜R3がRAM53に記録されている状態で遊技球が始動口24内に入賞したときにはステップS41でランダムカウンタR1〜R3の取得結果がクリアされ、遊技球が始動口24内に入賞したことが無効化される。
[3−5]大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを判断すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS7の大当り判定処理へ移行する。図9はステップS7の大当り判定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図9のステップS51で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R3が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R3が記録されていることを判断したときにはステップS52へ移行し、ROM52から1個の大当り値「7」を選択する。そして、保留データエリア1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果を大当り値「7」と比較する。
CPU51はステップS52でランダムカウンタR3の検出結果が大当り値「7」と同一であることを判断すると、大当りと判定する。この場合にはステップS53で大当りフラグをオンし、ステップS54で特別図柄を大当りの態様(図10参照)に設定する。そして、図9のステップS55で演出制御回路70に大当りコマンドを送信し、ステップS63でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
CPU51はステップS52でランダムカウンタR3の検出結果が大当り値「7」と相違していることを判断すると、外れと判定する。この場合にはステップS56で大当りフラグをオフし、ステップS57で特別図柄を外れの態様(図10参照)に設定する。そして、図9のステップS58で保留データエリア1からランダムカウンタR2の取得結果を検出し、5個の外れリーチ値「0〜4」のそれぞれと比較する。これら5個の外れリーチ値「0〜4」はいずれもROM52に記録されたものであり、CPU51はステップS58でランダムカウンタR2の検出結果が5個の外れリーチ値「0〜4」のいずれかと同一であることを判断したときには外れリーチと判定し、ステップS59で外れリーチフラグをオンする。そして、ステップS60で演出制御回路70に外れリーチコマンドを送信し、ステップS63でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
CPU51はステップS58でランダムカウンタR2の検出結果が5個の外れリーチ値「0〜4」のいずれとも相違していることを判断すると、完全外れと判定する。この場合にはステップS61で外れリーチフラグをオフし、ステップS62で演出制御回路70に完全外れコマンドを送信する。そして、ステップS63へ移行し、メイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
[3−6]変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS8の変動パターン設定処理へ移行する。図11はステップS8の変動パターン設定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図11のステップS81で大当りフラグの設定状態を判断する。例えば直前の大当り判定処理で大当りを判定したときにはステップS81で大当りフラグのオンを判断し、ステップS82へ移行する。
メイン制御回路50のROM52には大当り用の変動パターンテーブルおよび外れ用の変動パターンテーブルが記録されている。これら各変動パターンテーブルはランダムカウンタR1と変動パターンと変動表示時間の相関関係を示すものであり、CPU51はステップS82へ移行したときにはROM52から大当り用の変動パターンテーブルを選択する。図12は大当り用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、大当り用の変動パターンテーブルには変動パターンP1〜P4が設定され、変動パターンP1〜P4のそれぞれにはランダムカウンタR1および変動表示時間のそれぞれが設定されている。
CPU51は図11のステップS82で大当り用の変動パターンテーブルを選択すると、ステップS84で保留データエリア1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、大当り用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた大当り用の変動パターンを選択する。そして、ステップS85へ移行し、大当り用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「40」であるときには変動パターンP1が選択され、変動パターンの選択結果がP1であるときには変動表示時間「16.0sec」が選択される。
CPU51は直前の大当り判定処理で外れリーチまたは完全外れを判定したときには図11のステップS81で大当りフラグのオフを判断し、ステップS83でROM52から外れ用の変動パターンテーブルを選択する。そして、ステップS84で保留データエリア1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、外れ用の変動パターンテーブルから外れ用の変動パターンを選択する。
図13は外れ用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、外れ用の変動パターンテーブルには大当り用の変動パターンテーブルとは相違する変動パターンP5〜P9が設定されている。変動パターンP5〜P8は外れリーチの判定時に選択対象となる外れリーチ用のものであり、CPU51は直前の大当り判定処理で外れリーチを判定したときには大当りフラグのオフおよび外れリーチフラグのオンを順に判断し、ステップS84で変動パターンP5〜P8のうちからランダムカウンタR1の検出結果に応じたものを選択する。そして、ステップS85へ移行し、変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。図13の変動パターンP9は完全外れの判定時に選択対象となる完全外れ用のものであり、CPU51は直前の大当り判定処理で完全外れを判定したときには大当りフラグのオフおよび外れリーチフラグのオフを順に判断し、ステップS84でランダムカウンタR1の検出結果に拘らず完全外れ用の変動パターンP9を選択する。そして、ステップS85へ移行し、変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。
CPU51は図11のステップS85で変動表示時間を選択すると、ステップS86で変動パターンの選択結果を変動パターンコマンドとして演出制御回路70に送信する。そして、ステップS87で変動表示時間の選択結果をタイマT1にセットし、ステップS88で保留データエリア1に記録されているランダムカウンタR1〜R3をクリアする。
CPU51はステップS88で保留データエリア1のランダムカウンタR1〜R3をクリアすると、ステップS89で保留データエリア2の記録データを保留データエリア1にシフトし、ステップS90で保留データエリア3の記録データを保留データエリア2にシフトする。そして、ステップS91で保留データエリア4の記録データを保留データエリア3にシフトし、ステップS92でメイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。これら保留データエリア1〜保留データエリア4のそれぞれはランダムカウンタR1等が格納されていない状態でデフォルトデータが記録されるものであり、保留データエリア2〜保留データエリア4にランダムカウンタR1等が記録されているときにはステップS89〜ステップS91でランダムカウンタR1等がシフトされ、ランダムカウンタR1等が格納されていないときにはデフォルトデータがシフトされる。
[3−7]特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS9の特別図柄変動開始処理へ移行する。図14はステップS9の特別図柄変動開始処理の詳細を示すものであり、CPU51は図14のステップS101でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに同期して特別図柄の変動表示を開始する。この特別図柄の変動表示は特別図柄を「大当りの態様」および「外れの態様」相互間で交互に可変表示するものである。
CPU51はステップS101で特別図柄変動開始信号を出力すると、ステップS102で演出制御回路70に装飾図柄遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS103へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動停止処理をセットする。この装飾図柄遊技開始コマンドは装飾図柄遊技の開始指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄遊技開始コマンドを受信することに基づいて装飾図柄遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。
[3−8]特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動停止処理へ移行する。図15はステップS10の特別図柄変動停止処理の詳細を示すものであり、CPU51は図15のステップS111でタイマT1の計測値から設定値ΔT(4msec)を減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS112へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。この特別図柄遊技は装飾図柄遊技に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄遊技の残り時間は装飾図柄遊技の残り時間と同一である。
CPU51はステップS112でタイマT1の減算結果が「0」であることを検出すると、特別図柄遊技の終了を判断する。そして、ステップS113へ移行し、LED回路57に特別図柄変動停止信号を出力する。この特別図柄変動停止信号は特別図柄の変動表示を大当り判定処理の選択結果で停止することを指示するものであり、大当り判定処理で大当りが判定されたときには特別図柄が図10の大当りの態様で停止表示され、大当り判定処理で外れリーチおよび完全外れのいずれかが判定されたときには特別図柄が図10の外れの態様で停止表示される。
CPU51は図15のステップS113でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力すると、ステップS114で演出制御回路70に装飾図柄遊技停止コマンドを送信する。この装飾図柄遊技停止コマンドは装飾図柄遊技の停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄遊技停止コマンドを検出することに基づいて装飾図柄遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。即ち、装飾図柄遊技は特別図柄の変動開始に同期して始まり、特別図柄の変動停止に同期して終わるものであり、特別図柄の変動表示時間は装飾図柄遊技の所要時間に相当する。
CPU51はステップS114で装飾図柄遊技停止コマンドを送信すると、ステップS115でタイマT2にウェイト時間(2.0sec)をセットする。そして、ステップS116へ移行し、メイン制御フラグにウェイト処理をセットする。このウェイト時間はROM52に予め記録されたものであり、特別図柄遊技が保留されているときには今回の特別図柄遊技が終了してからウェイト時間が経過した時点で次回の特別図柄遊技が開始される。
[3−9]ウェイト処理
CPU51はメイン制御フラグがウェイト処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS11のウェイト処理へ移行する。図16はステップS11のウェイト処理の詳細を示すものであり、CPU51は図16のステップS121でタイマT2の計測値から設定値ΔT(4msec)を減算することに基づいて残りウェイト時間を更新する。そして、ステップS122へ移行し、タイマT2の減算結果を「0」と比較する。
CPU51はステップS122でタイマT2の減算結果が「0」であることを検出すると、ステップS123で大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオフを判断したときにはステップS124へ移行し、メイン制御フラグに大当り判定処理をセットする。そして、ステップS125で大当りフラグをオフし、ステップS126で外れリーチフラグをオフする。
CPU51はステップS123で大当りフラグのオンを判断すると、ステップS127でメイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。そして、ステップS128で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信し、ステップS125で大当りフラグをオフし、ステップS126で外れリーチフラグをオフする。この大当り遊技開始コマンドは大当り遊技の演出開始指令に相当するものであり、演出制御回路70は大当り遊技開始コマンドを検出することに基づいて大当り遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、大当り遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、大当り遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。
[3−10]大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図5のステップS6のデータ取得処理からステップS12の大当り遊技処理へ移行する。図17はステップS12の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS131で大当りラウンド処理を実行する。この大当りラウンド処理は特別入賞口を開放する遊技者有利の状態を生成するものであり、特別入賞口内に上限値(10個)の遊技球が入賞あるいは特別入賞口の開放時間が上限値(30sec)に到達することに基づいて終了する。この大当りラウンド処理はROM52に予め決められ記録された上限値(15回)だけ繰返されるものであり、CPU51はステップS132へ移行したときには大当りラウンドの繰返し回数Rを上限値「15」と比較する。
CPU51はステップS132で「R=15」を判断すると、ステップS133で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS134へ移行し、メイン制御フラグを大当り判定処理にセットする。この大当り遊技停止コマンドは大当り遊技の演出停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は大当り遊技停止コマンドを検出することに基づいて大当り遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、大当り遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、大当り遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。
[4]演出制御回路70の内部処理
[4−1]メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図18のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理1へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理2とステップS206のコマンド処理とステップS207のLED消灯処理を順に実行する。
[4−2]INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を受信すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図19のステップS211でコマンドを受信し、ステップS212でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS213へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの受信結果に応じてセットする。このコマンド処理フラグはステップS201の電源投入処理でコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図20はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。
CPU71はメイン制御回路50からの大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを受信したときにはコマンド処理フラグを当落コマンド処理にセットし、変動パターンコマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを変動パターンコマンド処理にセットし、装飾図柄遊技開始コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを装飾図柄遊技開始コマンド処理にセットする。また、装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを装飾図柄遊技停止コマンド処理にセットし、大当り遊技開始コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを大当り遊技開始コマンド処理にセットし、大当り遊技停止コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを大当り遊技停止コマンド処理にセットする。
[4−3]カウンタ更新処理1
図21はステップS203のカウンタ更新処理1の詳細を示すものであり、CPU71は図21のステップS221でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の各列の図柄要素を設定するためのものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図22に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算される。
CPU71は図21のステップS221でランダムカウンタR11を更新すると、ステップS222でランダムカウンタR11の更新結果の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS223へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアは、図22に示すように、左列および右列が相違する完全外れ図柄の基礎データが格納されるものであり、完全外れ図柄エリアの格納データは次回のステップS223で更新される。
CPU71は図21のステップS222でランダムカウンタR11の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS224でランダムカウンタR11の1桁目と2桁目を比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS225へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアは、図22に示すように、左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄の基礎データが格納されるものであり、外れリーチ図柄エリアの格納データは次回のステップS225で更新される。
[4−4]カウンタ更新処理2
CPU71は図18のステップS205のカウンタ更新処理2へ移行すると、ランダムカウンタR12の計測値とランダムカウンタR13の計測値とランダムカウンタR14の計測値のそれぞれに「1」を加算する。ランダムカウンタR12大当り図柄を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR13はミッションモードの設定の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「300」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR14はミッションモードの設定時に演出LED34の消灯の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「9」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[4−5]コマンド処理
図23は図18のステップS206のコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS206のコマンド処理では図23のステップS231のコマンド待ち処理〜ステップS237の大当り遊技停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基いて択一的に実行する。
[4−5−1]コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図23のステップS231のコマンド待ち処理を経て図18のステップS207のLED消灯処理へ移行する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
[4−5−2]当落コマンド処理
メイン制御回路50が図9の大当り判定処理で演出制御回路70に大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から当落コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが当落コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS232の当落コマンド処理を実行する。図24はステップS232の当落コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS241でRAM73からコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS242へ移行し、コマンドの検出結果を大当りコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が大当りコマンドであることを判断したときにはステップS243へ移行し、ミッションモードフラグの設定状態を判断する。このミッションモードフラグはミッションモードの有効状態でオンされ、ミッションモードの無効状態でオフされるものであり、図18のステップS201の電源投入処理でオフ状態に初期設定されている。
CPU71は図24のステップS243でミッションモードフラグがオンされていることを判断すると、ステップS244へ移行する。ここで左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを共通の「7」に設定し、装飾図柄をミッションモードの指令内容に応じた特定の大当りの組合せ「777」に設定する。そして、ステップS245へ移行し、ミッション成功フラグをオンする。このミッション成功フラグはミッションモードの指令内容(「7」でリーチを発生させたら大当り)の成否を記録するものであり、図18のステップS201の電源投入処理でオフ状態に初期設定されている。
CPU71は図24のステップS243でミッションモードフラグがオフされていることを判断すると、ステップS246で装飾図柄を大当りの組合せに設定する。図25は演出制御回路70のROM72に記録された大当り図柄テーブルを示すものである。この大当り図柄テーブルにはランダムカウンタR12および図柄要素相互間の対応関係が記録されており、CPU71は図24のステップS246でランダムカウンタR12の計測値を取得し、図25の大当り図柄テーブルからランダムカウンタR12の取得結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「5」であるときには図柄要素「6」が選択され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが共通の「6」に設定され、装飾図柄が大当りの組合せ「666」に設定される。この大当り図柄テーブルには図柄要素として「1」〜「8」の8種類が設定されており、メイン制御回路50がミッションモードの無効状態で大当りを判定したときには装飾図柄が「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」「888」のいずれかの大当りの組合せに設定される。
CPU71は図24のステップS242でコマンドの検出結果が大当りコマンドと相違していることを判断すると、ステップS247でコマンドの検出結果を外れリーチコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が外れリーチコマンドであることを判断したときにはステップS248へ移行し、RAM73の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR11の計測値を取得する。そして、ランダムカウンタR11の検出結果の3桁目と2桁目と1桁目のそれぞれに「1」を加算し、左列の図柄要素を3桁目の加算結果に設定し、中列の図柄要素を2桁目の加算結果に設定し、右列の図柄要素を1桁目の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR11の3桁目が「1」であるときには左列の図柄要素が「2」に設定され、ランダムカウンタR11の2桁目が「0」であるときには中列の図柄要素が「1」に設定され、ランダムカウンタR11の1桁目が「1」であるときには右列の図柄要素が「2」に設定され、装飾図柄が外れリーチの組合せ「212」に設定される。
CPU71はステップS248で装飾図柄を外れリーチの組合せに設定すると、ステップS249でミッションモードフラグの設定状態を判断する。ここでミッションモードフラグがオンされていることを判断したときにはステップS250へ移行し、左列の図柄要素の設定結果および右列の図柄要素の設定結果のそれぞれを「7」と比較する。ここで左列の図柄要素の設定結果および右列の図柄要素の設定結果のそれぞれが「7」と同一であることを判断したときにはステップS251へ移行し、左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれに「1」を加算することで外れリーチ図柄の組合せを変更する。例えば外れリーチ図柄が「737」の組合せに設定されているときには「848」の組合せに変更され、外れリーチ図柄が「787」の組合せに設定されているときには「818」の組合せに変更される。即ち、ミッションモードの有効状態で外れリーチが判定されたときには左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが「7」とは異なる数字に設定される。
CPU71は図24のステップS247でコマンドの検出結果が外れリーチコマンドと相違していることを判断すると、完全外れコマンドであると判断する。この場合にはステップS252へ移行し、RAM73の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR11の計測値を取得する。そして、ランダムカウンタR11の検出結果の3桁目と2桁目と1桁目のそれぞれに「1」を加算し、左列の図柄要素を3桁目の加算結果に設定し、中列の図柄要素を2桁目の加算結果に設定し、右列の図柄要素を1桁目の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR11の3桁目が「1」であるときには左列の図柄要素が「2」に設定され、ランダムカウンタR11の2桁目が「7」であるときには中列の図柄要素が「8」に設定され、ランダムカウンタR11の1桁目が「3」であるときには右列の図柄要素が「4」に設定され、装飾図柄が完全外れの組合せ「284」に設定される。
CPU71は装飾図柄を大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せのいずれかに設定すると、図24のステップS253でRAM73に記録されているコマンドの受信結果(大当りコマンド,外れリーチコマンド,完全外れコマンド)をクリアする。そして、ステップS254で左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれを図柄制御回路80に送信し、ステップS255でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
[4−5−3]変動パターンコマンド処理
メイン制御回路50が図11の変動パターン設定処理で演出制御回路70に変動パターンコマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から変動パターンコマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS233の変動パターンコマンド処理を実行する。図26はステップS233の変動パターンコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図26のステップS261でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出し、ステップS262へ移行する。
演出制御回路70のROM72には演出パターンテーブルが記録されている。この演出パターンテーブルは、図27に示すように、変動パターンコマンドP1〜P9のそれぞれを演出パターンコマンドC1〜C9のいずれかに対応付けるものであり、CPU71は図26のステップS262へ移行したときには演出パターンテーブルから変動パターンコマンドの受信結果に応じた演出パターンコマンドを選択する。そして、ステップS263で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに演出パターンコマンドの選択結果を送信し、ステップS264でRAM73に記録されている変動パターンコマンドの受信結果をクリアし、ステップS265でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。例えば変動パターンコマンドP1の受信時には演出パターンコマンドC1が選択され、図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに演出パターンコマンドC1が送信される。
図柄制御回路80のVROM85には、図28に示すように、ビデオデータV1〜V9が記録されている。これらビデオデータV1〜V9のそれぞれには演出パターンコマンドC1〜C9のいずれかが割付けられており、図柄制御回路80のCPU81は演出パターンコマンドC1〜C9のいずれかを受信したときにはビデオデータV1〜V9のうちから演出パターンコマンドの受信結果に応じた種類を選択し、VDP84にビデオデータの種類の選択結果を送信する。すると、VDP84はCPU81の選択結果に応じたビデオデータをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果を解凍してVRAM86に記録する。
ビデオデータV1〜V9の解凍結果のそれぞれはメイン制御回路50から装飾図柄遊技開始コマンドが送信されることに同期して再生開始され、メイン制御回路50から装飾図柄遊技停止コマンドが送信されることに同期して再生停止されるものであり、ビデオデータV1〜V9のそれぞれの再生時間は装飾図柄遊技開始コマンドが送信されてから装飾図柄遊技停止コマンドが送信されるまでの所要時間である変動表示時間と同一値に設定されている。例えばビデオデータV1は演出制御回路70が演出パターンコマンドC1を設定したときに選択されるものであり、演出パターンコマンドC1はメイン制御回路50が変動パターンP1を設定したときに選択される。このビデオデータV1の再生時間は変動パターンP1の変動表示時間と同一値「16.0sec」に設定されている。
音制御回路90のROM92には装飾図柄遊技用の複数の音データが記録されている。これら各音データには演出パターンコマンドC1〜C9のいずれかが割付けられており、音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた音データをROM92から検出し、音データの検出結果を解凍してRAM93に記録する。電飾制御回路100のROM102には装飾図柄遊技用の複数の電飾データが記録されている。これら各電飾データには演出パターンコマンドC1〜C9のいずれかが割付けられており、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた電飾データをROM102から検出し、電飾データの検出結果をRAM103に記録する。
[4−5−4]装飾図柄遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図14の特別図柄変動開始処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技開始コマンド処理に書換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS234の装飾図柄遊技開始コマンド処理を実行する。図29はステップS234の装飾図柄遊技開始コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図29のステップS271で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに装飾図柄遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS272でRAM73に記録されている装飾図柄遊技開始コマンドをクリアし、ステップS273でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
装飾図柄遊技開始コマンドは装飾図柄遊技を開始するスタートコマンドに相当するものであり、図柄制御回路80のCPU81は装飾図柄遊技開始コマンドを受信したときにはVDP84にスタートコマンドを送信する。すると、VDP84はVRAM86に記録されているビデオデータの解凍結果を再生することに基づいて装飾図柄表示器32にビデオデータに応じた背景の映像を表示し、ビデオデータにキャラクタデータを重ねることに基づいて装飾図柄の各列の図柄要素を変動状態および変動停止状態で順に表示する。
図30はVDP84が装飾図柄表示器32に表示する装飾図柄遊技の映像の一例を示すものであり、VDP84はCPU81からのスタートコマンドを受信したときには、図30の(a)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを同時に変動表示する。この変動表示とは縦一列に並ぶ「1」〜「8」の8種の図柄要素を縦方向に表示範囲が移動するようにスクロール表示するものであり、各列の図柄要素は上から下へ移動しながら「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」…の順序で循環的に変化する。
装飾図柄の停止表示は、図30の(b)〜(e)に示すように、VDP84が(1)左列の図柄要素(2)右列の図柄要素(3)中列の図柄要素の順序で行うものであり、VDP84は最終の中列の図柄要素がビデオデータの再生時間内で変動停止するように左列の図柄要素の停止タイミング〜中列の図柄要素の停止タイミングのそれぞれを設定する。これら左列の図柄要素の停止表示と右列の図柄要素の停止表示と中列の図柄要素の停止表示のそれぞれはVDP84が演出制御回路70の設定結果で行うものであり、装飾図柄は3列の変動表示を開始してから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間内で3列が全て停止表示され、遊技者には大当りおよび外れのいずれが発生したかが装飾図柄の変動停止状態での組合せによって報知される。
電飾制御回路100のCPU101は装飾図柄遊技開始コマンドを受信すると、RAM103に記録されている電飾データの解凍結果を再生することに基づいて複数の電飾LED17を電飾データに応じたパターンで点滅させる。音制御回路90のCPU91は装飾図柄遊技開始コマンドを受信すると、RAM93に記録されている音データの解凍結果を再生することに基づいて両スピーカ14から音データに応じた効果音を出力する。
[4−5−5]装飾図柄遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図15の特別図柄変動停止処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS235の装飾図柄遊技停止コマンド処理を実行する。
図31はステップS235の装飾図柄遊技停止コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図31のステップS281で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに装飾図柄遊技停止コマンドを送信し、ステップS282でRAM73に記録されている装飾図柄遊技停止コマンドをクリアする。この装飾図柄遊技停止コマンドは装飾図柄遊技の停止を指令するエンドコマンドに相当するものであり、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときにはVDP84に装飾図柄遊技用のビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基づいて装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときには装飾図柄遊技用の音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときには装飾図柄遊技用の電飾データの再生処理を停止する。
CPU71はステップS282で装飾図柄遊技停止コマンドをクリアすると、ステップS283でミッションモードフラグの設定状態を判断する。例えばミッションモードの無効状態ではステップS283でミッションモードフラグがオフされていることを判断し、ステップS284でランダムカウンタR13の計測値を取得し、ステップS285でランダムカウンタR13の取得結果をROM72に予め記録されたミッションモード値「7」と比較する。ここでランダムカウンタR13の取得結果がミッションモード値「7」と同一であることを判断したときにはステップS286へ移行し、ミッションモードフラグをオンすることに基づいてミッションモードを有効化する。そして、ステップS287へ移行し、タイマT11にミッションモード時間(具体的には160sec)をセットする。このミッションモード時間は演出制御回路70のROM72に予め記録されたものであり、ミッションモードが有効化されている継続時間に相当する。
CPU71はステップS287でタイマT11にミッションモード時間をセットすると、ステップS288で図柄制御回路80にミッションモード突入コマンドを送信する。すると、図柄制御回路80のVDP84はCPU81を介してミッションモード突入コマンドを受信し、ミッションモード突入コマンドに応じたキャラクタデータをVROM85から検出する。そして、キャラクタデータを装飾図柄表示器32に表示することで「ミッションモード突入 7でリーチを発生させたら大当り」の図柄を表示し(図30のf参照)、ミッションモードが有効化されたことを遊技者に報知する。
CPU71は図31のステップS288で図柄制御回路80にミッションモード突入コマンドを送信すると、ステップS289で電飾制御回路100に全点灯コマンドを送信する。すると、電飾制御回路100のCPU101は全点灯コマンドを受信し、16個の演出LED34の全てを点灯することでミッションモードの残り時間が最大値(160sec)にあることを遊技者に報知する。
CPU71はステップS289で電飾制御回路100に全点灯コマンドを送信すると、ステップS290でカウンタN11に残り点灯個数をセットし、ステップS295でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。このカウンタN11は演出LED34の残り点灯個数を計測するものであり、全点灯コマンドに応じた最大値(具体的には16)にセットされる。
CPU71はミッションモードの有効状態ではステップS283でミッションモードフラグがオンされていることを判断し、ステップS291でミッション成功フラグの設定状態を判断する。例えばミッションモードの有効状態で大当りが判定されたときには図24の当落コマンド処理で装飾図柄が大当りの組合せ「777」に設定され、ミッション成功フラグがオンされている。この場合には左列の図柄要素が「7」で変動停止し、右列の図柄要素が「7」で変動停止し、「7」のリーチ状態を経て中列の図柄要素が「7」で変動停止し、装飾図柄が大当りの組合せ「777」で停止表示されている。このミッション成功フラグのオン状態ではCPU71は図31のステップS291でミッション成功フラグのオンを判断し、ステップS292へ移行する。
CPU71はステップS292へ移行すると、電飾制御回路100に全消灯コマンドを送信する。そして、ステップS293でミッション成功フラグをオフし、ステップS294でミッションモードフラグをオフし、ステップS295でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。全消灯コマンドは演出LED34の全てを消灯することを指令するものであり、電飾制御回路100のCPU101は全消灯コマンドを受信したときには16個の演出LED34のうち点灯状態にあるものを同時に消灯する。即ち、ミッションモードの残り時間T11が「0」になる前に装飾図柄が大当りの組合せ「777」で停止表示されたときにはミッションモードがオフされ、16個の演出LED34の全てが消灯することでミッションモードのオフが遊技者に報知される。
[4−5−6]大当り遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図15の特別図柄変動停止処理で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技開始コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS236の大当り遊技開始コマンド処理を実行する。
図32はステップS236の大当り遊技開始コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図32のステップS301で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS302でRAM73に記録されている大当り遊技開始コマンドをクリアし、ステップS303でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
大当り遊技開始コマンドは大当り遊技を装飾する演出を開始することを指令するものであり、図柄制御回路80のCPU81は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはVDP84に大当り遊技用のビデオデータを再生することを指令し、VDP84は大当り遊技用のビデオデータを再生することに基づいて装飾図柄表示器32に大当り遊技用の演出映像を表示する。音制御回路90のCPU91は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはROM92から大当り遊技用の音データを選択し、大当り遊技用の音データを再生することに基づいて両スピーカ14から大当り遊技用の効果音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはROM102から大当り遊技用の電飾データを選択し、大当り遊技用の電飾データを再生することに基づいて複数の電飾LED17を大当り遊技用の電飾パターンで点滅させる。
[4−5−7]大当り遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図17の大当り遊技処理で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS237の大当り遊技停止コマンド処理を実行する。図33はステップS237の大当り遊技停止コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図33のステップS311で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS312でRAM73に記録されているメイン制御回路50からの大当り遊技停止コマンドをクリアし、ステップS313でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
図柄制御回路80のCPU81は大当り遊技停止コマンドを受信したときにはVDP84に大当り遊技用のビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基づいて大当り遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。音制御回路90のCPU91は大当り遊技停止コマンドを受信したときには大当り遊技用の音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は大当り遊技停止コマンドを受信したときには大当り遊技用の電飾データの再生処理を停止する。
[4−6]LED消灯処理
CPU71はステップS206のコマンド処理でステップS231のコマンド待ち処理〜ステップS237の大当り遊技停止コマンド処理を択一的に実行すると、図18のステップS207のLED消灯処理へ移行する。図34はLED消灯処理の詳細を示すものであり、CPU71は図34のステップS321でミッションモードフラグの設定状態を判断する。ここでミッションモードフラグがオンされていることを判断したときにはステップS322へ移行し、タイマT11の計測値から単位時間ΔT(4msec)を減算する。このタイマT11はミッションモードの残り時間を計測するものであり、装飾図柄遊技の終了時にミッションモードの抽選処理に当選することに基づいて初期値「160sec」にセットされている。
CPU71はステップS322でタイマT11を減算すると、ステップS323でタイマT11の減算結果を「0」と比較する。ここで「T11>0」を判断したときにはステップS324へ移行し、タイマT11の減算結果が整数であるか否かを判断する。このタイマT11は「160sec」を初期値に「4msec」単位で減算されるものであり、「160sec」から「0sec」に減算されるまでの期間内で「1sec」毎に「159〜1」の159個の整数値になる。
CPU71はステップS324でタイマT11が整数値であることを判断すると、ステップS325でタイマT11の減算結果をカウンタN11の計測値と比較する。このカウンタN11は演出LED34の残り点灯個数を示すものであり、装飾図柄遊技の終了時にミッションモードの抽選処理に当選することに基づいて初期値「16」にセットされている。
CPU71はステップS325で「T11>N11」を判断すると、ステップS326でランダムカウンタR14の計測値を取得する。そして、ステップS327へ移行し、ランダムカウンタR14の取得結果をROM72に予め記録された消灯値「7」と比較することに基づいて演出LED34を点灯するか否かを抽選する。この抽選処理はタイマT11の減算結果が整数値になることに基づいて行われるものであり、タイマT11は「159個」の整数値になる。即ち、タイマT11は演出LED34を点灯するか否かの残り抽選回数を示すものであり、ステップS325では残り抽選回数が演出LED34の残り点灯個数と比較され、残り抽選回数が残り点灯個数に比べて多い場合にステップS327で抽選処理が実際に行われる。
CPU71はステップS327でランダムカウンタR14の取得結果が消灯値「7」と同一であることを判断すると、ステップS328でカウンタN11の計測値を「1」と比較する。例えば演出LED34の残り点灯個数が「2個以上」であるときにはステップS328で「N11>1」を判断し、ステップS329で電飾制御回路100に消灯コマンドを送信する。また、演出LED34の残り点灯個数が「1個」であるときにはステップS328で「N11>1」を判断せず、ステップS329で電飾制御回路100に消灯コマンドを送信しない。この消灯コマンドは1個の演出LED34を消灯することを指令するものであり、電飾制御回路100のCPU101は消灯コマンドを受信することに基づいて1個の演出LED34を消灯する。
CPU71はステップS329で消灯コマンドを送信すると、ステップS330でカウンタN11の計測値から「1」を減算することに基づいて演出LED34の残り点灯個数を更新する。即ち、演出LED34の残り点灯個数が「1個」であるときには演出LED34を点灯するか否かの抽選処理に当選した場合であっても演出LED34の消灯処理が行われない。
CPU71はステップS323でタイマT11の減算結果が「0」であることを判断すると、ステップS321で電飾制御回路100に消灯コマンドを送信する。そして、ステップS332でミッションモードフラグをオフすることに基づいてミッションモードを無効化する。このタイマT11が「0」に減算された状態では1個の演出LED34が必ず点灯しており、電飾制御回路100のCPU101は消灯コマンドを受信することに基づいて最後の1個の演出LED34を消灯し、ミッションモードが終了したことを遊技者に報知する。
図35は16個の演出LED34が消灯する様子を示している。電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの全点灯コマンドを受信したときには、図35の(a)に示すように、16個の演出LED34の全てを同時に点灯する。これら16個の演出LED34には時計回り方向に消灯順序が設定されており、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの消灯コマンドを受信したときには、図35の(b)〜(d)に示すように、消灯コマンドを受信する毎に1個の演出LED34を設定順序で消灯する。この消灯コマンドは演出制御回路70が図34のステップS327で「ランダムカウンタR14=消灯値」を判断する抽選結果に基づいて送信するものであり、ステップS325で「残り抽選回数T11=残り点灯個数N11」が判断されるまではミッションモードの残り時間の減少状態に同期することなく送信される。従って、16個の演出LED34は「残り抽選回数T11=残り点灯個数N11」が判断されるまではミッションモードの残り時間の減少状態に一致しない不規則なタイミングで消灯し、「残り抽選回数T11=残り点灯個数N11」が判断されたときにはミッションモードの残り時間が単位時間「1sec」だけ減少することに一致して1個ずつ規則的に消灯する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
ミッションモードが有効化されたときには複数の演出LED34が点灯することでミッションモードの有効化が遊技者に報知される。このミッションモードの有効状態ではタイマT11が減算され、ランダムカウンタR14が「4msec」間隔で「1」ずつ更新されており、タイマT11が「1sec」だけ減算される毎にランダムカウンタR14の更新結果が取得される。このランダムカウンタR14の取得結果が当選値「7」と比較されることに基づいて演出LED34を消灯するか否かが判定され、演出LED34の消灯が判定されたときには「1個」の演出LED34が消灯することでミッションモードの残り時間の減少が遊技者に報知され、カウンタN11が「1」だけ減算されることに基づいて演出LED34の残り点灯個数が減算される。このため、演出LED34を消灯するか否かの残り判定回数T11が演出LED34の残り点灯個数N11に比べて多いときには演出LED34の消灯が抽選で無作為的に判定されるので、複数の演出LED34が時間の経過に整合しない不規則な態様で順に消灯されることに基づいてミッションモードの残り時間が時間の経過に整合しない不規則な態様で遊技者に報知される。従って、遊技者がミッションモードの無効タイミングを把握することができなくなるので、ミッションモードが無効化されることを気にしながら遊技を行う切迫感が緩和され、遊技の趣向性が高まる。しかも、演出LED34の消灯が偶然に高頻度で判定されたときには残り判定回数T11が演出LED34の残り点灯個数N11と同一になる。この場合にはタイマT11が「1sec」だけ減算される毎に演出LED34が定期的に消灯されるので、最終的には複数の演出LED34の全てが時間の経過に整合する規則的な態様で消灯されることに基づいてミッションモードの残り時間T11が時間の経過に整合する規則的な態様で遊技者に報知される。このため、ミッションモードが有効状態から無効状態に切換わるタイミングが遊技者に正確に伝えられるので、遊技者が遊技を終えるタイミングを演出LED34の消灯状態から適確に掴むことが可能になる。
上記実施例1においては、「ミッションモードの残り時間T11/演出LED34の残り点灯個数N11>ランダムカウンタR14の取得周期S」が判定された場合に演出LED34の消灯を抽選で判定あるいは「ミッションモードの残り時間T11>演出LED34の残り点灯個数N11*ランダムカウンタR14の取得周期S」が判定された場合に演出LED34の消灯を抽選で判定しても良い。
上記実施例1においては、報知手段として装飾図柄表示器32に複数の光源の映像を表示あるいはガラス窓13に複数の光源の映像を投影しても良い。
上記実施例1においては、ミッションモードが有効化されたときにはメッセージ「特定のリーチ演出が発生したら大当り」を装飾図柄表示器32に表示し、ミッションモードの有効状態で大当りが判定されたときには特定のリーチ演出の映像を表示した後に装飾図柄を大当りの組合せで表示しても良い。
上記実施例1においては、タイマT11を加算することでミッションモードの残り時間を計測しても良い。
上記実施例1においては、16個のレンズ32のそれぞれの後方にN(≧2)個の演出LEDを配置しても良い。この場合、演出LEDの消灯が判定されることに基づいてN個の演出LEDを消灯し、カウンタN11からNを減算すると良い。
上記実施例1においては、ランダムカウンタR14を一定の時間間隔「4msec」で単位値N(≧2)ずつ更新しても良い。
上記実施例1においては、タイマT11が「N(≧2)sec」だけ更新される毎にランダムカウンタR14の更新結果を取得しても良い。
上記実施例1においては、図34のステップS328で演出LED34の残り点灯個数N11が「2」〜「4」程度である場合に消灯コマンドを送信しない構成としても良い。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の全体構成を示す斜視図) 遊技盤を示す前面図 電気的構成を示すブロック図 メイン制御回路のメイン処理を示すフローチャート メイン制御回路の入力処理を示すフローチャート ランダムカウンタR1〜R4の加算内容を説明するための図 メイン制御回路のデータ取得処理を示すフローチャート メイン制御回路の保留データエリアを示す図 メイン制御回路の大当り判定処理を示すフローチャート 特別図柄の一覧を示す図 メイン制御回路の変動パターン設定処理を示すフローチャート 変動パターンを選択するための制御データを示す図(大当り用) 変動パターンを選択するための制御データを示す図(外れ用) メイン制御回路の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄変動停止処理を示すフローチャート メイン制御回路のウェイト処理を示すフローチャート メイン制御回路の大当り遊技処理を示すフローチャート 演出制御回路のメイン処理を示すフローチャート 演出制御回路のINT割込処理を示すフローチャート メイン制御回路からのコマンドとコマンド処理フラグの相関関係を示す図 演出制御回路のカウンタ更新処理1を示すフローチャート ランダムカウンタR11の加算内容を説明するための図 演出制御回路のコマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路の当落コマンド処理を示すフローチャート 大当り図柄を設定するための制御データを示す図 演出制御回路の変動パターンコマンド処理を示すフローチャート 演出パターンコマンドを選択するための制御データを示す図 ビデオデータを選択するための制御データを示す図 演出制御回路の装飾図柄遊技開始コマンド処理を示すフローチャート 装飾図柄遊技の映像を示す図 演出制御回路の装飾図柄遊技停止コマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路の大当り遊技開始コマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路の大当り遊技停止コマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路のLED消灯処理を示すフローチャート 演出LEDが消灯する様子を示す図
符号の説明
18は遊技盤、22は遊技領域、24は始動口、32は装飾図柄表示器、34は演出LED、50はメイン制御回路、70は演出制御回路、80は図柄制御回路、100は電飾制御回路を示している。

Claims (1)

  1. 遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、遊技球が入賞可能な始動口と、
    前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に相互に切換えられる可変入賞口と、
    前記遊技盤の遊技領域内に設けられた図柄表示器と、
    遊技球が前記始動口に入賞することに基づいて前記可変入賞口を開放する大当りおよび前記可変入賞口を開放しない外れを判定する当落判定手段と、
    予め決められた特定モードを有効化するか否かを判定するモード判定手段と、
    前記モード判定手段が特定モードの有効化を判定することに基づいて残り時間値を初期設定し、前記残り時間値を時間の経過に応じて更新することに基づいて特定モードの残り時間を計測する計時手段と、
    前記モード判定手段が特定モードの有効化を判定することに基づいて特定モードを有効化し、前記残り時間値の更新結果が予め決められた無効値になることに基づいて特定モードを無効化するモード切換手段と、
    前記当落判定手段の判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像を前記図柄表示器に表示するものであって、特定モードの有効状態では図柄遊技の映像を特定モードに応じた態様で表示すると共に特定モードの無効状態では図柄遊技の映像を特定モードに応じた態様とは異なる態様で表示する映像表示手段と、
    前記モード切換手段が特定モードを有効化することに基づいてオン状態になる複数の報知手段と、
    オフ抽選値を一定の時間間隔で予め決められた単位値ずつ更新する処理を行う更新手段と、
    前記残り時間値が予め決められた単位時間値だけ更新される毎に前記オフ抽選値の更新結果を取得する取得手段と、
    前記オフ抽選値の取得結果を予め決められた当選値と比較し、両者の比較結果に応じて前記報知手段をオフするか否かを判定するオフ判定手段と、
    前記オフ判定手段が前記報知手段のオフを判定することに基づいて予め決められた単位個数の報知手段をオフするオフ手段と、
    前記モード判定手段が特定モードの有効化を判定することに基づいて残りオン値を初期設定し、前記オフ手段が単位個数の報知手段をオフする毎に前記残りオン値を予め決められた単位個数値ずつ更新することに基づいて前記報知手段の残りオン個数を計測する計測手段を備え、
    前記オフ判定手段は、
    前記報知手段をオフするか否かの残り判定回数「前記残り時間値/前記単位時間値」が前記残りオン値の計測結果を上回るときには前記オフ抽選値および前記当選値相互の比較結果に応じて前記報知手段のオフを判定し、前記残り判定回数が前記残りオン値の計測結果と同一であるときには前記残り時間値が前記単位時間値だけ更新されることに基づいて前記報知手段のオフを判定することを特徴とするパチンコ遊技機。

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