JP4760360B2 - 無線中継システム、端末無線機及び無線中継機 - Google Patents

無線中継システム、端末無線機及び無線中継機 Download PDF

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Description

本発明は、周波数占有時間を改善した無線中継システム、端末無線機及び無線中継機に関するものである。
特許文献1は、第1の無線局が所定の周波数のキャリアを使って第2の無線局へデータを送り、これに対して、第2の無線局が、所定の周波数のキャリアを使って、ACK信号を第1の無線局へ返す無線通信方法において、第1の無線局の通信終了後、第2の無線局の通信開始までの所定の周波数のキャリアの空白期間に、第3の無線局が、該所定の周波数のキャリアの未使用を検知してしまって、該所定の周波数のキャリアを使用開始するのを回避する技術を開示する。該無線通信方法によれば、第1の無線局は、所定の周波数のキャリアでデータを送出終了した後、所定時間は周波数のキャリアでダミー信号を送出し続ける。また、第2の無線局は、第1の無線局が所定の周波数のキャリアでダミー信号を送出し続けている所定時間の間に、ダミー信号の送出を開始し、その後、所定時間が経過してから、応答信号を送出するようにしている。
こうして、特許文献1の無線通信方法では、第1の無線局のデータ送信終了後、第2の無線局のACK信号の送信開始までの期間も、所定の周波数のキャリアが存在し続けるので、第3の無線局が該期間に所定の周波数のキャリアを使って割り込むことを防止することができる。
一方、2個の端末無線機が、その無線が直接届かない場所に存在する場合、無線中継機が、両端末無線機の間に介在して、伝達内容を中継することが行われている。図9及び図10は従来の無線中継システムにおける端末A(以下、端末無線機を適宜、「端末」と略して呼ぶ。)から端末Bへの呼び出し通話に対して端末Bが端末Aへ応答通話を行った場合及び行わなかった場合の端末A−端末B間の通信に係るシーケンス図である。
図9及び図10において、時刻t11−時刻t13間のシーケンスは、後述の図5及び図6の時刻t1−時刻t3間のシーケンスと同一であるので、詳細は後述することにして、概略について説明する。端末Aのユーザは、端末Bへの呼び出し通話の実施中(時刻t11から時刻t13まで)は、端末AのPTT(Push-to-Talk)キーを押下状態(ON状態)に保持する。端末Aからの呼び出し通話は、端末Aから周波数F1のキャリアで送信される。
レピータ(無線中継機を適宜、「レピータ」と呼ぶことにする。)は、周波数F1のキャリアを受信し、該キャリアに含まれている呼び出し通話を周波数F2のキャリアで送信する。レピータは、周波数F1のキャリアの受信終了後も、時刻t13からレピートHOLD(保持)時間が経過する時刻t14までは、周波数F2のキャリアの送信を継続する。なお、レピータがレピートHOLD時間中に送信する周波数F2のキャリアに係る呼び出し通話は無音となっている。
端末BはレピートHOLD時間内の所定時刻から応答通話を周波数F1のキャリアで送信開始する。レピータは、レピートHOLD時間内において、周波数F1のキャリアを受信すると、該周波数F1のキャリアに含まれている呼び出し通話を周波数F2のキャリアで送信し、端末Aは、該周波数F2のキャリアを受信して、応答通話をスピーカから出力する。
レピートHOLD時間を設ける理由は、レピータにおいて、一旦、送信を終了すると、次に、送信再開するまでに、数十〜数百ミリ秒の時間がかかるので、端末Bから応答があった場合に、通信を円滑に継続させるため、及び他グループに周波数F2を使用させないためである。
特開平8−288883号公報
レピートHOLD時間は、端末Bが応答通話を返してきたときは、周波数F2のキャリアを使ったレピータによる円滑な中継、及び他グループによる周波数F2のキャリアの使用の禁止として意義があるが、もし、端末BがレピートHOLD時間内に応答通話を行わなかった場合、レピートHOLD時間は、所定周波数の不要な占有となって、他グループによる周波数F2の使用を妨害するので、有害である。
特許文献1は、無線中継機による中継について言及していないが、第2の無線局がACK信号を発信しない場合には、第1の無線局によるダミー信号の送出時間は、応答がない場合のレピートHOLD時間と同様に、所定周波数の不要な占有となって、他グループによる周波数F2の使用を妨害するので、有害である。
本発明の目的は、レピートHOLD時間の機能を十分に発揮しつつ、無用なレピートHOLD時間を排除できる無線中継システム、端末無線機及び無線中継機を提供することである。
本発明の無線中継システムは、第1の端末無線機、無線中継機及び第2の端末無線機を備えている。
第1の端末無線機は、伝達内容を第1の周波数のキャリアで送信する手段と、伝達内容についての応答必要信号を第1の周波数のキャリアで送信する手段と、を備えている。
無線中継機は、第1の周波数のキャリアで受信した伝達内容を、第1の周波数とは別の第2の周波数のキャリアで中継、送信する手段と、第1の周波数のキャリアの受信が終了した後も第1の待ち時間内は第2の周波数のキャリアを送信し続ける手段と、第1の待ち時間内に応答必要信号を第1の周波数のキャリアで受信した場合には、第1の待ち時間を延長した第2の待ち時間、第2の周波数のキャリアを送信し続け、また、受信しない場合には、第1の待ち時間の終了後に、第2の周波数のキャリアの送信を停止する手段と、を備えている。
第2の端末無線機は、伝達内容を第2の周波数のキャリアで受信する手段、備えている。
本発明の別の無線中継システムは、第1の端末無線機、無線中継機、及び第2の端末無線機を備えている。
該別の無線中継システムにおける第1の端末無線機は、送信元及び/又は送信先の端末無線機のID及び伝達内容を第1の周波数のキャリアで送信する手段、を備えている。
該別の無線中継システムにおける無線中継機は、第1の周波数のキャリアで受信した伝達内容を、第1の周波数とは別の第2の周波数のキャリアで中継、送信する手段と、受信した送信元及び/又は送信先の端末無線機のIDに基づき、第1の周波数のキャリアの受信が終了した後に第2の周波数のキャリアの送信を所定の待ち時間だけ継続するか否かを決定し、決定内容を実行する手段と、を備えている。
該別の無線中継システムにおける第2の端末無線機は、伝達内容を第2の周波数のキャリアで受信する手段、を備えている。
本発明によれば、無線中継機は、第1の端末無線機からの応答必要信号やID情報に基づき、第1の端末無線機からの通信終了後の第2の周波数のキャリアの送信継続の実行を決めるので、無駄な送信継続時間を回避できる。
図1〜図4は無線通話中継システム10における端末A−端末B間の通信過程を示している。図5及び図6はそれぞれ端末Aが応答必要信号を送信した場合及び送信しない場合の無線通話中継システム10における端末A−端末B間の通信過程のシーケンス図である。無線通話中継システム10は、端末A、端末B及びレピータRを備えている。端末A及び端末Bの電波は、両者の距離及び場所等の理由により相手方へ直接には届かず、端末A−端末B間の通信はレピータRによる中継を介して行われる。端末A及び端末Bは、それぞれ別のユーザに携帯され、場所が適宜変化するが、レピータRは通常、場所を固定されている。端末A及び端末Bは、各ユーザの自動車等に搭載されてもよいし、レピータRは、携帯タイプであっても、自動車搭載タイプであってもよい。
図1は呼び出し通話中の無線通話中継システム10における通信状態を示している。呼び出し通話中とは、図5及び図6における時刻t2−時刻t3の期間を指す。端末Aのユーザは、端末AのPTTキーを押下しつつ(ONにしつつ)、端末Bへのユーザへの呼び出し通話を行う(図5及び図6の時刻t1)。端末Aは、現在、キャリアの周波数として使用されていない周波数を見つけ出し、該周波数(該周波数を「周波数F1」とする。)のキャリアで呼び出し通話を送信する。端末Aのユーザは、端末AのPTTキーの押下を解除して、端末Bへの呼び出し通話を終了する(図5及び図6の時刻t3)。
レピータRは、周波数F1のキャリアを受信すると、所定の送信立ち上げ時間の後、周波数F1とは別の周波数F2(F2≠F1)のキャリアを使用して、呼び出し通話を送信開始する(図5及び図6の時刻t2)。なお、周波数F2は、レピータRが現在、不使用となっている周波数を調べ、それらの中から選択したものである。端末Bは、周波数F2のキャリアを受信して、端末Aからの呼び出し通話をスピーカから出力する。
図2は端末Aによる呼び出し通話が終了した後の応答確認待ち時間の無線通話中継システム10の通信状態を示している。応答確認待ち時間とは、図6における時刻t3−時刻t8の期間を指す。端末Aのユーザが端末AのPTTキーの押下を解除するのに伴い(図5及び図6の時刻t3)、端末Aは周波数F1のキャリアの送信を終了する。レピータRは、端末Aからの周波数F1のキャリアの受信が終了した後も、直ちに、周波数F2のキャリアの送信を終了することなく、応答確認待ち時間だけ、周波数F2のキャリアの送信を継続する。なお、応答確認待ち時間におけるレピータRからの周波数F2のキャリアは空の呼び出し通話となるので、該キャリアは無音送信となる。
図3は応答確認待ち時間に端末Aが応答必要信号を送信した場合の無線通話中継システム10における通信状態を示している。端末Aのユーザは、端末Bのユーザからの応答通話を希望する場合には、応答確認待ち時間内に、所定時間だけPTTキーを押下する(図5の時刻t4−時刻t5)。該所定時間の長さは、端末Bに対する端末Aのユーザの応答希望の意図を確認できる必要十分な短い時間として設定されている。端末Aは、PTTキーの押下時間だけ、周波数F1のキャリアを送信する。
レピータRは、応答確認待ち時間内における時刻t4から時刻t5までの周波数F1のキャリアを受信すると、時刻t5から所定のレピートHOLD時間が経過するまで、周波数F2のキャリアの送信の継続を延長する。応答確認待ち時間は、例えば、500msec〜10secである。なお、図5では、レピートHOLD時間は、時刻t5から開始されているが、応答確認待ち時間の終了時刻t8(図6)から開始されるようになっていてもよい。
レピータRは、端末Aから応答必要信号を受信すると、該応答必要信号を周波数F2のキャリアに含ませて送信する(図5の時刻t6)。端末Bは、応答必要信号を周波数F2のキャリアで受信すると、端末Aが端末Bに対して応答を希望している旨に係る情報を端末Bのディスプレイに表示したり、端末Bのスピーカから呼び出し音として出力したりする。
図4はレピートHOLD時間内に端末Bが応答した場合の無線通話中継システム10における通信状態を示している。端末Bのユーザは、端末Aのユーザへの応答通話を行うために、端末BのPTTキーを押下する(図5の時刻t7)。これにより、端末Bは応答通話を周波数F1のキャリアで送信する。レピータRは、周波数F1のキャリアを受信すると、周波数F1のキャリアに含まれている応答通話を周波数F2のキャリアで送信する。端末Aは、周波数F2のキャリアを受信して、端末Bからの応答通話をスピーカより出力する。
こうして、レピータRによる周波数F2のキャリアの送信が途切れることなく、端末Aの呼び出し通話から端末Bの応答通話へ移行する。
一方、端末Aのユーザが、応答確認待ち時間内に、応答希望の意図を意味するPTTキーの押下を行わなかった場合、レピータRは、応答確認待ち時間内に周波数F1のキャリアを受信しないことになるので、レピータRは、応答確認待ち時間が終了しだい(図6の時刻t8)、周波数F2のキャリアの送信を終了する。こうして、レピートHOLD時間が無用に継続することが回避され、他のグループの端末は周波数F2のキャリアを早期に使用開始することができる。
端末Aでは、呼び出し通話に対する応答希望の意図は応答確認待ち時間内に、ユーザが端末AのPTTキーを押下することにより検出されることになっているが、PTTキー以外の操作部材を利用することもできる。例えば、端末A,Bには、プログラマブルファンクショナルキーと称して、ユーザのニーズに合わせて所定の機能を割り当てることができるキーが装備されている。該プログラマブルファンクショナルキーに応答必要信号発信操作を割り当てることにより、ユーザは、プログラマブルファンクショナルキーを所定時間だけ押下して、応答必要信号を発信することができる。
ユーザ操作で応答必要信号を送信させて、レピータRにおいて該応答必要信号に基づき待ち時間を設ける代わりに、端末Aからの呼び出し通話の送信時に周波数F1のキャリアに呼び出し通話と共に含ませるID情報をレピータRにおける応答必要の判定に利用することもできる。すなわち、端末Aが呼び出し通話を周波数F1のキャリアで送信する場合、該周波数F1のキャリアには、呼び出し通話の送信元及び送信先の端末のIDが呼び出し通話と共に含まれる。レピータRは、呼び出し通話の送信元及び/又は送信先の端末のIDに基づき、送信元及び/又は送信先が特定のIDである場合(送信元及び送信先のIDの場合には、送信元及び送信先のIDの所定の組み合わせとなる。)には、呼び出し通話の受信終了後、レピートHOLD時間を設け、その他の場合には、呼び出し通話の受信終了後、待ち時間を設けることなく、直ちに、周波数F2のキャリアの送信を終了する。
また、その逆であってもよい。すなわち、レピータRは、呼び出し通話の送信元及び送信先の端末無線機のIDに基づき、送信元及び/又は送信先が特定のIDである場合には、呼び出し通話の受信終了後、待ち時間内を設けることなく、直ちに、周波数F2のキャリアの送信を終了し、その他の場合には、呼び出し通話の受信終了後、周波数F2のキャリアの送信を待ち時間だけ継続する。
図7は無線中継システム30のブロック図である。無線中継システム30は、第1の端末無線機31、無線中継機32及び第2の端末無線機33を備えている。無線中継システム30の一例は図1〜図4の無線通話中継システム10であり、第1の端末無線機31、無線中継機32及び第2の端末無線機33の一例はそれぞれ図1〜図4の端末A、レピータR及び端末Bである。なお、図7において、破線枠のブロックは、具体的態様として適宜、追加装備されるものであり、後述し、実線枠のブロックについて先に説明する。
第1の端末無線機31は伝達内容送信手段311及び応答必要信号送信手段312を備えている。伝達内容送信手段311は、伝達内容を第1の周波数のキャリアで送信する。応答必要信号送信手段312は、伝達内容についての応答必要信号を第1の周波数のキャリアで送信する。
無線中継機32は、伝達内容中継手段321、第1の送信継続手段322及び第2の送信継続手段323を備えている。伝達内容中継手段321は、第1の周波数のキャリアで受信した伝達内容を、第1の周波数とは別の第2の周波数のキャリアで中継、送信する。第1の送信継続手段322は、第1の周波数のキャリアの受信が終了した後も第1の待ち時間内は第2の周波数のキャリアを送信し続ける。第2の送信継続手段323は、第1の待ち時間内に応答必要信号を第1の周波数のキャリアで受信した場合には、第1の待ち時間を延長した第2の待ち時間、第2の周波数のキャリアを送信し続け、また、受信しない場合には、第1の待ち時間の終了後に、第2の周波数のキャリアの送信を停止する。
第2の端末無線機33は伝達内容受信手段331を備えている。伝達内容受信手段331は、伝達内容を第2の周波数のキャリアで受信する。
第1の周波数及び第2の周波数の一例はそれぞれ前述の周波数F1,F2である。伝達内容は、通話に限定されず、データであってもよいし、通話及びデータの両方であってもよい。第1の待ち時間の一例は図5及び図6の応答確認待ち時間であり、第2の待ち時間の一例は図5及び図6のレピートHOLD時間である。
無線中継機32は、第1の端末無線機31が応答必要信号を第1の周波数のキャリアで発信しない場合には、第1の端末無線機31の伝達内容の送信終了後における第2の周波数のキャリアの送信時間を、第1の待ち時間のみに限定するので、無用な第2の待ち時間を排除して、第2の周波数のキャリアの早期利用を図ることかできる。
無線中継機32は、また、第1の端末無線機31が応答必要信号を第1の周波数のキャリアで発信する場合には、第1の端末無線機31の伝達内容の送信終了後における第2の周波数のキャリアの送信時間を、第2の待ち時間終了まで延長する。したがって、第2の端末無線機33が第1の端末無線機31からの伝達内容に対して応答内容を発信することになっている場合、他のグループによる第2の周波数のキャリアの使用を禁止するとともに、無線中継機32による応答内容の中継を円滑化することかできる。
無線中継システム30の具体的態様について説明する。
無線中継機32は応答必要信号中継手段326を備えることができる。応答必要信号中継手段326は、第1の待ち時間が終了するまでに応答必要信号を第1の周波数のキャリアで受信した場合には、応答必要信号を第2の周波数のキャリアで送信する。
第2の端末無線機33は応答必要通知手段335を備えることができる。応答必要通知手段335は、応答必要信号を第2の周波数のキャリアで受信した場合には、その旨に係る情報を第2の端末無線機のユーザへ通知する。通知は、例えば、第1の端末無線機31からの伝達内容に対する応答必要性を第2の端末無線機33のディスプレイに表示するものであったり、第2の端末無線機33のスピーカから所定音として出力するものであったりする。こうして、第2の端末無線機33のユーザは、第1の端末無線機31のユーザが応答を希望している場合には、適切に応答することができる。
第2の端末無線機33は応答内容送信手段336を、また、無線中継機32は応答内容中継手段327を、それぞれ備えてもよい。応答内容送信手段336は、第1の端末無線機31からの伝達内容に対する応答内容を第1の周波数で送信する。これに対して、応答内容中継手段327は、第2の待ち時間内に第1の周波数のキャリアを受信する場合、該キャリアに係る応答内容を第2の周波数のキャリアで中継、送信する。応答内容は、通話に限定されず、データであってもよいし、通話及びデータの両方であってもよい。
図8は別の無線中継システム40のブロック図である。無線中継システム40は、第1の端末無線機41、無線中継機42及び第2の端末無線機43を備えている。図8において、破線枠のブロックは、具体的態様として適宜、追加装備されるものであり、後述し、実線枠のブロックを先に説明する。
第1の端末無線機41は伝達内容送信手段411を備えている。伝達内容送信手段411は、送信元及び/又は送信先の端末無線機のID及び伝達内容を第1の周波数のキャリアで送信する。
無線中継機42は伝達内容中継手段421及び送信継続手段422を備えている。伝達内容中継手段421は、第1の周波数のキャリアで受信した伝達内容を、第1の周波数とは別の第2の周波数のキャリアで中継、送信する。送信継続手段422は、受信した送信元及び/又は送信先の端末無線機のIDに基づき、第1の周波数のキャリアの受信が終了した後に第2の周波数のキャリアの送信を所定の待ち時間だけ継続するか否かを決定し、決定内容を実行する。
第2の端末無線機43は伝達内容受信手段431を備えている。伝達内容受信手段431は、伝達内容を第2の周波数のキャリアで受信する。
第1の周波数及び第2の周波数の一例はそれぞれ前述の周波数F1,F2である。伝達内容は、通話に限定されず、データであってもよいし、通話及びデータの両方であってもよい。
送信継続手段422は、送信元のIDのみに基づき、第2の周波数のキャリアの送信継続の待ち時間を設けてもよいし、送信先のIDのみに基づき待ち時間を設けてもよいし、送信元及び送信先のIDの組み合わせで待ち時間を設けてもよい。
送信継続手段422は、送信元のID、送信先のID、及び両者の組み合わせが特定のものであるときに、待ち時間を設けるのではなく、逆に、待ち時間を設けないようにしてもよい。
こうして、送信元及び/又は送信先のID情報から、伝達内容に対する応答がないと予想される場合には、無線中継機42において、待ち時間が設けられず、第2の周波数の占有を早期に解放することができる。また、伝達内容に対する応答があると予想される場合には、所定の待ち時間を設けて、第2の周波数の占有が継続され、第2の端末無線機43からの応答に対して、無線中継機42は円滑に中継を実施することができる。
無線中継システム40の具体的態様について説明する。
無線中継機42は応答必要信号送信手段426を備えることもできる。応答必要信号送信手段426は、送信継続手段422が該待ち時間を設ける場合には、応答必要信号を第2の周波数のキャリアで送信する。
第2の端末無線機43は応答必要通知手段435を備えることもできる。応答必要通知手段435は、応答必要信号を第2の周波数のキャリアで受信した場合には、その旨に係る情報を第2の端末無線機43のユーザへ通知する。これにより、第2の端末無線機43のユーザは、応答必要時には、応答通話を適切に実施できる。
第2の端末無線機43は応答内容送信手段436を、また、無線中継機42は応答内容中継手段427を、それぞれ備えてもよい。応答内容送信手段436は、第1の端末無線機からの伝達内容に対する応答内容を第1の周波数で送信する。応答内容中継手段427は、待ち時間内に第1の周波数を受信する場合、該第1の周波数に係る応答内容を第2の周波数のキャリアで中継、送信する。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態における各構成要素を変形して具体化できる。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態に開示されている複数の構成要素を便宜、組み合わせて、追加したり、いくつかの構成要素を削除したりして、種々の発明を形成することができる。さらに、開示した複数の実施形態間で、所定の構成要素を選択し、それらを組み合わせても、種々の発明を形成することができる。
呼び出し通話中の無線通話中継システムにおける通信状態を示す図である。 端末Aによる呼び出し通話が終了した後の応答確認待ち時間の無線通話中継システムの通信状態を示す図である。 応答確認待ち時間に端末Aが応答必要信号を送信した場合の無線通話中継システムにおける通信状態を示す図である。 レピートHOLD時間内に端末Bが応答した場合の無線通話中継システムにおける通信状態を示す図である。 端末Aが応答必要信号を送信した場合の無線通話中継システムにおける端末A−端末B間の通信過程のシーケンス図である。
端末Aが応答必要信号を送信しない場合の無線通話中継システムにおける端末A−端末B間の通信過程のシーケンス図である。 無線中継システムのブロック図である。 別の無線中継システムのブロック図である。 従来の無線中継システムにおける端末Aから端末Bへの呼び出し通話に対して端末Bが端末Aへ応答通話を行った場合の端末A−端末B間の通信に係るシーケンス図である。 従来の無線中継システムにおける端末Aから端末Bへの呼び出し通話に対して端末Bが端末Aへ応答通話を行わなかった場合の端末A−端末B間の通信に係るシーケンス図である。
符号の説明
30:無線中継システム、31:第1の端末無線機、32:無線中継機、33:第2の端末無線機、40:無線中継システム、41:第1の端末無線機、42:無線中継機、43:第2の端末無線機、311:伝達内容送信手段、312:応答必要信号送信手段、321:伝達内容中継手段、322:第1の送信継続手段、323:第2の送信継続手段、326:応答必要信号中継手段、327:応答内容中継手段、331:伝達内容受信手段、335:応答必要通知手段、336:応答内容送信手段、411:伝達内容送信手段、421:伝達内容中継手段、422:送信継続手段、426:応答必要信号送信手段、427:応答内容中継手段、431:伝達内容受信手段、435:応答必要通知手段、436:応答内容送信手段。

Claims (8)

  1. 第1の端末無線機、無線中継機、及び第2の端末無線機を備え、端末無線機は、送信開始の際に送信キャリアの周波数を、他機で現在使用中の送信キャリアの周波数は除外して選択するようになっている無線中継システムにおいて、
    前記第1の端末無線機は、
    伝達内容を第1の周波数のキャリアで送信する手段と、
    伝達内容についての応答必要信号を第1の周波数のキャリアで送信する手段と、
    を備え、
    前記無線中継機は、
    第1の周波数のキャリアで受信した伝達内容を、第1の周波数とは別の第2の周波数のキャリアで中継、送信する手段と、
    第1の周波数のキャリアの受信が終了した後も第1の待ち時間内は第2の周波数のキャリアを送信し続ける手段と、
    前記第1の待ち時間内に応答必要信号を第1の周波数のキャリアで受信した場合には、前記第1の待ち時間を延長した第2の待ち時間、第2の周波数のキャリアを送信し続け、また、受信しない場合には、前記第1の待ち時間の終了後に、第2の周波数のキャリアの送信を停止する手段と、
    を備え、
    前記第2の端末無線機は、
    伝達内容を第2の周波数のキャリアで受信する手段、
    を備えている、
    ことを特徴とする無線中継システム。
  2. 前記無線中継機は、
    前記第1の待ち時間が終了するまでに応答必要信号を第1の周波数のキャリアで受信した場合には、応答必要信号を第2の周波数のキャリアで送信する手段、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の無線中継システム。
  3. 前記第2の端末無線機は、
    応答必要信号を第2の周波数のキャリアで受信した場合には、その旨に係る情報を前記第2の端末無線機のユーザへ通知する手段、
    を備えていることを特徴とする請求項2記載の無線中継システム。
  4. 第1の端末無線機、無線中継機、及び第2の端末無線機を備え、端末無線機は、送信開始の際に送信キャリアの周波数を、他機で現在使用中の送信キャリアの周波数は除外して選択するようになっている無線中継システムにおいて、
    前記第1の端末無線機は、
    送信元及び/又は送信先の端末無線機のID及び伝達内容を第1の周波数のキャリアで送信する手段、
    を備え、
    前記無線中継機は、
    第1の周波数のキャリアで受信した伝達内容を、第1の周波数とは別の第2の周波数のキャリアで中継、送信する手段と、
    受信した送信元及び/又は送信先の端末無線機のIDに基づき、第1の周波数のキャリアの受信が終了した後に第2の周波数のキャリアの送信を所定の待ち時間だけ継続するか否かを決定し、決定内容を実行する手段と、
    を備え、
    前記第2の端末無線機は、
    伝達内容を第2の周波数のキャリアで受信する手段、
    を備えている、
    ことを特徴とする無線中継システム。
  5. 前記第2の端末無線機は、
    前記第1の端末無線機からの伝達内容に対する応答内容を第1の周波数で送信する手段、
    を備え、
    前記無線中継機は、
    第2の周波数のキャリアの送信を継続している待ち時間内に第1の周波数のキャリアを受信する場合、該キャリアに係る応答内容を第2の周波数のキャリアで中継、送信する手段、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線中継システム。
  6. 前記伝達内容は、通話及び/又はデータに係る情報であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無線中継システム。
  7. 端末無線機は、送信開始の際に送信キャリアの周波数を、他機で現在使用中の送信キャリアの周波数は除外して選択するようになっている無線中継システムに装備される無線中継機であって、
    第1の周波数のキャリアで受信した伝達内容を、第1の周波数とは別の第2の周波数のキャリアで中継、送信する手段と、
    第1の周波数のキャリアの受信が終了した後も第1の待ち時間内は第2の周波数のキャリアを送信し続ける手段と、
    前記第1の待ち時間内に応答必要信号を第1の周波数のキャリアで受信した場合には、前記第1の待ち時間を延長した第2の待ち時間、第2の周波数のキャリアを送信し続け、また、受信しない場合には、前記第1の待ち時間の終了後に、第2の周波数のキャリアの送信を停止する手段と、
    を備えることを特徴とする無線中継機。
  8. 端末無線機は、送信開始の際に送信キャリアの周波数を、他機で現在使用中の送信キャリアの周波数は除外して選択するようになっている無線中継システムに装備される無線中継機であって、
    第1の周波数のキャリアで受信した伝達内容を、第1の周波数とは別の第2の周波数のキャリアで中継、送信する手段と、
    受信した送信元及び/又は送信先の端末無線機のIDに基づき、第1の周波数のキャリアの受信が終了した後に第2の周波数のキャリアの送信を所定の待ち時間だけ継続するか否かを決定し、決定内容を実行する手段と、
    を備えることを特徴とする無線中継機。
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